5/5The Gateway Pundit<Attorney Mike Davis: “If We Don’t Win the White House and Senate in 2024 It’s Game Over – And Our Rights to Speak, Associate, Worship and Protect Ourselves” (VIDEO)=弁護士のマイク・デイビス: 「2024 年にWHと上院で勝てなければ、ゲームオーバーです。そして、私たちの発言、仲間、崇敬、そして自分自身を守る権利が・・・」 (ビデオ)>
2024年は不正選挙をさせないことが大事。極左やグローバリストに牛耳られた民主党が政権を取れば、自由主義国の自由も守られなくなる。
憲法裁判官と法の支配を支持する保守グループであるアーティクルIII プロジェクトの創設者であるマイク デイビス弁護士は、金曜日の朝、ザ ウォー ルームでスティーブ バノンと合流しました。
これは、ワシントンDCのカンガルー法廷が木曜日にプラウド・ボーイズの4人のメンバーが扇動的陰謀で有罪であるとの判決を下した後のことである。 これらのプラウド ボーイズのメンバーは現在、バイデン司法省によるでっち上げの罪で 20 年の懲役に直面しています。メンバーに対する唯一の証拠は、チャット ルームで FBI によって作成および植え付けられたものです。
バイデン司法省は、トランプ支持者を投獄し、逮捕し続けています。DOJ は、トランプ大統領が数奇で腐敗した民主党に対する別の選挙で勝利するのを阻止するために、犯罪以外でトランプ大統領を標的にし続けています。
金曜日、マイク・デイビスは共和党員に悲惨な警告を発した – 2024年に勝たないと国は終わってしまう. 民主党はあなたの自由をすべて破壊し、国の完全な破壊を終わらせます。
5/5The Gateway Pundit<RFK Jr. Says “CIA Involved In Assassinations and Fixing Elections” (VIDEO)=RFKジュニアは、「CIAは暗殺と選挙の修正に関与している」と述べています(ビデオ)>
トランプとRFKJrが大統領選で戦えば安心して見ていられる。
民主党の大統領候補であるロバート F. ケネディ Jr. は、 Unhurdの編集長であるフレデイ・セイヤーズ( Freddie Sayers )と会談し、CIA について多くの興味深いことを話しました。
セイヤーズがケネディに CIA に対してどのようなアプローチを計画しているかを尋ねたとき、CIA の話題が持ち上がりました。
ロバート・F・ケネディ・ジュニアは、セイヤーズの質問に「CIAは再編成する必要がある」と答えた。
「非常に早い段階で、アレン・ダレス(元 CIA 長官)は、CIA を暗殺や不正選挙に関与させることで、CIA の目的を台無しにしました… CIA は、世界の 3 分の 1 の国でクーデターに関与しています。」
ケネディは、「国としての私たちの国家政策は、民主主義を促進することであり、CIA の政策は反対でした」と述べて、彼の考えをまとめました。
ここ数週間、ケネディは世論調査で急上昇しており、民主党の大統領候補としてバイデンに取って代わる戦いのチャンスがあるようです.
https://twitter.com/i/status/1654452637813620737
5/6希望之声<拜登将任命下任美国最高将领——参谋长联席会议主席=バイデンは次期米軍最高司令官の統合参謀本部議長を任命>マーク・ミリー陸軍大将の 4 年間の任期が終了するので、バイデン大統領は空軍大将チャールズ・Q・ブラウン・ジュニア(Charles Q. Brown Jr.)を後任の統合参謀本部議長に指名することが期待されている。
米上院の承認が得られれば、現在米空軍参謀長を務めるブラウンは、この職位は黒人として2人目となる。 1人目は故コリン・パウエルであった。 さらにブラウンは、2005 年にリチャード マイヤーズ将軍の統合参謀本部議長の任期が終了して以降、空軍出身の統合参謀本部議長となる。
NYTがこのニュースを報じ、CNN は、この発表は 7 月より前に行われる予定であると報じた。 ミリーの任期は9月末で切れる。
