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今ハワイに来ています-1

昨日からハワイに来ています。12日までこちらです。時間が不規則に投稿することになりますが宜しく。bluetoothを使って入力しています。
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昼食-1

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12/4日経ビジネスオンライン 北村豊『富豪を誘拐、見知らぬ女性を絞殺させた狂気 脅された富豪は、罪に処されるべきか』について

如何に中国人の発想と日本人の発想が違うかという事を日本人はもっと自覚しないと。「人類は皆兄弟」というのは、敵が騙しやすい日本人を相手にするときに使って、利用する目的のためです。日本人も、相対化して見れば、如何に世界は薄汚れているか気付くはずです。

請託殺人ですから4人組は殺人罪の共同正犯になるのか教唆犯になるのか分かりませんが、当然殺人罪を構成するでしょう。中国ですから2審で即日死刑となると思います。こちらにあります「犯罪阻却事由」は日本で言う「違法性阻却自由」で、「脅従犯」は「強要された緊急避難行為者」に近いと思います。日本でも脅されて殺人を起こした裁判例があります。

http://www.ritsumei.ac.jp/acd/cg/law/lex/98-6/matumiya.htm

日本でもこう言うことがもっと起こるようになるかもしれません。「悪友」と付き合えば似た発想になるからです。中韓へのビザ緩和はすべきではありませんし、帰化条件ももっと厳しくすべきです。

この記事で主張されていますように、殺された人の遺族に、殺人を強要された人は補償金を支払うべきです。1億元を払わずに済んだのですから。その1割でも払うべきでしょう。

記事

11月10日、四川省の“宜賓(ぎひん)市”で同市一の富豪が何者かに誘拐された。誘拐された富豪は犯人一味に手製の拳銃を突きつけられて身代金の支払いを要求された。命の危険を感じた富豪は身代金の支払いに同意したが、犯人たちの要求はそれだけに止まらなかった。犯人たちは富豪に彼らが別途誘拐して来た女性の殺害を要求したのだった。要求に従えば生きられるが、従わなければ殺される。生か死か。富豪が選んだのは、見知らぬ女性を殺害することだった。やむなく富豪は女性をロープで首を絞めて殺害したが、犯人たちはその絞殺の過程をビデオに撮っていた。犯人たちはそのビデオ映像を富豪が殺人を犯した証拠として残した上で、富豪を解放したのだったが、それは富豪に事件を公安警察へ通報させないためだった。

身代金1億元の支払いに同意したが…

 中国メディアが一斉に報じた「宜賓“首富(第一の富豪)”が誘拐され、脅されて殺人を犯した事件」の概要は以下の通り。

【1】宜賓市は四川省の南部に位置し、その境を貴州省と雲南省に接している。人口は554万人であり、このうちの80%以上が農業に従事している、純然たる農業地域である。一方、面積は1万3283km2であるが、これは日本で第4位の面積を持つ長野県(1万3562km2)とほぼ匹敵する広さである。なお、中国一の大河“長江(揚子江)”は、上流の“金沙江”と“岷江”が宜賓市で合流することによって始まることから、宜賓市は“万里長江第一城(長江第一番目の都市)”として知られている。

【2】誘拐された富豪は“章英啓”(53歳)、宜賓市を本拠とする“伊力集団有限公司”(以下「伊力集団」)の“法人代表(法定責任者)”である。章英啓はかつて宜賓市内の某工場に勤めていたが、工場を辞めた後に商売の道に入って成功を収め、1993年に伊力集団を設立した。伊力集団はその後順調に成長を続け、単一の化学製品の生産から始めた業務は締付金具、水力発電開発、不動産開発、石炭開発、貿易、高速道路建設などにまで発展し、今や宜賓市のみならず四川省内でも知られた押しも押されもしない企業となっている。伊力集団は傘下に多数の子会社を有するが、子会社を合わせた従業員は2000名余りである。また、伊力集団の販売ネットワークは全国30の省・自治区・直轄市に及んでおり、その製品は欧州、南米、中東、東南アジア、韓国、台湾などへ輸出されている。なお、伊力集団は宜賓市の優秀民営企業として認定されている。

