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『なぜこうなった?三つ巴の台湾総統選、「一つの中国」めぐり中国当局が暗躍か 選挙まであと6週間、野党協力は失敗しホンハイのテリー・ゴウは謎の動き』(12/1JBプレス 福島香織)について
11/30The Gateway Pundit<What are They Hiding? — Democrat Sen. Dick Durbin Blocks Senator Marsha Blackburn’s Motion to Subpoena Jeffrey Epstein’s Flight Records=彼らは何を隠しているのでしょうか?—民主党ディック・ダービン上院議員、ジェフリー・エプスタインの飛行記録の召喚を求めるマーシャ・ブラックバーン上院議員の動議を阻止>
離れ小島でエプスタイン斡旋の小児性愛をした議員やセレブの連中がたくさんいるのでは。だからエプスタインは獄中で自殺(本当は暗殺では)した。
木曜日、上院司法委員会のディック・ダービン委員長(民主党、イリノイ州)は、小児性愛者ジェフリー・エプスタインへの飛行記録の公開とソトマイヨール判事のスタッフの召喚を求めるマーシャ上院議員の要請を阻止した。
ブラックバーン上院議員は声明で、「これは権威ある司法委員会の歴史において悲しい日であり、左翼の二重司法の運動をさらに強調するものである」と述べた。
「ピザゲート」で著名人が児童人身売買組織に関与していることを示唆した記事で知られるコラムニストのリズ・クロキンは、Xで次のように書いた。
https://www.thegatewaypundit.com/2023/11/what-are-they-hiding-democrat-sen-dick-durbin/
12/1Rasmussen Reports<52% of Voters Give Congress ‘Poor’ Rating=有権者の52%が議会に「悪い」評価を与えている>
メデイアは左翼グローバリストに牛耳られていて、彼らを気にして政策が練られるとしたら、間違った方向に進むのは必定。
ほとんどの有権者は議会が良い仕事をしているとは信じておらず、2対1の差で議会議員は有権者がどう思うかよりもメディアを気にしていると述べている。
ラスムッセン・レポートの最新の全国電話およびオンライン調査によると、米国の有権者と思われる人の20%が議会の実績を良好または優れていると評価しており、 9月の24%から減少している。議会の仕事がうまくいっていないと考える人は52%で、9月の44%から増加した。
12/2希望之声<北约-乌克兰理事会:乌克兰有望战后加盟北约=NATO・ウクライナ評議会:ウクライナは戦後NATOに加盟する見込み>NATO・ウクライナ理事会が11/29(水)に開催され、NATOは「必要な限りウクライナの自衛を支援し続ける」と約束し、ウクライナがロシア・ウクライナ戦争の終結後にNATOに加盟する見通しであることも表明した。
1日のFOXニュースの報道によると、NATO加盟国の外相は水曜日(29日)、ウクライナのドミトロ・クレバ外相とともに、初のNATO・ウクライナ評議会を開催した。
NATOは会合後の声明で「強大で独立したウクライナは欧州と大西洋地域の安定にとって極めて重要だ」と述べた。
「ウクライナが承認された国境内で独立、主権、領土の一体性を守り続ける中、(NATO)加盟国はウクライナへの政治的・実際的支援をさらに強化するという確固たる決意を持ち続けており、必要な限りサポートを提供する」。
ウクライナは自国のインフラをNATOとの互換性を高めている。 声明には「われわれはウクライナがNATOとの完全な相互運用へ移行するためのロードマップを作成している」と書かれている。
NATO全体としてはウクライナに対して軍事援助を行っておらず、現在ウクライナが受けている援助はNATO加盟国がそれぞれの条件に基づいて独自に提供しているものである。
ウクライナは①領土一部割譲②NATO加盟(最悪米国との同盟)でロシアと平和条約交渉をしてはどうか?
https://www.soundofhope.org/post/774874
12/1希望之声<里根国防调查:过半美国人视共产中国为头号威胁=レーガン国防調査:米国人の半数以上が共産中国を最大の脅威と認識>レーガン国防フォーラムは12/2に開催される。 これに先立ち、米国のレーガン大統領財団・研究所は11/30、2023年度の最新「レーガン国防調査」の結果を発表し、米国人の半数以上が共産中国を最大の脅威とみなしていることを示した。もし中国が台湾侵攻すれば、72%もの人が台湾を独立国として正式に承認することを支持している。
2023年レーガン国防調査は10/27から11/5まで米国成人2,506人を対象に実施された。
レーガン大統領財団の公式ウェブサイトで発表された報告書によると、この最新の世論調査は共産中国に対する米国人の態度に大きな変化が見られることを示している:2018年には米国人の55%が中国を敵とみなし、その後5年間も割合は上昇し続けた。今年には、中国を敵とみなす米国民の割合は77%に達したが、同時に中国が盟友だと考える人はわずか15%にとどまった。
それだけでなく、現在では米国人の51%は共産中国が米国に対する最大の脅威であると考えている;対照的に、ロシアが米国に対する最大の脅威であると考える人の数は減り続けており、現在ではわずか24 %であり、昨年の31%よりも大幅に減少している。
台湾に関する問題について、米国人の73%が中国政府は台湾侵攻するのではないかと懸念しており、米国民の大多数は台湾を盟友だと考えており、この傾向は民主・共和両党の支持者の間で一致している。民主党と共和党支持者の間では、それぞれ68%が台湾は米国の盟友と考えている。
調査によると、中共が開戦した後、台湾を守るために米国が派兵することを支持する米国人が増えており、2019年には米軍が台湾を守ることを支持する人は39%だったが、年々増加し、今年は46%に達した。
同時に、中共の台湾侵攻を阻止するために、米国人の60%が台湾付近への米軍配備の拡大を支持しているのに対し、反対しているのはわずか25%である:米国の台湾への武器売却拡大を支持しているのは55%、反対しているのはわずか28%である。
米国が介入の姿勢を強めれば強めるほど戦争の抑止になる。
https://www.soundofhope.org/post/774709
12/1阿波羅新聞<乌克兰称炸了俄罗斯远东铁道 中俄货运或瘫痪=ウクライナ、ロシア極東鉄道爆撃で中露貨物麻痺の可能性>ウクライナ法執行機関関係者は、ウクライナ治安局(SBU)がロシア極東地域のブリヤート共和国で燃料列車に対して2回の破壊活動を行ったことがわかった。 関係者によると、最初の攻撃は水曜から木曜の夜、ロシア最長のセベロムイスクベソロフ・トンネルで発生し、列車が通過する際に4台の爆発装置が作動した。ウクライナはその後、最初の攻撃後に鉄道交通が迂回されたため、鉄道路線の別の区間を標的にした。現在鉄道交通が麻痺しているとの情報もある。
ロシア本土への破壊活動は有効。
https://www.aboluowang.com/2023/1201/1985164.html
12/1阿波羅新聞<中共党魁走了 这些在美华人摊上事了!【阿波罗网报道】=中共が指導、米国にいる中国人は酷い目に遭う! 【アポロネット報道】>アポロネット秦瑞記者の報道:米国と中共の戦略的競争に関する特別委員会のギャラガー委員長が11/29に米国司法省に書簡を送り、「平和的な抗議活動参加者」に対する中共支持者による暴力的攻撃への憤りを表明した。また、司法省に対し、攻撃に関する情報の提供を求め、また、これらの弱い立場にある人々を確実に保護するためにどのような政策が講じられているのか説明するよう求めた。
11/29、ギャラガーはクリステン・クラーク司法次官補に書簡を送り、習近平が11月のアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議のためサンフランシスコを訪問中に、平和的な民主化運動参加者が中共結盟者による襲撃されたことに対する怒りを表明し、書簡を送った。報道によると、デモ参加者は「金属棒、旗竿、傘、催涙スプレー」を振り回した習近平支持者らに襲撃されたという。 これは、米国に住む中国人反体制派を脅迫し、沈黙させ、危害を加えようとする中共結盟者による数多くの試みのほんの一例に過ぎない。
中共が如何に邪悪で、日本も例外ではないと思わないと。
https://www.aboluowang.com/2023/1201/1985101.html
12/1阿波羅新聞網<花花公子基辛格 追逐女星说出他的名言 深得中共官场青睐与共鸣=プレイボーイのキッシンジャーが女優を追いかけ、有名な名言を発し、中共関係者の支持と共感を得た>1972年の《プレイボーイ・クラブ・バニー》の世論調査では、キッシンジャーはニューズウィーク誌によって「スーパーK」と呼ばれ、「最もデートしたい男」にランクされた。同年中国を訪問した際、「なぜ多くの女の子があなたのような太った男性を好むのですか?」と尋ねられたこともあった。 キッシンジャーの説明は「権力は究極の媚薬である」と説明した。ネチズンSans2000 は「権力は究極の媚薬である」というのは、中共関係者の支持と共感を呼んだと。
キッシンジャーはハニトラとマニトラと両方かかったのでは。
https://www.aboluowang.com/2023/1201/1985147.html
12/1阿波羅新聞網<习近平已“不知所措”!互撕好戏再度上演【阿波罗网报道】=習近平は「途方に暮れている」!互いの言い合いショーが再び上演される【アポロネット報道】>アポロネット秦瑞記者の報道:中共内部の派閥抗争の場面は、常に外の世界に楽しみをもたらす。最近の記事で、中共の江曽派は蔡英文の口を借りて習近平が「国内の困難で途方に暮れている」と揶揄した。
下は「蔡英文:中国は内部で難題を抱えており、今は台湾攻撃はできない」と。
https://www.aboluowang.com/2023/1201/1985059.html
12/1阿波羅新聞網<吃给普京看? 俄罗斯女子被拘留 只因她公然在红场上吃这食物=食べてるのをプーチンに見せたい? 赤の広場で公然とこの食べ物を食べたという理由だけでロシア人女性が拘束>最近、ロシアで奇妙な出来事が起きた。赤の広場で赤キャビアのサンドイッチを食べた女性が拘束された。
サンドイッチとキャビアの持込が許可を受けていないのが理由らしいけど、本当のところは分からない。強権政治の国だから。
https://www.aboluowang.com/2023/1201/1985072.html
https://twitter.com/i/status/1730485792613536138
何清漣 @HeQinglian 8時間
このお爺さんの言葉が真実の命の言葉であることは、体験した人にしか分からない。
引用
夏小強 @xiaxiaoqiang 15h
あなたが率先して連絡を取らないのに、なぜ誰もあなたに連絡を取らないのか?北京の西城区のお爺さんが透徹した解説 #西城大爺
何清漣が再投稿
liqun chen(陳立群) @liqunchen 7h
NY市長の中国系米国人女性補佐官、鄭祺蓉が捜査を受ける。https://epochtimes.com/b5/23/12/1/n14127759.htm @dajiyuanより
中共の海外工作員への警告:
報告しないわけではない、まだその時期ではない。
時が来たら、すべて報告する。
福島氏の記事では、藍白合が破局になって、頼・蕭ペアが楽勝するかと思ったら、「棄保」があるから、分からないと。民進党は立法院選挙と合わせ、組織の支持固めをし、メデイア(含むSNS)にも登場して政策をアピールしないと。特に対中政策が国民党と民衆党と違うので、それを丁寧に説明する必要がある。台商は殆ど国民党支持では。でも大陸で虐められているから、中国以外に投資先を見つけられる手助けを政策として挙げたらどうか。専門家でなくて素人考えですが・・・。
記事
台湾総統選への立候補を届け出た与党、民進党の総統候補、頼清徳氏(左)と副総統候補、蕭美琴氏(写真:中央通信社=共同)
- 2024年1月13日に実施される台湾総統選挙の候補登録が締め切られ、与党民進党、野党の国民党と民衆党の三つ巴(どもえ)戦の構図となることが確定した。
- 「一つの中国」めぐり中国・習近平政権が暗躍しているとの見方もあり、選挙の行方が米中を巻き込み地政学リスクに大きく影響を及ぼすのは必至だ。
- 選挙まであと6週間、各党の基本政策の違いや候補者の素顔、チャイナウォッチャーの見立てなどを詳報する。(JBpress)
(福島香織:ジャーナリスト)
11月24日をもって、台湾総統選挙の候補の登録が締め切られた。来年1月13日の台湾総統選は、与党民進党の頼清徳総統候補・蕭美琴副総統候補ペア、国民党の侯友宜総統候補・趙少康副総統候補ペア、民衆党の柯文哲総統候補・呉欣盈副総統候補ペアの三つ巴戦となる。
今回の総統選は、この形に落ち着くまで紆余曲折あった。最大の山場は、国民党と民衆党の選挙協力が成立するかどうか、だった。結果的に、この夢の野党協力は最悪の形で決裂。これで、民進党の頼・蕭ペアは総統選レースにおいて圧倒的優位に立つことになったのだろうか。選挙まであと6週間、その行方を占ってみたい。
当初、台湾総統選に候補として出馬すると公表していたのは4人。民進党候補で現在の蔡英文政権で副総統を務める頼清徳、国民党候補で2022年の九合一選挙で新北市長に最高得票率で当選した侯友宜、昨年秋まで台北市長を2期8年勤めあげた民主党候補の柯文哲、iPhoneなどの受託生産で知られる世界的大手EMS(電子機器受託サービス)企業・鴻海(ホンハイ)精密工業の創業者で無所属のテリー・ゴウこと郭台銘。
民進党の頼清徳・現副総統(写真:ロイター=共同)
頼清徳は、蔡英文政権の後継者として、現状の政策を維持するとみられている。国防重視の親米派、経済的には中国依存脱却推進。中国の習近平政権は蔡英文も頼清徳も「台独派」として敵視している。
国民党の侯友宜氏(写真:中央通信社=共同)
国民党候補の侯友宜は、中国との対話重視で、中国との経済関係も改善したいとしている。疑米派(米国への国防依存のし過ぎが台湾海峡の平和安定に悪影響をもつという考え)とみなされた時期もあったが、秋に米国訪問もしており、対米関係もそれなりに重視する素振りを見せている。
警察官僚出身の侯友宜は外交経験・センスが乏しい。真面目で朴訥(ぼくとつ)な人柄で有権者人気は決して悪くはない。だが、外省人(国民党とともに中国大陸から台湾に渡った人)ではない国民党の台湾人総統候補は李登輝以来であり、古い国民党支持者や党内の守旧派老人は不満に思っているかもしれない。党是としての「92年コンセンサス」を支持し、中華民国が唯一の中国という国民党としての「一中原則」は否定していない。
民衆党の柯文哲氏(手前左)(写真:中央通信社=共同)
柯文哲は台北市長2期8年を勤めあげ、自身で「民衆党」を結党し、総統選に臨む。台北市政に対する市民の評価は悪くなく、既存の政党政治にうんざりし始めていた有権者の心を捉えて支持を増やしてきた。中国との対話重視、経済関係回復を目指すところは国民党と共通だ。しかし、国民党と決定的に違うのは「92年コンセンサス放棄」を主張し、台湾人として持つべきコンセンサスは民主的総統選挙がスタートした1996年に誕生したという「96年コンセンサス」を主張している点である。「一つの中国」原則のようなファンタジーは国民党も早々に捨てるべきだとしている。
鴻海(ホンハイ)精密工業創業者の郭台銘(テリー・ゴウ)氏(写真:共同通信社)
この3候補に加えて、国民党の総統候補になれなかった郭台銘が無所属で出馬したが、彼は最初から話題作りだけの泡沫候補で、最終的に出馬登録はしなかった。
にわかに浮上した野党協力だったが・・・
11月初めまでの民意調査の推移を見てみると、民進党・頼清徳候補が30%以上の支持率をキープし、侯友宜、柯文哲がそれぞれ20%前後の支持率でほぼ横並び状態だった。
三つ巴戦の場合、台湾の有権者は勝てない3番手候補に見切りをつけて、2番手に票を集める「棄保」と呼ばれる投票行動をとることがままある。だが、「棄保」現象が起きても、1番手が35%以上の支持率をキープできていれば先頭逃げ切り勝利の可能性が高い。
民進党の副総統候補、蕭美琴氏(写真:共同通信社)
このため、三つ巴を崩して2大候補の対決に早々にもっていくことが、国民党、民衆党に残された勝ち筋だといわれていた。
そこで、11月に入り国民党、民衆党の「藍白協力構想」がにわかに持ち上がった。藍は国民党のシンボルカラー、白は民衆党のシンボルカラーだ。
与党の民進党と、野党の国民党・民衆党の間では、対中関係という最大の争点がある。民進党は中国との対立先鋭化を恐れないが、国民党と民衆党は中国との関係改善を目指す。この点については国民党と民衆党の選挙協力が探れる、というわけだ。また、民進党にとっては、8年ジンクス(台湾の政権は8年ごとに交代する)への挑戦の選挙であり、野党として国民党・民衆党がとにかく政権を交代させたいという有権者を一つにまとめられれば、民進党優勢が逆転する可能性はあった。
藍白協力に同意した野党候補ら。(左から)国民党の朱立倫主席、侯友宜・新北市長、馬英九前総統、台湾民衆党の柯文哲・前台北市長=11月15日撮影(写真:中央通信社=共同)
11月15日、馬英九前総統が仲介する形で、柯文哲と侯友宜、そして国民党主席の朱立倫で密室協議が行われ、柯文哲はこの時、藍白協力に同意した。この協力の最大のポイントは、最新の6つの民意調査の統計分析で、支持率格差を出し、侯友宜、柯文哲のうち、民意調査格差の上位を総統、下位を副総統とし、外交、防衛、両岸関係(中台関係)は総統が決定権を持つ、というところだ。
国民党・民衆党の協力構想は破局に
馬英九、国民党、民衆党がそれぞれ信頼できる統計専門家を選び、喫緊の民意調査について分析することになった。だが、サンプル数も調査手法も異なり、それぞれが恣意的に結果を導き出した民意調査で意見の一致を導けるはずもなく、「統計論争」が白熱、藍白協力は暗礁に乗り上げた。
その後、出馬を取りやめる口実をちょうど探していた郭台銘が仲介者になって、再度、話し合いがもたれることになった。
台湾総統選の野党候補一本化の協議前に写真撮影に応じる国民党の侯友宜氏(右から2人目)、台湾民衆党の柯文哲氏(左端)ら(写真:共同通信社)
23日の夕方、台北グランドハイアットで、郭台銘が招集する形で最終の話合いが行われることになったが、密室協議ではなく公開討論で決着をつけることになった。この討論の様子はYouTubeなどでも見ることができるが、郭台銘が朱立倫を「重量級の招かれざる客」と揶揄(やゆ)したり、「政党協力ではなく柯文哲、侯友宜、郭台銘の協力を話し合うつもりだったのに」などと言い出したり、柯文哲と侯友宜がお互い、不誠実だとののしりあったりして、実に険悪なものとなった。
討論は時間切れに終わったが、誰が見ても藍白協力は最悪の形で破局となり、翌日、侯友宜は趙少康という元政治家で今はテレビキャスターの老政治家を副総統に選び出馬登録、柯文哲は立法委員(国会議員)で英米通の才媛、呉欣盈を副総統に選んで出馬登記を行った。
野党協力を仕掛けたのは中国当局か
さてこの藍白協力がなぜ突然持ち上がり、そしてなぜここまで最悪の形で破局したのかを、少し考えてみたい。少なからぬチャイナウォッチャーたちは、この降ってわいた藍白協力の仕掛人が実は中国当局ではないか、と疑っている。
米ニューヨーク・タイムズは、藍白協力の破局は、中国の最大の希望も破滅させた、と論評している。民進党の頼清徳、そして副総統候補になった蕭美琴はともに中国当局から「独立派」のレッテルを張られた「危険人物」。蕭美琴は母親が米国人のハーフであり、駐米台北経済文化交流代表処代表(駐米大使に相当)の外交通で米国通。つまりこのペアが次の政権になれば、米台軍事協力がさらに推進され、習近平が在任期間中に実現しようともくろむ中台統一が一番やりにくくなることになる。
米サンフランシスコで会談したバイデン米大統領(左)と中国の習近平国家主席=11月15日撮影(写真:ロイター=共同)
では、中国として誰を総統に望んでいたかというと、やはり国民党の侯友宜であろう。なぜなら「一つの中国」「92年コンセンサス」を堅持しているのは国民党だけだからだ。
「統一」という言葉は、中華民国も「一つの中国」を主張していなければ、使えない。国民党と共産党はかつて内戦で戦い、国を2つに分けたという歴史があってこその統一であり、仮に中華民国が「一つの中国」に当たらない、というコンセンサスが台湾に確立されれば、中国が台湾を併合することは統一ではなく、侵略と呼ばれるべきだ、となる。
今回の総統選で国民党候補が当選しなければ、あるいは、三つ巴の3番手に落ち、極度に低い投票率で国民党の泡沫化が印象付けられたりすれば、一つの中国と言う概念も統一の根拠も完全に失われてしまうだろう。中国としては何とかしてそれを阻止したいことだろう。
そこで、中国の習近平政権は馬英九前総統を通じて藍白協力を仕掛け、柯文哲総統候補を副総統に取り込もうとしたのではないか、という想像が広がった。11月2日に馬英九基金会執行長の蕭旭峯が北京フォーラム参加のために訪中し、中国国務院台湾事務弁公室幹部らと面会したという報道があった。
馬英九サイドはこの時、中国から何かの指示を受けたのではないか。15日の藍白協力合意後の記者会見の柯文哲の表情があまりに憔悴(しょうすい)しており、柯文哲は中国共産党に何か弱みを握られており、それを中国から教えられた馬英九が柯文哲を脅して藍白協力を合意させたのではないか。柯文哲は心臓外科医として中国でも仕事をしており、たとえ倫理にもとるような移植手術や治療に関わったことがあるのではないか・・・。そんな憶測が駆け巡ったのだ。
このタイミングで、バイデンと直接会談をした習近平が、台湾統一のタイムスケジュールについて否定したことも、習近平は藍白協力によって国民党総統誕生が確実になると信じて生まれた心の余裕が言わせたのではないか、という見方があった。
民衆党の支持率低下で民進党vs国民党に?
