4/6The Gateway Pundit<LOL! Trump GOES OFF on NATO and Asian Allies, Reveals Kim Jong Un Called Biden “Mentally Retarded”= 笑!トランプがNATOとアジアの同盟国を激しく非難、金正恩がバイデンを「知的障害者」と呼んだことを暴露>
トランプはイランと長期戦になることも考慮して、当てにならない同盟国でも、非難は避けた方が良い。中共・ロシアを利するだけ。
トランプ大統領は月曜日、イラン問題への関与を拒否する米国の同盟国を非難する一方で、北朝鮮の金正恩委員長はジョー・バイデン氏を「知的障害者」と呼んだと記者団に語った。
トランプ大統領は、イラン上空で撃墜されたF-15Eストライクイーグル戦闘機の乗員に対する捜索救助活動が成功した後に行われたイラン戦争に関する記者会見で、NATOと米国のアジア同盟国を激しく非難した。
トランプ氏は以前、イランによるホルムズ海峡封鎖から同海峡を守るため、NATOとアジア諸国に支援を要請したが、両国は戦争への関与を拒否した。トランプ氏は、これはNATOにとっての試練であり、彼らは失敗したと述べている。
大統領は、 これらの国々が「イランの首脳部排除に関与することを拒否した」として、米国から石油を購入するか、ホルムズ海峡を自力で管理するよう提案し、これらの国々を非難した。「自力で戦う方法を学び始めなければならない。米国はもはや君たちを助けてはくれない。君たちが我々を助けてくれなかったように」と、彼はTruth Socialへの投稿で述べた。
大統領はNATOを繰り返し「張り子の虎」と呼び、必要ないと言っており、報道によると、彼は米国を同盟から脱退させることを検討しているという。
月曜日にNATOとの関係について問われたトランプ氏は、再び同盟を「張り子の虎」と呼び、「助けようとしない」と非難するなど、同盟を激しく批判した。さらに、米国がオーストラリア、日本、韓国のためにあらゆることをしているにもかかわらず、支援を拒否しているとして非難し、北朝鮮との関係をジョー・バイデン氏のそれと比較した。
「北朝鮮から日本を守るために、日本には5万人の兵士が駐留している。そして、ご存知の通り、私が非常に仲の良い金正恩から韓国を守るために、韓国には4万5千人の兵士が駐留している」とトランプ氏は述べ、金正恩がジョー・バイデンについて語った、痛烈だが的確な表現を明らかにした。
「彼が私のことをとても褒めていたのに気づきましたか?彼は以前、ジョー・バイデンを知的障害者と呼んでいました。いいですか、だから自分のことは私に言わないでください。彼はジョー・バイデンのことを知的障害者だと言っていました。彼はジョー・バイデンに対してとても意地悪でした。ひどいものでしたが、彼はトランプが好きなのです」とトランプは続けた。
記者:あなたは過去にNATOへの不満を表明されていますね。米国が事実上の同盟のリーダーではなくなり、その結果、同盟内の他の国々が戦争や核兵器に関する意思決定権を持つようになる危険性はあるのでしょうか?
