8/16The Gateway Pundit<PHONY KAMALA’S WORST NIGHTMARE: President Trump Calls in Harris Slayer Tulsi Gabbard to Prepare Him for Debate Showdown=詐欺師カマラの最悪の悪夢:トランプ大統領が討論会の対決に備えてハリスを倒したトゥルシ・ギャバード氏を呼ぶ>
トランプはギャバードから攻撃のヒントを貰うはず。公衆に極左検察官の酷さを見せつければよい。
トランプ大統領は、カマラ・ハリス氏との選挙戦で、彼女の2020年の選挙戦を台無しにするのに決定的な役割を果たした人物を呼び出して、肝心なところを狙っている。
NYT紙は金曜日、トランプ大統領が来月フィラデルフィアで行われるハリス氏との討論会の準備を始めるにあたり、元ハワイ州選出民主党下院議員のトゥルシ・ギャバード氏を招聘したと報じた。
NYT紙が指摘しているように、ギャバード氏はトランプ氏の討論会アドバイザーとして価値があり、重要なヒントを与えるだろう。例えば、ギャバード氏は元下院議員として政策経験があり、トランプ氏が大統領選挙で2人目の女性候補と対決しているとき、女性である。公平であろうと不公平であろうと、討論会中に男性が女性を攻撃することは、他の男性が手を貸す場合とは世間の見方が異なる。
最も重要なのは、ギャバード氏が討論会でハリス氏と対決し、驚くほどの成功を収めたことだ。2019年7月にCNNで行われた民主党大統領候補討論会で、ギャバード氏はカリフォルニア州司法長官およびサンフランシスコ地方検事としてのハリス氏のひどい記録を打ち砕いた。
ギャバード氏は、選挙期間中にハリス氏が自らを「改革派検察官」として描こうとした努力が完全な詐欺であったことを巧みに指摘した。検察官として、ハリス氏はマリファナを吸っただけで1,000人以上を処罰し、安価な労働力として刑期を過ぎても人々を刑務所に留め置き、無実の人々を刑務所に投獄した。
ハリス氏は、裁判所が強制するまで、無実の男1人を死刑囚から解放できる証拠さえも隠していた。
ギャバードが激怒し、敗北した表情のハリスが黙って聞いている間、群衆が怒鳴り声を上げるのを聞いてください。
https://www.thegatewaypundit.com/2024/08/phony-kamalas-worst-nightmare-president-trump-calls-harris/
8/16The Gateway Pundit<THE SCOTT PRESLER EFFECT: GOP Voter Registration Over Four Times Higher than Democrats in Key Swing State of Pennsylvania=スコット・プレスラー効果:重要な激戦州のペンシルバニア州では共和党の有権者登録が民主党の4倍以上>
ペンシルベニア州で、勢いは共和党にある。
現在の有権者登録数から判断すると、重要な激戦州であるペンシルベニア州では共和党にとって状況は好調かもしれない。
Decision Deskの最新データによると、共和党の有権者登録数は民主党の4倍だ。
7月にペンシルベニア州では約21,000人の共和党員が投票登録したが、民主党員はわずか5,000人だった。
データによると、2020年11月以降、両党とも有権者を失っているが、共和党はわずか1,400人の有権者を失っただけである。一方、民主党はそれ以降32万人の有権者を失っている。
米国が自由な国として生き残れるかどうかを決めるであろう選挙を前に、ペンシルバニア州および全米で有権者登録運動を先導してきた保守活動家スコット・プレスル氏には、多大な功績が認められるべきだ。
https://x.com/i/status/1824074782922457476
民主党の大統領候補に就任した後、カマラ・ハリス氏がペンシルベニア州知事ジョシュ・シャピロ氏を副大統領候補に選ぶと多くの人が予想しており、この動きは激戦州でのハリス氏の勝利の可能性を高めた可能性が高い。
2020年の大統領選挙では、ジョー・バイデン氏がわずか1パーセント強の差でペンシルベニア州を制したとされているが、その後、民主党とその犯罪組織が持ち込んだ選挙不正の証拠が広まり、選挙結果は汚された。