【3】その伊力集団の代表である章英啓が誘拐されたのは、11月10日の夜9時頃だった。章英啓は宜賓市中心部を流れる長江の南岸に位置する“翠屏区”の住宅団地“南岸雪絨花園”内の高級マンションにある自宅へ帰ろうと、マンションのエレベーターに乗ったところを襲われて誘拐された。エレベーター内で誘拐犯たちは唐辛子スプレーを噴霧して章英啓の自由を奪い、手足を縛った上で「さるぐつわ」を噛ませ、目隠しをした。その後、犯人たちは章英啓を車に乗せて、同じ翠屏区内にある金沙江沿いの辺鄙な場所に彼らが事前に借りていた1軒の農家へと運び込んだ。農家に到着すると、犯人たちは章英啓に手製の拳銃を突き付け、2016年3月までに身代金1億元(約19億円)を支払うように要求した。拳銃を突き付けられては、否も応もなかった。章英啓は1億元の身代金を期限内に支払うことに同意した。同意したのだから、解放されると思ったが、そうはいかなかった。

【4】犯人たちは、章英啓にその場にいた若い女性を殺害するように要求したのだった。その女性は章英啓と同様に犯人たちによってどこからか誘拐されてきたものと思われた。拳銃は依然として突き付けられている。女性を殺害しなければ、自分が殺される。「生か死か、それが問題だ」とはハムレットの科白(せりふ)だが、当時の章英啓はまさにハムレットの心境だった。自分が生きるためには女性を殺害するしかない。章英啓は犯人たちに「殺す」と答えた。犯人たちは章英啓の手の戒めを解き、その手にロープを握らせると女性の首にかけて絞め殺すように命じた。人を絞め殺すことに逡巡がなかった訳ではないが、拳銃を突き付けられての緊迫した状況下では、罪悪感にさいなまれながらも、章英啓には一気にロープを絞めるしかなかった。犯人たちはこの絞殺の一部始終をビデオに撮った。ビデオの映像は章英啓が殺人を犯した証拠であり、それが彼らの手元にある限り、章英啓は事件を公安警察へ通報せずに約束通り身代金を支払うものと、犯人たちは確信していたものと思われる。

「殺人ビデオ」と引き換えに解放

【5】こうして、章英啓は殺人のビデオ映像と引き換えに解放された。翌11日の午前4時頃、章英啓は“宜賓市公安局”(以下「公安局」)に対して事件を通報し、「10日夜帰宅途中に誘拐され、脅されて見知らぬ女性1人を殺害させられた。誘拐犯には巨額の身代金の支払いを要求されている」旨を告げた。通報を受けた公安局は、速やかに捜査に着手し、11日午後1時頃、“劉強”(39歳)、“岳紅”(43歳)、“陳偉”(39歳)、“馮治”(44歳、女)の4人を容疑者として逮捕したのだった。公安局の捜査チームは、章英啓が誘拐された直後の時間帯に南岸雪絨花園の駐車場から出て行った車を突き止めることにより駐車場の借主を特定し、迅速な逮捕にこぎ着けたものだった。

【6】公安局の調査によれば、犯人一味の4人は半年前位に章英啓の自宅がある「南岸雪絨花園」内の高級マンションの1階に部屋を借り、同時に車1台分の駐車場を借りていた。また、9月頃には金沙江沿いにある1軒の農家を借りて、章英啓を誘拐するための事前準備を行っていたことが判明した。主犯の劉強(39歳)は商売で巨額の損失を出し、借金を抱えて苦しんでいた。そこで思い付いたのが富豪の章英啓を誘拐して身代金を奪うことだった。半年ほど前、劉強は、岳紅、陳偉、馮治の3人に声をかけて仲間に引き入れ、章英啓誘拐計画を練り、事前に高級マンションの1部屋と駐車スペース並びに1軒の農家を借りた。彼らは章英啓が住む高級マンションの1階に借りた部屋から章英啓の行動を監視し、彼の規則的な帰宅時間を把握していた。

