『北京五輪は専制主義プロパガンダの祭典になってしまうのか 世界に見せつける「中国共産党のための五輪」』(1/13JBプレス 福島香織)について

1/12The Gateway Pundit<After a Year of Scandals, Viewership at Pervert-Plagued CNN Down 90% From 2021>

嘘つきメデイアは信頼されないで数字を落とすのは当たり前。

https://www.thegatewaypundit.com/2022/01/year-scandals-viewership-pervert-plagued-cnn-90-2021/

1/14希望之声<美资深议员: 拒绝麦康奈尔当头 除非他与川普有”工作关系”=米国古参議員:トランプと「協力関係」がない限り、マコーネルが主導権を握ることを拒否する>リンゼー・グラハム古参共和党上院議員は、トランプとの「協力関係」を見てから、ミッチ・マコーネル上院議員を再び共和党上院のリーダーとして、条件付きで支持する。

フォックスニュースとのインタビューで、グラハムは、将来の共和党議会指導者は「トランプ大統領と良好な協力関係を築く」必要があると述べた。

「彼(トランプ)はロナルド・レーガン以来最も影響力のある共和党員だ。彼が望むなら、彼は指名され、2024年に再選されると思う」とグラハムは語った。

グラハムは、マコーネルを支持することについてノーコメントであり、「共和党上院の指導者が“アメリカ・ファースト”のアジェンダを支持し、トランプ大統領と協力できることを証明できない限り、私は誰でも共和党上院の指導者として投票しない」と述べた。

彼は次のように述べた。「トランプ大統領と協力して最高裁判所の3人の裁判官を含む裁判官のグループを職に就け、減税を達成するためにトランプに協力したマコーネル上院議員が私は好きである。しかし、問題がある:マコーネルは共和党の指導者トランプと折り合えるのか?」

「私は、トランプ大統領と協力関係を築き、チームを組んで、アメリカ・ファーストのアジェンダを提示し、我々と民主党リベラルの違いを示し、トランプの政策に取り組むことができない人には投票しない」と彼は言った。

「それができなければ失敗するだろうから」とグラハムは言った。

グラハムは、共和党上院議員のケリー・ツィバカとエリック・グレイテンズとともに、マコーネルを交代させるべきだと公に述べた。

トランプが支持しているツィバカ候補は、共和党エスタブリッシュメント上院議員のリーサ・マーカウスキーとの予備選挙で、選出された場合、「マコーネルを指導者として支持しない。マコーネルはバイデンを何度も救い、バイデン政権を生命維持させる唯一の上院の票を彼に与えた」とコメントした。

「我々はマコーネルを必要としない。強力な“アメリカファースト”のリーダーが必要だ」と元ミズーリ州知事で現在の上院議員候補のグレテンスは述べた。

共和党エスタブリッシュメントは米国労働者の気持ちは理解できないでしょうから、党の議会指導者にすべきではない。

https://www.soundofhope.org/post/584238

1/14希望之声<美议员麦卡锡拒绝向“非法”的1月6日特别委员会作证=米国議会議員マッカーシーは「違法」な1/6特別委員会の証言を拒否>米下院共和党の指導者ケビン・マッカーシーは1/6特別委員会の証言を拒否し、「権力濫用」の「違法な」調査を非難した。

マッカーシーは、ナンシーペロシ下院議長の1/6特別委員会の正当性を否定した。ペロシがオハイオ州の共和党員ジム・ジョーダンとインディアナ州の共和党員ジム・バンクスを委員会に入れるのを拒否した後、マッカーシーは5人の共和党議員の指名を取り下げた。

マッカーシーは声明の中で、「ペロシ議長は、私が任命した共和党議員を拒否するという前例のない行動をとったため、この委員会は合法的な調査を行っていない。それは立法趣旨に合っていない。この委員会の唯一の目的は、政敵に害を与えるため-ある日は民主党議会選挙委員会のように振る舞い、次の日は司法省のように振る舞う」と述べた。