一部の州では、不正行為の蔓延を減らすのに役立つはずの厳しい選挙法を導入しているが、左派は洗練された不正投票作戦をしており、11月にはそれが必ず自分たちに有利に働くだろう。だからこそ、ドナルド・トランプの勝利の差は、不正が不可能なほど大きいに違いないのだ。
https://www.thegatewaypundit.com/2024/08/scott-presler-effect-gop-voter-registration-four-times/
8/16Rasmussen Reports<Are the Media in the Tank for Harris?=メディアはハリス氏のために拙いパフォーマンスをしているのか?>
有権者の大多数は、ほとんどのニュース記者が偏見を持っていると信じており、大統領選挙の報道ではメディアがドナルド・トランプに対抗してカマラ・ハリスを支援し続けることを予想している。
ラスムセン・リポートの最新の全国電話・オンライン調査によると、米国の有権者の60%が、ほとんどの記者が政治キャンペーンを報道する際に自分が勝ってほしい候補者に有利になるように努めていると考えていることが分かりました。これは、 2020年の大統領選挙中にそのように感じた51%より増加しています。28%はこれに反対し、ほとんどの記者が代わりに偏見のない報道をしようとしていると述べています。さらに12%はわかりません。
8/17阿波羅新聞網<习到底怕不怕?北京惊现环京“柏林墙” 创世界奇迹=習は恐れているのかどうか?北京を囲む「ベルリンの壁」が突如出現、世界に奇跡を起こす>中共は依然として別の恐怖を抱えている。つまり、中共は常に自分たちの政権ほど非常に強力なものはないと自慢してきたが、そのトップ指導者たちは公式統計がプロパガンダに利用されていることを知っており、中共の技術的、経済的弱点が海外に暴露されることを深く恐れている。いわゆる「全国民の反スパイ活動」は、中国人民に「三蔵法師が孫悟空を懲らしめるために用いた呪文」をかけ、中国人民が少しは知っている中共の弱点についてあえて語らないようにすることである。
北京郊外での「ベルリンの壁」建設は、中共の第3段階の恐怖を示している。もちろん、この種の壁には軍事的価値はないが、これは「虎を恐れるのと同じくらい人々を恐れる」という中共の現在の精神状態を反映している。習近平は首都に不安を感じており、誰も街頭で反対意見を表明しようとしない、清潔で秩序ある北京を望んでいる。
経済社会レベルでは、上級指導者は「低所得層」の外地人が大量に北京に現れ、都市の景観に影響を与えないようにしたい。 2017年、北京は仕事のために北京に来ていた数万人の外地人を追い払う「掃討作戦」の実施を命じられ、北京に働きに来ていた何万人もの外地人が追い出された。北京の「低所得層」外地人は主に河北省から来ており、多くの田舎民が北京で生計を立てたいと考えている。
政治レベルでは、上級指導者は「白書運動」のような抗議活動が再び起こることを望んでいない。北京の住民と飛行機や高速鉄道で北京に入る乗客には実名が把握され、スマホの位置情報を利用していつでも居場所を追跡できる。しかし、他所からの出稼ぎ労働者がミニバスで北京に来ることは容易に調べられず、これは北京を囲む「ベルリンの壁」の機能に依存しており、彼らが北京に入ることを阻止することで首都警察の社会的監視の圧力を軽減することができる。
3K職場は誰が担うのか?
https://www.aboluowang.com/2024/0817/2092088.html
8/17阿波羅新聞網<北戴河会议散场 中共政治老人的影响引关注=北戴河会議閉幕、中共政治長老の影響力を注目>中共7人の常務委員会は7/30の政治局会議後、北戴河で「休暇」に入り、まだ姿を現していない。この時期、中共政権の不安定性や習近平の個人的な健康状態についての噂があちこちから広まった。 8/5、党メディアは習が党内長老から支持を受けたことを強調する署名記事を掲載し、同日、長老たちが公安部の特務機関の廃止など30件の提案を習に行ったとの情報もある。
8/16の時点で、中共政治局の劉国中委員と王毅委員が現れ、北戴河会議は終了したことが示されたが、常務委員7名は誰も現れなかった。新華社は14日、習近平国家主席が13日に湖北省十堰市の丹江口ダム地区での環境ボランティアに返信したと報じ、また15日には習近平国家主席とブラジルのルーラ大統領が両国国交50周年に祝意を交わしたと報じた。中央通信社は、これは習近平の存在の偽装誇示であると指摘した。
