9/3The Gateway Pundit<WATCH: Epstein Victim Says She Went on a Trip to Africa with Bill Clinton During Epstein Abuse at Capitol Hill Press Conference=視聴:エプスタインの被害者が、エプスタインによる虐待の最中にビル・クリントンとアフリカ旅行に行ったと議会記者会見で語る>
エプスタイン事件はトランプより民主党に跳ね返るのでは。人身売買組織と繋がりがある。
エプスタインの被害者であるショーンテ・デイヴィスさんは水曜日の記者会見で、エプスタインから虐待と「操り」を受けていた当時、小児性愛者の資金提供者であるジェフリー・エプスタインとビル・クリントンとともにアフリカを旅行していたことを明らかにした。
「ビル・クリントン元大統領をはじめとする著名人の方々とアフリカ旅行にも同行しました」とデイヴィス氏は記者団に語った。「その時、自分がどれほど無力であるかを痛感しました。もし私が声を上げたら、誰が私を信じてくれるでしょうか?誰が私を守ってくれるでしょうか?」
ビル・クリントンがエプスタイン島を訪れ、エプスタインと幾度となく同行したことは、多くの記録に残されている。41 歳で自殺とみられる疑わしい死を遂げた、最も著名な被害者の一人である故バージニア・ジュフリーから首のマッサージを受けている写真まで撮られている。ハーバード大学元学長で、クリントンとオバマ両氏の経済学者を務めたラリー・サマーズもエプスタインの側近であり、未成年少女への虐待が行われていた彼の私有島を 何度も訪れていた。
被害者グループは水曜日の記者会見で数十年にわたる沈黙を破り、政府に正義、透明性、説明責任を要求するために立ち上がった。
これは、マシー下院議員がジェフリー・エプスタインの機密文書公開について下院本会議での採決を強制するための請願書を提出したことと重なる。この請願書は、エプスタイン捜査に関連するほぼすべての文書を、被害者の個人識別情報を含む特定の情報を削除した上で公開することを求めるエプスタイン透明性法案の採決を強制するもので、218人の議員の賛成が必要である。これまでに共和党議員のうち4人のみが署名している。
カーナ下院議員は、民主党議員212名と共和党議員12名が行動する意思を表明しており、両党で支持が拡大していると主張している。
記者会見では、エプスタインの性的人身売買組織の被害者8人が、14歳から16歳の間に始まった虐待の体験を語り、弁護士のブラッド・エドワーズ氏とブリタニー・ヘンダーソン氏、そしてマージョリー・テイラー・グリーン下院議員(共和党、ジョージア州選出)、トーマス・マッシー下院議員(共和党、ケンタッキー州選出)、ロー・カーナ下院議員(民主党、カリフォルニア州選出)とともに、エプスタインの全ファイルを公開する法案を支持する声を上げた。バージニア・ジュフリー氏の家族2人も同席した。
被害者の中には、エプスタイン被告のニューメキシコ州の牧場、ニューヨークの自宅、フロリダ州ウェストパームビーチの自宅に連れて行かれたと説明した者もいる。
ゲートウェイ・パンディットが報じたように、エプスタインの被害者リサ・フィリップスは、被害者たちがジェフリー・エプスタインに遭遇した虐待者と共犯者の独自のリストを作成する予定であることを明らかにしたが、司法省がさらなる文書を公開しなければ、そのリストは公表される可能性がある。
「私たちは名前を知っています。私たちの多くは彼らから虐待を受けました。エプスタインの世界に常連としていたと誰もが知っている名前をまとめます。それは生存者によって、生存者のために行われます。他の誰も関与しません」とリサは言った。