1/6特別委員会は党派性の強いものだから協力することはない。元々トランプ潰しが目的です。

https://www.soundofhope.org/post/584248

1/14阿波羅新聞網<拜登强制大企业打疫苗或筛检 遭美最高法院挡下=バイデンは大企業にワクチン接種またはスクリーニングを強制したが、米国最高裁判所によって阻止された>米国最高裁判所は本日、ジョー・バイデン大統領の防疫計画に打撃を与えた。大企業の労働者にCOVID-19のワクチン接種またはスクリーニングを要求するという彼の命令を阻止した。

フランス通信社によると、バイデンは昨年9月に、100人以上の企業の従業員はCOVID-19のワクチン接種を受けるか、毎週スクリーニングを受ける必要があると発表した。この命令は本日、最高裁判所の6人の保守派の裁判官によって阻止された。

3人のリベラルな裁判官は反対した。

最高裁もやっと仕事をしたかと言う感じ。現場はこれ(命令)が為、人繰りで混乱しているというのに。

https://www.aboluowang.com/2022/0114/1695494.html

1/14阿波羅新聞網<英军情五处:工党议员金主疑为中共间谍 国会恐遭渗透=MI5:労働党議員の金づるは中共スパイである疑いがあり、議会に浸透している可能性がある>英国国内諜報機関MI5は、労働党のバリー・ガーディナー事務所を長年賛助してきた英国の弁護士クリスティン・リーは中共のスパイで、元労働党党首のキースや盟友、他の議員に影響を与えようとしたと述べたと“Sun”は報じた。

中国系は全員調べたほうが良い。人種差別でなく、中共は中国系もスパイとして活用しているので。日本もスパイ防止法は必須である。

https://www.aboluowang.com/2022/0114/1695458.html

1/14阿波羅新聞網<震惊!中国疫情死亡人数偏差17000%《经济学人》新模型揭秘 【阿波罗网报导】=ショックを受けた!中国の疫病による死者数は17,000%の誤差がある 「経済学者」の新しいモデルは秘密を明らかにしている[アポロネット報道]>すべてに照らして、経済学者の研究は真剣に受け止められる必要がある。これは確固たる結論ではなく、一つの見込みである。これは、中国の計算における驚くべきギャップを埋めるための真剣で根拠のある試みである。警告が何であれ、これらの数字は非常に大きいため、中国が少なくとも2020年4月以降コロナウイルスによる死亡率を誤って報告していることは明らかである。

図は1/5Forbes<Part 2: Beijing Is Intentionally Underreporting China’s Covid Death Rate>より。この記事によれば「中国は明らかに国内での実際のCovidの死亡の1%未満を報告している」と。中国の感染死者は公表4636人ですから、これが1%だとすれば少なくとも、463600人は死んでいると。実際は百万~千万単位で死んでいるのでは。

https://www.forbes.com/sites/georgecalhoun/2022/01/05/beijing-is-intentionally-underreporting-chinas-covid-death-rate-part-2/?sh=594135873b89

https://www.aboluowang.com/2022/0113/1695268.html

何清漣 @ HeQinglian 5h

ファウチ等は中国をとても愛している:

米国のトップウイルス学専門家は、研究室からのウイルス漏出を指摘し、NIHのディレクターであるコリンズとファウチなどから、研究室からの漏出に関する議論は「科学全体、特に中国の科学を傷つける恐れがある」と警告された。

「コロナウイルスのトレーサビリティ:米国議会は、ファウチの情報の隠蔽を調査するために保健福祉省に書簡を送る」

https://rfi.my/84gk.T

以下を参照してください。

引用ツイート

何清漣@ HeQinglian 1月11日

SARSから2019年の新型コロナウイルスまで:防疫に関する米中協力

ジェニファー・ブイの証言1

ランド研究所2

https://rand.org/content/dam/rand/pubs/testimonies/CT500/CT523/RAND_CT523z1.zhs.pdf