「習近平の体調は良くない」という噂は信憑性がないと考える人もいるが、根拠がないわけではないと考える人もおり、そのため習近平がいつ姿を現すかについては憶測の余地がある。中共外交部は15日午後、スーリン・ベトナム共産党書記長兼ベトナム国家主席が18日に北京を訪問すると確認した。習はスーリンと会談するために現れる予定だ。
注目に値するのは、党メディアの「求是ネット」が、8/15の中共三中全会で発表した「決定」がどのように出てきたたかについての「解説」を掲載したことである。習主席は演説の中で党幹部の支持を得たと示唆した。記事は次のように述べている:「2024年5月7日、党内のベテラン同志の意見を求めるため、『決定』草案が党内である程度回覧された…『決定』草案が正しい政治的方向に準拠していることに全員が同意した・・・」
https://www.aboluowang.com/2024/0817/2092050.html
8/17阿波羅新聞網<这次是真的?中南海占星术疯传=今回は本当?中南海占星術が流行>米国の中共問題の専門家で学者の何清漣は、最近、中南海占星術が再び異彩を放ち、海外の中国メディア、特にセルフメディアが中国政治を分析する主な手段になったと分析した。その主な作品として、習近平は健康状態が悪く、今月末に退位令を発する予定であり、新政府のトップと任命リストが発表された(バージョンにより詳細度が違う)。細部が網羅されているため、そのような「はるか先の予測」を一度も信じたことのない人が、X で私にプライベート・メッセージを送ってきて、こう言った:「今回は本当である」
習近平の「健康不良」を示すさまざまな「兆候」
習近平の健康不良に関する最近の噂は、イタリア首相の中国訪問から始まった。イタリアの女性首相が中国を訪問した際、ある中国語ソーシャルメディアは即座に、7/28に李強首相に同行して三軍の儀仗隊を閲兵したため、「習近平は保留された(あるいは脇によった)」と分析した。各種の細部を使って証明した。ずっとこれらの噂を信じなかったネットユーザーは私に個人的なメッセージを送って、「今回は本当だ。そうでなければ、どうして三軍の儀仗隊の閲兵に同行しないことができようか?」と言った。イタリア首相は政府の長、大統領は国家元首で外交儀礼上、カウンターパート(対等な資格)に留意し、メローニを迎えたのは李強であり、双方の資格が対等であることが重視された。
習近平は7/29午前、東ティモールのオルタ大統領と会談し、同日午後にはイタリアのメローニ首相と会談した。しかし、習近平の体調不良は続いており、今回のことは決して小さな問題ではない。なぜなら、このニュースを投稿した人物は、北京の八旗の上三旗の子孫で、副参謀総長兼北京軍区司令官の楊勇の息子の楊小平だからである。「貴重な地位」のため、中国のWeChatに投稿されたのは、野火のように広がった。
https://www.aboluowang.com/2024/0817/2092065.html
8/17阿波羅新聞網<国将大变 腥风血雨!习倒下大动荡将至—京城流言飞起时=この国は大きな変化と血の嵐に見舞われるだろう!習が失脚すると大きな混乱が訪れる – 北京で噂が飛び交い始める>ラジオ・フリー・アジアの特別コメンテーター、程暁農は最近、中共創設以来、北京では絶えず噂が流れているが、今年は2回目の大事であると書いた。初回は多くの人が忘れているが、毛沢東の死の前年、1975年だった。デマの拡散には、もちろん北京の幹部の子弟も関係しており、あらゆる内部情報を探し出し、半分真実、半分嘘の情報にいろんなものを混ぜ合わせて広める。彼らの家族背景により、そのような噂は一般の人にとって信じやすく、すぐに広まる。これは前世紀にも当てはまったし、今も当てはまる。
今年の噂も北京から流れており、その多くは習近平の体調に関するものである。これは、北京の多くの人々が、彼が病気になることを望んでいることを示している。これは政府官員の感情も不安定であり、国民感情も不安定であることを意味する。前世紀の政治的な噂は口コミに依存していたが、今日の噂はインターネットに依存しており、地球の大きさでも、どこにでも到達できる。
習近平が胡錦濤のように弱い指導者であれば、そのような噂は大幅に弱まるだろう。なぜなら、弱い指導者がその地位を放棄しても、大きな政治的混乱は起こらないかもしれないからである。しかし、習近平は現在、独占的な権力を行使し、部下を威圧しており、ひとたび病気になれば、その結末は誰にも予測できない。いわゆる「国の大きな変化」とはこの状況を指す。これは政治的な噂の浸透力でもある。