トランプ:いや、危険ではない。NATOは、ほら、我々は行った。NATO。私は強く頼んだわけではない。ただ「もし手伝ってくれるなら、素晴らしい」と言っただけだ。「いや、いや、いや、手伝わない」と言われた。私は「それでいい。手伝いたくないのか?」と言った。なぜなら、私はいつもNATOは張り子の虎だと言ってきたからだ。ほら、NATOは張り子の虎だ。プーチンはNATOを恐れていない。プーチンは我々を恐れている、非常に恐れている。そして彼はそれを何度も私に説明してくれた。私は彼をよく知るようになった。私は彼をよく知っている。NATOは張り子の虎だ。NATOは我々であり、我々が彼らを必要としたとき、ちなみに我々は彼らを必要としなかった。明らかに必要としなかったのは、彼らが全く手伝ってくれなかったからだ。正反対だ。彼らは実際に手伝わないようにわざわざ行動した。
彼らは滑走路さえも提供したがらなかった。考えてみてくれ。NATOだけじゃない。他に誰が助けてくれなかったか知ってるか?韓国は助けてくれなかった。他に誰が助けてくれなかったか知ってるか?オーストラリアは助けてくれなかった。他に誰が助けてくれなかったか知ってるか?日本だ。北朝鮮から日本を守るために5万人の兵士を日本に駐留させている。金正恩から韓国を守るために4万5千人の兵士を韓国に駐留させている。金正恩とは、ご存じの通り、とても仲が良い。彼が私のことをとても褒めてくれたことに気づいたか?彼はジョー・バイデンを知的障害者と呼んでいた。いいか、だから自分の話はしないでくれ。ジョー・バイデンは知的障害者だと彼は言った。彼はジョー・バイデンに対してとても意地悪だった。ひどい話だが、私から見れば、彼はトランプが好きだ。
北朝鮮との関係がどれほど良好か、お気づきでしょう。とても良好ですが、4万5千人の兵士が危険にさらされており、すぐ隣には金正恩が多数の核兵器を保有しています。4万5千人というのは、ある大統領が(私はその大統領を好きなので、名前は挙げませんが)きちんと職務を遂行していれば決して起こらなかったはずです。しかし、彼らは皆、職務をきちんと遂行することを恐れているのです。
最後に、そして締めくくりとして、日本は我々を助けてくれなかったし、オーストラリアも助けてくれなかったし、韓国も助けてくれなかった。そしてNATOに至っては、NATOも助けてくれなかった。助けてくれた国もあった。良い国もあったし、領土内にいるのだからもう少し関与すべきだと言えるかもしれない。サウジアラビアは素晴らしかったし、カタールも素晴らしかったし、UAEも素晴らしかったし、バーレーンもクウェートも素晴らしかった。

・ゲートウェイ・パンディットが報じたように、トランプ大統領は先週、NATOについても激しく批判し、「我々は決してNATOを必要としないだろう」と述べた。これは、大統領がNATOに激怒し「嫌悪感」を抱いており、同盟からの脱退はもはや「再考の余地はない」と述べているという報道の中でなされた。
https://www.thegatewaypundit.com/2026/04/lol-trump-goes-nato-asian-allies-says-kim/




4/6Rasmussen Reports<Police Should Help ICE Get Bad Guys, Most Believe=警察はICE(移民税関執行局)が悪者を逮捕するのを手助けすべきだと、多くの人が考えている。>
有権者は、不法滞在の凶悪犯を取り締まるために、地元警察が連邦移民当局と協力することに圧倒的に賛成している。
ラスムッセン・レポートが実施した最新の全国電話・オンライン調査によると、米国の有権者の71%が、米国で暴力犯罪を為した不法移民の逮捕において、地方警察が連邦移民当局を支援することが重要だと考えていることが分かりました。そのうち48%は、そのような支援は非常に重要だと回答しています。一方、24%は、地方警察が連邦当局の暴力犯罪者逮捕を支援することは重要ではないと考えており、そのうち12%は、全く重要ではないと考えています。



イランでの兵士救出劇のせい?