この証言の要点は次のとおり:1.情報共有を含んで、米中間には確かに長期的な協力関係があり、2016年に主要な協力プロジェクトが更新された。2.グローバル化の状況下で、都市封鎖を含む伝統的な疫病予防法では、病気の発生を防ぐことはできない。3.中国に汚名を着せるな。

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何清漣はリツイート

蔡慎坤 @ cskun1989  6h

NYTの報道は、ソビエト連邦の情勢について話し合うため、デュランティと自ら会った新大統領フランクリンD.ルーズベルトを含む米国の政治エリートに影響を与えた。デュランティの報道は暴君スターリンを賞賛し、スターリンはこのNYTの記者について次のように述べた。「あなたのソビエト連邦の報道は素晴らしい・・・。あなたは我々の国について真実を語ろうとしたからである」

引用ツイート

蔡慎坤 @ cskun1989  6h

重要な歴史的出来事に関しては、NYTはしばしば偏見のないニュースを国民に提供することに失敗し、誤った話を捏造して、人類社会に悲惨な結果をもたらしてきた。 1932年、ウクライナで深刻な飢饉が発生し、700万人のウクライナ人が餓死した。この災害は、スターリンによって引き起こされた人為的災害であった。

NYTのモスクワ特派員であるウォルターデュランティは、これをすべて知っていたが、それを覆い隠し、彼の報道は飢饉が発生したことを断固として否定した。

何清漣 @ HeQinglian 54m

核酸検査のリーダーである金域医学の責任者の一人は、コロナウイルスを放出したとして逮捕拘禁されている https://rfi.my/84pv.T @RFI_Cn

中国の大手核酸検査会社である金域医学の鄭州支社の責任者が、コロナウイルスを放出した嫌疑で逮捕拘禁捕された。中国工程院の学者である鍾南山と同社の関係が注目されている。

Q:😉米国は中国の足跡をたどり、コロナウイルスを放出させた疑いのある容疑者を捕まえるのか?

rfi.fr

核酸検査のリーダーである金域医学の責任者の一人は、コロナウイルスを放出したとして逮捕拘禁されている。

中国の大手核酸検査会社である金域医学の鄭州支社の責任者が、コロナウイルスを放出した嫌疑で逮捕拘禁捕された。同社は許昌市での核酸検査を一時停止した。中国工程院の学者である鍾南山とこの会社との関係・・・。

何清漣はリツイート

ラジオカナダインターナショナル @ RCIZhongwen 6h

なぜ我々の脳は偽のニュースを好むのか?

ici.radio-canada.ca

なぜ我々の脳は偽のニュースを好むのか? | RCI

ほとんどのカナダ人は偽のニュースを信じている。 多くの人が、偽ニュースの急増をインターネットやSNSのせいにしている。 しかし、一部の心理学者や認知科学の専門家は、偽のニュースを真実と思い込む我々の脳もまた大きな責任があると指摘している。

何清漣はリツイート

アポロ唯一の公式Twitterアカウント @ aboluowang 47m

米国最高裁判所は、バイデンの大企業への強制ワクチンまたはスクリーニングを阻止する(図):米国最高裁判所は本日、バイデンの防疫計画に打撃を与え、大企業従業員への強制Covid-19ワクチンまたはスクリーニングの命令を阻止した。 …http://dlvr.it/SH4h7f  #强制疫苗 #拜登 #美国高院 爆料aboluobl@gmail.com

aboluowang.comaboluowang.com

バイデンは大企業に予防接種またはスクリーニングを強制し、合衆国最高裁判所によって阻止された。

何清漣 @ HeQinglian 4h

「中国のトップ核酸検査会社金域医学の鄭州支社の責任者がコロナウイルス放出の疑いで逮捕された」事件は「生産が消費を促進する」典型的なケースであることを考えると、私が提案したいのは、これらの検査ソフトウェアを政府はどの米国企業から買い、製造元はどの国か、工場出荷価格と公開されている買付価格との差、およびリベートは別に調査する必要がある。

