『習近平に「平和の使者」が務まるのか?中国が振り返るべきこれまでの行状 サウジ・イラン国交正常化を仲介した中国、ウクライナ戦争和平斡旋にも前向き』(3/16JBプレス 福島香織)について

3/15The Gateway Pundit<HUGE: “THEY LIED ABOUT EVERYTHING” – 96-Page DC Police Report UNCOVERED – Shows Govt Knew MAGA Was Coming on Jan 6 and Entrapped Them ALL=巨大:「彼らはすべてについて嘘をついた」– 96ページのDC警察の報告書が発見された–政府はMAGAが1/6に来ることを知っていて、彼らを罠にかけた>

民主党と共和党エスタブリッシュメント、RINOの合作でしょう。

https://www.thegatewaypundit.com/2023/03/huge-they-lied-about-everything-a-96-page-dc-police-report-uncovered-shows-govt-knew-maga-was-coming-on-jan-6-and-entrapped-them-all/

3/15The Gateway Pundit<EXCLUSIVE: Shocking Evidence Shows Dr. Fauci Contributed Directly and Significantly to China’s COVID R&D and Propaganda=独占:衝撃的な証拠は、フアウチ博士が中国の COVID の研究開発と宣伝に直接的かつ重要な貢献をしたことを示している>

民主党・官僚組織と中共は深い関係にあるのでは

https://www.thegatewaypundit.com/2023/03/exclusive-shocking-evidence-shows-dr-fauci-contributed-directly-and-significantly-to-chinas-rd-and-covid-propaganda/

3/16阿波羅新聞網<惊揭!中国人口跌破10亿 中共数据造假带来社会危机—学者揭中共人口数据造假带来的社会危机=ショック! 中国の人口は10億人を下回り、中共のデータ改竄が社会危機をもたらした—中共の人口データ改竄が引き起こした社会危機を学者が暴露>中共は今年初めて人口減少を発表し、中国の高齢化問題は国内外で注目を集めている。 香港のベテランのメディア専門家で経済学の教授である練乙錚.は、大紀元とのインタビューで、中共は 1990 年代以降、人口データを改竄に改竄し、COVID-19 の流行により死亡した数字を加えれば、中国の人口は 10 億人以下まで減少した可能性があると分析した。 彼は、中共が強制出産措置を導入すると予測しているが、これは人口問題の解決には役立たず、政権により多くの危機をもたらすと考えている。

易富賢ウイスコンシン大学フェローもコロナ前に1.3億人は少ないと言っていた。

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO75149750W1A820C2M11000/

https://www.aboluowang.com/2023/0316/1877919.html

3/16阿波羅新聞網<习近平暴露软肋 恐自己鞭长莫及—专家:中国机构改革暴露了习近平软肋=習近平は自分の弱点を暴露し、自分の手が届かなくなることを恐れている—専門家:中国の機構改革により、習近平の弱点が露呈した>中共の全人代が閉幕したばかりだが、いくつかの国家機構を改革した。 最も顕著な改革は、2/28に開催されたいわゆる「民主的協商会議」で習近平が言及したものである。 習近平は演説で、主に 2つの改革を指摘した。 一つは金融システムの改革であり、もう一つは科学技術業務システムの改革である。 関連する専門家は、これは習近平の心の奥底にある懸念を反映していると考えている。

安全保障に対する懸念から、この2つを改革したと。

https://www.aboluowang.com/2023/0316/1877864.html

3/16阿波羅新聞網<知名品牌被连夜查封,网友看完直呼:再不敢吃了=有名なブランドが一晩で封鎖され、それを見たネチズンは叫んだ:もう食べる気は起きない>全国各地で潮汕漬は様々なレストランで「受け入れ」られており、潮汕地域の有名な伝統食品として、その開発にはより高い基準が必要であり、長年にわたり、生産会社の製品基準が品質管理の基準として使用されてきたが、最近の記者の現地での調査では、対応する業界標準と監督が不足し、製品の品質にムラが出て、さらに衝撃的なのは、地元の有名な漬物生産企業によるオリーブの製造工程である。

https://www.aboluowang.com/2023/0316/1877901.html=

3/16阿波羅新聞網<“掏钱比赛”蔡英文输给习近平—中共再给洪都拉斯建一座水坝 “掏钱比赛”蔡英文输给习近平=蔡英文は「マネー・コンテスト」で習近平に敗れる – 中共がホンジュラスに別のダムを建設 「マネー・コンテスト」で蔡英文が習近平に敗れる>ホンジュラスの大統領は火曜日、北京と「公式な」関係を築くと発表した。 中国の外相は先月、2つ目の水力発電ダムを建設するために北京と交渉していると発表した。最初の 3 億ドル相当の水力発電ダムは、北京の支援により完成した。蔡英文は、この「マネー・コンテスト」で習近平に負けるかもしれない・・・。