【7】犯人一味4人を逮捕した後、公安局は章英啓が監禁され、女性が絞殺された現場となった農家を捜索し、炉の中で焼却された女性の遺体を発見した。遺体から採取したDNAおよび遺留品、さらに犯人一味の供述から、女性は宜賓市内の“建設路”に林立するマッサージ店の1軒、「“温馨按摩”」に勤めるマッサージ師の“西妹”(23歳)<仮名>であることが判明した。同店の経営者によれば、西妹は11月10日夜11時頃に仕事を終えて1人で帰ったとのことだったが、目撃者は西妹が店を出た時に1人の男が待っていたと証言している。恐らく西妹は店を出た所で、犯人一味の誰かに騙されて車に乗せられ、犯行現場となった農家へ連れ込まれたものと思われる。その目的は章英啓に殺害させるためだった。

「誰に責任を追及すればよいのか」

【8】西妹は宜賓市から南西に約200km離れた“凉山彝(い)族自治州雷波県”に実家があり、少数民族の彝族である。11月20日は彝族の新年で、西妹は近々故郷へ戻る予定であったのだという。23歳の彼女はすでに3人の子持ちであった(男4歳、女3歳、女1歳半)。そればかりか、彼女は8人兄弟の長女で、下には7人の弟と妹がいた。父親は3年前に死に、母親は父親の死後に再婚して去ったため、これら弟妹の生活も彼女と次女の2人が支えていた。しかし、雷波県では賃金も安く、貧しい生活を支えて行くことは困難で、西妹は宜賓市へ出稼ぎに出たのだったが、それが悲しい結末を迎えようとは思いもよらぬことだった。

【9】11月18日にメディアが報じたところでは、章英啓は11月11日早朝に解放された後に、会社へ立ち寄ってから医院へ入院したが、現在は自宅で休養しているという。また、章英啓の妻はメディアの質問に対して、「私たちは被害者だ」と答え、「事件が公になって以来、私や家族は毎日大量の電話を受け、まともに生活ができない状態が続いている。全ては公安局の調査結果を待つしかない」と述べている。一方、章英啓に絞殺された西妹の妹(次女)はメディアに対して、「姉の西妹を直接絞殺した章英啓の責任を追及してよいものかどうか、一体誰に責任を追及すればよいのか、全く分からない。とにかく、誰かが姉の死に責任を負わねばならないのだが」と述べたという。

さて、この事件は中国社会に大きな衝撃を与えた。誘拐された被害者が誘拐犯に脅されて見知らぬ他人を絞め殺したのである。人々は前代未聞の事件に驚きを禁じえなかったばかりか、被害者の犯した殺人が罪として裁かれるか否かを論じ合った。拳銃を突き付けられて殺すと脅されて犯した殺人は罪になるのか。はたまた罪は問われず、無罪放免となるのか。被害者に殺された西妹は殺され損で終わるのか。被害者は西妹に賠償する義務はないのか。

「選択の自由」はあったのか

 北京の著名弁護士である“張新年”はこの事件について次のような解釈を示している。

(1)2015年8月に“全国人民代表大会常務委員会”で可決された「刑法修正案(9)」は、第239条には「財物をゆすり取る目的で誘拐を行い、誘拐された人を殺害した者は、無期懲役あるいは死刑、並びに財産没収に処す」という新規定があり、この事件の犯人一味4人は無期懲役あるいは死刑に処されるに違いない。一方、誘拐の被害者であり、事件の通報者である章英啓が脅迫されて行った殺人に刑事責任を追及できるかについては状況を精査してみる必要がある。

(2)事件当時、章英啓が犯人一味による脅迫と支配を受けて、行動を制御され、意思の自由を完全に喪失し、自己の行動に選択の余地がなかったのであれば、“犯罪阻却事由(違法性を退ける事由)”が成立するので、章英啓は刑事責任を問われず、全ての責任は犯人一味が負うことになる。しかし、もし当時、章英啓に選択の自由があったのであれば、章英啓の殺人は共同犯罪中の“脅従犯(脅迫されて従った犯罪)”を構成することになる。刑法第28条には「脅されて犯罪に加わった者に対しては、犯罪の情状に応じて罰の軽減あるいは処罰を免じねばならない」と規定されている。さらに、これに加えて、自首あるいは重大な手柄を立てた場合は、刑法第67条と第68条および刑事訴訟法第173条の規定により不起訴とすることができる。