4/6阿波羅新聞網<阻美营救F-15E上校 伊朗4指挥官阵亡! 以特种部队“翠鸟”传也加入营救=米軍のF-15E大佐救出作戦を阻止しようとして、イラン軍司令官4名死亡!イスラエル特殊部隊「カワセミ」が救出作戦に参加か?>

イスラエル空軍のエリート特殊部隊「カワセミ」と「参謀本部偵察グループ」が、イランで発生した米軍F-15E戦闘機パイロット救出作戦に参加した疑いが持たれている。(画像:X@MarioNawfalより)
米イラン間の対立が激化する中、イランは最近、イスファハン近郊で米軍ヘリコプターとの交戦により多数の防空司令官が死亡したと述べ、4名の将校の追悼写真を公開した。この事件は、撃墜された米軍F-15戦闘機の捜索救助作戦と密接に関連しており、両国の説明には大きな食い違いがある。
イランは、米軍はパイロット捜索中にC-130輸送機やブラックホークヘリコプターを含む多数の装備が攻撃されて失ったと発表し、自国の死傷者を認めつつも、飛来する標的を迎撃する防空システムの有効性を強調した。イランのメディアは、防空作戦の結果と戦死した指揮官たちに焦点を当てた。

米国のMQ-9リーパー無人機。画像:@TrendTicker3より引用
しかし、米国側の説明は全く異なる。米国メディアの報道によると、この事件はF-15E戦闘機の撃墜に端を発している。脱出した2人のパイロットの内、負傷した1人は、山中で2000メートル以上歩いて身を隠し、10時間以上経ってから、位置情報装置によって発見された。この間、米国はイラン軍の動きを誤誘導するために虚偽の情報を流し、捜索救助活動のための時間を稼いだとされている。
その後、米国は大規模な捜索救助作戦を開始し、戦術戦闘機とB-1戦略爆撃機を投入してパイロット周辺地域を制圧し、発煙弾を投下して位置をマーキングした。特殊部隊は敵地へ突入し、救助活動を行った。同時に、MQ-9リーパー無人機がパイロットに接近するイラン兵に対し精密攻撃を行った。

イラン領内に取り残されたF-15Eパイロットを救出する米軍ヘリコプター。(イメージ画像)画像:フェニックス・ニュースより。
作戦中、輸送機2機が着陸時の砂嵐のため離陸不能となった。米軍は緊急に代替機を派遣して支援を行い、パイロットの救出に成功した後、技術漏洩を防ぐため故障機を破壊した。米国は作戦全体が達成されたと強調し、作戦中に一部の航空機とヘリコプターが被弾したものの、死傷者は出なかったと述べた。また、当該地域における制空権を維持したと主張した。
さらに、イスラエルの情報筋によると、この作戦には「カワセミ」と「参謀本部偵察グループ」という2つの精鋭特殊部隊が関与した疑いがあるとのこと。イスラエル空軍と参謀本部にそれぞれ所属するこれらの部隊は、敵陣後方への潜入、目標指定、偵察、そして高リスク救出作戦を専門としており、世界最高峰の特殊部隊の一つとされている。しかし、今回の救出作戦における彼らの役割は依然として不明である。

3日、イランで米軍のF-15E戦闘機が撃墜され、パイロットはその後救出された。画像:Wikipediaより
パイロットの救出は、2002年映画『エネミー・ライン』を思い出させる。
https://www.youtube.com/watch?v=MVzPgRoMKOk
昨日の本ブログで、ファイナンスロット@FinanceLancelotのX「「撃墜されたパイロット」は、イランの主要な高濃縮ウラン(約440~970ポンド)を奪取しようとした米軍の作戦が失敗に終わったことを隠蔽するための偽装工作だった。」と言う話を紹介しました。
何が真実かは今のところ分からない。
https://www.aboluowang.com/2026/0406/2368839.html

何清漣 @HeQinglian 10h
近代西洋軍事学の父、クラウゼヴィッツの『戦争論』の有名な一節:「戦争は国家の内政の外交への最高形態の延長である。戦争は純粋に軍事目的だけのものではなく、すべて国内政治の思惑が絡んでいる。