ショーンテ・デイヴィス氏は自身の体験を語る中で、トランプ大統領についても言及した。しかし、エプスタイン氏がドナルド・トランプ氏を含む「有力な友人」について「自慢していた」とだけ述べた。大統領がエプスタイン氏と一緒にいるところを目撃されたか、あるいはクリントン氏のように旅行に出かけたかどうかについては言及しなかった。
また、モデルたちとデートしている姿がよく見られた、当時億万長者の不動産王でテレビスターだったトランプ氏が、エプスタイン氏の病的な行為に関与するとは考えにくい。
デイヴィス氏は、エプスタイン氏とギレーヌ・マクスウェル氏に会った時の体験を語り、グルーミングと虐待に「関与した」「その他大勢」の人々の責任を問うよう求め、「他にも大勢の人が関与していたのに、なぜマクスウェル氏だけが責任を問われたのか? なぜ政府はこの情報を国民から隠蔽するのか?」と疑問を呈した。
彼女は「説明責任、透明性、予防をもたらし、富、影響力、コネを使って法の上に立とうとする次世代の略奪者を阻止する」ために法案の可決を要求した。
デイヴィス:こんにちは。ショーンテ・デイヴィスです。今日は、サバイバーとして皆さんの前に立っています。マクスウェルとジェフリー・エプスタイン、そして彼らを支援した人々、そしてあまりにも長い間支援を拒否してきた政府による、何十年にもわたる苦痛、トラウマ、そして裏切りのサバイバーです。2002年、私はカリフォルニアに住んでいました。女優になるという大きな夢を持つ若い女性でした。すでに業界で名を上げ始めていました。信頼していた人、友人だと思っていた人が、私のキャリアを前進させてくれるかもしれない力強い女性に会うように誘ってくれました。その女性とは、ギスラン・マクスウェルでした。
経験がほとんどないのに、彼女にマッサージを頼まれました。そしてやってみると、彼女は私を褒め、私の人生を変えうるほどの大きな力を持つ人物を紹介すると約束してくれました。その人物とは、ジェフリー・エプスタインでした。最初は、私は天にも昇る若き女性でした。エプスタインは私を彼のプライベートアイランドに連れて行き、私の夢を聞き、助けると約束しましたが、その約束には落とし穴がありました。虐待が始まりました。彼は私に秘密にしておくように言いました。彼は私が同意していない見返りを求めて私を操りましたが、私は頼れる人が誰もいないと感じていました。彼はあまりにも強力でした。
私は、彼の支配下に置かれた多くの若い女性の一人に過ぎませんでした。ビル・クリントン元大統領をはじめとする著名人と共にアフリカ旅行にも連れて行かれました。その時、私は自分がどれほど無力であるかを痛感しました。もし私が声を上げたら、誰が私を信じてくれるでしょうか。誰が私を守ってくれるでしょうか。エプスタイン自身は、我が国の最も強力な指導者でした。申し訳ありませんが、彼は我が国と世界の最も強力な指導者たちに囲まれていました。彼は私だけでなく、数え切れないほど多くの人々を虐待し、誰もが目を背けているようでした。真実は、エプスタインには容赦がなかったということです。彼は、現大統領のドナルド・トランプを含む、彼の強力な友人たちのことを自慢していました。実際、それは彼にとって最大の自慢であり、私が経験したことは、永遠に私を苦しめるでしょう。
私はPTSDを抱えながら毎日を過ごしています。母親として、私を裏切った世界に不信感を抱きながら、子供を育てようと奮闘しています。この種のトラウマは決して消えることはありません。家族をバラバラにし、周りの人々に対する見方を形作ります。しかし、一つ確かなことがあります。この歴史から学ばなければ、エプスタインのような怪物が再び現れるでしょう。エプスタインに関する真実が記されたファイル、政府のファイルがあります。彼が誰を知っていたのか、誰が彼に借りがあったのか、誰が彼を守ったのか、そしてなぜ彼がこれほど長い間、何の責任も負わずに活動を続けられたのかが記されています。なぜ、他にも多くの人が関与していたにもかかわらず、マクスウェルだけが責任を問われたのでしょうか?なぜ政府はこの情報を国民から隠蔽するのでしょうか?