米統合参謀本部議長は任期4年で軍を指揮することはないが、大統領の最高軍事顧問を務め、米軍の最高位の将軍である。 各米軍の参謀長は、陸軍、海兵隊、海軍、空軍、宇宙軍、州兵の参謀長、副参謀長を含む統合参謀本部のメンバーである。
中共の台湾侵攻を睨んだ人事では。
ブラウン米空軍参謀長は以前、太平洋地域の米空軍司令官を務めていたので、彼の任命は強力な支持を得られる。 写真は 2020 年 8 月 4 日、当時の米国大統領ドナルド トランプ (Donald Trump) と副大統領マイク ペンス (Mike Pence) が、WHオーバルルームでブラウンの空軍参謀長の宣誓就任式を執り行った。(画像: Doug Mills-Pool/Getty Images)
https://www.soundofhope.org/post/719159
5/7阿波羅新聞網<卡尔森离开福克斯后首次演讲 媒体谎言终结民主=カールソンがFox 退社後に最初のスピーチをする メデイアのデマは民主主義を終わらせる>彼は、「人と付き合うときは、真実を求め、常に謙虚を保ち、人生において、何かの核となる真実を見つけることは本当に難しいことを覚えておく必要がある」、「我々は最も深い真実に決して触れることはできないかもしれないが、我々はその方向に進むことができる.」。彼は聴衆を鼓舞し、真実を語り、社会に広められたデマに参加しないようにと。「我々は自分自身で真実を語ることから始め、我々がコントロールできるのは、我々がすることである。彼らは我々にデマを強要することができるが、それは我々が彼らに我慢しなければならないという意味ではない.」
左派メデイアは捏造が得意。
https://www.aboluowang.com/2023/0507/1898654.html
5/7阿波羅新聞網<美众院台海兵推内幕曝光 开战1周5万共军登陆 战争恐持续数年=米下院が、台湾海峡の兵棋演習の内幕を暴露 開戦して1週間で共産軍5万人が上陸、戦争は数年続く可能性も>民主主義保護財団 (FDD)ネットワークとテクノロジー イノベーション センターの所長であるマーク モンゴメリー退役少将も兵棋演習に参加した。 彼は言った:中共は弱体化され、阻止されるが、戦争は終わるかどうか分からない、中共は再編後も弾道ミサイル攻撃やサイバー攻撃を通じて台湾に圧力をかけ続けることができる。この対立は、数か月または数年続く可能性がある。
本記事によると、中国軍は5万人が台湾に上陸し、上陸作戦と地上作戦で約4万人が死亡するとしている。一人っ子政策を採ってきた中国で、死亡兵士の親の批判をどう受け止めるか。両軍とも台湾海峡に機雷を敷設するのでは。
https://www.spf.org/iina/articles/kawakami_01.html
https://www.spf.org/iina/articles/kawakami_02.html
https://www.aboluowang.com/2023/0507/1898632.html
5/7阿波羅新聞網<解放军上将刘亚洲突遭习近平整肃 王丹曝内幕=人民解放軍の劉亜洲大将が習近平によって突然粛清され、王丹は内幕を明らかにした>王丹はフェイスブックに次のように投稿した:
「劉亜洲の粛清については、外界からさまざまな意見が飛び交っている。しかし、中共幹部の中で劉亜洲が台湾への武力攻撃に最も明確に反対していたことが見落とされている可能性があると思っている」
王丹は、スタンフォード大学の客員研究員だったとき、東アジア図書館で劉亜洲の内部演説を集めた本を見たが、その大部分は台湾海峡問題に関する彼の見解であったと指摘した。
記事の中で、劉亜洲は何度も、毛沢東が国民党軍と戦ったとき、主に降伏を勧め、大都市を攻撃したとき、大砲で砲撃さえせず、内戦の勝利もまた一種の損失であることを強調し、「過去の例で現在を風刺する」という趣向である。
したがって、王丹は、「第一に、習近平による劉亜洲の粛清は、劉亜州の台湾問題に対する姿勢と関連している可能性がある。そうであれば、これは習近平が武力で台湾を攻撃する準備をしている証拠である:第二に、中共軍上層部に、台湾への攻撃に反対する声があり、劉亜洲もその一人だが、おそらく劉亜洲一人だけではないだろう。
クーデターを起こせばよいのに。
