『民主国家アメリカの頽廃』(10/3AC通信 アンデイチャン)、『セクハラ疑惑一色に染まった米最高裁判事の人事 36年前の性的暴行を告発し一矢を報いた被害者』(10/2日経ビジネスオンライン 高濱賛)について

10/4facebook  記錄中國™ 投稿

違背社會道德的事情還是盡量少做

社会道徳に反することはやはりできるだけ少なくすべき。

若い男が老婦人を突き倒し、仲間の男が2元を投げ渡したが、老人は病院へ行ったら骨折とのこと。

https://www.facebook.com/jiluzg.5.0/videos/235218527174948/

10/4facebook 吴怀云 投稿

前国务院总理李鹏女儿李小琳诈骗洗钱亿邦续,大批民众集体上访维权,声讨李小琳!真正害中国及中国人的就是赵家那500个家族和他们的子孙!

元首相・李鵬の娘の李小琳が詐欺(株の上市)・資金洗浄した億邦会社に多くの人が集まり、李小琳を糾弾、彼らの権利を主張した。中国と中国人にとり、真に有害なのは趙家の500家やその子孫である。

億邦会社は夜逃げして、事務所は急遽「万思」と名前を変えましたが、壁に「億邦」の字の消された跡が残っています。是非共産党打倒に立上ってほしい。趙家というのは魯迅の『阿Q正伝』から。矢板明夫氏が産経に解説を書いています。

https://www.sankei.com/premium/news/160214/prm1602140014-n1.html

https://www.facebook.com/100027503860318/videos/167287844198010/

10/3阿波羅新聞網<习近平全球战略曝光 中共元老集体缺席十一招待会 中南海面临三大危机=習近平の世界戦略が明らかに 中共の元老たちは国慶節祝賀会に欠席 中南海は3つの重大危機に直面>元老で欠席したのは江沢民、李鵬、朱鎔基、胡錦濤、温家宝等、集団で欠席。習近平におべっかを使うのを嫌うか重病の為。習の世界戦略は、米国と貿易できないため、ロシア、中央アジア、アフリカ、南米に目を向けたもの。但し、貿易量は全体を合わせても米国には及ばない。EU、日本、豪州、カナダ、スウエーデン等は中国と敵対関係になっている。

三大危機とは①経済危機②権力闘争③外交困難である。①については、NYTは「消費者心理景気指数は低下し、悪性インフレの見通しは悪化、地方政府の債務リスクは隠され、低い予測の数字は景気が悪化しているのを表し、議論のある敏感な事件を大きく取り上げ、困窮する民衆を目くらまししている」と報道。米中貿易戦は中共の命運を閉ざすだろう。経済問題は個人の身を切った利益に関係する。政治スローガンは心に響かない。経済的利益が絡むから、人は勇気を奮い街にデモに出る。公安・武装警察・軍人は職場放棄するだろう。共産王朝の末日ではないのか。

②については9/21政治局会議になんと5名が欠席、内3名は常務委員、半数近く珍しいこと。欠席した常務委は政治協商主席の汪洋、規律委の趙楽際、副総理の韓正。趙と韓は外国訪問だが汪は何故?2名の欠席した政治局員は副総理の孫春蘭と軍の第一副主席の許其亮である。孫は外国へ、許はどんな問題が?習が東北視察時には軍第二副主席の張又侠を帯同した。許其亮は落馬したのか?

③については、北京の膨張の野心は米国だけでなく西側全体に見抜かれた。アジアの隣国やアフリカの国々は不満や不安を感じている。現在は鄧小平の韜光養晦を持ち出さざるを得なくなっている。王毅外相は国連で「米国にとって代わる気もなく、米国を指して攻撃するつもりもない」と述べたが、王毅こそ膨張外交主義者である。現在や過去において、中国に半分支配された国際組織も少しずつ中国の影響を脱して来た。最も重要なのは国連もポルトガル出身の事務総長になり、中国の人権問題を指摘し、ウイグル人は中共から迫害されていることを初めて国連で非難した。WTOもやり方を変え或は組織改編しようとしている。中国はまもなく外交的に孤立するだろう。来年は中共建国70周年だがその1年の間に重大な変化が起きるだろう。