中共のやり方からすれば、ダムだけでなく、要人に必ず賄賂を配っている。

https://www.aboluowang.com/2023/0316/1877807.html

何清漣 @HeQinglian  10h

ツイ友に尋ねる:

李剣芒54 は今日も嫌がらせをしに来た。私は彼を何十回もブロックしたことを覚えている。 この IP 登録された Twitter アカウントが私のサークルに来ないようにするにはどうすればよいのか?

何清漣 @HeQinglian  10h

リーマン・モーメントとは根本的な違いがある。

2008 年は、金融商品であった。2つの住宅ローンに問題があった。 今回失敗したのはWoke流経営で問題が起きた。

「企業診断」(経営コンサルティング)と呼ばれる事業は米国発祥で、企業の管理状況や経営状況、財務状況などを定期的または不定期に総合的に分析する。この方法を使って、SVB(シリコンバレー銀行)の、経営理念、方向性、経営目標、経営者の専門性や癌かどうかを診断する。

引用ツイート

BBC ニュース中国語 @bbcchinese  13h

リーマンが崩壊し、株式市場が崩壊し、金融の津波が世界を席巻した。 15年前のこの光景は、今でも金融関係者の悪夢に出てくる。 シリコンバレー銀行の破綻は、多くの人々に「リーマン事件」を思い出させた。 では、シリコンバレー銀行の破綻は第2の「リーマン事件」なのか?

何清漣 @HeQinglian  10h

続き:このがん病変はWoke式の経営を開始してから感染したが、あるのは潜伏期間だけ。

何清漣 @HeQinglian  5h

民主党が政権を握ってから、お金を公然と掠め取る。

たとえば、連邦貯蓄保険には従来上限が設定されているため、SVB の預金者に全額を支払うというWHの決定は、危険な前例となる。

ニューヨーク・ポストなどがこの銀行の背景を掘り下げ、シリコンバレー銀行の12人の取締役の中で、 一人はオバマ、クリントン、バイデン大統領とシューマーの献金者、1人はオバマの官員、 1人はペロシの隣人のナパバレーの葡萄園の主人である。

預金者は誰か?

引用ツイート

Lucs @Lucs24659702 7h

民主党下院議員の慈善団体は、ケイマンで 3,000 万ドル以上を保有している。

Fox News によると、Daniel Goldman (D-N.Y.) を代表とする非営利団体 Richard W. Goldman Sachs Family Foundation は、ケイマン諸島で 3,200 万ドル以上の投資を組織したと報道した。

Democrat Congressman’s charity has more than $30 million in Cayman Islands

何清漣 @HeQinglian  7h

私がマリファナの害について話すときはいつでも、何人かのツイ友が私のところに来て、マリファナの利点と酒・たばこの欠点について話する。

この種の馬鹿の考え方は、どんな有害なものでも同じようにかぶれなければならず、害の中でどちらかましな方を選ぶ(ましな方は考えつく)というもの。

絶対に同調しない。

引用ツイート

Ezio Mao  ☢ @KELMAND1 18h

New York Post は、米国の新しい不幸について述べている- 若者は「笑気ガス」を大量に吸い込んでおり、それが新たな麻薬中毒になっている。

あなたは誰のせいだと思うか? 確かに米国ではなく、社会の雰囲気でもなく、知性や道徳教育のせいでもない。 さて、あなたは当てたかな? そう、中国である。

なぜ? 吸い込んだらインターネットに投稿し、whiptok(Whippit + TikTok)と呼ばれる😅

https://nypost.com/2023/03/14/inside-gen-zs-hippy-crack-epidemic-bigger-risk-than-cocaine/