毛沢東は死ぬ前に「国の大きな変化」を予期し、「血の嵐」が起こるだろうと判断したと言われている。その後2度のクーデターが発生した。1 つは 1976 年、毛沢東の指名後継者である華国鋒が毛沢東の取り巻きである「四人組」を逮捕し、刑務所に送ったときであり、これは警護部隊に命じた反乱だった。もう 1 つは 1978 年に鄧小平と陳雲が行った反乱で、11期三中全会で毛沢東の文化大革命路線を批判し、華国鋒の最高権力を奪い、華国鋒はすぐに退位した。これは文化の変革であり、銃を使用せずに達成された。
https://www.aboluowang.com/2024/0817/2092043.html
何清漣 @HeQinglian 8時間
英国政府の言論統制は暴動よりひどい。
英国は世界初の立憲国家であり、近現代資本主義文明の発祥の地である。今回の英国労働党政権の言論統制における権威主義的な傾向は目を引くが、今や言論を公に罪とする最初の西側国家となった。(米国のバイデン政権はあえて言論を罪とはしなかったが、キャンセル文化は左翼の社会的行動であり、民主党は黙認している)。
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zaobao.com.sgより
何清漣 @HeQinglian 8時間
2番目のリンクから全文を読むことができる。
何清漣 @HeQinglian 5時間
移民は慎重になる必要があるが、カナダはどうなったのか?カナダ人は知っている。
日経アジアの報道では、英国ヘンリー・アンド・パートナーズの報告書によると、2023年には中国が各国の富裕層の中で第1位にランクされると報じた(純資産総額100万ドルの流動資産)。中国はトップでも1万3800名の高純資産をもつ個人(HNWI)は去り、そのほとんどが米国、カナダ、シンガポールに移住した。
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引用
Qing Zhao @HopegetJustice 5h
返信先:@HeQinglian、@trumperhawk
英国で私が直面した迫害は非常に深刻である。シンガポールよりもはるかに深刻である。結局のところ、私は英国に滞在して間もなくほぼ2年になる。
何清漣が再投稿
Eason Mao☢ @KELMAND1 13h
米国はドーピングスキャンダルでロサンゼルス五輪開催禁止の可能性:
CCTVインターナショナル・ニュースによると、米国反ドーピング機関による「ドーピング選手の競技参加を長期にわたって黙認と隠蔽し、これらの選手をいわゆる『汚染された情報提供者』として活動させる」というスキャンダルが激化している。
最近、米国の独立調査記者ベン・ノートンは、米・反ドーピング機関がどのように「運営」されているかを詳しく説明するビデオをソーシャルメディアに公開した。
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何清漣 @HeQinglian 43m
共和党議員、ウォルツと中国との関係を調査するようFBIと国防総省に要請 https://rfi.my/AsgP.X @RFI_Cn経由
各位、主要部門が党派的に対立している今日の米国では、このような調査の結果はどうなるのか?記事は、中国政府はウォルツを信頼していないとの中国政府学者の沈丁立の発言を引用した。
rfi.frより
何清漣が再投稿
米国暁言Cheyenne’s Forum Q TOWN @cheyennexli 4h
米国の24州連合は最高裁判所が介入し、選挙の公平性に関する判決を要請!
米国民は大規模な選挙不正が再び起こらないように、より強い声を上げ、あらゆる努力をしなければならない。 🇺🇸🇺🇸🇺🇸
qtown.mediaより
https://x.com/i/status/1824559329573314655
何清漣 @HeQinglian 43m
私が米国選挙に関心を持ったのは、子ブッシュの二期目からで、今日の米国ほど、候補者を支持したためにこれほど多くの人が命を落とすのを見たことがない。J6の女性空軍士官、不当な扱いを受けて自殺した他の数名、そしてトランプ集会で死亡した消防士。
米国は本当に変わった。
引用
Ruth史金霞 @shijinxia 3h
これは絶対に涙が出る!