パンダハガーが多数存在することを知った瞬間から、米国の有力な学者の多くはお金が足りないことを知った。

引用ツイート

VOA中国語 @ VOAChinese 5h

WHの重要な意義:バイデンは来週から1人あたり毎月8つの無料の家庭用検査キットを提供すると発表した。 http://dlvr.it/SH58TN

何清漣 @ HeQinglian 5h

米国民主党の支持者を除けば、世界のどの国の民衆が、このような家庭の長が国の大統領になれると考えるのか、私は思いつかない。

マシンの投票について私に言う必要はない。マシン投票は主にスウィングステートで行われるべきであり、これらの6つの州には少なくとも40%のバイデンサポーターがいる。

米国には少なくとも40%のバイデン支持者がおり、主な左翼メディアの編集者の90%はバイデンファンである。

引用ツイート

アポロ唯一の公式Twitterアカウント @ aboluowang 6h

間抜け!バイデン米国大統領の息子の元妻は、大量の下品なビデオとチャットの記録を公開した(フォトギャラリー):…http://dlvr.it/SH52PY #バイデン#ハンター#義理の娘

aboluobl @gmail.com

何清漣 @ HeQinglian 3h

金域医学と鍾南山、柳傳志、レジェンドキャピタル

http://szhgh.com/Article/opinion/zatan/2022-01-14/290446.html

内部情報では10人の株主がおり、2020年11月に、米国のダナハー診断プラットフォームと戦略的協力協定が締結された(このダナハーの背景を知っている人はいる?)

困惑:中国と米国のメディアの最近の報道は、中国が鍾南山に関連する金域に焦点を合わせており、米国はファウチに焦点を合わせている。皆当てて見て。それは偶然なのか、それともそのタイミングが来たのか?

何清漣 @ HeQinglian 3h

私は国際調査報道ジャーナリスト連合が介入する時が来たと思う。 1.連合の記者は、数十か国から来ていて、多くの言語を使いこなし、能力を備えている; 2.組織の保護がある; 3.資金も提供される。

この種の大きな出来事で、この組織は動いていない、いつまで待つのか?

何清漣 @ HeQinglian 4h

これは、世界で2年間続いている疫病の中で出てきた最初のケ​​ースである。生産が消費を促進し、ウイルスがない場合でも、トップ核酸検査会社の製品が継続的な市場需要を持つようにするには、ウイルスを放出する必要がある。そして買うのは主に政府である。

この疫病の人工的な状態は私の想像を超えている。

引用ツイート

Quote Tweet

何清漣 @ HeQinglian 9h

核酸検査のリーダーである金域医学の責任者の一人は、コロナウイルスを放出したとして逮捕拘禁されている https://rfi.my/84pv.T @RFI_Cn

中国の大手核酸検査会社である金域医学の鄭州支社の責任者が、コロナウイルスを放出した嫌疑で逮捕拘禁捕された。中国工程院の学者である鍾南山と同社の関係が注目されている。

Q:😉米国は中国の足跡をたどり、コロナウイルスを放出させた疑いのある容疑者を捕まえるのか?

福島氏の記事で、中国を豊かにすれば変わると思った考えの浅はかさを思い知るべきとやはり感じました。「騙すほうが賢く、騙されるほうが馬鹿」という中国人の本質が変わるはずもない。期待する方が馬鹿と言うもの。戦前から日本人は中国人を間違って見てきた。いい加減理解しないと。

オリンピックに一番相応しくない国が開催するのはその通りですが、ではなぜ中国に招致を認めたのかです。前からモンゴル、チベット、ウイグル、法輪功、人権派の弾圧はあったのに。米国及び自由主義国が人権より儲けを優先したからでしょう。ここを反省しないと。

記事

2022年北京冬季五輪で使用される国家スピードスケート館「氷絲帯(氷のリボン)」のリンク(2022年1月22日、写真:ロイター/アフロ)

(福島 香織:ジャーナリスト)