何清漣がリツイート

何清漣 @HeQinglian  32m

返信先:@JianglinLi、@arfred_1979、 @fading_you1

サンフランシスコの黒人1人あたり500万ドル:の賠償。

申請者は 18 歳以上で、8項目の追加基準のうち 2 項目を満たしていることを証明する必要がある:1940 年から 1996 年にサンフランシスコで生まれた、またはサンフランシスコに移住し、本人または直系親族が「失敗した薬物戦争」期間に投獄され、祖先が 1865 年より前に奴隷にされた・・・。

https://nypost.com/2023/01/16/sf-reparations-panel-proposes-5m-lump-sum-payment-to-eligible-residents/

SVB が破綻しなければ、このビジネスを運営する最初の選択肢になるはずだった。

nypost.com

サンフランシスコの賠償委員会は、それぞれ 500 万ドルを黒人に投げ込む・・・。

賠償を検討しているサンフランシスコの委員会は、「彼らが経験した何十年にもわたる被害」に対して、適格な長年の黒人居住者に500万ドルの一時金を支払うことを提案する草案を発表した・・・。

何清漣がリツイート

時亮字仰之 @timothyshlong  13h

思考力のある人は、物事の真偽、善悪を気にし、何人が彼に同意するかは気にしない。

我々自身について言えば、我々の周りにいる多数の人々と同意見であることがわかった場合、特に重要な問題については、慎重に検討する必要がある。

私が人類の歴史について知る限り、未来にとって重大な問題については、その時代の多数は常に間違っているからである。

西洋には、最も典型的な 2つのケースがある:ソクラテスが毒を飲んだケースと、イエスが十字架にはりつけられたケースである。

福島氏の記事では、米国外交が中国外交に負けた大きな原因は、バイデンの無能さにある。というか、わざと共産中国に負けた感じがしないでもない。①アフガン撤退の失態②民主サミットを開催してサウジを呼ばなかったこと③カショギ記者の暗殺はムハンマド皇太子が承認したとしたことが挙げられる。ここまで馬鹿な手を打つのはわざとやっているとしか思えない。WEFのソロスが裏で糸を引いているのでは。

記事

中国・北京の会合で写真撮影するサウジアラビアのムサード・ビン・モハメド・アル・アイバン国務相兼国家安全保障顧問(左)、中国の王毅外相(中央)、イラン最高国家安全保障会議のアリ・シャムハニ書記(2023年3月10日、写真:ロイター/アフロ)

(福島 香織:ジャーナリスト)

中国の全人代(全国人民代表大会、国会に相当)が3月13日に閉幕した。

先に、一点訂正をしておく必要がある。全人代開幕前、中国共産党の2中全会(第20期中央委員会第2回全体会議)開催後に香港紙明報などが特ダネを報じた。この全人代の最大のホットイシューの「党と国家の機構改革方案」では、公安・国家安全部の治安維持・諜報機能を国務院から党中央に組み入れ、中央内務委員会を創設して“中国版KGB”のようなものをつくるのではないか、という情報だった。3月2日に公開した本コラム(「大粛清を始める習近平、中国版KGBの発足で『スターリン化』の気配」)でその情報を紹介した。

だが、全人代で審議された国務院機構改革方案では、公安・国家安全部には全く言及がなかった。結果的に中国版KGBは「ガセネタ」だったということになる。

これが香港メディアを通じた一種の観測気球や世論誘導の情報戦であったのか、それとも、予定はあったが世論の抵抗を考えて保留されたのか、今のところ不明だ。

習近平の「大国和平外交」に大きな進展

だが、全人代を通じて、習近平が経済、ハイテク、外交、民生、軍事の全方位的政策を自ら差配する方向で人事や機構を調整していることは間違いなかろう。個人的には、習近平独裁に誰かに歯止めをかけてほしいところだが、今、国際社会の風向きが習近平の権力掌握に有利になっているのは事実だ。

というのも、習近平の「大国和平外交」にこのところ大きな進展があった。

全人代最中の3月10日、北京でサウジアラビア、イラン、中国による3国共同声明が発表され、サウジアラビアとイランが7年ぶりに外交関係を正常化させることを含む協議に調印した。これは「習近平の大国外交の勝利である」と中国国内メディアのみならず国際メディアもポジティブに報じている。

さらに、習近平は早ければ来週にもロシアを訪問し、プーチンと会談し、その足でヨーロッパを訪問するらしい。ウクライナとのゼレンスキーと会談する計画も一部で報じられている。