10/1は中国共産党が政権を取って25199日になる。ソ連は25197日であるから超えたことになる。これをネットにアップしたところすぐに削除された(多分中共の命も長くないと思わせないようにでしょう)

削除された記事

http://www.aboluowang.com/2018/1003/1183513.html

10/3阿波羅新聞網<范冰冰不用坐牢「还有人背黑锅」 中国网民怒:身处富人天堂=範氷氷は入獄せず 後ろに黒幕がいる 中国ネット民は怒って「金持ちの天国」と>彼女は8.83億元の税金、滞納金、罰金を払い、刑事責任を免れ、入獄せずに済んだ。これを聞いたネット民は、「別な国なら、とっくに牢屋行き」「日がな大衆は法定納税を気にかけていて、数千元の給料でも税を納めているというのに。時間があればスターを調べてみよう。脱税は一人だけではない」「金持ちは本当に良い。熱心に捜査されず、牢にも入らずに済むのは背後に誰かがいる」「ああ、8億元払えば入獄せずに済む。この黒幕は凄い」「法律は児戯に等しい。8億元払えば、犯罪は構成されず」「くそ!何て言ってよいか分からない。劉暁慶(同じく脱税で逮捕)は濡れ衣だ!」「中国は本当に金持ちの天国」と。

多分王岐山の力が働いたのでしょう。

http://www.aboluowang.com/2018/1004/1183565.html

アンデイ氏と高濱氏ではこうも見方が違うのかと。以前にも書きましたが、高濱氏のニュースソースはリベラル民主党支持の左翼メデイアでしょう。彼らの見方の受け売りをしていると思われます。民主党はメデイアとグルになり、政略で行政をストップさせようという意図が働いているのは、日本でも立憲民主党や国民民主党がモリカケで国会審議を遅らせて来たのと同じ構図です。本当に民主党と名の付く政党は碌でもない。カケで問題なのは獣医師会から献金貰った国民の玉木、立憲の福山、自民の石破でしょう。しかし、臨時国会でもまだ野党はモリカケをやって憲法改正論議を進めないようにするようです。国民のレベルが問われます。10/4日経朝刊に改造後のの調査で内閣支持率が5%下がり50%とありました。「人柄が信頼できない」のが不支持の理由で一番多いとか。本庶先生の「総てを疑え」を国民はもっと踏まえて、メデイアの言うことを評価すべきです。なお、アンデイ氏は小生と違い、トランプを全面支持している訳ではありません。彼の言動は「礼儀知らずで、野卑」と思っています。

柴山昌彦新文科大臣についても、左翼メデイアの記者が、教育勅語について質問。大臣が「教育勅語の中には普遍的な価値を持った部分もある」と答弁したのを揚げ足取ろうとしています。これで罷免して内閣を弱体化しようというのが見え見え。トランプへの脱税問題も民主党の策略でしょう。柴山氏は別に教育勅語を復活させようと言ったわけでもないし、全体を肯定したわけでもありません。質問した記者は我々の祖先が作ったものを全否定しているとしか思えません。我々の歴史を否定するなら、左翼の祖国である中国か北朝鮮に行き帰化すべきです。まあ、最悪はスパイ容疑で処刑されるでしょうけど。左翼の考えることは理解できません。