この秘密主義は保護ではなく、共謀です。真実が隠蔽される限り、正義は手の届かないままです。だからこそこの法案は重要なのです。可決されれば、被害者の苦しみが無駄にならないことが保証されます。可決されれば説明責任が果たされ、透明性が確保され、犯罪の防止につながります。富、影響力、コネを使って法の上に立とうとする次世代の加害者を守ることにもつながります。これは私だけの話ではありません。目に見えない傷を負ったすべての被害者の話です。私たちが日々背負っている重荷の話です。壊れてしまった家族と奪われた未来の話です。ですからトランプ大統領と議員の皆様にお尋ねします。なぜ私たちは性的虐待や暴行を隠蔽し続けるのでしょうか?私たちは誰を隠蔽しているのでしょうか?国民に真実を知らせてください。正義がなければ、私たちは癒されることはできません。過去と向き合うことを拒否すれば、未来を守ることはできません。ありがとうございます。
https://rumble.com/v6ygq5u-epstein-victim-says-she-went-on-a-trip-to-africa-with-bill-clinton.html
その後、エプスタイン氏がトランプ大統領と知り合いだと自慢していたというデイヴィス氏の主張を受けて、被害者らがトランプ大統領に遭遇したことがあるかどうかが問われた。
CNNのマヌ・ラジュ記者は、トランプ大統領の名前が大統領の中傷を目的として挙げられたことについて、物語性を重視した質問を何度か行った。しかし、被害者の中で、トランプ大統領がエプスタイン被告と一緒にいるのを見たことがあると答えた者は一人もいなかった。
弁護士のブラッド・エドワーズ氏は記者団に対し、2009年にトランプから調査の協力を受けたことがあると語った。エドワーズ氏はラジュ氏に対し、大統領は「当時は友好的で」「騒ぎになるとは思っていなかった」が、「今は突然、誰かが彼の耳元で囁いているようだ」と語った。
https://www.thegatewaypundit.com/2025/09/watch-epstein-victim-says-she-went-trip-africa/
9/2The Gateway Pundit<WINNING: Washington, DC Mayor Muriel Bowser Issues Executive Order Directing Local Law Enforcement to Work With Federal Officials Indefinitely=勝利:ワシントンD.C.のミュリエル・バウザー市長が、現地の法執行機関に対し、連邦政府職員と無期限に協力するよう指示する行政命令を発令>
他の民主党支配の都市もそうすべき。
先週、ワシントンD.C.のミュリエル・バウザー市長は、トランプ大統領による市内の犯罪取り締まりは有益かつ効果的であったと認め、民主党とそのメディア同盟に衝撃を与えた。
リベラル派が固執している唯一の問題は、トランプ大統領によるワシントン制圧は、緊急事態を宣言しない限り、30日間しか有効ではないということだ。
現在、ミュリエル・バウザー知事は、地方の法執行機関に対し、連邦政府当局と無期限に連携するよう求める行政命令を発令しました。これにより、トランプ大統領は緊急事態を宣言する必要がなくなりました。彼女は明らかに、この連携がうまく機能していると考えているようです。
これはトランプ氏にとって大きな勝利だが、さらに重要なのは、市内に住み、働く人々にとっての大きな勝利だ。
https://www.thegatewaypundit.com/2025/09/winning-washington-dc-mayor-muriel-bowser-issues-executive/
https://1a-1791.com/video/fww1/1e/s8/2/K/T/3/e/KT3ez.caa.mp4?b=1&u=ummtf
https://1a-1791.com/video/fww1/61/s8/2/G/N/3/e/GN3ez.caa.mp4?b=1&u=ummtf
9/3Rasmussen Reports<52% Think New Gun Laws Would Help Prevent School Shootings=52%が新たな銃規制法が学校での銃乱射事件の防止に役立つと考えている>