イランに対する米イスラエル戦争も同様だが、トランプの動機は反対派のそれとは全く異なる。10年後には評価が定まるだろう。
引用
マレー・リー @MurrayLee15 17h
返信先:@HeQinglian、@xchen156
何先生、ご存知ないかもしれないが、米軍の地上戦力は世界最高である…地上部隊の展開は常に政治的な問題である。海軍や空軍のように簡単に撤退できるものではないからである。

何清漣が再投稿
WSJ中国語版 @ChineseWSJ 11h
米国はもはや国際安定と規範の擁護者ではなく、自国の利益を追求する主体へと変貌し、石油支配を利用して自国の実力を増強している。
cn.wsj.comより
何清漣 @HeQinglian 10h
昨日、夫が発見したことを話してくれた。「女性はいつも反戦派だ」と。私は「それは間違いよ」と言った。華人Twitterユーザーの中で、最も熱烈な戦争支持者トップ10のうち半分は女性で、その全部が郭文貴元支持者である。Twitterユーザーの割合で見ると、女性の方が男性よりも好戦的だと言える。

何清漣 @HeQinglian 8h
米国は宗教で建国したのではなく、信仰の自由に基づいて建国された。このタイトルは、混同されやすい重要な問題を浮き彫りにしている。トーマス・ジェファーソン自身が書いた墓碑銘には、彼の人生における3つの主要な功績が記されているが、大統領としての業績については一切触れていない。墓碑銘全文:「ここにトーマス・ジェファーソン眠る。独立宣言の起草者、バージニア州宗教自由法案制定者…」
何清漣 @HeQinglian 8h
「宗教信仰の自由を基盤とする国家は、まさに異なる信仰を持つ人達との争いを避けるべきである。これは特別な補足事項だ。」

何清漣 @HeQinglian 5h
「専門家の分析は非常に信頼できる。見れば有益である。
【プロペラの話が我々に教えること:
情報戦の時代において、一枚の写真が全く正反対の二つの結論を同時に証明するために利用できる。両者を区別するのは、材料科学の知識、戦術経験、そして断定的な話に惑わされない精神である。
もっと見る
引用
政経老法師 @PolEcoGuru 17h
「プロペラの残骸には、退役した特殊部隊将校が明かそうとしない秘密が隠されている。
2026年4月5日の朝、イラン革命防衛隊は一連の写真を世界に公開した…

https://x.com/i/status/2041137596810871258
何清漣 @HeQinglian 1h
イタリアのメローニ首相と米国のトランプ大統領の友情はどれくらい続くと思うか?
彼らの関係に関する最新情報はこちらです。
もっと見る
WangNextDoor @WangNextDoor2 16h
認知能力が低い人の3つの兆候。劉振雲は社会の下層階級出身だが、彼の洞察力はかなり正確である。依怙地+反論を習慣とする+感情的
福山氏の記事では、米イラン戦争は確かにトランプが「止めた」と言って、後はイスラエルに任せないと長期化しそう。兵器を消耗して台湾侵攻を阻止できなくなったら、米国の覇権は信用を失って終わる。中間選挙もあることだから、早めに一方的でも終戦宣言したほうが良い。少なくとも中共の手下の国を攻撃したのだから、それでよい。地上部隊は正面衝突になり、犠牲が増えるため、やってはいけない。
記事

編隊を組んで飛ぶ米空軍のステルス爆撃機「B-2」(右)とステルス戦闘機「F-35CライトニングⅡ」(左)、中央の2機は「F/A-18Eスーパーホーネット」戦闘機(2月12日撮影、米空軍のサイトより)
イラン戦争は「間接アプローチ」の戦争
目次
- イラン戦争は「間接アプローチ」の戦争
- 間接アプローチ:正面を叩かず均衡を崩す
- 米国の間接アプローチ
- イランの間接アプローチ