https://www.aboluowang.com/2023/0507/1898635.html
5/7阿波羅新聞網<新冠这一页 中国真的翻过去了吗?=コロナウイルスについてのこの1ページ 中国は本当にコロナが終わったのか?>ルモンドの北京特派員であるフレデリック・ルメートルは金曜日に、中国の新型コロナ制限のほとんどが解除され、中共当局は疫病管理を誇りに思っている。 しかし、中共当局は、ウイルスの正確な起源に関するすべての情報をフィルタリングし、検閲さえ続けている。
まあ、真犯人だから隠蔽するのでしょう。
https://www.aboluowang.com/2023/0507/1898721.html
5/7阿波羅新聞網<决裂俄国防部!普里戈津深夜拍摄撤军视频=ロシア国防省と決裂! プリゴジンは深夜に軍撤退ビデオを撮影した>プリゴジンは真夜中に撤退のビデオを撮影した。 ビデオの中で、プリゴジンはショイグとゲラシモフをののしり、とても聞くに堪えない話をし、汚いことを10回以上言った。 プリゴジンは最前線でワーグナーが血を流して死んでいるのに、ロシア国防省のトップは後方で音楽とダンスをしていると非難することをためらわなかった。
https://www.aboluowang.com/2023/0507/1898716.html
西村氏の記事では、上のアポロネットの記事にあるように砲弾が枯渇しており、徒に人命が失われる状態になっていると。1ケ国単独で戦う場合、経済規模が物を言う。ロシアは22年のGDPで世界8位の国(22152億$/ 1000766億$=2.2%、米国は単独で25.4%ある)で、長期戦を戦うことはできないということ。兵器生産施設や設備をたくさん持つには、それなりの経済規模がなければ、維持できない。だから今回のように砲弾・弾薬きれを起こしたのでは。日本も他山の石としないと。
記事
ロシア地上軍にとっては何より怖いHIMARS(写真は2022年9月26日ラトビアでの訓練、米陸軍のサイトより)
1.兵器技術やバイブリッド戦でも敗北
ロシア軍がウクライナに侵攻して14か月以上が経過した。
この間、ロシア軍の兵器は、米欧製のジャベリン対戦車兵器、HIMARS(長射程精密誘導ロケットシステム)、スイッチブレード自爆型無人機などの兵器によって、木っ端微塵に破壊されている。
ロシア軍が、戦力で圧倒的に優勢だったにもかかわらず勝利できない大きな理由の一つは、報道にもあるように兵器の性能が劣っていることだ。
また、脅威であると見られていたロシア軍の電子戦やサイバー攻撃などを含めたハイブリッド戦も、ことごとく見破られて、ウクライナ軍の防御的措置がとられた。
ウクライナ軍に勝利できないもう一つの理由である。
2.戦争目的や目標を達成する覚悟なし
米国の研究所などの情報をまとめると、ロシアの戦争戦略では、ウォロディミル・ゼレンスキー大統領の政権を崩壊・屈服させウクライナをロシアの傀儡政権の国家にしたいという目的があった。
そして、短期間にウクライナの全域あるいは首都を占領しようという戦争目標があったと考えられる。
このための軍事作戦として、ベラルーシを含めたロシアとウクライナが接する国境の全域から攻撃を行った。
作戦が上手くいくと想定した場合、ウクライナ全域を占領するというのであれば、両国の国境線約2000キロの全正面から同時攻撃するのは、当然採用される作戦だと考えてよいだろう。
全域を占領する作戦が、上手くいかない可能性が高い場合の案としては、次の3つのうち、①~③の順に優先順位を決めて作戦することであったはずだ。
①政権を転覆するためにキーウを占領する。
②ロシア領内からクリミア半島までの回廊を確保する。
③ドンバス地域を完全にロシア領にする。
しかし、②と③だけでは、戦争目的・目標の達成とはならない。
ロシアは、キーウ侵攻作戦が失敗に終わったため、早々に①を諦め、②クリミア半島までの回廊の確保と③ドンバスをロシア領にする作戦を採用した。
これは、ロシア軍の現実的な戦力から判断すれば、やむを得ない判断だったのかもしれない。
だが、この案を採用しても戦争目的・目標は達成されず、ウクライナの現在の政権が存続する間は、徹底的に抗戦される可能性は残ると考えたはずだ。
ロシアは、キーウを占領することを諦め、ウクライナ政権の息の根を止めることに集中しなかったのだ。