2月に中国は12項目から成る「ウクライナ危機の政治解決に関する中国の立場」という文書を発表し、両国の和平交渉に建設的な役割を発揮したいとしていた。

サウジアラビア・イランの国交回復の仲介ができたのなら、ロシア・ウクライナ両者から何等かの妥協や譲歩が引き出せるのではないか、という期待も高まりつつある。

中国の仲介が開いたサウジ・イラン関係修復への道

中国の呼びかけに応じ、3月6~10日、サウジアラビア国務大臣で国家安全顧問のムサード・ビン・モハメド・アル・アイバンと、イラン最高国家安全委員会秘書のアリ・シャムハニがそれぞれ率いる両国代表団が、北京で会談を行った。

中国、サウジ、イランの3カ国による共同声明では、サウジとイランの間で、外交関係の回復に同意し、2カ月以内に双方が大使館と代表機構を開設し、相互に大使を派遣し、2国関係強化のために模索するという内容を含む協議が調印された。両国が2001年に調印した安全協力協定、1998年に調印した経済、文化領域での協力全体協定も再始動する。

サウジとイランは2016年に断交した。緊張緩和のために、両国は長期的な対話を続けていたが、イランは昨年(2022年)12月、サウジがイランの国内抗議活動を支持していると非難し、対話は一度暗礁に乗り上げた。

だが昨年12月、習近平がサウジアラビアを7年ぶりに国事訪問。中国・アラブ諸国サミットなどにも出席して、中東地域の「火種」問題解決に取り組む姿勢を見せていた。

このとき、イランは中国とサウジの接近に反発を示したものの、習近平はすぐさま当時副首相の胡春華をイランに派遣し、ライシ大統領との会談で早急に手当を行った。イラン側の怒りは収まり、ライシ大統領は2月に訪中。中国の仲介によるサウジ・イランの関係修復の道が開かれた。

ちなみに、サウジはウクライナに4億ドルの支援を表明し、イランはロシアにドローンなどを供与して急接近している。サウジとイランの関係修復は、ロシア・ウクライナ戦争が中東問題に波及するリスクも、緩和、予防できたことになる。

世界のメディアが中国の「和平斡旋外交」を評価

環球時報は、専門家(蘭州大学一帯一路研究センターの執行主任、朱永彪)のコメントを引用する形で両国の関係修復を次のように高く評価した。

「サウジとイランはそれぞれイスラム・スンニ派とシーア派を代表し、双方は長期間に矛盾が存在、さらに西側国家(米国)の挑発が加わり、両国関係は一度破綻に追い込まれた。今回の双方の協議の合意は、イスラム国家内部の矛盾を緩和したという重要な意義があるだけでなく、中東情勢の改善にポジティブな影響力を発揮するものだ」

中央政治局委員で党の外交最高責任者である王毅は、北京でのサウジとイランの対話閉幕式の時、「サウジとイランの関係完全は中東地域の平和安定の道を切り開き、対話交渉を通じた国家矛盾対立を解決するモデルとなった」と胸を張っていた。

上海外語大学中東研究所助理研究員の文少彪は、この中国の和平斡旋外交がパレスチナ、イスラエル、イエメン、シリア、リビアの内戦の緩和と解決に向けてポジティブな波及作用がある、とまで語っていた。

中国メディアだけでなく米AP通信も「この協議合意は中国外交の重大な勝利だ」と評価し、米CNBCサイトも「中東地域情勢全体の緩和に大きな助けとなり、内戦が続くイエメンもおそらく両国関係の改善で停戦を迎えるのではないか」「このことは、中国がこの地域で新たな役割、特に(和平の)仲介者としての役割を持ったことを反映している」との専門家のコメントを報じた。

習近平がプーチン、ゼレンスキーと会談か

だが、世界の平和の実現という点ではグッドニュースであるが、米国が湾岸地域から撤退せざるを得ない状況の中で、その空白を埋める形で中国のプレゼンスが強化されることの地政学的な意味を考えると、米国やその同盟国である日本にとっては心穏やかでないところも大きいだろう。

しかも、この流れで、習近平は早ければ来週にもロシアを訪問してプーチンと会談し、その足で欧州のいくつかの国を回る計画もあると一部で報じられている。

ロシア・タス通信は1月30日に、プーチンが春に習近平をロシア訪問に招待していると報じていた。さらにその後、ウクライナのゼレンスキー大統領と会談する計画だとウォール・ストリート・ジャーナルなどは報じている。

