『「バイラクタルTB2」無人攻撃機はロシア軍に対して有効か?撃墜される可能性が濃厚、最も有用な使用方法は?』(2/10JBプレス 数多 久遠)について

2/10The Gateway Pundit<Currently Over 5 Million Questionable, Unlawful or Spurious Ballots Identified in 2020 Election in PA, GA and AZ — Will Republican Party Do Anything or Will They Allow this to Continue?>

これらの5州で誰かが正しいことをし、裁判でこれらの投票について問題提起しますか?共和党の指導者は何かをするのでしょうか、それとも不正選挙を続けるのを許すのでしょうか?誰かがこれらの無効な結果の選挙人認証を取り消すでしょうか?

共和党は中間選挙で浮かれている場合ではない。不正選挙ができないように対策を打たねば。

https://www.thegatewaypundit.com/2022/02/exclusive-currently-5-million-invalid-ballots-identified-2020-election-pennsylvania-georgia-arizona-validating-trump-won/

2/10The Gateway Pundit<Rear Admiral and Top US Commander in Kabul Blames White House and Jill Biden for Historic Afghanistan Withdrawal Disaster>

認知症のバイデンに替わって妻のジルがカブール撤退を決断した?

https://www.thegatewaypundit.com/2022/02/read-admiral-top-us-commander-kabul-blames-white-house-jill-biden-historic-afghanistan-withdrawal-disaster/

2/10The Gateway Pundit<CNN Poll Disaster: 57 Percent Rate Biden’s First Year a Failure>

極左メデイアのCNNですらこの数字。

https://twitter.com/i/status/1491832340980580357

https://www.thegatewaypundit.com/2022/02/cnn-poll-disaster-57-percent-rate-bidens-first-year-failure/

2/11希望之声<川普:说国家档案馆“突袭”海湖庄园是假新闻=トランプ:国立公文書館がマール・ア・ラーゴを「突撃」したと言うのはフェイクニュースである>ドナルド・トランプ元米国大統領は木曜日(2/10)に、「フェイクニュース」報道をした主流メディアを非難し、国立文書記録局(NARA)がマール・ア・ラーゴを「突撃」し、トランプの書類を15箱入手したというのは「フェイクニュース」であると。

トランプはまた、文書や資料をWHのトイレに流したという告発もあったが事実とは異なり、虚構の本を宣伝するために、NYTの記者がでっち上げたものであると述べた。

国立公文書館も火曜日に報道を否定する声明を発表した。

トランプは、WHの資料は「非常に友好的な」方法で引き渡されたと述べた。

民主党左翼政権だから、どこまで引き継いだかは分かりませんが。NYTは相変わらずフェイクニュースを垂れ流し?

https://www.soundofhope.org/post/592618

2/11阿波羅新聞網<川普自创TRUTH Social社群平台 预料3月底上线=トランプの自前のSNSのプラットフォームTRUTH Socialは3月末にリリースされる予定>Fox Financial Newsは、トランプ元米国大統領によって作られたSNSプラットフォームである「TRUTH Social」のサーバーが運用を開始し、SNSプラットフォームが予定日前に完全にデビューできるようになることを明らかにした。

既存SNSから大量移動してほしい。

https://www.aboluowang.com/2022/0211/1707192.html

2/10希望之声<辽宁爆严重疫情 绥中门上贴封条 突变鬼城(视频)=遼寧省で疫病大流行、綏中のドアに封鎖の貼り紙、突然ゴーストタウンになる(ビデオ)>2/10、遼寧省葫芦島市は、中共ウイルスの19の新規確定症例を報告した。突然の深刻な疫病流行により、綏中県は直ちに封鎖され、すべての公共交通機関は停止され、住民は家から出られず、すべての世帯でドアに封鎖の貼り紙を貼る必要がある。市が封鎖する前に、住民は急いでスーパーマーケットや野菜市場に群がり、奪うようにしてモノを購入した。

公式メディアの報道によると、遼寧省葫芦島市は2/10、葫芦島市で新たに確認された新型コロナ肺炎の症例が19例出て、合計で20例となったと発表した。遼寧省葫芦島市は中リスク地域に格上げされた。患者は主に、綏中県の加碑岩郷窩嶺村、綏中県の盛華園住民コミュニテイに分布していた。当局は、加碑岩郷、郊外郷、綏中県の綏中鎮などの重点地域に封鎖と管理措置を実施し、外出禁止としている。