中国の北京に隣接する直轄市、天津市で新型コロナ「オミクロン株」の地域感染が拡大するなか、3週間後に北京冬季五輪が開幕する。

当局は1月4日、冬季五輪開催前に「閉環(閉鎖環境)式管理」を発動。北京冬季五輪組織委員会によれば、これは国際イベントにおける最も厳格な管理方式で、日本の「バブル方式」を一層徹底したもののようだ。オミクロン株という極めて感染力の強いコロナウイルスが北京に隣接する天津市で拡大し始める中で、あくまで「ゼロコロナ」に固執する中国は果たしてどんな北京五輪を行うのか。

そして、ウイグル人弾圧や香港の民主活動家拘束問題について、何ひとつ国際社会に向けて前向きな対応を見せず、性暴力を告発した女子テニスプレイヤーの彭帥(ほうすい)や人権派弁護士の唐吉田(とう・きつでん)ら多くの人たちが「失踪させられて」いる状況で、また日本を含む多くの国が外交的ボイコットを行っている状況で、中国は強引に五輪を開催してどのようなメリットを得られるのだろうか。

「外界」との直接接触は一切禁止

中国の管理方式は、東京五輪の「バブル方式」をさらに厳密にしたものだ。外界と隔絶した比較的大きな閉鎖環境を作り、そこに五輪スタッフを開幕1カ月前から閉じ込め、まず「滅菌消毒」する。その数は、ボランティア、清掃員、調理師、運転手なども含めて数千人におよぶ。これを冬季五輪開幕前閉環(閉鎖環境)管理プロセスと呼んだ。いったん閉鎖環境に入ると、その後はいかなる理由があっても外界とは直接接触できない状況に置かれる。

閉環には「大環」といくつもの「小環」、つまり大きな閉鎖空間の中に小さな閉鎖空間がいくつもある格好になっている。小環とは、選手村、訓練施設、競技会場、メディア取材会場など個別の場所で、それぞれが小さな閉鎖環境となっている。

国外から来た選手、スタッフ、来賓、記者らは、それぞれがこうした小環に入ることができるが、たとえば小環から自由に出て大環の中を自由に動きまわれるかというと、それはできないらしい。そこが日本のバブル方式よりも厳格だ。

小環と小環の間は決められたバス、専用高速鉄道などの交通機関で移動できるが、この交通機関も閉鎖空間のひとつであり、バス、鉄道の中も外界の人との接触はない。

専制国家ならではのルール徹底

外国から来る五輪関係者は、空港でワクチン接種状況を確認され、PCR検査を全員受ける。ワクチン未接種者は専用の交通機関で隔離施設に移動、21日間の高度集中隔離措置(つまりホテルから一歩も出られない)を受けたのち、専用の交通機関で選手村、あるいは五輪組織委契約のホテルに移動する。

選手村、ホテル、競技場や開幕閉幕式会場、五輪関係者用飲食施設、メダル授与式典会場、メディアセンターなどを含めた地域は「大環」という形で閉鎖環境となっているが、その閉鎖環境内にいても、毎日のPCR検査、検温や自覚症状などのチェックは必須という。海外からの観客は一切受け入れない。

外国選手、コーチ、スタッフらは再び出国するまでの間、この閉鎖環境から一歩も外に出ることはできず、毎日、PCR検査など必要な検査を受け、必ずマスクをつけることが義務付けられる。

入境手続きなどの際に選手らに接触するスタッフは、すべて防護服を着ることになる。移動の車が専用車であるだけでなく、通行する道路も専用道路となり、一般の中国民衆とは完全に隔絶されるという。

東京五輪では決められたルールを守らない選手やスタッフがいたが、中国当局を相手にルールをあえて破ろうとする人はいないのではないかと思われる。これだけルールを徹底して、有無を言わせず守らせることができるのが、専制国家である。

1月10日に江蘇省無錫市でオミクロン株感染者が確認され、今、中国では少なくとも6都市でオミクロン株感染が確認されている。しかも北京に隣接する天津では市中感染が広がっており、オミクロン株の感染拡大のスピードを考えると北京でも市中感染は起きていると想像できる。