中国のロシア・ウクライナ和平に向けた立場は、簡単に言えば以下の12項目である。(1)各国主権の尊重、(2)冷戦思考の放棄、(3)停戦、戦闘の終了、(4)和平交渉の再開、(5)人道的危機の解消、(6)民間人や捕虜の保護、(7)原子力発電所の安全確保、(8)核兵器の使用および使用の威嚇への反対、(9)食糧の外国への輸送の保障、(10)一方的制裁の停止、(11)産業・サプライチェーンの安定確保、(12)戦後復興の推進。

ロシア側はこれに歓迎の意を示しているが、ウクライナ側は領土主権尊重や原子力発電所の安全確保などには注視するものの、ウクライナが停戦の条件としている占領地域のロシア軍撤退に関しては言及されていないことに、警戒心を示している。

西側諸国は、この12項目発表が発表された段階では、中国はロシア側の味方をしすぎており、停戦に向けた影響力には限界があろうと軽く見ていた。中国の仲介能力に対する国際社会の評価は、北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議の失敗から、もともとあまり高くなかったからだ。

だが、イラン・サウジの電撃的な外交関係回復が中国の仲介で実現した今、中国の影響力を過少評価しない方がいいかもしれない、という空気が一気に高まった。

「中国式現代化」を武器に目指す国際社会の新秩序

ここで全人代における秦剛(しんごう)外交部長(外相)の記者会見を思い出してほしい。

この会見で、秦剛は「『中国式現代化』は国際社会のホットワードだ。・・・これは人類社会の多くの難問を解き、現代化=西洋化の迷信を打破し、人類文明の新たなスタイルを創造し、世界各国、とくに多くの途上国に、主に5つの点で重要な啓示を与えることだろう」と語った。

わかりやすく言うと、こういうことだ。西側の現代化は民主主義の押し付けであるが、中国式ならば、たとえ西側から見て人権や差別問題があっても、それを独自の文化・文明・国情という理由で包容できるし、共同富裕だから富裕層や先進国だけをのさばらせることもなく、異なる意見を排除するから常に団結奮闘でき、争うこともない。中国式現代化ならば、中東や中央アジア、東南アジアやアフリカの部族社会から発展した権威主義的な国家も、西側の価値観の押し付けに反感を抱くイスラム社会も、受け入れやすかろう──。

習近平の大国外交の最終目標は、途上国、新興国が西洋化ではなく中国式現代化を選択し、そうした国々が中国朋友圏を形成し、それによって米国およびその同盟国陣営とわたり合い、最終的には中国式の国際社会の新秩序、フレームワークを再構築することだ

秦剛の表現を借りれば、「人類運命共同体構築、一帯一路建設、全人類共同価値観、グローバル発展イニシアチブ、グローバル安全保障イニシアチブなどの理念の核心は世界各国の相互依存であり、人類の運命を共にし、国際社会が団結せねばならない」「習近平主席は世界、歴史、人類の高みからグローバル統治の正しい道を指し示している」ということだ。

中国の外交は、これまでは内政のための外交、つまり国内の団結や党の求心力を高めるための外交パフォーマンス、と言われてきたが、習近平は本気で「世界領袖」の高みを目指しているのかもしれない。

「平和外交」を進める中国がこれまで行ってきたこと

ちなみに、秦剛はロシア・ウクライナ戦争については「残念なことに、平和に向けて対話を促進する努力は繰り返し破壊され、まるでウクライナ危機をある種の地政学的陰謀に利用しようと、紛争をエスカレートさせようとする『見えざる手』があるようだ」と語った。言うまでもなく米国に対する揶揄だ。

習近平3期が全人代を経て全面的に始動し、私は習近平のスターリン化を恐れていたのだが、習近平は今や、ノーベル平和賞にノミネートされてもおかしくないぐらいのピースメーカーの役割が期待され始めている。

実際、米国こそ他国をひっかきまわして戦争を起こすウォーメーカーではないか、と言われて、そう思う人も少なくなかろうし、そういう人が中国に期待を寄せることもあるだろう。

だが、ウイグル・ジェノサイドを行い、香港の自由を弾圧し、民主化活動家や宗教家、人権弁護士らを“失踪”させてきた習近平体制が行う「平和外交」が、本当に私たちの考える「平和」をもたらせるものなのか。それとも、警察が仕切ろうがヤクザが仕切ろうが、治安を維持でき金儲けができるのであれば同じ、というのか。

早く戦争が終わってほしいと思いつつ、微妙な気分にとらわれている。

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