先週ミネアポリスのカトリック学校で起きた銃撃事件を受けて、新たな銃規制法の必要性を感じる有権者が増えている。
ラスムセン・レポートによる最新の全国電話・オンライン調査によると、米国の有権者の52%が、銃規制強化はミネアポリスで最近発生したような銃乱射事件の防止に役立つと考えていることが分かりました。これは、 2024年12月にウィスコンシン州マディソンのアバンダント・ライフ・クリスチャン・スクールで発生した銃乱射事件後に同意見 を述べた50%からわずかに増加しています 。しかし、39%は依然として銃規制強化がこのような銃乱射事件の防止に役立つとは考えておらず、9%は確信が持てないと回答しています。
https://x.com/i/status/1963260951488090314
https://x.com/i/status/1963265993771298987
9/4阿波羅新聞網<重判杨兰兰?最新两项严重指控祭出—杨兰兰再添两项“严重”指控 最高恐面临7年监禁=楊蘭蘭に重刑? 新たに2つの重罪容疑で起訴– 楊蘭蘭は、さらに2つの「重罪」容疑で、最長7年の懲役刑に直面している>アポロネット王篤若訳・報道:豪州ニュースワイヤー、9/3の報道:オーストラリア警察は、中国とオーストラリア両国に衝撃を与えた高級車事故事件で新たな動きを見せた。23歳の楊蘭蘭は、シドニー東部の富裕層が住む地区で、150万豪ドル(約720万人民元)相当のティファニーブルーのロールスロイス・カリナンが正面衝突した事件に関連して、2つの新たな罪で起訴された。
最新情報:新たな2つの犯罪
捜査が進むにつれ、警察は以下の容疑を追加した。
重傷を負わせた危険運転
警察への身分提供の不履行
有罪判決を受けた場合、楊蘭蘭は最長7年の懲役刑に処せられる。
https://www.aboluowang.com/2025/0904/2272286.html
何清漣 @HeQinglian 10h
【WH:民主党が統治する都市に住む米国人への戒め:衰退は選択できる。民主党が統治する都市の指導者たちは何十年も職責をはたしてこなかった。
本来こんな風になる必要はなかった。すべての米国人は安全を感じる権利がある】
MAGAの出発点は「すべての米国人が安全を感じる」ことである。
引用
ホワイトハウス @WhiteHouse 11h
民主党が統治する都市に住む米国人へのメッセージ:衰退は選択である。民主党が統治する都市の指導者たちは何十年も失敗し続けている。
こうなる必要はなかった。すべての米国人は安全を感じる権利がある。
何清漣 @HeQinglian 10h
この件には答えられる:もしいつか、中国の抗日戦争の歴史が、蒋介石総統率いる国民党軍が歴史の主役となるなら、その戦争における米国の中国への援助は間違いなく居場所を占める。今のところ、国民党軍の将軍たちが抗日戦争で戦死したか生き残ったかに関わらず、中共の戦争史には何の地位も与えられず、米国の援助は当然ながら言及されない。
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引用
米国駐中国大使館 @USA_China_Talk 15h
重要な問題に回答する。中国の習近平国家主席は、中国が極めて敵対的な外国の侵略者を追い出し、自由を確保するために、米国が払った多大な支援と血みどろの犠牲について言及するか分からない。多くの米国人が、中国の勝利と栄光の追求のために命を捧げた。彼らの勇気と犠牲が、当然の敬意と記憶に留められることを願う。習近平国家主席と素晴らしい中国国民の皆様が、素晴らしい慶祝日を過ごすことをお祈りする。
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何清漣 @HeQinglian 10h
9/3の軍事パレードは、歴史は勝利者によって書き換えられることを改めて証明している。
抗日戦争は血なまぐさい戦いであった。中国軍(主に国民党軍)は、22の大規模および比較的大規模な会戦、200を超える主要な戦役、そして規模の大小を問わず約20万回の戦闘を戦った。有名な戦闘には、2度の上海事変、3度の長沙の戦い、武漢の戦い、そして常徳の戦いなどがある。
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何清漣が再投稿