中共が世界に隠蔽しようとしても、少しは漏れてくる。

https://www.soundofhope.org/post/592501

2/11阿波羅新聞網<167个国家评比民主指数 :中共排名倒数更不自由 台湾高居东亚之首—2021民主指数(Democracy Index2021)报告=167か国における民主主義指数の評価:中共はケツから数えたほうが早いが、実はもっと不自由である 台湾は東アジアで1位にランク–2021民主主義指数(Democracy Index2021)レポート>

エコノミストインテリジェンスユニット(EIU)が本日発表した「2021年民主主義指数2021レポート」によると、台湾は167の国と地域の中で8位にランクされており、アジアでトップ10に入る唯一の「完全民主主義」体制である。フランス通信社は、世界の人口の3分の1以上が独裁専制国家に住んでおり、そのほとんどが中国に住んでいると報道した。

ドイツ15位、韓国16位(8.16)、日本17位(8.15)、英国18位、フランス22位、米国26位(7.85)、中国148位(2.21)とのこと。()内の数字は10点満点。中国人は中共支配を呪うべき、それとも家畜の安寧が心地よい?

https://www.aboluowang.com/2022/0211/1707258.html

2/11阿波羅新聞網<中共和国际奥委会悄悄骗了中国人 蒙蔽了全世界(图)【阿波罗网报导】=中共と国際オリンピック委員会は密かに中国人を騙し、世界を盲目にした(写真)[アポロネット報道>アポロネット唐寧の報道:北米VICE Mediaの子会社であるVICE Newsが、4日の北京冬季オリンピックの初日に記事を発表し、北京冬季オリンピックでの中国の「対外援助」は今までのオリンピックの中で一番多いと報道した。;国際オリンピック委員会は、アスリートが代表する国の市民であることを要求している。アポロネットの王篤然評論員の分析によると、いわゆる帰化したアスリートは、中共国籍を持たないのが大多数であり、中共は、これらの人達に赤い中国の永住権を与えるが、国籍は与えていない。谷愛凌が本当に中共国籍だとしたら、彼女は自分の国籍について何度も尋ねられることはなかったろうが、回答を拒否した。これらの帰化した運動選手のほとんどが中共国籍に入る意思がある場合、中共はこれらの人々のためにその政策を緩和する必要はない。北京冬季オリンピックの2年前に、外国人の永住に関する規則は変えられたので。

王篤然は、国際オリンピック委員会は選手が代表する国の市民である必要があると指摘したが、多くの帰化選手はこの要件を満たしていない。国際オリンピック委員会が中共に買収され、中共の手足となり、中共にやりたい放題させている。国際オリンピック委員会は利益のためにオリンピック精神を売り、中共の鉄板の友人になってきたことは長い歴史がある。

IOCも華人選手も金に転ぶ人がいると言うこと。

https://www.aboluowang.com/2022/0211/1707259.html

2/11阿波羅新聞網<谷爱凌在这起政治丑闻中扮演了…=この政治スキャンダル中に谷愛凌が演じたのは・・・>谷愛凌(Eileen Gu)、彭帥、朱易(Beverly Zhu)(米国生まれの中国人フィギュアスケート選手)、豊県の8人の子供の母親(彼女はまだ確定した名前がない、楊某侠、小花梅、或いは李瑩とも)・・・最近、数人の女性の話は中国の全体を描いている。かつて中国メディアの最愛の人だった女子テニスダブルスの世界チャンピオンである彭帥は、中国の世論の場からほとんど姿を消した。しかし、西洋のメディアでは、彼女への注目は谷愛凌に劣らない。

米国は谷愛凌が米国籍であるなら、剥奪すべき。

https://www.aboluowang.com/2022/0211/1707260.html

2/10阿波羅新聞網<谷爱凌领奖不唱中共国歌 专家: 她享特权=谷愛凌は賞を取ったが、中国国歌を歌わない 専門家:彼女は特権を楽しんでいる>北京冬季オリンピックは、2/8に女子フリースタイルスキージャンプ競技を開催した。その中で、初めて冬季オリンピックに出場した18歳の谷愛凌は、188.25ポイントで逆転し、中国のために金メダルを獲得した。しかし、彼女が表彰台でメダルを受け取ったとき、ずっと口を閉じ、中国国歌を歌わなかったため、中国のネチズンは疑問を抱き、彼女の本当の国籍も論争の焦点の1つになった。