- 間接アプローチの視点で見た戦争の行方
- 結語:世界は間接アプローチの渦中にある
中東で再び火の手が上がったイラン戦争は、表面上は報復と反撃の応酬に見える。
しかし、その背後では、米国とイランが互いに正面衝突を避けながら、相手の均衡を崩すという、リデル=ハートの「間接アプローチ」が静かに作動しているように見える。
編集部注:リデル=ハート(1895-1970)は英国の軍事思想家で、プロイセンの軍事学者カール・フォン・クラウゼヴィッツ(1780-1830)の徹底的な撃滅を中心に論じた「戦争論」とは異なり、最小限の犠牲で最大の成果を得る「間接アプローチ」を提唱した。
イラク戦争の教訓から大規模地上戦を避けたい米国。
対してイランは、湾岸諸国への攻撃、ホルムズ海峡封鎖、米国内世論操作、象徴的テロの可能性まで含め、世界を揺らす多層的な間接戦を展開しようとしている。
つまり、この戦争は正面戦では決着せず、長期化と世界拡散を宿命づけられていると言っていいだろう。その影響は、コロナ禍を上回る規模で国際社会を覆い始めている。
間接アプローチ:正面を叩かず均衡を崩す
戦争とは、しばしばお互いに正面の扉を叩き壊す力比べだと誤解されやすい。しかし、ハートが示した「間接アプローチ」は全く逆である。
それはいわば、相手が固く守る玄関ではなく、相手が気づかないうちに裏口から入り、家全体の電源を落とす戦い方だ。
正面から押せば押すほど、敵の抵抗は最大化する。ハートは、だからこそ戦略の核心は「戦うこと」ではなく敵が戦えない状態をつくることにあるとする。
均衡を崩すとはどういうことか
巨象を正面から押し返す必要はない。足元の小石を抜けば、象は自らの重さで崩れ得る。
チェスでも同じだ。王を取るために真正面から突っ込む者はいない。まずは相手の駒を攪乱し、動ける選択肢を奪い、詰むしかない状況を静かに作り上げる。
ハートの間接アプローチとは、まさにこの「均衡破壊の技法」といえる。
間接アプローチを構成する手段
敵の正面を叩くのではなく、敵の姿勢を崩すための技法が用いられる。
・奇襲:相手の裏口を叩く
・迂回:守りの薄い側面から攻撃して戦いの重心をずらす
・攪乱:相手の視線を散らし、判断を狂わせる
・分断:味方同士の腕と脚を切り離して戦う
・象徴攻撃:物理的破壊より心理の急所を突く
・世論操作:戦場の外側から敵の意志を腐食させる
これらはすべて、最小の力で最大の効果を得るための「重心ずらし」の技法である。
現代戦における間接アプローチ
現代の戦争は、もはや戦車や大砲だけの世界ではない。サイバー攻撃は、国家の「電源を落とす」裏口攻撃であり、代理勢力は、本体を叩かずに相手の「腕だけを縛る」方法である。
海峡封鎖は、相手の呼吸を止めるように経済の酸素を奪う。ドローン攻撃は、象徴的な一点を刺して心理の均衡を崩す「針」である。
イラン戦争は、まさにこの間接アプローチの典型例だろう。
正面からの全面戦争ではなく、海峡・サイバー・代理勢力・象徴攻撃が複合的に絡み合い、相手の均衡を静かに、しかし確実に崩していく戦いとなっているようにみえる。
米国の間接アプローチ
イラク戦争の教訓から正面戦を避ける
米国は圧倒的な軍事力を持ちながら、イラン本土への大規模地上侵攻(革命防衛隊との決戦)を避けている。
これは弱さではなく、イラク戦争の教訓に基づく戦略的判断であり、むしろハートの「間接アプローチ」の原理に沿った行動とみられる。
イラク戦争で米国は、正面からの地上戦では「勝って」も、総合的には「負け」ていることを痛感した。
占領コスト、ゲリラ戦の泥沼、国内世論の反発、いずれも国家の戦略的持久力を奪う要因となった。
そのため、米国はイランに対し、圧倒的軍事力を持ちながら正面決戦を避け、精密攻撃・海上プレゼンス・同盟国の活用といった間接アプローチを選んでいる。
これは、軍事的勝利よりも「戦略的持久力」を重視する米国の基本方針を反映している。