なお、2008年10月に河南省“平頂山市”で本件と類似の事件が発生したことがあった。それは、金銭財物をゆすり取る目的で、8人組の犯罪集団が平頂山市“新華区検察院”職員の“夏某”を誘拐した後、夏某とは一面識もない女子大学生の“王科嘉”を誘拐した事件だった。犯罪集団は夏某から1000万元(約1億9000万円)をゆすり取るために、夏某を脅して王科嘉と性的関係を結ばせた後、夏某に王科嘉をロープで絞め殺させた。犯罪集団は夏某が王科嘉を絞殺する一部始終をビデオに撮り、脅しの材料としたのだった。2008年11月8日、王科嘉の遺体は平頂山市の郊外にある鉱山の立て坑の中で発見された。

 10月14日に夏某からの通報で事件を知った“新華区公安分局”は捜査の末に犯罪集団の8人を逮捕したが、事件を通じて夏某はずっと目隠しをされ、王科嘉を強姦した時も、絞殺した時も、常に犯罪集団から力で強制されていたことが確認された。この結果、夏某は被害者として殺人の罪は免じられ、全ての犯罪は犯罪集団の責任に帰されたのだった。

「何らかの罪に処すべき」62%

 ところで、章英啓の事件が報じられると、ネットの掲示板にはネットユーザーが多種多様な意見を書き込んだ。その中で最大の争点となったのは、章英啓が脅迫されて行った殺人に対する量刑をどう考えるかという問題だった。この点に関して、多数のニュースサイトがアンケート調査を実施したが、あるニュースサイトが行った調査結果は以下の通りであった。

(A) 脅されて殺人をしたとはいえ、殺人は処罰されるべき。<36%>

(B) 脅されて殺人をしたもので、自首もしたのだから罰は免じられるべき。<36%>

(C) 脅されて殺人をしたのだから、軽い罰に処すべき。<26%>

(D) その他 <12%>

 (A)の「殺人は処罰されるべき」と(B)の「罰は免じられるべき」という正反対の意見が同率の36%というのは興味深いが、(A)に(C)の「軽い罰に処すべき」を加えると62%になり、章英啓も何らかの罰に処すべきという意見が大勢を占めていることが分かる。

 上述した張新年弁護士の見解から考えて、章英啓は平頂山事件の夏某と同様に、殺人の罪を免じられることになると思われるが、章英啓が富豪である以上は、理由はともかく、自身が手にかけて殺害した西妹の家族に対してそれなりの慰謝料を支払うことを考えるべきだろう。章英啓が西妹の家族に慰謝料を支払ったという話はいまだ報じられていないが、そうあって欲しいと筆者は希望するものである。

12/3日経ビジネスオンライン 鈴置高史『日本を「一撃」できる国になりたい 「日韓併合」をバネに核武装』について

戦うなら朝鮮半島同士でやってほしい。間違っても日本を巻き込むことのないように願います。でも多くの日本人は平和に狎れ、戦争のことを考えません。敵国が誘導してきた結果ですが、早く呪縛を解きませんと。「備えあれば患いなし」、「汝平和を欲さば 、戦への備えをせよ(Si vis pacem,  para bellum=ラテン語)」です。企業の危機管理も国の危機管理も同じでしょう。緊急事態が発生したら、如何にダメージを少なくするか、国民への正確な情報提供と再発防止策を実行する。勿論、緊急事態にならないような予防策を張り巡らしておくことが肝要です。戦争にさせないためには強い抑止力が必要です。強国との同盟、充実した装備(含む核)、兵士の練度が抑止力となります。