さて、こうして藍白協力は決裂。11月24日、民進党、国民党、民衆党の正副総統候補が出そろったあとの民意調査では、なぜか国民党の侯友宜・趙少康ペアの支持率が急上昇している。一番サンプル数が多いTVBSの調査では民進党ペア支持34%、国民党ペア31%、民衆党ペア23%。これはどういうわけだろう。
国民党の副総統候補の趙少康はテレビでおなじみの政治評論家でキャスターだが、その昔は、国民党守旧派の若手議員で1993年に李登輝に反発して、新党を結成し、2002年まで中国との再統一を目指す新党に所属。その後、テレビキャスターを本業として、政治から離れていたが、2021年に国民党に復帰。総統候補を狙っての復帰だとみられていた。
台湾の蔡英文・現総統(写真:中央通信社=共同)
73歳のある意味化石のような老政治家なのだが、米国留学経験をもち、国民党の古い支持者に受けのよいインテリ副総統は、警官たたき上げで実務行政能力はあるが、朴訥で泥臭い印象の侯友宜の欠点を補った、ということか。あるいは民衆党・柯文哲の人気が急落したともいえる。藍白協力に一旦同意しながらそれを反故にした柯文哲はやはり支持者に対し誠実でない、と思われたかもしれない。
だが、民衆党・副総統候補の呉欣盈は新光集団創業者の孫娘で、英米政治の現場で仕事をしたこともあり、米証券会社大手メリルリンチのアナリスト経験もある経済、金融通。夫はベルギー貴族の男爵という国際派セレブ。実務実力や外交センスなど政治家として華や魅力は国民党ペアより上かもしれず、今後勢いを復活する可能性はまだある。
もし、このまま民衆党が脱落し国民党の支持率がこの上がり、三つ巴戦拮抗ではなく、民進党VS国民党の対決のかたちになるとしたら、鍵を握るのは民衆党支持者の「棄保」となる。これが、ひょっとすると国民党ではなく、民進党に流れる可能性がある。藍白協力がののしりあうように決裂したため、民衆党支持者としては侯友宜だけは勝たせたくない、と思うかもしれない。
郭台銘(テリー・ゴウ)の謎の動き
ところで、藍白協力を最悪な形で破壊した民進党にとっての「最大功労者」が、中国との平和協議を公約に掲げて無所属で出馬しようとした郭台銘であったことが興味深い。
彼は大陸ビジネスで恩恵を受け、一番親中派とみなされてきた。だが、10月、ホンハイの中国拠点が中国当局から税務調査や土地利用をめぐる立ち入り検査を受けていることが明らかにされている。これは、ホンハイが中国市場から離脱しようとしているのに対し、中国側が圧力をかけているとみられている。
だが、そういうタイミングで、郭台銘が中国の一番嫌がることをやってのけたのは、わざとなのか、単に空気が読めないだけなのか。もし来年、頼清徳政権が台湾で誕生したら、民進党は郭台銘に礼を言わねばなるまい。
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『追悼 キッシンジャー氏、世界を語る「日本は核保有国に」』(11/30日経ビジネス編集部)について
11/30The Gateway Pundit<Rep. Clay Higgins Drops a Bomb on Newsmax: “Over 200” FBI Agents Embedded Within Crowd on J6 – FBI Agents Behind Talk of Violence in Chat Groups! (VIDEO)=クレイ・ヒギンズ下院議員がニュースマックスに爆弾投下:J6の群衆の中に「200人以上」のFBI捜査官が潜入 – チャットグループでの暴力の話の背後にFBI捜査官がいる!(ビデオ)>
クレイ・ヒギンズ下院議員(共和党、ルイジアナ州)は最近ニュースマックスでクリス・サルセド氏と共演し、2021年1月6日の政府の作戦について話し合った。
ヒギンズ下院議員はサルセドに対し、2021年1月6日にはトランプ支持者に扮した「少なくとも200人」のFBI捜査官が群衆の中にいたと語った。これは政府の作戦だった。
これはまさに、J6 政治犯ジェフリー・マッケロップが2023 年 3 月に独房からゲートウェイ・パンディットに語った内容です。
ジェフリーは、勲章を受けた元第 3 特殊部隊グループの兵士であり、米国政府の請負業者です。ジェフリー・マッケロップは、22年間祖国に奉仕した後、政治犯として拘留されている。2021年3月に逮捕された後、ジェフリーさんは1月6日の抗議活動のビデオ映像と証拠を文書化した。ジェフリーはその日、大勢のトランプ氏の群衆の中から多数の政府情報提供者や扇動者を特定することができた。証拠をまとめた後、彼はそれを多数の連絡先に送りました。そのとき、FBIが彼の独房にやって来て、彼の調査を行った。その後、彼らは彼を黙らせようとし、電話やメールの権限を禁止した。最近、ジェフリーが精神病院に移送されたと聞きました。彼らは本当に彼を黙らせたいのです。
群衆制御の訓練を受け、キャリアの大半を海外で勤務していたジェフリー・マッケロップは、1月6日は政府の作戦だったと説明した。ジェフリーは3月にTGPにこう語った。私は彼らを見ました。見つけました。そして、それを見つけたら、何を探せばよいのかがわかり、それからそれらを見つけます。潜入捜査官は全員同じものを着ています。それらはすべて同じように動きます。彼らは皆同じように集まります。なぜ私がこれを知っているのでしょうか? だって私も昔同じことしてたんだから。」
水曜日、クレイ・ヒギンズ下院議員は以前の告発をさらに拡大した。
クレイ・ヒギンズ下院議員: FBIは1月6日の行動に内部から関与しただけではなく、国会議事堂内にトランプ支持のフリをしたエージェント、あるいは人的資産を含む200人以上のエージェントを群衆の中に埋め込んでいたのではないかと私は思う。さらに、FBIは、全国のオンラインチャットグループやウェブサイト、ソーシャルメディアアカウントに、新型コロナウイルス弾圧への反対を議論するあらゆるグループに潜入し、侵入していた。そしてFBIはそれらのグループに効果的に浸透した。
そして、これらのグループ内のテキストスレッドとコミュニケーションを追跡し、1 月 6 日の暴力の可能性や国会議事堂の積極的な占拠の示唆の発信源を見つけると、それらのメッセージは、最終的に解散したグループのメンバーによって主導されていたことがわかります。そのグループに潜入していたFBI捜査官であることが判明した。つまり、FBI の関与は J6 だけでなく、数日前、数週間、数か月前から深く関わっていました。
ヒギンズ下院議員はニュースマックスに対し、保守派や共和党は明らかに米国民に対する武器となっている司法省やFBIへの資金提供には絶対に反対しなければならないと語った。
民主党とその武器になった司法省やFBIにとっての不都合な真実。
https://www.thegatewaypundit.com/2023/11/rep-clay-higgins-drops-bomb-newsmax-200-fbi/
11/30The Gateway Pundit<Buyer’s Remorse: Ex-CNN Host Chris Cuomo Says He’s “OPEN” Voting for Trump Over Biden in 2024 Election (VIDEO)=買い手の後悔:元CNN司会者のクリス・クオモ氏、2024年の選挙ではバイデンよりもトランプに「オープン」に投票すると語る(ビデオ)>
クリス・クオモの兄はアンドリュー・クオモ民主党元NY州知事。極左と評判の高いCNNで司会者をしていた人物からもバイデンでは駄目だと。
状況はあまりにも悪いので、極左の人物でさえ、自分の党の大統領候補からの撤退を検討しているほどだ。
元CNN司会者のクリス・クオモ氏は、パトリック・ベットデイヴィッド氏、アダム・ソスニック氏、トム・エルズワース氏、ビンセント・オシャナ氏との最近のインタビューで、2024年の大統領選挙でトランプとバイデンであればドナルド・トランプ氏に投票する用意があると公然と述べた。
クオモ氏はインタビューの中で、米国は前政権と同様に次期トランプ政権も存続できるとの信念を表明した。「私たちはトランプ政権を生き延びました。私たちはまた生き残れるでしょうか?はい」とクオモ氏はインタビュー中に語った。
クオモ氏は自身の理論的根拠をさらに深く掘り下げ、トランプ大統領が米国にとってバイデン政権ほど大きなリスクはない、と主張した。同氏は、トランプ大統領の任期中、米国は現在のような特定の脅威に直面していなかった、と強調した。
「そして、私に“あなたは何を言っているのか?”と攻撃して来る人たちがいる。トランプはこの狂った男に似ている。パトリックが言うように、データはデータです。トランプが大統領だった頃は、今のように我々を殺そうとする人は誰もいなかった」とクオモ氏は述べた。
クオモ氏はさらに、トランプ政権と比べてバイデン政権下の現在の政治情勢に疑問を呈し、敵対心が高まっていることを示唆した。
彼は続けて、米国の民主主義の回復力に対する信念を断言した。
「実のところ、私はトランプ大統領の就任を恐れていない。実のところ、私はバイデンが再び大統領になることを恐れていない。なぜなら、多くの米国民の考えとは異なり、この国は個人の指導者よりもはるかに強いと信じているからである。」
https://twitter.com/i/status/1730266650837184545
https://www.thegatewaypundit.com/2023/11/buyers-remorse-ex-cnn-host-chris-cuomo-says/
11/30Rasmussen Reports<Election Integrity: 59% of Arkansas Voters Want Paper Ballots=選挙の公正さ:アーカンソー州有権者の 59% が紙の投票用紙を望んでいる>
アーカンソー州知事はサラ・サンダース元トランプ政権報道官。機械や郵便投票は不正の温床。
ほぼ2対1の差で、アーカンソー州の有権者は、州の選挙を紙投票に切り替えるよう求めている。
ラスムッセン・レポートとアーカンソー州有権者公正イニシアチブによる新たな電話およびオンライン調査によると、アーカンソー州有権者と思われる人の59%が、州が投票に手書きの投票用紙のみを許可することを支持しており、その中には紙投票のみの提案を強く支持する37%も含まれていることが判明した。31%は手書きの投票用紙のみを認めることに反対しており、その中には「強く反対」の17%も含まれている。残りの 10% は確信が持てません。
11/30希望之声<基辛格去世 中南海反应超强烈 当年出卖台湾内幕曝光=キッシンジャー死去、中南海の反応は強烈、当年の台湾裏切りの内幕暴露>台湾の東海大学政治学部の邱師儀教授は中央通信記者とのインタビューで、マキャベリの考えを信じていたキッシンジャーは主に秘密外交と権力政治を外交手段として利用し、いとも簡単に小国の利益を犠牲にし、台湾もその一つであったと述べた。
中共党機関紙「チャイナ・ニュース・ウィークリー」は本日、キッシンジャーが1972年のニクソン大統領訪中に関する当時の中共外務次官喬冠華と行った上海コミュニケ交渉の内幕を暴露する記事を掲載した。
記事は、中共外交部档案館長の廉正保は、キッシンジャーが1971年11月に北京を訪問した際にコミュニケの主な内容、特に最も困難かつ重要な内容について合意が得られたと述べたと引用した。つまり、「米国は、『台湾海峡の両側にいるすべての中国人は、中国は一つであり、台湾は中国の一部であると考えている。米国政府はこの立場にいかなる異議も唱えない』ことを理解している」というものだ。
廉正保は、後に周恩来がコミュニケを説明する際に「この文章はキッシンジャーが貢献したもので、我々はあらゆる努力をしたにもかかわらず思いつくことができなかった」と述べたと明らかにした。
周恩来はかつて「我々は当初『台湾は中国の省である』と述べ、蒋介石も同じことを言ったが、米国は自国の一部の人々が反対したため、名称を『一部』に変更することを主張した。『一つの省』と『一部分』は同じなので合意した。『米国政府はこの立場に異議を申し立てない』という文中の『立場』という言葉も米国側の提案だった」と述べた。
台湾駐留米軍撤退問題について、中国政府は米国に対し「台湾からすべての米軍と軍事施設を段階的に縮小し、最終的には撤退させる」ことを明確にするよう要求したが、キッシンジャーはこれは台湾を破壊することになるとして拒否した。双方が膠着状態に陥ったとき、キッシンジャーは最終的に、より微妙な意味を表現するために軍撤退の文を二つの文に分割することを考えた。喬冠華はさらに「前提」を「見通し」に置き換えることを提案し、両者は最終的に合意に達した。
元駐米中華民国大使の沈剣虹の回想録によると、キッシンジャーは北京に行く前夜の1971年7月1日、中華民国大使の沈剣虹と会うために特別に旅行した。キッシンジャーは沈剣虹に対し、「米国の基本政策は匪賊を以てロシアを制すること(沈剣虹の回想録で使われた用語)なので、我々の友好関係には影響しない」と保証した。キッシンジャーは、米国は決して友人を裏切らないと強調した。
しかし、キッシンジャーが北京に着くと別の話を持ち出したため、台湾はキッシンジャーの言葉や態度がころころ変わる戦術を深く忘れられず、嫌悪感さえ覚えた。
邱師儀は、キッシンジャーの死は、密室政治と大国間の秘密の遣り取りが続いた古い時代の終わりを表していると指摘した。
キッシンジャーは米外交のゴッドファーザーとして知られている。ドイツ生まれのユダヤ人難民は、米国の対中外交の開放、画期的な米ソ軍備管理交渉、イスラエルとアラブ近隣諸国との関係拡大、そして北ベトナムとのパリ和平協定に貢献した。
多くの人がキッシンジャーの才能と豊富な経験を称賛したが、特にラテンアメリカにおける反共独裁政権への支持を理由に彼を戦争屋と呼ぶ人もいた。
キッシンジャーはWHでのキャリアを終えた後、自らの名でビジネスコンサルティング会社を設立し、大手国際企業に政治リスクコンサルティングを提供したが、中国ビジネスで金儲けをしていたとして批判も受けた。
河北省の国際関係学者、張先揚はラジオ・フリー・アジアに対し、キッシンジャーは中共で数世代にわたる指導者の交代を経験していると語った。中共政府にとってキッシンジャーは米中関係の樹立に尽力し、中共もキッシンジャーに多額の資金を提供した。晩年、中共を支持するキッシンジャーの立場はもはや変えることができなかった:「彼はもう変えることができない。もし彼が再び変わったら、彼の政治的信念はなくなるだろう。なぜなら、中国と米国の友好関係は世界にとって有意義だと感じているからだ。彼は晩年、政治の世界に携われなかったので無聊をかこっていた。 大きな船(中共)は走り続けているが、彼(キッシンジャー)は手綱を握ることができず、船上の人々が彼を必要とするときしか言葉を発することができない。しかし、彼は中国(中共)から資金提供を受けた研究機関を持っている」