その背景には、米国自身がイラク戦争で学んだ正面戦の限界がある。
(1)イラク戦争の教訓:地上戦で勝っても政治的に負ける
米国がイラン本土への大規模地上戦をためらう背景には、イラク戦争で深く刻まれた苦い教訓があるのは間違いない。
イラクでは軍事的には圧倒的に勝利したにもかかわらず、その後の占領統治で米国は深刻な政治的敗北を経験した。
・占領コストは天文学的に膨張し、財政を圧迫
・ゲリラ戦が泥沼化し、治安維持だけで莫大な人的・物的負担が生じた
・国内世論は長期駐留に耐えられず、政権支持率は急落
・同盟国の支持も持続せず、国際的孤立が進んだ
米国はこの経験から、「大規模地上戦は、たとえ軍事的に勝っても政治的には負ける」という現実を痛感したのである。
そのため、イラン戦争においても、米国は本土侵攻や占領を伴う正面戦を避け、空爆・特殊作戦・同盟国の活用といった間接アプローチに依存せざるを得ない。
(2)精密攻撃と海上プレゼンス
精密攻撃とは、空軍や海軍の航空攻撃・ミサイル攻撃を含む、敵の戦争遂行能力だけを外科手術のように削る手法である。
また、海上プレゼンスとは、空母打撃群などを海域に展開し、存在すること自体でイランの行動を縛る間接アプローチである。米国はこの2つを組み合わせ、
・指揮統制施設
・ミサイル基地
・革命防衛隊の拠点
といった重要目標をピンポイントで叩きつつ、イランの戦争遂行能力を削り、自らの損害を最小化する間接アプローチを採用している。
なお、イランの石油積出基地があるカーグ島やホルムズ海峡に浮かぶゲシュム島のような要衝を、海兵隊や特殊部隊が短期的に制圧する作戦は、純粋な間接アプローチではない。
しかし、イランの原油輸出や海峡封鎖能力を一気に奪うという意味で、間接アプローチを補完する限定的な直接作戦として位置づけられる。
(3)湾岸諸国を盾とする地政学的迂回
米国は、サウジアラビア、UAE(アラブ首長国連邦)、カタールの基地を利用し、米軍の損害を最小化しながらイランを包囲している。
自国の地上軍をイラン本土に投入せず、周辺国を前進拠点として活用することで、イランの正面を避けつつ圧力をかける――。
これが地政学的な迂回である。
地図上では包囲のように見えるが、目的は正面戦を避けることであり、ハートの言う「迂回」の原理に沿っている。
イランの間接アプローチ
非対称戦を維持しつつ、対称化を狙う二面性
イランの戦略の本質は、米国との正面戦を避けつつ、敵の心理的・物質的均衡を崩す間接アプローチである。
非対称戦、象徴攻撃、代理勢力の活用といった手法がそれで、軍事力の劣勢を補いながら主導権を握るためのものである。
そのうえでイランは、必要に応じて一部の領域で「対称化」を図り、米国に「正面戦のコスト」を意識させ、間接アプローチをさらに強化するという二面性を持っている。
(1)イランの基本戦略は「非対称戦」
イランは米国との正面衝突では勝ち目がないことを十分に理解しており、そのため「弱者が強者に対抗するための戦い方」である非対称戦を基本戦略として採用している。その具体的な手段としては、
・代理勢力(ヒズボラ、フーシ派)を通じた間接攻撃
・ミサイル・ドローンによる遠隔攻撃
・湾岸諸国の石油施設への打撃
・ホルムズ海峡封鎖という経済的圧迫
などが挙げられる。これらはいずれも、米国の弱点(補給線・同盟国・経済依存)を突く非対称戦の王道であり、イランが軍事力の劣勢を補うために長年磨き上げてきた戦略体系である。
(2)イランは戦域を米国本土に拡張し、対称化を狙う
イランの戦略の本質は非対称戦である。しかしイランは、必要に応じて戦域を米国本土にまで拡張することで、米国に「正面戦のコスト」を意識させるという、例外的な対称化の手法を併用しているとみられる。
その象徴が、イランが狙う「9.11型の象徴攻撃」である。これは9.11のような大規模テロそのものを再現するという意味ではない。