金を貰って中国籍と偽ったのでは。醜い中国人そのもの。

https://www.aboluowang.com/2022/0210/1707094.html

何清漣 @ HeQinglian 4h

北京と外国籍華人の中国オリンピックチ-ムの経済的考察

https://rfa.org/mandarin/pinglun/heqinglian/hql-02102022101622.html

北京は常に海外華人を中国の最も重要な資源と見なしてきた。北京の立場から見て、世界中から華人選手を中国代表としてゲームに参加させるのは魅力があり、挙国体制を築くため、実質的優待を与えるが、多くのトレーニングコストを節約し、金メダルを獲得する可能性ははるかに高くなる。外国籍華人選手の立場からすれば、スポーツとビジネスの両方での成功が得られる。

rfa.org

評論|何清漣:北京と外国籍華人の中国オリンピックチ-ムの経済的考察

北京冬季オリンピックでは、各国の外交ボイコットでも、イスラム教の国家が新疆ウイグル自治区についての人権侵害に声を上げなかったという事ではなく、外国籍華人選手が中国を代表して参加したことが注目を集めた。

https://twitter.com/i/status/1491937709178380294

何清漣はリツイート

李江琳  @JianglinLi  1h

ウィスコンシン州の投票用紙チェックの進捗状況:

引用ツイート

Liz Harrington  @ realLizUSA 2h

大きい!

ウィスコンシンで幽霊有権者から投じられた50,000をはるかに超える不正投票が特定される。

11/3の差の2倍以上

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何清漣はリツイート

Frank Tian Xie(謝田)、Ph.D. @franktianxie  1h

トランプ大統領期とバイデンの1年の賃金(青)とインフレ(赤)の変化率。

引用ツイート

Andy Puzder  @AndyPuzder  12h

これは、BLSデータに基づく1月の「インフレ率と賃金の伸び」のグラフです。さらに別の月のバイデン経済では、給料総額が増えたが、賃金の価値は下がった。

数多氏の記事で、ウクライナのUAVが侵攻してくるロシア兵に使われる可能性としては、ロシアの残忍な攻撃映像を世界に流すことだろうと。

でも、戦争が勃発すれば、双方万単位で死者が出ると言われています。そうまでして、ロシアは緩衝国家が欲しいのか?やはり全ロシア軍将校会議議長のレオニード・アイバショフ大将が言ったように、ロシアが魅力を具えていれば、周辺国もロシアから離れなかったという話を噛み締めるべきでは。中共同様、武力行使をちらつかせて近隣国に言うことを聞かせようとするのは反発されるだけ。

記事

ウクライナを訪問してゼレンスキー大統領(左)と会談したトルコのエルドアン大統領(2022年2月3日、写真:AP/アフロ)

(数多 久遠:小説家・軍事評論家、元幹部自衛官)

ロシアによるウクライナ侵攻は、今まさに発生するかもしれないと危惧される情勢です。侵攻が始まれば、ロシア、ウクライナ双方が無人攻撃機(以下「UAV」)を使用すると思われますが、最も注目されるUAVは、ウクライナがトルコから導入している「バイラクタルTB2」でしょう。

バイラクタルTB2は、2020年に発生したナゴルノ・カラバフ紛争においてアゼルバイジャン側が使用し、その戦果が映像として拡散されたこともあり、UAVの有用性を世の中に広く認識させた機体です。

ウクライナは12機のバイラクタルTB2を導入しており、ナゴルノ・カラバフ紛争時と同じように、侵攻するロシア軍に対して有効な攻撃を行うのではないかと予想している人も多いことと思います(その映像の拡散も期待していることでしょう)。

その一方で「バイラクタルTB2はロシア正規軍相手には通用しない」と主張する声も聞かれます。そうした主張は、ナゴルノ・カラバフ紛争の実際の状況や、シリアやリビアでバイラクタルTB2が撃墜された事実などを根拠としています。

本稿では、そうした事実の背景を解説し、ロシアによる侵攻が発生した場合、バイラクタルTB2が機能するかどうかを検証してみたいと思います。

トルコ空軍のバイラクタルTB2(BayhalukCC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons)

バイラクタルTB2は撃墜されてしまうのか?