オミクロン株の症状は軽くはないがデルタ株ほどは重症化しにくいとされ、普通の風邪と判別しづらく、「隠匿性」が高いとみられている。中国の場合は「社会面清零」という政策、つまりコロナ感染が分かれば、濃厚接触者、準濃厚接触者、たとえば同じアパートの住人を丸ごと隔離施設に放り込むといった厳格な措置をとっているので、「もしかしたら自分は感染したかも」と思っても多くの人は「隠匿」してしまうことだろう。

そうした中国社会の状況を踏まえた上での閉環方式であり、このやり方であれば、おそらく外国選手の健康が危険にさらされる可能性はほとんどゼロに近いであろう。

ただ、そういう状況で行う五輪は、いったい何のための五輪なのか、ということも考えさせられる。

裏切られた「中国が生まれ変わる」という期待

2008年の北京夏季五輪は私も現地で取材したのでよく覚えている。この五輪の意義は、中国の一種の「国際社会デビュー」であった。海外の観光客、メディアに中国の発展ぶりを見せつけ、また中国の一般市民がホストとして外国人と交流する機会がふんだんにあった。北京の市民は、国際社会から田舎者と思われないように「文明化」運動を市民レベルで行い、社区の共産党員を中心に英語やマナー研修が行われた。それまで、路ばたや地下道、ときには地下鉄内のごみ箱などにトイレをいたす子供やおばあさんも、公衆トイレにいくまで我慢しましょうと教え込まれたし、唾やたんをところかまわず吐くのは文明的ではない、公共交通に乗り込むときはきちんと並んで横入りはやめよう、などと学びあったのだ。この北京夏季五輪時、北京市民のみならず中国人の“お行儀”が大きく向上したことは、私も目の当たりにしている。

同時に海外からは、中国の市場がより開放され、自由化され、国際社会との触れ合いを通して価値観や文化の影響を受けて人権意識なども向上することが期待された。2008~2011年ごろに中国で労働者の権利向上を求めるデモや労働争議が増えたのは、こうした五輪効果が少なからずあったのではないか、と私は思っている。

思えばこうした流れの中で、2009年7月に新疆ウイグル自治区ウルムチ市でもデモが行われた。広東省の工場で発生したウイグル人の暴行死事件について中国の司法がきちんと真相を捜査し裁くことを要求するもので、市民の“正当な権利”を求める平和的なデモであった。ところがなぜか最終的に「ウルムチ騒乱」という形で中国当局から武力弾圧され、「東トルキスタン独立派が裏で糸を引いていた」みたいな粉飾をされてしまった。

結果的には、中国が国際社会とふれ合うことで人権問題などが改善し、文明国になる、という期待は見事裏切られた。その裏切られた原因はどこにあったのか、というのは別のテーマなので割愛する。

中国共産党のための五輪

北京冬季五輪には、もはやそうした期待すら抱くことが許されない状況だ。コロナ禍なので致し方ないとはいえ、最初から中国庶民と国際社会のふれ合いなどありえないし、今は中国人同士ですら、自由に人と会ってモノを言える環境であるか疑わしい。中国の人権問題は2008年時点より大幅に悪化し、今や人権問題が存在するということを容易に認めることすら許されないほどの厳しい監視社会、言論・思想統制が徹底されている。

この中国の厳しい人権問題が北京冬季五輪を契機に改善したり、国内外の共通認識として解決に動こうという運動になったりすることは、まずあり得ない。

本来、「平和とスポーツの祭典」である五輪大会を開く意義は、争いや対立を超えて、五輪憲章にある人権や自由をはじめとする普遍的価値観を共有し、世界に広く伝えることではなかったか。

北京冬季五輪では、選手は完全隔離された「無菌のフラスコ」の中で安全に競技を行えるかもしれない。しかし、生身の中国庶民と触れ合うことはできず、この国にどのような人権問題があるかを知らないまま、新彊ウイグル自治区やチベット自治区、香港の人々が何に苦しんでいるのかを知らないまま、多くのウイグル人、知識人、人権派弁護士たちが「失踪させられている」現状を知らないまま、ゼロコロナ政策によって「社会面」から排除された人々が隔離施設でどのような境遇にあるかも知らないままではないか。