米国本土は絶対安全という前提の上に成り立っている。イランが狙うのは、この前提そのもの、つまり米国の心理的均衡(安心・安全)を不安・危険へと転換させることである。
本土への直接攻撃能力を誇示するだけで、米国の政治指導部と世論に「この戦争は本当に続けられるのか」という疑念を生じさせる。軍事的損害よりも、政治的・心理的損害を最大化することが目的なのだ。
ここが最も重要な点である。イランは非対称戦を維持しつつ、米国本土を戦域に引き込み、対称化を図ることで、米国の戦争意思そのものを揺さぶろうとしている。
対称化の手段(可能性として十分合理的)
イランは軍事力で米国に対抗できない以上、非対称戦をさらに進化させ、米国に心理的対称性を強制する手法を取る可能性がある。
以下に挙げるのは、イランが米国に心理的対称性を強制するために取り得る「対称化の手段」の一例である。
・9.11型の象徴攻撃
・港湾でのタンカー炎上
・米国向けの貨物船にドローンを搭載し、港湾に接近した段階で発進させる手法(ウクライナが車両コンテナにドローンを積み込み、ロシア領内に搬入して攻撃した例の模倣)
・応急加工した民生用ドローンによるテロ(市販ドローンに爆薬・金属片・簡易誘導装置を取り付け、港湾・空港・発電所など象徴性の高い目標を狙う手法)
これらはいずれも、ハートが述べた「敵の心理的均衡を根底から崩すパラライズ(無力化)」に完全に一致する。
(3)攻撃対象国の選別:日本・NATOを外し、同盟網を分断
イランの間接アプローチの特徴は、「どこを攻撃するか」ではなく、「どこを攻撃しないか」を精密に選別する点にあると考えられる。
イランは米国とその同盟網を一枚岩として扱わず、攻撃対象を限定することで同盟国間の温度差を意図的に拡大し、米国の対イラン包囲網を内側から弱体化させようとしている可能性が高い。
その典型が、日本やNATO主要国を意図的に攻撃対象から外すという選択を行う可能性があるという点である。
日本や欧州を巻き込めば、米国の同盟網はむしろ結束する。逆に、日本や欧州を除外し、攻撃を中東地域や在外米軍に限定すれば、「我々が米国と一線を画することで難を逃れられる」という認識が生まれ、同盟国が米国との関係を見直す方向へ誘導される可能性がある。
イランはこの選別によって、米国本体だけを戦域に引き込み、同盟国に心理的な距離を置かせる、つまり同盟網を分断する間接アプローチを採用する可能性が高いと考えられる。
(4)米国内世論操作:反トランプ・早期停戦圧力
イランが米国に対して行い得る間接アプローチの一つが、米国内の世論を揺さぶり、政権に早期停戦を迫る圧力を高めることである。その手段としては、
・SNS操作
・メディア工作
・全国的・大規模な反戦デモの誘発
といった情報戦・大衆運動戦が挙げられる。ただし、これらの領域はイラン単独では能力的に限界があると考えられる。
むしろ、イランを支援する立場にある中国やロシアが、直接・間接的に情報戦を補完する可能性が高い。
そのエビデンスは表に出にくいが、過去に中国・ロシアが日米の選挙に介入したとされる事例が間接証拠として参照できる。
民主主義国家の世論や選挙制度の脆弱性を突くこの手法は、軍事力を使わずに相手の政治的均衡を崩す、典型的な間接アプローチといえる。
間接アプローチの視点で見た戦争の行方
長期化・拡散・世界暗転
(1)正面戦がないため決着しない:構造的に決着困難な戦争
イラン戦争の最大の特徴は、米国とイランの双方が「正面戦」を避けているという点にある。
米国は現時点では大規模な地上軍を投入せず、イラン本土への全面攻撃も意図的に回避しているように見える。
これは、戦争のエスカレーションを抑えつつ、限定的な軍事圧力だけでイランを抑止しようとする間接アプローチである。
一方のイランも、米国との本格的な正面衝突を避け、代理勢力や象徴攻撃を通じて間接的に戦う姿勢を崩していない。つまり、両者はともに 「決定的勝利を生まない戦い方」 を選択している。