アンデイ記事

この一か月というもの毎日が不愉快だった。私は政治家ではないけれど民主党がでっち上げたセクハラ騒動で最高裁判事の任命投票を一か月も遅らせ、テレビや新聞の嘘八百を見るのは不愉快この上ないことだった。
政権奪取のため証拠のないセクハラ告発で清廉潔白な人とその家族の将来を滅茶苦茶にした民主党の悪辣な策謀は民主主義国家アメリカを無法な国としたのである。
10月1日からアメリカ政府は新年度が発足したが、民主党の時間稼ぎが成功したおかげで最高裁のケネディ判事が引退してカバノー氏の任命投票が行われず、最高裁判事は8人のみとなった。なぜカバノー氏の任命を遅らせたのかというと、民主党は中間選挙まで判事任命を遅らせ、上院で過半数を取ればトランプ大統領の推薦する人事をすべて否決して政権を麻痺させ、続いてトランプ大統領を罷免するという、サヨクがアメリカ民主国を乗っ取る国家転覆の陰謀である。
上院議員とは国家の政治を司る政治家のことである。そんな政治家がウソを指摘されても顔色一つ変えず白々とウソを繰り返す。国家の最高議会を制覇する、そのあとでトランプ大統領を罷免する。そのために一人の立派な司法官とその家族の将来を踏みにじる策謀はまったく唾棄すべきだが、議会における奸智陰謀のやり取りを見ながらどうすることのできない国民の焦燥と失望が一月も続いたのだ。
セクハラは女性にとって大問題である。女性だけではなく無実の告発を受けた男性にとっても大問題である。告発が真実か誹謗かを調査するのは細心の注意が必要だ。セクハラ告発はNYタイムスのたった一度の記事だけなのに、民主党と左翼メディアはセクハラがあったように報道し、告発した女性の談話も顔写真もないのにカバノー氏を犯罪者扱いで宣伝したのである。
無実の告発をされたカバノー氏は即日これを断固否定して、上院の司法委員会で公聴会を開くことを要求した。これに反して告発者のクリスティーン・フォードと民主党の議員はあれこれ理由をつけて公聴会を遅らせた。新聞の記事一つだけで民主党議員は争ってセクハラを受けた女性を「信じる」と発表したのである。この女性の談話も説明もない、たった一度の新聞記事でカバノー氏を犯罪者と断定したのだ。彼らに判断力がないのではない。判断を避けてウソの告発を支持したのである。国家の最高議会の民主党議員が正義、真実、倫理や道義などを一切無視して断罪を下した、恐るべきことである。
NYタイムスの記事だけで、告発した女性はセクハラが起きたと称する年月日も不明だし、パーティに参加した証人もいない。しかも新聞が報道した後も本人は沈黙したままだった。共和党の委員会議長は双方を公聴会に招致したが、告発者フォード女史は公聴会は嫌だ、秘密会議でなければダメだ、飛行機に乗るのが怖いから行かない、カリフォルニアで質問を受けるのも拒否するなどあれこれ条件を上げて、最終的に公聴会に来ると同意しても月曜日はダメ、木曜日にするなど理屈をつけて公聴会を三週間も遅らせたのである。
呆れたことにこの三週間の間に第二、第三の女性がセクハラを受けたと言い出した。しかし二人ともカバノー氏とのかかわりを証明するものは一つもなかった。それでも民主党側はこの三人の言いがかり、でっち上げを取り上げて、FBIの調査を要求して判事の任命投票を遅らせようとしたのだ。FBIはこれまで6回もカバノー氏の身元調査を行ったことがあるが、民主党はFBIが7回目の調査をすれば任命投票を中間選挙まで遅らせることが出来るという策略に出たのである。
公聴会を開くことが決まったあと民主党側は、委員会の共和党議員はみんな男性だから(民主党側には女性が三人)ダメと言い出したのである。それで議長はやむなくアリゾナ州のセクハラ事件調査に詳しいRachel・Mitchell 検察官を招聘してフォード女史の質問にあたらせたのだった。
公聴会が終わった翌日、議長は上院総会でカバノー判事を最高裁判事に任命投票することの票決を取ろうとしたが民主党側の10人は反対、そしてFBIのセクハラ告発事件の調査を要求した。司法委員会議長は両党委員の同意のもとに、FBIが一週間を限ってカバノー判事のセクハラ調査をすることに同意し、総会における任命投票はマッコーネル上院議長の決定に任せると決定した。これで司法委員会のカバノー判事の最高裁判事任命の任務は終わったのである。
10月1日、公聴会でフォード女史に事情質問をしたRacehl・Mitchell 検察官が5ページの結果報告書を公表した。結論として9点からなる理由を挙げてフォード女史のセクハラ告発はあまりにも証拠薄弱で検察官としてカバノー氏を起訴はできない、「彼がどうした彼女がどうしたと言った悪魔の証明」ではなく彼女の陳述は記憶不十分、証人不在、経過が曖昧などで、少しも信憑性がないと言う報告書を提出した。
Mitchell検察官の報告によるとフォード女史はセクハラがあった日付も場所も覚えていない、誰が彼女を車を運転したか、セクハラを受けたあとで誰の運転で家に戻ったかも記憶がない。彼女がパーティに参加したとして挙げた男三人と女一人はパーティはなかったと証言した。しかも名を挙げた女性は、パーティなどなかったしカバノーという人も知らないと弁護士を通じて証言した。
これは司法委員会の公聴会の結果報告、つまり公聴会の公式発表である。ところが今日10月2日のサヨク新聞、ロスアンジェルス・タイムス、NYタイムス、ワシントンポスト、すべてMitchell検察官の報告書を報道していない。
FBIの調査報告は両党側委員の同意により今週金曜日に公表すると決まっている。これ以上カバノー氏の任命投票を遅らせる理由はない。マッコーネル上院議長は今週中に総会で任命投票すると発表した。
以上が今日までの国中を騒がせた判事任命の経過である。女性にとってセクハラは大事件だが、共和党側がこの事件を処理した態度は公正、公平だったにも拘わらず民主党側の態度は呆れるほど悪辣だった。リベラルがホシュを倒す陰謀と言えども正義が通らない、平気でウソを吐く、政党のために無実の人を罪に陥れる政治家は唾棄すべきである。
オバマが大統領になって以来アメリカは分裂が酷くなった。オバマが黒人の犯罪を弁護したため人種分裂が起き、続いて民主党と共和党の分裂、男女の人権分裂、同性愛者と性転換者の権利主張などが起きた。オバマ民主党はヒラリー当選のためヒラリーの犯罪を無視し、クリントン一家の巨悪を増長させ、FBI/DOJの高官が選挙に介入し、トランプのロシア疑惑をでっち上げた。アメリカは民主が頽廃し、正義の通らぬ言論暴力国家になってしまった。民主党に正義感や反省はない。この国が更に堕落するか、立ち直ることが出来るかは不明である。