日本のマスメデイアは国民を思考停止にさせようとしています。彼らの態度こそが戦争へと導くものです。バランス・オブ・パワーが崩れたときこそが戦争が起こりやすい。特に隣に領土的野心を持った悪の帝国があります。左翼メデイアは不買をして経営が成り立たないようにしないと。2・26事件のように銃弾でメデイアを制圧することはできません。平和裏に論調を変えるには迂遠ですがそれしかないと思っています。

靖国のトイレの爆弾犯は韓国人という発表がありました。靖国で放尿した韓国人については大手メデイアでは余り報道されず、ネットの世界だけか小さな扱いだったと思います。神をも恐れぬ所業です。爆弾犯は「反日教育」で育ったテロリストです。11/23は新嘗祭で参拝者が多かったはずです。テロリスト安重根を英雄と看做す国柄ですからどうしようもありませんが。事実に反する「従軍慰安婦」で日本を貶めようとしているのですから間違いなく敵国です。先ず、ノービザ入国は撤廃、次に戦略品の輸出停止等身をもって分からせないと。

米中両強国の間に挟まって身動きが取れなくなっている韓国。歴史的に事大主義を採って生き延びてきましたが、核の現存する時代、両方にいい顔はできません。どちらかを選択するように迫られるでしょう。政経分離と言う訳には行きません。米国離れを起こせばTPPには入れて貰えないでしょう。崩れゆく中国経済と共倒れの道を歩みます。12/3ZAKZAK『韓国経済にブーメランか 中韓FTA批准も深刻デメリット 敗者連合の様相』『中国経済崩壊で「韓国のデフレ不況突入は確実」と三橋貴明氏』の記事にあります。

http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20151203/frn1512031140001-n1.htm

http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20151203/frn1512031540007-n4.htm

関税自由化率の低いRCEPでは他国は魅力を感ぜず、入る国は少ないでしょうし、中国に利用されるのは分かっているでしょう。

日本も核保有を、アメリカを説得して進めなければなりません。メデイアや共産党・極左の言うことに染まるのではなく自分の頭で安全について考えなければ。子子孫孫が悪の国に隷従することは避けたいでしょう。

記事

前回から読む)

 北朝鮮の核開発を引き金にした韓国の核武装論。今や「韓国の孤立」が後押しする。

北の核武装は秒読み

—前回は、韓国の核武装論に本腰が入ったという話でした。なぜ今、なのでしょうか。

鈴置:北朝鮮の核開発が進み、近く実戦配備される可能性が高まったからです。北は2006年以降、3回の核実験を実施しました(表「北朝鮮の核実験」参照)。

  • 北朝鮮の核実験
回数 実施日 規模
1回目 2006年10月9日 M4.2
2回目 2009年5月25日 M4.7
3回目 2013年2月12日 M5.1

(注)数字は実験によって起きた地震の規模。米地質研究所の発表による

 核爆発の規模も尻上がりで、すでに相当の威力の核爆弾を開発済みと見る専門家が多いのです。残る課題はミサイルに積めるよう小型化することで、4回目はそのための実験と見られています。

 2-4年に1度という過去の実験のペースから見て、北がいつ4回目の実験を実施してもおかしくない状況です。それに成功すれば直ちに実戦配備に入るのは確実です。

 北朝鮮は日本と韓国に届く短・中距離弾道ミサイルは開発済みです。2015年5月9日には「潜水艦からの水中発射実験にも成功した」と発表しています。もちろん通常動力型の潜水艦です。

 地上基地とは異なって潜水艦は敵の先制攻撃を受けにくい。このため核保有国にとって、弾道ミサイルを水中から発射できる潜水艦を保有することは必須なのです。

 ただ、本当に北朝鮮が弾道ミサイル搭載型潜水艦を実用化したかは、疑問視する向きが多いのです。11月28日にも実験したようですが、韓国政府は失敗したと判断しています。

東京を守るためにロスを犠牲?