コーリー・コンペラトーレの妻は、トランプが共和党全国大会で夫の消防士の装備を披露することが彼女達にとって大きな意味を持つ理由を涙ながらに説明する。
「集会で、私の夫は一日中、(トランプ氏が)ステージに私を呼ぶつもりだと言っている。彼が『コーリー、上がって、コーリー、上がって!』と言っているのが聞こえている。彼は明らかに冗談を言っている。しかし、彼は言い続けている。」 x.com/shijinxia/stat…
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塩原氏の記事では、ペンシルバニアでハリス・ウオルツ組は勝てないと。極左環境主義者がフラッキングを認めなければ、ペンシルバニアでは勝てない。でも知事がシャピロで2020年の時には、不正選挙の旗振りをしたユダヤ人州知事。何をするか分からない。共和党は特にスイングステートには不正監視に力を入れてしないとダメ。
左翼メデイアはフェイクの世論調査結果を流すようにしている。やはり、ラスムセン以外の調査は当てにならない。世論調査の結果がどうであれ、投票行動こそが大事。“Too big to rig”にしないと。
記事
民主党のカマラ・ハリス大統領候補を何が何でも大統領につけたい民主党系のマスメディアは、共和党のドナルド・トランプ大統領候補を猛烈に批判するキャンペーンを展開している。それでも、冷静に分析すると、「スウィングステート」と呼ばれる激戦州のなかには、すでに2020年11月の大統領選でジョー・バイデン候補が勝利したにもかかわらず、敗色濃厚な州がある。それは、ペンシルベニア州だ。
五つの奪還州
2020年の選挙では、下図に示したように、アリゾナ(Ariz.)、ジョージア(Ga.)、ミシガン(Mich.)、ペンシルベニア(Pa.)、ウィスコンシン(Wis.)の5州において、民主党が共和党から選挙人を奪還した。このなかで、大統領を実際に選ぶ選挙人がもっとも多いのがペンシルベニアであり、20人だ。他は、ジョージアとミシガンが16人、アリゾナ11人、ウィスコンシン10人にすぎない。選挙人の総数は538人だが、このスウィングステートで勝てるか否かが、実際の勝敗を分ける分岐点になる。だからこそ、ハリスと副大統領候補ティモシー(ティム)・ウォルツはそろって、今月6日にペンシルベニア州を訪問したのだ。
五つのスウィングステート (出所)https://www.washingtonpost.com/graphics/2020/elections/electorate-changes-2016-election-vs-2020/
ペンシルベニア州での苦戦(1)
しかし、大統領選において、民主党の「ハリス-ウォルツ」は間違いなく苦戦するだろう。私には、ほぼ100%敗れるだろうと思われる。
その最大の理由は、ハリスの政治姿勢にある。2020年の大統領選の民主党候補になるために2019年1月に出馬表明した彼女は、同年9月、CNNの気候変動危機に関するタウンホールで、「フラッキング(水圧破砕法)禁止に賛成なのは間違いない」と発言した。さらにハリスは、司法長官としてカリフォルニア州でのフラッキングを阻止する努力を支援したとのべた。2016年の上院議員候補として、彼女はフラッキングに懐疑的であるとのべていた。
そう、筋金入りの環境保護主義者として振る舞っていたハリスは、「シェールガス」(頁岩に含まれたガス)と呼ばれる天然ガスを採掘するための新しい手法として注目されていたフラッキングが、地下水の汚染、大気汚染、騒音など環境に影響を及ぼす可能性があることから、反対の姿勢をとりつづけてきたのだ。
CNNによる「フラッキング」の説明ビデオ
ペンシルベニア州での苦戦(2)
だが、ペンシルベニア州の天然ガス確認埋蔵量は、テキサス州に次いで第2位であることを知ってほしい(米エネルギー情報局[EIA]の資料を参照)。その背後には、同州の5分の3が頁岩層であることがある。ペンシルベニア州はシェールガスを採掘するために、フラッキングを最大限に利用しているのだ。だからこそ、2022 年、ペンシルベニア州の天然ガス年間市場生産量は、米国の総ガス生産量の約 5 分の 1 を占め、テキサス州に次いで全米第 2 位の天然ガス生産国となったのである。
FTIコンサルティングの調査によると、2022年に採掘に関連する仕事に就いたペンシルベニア州民は12万1000人で、平均給与は9万7000ドル以上だった、との情報まである。同州および同地方の関連税収は32億ドル、土地所有者へのロイヤリティの支払いは60億ドルを超える。こうした事情があるからこそ、2022年11月の知事選で勝利した民主党のジョシュ・シャピロ(下の写真)は、同州におけるガス開発を支援した。つまり、フラッキング禁止はペンシルベニア州にとって、決して受け入れられない政策ともいえる。
ハリスの苦渋の決断
ゆえに、環境保護派としての旗印を降ろさなければ、少なくともペンシルベニア州で勝つ可能性はゼロに近くなる。何しろ、2020年の大統領選でバイデンがトランプに勝利した票差は、わずか8万1000票差にすぎない。12万人を敵に回せば、敗戦は決定的となるだろう。そのため、7月26日の『The Hill』は、「カマラ・ハリス副大統領が大統領に当選した場合、採掘禁止を求めるつもりはないと、彼女の選挙キャンペーン関係者が語った」と報じた。