高濱記事

(写真:ユニフォトプレス)

—ドナルド・トランプ米大統領が指名した連邦最高裁判事候補のブレット・カバノー氏(53)を承認するか否かで上院司法委員会が大混乱したようですね。結局、米連邦捜査局(FBI)が同氏のセクハラ疑惑を調査することになり、本会議での承認は1週間持ち越されることになりました。

高濱:国を挙げての大騒動になってしまいました。なぜここまで大騒ぎになったのか。これには二つの要因があります。

一つは、今回の最高裁判事人事において、トランプ大統領がこれまでの中道派に代えて、保守派を指名したことです。中道派のアンソニー・ケネディ判事が6月に退任。トランプ大統領はその後任に保守派のカバノー首都ワシントン連邦控訴裁判所判事を指名しました。

しかも中間選挙が1か月後に迫っているため、同大統領は議会の承認を急いでいます。万が一、中間選挙で民主党が上院を制することがあれば、カバノー氏は承認を得られなくなる可能性があるからです。

もう一つは、共和党にとって“やばい”事態が急浮上したことです。36年前、カバノー氏から性的暴行を受けたという女性が名乗りを上げたのです。これが、トランプ政権が発足して以来、勢いを増している「セクハラ告発」の火に油を注いでしまったのです。

告発者は心理学博士でパロアルト大学やスタンフォード大学で教鞭をとるクリスティン・ブラジー・フォード氏(51)です*1

*1:同氏はノースカロライナ大学を卒業した後、スタンフォード大学医学部を経て南カリフォルニア大学で心理学博士号を取得。現在パロアルト大学(スタンフォード大学医学部とは単位互換制度契約を結んでいる心理学専門大学)やスタンフォード大学医学部で教鞭をとっている。夫と二人の息子がいる