間接アプローチは、敵の均衡を崩すことはできても、敵を完全に屈服させる決着を生み出さない。そのため、この戦争は、
・一気に勝敗がつく短期決戦ではなく、
・低強度の衝突が断続的に続く長期消耗戦となり、
・しかも終わりの形が見えない「決着困難な戦争」
へと構造的に変質していく。米国もイランも、「勝てないが、負けもしない」という状態に陥るため、戦争は自然に終わらず、政治的・心理的な疲労が蓄積する長期化が必然となる。
(2)戦域の世界拡散:拡散型大戦争へ
間接アプローチのもう一つの特徴は、戦域が水平的に拡散していく点にある。イランは自国領内で戦わず、代理勢力を通じて、
・中東
・欧州
・アフリカ
・アジア
へと攻撃を波及させる可能性がある。米国もまた、湾岸諸国を前進拠点として戦うため、戦域は中東に限定されない。
こうして、当初は局地戦として始まった衝突が、複数の地域で同時進行する拡散型大戦争へと変質するリスクが高まっていく。
そして、この拡散の最終段階として懸念されるのが、米国本土への戦域の波及である。
それは必ずしも軍事的攻撃を意味しない。貨物船や民生用ドローンを利用した象徴攻撃、サイバー攻撃による都市機能の一時停止、あるいは代理勢力による限定的な破壊行為など、心理的な本土戦域化が起きるだけで、米国社会は深刻な不安と政治的混乱に直面する。
つまり、戦域の拡散とは、地理的拡大だけでなく、米国本土の心理的戦域化を含む質的拡散でもある。
(3)世界経済の暗転:コロナ禍を超える累積型ショック
戦域の拡散は、軍事だけでなく世界経済にも深刻な影響を与える。特に以下の3つが同時進行で起きる点が重要である。
・エネルギー価格の高騰(ホルムズ海峡の不安定化)
・物流の停滞(海運・航空の迂回と保険料高騰)
・インフレ再燃あるいはスタグフレーション
これらは単発のショックではなく、時間とともに蓄積していく累積型ショックである。その規模は、コロナ禍を超える可能性すらある。
さらに深刻なのは、イラン戦争が米国の軍需サプライチェーンそのものを揺さぶり始めている点である。
湾岸で迎撃ミサイルを大量消費する一方、その補充に不可欠なレアアース磁石の供給源は、ほぼ中国に依存している(出典:Shanaka Anslem Perera の分析)。
「パトリオット」や「THAAD(終末高高度防衛)」ミサイルなどの迎撃ミサイルは、中国が支配するレアアース精製と高性能磁石なしには生産できない。
つまり、イラン戦争の長期化は、米国の兵器庫だけでなく、対中抑止力そのものを静かに侵食していく構造を持つ。
そして、この状況は、ミサイルの応酬によってイラン側が米軍の迎撃ミサイルを急速に消耗させた結果でもある。
意図したかどうかは別として、敵の戦力を間接的に枯渇させるという点では、これも間接アプローチの範疇に入ると考えられる。
(4)日本への影響:間接アプローチの被害者になりやすい構造
日本は、イラン戦争の当事者ではない。しかし、間接アプローチの構造上、巻き込まれやすい国でもある。理由は3つある。
- エネルギー依存:日本は中東依存度が極めて高く、原油価格の高騰が直撃する。
- 海上輸送の脆弱性:日本の物流は海運に依存しており、ホルムズ海峡や紅海の混乱は即座に供給網を揺さぶる。
- 米軍基地の政治的リスク:日本国内の米軍基地は、米国の戦争に巻き込まれる象徴として国内政治を不安定化させる可能性がある。
こうした構造から、日本は 間接アプローチの被害者になりやすい脆弱性を抱えているといえる。
結語:世界は間接アプローチの渦中にある
米国とイランは、互いに正面衝突を避けながら、相手の均衡を崩す間接アプローチを応酬している。
その結果、戦争は長期化し、拡散し、世界を暗転させる。そして日本もまた、この拡散型大戦争の外側にはいられない。
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