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しかし、彼女の態度変更は単なる「票集め」のための手段にすぎないと、ペンシルベニア州の有権者の多くは見抜いているようだ。こうした現実を知った『ワシントン・ポスト』は、「副大統領の化石燃料に対する敵対的な歴史は、勝利が必須の州において、政治的に深刻な課題を生み出している」という記事を公表するまでになっている。
バイデン政権の優柔不断
思い出すべきなのは、そもそもバイデン政権が環境保護政策について、優柔不断であった事実である。たとえば、ルイジアナ州のカルカシュー・パス2(CP2)という、メキシコ湾とラテンアメリカのレイクチャールズを結ぶ航路沿いに建設予定の100 億ドル規模の巨大なLNG(液化天然ガス) ターミナル建設計画について、バイデン政権は今年1 月26 日、気候変動、経済、国家安全保障への影響を分析するため、新たな液化天然ガス輸出施設の許可プロセスを一時停止した。ルイジアナ州の判事は7月1日、共和党主導の16州による連邦裁判所での訴訟が審理中であるにもかかわらず、液化天然ガスの輸出を目的としたプロジェクトの検討を遅らせることはできないとのべた。これを受けて、米国連邦地方裁判所のジェームズ・ケイン・ジュニア判事は、州側の主張を支持し、バイデン政権による検討の遅延を、一時的に差し止める仮処分命令を下した。
しかし、バイデン政権による一時停止策は、このプロジェクトの廃止を意味しているわけではない。大統領選後に、建設許可になる可能性は否定できない。その証拠に、ペンシルベニア州選出の民主党上院議員2人は、この一時停止策に対してさえ公然と反対した。民主党内にも、推進派がいる以上、環境保護派に配慮して、選挙前はいったん、止めるそぶりをみせて、選挙後に推進する可能性が大いにある。
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たとえば、バイデン政権は昨年3 月13 日、環境と気候に影響をおよぼす可能性が高いという理由で広く反対されているにもかかわらず、アラスカの巨大石油掘削プロジェクト「ウィロー」を正式に承認した、「悪しき前歴」がある。
マスメディアの「嘘」
もう一つ、重要なのは、シェールガス採掘に伴う温室効果ガス排出について、多くのマスメディアがきちんと報道していない点である。フラッキングには、強力な温室効果ガスであるメタンガスの漏出といった問題があるのだ(ここでは、詳しく論じるだけの紙幅が残されていないので、関心のある読者は拙著『帝国主義アメリカの野望』の「第2章 エネルギー争奪からみたアメリカ帝国主義」を読んでほしい)。
つまり、真の環境保護派であるならば、フラッキングによるシェールガスの採掘を禁止するのは、絶対的条件であるはずなのだ。しかも、フラッキングには、廃水処理井戸による地震の誘発という大問題もある。
ハリスは、自身の副大統領候補として、2023年、2040年までに州の電力網を完全にグリーンエネルギーで稼働させることを義務づける法律に署名した気候変動の強硬派であるミネソタ州知事ウォルツ氏を選んだ。それは、電気自動車への強力な支援、より厳しい環境規制、化石燃料企業への説明責任の強化といった環境保護派を勇気づける方向性を示している。
しかし、ハリスは副大統領候補にペンシルベニア州知事のシャピロを選ばなかった。シャピロは穏健派として人気があり、エネルギー経済に依存するペンシルベニア州民の懸念を和らげることができたかもしれない。しかし、そうしなかった。
このため、ユダヤ人であるシャピロを見限ったハリスへの不信感も生まれている。だからこそ、いまになって、ユダヤ系の有権者を取り込むために、民主党は、8月19~22日にシカゴで開催される「シオネス・アクション・ファンド」(ZAF)の大会イベントに、二人の民主党上院議員を参加させることにした。一人は、ペンシルベニア州選出のユダヤ系のジョン・フェッターマンであり、もう一人は、ユダヤ系有権者とのつながりを積極的に築いてきた、ニュージャージー州選出のコーリー・ブッカーだ。
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ZAFは、民主党がユダヤ人コミュニティ、ユダヤ人の安全、そして先祖代々の祖国であるイスラエルの地におけるユダヤ人の自己決定権に対する歴史的で大切な公約を継続するという緊急の義務があることを、民主党に認識させ、思い起こさせるよう取り組む機関である。その意味で、シャピロを選ばなかったハリスへのユダヤ系有権者の不信感を払拭する努力が求められているというわけだ。
どうだろうか。こんなハリスにペンシルベニア州民は投票するだろうか。私には、そうは思えない。「ハリス-ウォルツ」は惨敗するだろう。
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