両者が「異なる真相」を明かす「羅生門」     

上院司法委員会(チャック・グラスリー委員長=アイオワ州選出)は9月27日午前、フォード氏を召喚して事実関係を聴取。午後にはカバノー氏を呼び、同じように事実関係を確かめました。2人が直接対決したわけではありません。

もっとも同委の共和党メンバーは全員が白人男性。テーマが微妙なだけに議員らがフォード氏に直接尋問することはせず、「代理人」を指名しました。民主党の委員は全員自分で持ち時間内でフォード氏にもカバノー氏にも質問しています。

ベテラン記者の一人はその辺の事情について筆者に次のように解説しています。「男が寄ってたかってフォード氏にレイプ未遂があったかなかったかを問いただすのはさすがに気が引けたのだろう。それにそんなことをしたら中間選挙に向けて共和党のイメージを悪くするし、女性票が逃げてしまう。それは避けたかったのだろう」

しかし天下の司法委員会のメンバーなら正々堂々とフォード氏を尋問すればいいと思います。民主党からはそうした批判が後から出てきました。裏を返せば、中間選挙を控えて、与党・共和党は「セクハラ告発」を遮るような言動は一切取れないほど、「セクハラは罪悪だ」というコンセンサスが出来上がっている現実が見え隠れします。

共和党が選んだ「代理人」は、アリゾナ州マリコパ郡検事局のレイチェル・ミッチェル 特別被害者対策部長という女性。同氏は性的暴行を受けた被害女性や加害者から事情を聴く専門の郡検事です。同氏が、共和党各議員の質問を事前に取りまとめ、それをフォード氏にぶつける形式でした。

一方、カバノー氏に対する質疑において共和党議員は、同氏を弁護しようとするあまり、民主党議員を激しく面罵するなど党派対決をむき出しにする場面が何度かありました。リンゼー・グラハム議員(サウスカロライナ州選出)は性的暴行容疑が人事承認審議の最終段階に出されたことを取り上げて「中間選挙を前に民主党が図った謀議だ」と激しく罵りました。同議員は、16年に行われた大統領選で一時、大統領候補になった人物です。

—果たしてカバノー氏による性的暴行はあったのか、なかったのか。聴聞会では明らかになりませんでしたね。その意味で聴聞会はテレビのリアリティーショーみたいなものでしたね(笑)。

高濱:カバノー氏とフォード氏の主張は真っ向から対立しました。

まさに黒澤明監督の映画「羅生門」*2を彷彿させるものでした。

カバノー氏は愛妻家ぶりを見せつけるかのように夫人と手をつないで委員会室に入ってきて、終始、フォード氏をなじることは避けました。さらに、カバノー氏は10歳になる娘さんが同氏に「フォードさんのために神様にお祈りしているわ」と言ったことまで披露してきめの細かい演技(?)をみせていました。

*2:1950年に公開された映画。芥川龍之介の『藪の中』と『羅生門』が原作。一人の男が殺され、現場にあった高価な短刀が失われる。犯人は誰か、事件に関わった人間(殺された者も含め)がそれぞれ異なる“真相”を語る。

カバノー氏はかつてクリントン弾劾調査を担当していた

—二人の証言はどんな感じでしたか。

高濱:フォード氏は涙ながらに36年前の夜の出来事を詳細*3に証言しました。これに対して、午後の証言に立ったカバノー氏は激怒したり、涙ぐんだりして、事実関係を全面否定しました。

*3:フォード氏は1983年頃の某日、「パーティに招かれた家で、カバノー氏ともう一人の男子生徒(カバノー氏の親友、マーク・ジャッジ氏とされる)によって寝室に連れ込まれた。カバノー氏は自分をベッドに押し倒し、服を脱がそうとした。必死に逃れる際に二人が浮かべた淫猥な笑いを今も覚えている」と証言しました。