かつてニューズウィークの北京特派員を務めたアイザック・ストーン・フィッシュは、2022年に出版した『アメリカ・セカンド:米国のエリートはどのようにして中国を強くしているのか?(America Second: How America’s Elites Are Making China Stronger)』を出版した。その本の中で、キッシンジャーは「中国(中共)の影響力の代理人」として名指しされた。
フィッシュはVOAに対し、「1972年以降、特にキッシンジャーが1982年にキッシンジャー協会を設立して以降、彼は中国(中共)との緊密な関係を主張し続けてきた最も重要な米国人である。彼がそうしたのは米国の利益に合うと思ったからでなく、中国(中共)、キッシンジャー協会、そしてキッシンジャー自身の利益になると考えたから、そうしたのである」と述べた。
米国は誤ったリーダーに操られてきた。ユダヤ人は国家よりコミュニズムとかグローバリズムを優先するということ。
https://www.soundofhope.org/post/774490
11/30阿波羅新聞網<基辛格辞世 学者:大国私相授受旧时代落幕=キッシンジャー死去 学者:大国間の私的な付き合いの古い時代は終わった>キッシンジャー元米国務長官が死去した。学者は本日、キッシンジャーはマキアベリの考えを信じ、主に秘密外交や強権政治を外交手段として利用し、小国の利益をいとも簡単に犠牲にし、台湾もその1つであり、彼の死は密室政治や大国間の権力政治でもあり、私的な付き合いの古い時代は終わったと述べた。
https://www.aboluowang.com/2023/1130/1984650.html
11/30阿波羅新聞網<罕见发出末日悲鸣!中共党内绝望心态大暴露【阿波罗网报道】=珍しい終末の叫び! 中共内部の絶望が暴露される【アポロネット報道】>アポロネット秦瑞記者の報道:江沢民派と曽慶紅派系の「香港01」は30日、再び「改革開放」を使って習近平に圧力をかける記事を掲載した。 しかし、記事の最後には滅多にない終末の叫びがあり、中共内部の絶望的な心理を完全に暴露している。
注目に値するのは、この記事には珍しく極度の悲観論が打ち出され、記事の最後に「多くの人は、3中全会で、人々の心に残っている改革開放を全面的に展開することを望んでいる」と、ほとんど嘆願するような口調で結ばれている。
「香港01」の過去記事と併せて読むと、この文章の意味がより深く理解できるだろう。
中共産党20大を前に、「香港01」は2022年9月26日、「真のヤギの群れ効果 | 河南省で100頭近くのヤギが60メートルの高さの崖から飛び降りた。ネット民:リーダーのヤギが間違えた」という記事を掲載した。
記事によると、9月24日に河南省輝県の挂壁高速道路に実際の「ヤギの群れ効果」が現れたという。 近くの関係者によると、ヤギが崖から飛び降りた原因は、突然現れた車がリーダーのヤギを驚かせ、他のヤギもリーダーのヤギを追って崖から飛び降りたものとみられる。同関係者はまた、100頭以上のヤギのうち90頭以上が高さ60メートル以上の崖から飛び降りて死亡したと述べた。
記事は、「リーダーのヤギの誤った意思決定がグループの崩壊につながった」というネチズンのコメントを引用した。 習近平の「意思決定の誤り」が中共の崩壊につながることを示唆しているようだ。
独裁者の耳には何も届かない。
https://www.aboluowang.com/2023/1130/1984639.html
11/30阿波羅新聞網<习近平破例今年不开三中全会 分析:无法面对经济、民心溃散=習近平、今年は慣例を破り、3中全会を開催せず 分析:経済と民意の崩壊に直視できず>習近平が委員長を務める中共中央委員会政治局会議がこのほど閉幕し、長江経済ベルトの発展促進策や中共の外交業務管理に関する規制などが検討されたが、外界の関心が高い20大3中全会の開催時期については言及されなかった。歴史家は、全体会議は中共の現在の矛盾と困難を簡単に暴露すると考えており、また学者は習近平は効果的な経済改革策を打ち出すことができないと考えており、そのためあえて中共3中全会を招集しないと考えている。
何清漣は来年の1/13台湾総統選の結果を見てからと予想。
https://www.aboluowang.com/2023/1130/1984281.html
何清漣が再投稿
全メディア日報/全メディア・ニュース・チャンネル QM ニュース @cheyennexli 16 時間
重大❗️クレイ・ヒギンズ下院議員は、1/6の群衆の中に「少なくとも200人」の連邦潜入捜査官がおり、そのうちの何人かは「トランプ支持者のフリをして」、闖入前から議会議事堂の中にいたと述べた。
陥穽が明るみに!
これが1.6の真実だ!
🌹 「全メディアタウン」アプリをダウンロードして「全メディア日報」を読んでください 。http://qtown.media
何清漣 @HeQinglian 32m
アルゼンチンの新大統領は中国との関係を変えるだろうか?
https://rfa.org/mandarin/pinglun/heqinglian/hql-11302023113902.html…もっと見る
何清漣 @HeQinglian 2時間
何と左翼は反ユダヤ主義だと言った人がいるのか?
この人たちは本当に「魏晋王朝は勿論、漢王朝も知らない」。洞窟から出てくると、北も南も分からず、東も西も分からない。
ここ数日、多くの大学やメディアが、これらとは関係なく、過去のスター学者や記者を解雇し続けている・・・もっと見る
引用
𮪈勇視訳 @nuanxin8 19h
左翼は反ユダヤ主義だという人は説明してもらえるか?バカの集まりだ。右も左も関係なく、誰もユダヤの支配と買収から逃れることはできない。
米国下院は反シオニズムを反ユダヤ主義と同一視する決議を可決した。
– 賛成412票
– 反対1票(共和党-ケンタッキー州トーマス・マッシー)
– 棄権1票(民主党-ミシガン州 ラシダ・トレイブ)
シオニスト過激主義が両党を支配 twitter.com/stopzionisthat…もっと見る
何清漣 @HeQinglian 4時間
キッシンジャーは、1970 年代以降の米国の最も重要な 3 人の国際戦略大師の 1 人であり、彼の人生は 20 世紀の米国の力の物語を示している。 …もっと見る
何清漣が再投稿
全メディア日報/全メディア・ニュース・チャンネル QM ニュース @cheyennexli 9h
最近、なぜみんな仕事でこんなに不満を抱えているのだろうか?
確かに、政治的立場に関係なく、米国人は概して不満を感じている。それがなければ、認めるか認めないかにかかわらず、米国が間違った道を進んでいることは誰もが知っている。
心の声を聞いてください、極左がこのように金銭を湯水のように使い続ければ、米国は救われるだろうか?
🌹 「全メディアタウン」アプリをダウンロードして「全メディア日報」を読んでください 。 http://qtown.media
日経ビジネスの記事では、上記の記事にあるようにキッシンジャーは中共から莫大な金を毎年貰い、中共の代理人として米国政治に関与してきた。ジョージ・ケナンのソ連封じ込めと違い、金を貰ったら政策転換(中共封じ込め)はできないでしょう。やはり強欲なユダヤ人の限界。お蔭で台湾が今酷い目に遭っている。もとはと言えばキッシンジャーのせい。
日本が5年以内に核保有と言うのも難しい。今の国民の核アレルギーを見れば到底無理。左翼(米国容共派、ソ連、中共)の洗脳に侵され続けてきたため。MSMを信用しない若い世代が実権を握らないと、核保有も憲法改正もできない。ウクライナが核を持ち続けていれば、ロシアに侵攻されることはなかったのに。年寄りが若者の生存の邪魔をしている構図。
記事
米国のヘンリー・キッシンジャー元国務長官が2023年11月29日に亡くなりました。100歳でした。追悼の意を込めて、日経ビジネス電子版が23年6月に掲載した同氏の記事を再掲します。謹んでご冥福をお祈りします。
5月に100歳の誕生日を迎えたヘンリー・キッシンジャー氏に、英エコノミストがロングインタビューを行った。同氏は、米中関係の望ましいあり方など、現在と未来の世界情勢について長い経験に基づく知見を語った。ウクライナのNATO加盟や米中対立がもたらす戦争の危険など、8つのテーマについて同氏の言葉を抜粋した。
1979年の米中国交正常化に道を開いた見識に今も人々が注目する(写真=AP/アフロ)
2023年4月下旬、本誌(英エコノミスト)は2日間、計8時間以上にわたり、ヘンリー・キッシンジャー氏との対談に臨んだ。米国の元国務長官であり、国家安全保障担当の大統領補佐官も務めた同氏が、米国と中国の関係修復という喫緊の課題をどう見ているのか。それを論評した記事は本誌に掲載済みだ。また、インタビューの全文は本誌電子版に掲載した。
以下に、そのハイライトを紹介する。8つのテーマに関する同氏の発言である。
キッシンジャー氏は、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領を「非凡な指導者」と褒めたたえた。ウクライナをめぐる中国の外交努力を歓迎する賢明さを持ち合わせているというのだ。
また、ウクライナの北大西洋条約機構(NATO)入りについて、反対の立場から賛成へと意見を変えた理由を説明し(それはロシアのためにもなるという)、欧州諸国の首脳がウクライナの加盟をためらうのは間違っていると警鐘を鳴らす。
同氏は、米中対立がもたらす脅威を深く懸念する。人工知能(AI)の危険性についてもだ。
中国とロシアとの関係の将来に疑問を呈し、米国政治のリーダーシップの質を嘆き、日本は遠からず核保有国になると予想。また、インド政府の外交政策を高く評価する。
ウクライナをNATOに入れよ
(1)ウクライナがNATOに加盟すべき理由──欧州・ロシア双方のために
「私の見るところ、欧州諸国が現在言っていることは極めて危険だ。それは、『ウクライナのNATO加盟はあまりにリスクが高いため、加盟してほしくない。だから、ウクライナには大量の武器を提供し、最新兵器も与えよう』ということなのだから」
「なぜそんなやり方がうまくいくと考えるのか。(戦争を)間違った形で終わらせてはならない」
「予想される通り、(22年2月24日)以前の線引き付近で終結したとしよう。その場合、次のような形で終わらせなければならない。ウクライナを欧州の保護の下にとどめ、自国のことだけを考える孤立した国にしない」
「ロシアのウラジーミル・プーチン大統領と話ができるなら、ウクライナがNATOに加盟するほうが、あなたも安全になると言ってやりたい」
「我々がこれまでに与えてきた武器により、ウクライナは欧州で最も優れた軍備を持ち、かつ欧州で最も戦略的経験のない指導者をいただく国となる。戦争が予想される結果に終わるなら、つまりロシアが占領地の多くを失いながらもセバストポリは維持している状況で終わるなら、ロシアにもウクライナにも不満が残るだろう。いわば不満の均衡状態だ」
「だから、欧州の安全のために、ウクライナをNATOに加盟させたほうがよい。ウクライナは領土的主張について、自国で決断できない状況になる」
(2)米中対立がもたらす世界的紛争の脅威について
「我々は今、第1次世界大戦前の古典的な状況にある。どちらの側も政治的に譲歩できる余地があまりない。均衡がわずかでも崩れると、破局的結果に至りかねない」
「どちらも、相手方が戦略的な危険をもたらす存在であると確信している。我々は超大国同士の対決へと向かっている」
「平和に対する最大の危険要因は今日、我々2カ国(米国と中国)である。我々には人類を滅ぼす力があるという意味で」
(3)ウクライナが戦争について中国と対話する用意があることについて
「ウクライナは中国との関係を求めている。ゼレンスキー大統領は非凡な指導者であることを自ら証明した。中国との関係は、ゼレンスキー大統領にとり、賢明さを養う実践の機会になる。なぜなら、ウクライナはこう考えてもおかしくなかったからだ──中国が(中ロ間の)『無制限の協力』を明言している以上、NATOに匹敵するような外交を始めることはないだろう、と」
「ウクライナはいまや大国だ。中国は相互協力的な関係について話している」
(4)迫るAIの脅威について
「(中国と米国は)歴史的に見れば、軍事的対決が不可避な種類の大国だ。しかし、今は普通の状況ではない。相互確証破壊とAIがあるからだ。今まさに、機械が世界的な害毒や悪疫をもたらす力を持ち始めている。核だけでなく、人類を破壊するあらゆる面での害悪だ。この状況では、少なくとも紛争回避を試みる、責任ある指導者が求められる」
(5)中ロ関係への疑念
「プーチン大統領と中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席は北京冬季五輪の場で会談し、習国家主席はNATOの拡大に反対する立場を表明した。中国の指導者が欧州の動向について何らかの見解を示したことは、これ以前にはなかったと思う。習国家主席は、プーチン大統領がウクライナに侵攻することを知っていたに違いない。これは中国が本気で関与していることを示す」
「ロシアの指導者で、中国を少しでもよく言う人に会ったことがない。加えて、中国の指導者で、ロシアを少しでもよく言う人にも会ったことがない。ロシアはある意味で軽蔑されている」
日本は核保有国に
(6)日本は5年後に核保有
「日本について。日本は自国が進んでいる方向について非常に明確な見通しを持っている。日本は、5年後には核保有国になる方向に向かっているのだ。
日本はどんなときでも我々との親密な関係を望んでいる。もっとも、我々に不都合な協定を日本が結ぶ可能性がないわけではない。それでも、日本は常に中国の動きと日中の力関係を気にかけていくはずだ。同じ意味で、日本には、自国を縛るような国際的多国間システムに永続的に加盟する意思は一切ないと思う」
(7)米国内の二極化について──トランプ氏もバイデン氏も魅力不足
「ウォーターゲート事件に似た状況になれば、内戦のような様相を呈しかねない。それがとても心配だ。私が初めて政界に足を踏み入れたころと、政治論争の性質が大きく違っている」
「ジョー・バイデン大統領が新風を吹き込めるとは思わない。共和党が誰か(ドナルド・トランプ氏より)ましな候補を立てることを期待する。確かに、これは歴史の重大局面というわけではない。だが、それができなければ、まったくの責任放棄だ」
「あらゆる憎悪に満ちていたニクソン時代でさえ、ある程度の協調は見られた。それが、政権が代わるたびに弱まってきた。特にトランプ政権と、今ではバイデン政権が、その流れを極端に推し進めたと思う」
(8)インド外交政策の成功と、米印関係強化の必要性について
「現在の政治指導者の中で私の意見にごく近いのは、そう、インドの外相だ」
「インドと密接な関係を築くことは強く支持したい。私は(米国政治を)反中であると決めつけることに警戒心を抱く。だが、アジアから手を引くことには反対だ」
「インドと中国の対立関係に鑑みて、インドが軍事力を強化することに賛成する」
「今日のインドには(米国と)連携する余地がある。私は現在のインドの外交政策の進め方を高く買っている。バランスが取れているからだ」
©2023 The Economist Newspaper Limited May 27 – Jun. 2, 2023 All rights reserved.