これが、ロシアが苦戦に至る遠因となった。
今、振り返ってみると、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は戦争目標であるキーウを早期に占領し、ゼレンスキー政権を潰して戦争を終結させるために、ロシア軍のすべての戦争手段を投入しなかった。
その覚悟がなかったことが致命的であった。
3.プーチンの誤算:軍の腐敗
ロシアは、戦争目的・目標を重視して短期間に作戦を実行すべきであった。その理由を次に述べる。
ミハイル・ゴルバチョフ氏が1985年、書記長に就任し、ペレストロイカ(ロシア政治体制の改革)の方針に基づき、ロシア軍の解体が始まった。
ソ連邦崩壊後には、軍の解体に拍車がかかった。
その後、ロシア兵に給与が払われなかったり遅配されたりが頻繁に起こるようになった。
そのため、ロシアの兵器や弾薬は倉庫から盗み出され、海外に売られた。
米国は当時、「ロシア軍は脅威ではなくなった」と発表した。また、「Soviet Military Power」(1981年発刊)というソ連軍の実態と脅威を紹介した米国国防情報局の報告書は廃刊にされた。
約10年後に、プーチン氏が大統領に就いて、軍の健全化と即応態勢が部分的に回復したが、軍内に巣食った腐敗は残ったままだった。
世界に恐れられた旧ソ連軍の軍隊には戻ってはいなかった。
軍全体の軍紀が腐敗してしまい、10~20年かかっても回復できなかった。
首都モスクワなどのウラル山脈の西側(欧州正面)では、回復が早かったのだが、中央から遠く離れた地方、例えばウラル山脈以東の旧極東軍管区や旧シベリア軍管区では回復させるのは難しかった。
なぜなら、軍中央(総参謀部)の命令指示が行き渡らず、目が行き届かなかったからだ。
プーチン氏は、中央の目が届くところや、近代化を進めていた戦略ロケット軍という近代化が進められた軍部隊を主に視察していた。
また、モスクワで開かれる戦勝パレードで、精鋭の部隊や兵と装備を見ていただけなので、軍の腐敗した実態を把握できてはいなかった。
ソ連邦崩壊前から始まったソ連軍解体と縮小、兵士への給与の未払い、兵器とその部品、弾薬の窃盗と横流しなどで、ロシア軍の規律・士気はどん底へと落ちて行った。
2000年頃から少しずつ戻り始めたものの、ソ連軍解体前の強いロシア軍には戻ってはいなかった。
特に、シベリア軍管区や極東軍管区では、兵器の墓場までできた。
この軍の実態をプーチン氏が十分に掌握していれば、今の段階でウクライナを占領し、屈服させるという本格的な戦争を仕掛ける愚かなことはしなかったはずだ。
これらのことは、防衛省・自衛隊の情報分析官として、旧ソ連軍やロシア軍、特に旧極東軍管区やシベリア軍管区を長年分析してきた筆者の知識に基づく結論である。
4.精鋭部隊を早期に大量損失
とはいえ、ロシア軍部隊の軍紀がすべて腐敗していたわけではない。
空挺部隊、特殊部隊(スペツナズ)、海軍歩兵、モスクワなどの都市に所在するエリート部隊は、士気・規律とも優れていた。
だが、これらエリート部隊や各部隊の百戦錬磨の兵士は侵攻当初から地上戦に投入された。
現在までに、作戦の失敗と混乱で多くを失った。
では、これらのエリート部隊は、どのように運用されたのか。
通常、空挺部隊は敵の後方に降着し重要拠点の襲撃を行う空挺作戦を行い、特殊部隊(スペツナズ)は密かに潜入し重要施設や要人を襲撃する特殊作戦を行い、海軍歩兵は渡洋・渡河作戦時に戦闘をしつつ上陸作戦を行う。
しかし、ロシア軍の侵攻作戦においては、陣地攻撃や陣地防御を担任する部隊として使われているのだ。
つまり、これらの部隊の機能を生かさず、機械化部隊などと同様に地上戦闘に投入されているのだ。
エリート部隊なので勇猛果敢ではあるが、地上戦闘には不向きな部隊であるために、損失は大きい。
ロシア軍には、新たに徴収した兵員は十分にいる。
だが、新兵たちは実際に戦理に合った戦い方ができるかというとそうではない。戦いでは、かえって足手まといになってしまう。
ウクライナ軍とロシア軍は、約700キロという広大な接触線で対峙して戦っている。ロシア軍は、実際に戦える兵員が不足している。
空挺作戦・上陸作戦・特殊作戦に使う予定がないのであれば、機甲部隊を主体とした攻撃や防御においては、予備の部隊として使われるのが、軍事作戦上からすれば戦理に合っている。