聯合早報 Lianhe Zaobao @zaobaosg 18分
水曜日(9/3)に発表された連邦準備制度理事会(FRB)の全国経済調査によると、関税に関連してすべての連邦準備地区で物価が上昇した。
zaobao.com.sgより
何清漣 @HeQinglian 3h
9/3の軍事パレードには、習、プーチン、金正恩が揃って登場し、世界情勢は1950年代の朝鮮戦争後の時代に逆戻りしたかのようだった。東側陣営の構成は変わらなかったものの、主役は交代した。
一方、西側陣営は大きな変化を遂げた。昨日、国防総省では多くの人が9月3日の軍事パレードを見るために残業したという。英語圏のソーシャルメディアで、米国のシンクタンク、戦略研究所が今年7月に発表した報告書が再投稿された。
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9/3大紀元<中国臓器狩り 習近平が軍事パレードで衝撃発言「150歳まで生きられる」 プーチンらと臓器移植語る>
https://x.com/i/status/1963222696612753772
9/3Yahoo News<抗日戦争中、中共軍は日本軍と水面下で「不可侵条約」を結んでいた 解除された台湾の機密軍事情報が暴露>遠藤誉
近藤氏の記事では、「天安門の楼上には、習近平主席の「政敵」である胡錦濤前主席以下、すでに引退した長老たちも、ズラリ登壇していた。」とありますが、胡錦濤は欠席しました。10年前と比べ、パッとしなかったというのは、多分に習の健康問題が大きく影響したのでは。
中共は軍事パレードの前に開催したSCOで、加盟10か国に20億元(400億円)無償援助すると、規模も小さかった。石破のビルゲイツへの810億円とくらべても小さい。まあ、石破は何故ビルゲイツが出さないのかを聞いた方が良かった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d05f6279d18f5e07b513120fa51dfa154be9f55a
上の大紀元の記事にあるように、中共幹部や他国の独裁者は、臓器移植をしている可能性がある。無辜の中国人民を犠牲にして、長生きを図る為政者ども。天罰が下りますように。
記事
9月3日、北京では抗日戦争勝利80周年の軍事パレードが大々的に行われた(写真:新華社/アフロ )
一般に、あるビッグイベントを見た時に、観客は二つの反応のうちいずれかを示すものだ。
一つは、当初の期待値より高かった場合で、観客の満足度はぐっと上がる。逆に、期待値より低かった場合は、がっくりする。
10年前は前者だったが、今回は後者だった。何の話かと言えば、9月3日に北京で行われた「抗日戦争及び反ファシズム戦争勝利80周年記念軍事パレード」である。そこには、10年前のような高揚感は感じられなかった。
むしろ、あえて言えば、72歳の習近平主席の「老い」を再認識したパレードだった。もしかしたら、昨今取り沙汰されている「健康不安説」を増幅させることになるかもしれない。
「経済が悪化しているときに派手な軍事パレードなんかやっている場合か」
日本では、「習近平・プーチン・金正恩」の初の「三雄揃い踏み」ばかりがクローズアップされた。だが、中国国内では冷ややかだった。今回の報道にも関わった中国のメディア関係者が語る。
軍事パレードにはロシアのプーチン大統領、北朝鮮の金正恩総書記も参加。世界中の注目を集めた(写真:ZUMA Press/アフロ)
「今回は正直言って、盛り上がらなかった。まず、これだけ中国経済が悪化しているのに、多額の国家予算をかけて派手な軍事パレードなんかやっている場合かというのが、多くの中国国民の共通認識だ。実際、政府もそうした雰囲気は重々承知しているから、10年前の時は総費用215億元(約4500億円)と発表したが、今回は総費用を公表しなかった。
次に、政府は普段、広域経済圏構想『一帯一路』をぶち上げ、世界140カ国余りが中国を最大の貿易相手国としていて、世界中と人類運命共同体を構築していると喧伝している。だが今回、首脳クラスが出席したのは、たったの26カ国にすぎなかった。しかも多くは、天津SCO(上海協力機構)サミット(8月31日~9月1日)に出席するのが主目的だったり、西側諸国から相手にされていない『訳ありの国』だったりで、寂しいイベントだった」