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『ロバート・ケネディの息子が無所属で米大統領選出馬、第3の候補の風はバイデン、トランプのどちらに脅威となるか』(11/29JBプレス 安田 佐和子)について
NY州の冤罪でっち上げ裁判。
レティシア・ジェームス判事とあるのは、レティシア・ジェームズ州司法長官の間違い。
11/29 Rasmussen Reports<Biden 2024? Most Voters Say, ‘No, Joe’= バイデン2024年?ほとんどの有権者は「ノー、ジョー」と言う>
有権者の大多数によれば、ジョー・バイデン大統領はその職に就くには年齢が高すぎるため、来年の再選を目指すべきではないと考えている。
ラスムッセン・レポートの最新の全国電話およびオンライン調査では、米国の有権者と思われる人の54%がバイデンは大統領になるには高齢すぎると考えているが、37%はそう思わないことが判明した。
11/28Rasmussen Reports<Dems Have Now Officially Rejected President John F. Kennedy’s Legacy A Commentary By Stephen Moore=民主党はジョン・F・ケネディ大統領の遺産を正式に拒否した スティーブン・ムーアによる解説>
今の民主党はJFK時代と比べ、極左に偏り、グローバリストに支配されているかが分かる。トランプでなければRFKジュニアでも良いが、共倒れにならないよう。
ジョン・F・ケネディとロバート・F・ケネディがソファに座ってロバート・F・ケネディ・ジュニアの演説を見ている様子を描いた政治風刺画が世に出回っている。二人は手のひらを頭に当て、自分たちの遺産がねじ曲げられ台無しにされていると嘆いている。
これでは状況が完全に逆行してしまいます。ケネディ兄弟の遺産を拒否しているのはRFKジュニアではなく、ジョー・バイデン大統領と現代の民主党員である。
もしJFKが今生きていて、1,000日間の大統領任期の考えを支持していれば、彼は共和党員になっていただろう、と何度も言われてきた――そしてそれは偶然にも真実だ――。JFKは冷戦時代の忠実な反・共産主義者/社会主義者でした。彼はより低い税率を支持し、プロライフであり、軍服を着て勇敢に国に奉仕し、愛国的であり、憲法修正第 1 条の市民的自由を守ることに熱心であり、司法長官を務めた彼の弟とともに労働組合と政府の汚職に立ち向かいました。
現在、これらの項目のどれかにチェックを入れている民主党指導者は多くありません。
これが、左派がRFKジュニアを嫌うようになった理由である。彼は民主党のアイデンティティーの危機を明るみに出している不都合な候補者である。党指導者たちは今日、60年前に民主党主流派の価値観が何であったかと主張しているRFKを非難している。
DNCは、まさにこの背信行為を理由に彼を党から事実上追放した。彼らは今、昔の政党に憧れ、分裂するかもしれない民主党有権者が大勢いるのではないかと恐れている。
これはまさに、RFKジュニアが無所属として全国を選挙運動する際に主張している論点である:「私は伝統的な民主党員であり、ここでの私の使命の一部は、民主党を伝統的な理想に立ち返らせることだ」ケネディは言う。
残念ながら、その党は風とともに去ってしまった。RFKジュニアは、1980年に「私が民主党を離れたのではない。民主党が私を離したのだ」と有名な発言をしたロナルド・レーガンに少し似ているように聞こえる。
成長促進と景気刺激策としての減税の役割以上に民主党が完全に立場を逆転させた例はない。
「今日の税率が高すぎるのに税収が低すぎるというのは逆説的な真実であり、長期的に税収を増やす最も健全な方法は今税率を下げることだ」という有名な発言をしたのはJFKである。
数週間前に私がRFKジュニアに会ったとき、彼は「税率引き下げが成長を促すことを叔父から学んだ」と語った。JFK は税率を 30% 引き下げ、当時のほぼすべての民主党員がこの措置を支持しました。
経済と収益は爆発的に拡大しました。富裕層は少なくない、より多くの支払いをしました。
現在、バイデン氏、バーニー・サンダース氏、エリザベス・ウォーレン氏は税率を引き下げるのではなく、50%、60%、70%に引き上げることを望んでいる。それは経済を破壊するでしょう。
私はRFKジュニア氏の環境に関する立場の一部や奇妙な陰謀論には同意できないが、党の伝統的な価値観から逃げてきた民主党員を批判した彼の勇気は賞賛すべきだろう。RFKジュニアは少なくとも半分の問題に関しては正しい。これは彼が今日ワシントンにいるほとんどの民主党員よりもはるかに先を行っていることになる。
スティーブン・ムーアは、ヘリテージ財団の上級研究員であり、フリーダムワークスのチーフエコノミストです。彼は『トランポノミクス: 経済を再生するアメリカ第一計画の内部』の著者です。
NYTもはっきりDSの存在を認めている。左翼は陰謀論とか言っていたのに。
11/30阿波羅新聞網<中国经济萧条财政不堪重负 东莞日、港三企业关闭=中国経済不況で財政の重荷に耐えられず、東莞の日系・香港企業3社が閉鎖>最近、東莞市橋頭鎮にある日系の中星電気有限公司が所有し、30年近く操業してきた工場が年末に閉鎖されると発表した。 同社は工場の注文が激減しており、本当に存続不可能であるとの通知を出した。このほか、香港資本の老舗企業暁銘実業や虎邦金物も閉鎖を発表した。
中国の経済環境は日に日に悪化しており、世界の工場と呼ばれる東莞市でも最近外資系企業の閉鎖が続いている。 日系企業の中星電気有限公司は最近、今年12/31をもって完全に閉鎖すると発表した。閉鎖の理由は、受注の激減と長期にわたる財務赤字により営業継続が困難になったため。
早く逃げ出さないと中国に閉じ込められる。
https://www.aboluowang.com/2023/1130/1984220.html
11/30阿波羅新聞網<疫情失控中共急封媒体!天津单日破万人急诊 蔓延南方=疫病は制御不能で中共がメディアを封鎖! 天津市の救急外来受診者数が1日で1万件を超え、南部にも拡大>中国の呼吸器感染症の流行は制御不能な状態が続いており、多くの救急治療室は超満員となっており、親たちは「キャンピングカート」を点滴用のスリングや移動式病院のベッドとして利用している。 ある大学教師は、過去3年間感染症がまだ消滅していないのではないかと疑っているが、彼の周囲の男性3人が相次いで昏睡状態で死亡しており、一部の関係者は、地元政府が先週末、緊急事態を懸念し、不名誉なことが外に漏れないよう、メディアの取材を遮断したことを明らかにした。
相変わらず隠蔽する中共。
https://www.aboluowang.com/2023/1130/1984216.html
11/29阿波羅新聞網<阿里、滴滴都栽了!崩是意料之中 这才是刚刚开始【阿波罗网报道】=アリババも滴滴もつまずく! 墜落は予想されていたが、これは単なる始まりに過ぎない 【アポロネット報道】>アポロネット林億の報道:月曜日(11/ 27)、滴滴アプリが突然クラッシュし、クラッシュは 12 時間続いた。滴滴は数千万件の注文と 4 億元以上の取引高を失うと予想されている。 この事件はすぐにホット検索リストのトップに上り詰め、幅広い注目を集めた。
一部のユーザーは、乗車したものの、同時に数台の車が来た、3台の車に遭遇したユーザー、4台の車に遭遇したユーザーもおり、キャンセルすることもカスタマーサービスに連絡することもできなかったと。 一部のユーザーは、タクシーの予約がキャンセルされた。
「滴滴出行のような複雑なLBS(位置情報サービス)サービスがインフラ施設でクラッシュしたら、回復するのは簡単ではない」とIT業界関係者は《科技革新委員会日報》の記者に語った。
滴滴のシステム障害の原因についてはさまざまな憶測が飛び交っている。一部のインターネット関係者は、真夜中に滴滴出行システムが攻撃されたというニュースをSNSプラットフォームで発表した。 「サーバーは物理的に分離されておらず、サービスは物理的な攻撃によりすべてダウンしており、ドメインコントローラにもアクセスできない」
この点に関して、上級 IT 技術責任者は《科技革新委員会日報》の記者に対し、パフォーマンスの観点から見ると、タクシー配車とシェア自転車は全部切れており、異なるビジネスセクター間であれば隔離されるべきで、インフラ施設の基層部分に問題が発生していることを示していると分析した。
「通常、攻撃者はアプリケーション層にのみアクセスでき、インフラ施設にはアクセスできない。攻撃者が突破するか、攻撃者自身のシステム操作を誤り、ダウンするかのどちらかである。前者であっても、システムの欠陥とみなして初めて、突破される」
これは米国による中国のクラウドサービスのハードウェアとソフトウェアに対する制裁と禁輸措置の結果だと考える人もいる。
「Rebuild」という名前のツイッターアカウントは、チップやサービスが制裁や禁輸措置の対象となっており、崩壊が予想されていると投稿した。 これはほんの始まりにすぎない。次に、銀行および金融システム、通信システム、インターネット、スーパーコンピューター、高速鉄道、原子力発電所はすべて継続的に保守し、チップを更新する必要があると。
今回の滴滴タクシーのシステム障害は、大手インターネット企業が強調しがちな「高可用性」が机上の空論なのか、という疑問を抱かせる。よく聞く「同じ都市での生活が増える」や「別の場所での生活が増える」は、会議室の PPT で使用される技術用語なのか?
軍用がトラブればよいのに。
https://www.aboluowang.com/2023/1129/1984182.html
11/29阿波羅新聞網<时间不多了 危机正在蔓延…=時間は残りわずか、危機は広がりつつある…>中国の鉄鋼業界は損失を出し続けており、2023年は鉄鋼業界にとって過去5年間で最も困難な年となるだろう。 業界関係者らは来年も鉄鋼価格の変動が続くと予想している。
最近、鉄鋼業界の経験が本土のインターネット上で注目を集めている。 「エコノミック・オブザーバー」は、最近開催された「第19回中国鉄鋼産業チェーン市場サミットおよびランゲ鉄鋼ネットワーク2023年年次総会」で、多くの鉄鋼会社が2023年に鉄鋼業界は過去5年間で最悪の危機に直面し、鉄鋼価格は大幅に下落し、鉄鋼会社の利益は大幅に縮小し、鉄鋼流通会社の経営はさらに困難になっていくと述べたと報じた。
中国金属材料流通協会の李剛共同会長は、鉄鋼加工会社2000社のうち70%以上が損失を被り、指定規模以上の500社が損失の80%を占め、上場鉄鋼会社38社のうち、 1 月から 9 月までに本当に利益を上げたのは8つだけである。
中国GDPの嘘。
https://www.aboluowang.com/2023/1129/1984108.html
11/29阿波羅新聞網<普京意想不到的挑战!最赚钱石油贸易快崩溃 揭关键原因=プーチン大統領が思わなかった課題! 最も収益性の高い石油貿易が崩壊しようとしている主な理由が明らかに>ロシアは西側諸国の制裁を受けており、石油決済取引に米ドルとユーロを使用することができないが、ロイター通信によると、ロシアの最も収益性の高い石油貿易ルートは、米ドル以外の通貨での支払いに不利な点があり、大きな課題に直面しており、短期的な解決策はない。
インドはロシア産海上輸送原油購入の60%を占めるが、ロシアはインドルピーでの支払いを、インドからの輸入がほとんどないため、拒否。人民元、香港ドル、米ドルに固定されたアラブ首長国連邦ディルハム通貨で支払われるとのこと。
https://www.aboluowang.com/2023/1129/1983993.html
11/29阿波羅新聞網<内部电邮曝光 以军这下糗大了=内部メールが暴露される、イスラエル軍は恥ずかしい>英国の「ガーディアン」紙は、イスラエルのサイバー諜報部隊8200の内部電子メールが流出したと報じ、軍と諜報関係者らは攻撃の3カ月前には警告を受けており、その内容はハマスが集団農場(キブツ)や占領軍指揮所への攻撃をシミュレートしていたと詳述していた。多数の死傷者を出す目的なのに、高官が予想せず「仮説シナリオ」を放棄したことは、国防軍の情報報告と伝播メカニズムに重大な欠陥があることを示している。
イスラエルのチャンネル12テレビは11/27、8,200通の襲撃に関する警告の電子メールを受けたことについて議論し、その詳細は10/7以降の重要な情報となった。驚くことに、ハマスの幹部が模擬訓練を訪問し、訓練のために模擬キブツを命名し、さらにはシナゴーグで組織の旗を掲げる練習さえしていることが含まれている。
この情報筋は、この警告の発端は、軍事情報の専門家として高く評価されている下士官V氏であり、V氏は夏には早くも指揮系統に対し、ハマスが「計画を立てている」ことを示す具体的で「スケジュール表のない計画」を目撃したと警告していたことを指摘した。
一部の当局者はこの警告を真剣に受け止めていたようだが、情報機関高官らは7月に諜報資料を精査した後、懐疑的で、ハマスの模擬訓練が「ショー」なのか「現実」なのかを区別する必要があると考えていた。
8200人の責任者を含む他の高官らは、イスラエル記者らの説明に対し、Vから警告を受けたことを否定した。
報道の一つは、国防軍軍事情報部長アハロン・ハリバがVの指揮系統を視察した際、誰も彼に警告情報を知らせなかったと述べた。
油断なのか、わざと襲撃させたのか?
https://www.aboluowang.com/2023/1129/1984064.html
https://twitter.com/i/status/1729854065637535916
何清漣 @HeQinglian 3時間
最近、中共20大三中全会がなぜまだ開催されないのか、誰もが疑問に思っている。 12月に開会しなければ、おそらく来年1月の台湾総選挙の結果を待つことになるのではないかと推測する。
経済構造転換の結果が集約され、台湾が藍(if)を選出すれば「通信簿」は良くなるだろう。最近、日経と中国の当局者がいくつかの具体的な業界統計を発表した。しかし、一年間の分は、来年の1月まで待たなければならない。
第3四半期は精彩を欠いた。 …もっと見る
引用
VOA中国語 Web @VOA Chinese 8h
中国は、全長3,000キロメートルを超える1.2Tの超高速幹線ネットワークの立ち上げを発表した。 アナリストらは、これが本当であれば、中国がハードウェアのルーターチップで大きな進歩を遂げたことを意味し、また中国が高純度の光ファイバーを生産できることを意味すると述べた。これは市場において非常に高い商品価値があるだけでなく、中国のハイエンドAIチップに対する米国の規制を回避できる可能性もある。 報道: https://reurl.cc/XmzDX7
何清漣 @HeQinglian 19m
FOXの報道:ロードアイランドBLMの共同創設者マーク・フィッシャーが「フォックス&フレンズ」に出演し、2024年の大統領選挙で誰に投票するかを検討する中で、一部の黒人有権者が民主党を離党している理由について議論した。
同氏は、一部の黒人は民主党の人種差別政策の害悪を認識しており、「私たちは愚か者ではない」と述べた。 …もっと見る
引用
マギルズ @magills_ 5h
twitter.com/alexbruesewitz…
何清漣 @HeQinglian 25m
コロンビア大学法科大学院のジリアン・レスター学部長は反ユダヤ主義スキャンダルで辞任した。
引用
ワシントン・フリー・ビーコン @FreeBeacon 43m
コロンビア大学ロースクールの学部長は反ユダヤ主義スキャンダルで辞任した。
Dean of Columbia Law School Resigns Amid Anti-Semitism Scandals
https://twitter.com/i/status/1729879288693063751
何清漣 @HeQinglian 4時間
認知戦で勝つのは誰、負けるのは誰か?
オーストラリア戦略政策研究所は24日、「中共のソングシートに照らして歌う-外国のインフルエンサーの中国のプロパガンダ・システムにおける役割」と題する調査報告書を発表した。…もっと見る
何清漣 @HeQinglian 7時間
この危害を求める傾向は、豊かな社会が抱える病をある程度理解させる。
傷つくことも刺激の一種で、お金を出して傷を負えば、自尊心が傷ついたとは感じないかもしれない。
自発的な性転換と比べればマシで、性転換も一種の被害の購入であり、心理的要因は同じかもしれないが、はるかに費用がかかり、取り返しがつかない。もちろん、トランスジェンダーであることによって、特別な気分になれることはある。
引用
ダークプロレスFlowsion @PuroresuFlow 14h
日本のレストランでは、メニューとして「名古屋レディーススラップ」が300円で注文できる。
何清漣 @HeQinglian
欧米の主流メディアではイスラエル支持が優勢だ。 しかし、この BBC ニュースは、ソーシャル メディアは別の話であることを視聴者に伝えている:
ハッシュタグ「#istandwithisrael」(私はイスラエルを支持します)を使ったTikTok上の動画は2億4000万回再生された。 これに対し、ハッシュタグ「#istandwithpalestine」(私はパレスチナを支持します)を使った動画は、累計視聴回数が8億7,000万回を超えている。
この状況は、若いユーザーに人気のある他のビデオ中心のサイトと同様である。 https://bbc.com/zhongwen/simp/world-67554405
ソーシャルメディアで誰もが目にする情報は、アルゴリズムによる計算を経て特別にプッシュされていると言われている。
安田氏の記事では、そもそもバイデンは民主党の大統領候補となりうるのか?彼は認知症、高齢、バイデノミックスの失敗やらアフガン撤退の失敗、収賄等候補になれないのでは。カマラ・ハリスやヒラリーの名が挙がっている。彼女らは“Drain the swamp”に該当する。ニューサムは完全なアカ。共和党はトランプで間違いなし。副を誰にするかでしょう。
まだ先が長く、民主党の候補が決まらないと、世論調査しても使えない。
記事
第3の候補は現職の票を奪う?