やむを得ず空挺部隊などを機甲・機械化を主体とした攻撃・防御部隊として投入しているのだ。
ロシア軍の部隊は、その役割に応じた運用がされず、エリート部隊の誇りもなく投入されている。結果、これらの多数が無駄死にさせられた。
5.戦術なきロシア地上軍
このような中、現在どのような戦い方を行っているのか。
ルハンシク州やドネツク州で攻撃しているロシア軍部隊は、それぞれの地域において、ウクライナ軍部隊の陣地に対して、戦術もなくただ単に攻撃しているだけだ。
そして、何度も何度も同じ攻撃を繰り返しては、撃退されている。
プーチン氏に「ルハンシク州やドネツク州の境界まで占領せよ」と言われて攻撃しているのだから仕方がない。
ロシア地上軍は、砲弾などから守られた陣地から出て、攻撃前進するような単純な攻撃を行っている。
そのため、ウクライナ軍に発見されてまず砲撃を受け、対戦車ミサイルで攻撃され、接近すれば、手榴弾や機関銃などで殺傷される。
次から次へと大量の犠牲を出しているだけだ。
6.ワンパターンな二重包囲攻撃
ロシア地上軍は、ドネツク北のバフムトやアウディウカの市街地で、どのような攻撃を行っているのか。
この2か所では、市街地で守るウクライナ軍をロシア軍が歴史的に採用してきた左右からの挟撃(2重包囲作戦)と正面突破攻撃を何度も繰り返している。
ロシア軍は、ルハンスク州からヘルソン州までの両軍の接触線の中で、最も兵力を集中させて攻撃しているが、多くの犠牲を払っている。
ロシア地上軍の二重包囲攻撃イメージ
出典:筆者作成
(図が正しく表示されない場合にはオリジナルのJBpressサイトでお読みください)
これらが成功しないとみると、左右からの挟撃している部隊を撤収し、正面攻撃に転用している。
多くの犠牲を払っても、次から次へと攻撃を繰り返している。
囚人を加入させた傭兵部隊なので、死傷しても構わないという考え方なのだろう。
ここには戦術はない。大量の砲弾を撃ち込んで、そして傭兵に攻撃前進させているだけだ。
もしも、この地を必成目標として占拠したいのであれば、他の正面を犠牲にしてこの地に戦力を集中すべきだろう。
また、包囲攻撃するのであれば、2重包囲ではなく、ウクライナ軍が最も弱い部分を見つけ出し、兵站連絡線を止める地域の1か所に集中して攻撃する方が効果的だ。
だが、いつも同じパターンで攻撃している。
戦闘力を集中して行う包囲攻撃イメージ
出典:筆者作成
7.弾薬が枯渇して敗北へ
戦術で敵を混乱させるのではなく、火砲弾薬を多く撃ち込んで破壊するというのが、ロシア軍の戦い方だ。
戦術を考案するのではなく、力を信奉しているのだ。戦力、すなわち物量で勝利するというのがロシア軍の戦い方だ。
これも一つの戦法ではあるが、その物量は無限ではない。
ウクライナ軍砲兵に破壊され、枯渇してくれば、戦場で敗北の道をたどる。
米国統合参謀本部議長が、「ロシア軍には戦略・戦術がない」と話したことがあるが、現在戦っている地域の戦い方には戦術がなく、参謀本部議長の発言通りだと思う。
このように、戦術もなく隣接部隊との協力もなく、いつものワンパターンで攻撃すれば、いずれ砲弾や兵器も枯渇する。
その時、ウクライナ軍が優れた兵器を保有し、態勢を整えて戦略・戦術を駆使して反撃を開始すればどうなるであろうか。
ウクライナ軍は、ロシア領内の軍事工場、ロシアが不法に占拠している地域では、作戦全般に影響する兵站施設を破壊している。
また、軍の戦闘に直接影響する砲兵や弾薬庫も破壊し続けている。
したがって、防御ラインの前方に設定しているロシア軍の火力ポケットは、十分に機能しないかもしれない。
5月に入ってからは、直接攻撃するロシア軍第一線防御陣地へ砲撃も開始した。
ウクライナ軍はロシア軍を混乱させ、戦闘能力を十分に発揮させない戦術を採用し、反攻するだろう。
いったん防御ラインを突破されれば、ロシア軍は防御の弱い部分から瓦解して行くだろう。
その場合、突破されたところへ新兵主体の予備部隊を投入し、突進するウクライナ軍に対して反撃(逆襲)することは、極めて困難であろう。
なぜなら、ロシア軍の予備部隊や予備の兵器は、ほとんどなくなっているからだ。
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