—なぜ、韓国と比べ日本では北の核が騒ぎにならないのでしょうか。

鈴置:日本人が平和ボケしているからです。北朝鮮が核兵器を実戦配備すれば、日本の安全は大きく揺らぎます。北にとって日本は“立派な”仮想敵国なのです。でも、日本には北の核は対韓国用と思い込んでいる人が多い。

 もう1つは、米国との同盟に対する信頼感の差でしょう。日本人は米国の核の傘に入っているから、北朝鮮や中国の核攻撃は受けないと信じがちです。

 でも、米国の核の傘は揺らぎ始めています。前回に紹介した米ケイトー研究所(Cato Institute)の「U.S. should retire outdated alliance with S. Korea」(10月21日)という論文で、筆者のドーグ・バンドウ(Doug Bandou)シニア・フェローは以下のように書いています。

  • 現在、北東アジアでは中国、ロシア、北朝鮮という悪漢だけが最終兵器を持っていて、米国の同盟国である民主国家はいずれも持っていない。その結果、米国はソウル、東京、台北を守る代わりに、ロサンゼルスを危険にさらす羽目に陥っている。

見捨てられやすい韓国

 「なぜ、日本を守るために米国が核攻撃のリスクを引き受けねばならないのか」との指摘です。もちろん、非介入主義を掲げているケイトー研究所は、米国の平均的な意見ではありません。

 しかし、米国で左右を問わず孤立主義が力を増していることを考えると、見過ごせない指摘です。

 一方、韓国は米国の孤立主義が増すというのに中国に急接近したので、ますます「見捨てられやすく」なってしまいました。これが韓国の核武装論を加速しているのは間違いありません。

 10月16日、米韓首脳会談後の共同記者会見で、中国の南シナ海の軍事基地化を念頭にオバマ大統領が以下のように語りました。朴槿恵(パク・クンヘ)大統領をすぐ横に置いての発言です(「蟻地獄の中でもがく韓国」参照)。

朴大統領にも伝えたのだが、1つだけ、中国に言い続けねばならぬことがある。それは中国が国際的な規範とルールに従うことだ。もし中国がそうしない時には、韓国が我々と同様にしっかりと声を上げて批判することを望む。

韓国を難詰したオバマ

—韓国紙は「『韓国の中国傾斜論』は事実誤認だ。日本人が言って回っているに過ぎない」と書いていましたが。

鈴置:それに加え、韓国のメディアや政府は「米韓同盟は盤石である」とも言い張っていたのですが、さすがにオバマ大統領の「難詰」はこたえたようです。

 朝鮮日報の金大中(キム・デジュン)顧問は「内外の戦争」(11月3日、韓国語版)で、韓国に怒り出した米国への困惑を率直に記しました。ポイントは以下です。

  • 米国は昨日までの米国ではない。朴大統領との共同会見で、オバマ大統領が中国の国際的な規範違反に関し「韓国も声を出すこと」を公開的に要求した事実を見れば分かる。
  • これは明らかに意図した外交的な逸脱だ。これまでなら仮に会談でそんな話が出たとしても、公開はしなかった。したとしても「憂慮」を表明する水準に留まった。この、韓国も声を出せとの注文は難詰に近い。はっきりと米国は変化したのだ。
  • 共和党の大統領候補であるトランプ(Donald Trump)が連日「韓国の安保ただ乗り論」を言って回る。米国メディアがTHAAD(終末高高度防衛ミサイル)配備や、朴大統領の中国の抗日式典参加などをことあげしては韓国の親中路線を批判する記事を大きく載せる。そんなムードに乗って、オバマ大統領までも慇懃無礼に韓国を追い詰める格好だ。

「一撃」は滅亡のキーワード

—米国が韓国に怒るのは当然でしょうが、直ちに韓国を「見捨てる」とも思えません。

鈴置:眺める者はそう考えます。しかし、捨てられたことのある当事者、つまり韓国人は「見捨てられ」に神経質です。その象徴が「一撃」という言葉です。

 「一歩踏み出した韓国の核武装論」に引用した朝鮮日報の「釜山沖で考えた生存の一撃」(11月5日、韓国語版)。核武装を唱える楊相勲(ヤン・サンフン)論説主幹が、さらに一歩踏み込んで原子力潜水艦を持とうと訴えた記事です。