米国と言えば、二大政党制の国の代表だが、その終焉に最も近づいた年は、第一次世界大戦前の1912年だろう。
元大統領(第26代)のセオドア・ルーズベルトはその年、巨大企業への規制など進歩的政策からの転換を図った現職のウィリアム・タフト大統領(共和党)の再選を阻むべく、革新党を結成し出馬した。共和党内部分裂により、国民的人気が高かったルーズベルトは2位に浮上する快挙を果たした。しかし、結果は民主党のウッドロー・ウィルソンが漁夫の利を得て勝利したのは、歴史が示す通りだ。
その後、約100年にわたり第3の候補者が2位を奪取することは叶わなかったものの、米大統領選結果に少なからず影響を及ぼしてきた。1968年以降、第3の候補が登場した米大統領選イヤーは7回あり、1996年に再選を果たしたクリントン大統領(民主党)を除き、現職・与党の候補が敗北。党派別では、民主党の現職あるいは与党候補が敗北するケースが4回、共和党の場合は2回と、第3の候補が登場する場合は民主党に幾分逆風となる傾向が見て取れる。
図表1 第3の候補を交えた主な米大統領選の結果
異例の関心、ロバート・ケネディ元司法長官の息子
セオドア・ルーズベルトの大躍進から約100年、2024年の米大統領選は第3の候補が台風の目となりそうだ。ロバート・F・ケネディ元司法長官の息子で、ジョン・F・ケネディ元大統領の甥にあたる、ロバート・F・ケネディ・ジュニアこそ、その最右翼である。
ニューヨーク・タイムズ紙は、環境問題を専門とした元弁護士のケネディ氏に対し「カリスマ的な存在感、スピーチの才能、国のエリートとしての地位など、家族から多くのものを受け継いだ」人物と伝える。筋骨隆々な体躯で“古き佳き”米国を体現する同氏は、1月に70歳を迎え、バイデンより11歳若く、トランプより7歳年下だ。そのケネディは10月11日、民主党から離党し、無所属で大統領選に出馬すると正式表明した。
反ワクチン活動家の顔を持つケネディは、非営利団体“Children‘s Health Defense”の会長を務め、ワクチン接種だけでなく飲料水のフッ素化など、多種多様な公衆衛生プログラムに反対するキャンペーンを展開してきた。姉を始め家族がケネディの見解が間違いだと訴える一方、こうした活動が奏功したのか、世論調査結果では第3の候補として異例の高さを示す。
マリスト大学の世論調査結果(10月11日実施)では、ケネディの支持率は16%だった。しかし、キニピアック大学の結果(10月17日実施)は22%、ニューヨーク・タイムズ紙/シエナ大学による激戦州を対象とした結果(10月22日~11月3日実施)では25%に上昇。CNNによれば、1992年の米大統領選に出馬した富豪のロス・ペロー以来の高水準だという。当時、同氏の得票率は18.9%と、第3の候補としては1912年のルーズベルト以来の高水準を記録していた。
焦点は、ケネディがバイデンとトランプのどちらの票を奪うかだ。マリスト大学の結果では、ケネディ氏を含めた場合、バイデンの支持率は5%低下したが、トランプは10%も下がったという。キニピアック大学の結果では、共和党支持者の14%が「ケネディに投票する」と回答し、民主党支持者の12%を上回った。さらに、同調査でケネディを「好ましい」とした回答は31%のところ、共和党支持者で41%、民主党支持者で14%となり、トランプに不利に働くようにみえる。
■図表2 いま大統領選で投票するなら……三者への投票動向世論調査結果
まだ出てくる可能性はある
バイデン率いる民主党にとっては、ケネディ以外の第3の候補に神経を尖らせているのかもしれない。
2016年に米大統領選で、ヒラリー・クリントンの票を奪ったとされる緑の党のジル・スタインのほか、人種問題の権威で急進左派のエチオピア系米国人のコーネル・ウエストが出馬を表明済みで、バイデンの票を奪いかねない。
加えて、上院議員の引退を発表したジョー・マンチン(ウエストバージニア州)は11月16日、出馬を検討中と発言。マンチンは超党派の中道派団体“ノーレーベルズ”と関係が深く、7月にはイベントに登壇した。ノーレーベルズはマンチンの民主党離党の際に、2024年初めまでに候補の擁立を決定するとの見解を繰り返したが、マンチンもその候補の一人に違いない。
ケネディの他、第3の候補が増えればバイデンに逆風となりそうだ。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)紙が11月に報じた分析では、緑の党や無党派、ノーレーベルズの候補など混在する場合、バイデン氏の支持率は10ポイント、トランプ氏は7ポイント下がるという。
2024年11月5日の投票日を控え、米大統領候補の討論会が重要なカギを握ることだろう。1987年から主催する非営利団体の米大統領選討論会委員会(CPD)は11月21日、2024年の予定を発表した。
第1回目は9月16日にテキサス州立大学で、2回目は10月1日にバージニア州立大学で、3回目は同10月9日にユタ大学で開催される。ユタ大学以外は初の討論会で、特にバージニア州立大学は、歴史的に黒人の多い大学として初めての開催場所となる。米大統領選は、11月5日に投票日を迎える。
その前に、与野党は全国大会で正式候補を指名する。民主党大会は2024年8月19~22日にイリノイ州で、共和党は2024年7月15~18日にウィスコンシン州で開催する予定だ。
■図表3 主な大統領選スケジュール
勝負を決めるのは9~10月の3回の討論会
今年の討論会スケジュールは、例年より前倒されている。従来、最初の討論会は9月下旬から10月上旬に行われてきた。2020年、最初の討論会は9月29日だったが、コロナ禍で事前投票が広がるなか、トランプ陣営は9月上旬の追加討論会を要請。第2回の討論会は、コロナ禍を理由にオンライン開催を決定したところ、トランプ氏はこれを拒否し開催自体が中止になった。
トランプは司会者や質問内容を含め、不当な扱いに対しても猛批判を展開していたため、共和党全国委員会(RNC)は討論会の公平性に着目し、2022年4月、討論会参加の脱退を決定。指名争いを展開する大統領候補者に対し、CPD主催の討論会に不参加とする誓約書への署名を義務づける規則改正を検討中で、CPDがスケジュールを前倒ししたのは、RNCへの譲歩と言える。なお、CPDは開催地の地域社会、企業や個人から運営資金を募り、政治団体からの支援は得ていないという。
RNCは討論会参加に慎重だが、世論調査で共和党大投票候補のトップを走るトランプ氏は、6月にFOXとのインタビューで「討論しなければならない」と述べ、バイデン氏との対決に乗り気だ。トランプ氏は共和党候補者の討論会への欠席を続けており、RNCの決議に縛られそうもない。
バイデン陣営からすれば、討論会での真の敵はトランプ氏より第3の候補だろう。参加条件は、大統領就任の資格クリアのほか、1)選挙人の過半数の票を獲得するのに十分な州での投票に参加、2)CPDが選んだ組織からの世論調査で少なくとも15%の支持率獲得――がある。
2000年の米大統領選で、緑の党の候補として米大統領選に出馬したラルフ・ネーダーいわく、討論会は視聴者数が5000万人以上とあって、候補者と多くの有権者をつなぐ「カイバル峠」そのものだ。トランプとクリントンが繰り広げた2016年の第1回討論会で、視聴者数は過去最多の8300万人を記録。前述した通り、ケネディ氏は世論調査結果で継続的に15%を超える支持率を集めており、討論会に参加すれば一段の視聴者の増加が見込まれる。
それは同時に、ケネディがバイデンやトランプから票を奪うことを意味する。ルーズベルトの名言にある通り、第3の候補が「今ある場所で、今あるものを使って、できることをする」なか、勝利の女神は誰に微笑むのだろうか。
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『三つ巴の「台湾総選挙」と迫り来る「中国の影」…ヨーロッパ、中東に続いて、東アジアもまた有事に近づいてしまうのか』(11/28現代ビジネス 近藤大介)について
11/28The Gateway Pundit<WATCH: Black Lives Matter Leader Sees the Light and Reveals Why He is Backing Donald Trump for President Next Year=注目:ブラックライブズマター(BLM)のリーダーが光を見出し、来年の大統領選でドナルド・トランプ氏を支持する理由を明かす>
左翼主流メデイアに洗脳されていなければ、肌の色に関係なく、大統領として最適の人物を選ぶでしょう。
フィッシャー氏は火曜日朝、フォックス・アンド・フレンズに出演し、トランプ氏を支持する理由を説明した。民主党に対する彼の見方は実に痛烈なものであったが、トランプに対する彼の言葉はこれ以上に温かいものはなかった。
フィッシャーはジョーンズに対し、自分はまだブラック・ライブズ・マターのメンバーであるが、分断ではなく団結のメッセージを説いていると断言した。「私は社会から疎外された人々を中心に集めたいと思っています。なぜなら、私たちは神の下の一つの国として団結してより強くなるからです」と彼は語った。
トランプ氏を再選するという使命と、BLMに何らかの意味をもたらすという両方の点で成功することを期待する人もいる。後者はおそらくより困難であることが判明します。
1月6日の政治犯たちは「私が幼い頃、そして今日に至るまで、多くの兄弟姉妹が経験してきたのと同じように、司法制度、裁判制度を経験している」とフィッシャー氏はゲートウェイパンデイットに語った。
「合法だからといって、それが正しいとは限りません。合法だからといって、それが道徳的であるとは限りません。しかし、私たちが住んでいるのは人間の国ではなく、法の国です。したがって、私たちは彼らに対処しなければなりません」と彼は言いました。「連帯と兄弟愛こそが政府の行き過ぎや法律の乱用と闘う方法だと私は信じています。」
「私は1月6日の政治犯たちと連帯する」「私を支持する男性は何百人もいる」とコミュニティ主催者は国会議事堂でこの記者と会う前夜にTGPに語った。
https://twitter.com/i/status/1729559870427586782
https://www.thegatewaypundit.com/2023/11/watch-black-lives-matter-leader-sees-light-reveals/
11/28The Gateway Pundit<Elon Musk Gets Brutally Honest on Dealing with Hamas Mass Murderers: “There’s No Choice But to Kill Those Who Insist on Murdering Civilians” (VIDEO)=イーロン・マスク氏、ハマスの大量殺人犯への対応について残酷なまでに正直に語る:「民間人殺害を主張する者たちを殺す以外に選択肢はない」(ビデオ)>
左翼やテロリストの洗脳は恐ろしい。日本の教育もそう。勉強すればするほど、本質が見えなくなる。
ヘルツォーク大統領はマスク氏の訪問に深い感謝の意を表明し、技術革新におけるマスク氏の役割と根深い歴史的憎悪の厳然たる現実との対照を強調した。
ヘルツォーク氏は、「世界は絶えず変化しており、あなたは人類の将来を見据えた多くの技術や開発の最前線に立っているので、私たちにとってあなたの訪問は非常に意味がある」と述べた。
「その一方で、悪がいかにすべてに取って代わることができるかを見てきました。あなたは今朝それを見たでしょう、憎しみが何をもたらすか、思考がどのようにして悪に、憎しみに、そして流血に変わるのかを見ました。とても近いです。そして、地球上で最先端のテクノロジーに期待している一方で、人類最古の病気である反ユダヤ主義がその根底に潜んでおり、非常に多くの社会に影響を与えていることは明らかです。」
マスク氏は目撃した悲惨な場面を振り返り、暴力の賛美を「極めて憂慮すべきもの」と非難した。同氏は「憎しみを止めるために必要なことは何でもしなければならない」と主張した。
同氏は強硬な姿勢で、テロの追求で民間人殺害を決意した者には致死的な武力で対抗する以外に選択肢はない、と述べた。しかし、マスク氏はそこで止まらなかった。彼は、幼い頃からの教え込みなどの根本原因を指摘した。
マスク氏は「子どものころから嘘を教えられてきた人間の能力は驚くべきものだ」と述べ、プロパガンダが子どもの心にいかに影響を与えるかを示唆した。
マスク氏はガザ情勢に対処するための3つの重要な措置をヘルツォーク大統領に提案した。
- 脅威を無力化する
- 教育改革
- 経済的繁栄
https://www.thegatewaypundit.com/2023/11/elon-musk-dealing-hamas-terrorists-theres-no-choice/
11/28New York Post<Ex-White House official sheds more light on fate of researcher who may have caused COVID pandemic=元WH当局者、新型コロナウイルスのパンデミックを引き起こした可能性のある研究者の運命にさらなる光を当てる>
中共は不都合となれば簡単に殺す。張首晟スタンフォード大学教授もその可能性あり。
元トランプ政権高官は、世界的な健康危機が勃発する数カ月前に、中国政府が秘密裏にワクチン開発に取り組み、新型コロナウイルスのパンデミックを引き起こした可能性がある武漢の科学者を殺害した「可能性は確かにある」と主張した。
パンデミック中に生物防衛および感染症対策部門の職員を務めたロバート・カドレック博士は、中国の軍事科学者周玉仙博士が2019年に武漢ウイルス研究所で生きた動物の研究を行っており、2020年2月に新型コロナウイルスワクチンの特許を申請したと述べた。– 中国が最初の流行により武漢を封鎖してからわずか1か月後である。
3か月後、周氏は武漢研究所の屋上から転落して死亡したとされる。
「何が起きても彼はチエックされたようだ」とカドレック氏はオーストラリアのスカイニュースに語った。
11/28Rasmussen Reports<Impeach Mayorkas? 55% Approve Move Against DHS Secretary=マヨルカスの弾劾?55%がDHS長官に反対する動議を支持>
不法移民を放置してきたのだから当然。
有権者の過半数は、国土安全省(DHS)のアレハンドロ・マヨルカス長官を弾劾する議会の取り組みを支持している。
ラスムッセン・レポートの最新の全国電話およびオンライン調査では、米国の有権者と思われる人の55%がマヨルカス氏を弾劾する取り組みを支持しており、その中には強く支持する37%も含まれていることが判明した。33%がマヨルカ氏の弾劾に反対しており、その中には「強く反対」の22%も含まれている。さらに 12% は確信が持てません。
こんなに選挙不正が挙がっているのに。
11/29希望之声<侯友宜喊开放陆生来台就业 遭痛批=侯友宜は、中国の大学生に台湾に来て就職するよう訴え、批判を浴びた>国民党の総統候補侯友宜は27日、経済界に対し、当選したら対中開放政策を採用し、中国の学生に台湾への留学を奨励し、その後就職のために台湾へ来ることを認めると宣言した。民進党は、この措置が台湾の国家安全保障、若者の雇用、産業に影響を与えるのではと疑問視した。
侯友宜の開放政策を受け、民進党は28日に記者会見を行った。中央通信によると、民進党立法院議員団秘書長の劉世芳は、侯友宜が当選すれば、多くの高校生が勉強や就職のため台湾に来ることを許可すると述べたのは台湾に、3つの大きな影響を与えることになり、国家安全保障、若者の雇用、台湾産業チエーンが赤いサプライチェーンに乗っ取られてしまうことになると述べた。
また、新北市立法委員会の曾柏瑜候補は、中共は特に学業成績の優れた留学生をスパイとして利用することを好んでいるとして、日本やドイツでも同様の事例があると懸念を表明し、警告を発した。 2017年、中国の学生、周泓旭は国立政治大学で学ぶために台湾に来たが、台湾で共産主義のスパイ組織を育成しようとして失敗し、懲役1年2か月の判決を受けた。偽爆弾騒ぎの張海川も典型的なケースだが、無謀に多くの中国人来訪を開放すれば、台湾に来るのは単純な留学生ではない。
さらに、民進党総統候補頼清徳の選挙本部報道官・陳世凱は「まだ当選していないのに先に中国の機嫌を取ろうと考え、台湾を親中という昔の道に戻そうとしているのではないか。台湾の人々を大事にすることよりも、中国を喜ばせることの方が重要なのか?」」と非難した。
陳世凱は、中国国家統計局のデータによると、今年6月の中国の若者の失業率は21%、都市調査の失業率は5.2%であり、その後、この数字があまりにも憂慮すべきものだったため、中国は失業率の発表を停止したと説明した。若者の失業は600万人を超えており、中国人が台湾に来て働くことが全面的に認められれば、数千万人の中国人失業者が台湾の雇用市場に殺到し、台湾人の多くの雇用が奪われることになる。同氏は侯友宜に対し、台湾国民を第一に考え、中共を喜ばせるために台湾を犠牲にしないよう呼び掛けた。
これは侯友宜のミス。選挙に響くのでは。
https://www.soundofhope.org/post/773884
11/29阿波羅新聞網<纽时:中国民间大量资金外流寻求保值 每月500亿美元=NYT:中国の民間の資本が大量に流出、価値保全を求める、毎月500億ドル>NYTは28日、新型コロナウイルス感染症予防措置終了後、中国人富裕層が今年、数千億ドルを国外に送金したとの記事を掲載した。彼らは、価値を維持できる投資を見つけるために、その預金を使って海外のアパート、株式、保険を購入したり、中国にある高い金利の米国や欧州の銀行口座にお金を預けたりしている。報道によると、海外送金に対する中共の厳格な公的規制を回避するために、人々は金の延べ棒や多額の外貨を機内持ち込み手荷物に入れるなど、さまざまな方法を採用しているという。今年は主に中国の家庭や民間企業から、毎月500億米ドルの資本が中国から流出すると推定されている。
資産の“潤=run”が始まっている。
https://www.aboluowang.com/2023/1129/1983823.html