ちょっとわかりづらいかもしれませんが、27日の聴聞会は、午前中はフォード氏、午後はカバノー氏が証言。二人が直接対決したわけではありません。

聴聞会の模様は24時間ニュース専用ケーブルテレビ各局が実況中継しました。視聴者は1110万人に上ったと言われています。

フォード氏は長身の金髪の女性。黒っぽいスーツを着て、大きな黒縁の眼鏡をかけた、まさに女性教授然といった感じでした。緊張をほぐすためか、コカ・コーラの瓶が横に置かれていました。用意されたステートメントを、声を荒らげることもなく淡々と読み上げました。

「忌まわしい出来事」について、共和党委員を代弁して、微に入り細に入り質問するミッチェル氏に対して、きちんと答えていました。そして「暴行しようとした相手は間違いなくカバノー氏です。100%確信しています」ときっぱりと言い切りました。このタイミングで委員会傍聴席で涙を流す女性の姿がテレビ画面に映し出されました。性的暴行を受けた被害者かもしれません。

一方のカバノー氏の方はダークスーツにブルーのネクタイ。いかにも功成り名遂げた法律家といった雰囲気で、輝かしい学歴と、検事および判事としてこれまで国家に貢献してきた業績を自画自賛しました。

そして核心の容疑については「私がそんなことをするわけがない。その女性(フォード氏)には会ったこともない」と全面否定しました。

証言の中で同氏は、指名承認を求める判事候補として異例ともいえる批判を展開しました。自分の人事承認案件がこんなにこじれたのは「ビル・クリントン第42代大統領の弾劾手続き*4の際に自分が司法省でその案件に携わったことに対する民主党の仕返しであり、醜い謀議かもしれない」と語ったのです。

*4:1994年、セックススキャンダルを理由にクリントン大統領の弾劾手続きが進められた。担当したのは司法省のケン・スター特別検察官。カバノー氏はスター特別検察官のスタッフの一人として参加した。

「カバノー氏は信用できる」は35%

—両者の言い分を聞いた米国民の反応は、どうでしたか。

高濱:カリフォルニア州民1100人を対象にした世論調査(Survey USA)の結果ではフォード氏の言い分が「信用できる」と答えた人は60%(「信用できない」と答えた人は23%、「わからない」は17%)。カバノー氏の言い分を「信用できる」と答えた人は35%(「信用できない」は46%、「わからない」は19%)でした。

カリフォルニア州は民主党支持が強い「ブルーステート」(大統領選で民主党候補の票田になっている州の通称。共和党支持は「レッドステート」)ですからフォード贔屓にならざるを得ないのでしょうが……(笑)。(”Poll: 60% of California finds Brett Kavanaugh accuser Christine Blasey Ford’s story believable,” ABC7.com. staff, 9/28/2018)

—世論は世論として、実際に最高裁判事人事を決める司法委員会は、二人の証言のあとどういった動きを見せましたか。

高濱:上院司法委員会は共和党11人、民主党10人で構成されています。

翌28日に開いた審議では、カバノー氏の承認を賛成多数で可決し、本会議への送付を決めました。

ところが、その直後、「態度留保」を表明していた共和党のジェフ・フレーク議員(テキサス州選出) が承認に賛成すると同時に、容疑事実を米連邦捜査局(FBI)に調査させるよう提案したのです。

民主党は当初からFBIの調査を要求してきました。フレーク氏は民主党に譲歩したことになります。米議会には日本のように厳格な党議拘束はありませんが、それでも党が決めた方針に反旗を翻す行動は異例です。

フレーク氏は19年1月3日に任期を終えますが、今回の中間選挙に立候補しないことを決めています。ですから党や地元選挙民に気を遣う必要がないのでしょう。

同氏がFBIによる調査を主張した背景には、いくつかの理由があったようです。その一つに議会内のエレベータで出くわした二人の女性(ともに性的暴力を受けた被害者だったそうです)から涙ながらの「陳情」を受けたことがありました(その模様はCNNが全米に流した)。加えて、テレビ中継を見た地元選挙民、特に女性たちから「カバノー氏の人事承認反対」のメールや電話が殺到したことなどが影響したとされています。(”Flake confronted by two female protesters after announcing he’ll back Kavanaugh,” Suzanne Malveaux and Veronica Stracqualursi, CNN, 9/28/2018)