 楊相勲主幹は「一撃の手段」という言葉を使って原潜の保有を主張しましたが、本心は核ミサイルを搭載した原潜の保有と思われます。世界で原潜を持つのは核兵器保有国だけなのです。「一撃」は見出しだけではなく、本文にも繰り返し出てきます。以下です。

  • 韓国は、必要な時に相手に「一撃」を加えることができなければ、ある日突然何をされるか分からない。
  • 米海軍関係者のアドバイスは、どうすれば韓国が一撃の手段を持ち、最低限の抑止力を維持できるかに対する答えだ。
  • 問題は相手に一撃を加えるには、ただの潜水艦ではなく原子力潜水艦を持たねばならないとの事実だ。

 実は「一撃」は、韓国が植民地に転落した際のキーワードなのです。金大中顧問の別の記事「韓国の安保ただ乗り論」(10月6日、韓国語版)にも「一撃」がでてきます。以下です。

ルーズベルトにも見捨てられた

  • 100年前、セオドア・ルーズベルト(Theodore Roosevelt)大統領は朝鮮を指して「自分のために一撃もできない国」と見捨てた。我々は1世紀後の今、「一撃」を加える独自の力を持っているのか自問せざるを得ない。

 同じ朝鮮日報の鮮于鉦(ソヌ・ジョン)論説委員も、国際部長時代の9月23日に「国を口先で守るのか」で「一撃」について言及しています。

 関連部分は次の通りです。日露戦争直前の話で、以下に出てくる「負ける国」とはロシアのことです。

  • (約110年前)当時、米国公使だったホレース・アレン(Horace Allen)は高宗の親米的姿勢に感動した。彼はロシアを引き入れることにより、朝鮮半島で日本を牽制すべきだとホワイトハウスの説得に動いた。韓国の独立を支援しようとしたのだ。
  • セオドア・ルーズベルト大統領はアレンに反問した。「あなたはなぜ、負ける国を支持せよと言うのか」「自分のために一撃も加えることのできなかった国のために、米国は介入できない」との有名な文句を残したのもその頃だ。

日本に吸収された方がいい

 朝鮮日報のシニア記者3人が1カ月半のうちに3回も引用したセオドア・ルーズベルト大統領の発言「一撃もできない国」の原文は以下です。

  • We cannot possibly interfere for the Koreans against Japan. They could not strike one blow in their own defence.

 なお、この文句はアレンへの発言記録には見当たらず、ジョン・ヘイ(John Hay)国務長官への1905年1月28日の手紙に残っています。

 日本に吸収されつつある朝鮮朝――当時は「大韓帝国」を名乗っていましたが、米朝修交通商条約(1882年)を理由に米国の保護を期待しました。

 しかし、ルーズベルトは「日本に対し一撃もできなかった――自分の国を守る能力も意思もない韓国は、日本帝国に吸収された方が幸せだ」と考え、実際そう書いたのです。ヘイ国務長官への手紙には以下の文章が続きます。

  • It would in fact be best for the Koreans if their country was absorbed into the Japanese empire.

 そしてこの手紙が書かれた半年後の1905年7月に、米国はフィリピンの支配権を日本に認めさせる代わりに、日本による朝鮮支配を認める「桂―タフト協定」を結んだのです。

—朝鮮日報は「Strike one blow=一撃」が好きなのですね。

鈴置:同紙に限らず、韓国の知識人には「約110年前、敵に対する一撃の能力も意思も持たなかったため米国から見捨てられ、日本に併合された」という共通認識があるのです。

「千年の無礼」が復活

—そこで「再び米国に見捨てられそうになった今、一撃の能力――核抑止力を持とう」と叫ぶ人々が出てきたのですね。

鈴置:その通りです。「一撃の能力も意思もなく」植民地に転落することになった屈辱の瞬間を国民に思い起こさせれば、核武装への支持が集まると韓国の指導層が考えるのは自然なことなのです。

—韓国は「離米従中」しています。米国を頼れないのなら、思い切って中国を頼ればいいのでは?