習主席の演説、時間は短縮、勢いも消滅
思えば10年前、国家主席になって3年目の習近平主席が行った軍事パレードは、政権の威信をかけた華々しいものだった。習主席が皇帝然として、31カ国・国際機関の首脳たちを迎え、最新兵器を次々に披露。2時間39分にわたって、「チャイナ・パワー」を見せつけた。
習主席の13分に及んだ当時の演説も、力強かった。
「70年前の今日、中国人民は14年の艱難辛苦の闘争を経て、中国人民の抗日戦争の偉大なる勝利を獲得した。そうやって中華民族5000年あまりの文明を守ったのだ。これは戦争史上の奇跡であり、中華民族の壮挙である。
中華民族の偉大なる復興は、一代一代の人々の努力によっている。われわれは歴史の偉大なる真理を肝に銘じるのだ。正義必勝! 平和必勝! 人民必勝!」
この時、「人民解放軍を30万人削減する」という爆弾発言もあった。全体的に、太平洋を挟むアメリカに対抗する「もう一つの大国」にのし上がっていくという気概を感じたパレードだった。
だが今回は、1時間26分に短縮された。習主席の重要演説も、わずか8分に短縮された。一応、10年前と同じく、毛沢東元主席を髣髴させる灰色の人民服を着ていたが、以前のような「威勢」はなかった。
「中国人民解放軍は終始、党と人民が完全に信頼を置く英雄部隊だ。全軍の将士は神聖な職責を忠実に履行していくのだ。世界一流の軍隊建設を加速し、国家の主権・統一・領土保全を決然と維持保護するのだ。そうして中華民族の偉大なる復興の実現に戦略的な支持を提供し、世界平和と発展に向けてさらなる貢献を行っていくのだ!
中華民族の偉大なる復興の趨勢を遮ることはできない! 人類の平和と発展の崇高な事業は必ずや勝利するのだ!」
文字で読むとあまり変わりばえしないようだが、その発言の様子は、重ねて言うが以前のようなパワーは消えていた。私が想起したのは、アメリカのジョー・バイデン前大統領の末期のスピーチである。
10年前には車上から兵士に手を振る余裕
習主席はスピーチの時間以外で、天安門の楼台で閲兵していた時は、椅子に腰掛けていた。10年前は終始立って、眼前を通り過ぎる兵士たちに向かって、しきりに右手を振り上げながら閲兵していたものだ。
また、習主席が12車線の長安街を、屋根がくりぬかれた最高級リムジン『紅旗』に乗って東へ進み、約2km先の建国門の手前で引き返す閲兵も、変化が見られた。10年前は、陸海空などの軍人たちの前を通るたびに、野太い声で兵士たちと会話を交わした。
こちらは10年前の2015年9月3日に行われた抗日戦争勝利70周年軍事パレードの際の習近平主席(写真:新華社/アフロ)
「同志たちよ、元気か?」
「主席、元気であります!」
「同志たちよ、ご苦労!」
「人民のために服務します!」
10年前は、習主席が兵士たちに向かって右手で敬礼するところを、左手で敬礼してしまうというミスも起こった。だがそれもご愛敬で、強力な軍事リーダーの存在を内外に見せつけた。
今回の車上からの閲兵シーンは…
今回も、同様の声掛けは行った。だが、10年前のような力強さはなかった。加えて、「声掛けの時間」以外は、まっすぐ前方を見つめるばかりで、長安街に勢ぞろいした最新の兵器や兵士たちに眼差しを向けることすらなかった。
こちらは今回のパレード時の習近平主席(写真:ロイター/アフロ)
最後に「平和のシンボル」である鳩を天安門広場に放つシーンは、10年前と同様だった。ちなみに前回は70周年を記念して7万羽だったが、今回は80周年を記念して8万羽だった。鳩だけはケチらなかったようだ。
総じて、日本では、天安門の楼上に共に立った金正恩(キム・ジョンウン)委員長や、ウラジーミル・プーチン大統領にばかり、大きな注目が集まった。だが同じ天安門の楼上には、習近平主席の「政敵」である胡錦濤前主席以下、すでに引退した長老たちも、ズラリ登壇していた。
ほとんどの長老たちはおそらく、2年後の第21回共産党大会で、習近平総書記が引退することを望んでいる。その党大会前の重要会議である「4中全会」(中国共産党第20期中央委員会第4回全体会議)が、来月開かれることが公表されている。「荒れる秋」になる予感がする。
『ほんとうの中国 日本人が知らない思考と行動原理』(近藤大介著、講談社現代新書)
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