最高裁判事は大統領の「政治理念」の代弁者

—最高裁判事候補に対する上院の承認審議は、これまでも党派色をむき出しにした論争の場になることが少なくありませんでした。自分の党の大統領が指名した候補を与党議員はできるだけ承認しようとするし、野党はその候補の弱点を見つけ出し、承認を阻止しようとしますね。

高濱:オバマ政権の時に極端な例がありました。同大統領が指名したリベラル派の判事候補、メリック・ガーランド連邦控訴裁判事 の承認審議そのものを、野党・共和党が拒否したのです。

大統領が指名した閣僚や大使、連邦裁判所の判事の候補は上院の承認を得なければなりません。本来はそれぞれ所轄の上院各委員会がそれぞれの候補を呼んで「首実検」(job interview)」して承認します。ところが司法委員会がつかさどる連邦裁判所判事の人事、特に最高裁人事は共和、民主両党の政治闘争の場になるのですね。

というのも最高裁判事は終身ポスト、病気で業務に支障をきたすケースを除き、その判事は死ぬまで判事を続けられます。大統領は自分が任期を終えた後も、自らの政治哲学や理念を継承するよう、指名した最高裁判事に託すわけです。このため、共和党大統領は保守派の判事を指名し、民主党大統領はリベラル派の人物を指名する。

—政治的色分けの基準は何ですか。

高濱:通常、6つの分野で色分けされています。①刑事訴訟②公民権③憲法修正第一条(言論・報道、信仰の自由など)④組織・団体(労働組合問題など)⑤経済理念(連邦政府による規制権限、民間企業間の競争、大企業優遇、中小企業保護など)⑥連邦主義(連邦政府による課税権限、各州の権限など)です。こうした分野における基本姿勢が、今日的アジェンダである人種差別、同性愛合法化、人工妊娠中絶、移民難民をめぐる判断に反映されます。

セクハラ容疑で揺れた27年前のケースとの比較

—上院司法委員会の様子を伺っていると、27年前の1991年のケースを思い出しますね。ジョージ・ブッシュ第41代大統領(父)が、黒人のクラレスン・トーマス連邦控訴裁判事を最高裁判事に指名。同氏が、教育省と雇用平等機会委員会で部下だったアニタ・ヒル氏(現在ブランダイス大学教授)に対してセクハラをした容疑が問題になりました。

高濱:上院司法委員会(ジョー・バイデン委員長。のちに副大統領)は91年9月10日、ヒル氏によるセクハラ告発を踏まえて非公式な尋問を行い、FBIに調査を要請しました。FBIは3日間調査をしたのち、その結果をホワイトハウスと司法委員会に報告。

報告内容は一切公表されていません。司法委員会はFBI報告を踏まえて人事承認案件を採決しましたが、7対7で結論が出ず。同委は結局、一切の「勧告」を付けずに本会議に送付。

本会議は賛成52、反対48の僅差で可決し、トーマス氏は判事に就任しました。当時の聴聞会のビデオをみると、委員会のメンバーは民主党も共和党も全員白人男性。質問もどこか高圧的なところが目立ちました。

現在の司法委員会の顔触れを見ると、民主党には女性が4人います。白人が2人。後は日系人、黒人とインド人の混血です。

トーマス氏に対するセクハラ容疑は、ヒル氏を何度も食事に誘ったり、ポルノ写真をみせたり、セックスの話をしたり、といったもの。「カバノー氏に対する性的暴行容疑に比べると若干弱い」(米主要紙記者)気もします。それに91年当時のセクハラ基準では、特に問題視されなかったのでしょう。今だったら、トーマス氏は判事になれなかったかもしれません。(”Flashback: Anita Hill’s Explosive Opening Statement.” CNN. 4/13/2016 )