11/28阿波羅新聞網<倒闭裁员失业过年返乡潮提前 “三潮”合流民众生活难上加难=倒産、解雇、失業、年末年始の帰郷の波が前倒し、「3つの波」が合わさって、民衆の生活はさらに困難に>中国企業による人員削減により、今年になって新年になる前に多くの人が帰郷することになった。 上海の業界関係者らは本局に対し、上海で仕事を見つけるのは非常に難しく、離職した人の多くは上海に戻らないと語った。 上海や深圳では、新年に向けて早めに帰省する人がブームである。 Douyinの親会社であるByteDanceも、「朝夕光年」ゲーム事業を閉鎖するので、数千人を解雇することを認めた。 さらに、20近くの大手インターネットテクノロジー企業が人員削減を報告した。 破産、解雇、失業が中国を悩ませる「新たな3つの波」となっている。
中国発表のGDPは当然マイナスでしょう。
https://www.aboluowang.com/2023/1128/1983746.html
何清漣 @HeQinglian 9時間
中国経済を分析する際、不動産だけに注目してはいけない。現在、中国の新興工業化はある程度の形ができており、電池では日本と韓国とで世界を3分し、それぞれに強みを持っており、チップでは高級軍需製品を除き、その他もある程度成功している。環境保護産業では、欧米のほとんどが中国の太陽光発電と風力エネルギー設備に依存している。バイデンチームはこれを理解していない、彼らは中国の利益ではなく、自分たちの利益(競争で中国に勝つため)に基づいて中国を時限爆弾と呼んでいる・・・もっと見る
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何清漣 @HeQinglian 10時間
中国政府投資の「馬車」が再び戻ってきた
https://rfa.org/mandarin/pinglun/heqinglian/hql-11282023093228.html
- 公式データは、中国が全国規模の政府投資制度を通じて「新産業化」を推進していることを示している。 中国の WTO 加盟後、政府、外資、民間資本によるマルチ資本投資システムが徐々に形成され、政府投資の優位に向けて徐々に進化しつつある。
- 中国は外国投資を必要としているが、「国家安全保障に影響を与える」外国企業への相談や調査を拒否している。
3.…もっと見る
何清漣 @HeQinglian 4時間
今日は次の 2つのニュースを見た:
- 米国とイスラエルの情報長官がカタールで会談。
- バイデンが長期停戦は可能だと発言したのを見て、イスラエルとハマスはさらに48時間戦闘を停止することで合意したと調停者のカタールは述べた。 …もっと見る
何清漣 @HeQinglian 7時間
中国とのビジネスのコスト:米国のCEOが習近平との会食に4万ドルを費やした理由
https://cn.wsj.com/articles/CN-BCH-20231128191819?reflink=desktopwebshare_twitter
(@ ChineseWSJ 経由)
ブロードコム、マスターカード、ボーイングは、米国の経済団体が習近平のために主催した晩餐会を後援した企業である。
現時点ではボーイングだけが成果を上げていないが、他の2社は中国市場へのアクセスを獲得している。
何清漣 @HeQinglian 3時間
これは私が Facebook で見た話なので、特に投稿する。
この投稿に対して私は、「この話は明晰かつ賢明である。しかし、前者はSNS上せいぜい1%で声は大きくないが、後者は99%で声は大きい」と返信した。
理論倒れにならず実際の状況に合わせて問題を処理するのであれば、何をしてもいい。
何清漣 @HeQinglian 15m
譚作人のシンプルでわかりやすい言葉は、多くの人にとって「天の書」となっているようである。人は本当に千差万別、99%は強すぎる。 😅
何清漣 @HeQinglian 2時間
これはパンドラの箱を開けてしまった。
引用
蕭茗 @XiaoMing_SG 11h
元々この記事を書くつもりはなかった。 しかし、あまりにも多くの法輪功学習者が私に電話やメッセージを送ってきて、返信することができないので、ここで統一的に返答する。私を心から気にかけてくれる法輪功学習者と友人たちに感謝している。私はあなた方の優しさを長く心に留めておく。 しかし、そのとき私はあることに気づいた。もし私がこの声明をFBやXに投稿せず、もし私がただ黙って団体から追放されたら、私を気にかけてくれる同修の数は大幅に減少するだろう。これらの実践者たちが求めているのは・・・もっと見る
何清漣 @HeQinglian 2時間
45歳以上の台湾人はやはり古代中国語についてかなりの知識を持っている。柯文哲の選挙運動に関する8文字のコメント:「君は川を渡れないが、君は実際に川を渡る」。語られなかった残りの8文字のコメントは「川を渡って死んだら、君のためにできることはあるか?」
この出典は韓楽府の詩から来ており、出典の使い方は洗練されており正確である。 🤣
何清漣 @HeQinglian 4時間
各位:米国民主党は、次の 3 人のうち 1 人だけを米国大統領としてWHに送ることができる。
最新のハーバード・ハリソン世論調査によると、バイデンが2024年大統領選から撤退した場合、ハリス副大統領と元民主党大統領候補ヒラリー・クリントンが党予備選の最有力候補となる。 …もっと見る
引用
NEWSMAX @NEWSMAX 11月24日
世論調査:バイデン氏が選挙戦から撤退した場合、2024年の予備選で民主党の候補者はハリスとヒラリーがトップとなる
https://newsmax.com/newsfront/harris-clinton-biden/2023/11/22/id/1143324/
近藤氏の記事では、「来年は、ヨーロッパ、中東に続いて、東アジアでも有事に近づくかもしれない」とありますが、裏で情報を持っていれば(そんな情報を軽々しく漏らすはずはないと思いますが)別ですが、米軍と力量で差があるのに、台湾に侵攻するとは思えませんが。失敗すれば中共は崩壊、習は血祭りにあげられるかもしれないのに、危険な賭けをするかどうかです。
勿論、習はバイデンが大統領の時に侵攻したほうが良いと考えているでしょう。先日のバイデン習会談で、侵攻の密約があれば別ですが、普通に考えていくら無能・腐敗したバイデンでもそこまでしないと思いますが・・・。
記事
2360万台湾人だけでなく、近未来の東アジアの趨勢を決めるといっても過言ではない「大一番」の台湾総統選挙が、1ヵ月半後に迫ってきた。決戦の日は、来年1月13日土曜日だ(就任は5月20日)。
その候補者の申請受付が、先週金曜日、11月24日午後5時(台湾時間)に締め切られた。
これまで立候補を表明していた4人のうち、ホンハイ(鴻海精密工業)創業者の郭台銘(かく・たいめい)元会長が出馬を取りやめた。そのため、与党・民進党の頼清徳(らい・せいとく)主席(副総統)、野党・国民党の侯友宜(こう・ゆうぎ)新北市長、第二野党・民衆党の柯文哲(か・ぶんてつ)主席の3人による争いとなった。
蔡英文政権のナンバー2、頼清徳氏
21日に早々と申請を行ったのが、頼清徳副総統だった。蔡英文(さい・えいぶん)政権のナンバー2で、各種支持率調査で、夏以降は一貫して首位を保ってきた。
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頼清徳副総統は、1960年1月、現在の新北市万里区に生まれた。父親の頼朝金氏は鉱夫だったが、頼氏が生まれて3ヵ月後、炭坑内の一酸化炭素中毒により33歳で死去。母親の頼童好氏が、独力で6人の子供を育てた。
幼少期から優秀で、万里から初めて、台北市の名門校・建国中学に合格。そこから台湾大学医学部に入学し、卒業後は台南の成大病院、新楼病院で勤務する。医師として働く傍ら、政治家への道を志し、1994年の台湾省長選挙で、民進党候補の全国医師後援会会長に就いた。
1996年、台湾で初めて民主的な総統選挙が行われ、李登輝(り・とうき)総統が再選を果たしたが、この年、36歳の頼氏は、台南市第一選挙区から国民大会代表(国会議員)選挙に出馬し、初当選。1998年には立法委員(同じく国会議員)選挙に当選し、野党・民進党の若きホープと言われた。
その後、馬英九(ば・えいきゅう)国民党政権下の2010年に、台南市長選に出馬し、見事当選。2014年には全国最高得票率で再選を果たした。
2016年1月の総統選挙で蔡英文民進党候補が勝利し、5月に政権交代。翌2017年9月に、頼清徳台南市長は蔡総統に呼ばれ、行政院長(首相)に就任した。この時、「台湾独立」を公言し、中国が猛反発している。
2018年11月、統一地方選で蔡英文総統率いる民進党が、22地域の首長選で5ヵ所しか獲得できず惨敗。支持率を約15%まで落とした。
そんな中、翌2019年1月、蔡総統と頼行政院長の間で、ひと悶着が起こった。蔡総統は2020年1月の総統選で再選を目指しており、挙党一致を訴えていた。ところが頼氏は、「もはやレイムダック政権」と見切りをつけ、まるで蔡総統に砂をかけるように行政院長を辞職。次期総統選に自ら打って出たのだ。
だが、こうしたあからさまな態度が民進党内で反感を買い、党内での支持が伸びなかった。結局、2019年6月に民進党予備選で蔡総統に負けて、公認候補となれなかった。
再び巡ってきたチャンス
同月、香港で逃亡犯条例の改正に反対する市民約200万人がデモを敢行。その後、約半年にわたって、民主化を求める香港市民と、それを取り締まる香港当局(+習近平政権)との激しい攻防が繰り広げられた。
「今日の香港が明日の台湾になってもよいのか?」――蔡英文民進党は、俄然息を吹き返した。結局、2020年1月の総統選は、817万票という歴代最多得票数で、蔡総統が再選を果たしたのだった。
私はこの時、一週間近くにわたって現地で選挙戦を取材したが、蔡英文民進党は、ほとんどこのひと言で圧勝したようなものだった。
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親民進党の『自由時報』は選挙翌日の社説で、「蔡英文の最大のサポーターは習近平」と論じていた。習近平政権が香港の民主化運動を弾圧したことで、「民族の逆賊」と敵視している蔡英文総統を再選させてしまったと皮肉ったものだ。
私もこの時の総統選挙で、「政治家・蔡英文」を見直した。それは、あれほど裏切られて痛い目に遭った頼清徳氏を、自分がペアを組む副総統候補に呼び戻したからだ。
もちろん、「党内政敵」となった頼氏と組むことで、挙党一致を求めるということもあったのだろう。だが、それにしても「太っ腹」である。
実際、2020年1月の総統選挙戦では、頼清徳副総統候補がマイクを持った時だけ、会場でブーイングが起こっていた。民進党支持者の中にも、頼氏に対する拒否感があったのだ。頼氏はそうした雰囲気を払拭しようと、中国語よりも聴衆の心に刺さる台湾語で、必死に演説していた。
ともあれ、2期目の蔡英文政権に入ると、頼清徳副総統は「借りてきた猫」のように低姿勢を保った。民進党関係者の話によれば、蔡英文総統は多くの幹部人事を、頼副総統に相談することなく進めたという。
だが、そんな頼副総統に、再びチャンスが巡ってきた。昨年11月の統一地方選挙で、蔡英文民進党が惨敗したのである。21地域の首長選で、民進党が勝利したのはわずか5地域のみだった。最も力を入れていた首都・台北市長選でも国民党に完敗した。
米国とのパイプ作りに繰り出した「ウルトラC」
この時も、現地で取材していた私は、民進党本部で蔡英文総統が何を語るか見守ったが、わずか2分24秒の会見で、民進党主席の辞任を発表して、そそくさと出て行った。そして今年1月15日、頼清徳副総統が、代わって民進党主席に就任したのである。
その後、他の候補者を寄せつけないまま、民進党公認の総統候補に収まったというわけだった。頼氏をよく知る日本の政界関係者が語る。
「2019年5月に頼氏が来日し、ある日本の大物政治家と面会した際、『お疲れの様子ですね、自分は医者だから』と言って、いきなりマッサージを始めた。そうかと思えば、別の大物政治家との面会には、40分も遅刻して平然としていた。
昨年7月、安倍晋三元総理の弔問のため訪日したことで、親日ぶりをアピールした。だが日本側の窓口に、『即日ビザを出すように』と強引に迫り、対応に苦慮した。このように、よくも悪くもマイペースの政治家だ。
日本の政治家で兄貴のように慕っているのが、古屋圭司日華議員懇談会会長。『古屋さんこそ日本の総理にふさわしい』と、常々語っている。
今年の『双十節』(10月10日の中華民国=台湾の建国記念日)に古屋会長が訪台した際も、晩餐を共にして古屋会長から激励された。そのため、今回の総統選で勝利したら、古屋氏を中核とする日華議員懇談会の議員たちが、日本と頼清徳政権とのパイプ役を果たすだろう」
私が頼清徳という政治家を見てきて、いつも思い起こす日本の政治家は、菅直人元首相だ。雰囲気がとてもよく似ているのだ。
ところで、台湾の総統になるには、日本と並び、アメリカに太いパイプを作ることが必須条件である。だがこれまで、頼氏はアメリカ政界とのつながりが薄かった。そこで今回、頼氏は「ウルトラC」を繰り出した。ペアを組む副総統候補に、52歳の「美人駐米大使」蕭美琴(しょう・びきん)氏を抜擢したのである。
蕭美琴氏は、1971年に台南出身の父・蕭清芬(しょう・せいふん)氏と、アメリカ人の母ペギー・クーレイ氏との間に、日本の神戸市で生まれた。米オハイオ州のオベルリン大学を卒業し、コロンビア大学で政治学修士号を取った。
2002年に華僑枠で民進党から立法委員(国会議員)選に出馬して当選。計4期勤め上げた後、2020年6月に、「駐米大使」に当たる駐米台北経済文化代表処代表に抜擢された。
世界を、そして何より中国を仰天させたのが、2021年1月20日のジョー・バイデン大統領就任式に、蕭美琴氏が台湾の代表として、初めて列席したことだった。以後、中国からは「台湾独立派」として強く警戒されている。
総じて言えば、頼清徳&蕭美琴コンビが勝利した場合、習近平政権との軋轢は、いまの蔡英文政権以上に高まるものと推定される。そうなると、中国としての戦略は、いかに総統選で民進党の勝利を阻むかということになってくる。
人気があり中国にも従順な侯友宜新北市長
前述のように、中国には4年前の苦い経験があった。香港であからさまに民主化運動を弾圧した4年前と異なり、巧妙かつ老獪に「選挙介入」していく必要があった。
そこで中国がキーパーソンとして目を付けたのは、習近平主席と一定の信頼関係がある国民党の馬英九前総統だった。習近平主席と馬英九総統は、2015年11月にシンガポールで、歴史的な「トップ会談」を実現させていた。かつ馬氏は2016年に政界を引退してからも、国民党内で強い影響力を保持していた。
馬氏の先祖の墓は、中国の湖南省にある。中国はそんな馬氏を、今年3月27日から4月7日まで招待した。名目は先祖の墓参りで、墓地やその周辺を仰々しく整備して熱烈歓迎した。
だが本当の目的は、習主席の側近である宋濤(そう・とう)国務院台湾事務弁公室主任との会談だった。これは3月30日と31日の二日間にわたって行われ、武漢から長沙へ向かう高速鉄道にも同乗して議論を続けた。
おそらくこの時に、2024年1月の台湾総統選挙の「作戦会議」を行ったのだろう。つまり、いかにして民進党政権を終わらせるかということだ。
その後、「作戦」は何度も更新された節があるが、まず何より、台湾人に人気があって、中国にも従順という候補者を擁立することが第一だった。そこで目を付けたのが、侯友宜新北市長だった。
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侯友宜新北市長は、1957年6月に、台湾南部の嘉義県に生まれた。父親は元国民党軍の軍人で、国共内戦を経て台湾に渡り、嘉義県で豚肉販売業を営んだ。
嘉義高級中学校を卒業後、中央警察学校に進学。内政部警政署に入り、警察官僚の道を歩んだ。
警察官僚時代には数々の事件で実績を上げ、2006年、49歳で史上最年少の警政署長(警察庁長官)に就任した。だが、2008年に国民党の馬英九政権が発足するや、警察大学校校長に左遷させられた。「民進党に近い官僚」と警戒されたことが原因と言われる。
失意の侯氏を救って政界入りさせたのが、朱立倫(しゅ・りつりん)新北市長(当時)だった。2010年、朱市長に請われて、同市副市長に就任したのだ。そのまま新北副市長を7年以上務め、2018年に市長選に当選した。
私生活では1992年に、長男をバス事故で失う不幸にも見舞われた。日本との関係で言えば、新北市と神奈川県が提携関係にあるため、交流がある。夫人の父親は上海出身で、中国との関係も悪くない。
また、アメリカにはこれまで深い縁はないが、馬英九人脈を受け継いでいくものと思われる。
政治信条は「好好做事」
ちなみに、侯氏はこの秋の『フォーリンアフェアーズ』誌に、「台湾がとるべき道――対話による戦争回避を」と題した論文を寄稿しており、その中で「台湾海峡とインド太平洋地域の安定を維持するための「3D戦略」を提案している。
それは、抑止(deterrence)、 対話(dialogue)、ディエスカレーション(de-escalation)だ。おそらく、バイデン政権の対中指針である「3C戦略」――競争(competition)、対決(confrontation)、協調(cooperation)をもじったものと思われる。
侯氏の政治信条は、「好好做事」(ハオハオズオシー)。日本語に直すと、「物事をうまくやる、丸く収める」という意味だ。今回の総統選での言動を見ていても、常にチームプレーを重視していることが窺える。よく言えば、敵が少ない。悪く言えば、押しが弱いのが特徴だ。
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昨年11月の新北市長選では、115万2555票という台湾全土で最高得票数を獲得した。私は現地で取材したが、午後4時に投票が締め切られると、その1分後には真っ先にテレビで「当確」が流されるなど、圧倒的人気を誇っていた。
その時から次期総統選出馬について聞かれたが、「明日のことは誰にも分からない」とお茶を濁していた。その一方で、市長選の選挙演説では、「この選挙は次期総統選挙の前哨戦だ」と強調していたので、意欲は十分と見た。