鈴置:それには米韓同盟を破棄し、中国と同盟を結ぶ必要があります。しかし韓国人は、そこまでのハラを固めてはいない。結局、米国だけではなく中国にも心底からは頼れず、頭を抱える羽目に陥ったのです。

 先に引用した朝鮮日報の金大中顧問の「内外の戦争」(11月3日、韓国語版)も「韓国に怒りだした米国」のくだりに続き、次のような記述が続くのです。

  • 今回の(10月31日の中韓)首脳会談でも、中国側の報道によれば、中国はEEZ(排他的経済水域)の再調整により、離於島(イオド)を我がものにしようとしたという。
  • 人口と国土面積の大きさに比例して、EEZも広くなければならぬと言うのだ。「千年の無礼」が復活した感がある。

再び属国扱い

—EEZを人口と国土面積で決めるとは?

鈴置:中国と韓国の間には黄海があります。しかし主張が大きく異なるため、両国は黄海のEEZを確定できません。

 韓国は両国の中間に線を引いて、それをEEZの境界線にしようと主張します。しかし中国は人口と国土の大きさを考慮すれば、中国のEEZはもっと韓国側に張り出すべきだと言い張るのです。

 中国の主張に従えば、韓国が離於島という暗礁の上に建てた観測基地も中国側のEEZに入ります。もちろん「人口と国土」でEEZを決めるとは前代未聞です。

 しかし、中国は韓国に首脳会談で堂々と中国が主張する、無理筋のEEZを受け入れるよう要求するようになった。

 今後のEEZ交渉の過程で、中国は韓国に対し黄海や陸上での米韓合同演習の中断など、無理難題をふっかける可能性もあります。

 韓国は再び属国扱いされるようになったのです。金大中顧問が「『千年の無礼』が復活した感がある」と書いたのは「『千年余に渡る宗主国としての上から目線』が復活した」との怒りからです。

フィリピンの失敗

—なぜ今、「千年の無礼」が復活したのでしょうか。

鈴置:米韓間に隙間風が吹き始めたからでしょう。米国の後ろ盾をなくした韓国は、弱気になって言うことを聞くはずと中国が考えたと思われます。

 1992年に米海軍がフィリピン・スービック海軍基地から撤収すると、中国海軍は直ちに南シナ海での活動を活発化しました。

 1995年にはフィリピンが実効支配していたスプラトリー(南沙)諸島のミスチーフ礁を奪いました。20年前、米比関係に隙間風が吹いたのを、中国は見逃さなかったのです。

—確かに20年前のフィリピンと似ていますね。

鈴置:先ほどの「一撃」ではありませんが、110年前を思い出す韓国人も増えています。国際的な環境が日清、日露戦争当時と似てきたと訴える記事がしばしば韓国の新聞に載るようになりました。

 当時、日本は英国という海洋勢力の先兵となって大陸の大国に戦いを挑んで、自らも大国に駆け上がった。一方、韓国は国の針路を定められず、大国の間をうろうろとして滅んだ――との内容です。

四面楚歌と核

そして、以下のように語る韓国人が出てきました。

現在は、英国の代わりに米国が日本をして中国に戦いを挑ませている。大陸勢力と海洋勢力の対決が再燃したのだ。

朴槿恵政権は19世紀末から20世紀初めと同じように、大国の間を迷走するばかりだ。そして米国や日本の後ろ盾を失いつつある我が国に、中国は「怖い顔」を見せ始めた……。

 金大中顧問の「内外の戦争」は米国や日本との関係悪化という現実に加え「怖い顔を見せ始めた中国」への恐怖も語っているのです。

 韓国人は自分が四面楚歌に陥ったことにようやく気づきました。そんな心細い状況下で「核を持とう」とささやかれたら、韓国人の多くが思わず「そうだ!」と叫ぶでしょう。

 四半世紀前、冷戦体制が崩壊する中で中ソに見捨てられた北朝鮮は核開発に本腰を入れました。今、南でも同じことが起きているのです。

(次回に続く)