見る側も、フラスコ越しに美しい昆虫をめでるように、インターネットやテレビ越しに選手たちの活躍を見て応援できるという意味では、スポーツ競技観戦の目的は果たせるかもしれない。だが、五輪の本来の精神や意義を伝えることは不可能だろう。だとしたら何のための五輪か。

答えは一つだ。中国共産党のための五輪なのだ。共産党にしてみると、この五輪は、おそらく中国の専制体制の素晴らしさを世界に披露する場であり、その成功は秋の党大会で習近平独裁任期継続を決めるための追い風になるだろう。

専制主義の素晴らしさを喧伝する場

五輪およびパラリンピックの開幕式、閉幕式の総合プロデューサーは、2008年北京夏季五輪に続き著名映画監督の張芸謀。現代美術作家の蔡国強がビジュアル芸術デザインの責任者となり、2008年五輪開幕式で一緒に働いた沙暁嵐、陳岩らが再びライティングと美術設計を分担する。おそらく直前に芸術スタッフの更迭などもなく、5Gやお得意のドローン技術を駆使した演出はテレビ越し、インターネット越しに多くの観客に息をのませ、いろいろと東京五輪と比較されるかもしれない。

国際的に有名な建築設計事務所「POPULOUS」が造った国家スピードスケート館「冰絲帯(氷のリボン)」や、5G4K放送室を備えて競技場をつなぐ五輪専用高速鉄道などをテレビで見て、世界がコロナ禍の経済悪化に苦しむ中でこれほどの潤沢な投資を五輪に向けられたことに素直に驚く人もいるだろう。

そして、こう思う人もいる。ひょっとして、専制主義のほうが民主主義よりも経済発展や国家的大イベントの運営に都合がいいのではないか、ウイルス感染症をコントロールするにも専制主義の方がうまくいくのではないか、と。中国共産党の専制政治こそが、アジア的民主、中国式民主として、欧米の傲慢な民主主義にとって代わる新しい政治体制モデルではないか──、と思い始める人もいるかもしれない。

要するに中国にとって今回の五輪は、国内的には国威発揚イベントであり、対外的には専制主義の素晴らしさを喧伝する大プロパガンダ、つまり洗脳工作なのである。

もし今回の北京冬季五輪を見て「素晴らしい」と感銘を受ける人が世界に多ければ、我々の価値観は徐々に変わっていくかもしれない。人道や人権、自由よりも、全体が一つになって、安定して発展することが重要であり、そのためなら少数者も意見の異なる人も、人権も人道も蹂躙してもよし、と。

2008年北京五輪では、国際社会に触れた中国の価値観や社会が、人権、人道重視に変化していくことが期待された。しかし、2022年北京五輪では、逆に中国側が成功をみせつけることで国際社会の価値観を変えていこうと目論んでいる。こうした洗脳を最も受けやすいのは、いまだウイグル問題や中国の人権問題について言及を避けがちな日本の政財界の人たちかもしれない。

私個人としては、五輪が専制国家の宣伝に成り下がるのを何とか阻止したいとの思いでこの原稿を書いた。昨年の東京夏季五輪から、選手が表彰台などで政治的パフォーマンスを行うことが解禁となっているが、北京冬季五輪ではそんな自由が許されるのだろうか? 「すべてのウイグル人が自由に家族に会える日がきますように」などと表彰台でコメントしたり、中国メディアのインタビューで、「失踪中」の人権弁護士、唐吉田に触れてくれる選手がいるだろうか?

北京冬季五輪を楽しみにしている人も、見ないと決めている人も、参加する人もしない人も、この五輪がもたらす影響が少しでも人権・人道と平和のために利するものになるにはどうすればいいのか、少しだけでも考えてほしい。

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