だが国民党には、2度目の総統選出馬を窺う朱立倫主席がいた。昨年11月の統一地方選挙で、22の首長選挙中、国民党は15地域も獲得して圧勝したのだから、本来なら朱主席が「本命候補」のはずである。2010年に失意の侯氏を救った「政界の恩師」でもあるので、朱主席が出馬を表明すれば、侯氏は対抗馬として出にくかった。
結果的に朱主席が身を引いて、公認候補の座を侯氏に譲った。大政党の主席が総統候補になるのが「常識」の台湾では、珍しいことだった。
だが私には、何となく予想ができた。昨年11月、台北市長選の国民党候補だった「蒋介石(しょう・かいせき)総統の曾孫」蒋万安(しょう・まんあん)候補の決起集会を取材していた時のことだ。
雨中の集会だったが、通路に立って壇上の蒋候補を撮影していた私に、何者かが後ろからぶつかってきた。振り返ると、雨合羽を着た小柄な初老の男が、「対不起!」(ごめんなさい)と呟いて、前方に駆け出していった。
すると周囲の人たちが、「あれは朱立倫主席ではないか」と騒ぎ出した。確かに、そのまま壇上へ上がって、後に挨拶したので、本人に違いなかった。
それにしても、何とカリスマ性の乏しい国民党主席だろうと、その時に驚いたものだ。「115万票の市長」とは、その時点で、人気に大きく差がついていた。
加えて、国民党の「お家事情」もあったろう。2000年の台湾総統選挙で、「弱すぎる国民党候補」連戦(れん・せん)副総統が敗北。1945年に日本の植民地支配を終えて以降、国民党は初めて下野した。
以後、国民党内部は、ハーバード大学で博士号を取った国際派の馬英九グループと、生粋の党人派である王金平(おう・きんぺい)グループが二大勢力となった。王氏は、1999年から2016年まで17年間にもわたって、立法院長(国会議長)として台湾政界に君臨した。
2008年から2016年までの馬英九政権でも、王院長の権力は絶大だった。日本でいうなら、安倍晋三首相と二階俊博幹事長のような関係で、政治信条は水と油だが、「あうんの呼吸」で共存していた。
そうした関係が、馬氏が73歳になり、王氏が82歳になった現在でも続いている。互いに政界を引退したが、「二大長老」として君臨しているのだ。そのため、「二大長老」にも従順な総統候補を立てねばならなかった。
その点、常に「党内のチームプレー」を重視する侯氏は、ベストの選択と言えた。こうして今年5月17日、国民党は党内予備選を行わずに、侯友宜新北市長を総統選の公認候補にすると発表した。これは中国にとっても、ベストの選択だった。
第四の男、柯文哲とはどんな人物か
ところが、この後の総統選挙レースは意外な展開を見せていく。
国民党の公認候補争いに敗れたホンハイの創業者・郭台銘元会長が、無所属で出馬宣言。他にも、第二野党の民衆党の柯文哲主席が、出馬表明したのである。これで次期総裁選は、前代未聞の「4つ巴の争い」となった。
柯文哲氏は、1959年8月に、現在ハイテクパーク(半導体産業の集積地)として名高い新竹市に生まれた。父親は同市の日系企業顧問だった。
医者を目指して、台湾大学医学部に入学し、医師免許試験に全国トップで合格。台湾大学医学部教授(外科・救急医療)として、「臓器移植の父」と呼ばれたり、初めてECMO(体外式膜型人工肺)を導入するなど、「カリスマ医師」として知られた。
だが2014年、医学部内のゴタゴタに嫌気がさし、突如として無所属で台北市長選に出馬を表明。当初は泡沫候補と見られていたが、その強烈な個性が無党派層の支持を得て、見事当選を果たした。2018年も「薄氷の勝利」で再選を果たし、昨年末まで務めた。
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その間、2019年8月に、中道政党の台湾民衆党を立ち上げ、自ら主席に収まった。昨年11月の統一地方選挙では、全22地域の首長選で、生まれ故郷の新竹市長だけを取っている。
柯氏は総統選への出馬表明後、今年6月に来日した。来日前に元秘書の知人に人物評を聞くと、こう答えた。
「とにかく唯我独尊で、台湾で自分が一番賢くて偉いと信じ込んでいる。確かに頭脳明晰なことは認めるが、政治や行政には素人なので、何かと早とちりしたり間違ったりする。そのため、何度となく秘書チームが訂正し、本人に伝えていた。それでもあまりに独善的なので、部下たちは次々に辞めていった。少なくとも私は、柯氏に一票を投じない」
柯氏の来日時の記者会見で、私は今後の展開を見越して、2点質問した。
近藤:「中国とはどう向き合っていくつもりなのか? 中国側が求める『一つの中国』を承認するのか?」
柯文哲:「いまの民進党(蔡英文政権)は、中国大陸と向き合わなすぎだと、台湾人は考えている。実際、対立していて『互信』(相互信頼)がないではないか。
逆に国民党は向き合いすぎで、台湾人はあまりに従順すぎると感じている。その点、私は中国大陸とは、『両岸一家親』(両岸は一家の親戚)としてつき合う。従順ではなく、互信と対話を重視する」
近藤:「今後、国民党の侯友宜候補と、候補者の一本化はありえるか? 特に、あなたの民衆党と国民党は、規模や歴史からして雲泥の差だが、あなたが侯氏の下について副総統候補になることはあり得るか?」
柯文哲:「国民党とは政策が同じでないのに、どうして一本化するのか? 特に、中国大陸に対する国民党の政策理念は、はっきり定まっていない。しかも支持率調査では、(国民党の侯友宜候補より)私の方が上なのに、なぜ私が下に付かねばならないのだ? 逆なら分かるが。
理解してほしいのは、いまや台湾は、『青(国民党)か、緑(民進党)か』という時代ではないということだ。与党の民進党にも、野党の国民党にも満足していないという台湾人が、大勢いるのだ」
二番目の質問に対しては、怒りをぶちまけるように答えた。キッと私を睨みつけた目が印象的だった。
野党候補の一本化作業
夏から秋にかけて、4候補者の支持率は、各媒体を通じて毎週発表された。それによれば、一番手の頼氏が30%~40%、二番手の侯氏と柯氏がそれぞれ20〜25%、四番手の郭氏が10%程度だった。
つまり見通しとしては、台湾経済が悪化している中で、3人の野党候補が一本化すれば、政権交代のチャンスは大いにある。だが、このまま4すくみになって総統選に突入したら、野党票が3つに割れるため、頼氏が当選するだろうということだった。
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総統選挙の立候補受付は、11月20日~24日。そこで総統選レースの第2ラウンドは、野党候補の一本化作業に移った。
この作業を主導したのは、馬英九前総統だった。そしてそのバックには、中国が控えているものと思われた。
国民党内でも、王金平グループは一本化に反対だった。そんなことをすれば、他党や他候補に妥協を重ねることになり、伝統ある国民党がガタガタになると主張した。
当の野党3候補も、一本化できないと誰も勝てないことは自明の理なので、総論としては一本化に賛成だった。だが、誰も自分が身を引く気はなかった。
侯氏は、100年以上の伝統を誇る国民党の公認候補であり、37人の立法委員(国会議員)を始め、全国津々浦々に37万人の党員を抱えていた。
柯氏は、そもそも「もはや民進党と国民党の二大政党の時代は終わった」と大見得を切って、2019年に民衆党を立ち上げており、弱小政党とはいえ、国民党と組むことに対する党内のアレルギーは大きかった。
郭氏は、場末の零細企業から年商31.3兆円(2022年)の台湾最大の企業を一代で築き上げた「台湾首富」(台湾一の富豪)であり、「自分こそが台湾をハイテク・アイランドにできる」という自負があった。
こうした中、中国が表舞台に「参戦」してきた。10月下旬に、中国国内のホンハイの工場を、一斉に税務調査し始めたのである。これが郭台銘候補に「身を引け」という警告であることは、一目瞭然だった。
これによって、郭候補の最大の支持母体だった約55万人のホンハイ社員たちに、動揺が走った。事実、この時点で郭候補は出馬を断念したようで、以後は、馬英九前総統と共に、侯候補と柯候補の間を取り持つ役割に回る。
「二つの城」での睨み合い
11月15日、侯候補と柯候補の両陣営は、ようやく合意を見た。7日から17日の6つの最新の支持率調査の結果をもって、18日にどちらが総統候補でどちらが副総統候補になるか発表するとしたのだ。
ところが18日には、「24時間発表を延長する」という発表があっただけだった。さらに、19日の発表は20日に延び、さらに22日に延びた。
国民党側は、6つの支持率調査で、5勝1敗で侯候補が勝っていると主張した。一方の民衆党側は、誤差の範囲を考えれば3勝3敗であり、どちらが総統候補になった方が頼清徳候補に勝てるかという調査では、柯文哲候補の方が勝っていると主張した。
選挙管理委員会が示す立候補の締め切りは、台湾時間の24日午後5時である。いよいよ話し合いの最終日となる23日を迎えた。私はこの日、台湾のインターネットテレビに釘付けになった。
水面下では、事ここに及んで、中国側が「最終カード」を切ったのではなかろうか。すなわち、馬英九前総統を通して、「柯文哲総統、侯友宜副総統もやむなし」という最終判断を下したということだ。
思えば日本でも、1994年に、自民党が与党に返り咲くために、水と油だった社会党の村山富市委員長を首相に担いで、強引に自社連立政権を成立させたことがあった。
23日午前11時から、内湖区の馬英九基金会オフィスに、馬氏、朱立倫主席と共に待機した侯友宜候補は、柯文哲候補と郭台銘候補に呼びかけた。
「自分はどういう形になってもよいから、馬英九オフィスで最終の話し合いをしよう」
一方の柯氏と郭氏は、「3候補とは無関係の馬英九オフィスには行かない」として、信義区のグランドハイアットホテルに二人して向かい、「侯氏にこちらへ来てほしい」と要求した。
こうして数時間、「二つの城」で睨み合いが続いた。どちらにも、数百人規模のメディアが詰めかけた。
結局、最後はまたもや侯候補が妥協し、「ハイアットホテルへ行く」と合意。その条件として、「すべての話し合いの場面を全国民に公開すること」とした。
後に国民党のスポークスマンは、「全面公開」を条件にした理由を、「中国の干渉を避けるため」と説明している。やはりここまで、「中国の影」が忍び寄っていたのである。
「藍白合」と呼ばれた話し合いの結果
ともあれ3候補の話し合いは、午後4時半から、2538号室で行うと決まった。
夕刻に、侯候補、馬前総統、朱主席の3人が、ハイアットホテルに到着した。メディアにもみくちゃにされながら、まずは記者たちが待つ宴会場に入った。そこでは、柯文哲候補と郭台銘候補が先に着席していた。
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最後の話し合い前の会見を仕切ったのは、郭氏だった。
「今日はアメリカの感謝祭の日で、佳き日だ。またここは、2008年に私が結婚式を挙げ、馬英九総統が仲人をしてくれた佳き場所でもある。今日はきっと佳い事があるだろう。
だが一つだけ、言っておく。2538号室に入るのは、3人の候補者だけだ。狭い部屋で場所が取れないから、済まないが馬総統と朱主席には遠慮してもらう」
それに対し、馬氏は「私は発言するつもりはなく、単に見届けるだけだ」と釈明し、朱氏は「侯候補が国民党のすべてを代表しているわけではない」と異論を述べた。だが郭氏は、「3候補だけで話し合うのだ」と押し切った。
その間、侯候補は吹っ切れたかのように、満面の笑顔を浮かべていた。逆に柯候補は、プイと横を向いていた。
そして会見を終えて、3候補は2538号室に向かったものと思われた。ところが、「話し合いの全場面を公開する」としていたが、公開されないまま時間だけが過ぎていった。
夜9時過ぎ、国民党陣営と民衆党陣営が、それぞれ別個に記者会見を始めた。内容は、前述の支持率調査のそれぞれの「独自の解釈」の繰り返しだった。
国民党陣営の会見に侯候補の姿はなかったが、民衆党陣営の会見は柯候補が自ら行い、断言した。
「明日の午前11時に、選挙管理委員会へ出向いて総統候補として出馬する」
かくして「藍白合」と呼ばれた国民党と民衆党の候補者一本化に向けた話し合いは、完全決裂したのだった。
「どうせ中国に統一されるのに…」
台湾のインターネットテレビの画面上には、大量の書き込みが流れていった。
「いまごろ頼清徳が高笑いしているぞ」
「国民党は朱立倫主席以下、総辞職せよ!」
「二度と『合』の字は見たくない」
「早く台湾から脱出しないとウクライナやガザ地区のようになる」……。
念のため、中国側のネットも確認したら、こんな記述が目についた。
「どうせ中国に統一されるのに、台湾人は意味のないコップの中の争いをやっているな」
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翌24日午前、柯文哲候補が、副総統候補に新たに指名した立法委員の呉欣盈(ご・きんえい)氏を従えて、立候補の届け出を行った。
午後には侯友宜候補が、やはり副総統候補に指名した人気テレビ司会者の趙少康(ちょう・しょうこう)氏を従えて、届け出た。郭台銘氏は立候補を断念した。
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こうして3つ巴の戦いとなったが、今後は頼清徳、侯友宜、柯文哲の順番の支持率で、選挙戦が進んでいくと、私は見ている。
つまり来年は、ヨーロッパ、中東に続いて、東アジアでも有事に近づくかもしれないということだ。
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A『習近平がひた隠しにする中国「就職難」の「ヤバすぎる実態」…国家公務員試験は倍率77倍!合格を諦めきれない「プロ子ども」が急増中』(11/27現代ビジネス 高口 康太)、B『習近平政権の「闇」…中国の「若者たち」が明かす「社会への深い絶望」〈名門・清華大学生でも就職難〉〈ネット転売屋やフードデリバリーしか仕事がない〉』(11/27現代ビジネス 高口 康太)について
11/27The Gateway Pundit<Elon Musk Lands in Israel – Meets with Netanyahu and Tours Southern Israel Where Hamas Slaughtered 1,400 Innocents and Points Out the Obvious=イーロン・マスク氏がイスラエルに到着 – ネタニヤフ首相と会談し、ハマスが1,400人の無辜の人々を虐殺した南イスラエルを視察し、明らかな事実を指摘>
ハマスはテロリスト集団。パレスチナ人も平気で殺せる。
ツイッターXとテスラのオーナー、イーロン・マスク氏は月曜日、ベンヤミン・ネタニヤフ首相および閣僚と会談するためイスラエルに到着した。
イーロン氏は訪問中、10/7にハマスが1,400人のユダヤ人を虐殺した南イスラエルを視察した。ハマスはまた、流血の包囲戦で240人以上のユダヤ人と外国人を人質に取った。それは第二次世界大戦後、一日でのユダヤ人に対する最も壊滅的な攻撃となった。
イーロン・マスク氏は訪問中、明白なことを指摘した。それは極左西側メディアによってしばしば見落とされている。マスク氏は、双方の民間人が死亡している一方で、イスラエルは民間人の死傷者を避けようとしており、ハマスはイスラエル民間人とパレスチナ民間人の両方を殺害しようとしていると指摘した。
https://twitter.com/i/status/1729103851112812714
https://www.thegatewaypundit.com/2023/11/elon-musk-lands-israel-meets-netanyahu-tours-southern/
11/27Rasmussen Reports<=副大統領競争2024:ほとんどの民主党員がハリス氏の再登板を望んでおり、デサンティス氏はトランプ氏の副大統領候補として共和党とともにリード>
多くの有権者はジョー・バイデン大統領の2024年大統領選でカマラ・ハリスの副大統領を望んでいないが、民主党員の多くはそう望んでいる。一方、共和党有権者の間では、ドナルド・トランプ前大統領が来年の共和党候補者となった場合、副大統領候補の中でフロリダ州知事ロン・デサンティスがトップに立っている。
ラスムッセン・レポートの最新の全国電話およびオンライン調査によると、米国有権者と思われる人の41%は、もしバイデンが来年の大統領選の民主党候補であれば、ハリスが再び副大統領候補になるべきだと信じていることが判明した。45%は、バイデンが2024年の副大統領候補に他の人を選んだ方が良いと考えているが、14%は確信が持てない。
トランプ時代に可処分所得が増えていたのに、バイデンになってから急激に減ったのが分かる。
11/27希望之声<亲民党主席宋楚瑜批「蓝白合」破局关键原因=親民党の宋楚瑜党首は「藍白同盟」崩壊の主な原因を批判>台湾総統選挙の「藍白同盟」は決裂し、親民党の宋楚瑜党首は26日、基隆で結果を批判し、決裂の鍵を握ったのは政治家集団が地位を争って、国民のことを真剣に考えていないことにあると批判した。
藍白同盟の最終的な破局の鍵となった人物は、もともと親民党に所属していた黄珊珊であると考える人もいる。 これに対し、宋楚瑜は反論し、「藍白同盟を破ったのはたった一人だと思うのか?それは政治家の集団であり、全員が地位を争っているので、獲得できない人は反対するでしょう」と答え、「国民のことを真剣に考えているのか? 国民党と民進党、民衆党も親民党も名前に「民」という字が入っているが、国民のことを大切にしているかどうかが鍵である」とも。
藍白同盟破局後、国民党の副総統候補には中国放送董事長の趙少康が就任し、民衆党の副総統候補には「新光グループ三代目」の呉欣盈が立候補した。この点に関して、宋楚瑜は、壇上で、これらの政党は財閥とは明確な一線を画していると主張したが、結局のところ、彼らの言葉には何の意味もなかったようだ、国民はまだ彼らを信じることができるのか、と述べた。
宋は、どのグループの総統候補を支持したいかとの質問に対し、「親民党は総統、副総統候補を擁立していないため、より高い観点から全体情勢を観察できるため、今のところはまだ観察している」と述べた。
また、民進党基隆市議会議長の童子瑋は、宋楚瑜は省長などを歴任し、豊富な政治経験があり、民進党総統候補の頼清徳は唯一の準備ができている候補なので、宋楚瑜の支持を得ることを期待したいと。
宋楚瑜は外省人で親中派のイメージがあるから、支持取り付けすると民進党支持者から反発を食らわないか?