セクハラ告発の発端は女性教育官僚が出した一通の通達

—米国ではいったい何が転機になってこれほどセクハラ追及が激しくなったのでしょう。

高濱:米主要紙の教育問題担当記者の一人は筆者にこう説明しています。「オバマ政権に教育省で公民を担当したロズリン・アリ副長官が11年4月に通達を出し、小中高校および大学でのセクハラや性的暴力に対する措置(学校当局は①被害を受けた生徒学生からの訴えを誠実に聞く、②学校内で事実関係を調査する、③その事案について公民権をつかさどる機関に即刻報告する、などを義務付けた)を徹底するよう指示したからではないか」

「これにより、それまで泣き寝入りしてきた学生や、大学に勤務する女性たちが当局に被害を届け始めた。関係当局も動かざるを得なくなった。告発の動きはキャンパスから外の社会へと広がった。そして社会現象となっていった」(”Archived Information: United States Department of Education,” Office for Civil Rights, 4/4/2011)

セクハラの告発は、それまで地位と権力をほしいままにしてきた社会の「大物」に向かったのです。ハリウッドの超大物プロデューサーのハーベイ・ワインスタイン 氏や黒人俳優のビル・コスビー 氏らが告発されています。コスビー氏は9月、禁固3年から10年の量刑判決を受けました。

「今まで怖くて告発できなかったけど、みんなで一致団結すれば声を上げられる」として、被害を受けた女性たちが立ち上がっているのです。いわゆる「#MeToo」運動です。

ハリウッド、政財界、マスコミ界を直撃するセクハラ告発運動の波はなんと最高裁にまで押し寄せたのです。トランプ大統領もいくつもの告発や訴訟を受けています。カネと大統領の肩書のおかげで今のところ無事なようですが、いったん大統領を辞めたらどうなることかわかりません(笑)。

#MeToo運動は「セクハラ文化」を粉砕できるか

—最後に、上院本会議は司法委員会の人事承認案を受けてどのような結論を出すのでしょうか。

高濱:本会議への送付について、グラスリー委員長とファィンスタイン筆頭理事との間で「紳士・淑女協定」を結んでいます。この協定は27日に「司法委員会が多数決でカバノー氏の人事案件を承認した」事実を尊重するというものです。

ただ、カバノー氏の容疑について、FBIがそれを立証するような新事実をみつければ話は別です。FBIはカバノー氏のセクハラ容疑について関係者に聞き取り調査をして、その結果を纏めます。FBIは生の情報を司法委員会に報告するだけで、判断や結論を出すことはありません。ただし、カバノー氏、あるいはフォード氏が偽証したことが明らかになれば、議会侮辱罪で訴追されます。宣誓して証言しているわけですから。となれば、カバノー氏が偽証していた場合、最高裁判事に就任するなど問題外です。

FBIは、「カバノー氏にセクハラ行為をされた」と告発している、フォード氏以外の二人の女性にも尋問しているようです。

一人は、カバノー氏がエール大学が通っていた時にクラスメートだったというデボラ・ラミレス 氏(53)。もう一人は高校時代にカバノー氏らに集団暴行されたと訴えているジュリー・スウェイニック氏(55)です。同氏の弁護を担当しているのはマイケル・アベナッチ氏。トランプ大統領から不倫をめぐって口止め料を受け取ったとされるポルノ女優のストーミー・ダニエルズさんの弁護も担当しています。

カバノー氏に対するセクハラ疑惑が本当なのかどうか。最高裁判事に無事になれるかどうか、目が離せません。しかし、それ以上に注目すべきは、米国で吹き荒れる「セクハラ告発」運動が今後どこへ向かうのか、です。

米国社会は法的には、もしくは表面的には「男尊女卑」を撲滅したかに見えます。ですが、「セクハラ文化」は社会に根強く残っている。それを#MeToo運動がどこまで突き崩せるか。日本にとって「他山の石」となりうるか、注目されます。

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