https://www.soundofhope.org/post/773380
11/27阿波羅新聞網<脱钩中共避险 白宫成立“强化供应链韧性委员会” —白宫成立“强化供应链韧性委员会” 医药、半导体等都要从地缘政治避险(图)=中共とのデカップリングでリスク回避、WHが「サプライチェーン強靱性強化委員会」設立 – WHが「サプライチェーン強靱性強化委員会」設立、医薬品、半導体等は地政学リスクを避けるべき(写真)>バイデン米大統領は11/27、サリバン国家安全保障担当補佐官とラエル・ブレイナード国家経済担当補佐官を共同議長とする「サプライチェーンの強靱性強化に関するWH評議会」の設置を発表した。メンバーには農業、通商、国防、エネルギー、運輸、諜報およびその他の省庁の閣僚、ならびに米国国務長官および米国通商代表部代表が含まれる。WH当局者らはVOAに対し、医薬品や半導体を含む主要サプライチェーンは地政学リスクを回避する必要があると語った。中国は米国にとって医薬品の主要供給源の一つであり、台湾は世界の半導体生産の大部分を占めている。
民主党の対中政策はやってるふりだけ。信用できない。
https://www.aboluowang.com/2023/1127/1983288.html
11/27阿波羅新聞網<总数将超过300架! 全球最多F-35围绕中共国 还增加部署中程导弹系统=総数は300機超! 世界最多のF-35が中国を包囲、中距離ミサイルシステムの配備も拡大>今年、米国はその戦略を非常に迅速に実行しており、特に先進的な兵器と装備が西太平洋、さらには第一列島線にまで侵入し、米軍の通常攻撃部隊がホットスポットである台湾海峡や南シナ海などに長期的なプレゼンスを維持できるようになった。
抑止力拡大こそが戦争を抑止する。
https://www.aboluowang.com/2023/1127/1983264.html
11/27阿波羅新聞網<党魁下令不要渲染疫情 北京暗流涌动—大紀元独家:党魁下令不要渲染疫情 北京暗流涌动=党首が感染症の流行を誇張しないよう命令したが、北京は底流では押し寄せている―大紀元独占:党首が感染症の流行を誇張しないよう命令したが、北京は底流では押し寄せている>封鎖政策に抗議する白紙運動の1周年を迎え、中国で「未知の肺炎」の新たな波が起きているが、中南海関係者は、中共党首が疫病流行を誇張しないよう指示したことを明らかにした。当局は疫病流行と白書運動に対して同時に安定を維持するため、抗議活動に参加する可能性のある人には戸別訪問で警告が与えられ、大学は密かに学生リーダーに忠誠の誓約書に署名するよう求めた。 最近、北京や上海の病院や路上に警察官が配置されるケースが増えており、政治情勢は底流で動いている。
一番上が隠蔽の大本。
https://www.aboluowang.com/2023/1127/1983246.html
11/27阿波羅新聞網<医疗系统崩溃 北京被迫重启方舱=医療崩壊、北京はキャビン医院再開を余儀なくされる>最近、中国各地で「マイコプラズマ肺炎」、インフルエンザ、アデノウイルス、RSウイルス、新型コロナウイルス感染症などの呼吸器疾患が発生しており、その中でもインフルエンザが最も多く、子どもの感染が最も深刻である。多くの病院は混雑しており、北京の一部の病院では、都市封鎖期間中に設置された「キャビン」を一時的な点滴室として利用しているところもある。
日本で中国語を話し、咳やくしゃみをする人の近くには寄らないことです。
https://www.aboluowang.com/2023/1127/1983094.html
11/27阿波羅新聞網<”回来了,都回来了!”一则视频引发无数人担忧!【阿波罗网报道】=「戻ってきた、すべて戻ってきた!」あるビデオが数え切れないほどの人を心配させた! 【アポロネット報道】>アポロネット秦瑞記者の報道:白紙革命勃発 1 周年を迎え、あるビデオが人々の懸念を再燃させている。中国で新たな感染症の波が押し寄せる中、通称「大白」が再び出現した。 人々は「戻ってきた!みんな戻ってきた!」と叫んだ。
大白=白い防護服を着た検疫要員のこと。また都市封鎖されるかどうか?
https://www.aboluowang.com/2023/1127/1983217.html
何清漣 @HeQinglian 14m
「白紙運動」の精神を継承・拡大するワシントンとニューヨークでの活動 https://rfa.org/mandarin/yataibaodao/zhengzhi/lu-11262023084910.html
【参加者はもはや中国政府の冷酷で厳格な疫病予防・管理政策に反対するために街頭に出るのではなく、白書運動の精神を継承・拡張するために活動し、中国政府に抑圧されている少数民族(ウイグル人)や性的少数者(LGBTQ)に替わり、グループで声を上げている】
何清漣 @HeQinglian 3時間
藍と白はこのように忍びないが、この状況でも頼・蕭が勝てないのであれば、蔡英文が民進党の「人気」を使い果たしたとしか言いようがない。
1票でも2票でも頼・蕭が勝ってほしい。 台湾人によると、頼はLGBTQI+の推進にはあまり興味がないため、当然蔡ほど熱狂することはないという。
引用
聯合早報Lianhe Zaobao @zaobaosg 3h
台湾メディアの最新世論調査では、頼・蕭組み合わせが支持率31%でリードしているが、侯康組み合わせとの差はサンプル誤差の範囲内にある。 https://zaobao.com.sg/realtime/china/story20231128-1452760
何清漣が再投稿
日経中国語ウェブ @rijingzhongwen 3時間
【日本の10月の中国からの工作機械受注は37%減】 日本の工作機械業界全体の10月の受注量は21%減となり、中国に加え北米、欧州向けも減少した。
何清漣 @HeQinglian 3時間
記事には次のように書かれている:
【パンデミック前に家族が100 ドルで購入できたのと同じ商品やサービスを購入するには、現在 119.27 ドルかかる。2020年に入ってから、物価の上昇幅を衛生上の緊急事態以前と比べれば10年かかるくらい膨張した】
この記事は、バイデンのインフレの影響を大幅に軽減する。私の家の家計簿を例にとると、食費だけでも 2 倍以上になったと思う。
引用
ブルームバーグ @business 3時間
食料品は 25% 上昇し、中古車は 35% 上昇し、家賃は約 20% 上昇した。米国人の日常生活はほぼパンデミック前の通常の状態に戻ったが、生活費はまだ戻っていない。 https://trib.al/qXVAhhJ
高口氏の記事では、李さんの世帯月収が2万元/月で、息子のこづかいが3000元/月+公務員試験対策の予備校の学費も3000元/月、それにローンがあれば遣り繰りできない。彼女が地方国有企業の社員食堂マネージャーと言うことなので、食材会社から賄賂を沢山取っていると思います。
劉さんはライドシェアのドライバーで不安は競争相手が多すぎて稼げなくなること。中国では儲かると思えば皆一斉に参入する。EVがそうで、政府補助金が無くなれば、EVの墓場が出来上がる。
若年層失業率(16~24歳)が今年6月、21・3%を記録したとありますが、中国の数字は信頼できない。本当の数字は50%超と思われます。プロ子供とかカウントしていないでしょう。
今中国で流行っている言葉は躺平、内巻、閉麦、擺爛とのこと。
躺平=横たわる→頑張るのを諦める。
内巻=激しく競争すること。
閉麦=マイクをオフにする→黙る、口を閉じる。
擺爛=どうせ何をしても事態をいい方向に変えることができないから、やるのを諦める。
マイナス言葉と言うか、言い訳のような言葉が並んでいる。“厉害了我的国=凄いぞ、わが国”は夢のまた夢。
A記事
どれだけ不合格になっても、官僚になるのを諦めきれない―かつての科挙のような光景が、現代中国で蘇りつつある。民間就職を拒否した「プロ子ども」たちは、いつまで叶わぬ夢を見続けるのか。
「ニート」と「プロ子供」は違う⁉
成人後も親と同居する独身者「パラサイト・シングル」。日本では少子化の要因とも言われるが、同じく問題となっているのはお隣の中国だ。
「そういう若者がいるのは知っていましたが、まさかうちの子が『プロ子ども』になるなんて……」
中国有数の大都市・天津のマンションに住む李さん(40代女性)はため息を漏らした。「プロ子ども(全職児女)」とはここ数年の間に中国でよく使われるようになった流行語だ。働ける年齢になっても仕事につかず、アルバイトもせず、親からおこづかいをもらって生活している子どもを指す。
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となると、ニートと何が違うのか。プロ子どもたちが集まるネット掲示板「プロ子ども業務センター」では、自分たちを次のように規定している。
「労働から離れた若者が父母と同居し、家事労働を提供するかわりに経済的支援を取り付ける。同時に勉強を続け、目標となるキャリア、すなわち公務員試験、公共機関職員試験の合格を目指す」
親や祖父母のすねをかじる公務員試験の浪人生にしか見えないが、そこには奇妙なプライドがある。ただ養ってもらっているのではない。家事労働の対価をもらっているのだ、と自己正当化している。
李さんの話に戻ろう。彼女は地方国有企業の社員食堂マネージャー。夫は公共機関、日本で言うところの第三セクターの職員だ。
コロナ禍で人生計画が崩壊
夫婦ともに高卒ながら、「鉄飯碗」(鉄でできた決して割れない茶碗、転じて絶対にクビにならない公務員を指す)の堅い仕事につき、幸せな家庭を築いてきた。気がかりなのは息子の進路だ。成績優秀ではなかったものの、夜遅くまで塾に通い猛勉強の末に、地元の大学に入学できた。名門校とまでは言えないが、両親より良い学歴を手にしたわけで、きっと幸せな人生を歩めると夫婦は大喜びしたという。
そんな算段を狂わせたのが新型コロナだ。
息子が大学を卒業したのは’20年6月のこと。当時、コロナ禍の影響は大きく就職戦線は厳冬だった。景気が良くなるまで待ったほうが良い企業に就職できると考え、大学院進学を決めた。中国政府も’20年に大学院定員を一気に18万人以上も引き上げ、進学を就職難緩和の手段と位置づけた。
2年も待てば景気も就職も元通りになるはず……ところがこの目論見は外れてしまった。コロナが蔓延した昨年は上海を皮切りにロックダウンが頻発。
今年こそは回復するかと思いきや、不動産危機にデフレの兆候、輸出不振と中国経済はさんざんだ。若年層失業率(16~24歳)は今年6月、21・3%を記録した。李さんの息子が大学を卒業した時点では14・8%だったから、ひどく悪化してしまったわけだ。政府にとってあまりに都合の悪い数字だったのか、8月から発表中止となった。
「えり好みしなければ仕事はある。若者は甘えずに、若いうちの苦労は買ってでもせよ」というのが中国政府の言い分だが、「なにも高給な仕事について欲しいわけじゃない。せっかく大学院まで進んだのですから、安泰な仕事について欲しいだけなんです」と李さんは嘆く。
彼女が言う安泰な仕事こそが公務員だ。
おこづかいは月6万円
公務員を目指すプロ子どもにかかる費用もバカにはならない。李家では毎月3000元(約6万円)のおこづかいを渡しているほか、公務員試験対策の予備校の学費も月3000元程度。別に教材費も必要だ。学科以外に面接試験もあるが、こちらの対策クラスの学費はさらに高い。
経済的にも大変だとこぼす李さんだが、正直、困窮しているようには見えない。富裕層ではないにせよ、夫婦の月収だけで月2万元(約40万円)はあるだろう。
中国の物価が上がったとはいえ、まだまだ日本よりは安い。なにより不動産バブルのおかげで持ち家の価値は数千万円になっているうえ、親のマンションも相続するので資産はその倍。息子の出費で大変だと言っても愚痴にしか聞こえない。中国が豊かになり不動産バブルで国民に資産ができたことで、プロ子どもを養える人が増えたと言えそうだ。
「もっとお金がある家は少人数クラスや個人指導を受けています。そこまでお金をかけるだけの効果があるかわかりませんが、それでも子どものために払う親はいますね」(李さん)
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李家のような家族は中国に増加中で、公務員人気は高まるばかりだ。今年の国家公務員試験の受験者は303万人。一昨年に200万人突破して話題となったが、あっという間に次の大台に乗った。合格定員は全体で3万9000人、倍率77倍の厳しい関門だ。日本の国家総合職試験の倍率が約7倍なのを考えると、いかに狭き門かわかる。なお、ポストごとの募集なので、定員1人のところに数千人が殺到することも珍しくない。
李さんの息子は国家公務員ではなく、自治体職員や準公務員待遇の公共機関職員を狙っているが、こちらの競争も熾烈だ。日本の県にあたる省レベルの公務員試験の応募者は合計で500万人を突破している。準公務員と呼ばれる第三セクター職員も人気で、李さんの夫が就職した頃とは状況がまったく違う。
後編記事『習近平政権の「闇」…中国の「若者たち」が明かす「社会への深い絶望」〈名門・清華大学生でも就職難〉〈ネット転売屋やフードデリバリーしか仕事がない〉』に続く
「週刊現代」2023年11月25日号より
B記事
どれだけ不合格になっても、官僚になるのを諦めきれない―かつての科挙のような光景が、現代中国で蘇りつつある。民間就職を拒否した「プロ子ども」たちは、いつまで叶わぬ夢を見続けるのか。
前編記事『習近平がひた隠しにする中国「就職難」の「ヤバすぎる実態」…国家公務員試験は倍率77倍!合格を諦めきれない「プロ子ども」が急増中』より続く
「下海」と「上岸」
誰もが競争を勝ち抜くのに必死だ。試験勉強だけではなく、日本風に言えば「内申点稼ぎ」もがんばらなければならない。特に中国共産党の党員になると、公務員試験にかなり有利と言われる。入党には推薦を得たりレポートを執筆したりとかなり手間がかかる上、党員になると勉強会やらボランティアやらで時間がとられるが、それでも志望者は増えるばかりだ。
中国では公務員を辞めて民間で働くことを「下海」と言う。改革開放初期の’80年代、市場経済で稼いで金持ちになってやると、多くの人が「下海」したのだが、今の風潮は真逆だ。コネや資本や技術がなくても、才覚さえあれば起業家として成功できる時代はとっくに終わった。サラリーマンになっても、中小企業は不安定な上にワンマン社長の理不尽な指示に振りまわされる。
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大企業も以前ほどの輝きはない。テンセントやファーウェイなどのIT系、通信機器を中心とした大企業は高給で優秀な人材をかき集めてきた。出世すれば年収数千万円も夢ではない。一部の野心的な学生には人気だが、ここ数年は不景気を受けての人員削減ラッシュが続く。もともと競争が激しく、幹部になれなければ40代でのリストラが当たり前の世界だけに、安全志向を強めた若者たちには不安定なキャリアに見える。
残された道は「上岸」、すなわちカオスと化した民間経済の海を脱して、安心安全な公務員という陸に上がること。公務員が若者たちの夢の職業になっている。
プロ子ども以外にも、近年は就職関連の新たな言葉が多数生まれている。
「軽創業」「自雇経済」「軽就業」
ネット転売屋として起業する「軽創業」、フリーのデザイナーやプログラマーとして生きる「自雇経済」、フードデリバリーやライドシェアで日銭を稼ぐ「軽就業」。まとめて「柔軟な就業」と呼ばれている。なんだかポジティブな響きだが、プロ子ども同様、望みの仕事を見つけられなくてあがいている人がほとんどだ。
今や名門大学の卒業生ですら理想の仕事につけないのは当たり前。中国トップの清華大学の卒業生進路報告書によると、’22年卒8003人(院卒含む)のうち、「柔軟な就業」に進んだのは811人。なんと1割を超えている。高学歴でも就職難の時代なのだ。
実家が太ければプロ子どもになれるが、そうでなければ、どうにかして食べていくしかない。その一人が劉さん(20代男性)。筆者が上海市を訪れた時に呼んだライドシェアのドライバーだ。世間話が弾み、気づけば身の上話を聞いていた。
「上海では新卒の平均月給が1万元(約20万円)なんて言われてるけど、ひどいウソだ。大卒だってその半分でも珍しくない。レストランのウェイターよりも少ないんだぜ。やる気になれないよ」
上海出身の同級生たちの中にはコネに頼って就職できた者もいれば、「とりあえず先送り」してプロ子どもになった人もいる。だが遠く離れた中国南西部出身の劉さんは上海にコネがない。実家の両親には頼れるほどの経済力もない。
そこで選んだのがライドシェアのドライバーだ。コネや経験は関係なく、努力と賢さがあれば稼げる点が魅力だった。仕事を始めてすぐに月収は1万元を超えた。
仕事を奪い合う若者たち
じゃあ、この道を選んで正解ですね……そう声をかけると、劉さんは顔を曇らせた。実は最近、売り上げが減っているという。コロナ禍が収束し地下鉄やバスに乗る人が増えたことも一因だが、それ以上にドライバーの数が爆発的に増えたためだ。中国のライドシェア最大手・滴滴出行の発表によると、今年3月末時点でのドライバー数は1900万人。2年前から600万人も増加している。劉さんのようなフルタイムのドライバーは一部だけで、ほとんどは副業だというが、注文を奪い合うライバルであることに違いはない。劉さんと似た境遇の若者たちが、減っていく乗客を取り合っている。
以前ほど稼げなくなったため、目標の売り上げを達成するまで何時間も車を走らせることになる。1日12時間以上仕事することもざらだという。
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コネや経験がなくてもすぐに稼げる……これは新人の時は劉さんにとって利点だったが、経験を積んだ今となっては焦りへと変わった。ライバルとなるドライバーたちは増える一方、そしてこの仕事にどれだけ習熟しても稼ぎが増える見込みはなく、未来には不安しかない。
今、中国社会の空気は重たく、悲愴感に充ちている。どうにかなると楽観的に社会に飛び込む若者が減り、安心安定を求める保守的な心理が目立つようになった。失敗を恐れず時には無謀にも挑戦する人が多いことが、中国の強みだった。しかし、この沈滞ムードが続けば経済の足かせにもなりかねない。
李さんも中国の将来に不安を隠せないという。
「息子には普通の人生を送ってもらいたい。中国は豊かになったのに、こんな簡単な願いをかなえるのも難しい国だなんて」
「週刊現代」2023年11月25日号より
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