バイラクタルTB2は撃墜情報も多いのですが、ここではそうした情報を基にするのではなく、各種迎撃手段による撃墜可能性を、少しだけ技術的な話をしながら検討します。

【レーダー、IRSTで発見できるか】

飛行中のバイラクタルTB2を撃墜するためには、まず発見しなければなりません。現代の主力空中捜索手段はレーダーですが、バイラクタルTB2はレーダーで発見できないと考えている方がいるようです。

その理由の1つは、機体が小型であるためレーダー反射が少ないことです。専門的には「RCS(Radar cross-section)が小さい」と表現されます。

しかし、機体が小さいとはいえ、本格的にステルス設計された機体ではありません。本格的にステルス設計すると空力的には不利になりますので、バイラクタルTB2は長時間滞空性能を重視してステルス化はしなかったものと思われます。バイラクタルTB2のRCSは公表されていませんが、鳥や昆虫並とも言われる本格的なステルス機よりも相当大きなRCSのはずです。

自衛隊では、昭和の時代から各種訓練の標的としてドローンを使用しています。これらはバイラクタルTB2よりもさらに小型で、ほぼミサイル並の大きさですが、ちゃんとレーダーに映ります。映るからこそ標的として訓練に使用できているのです。ただし、訓練の際には、想定している目標に合わせてRCSを調整するため、よくリフレクターと呼ばれるものを装着してRCSを調整しています。

陸自が装備する新低速標的機(UAV型)(出所:陸上自衛隊 東千歳駐屯地ホームページ

「レーダーはバイラクタルTB2を捉えられない」と考える人は、もう1つの理由を挙げることがあります。それは、バイラクタルTB2が低速であることです。

現代のレーダーは、目標に向けて放射した電波と反射波の周波数(波長)変位を観測することで目標の捕捉を強化しています。これは、「MTI(moving-target indicator)処理」と呼ばれる信号処理です。電磁波ノイズの大きな電子戦環境下、クラッターと呼ばれる目標以外からの反射波が多い環境などで目標を確実に捉えるために使用されます。これは、目標が接近する場合には反射波の周波数が上がり、遠ざかる場合には周波数が下がるドップラー変位を利用した信号処理で、ゲート処理の1つです。ゲート処理ですから、そのゲートに弾かれる場合、つまり、この場合ドップラー変位が起きていない信号はノイズとして消されてしまいます。結果として、接近しておらず遠ざかってもいない目標は消えてしまうのです。

逆にこの仕組みを利用してレーダーから逃れるのが、ビーム機動という航空機の戦術機動です。これは、レーダーに対して90度方向に横行することで接近率をゼロとし、MTI処理を逆手に取ってレーダーによる捕捉を外す機動です。

しかしながら、この戦術機動が通用したのはベトナム戦争の頃までです。

ノイズ除去の技術はMTI処理だけではありません。現代のレーダーは各種信号処理技術を用いて目標を捕捉しています。ドップラー変位を利用したレーダーでも、常にMTIを使っているわけではなく、接近率が小さくなる場合は、別の信号処理技術を使用して目標を捉えています。手動でしかMTI処理を外すことができない旧式レーダーの場合、オペレーターの対応が遅いと目標をロストしてしまうことになります。現代のレーダーは、接近率が小さくなったくらいで目標を捉えられないということはありません。

そもそも、現代のレーダーはホバリング中のヘリでも捕捉しますし、海面近くまで捜索すれば小さな漁船を捕捉することも可能です。バイラクタルTB2の巡航速度は70ノット(時速約130km)ほどで、固定翼航空機としては低速ですが、MTI処理によって捕捉できなくなるなどということはないのです。また、前掲の訓練標的として使用されているドローンの中には、バイラクタルTB2よりさらに低速のものもあります。当然、レーダーで捕捉可能なため訓練標的となっています。

とはいえ、RCSが小さいことがバイラクタルTB2のメリットになっていることは事実です。通常の航空機と比べれば、レーダーによる捕捉は近距離となります。

そして、RCS以上に少ないと言えるのが、赤外放射です。「IRST(赤外線捜索追尾システム:infrared search and track)」での捕捉はレーダー以上に困難でしょう。

バイラクタルTB2は、100馬力のガソリンエンジンで飛行しています。熱は、空気の温度上昇として排出されており、赤外放射はほとんどありません。日中は太陽光によって機体が温められるでしょうが、赤外線による捕捉はかなり困難だと思われます。

【防空ミサイルシステムならば容易に撃墜可能】

以上のような理由から、バイラクタルTB2をミサイル攻撃する際は、ロックオン距離を近くしなければならず、特に赤外線誘導ミサイルの「LOAL(Lock-On After Launch)」ではミサイルが命中しない可能性が高くなります。

とはいえ、航空機からバイラクタルTB2を狙う場合は、バイラクタルTB2自体に対空攻撃力がないため、接近して撃てばよいだけです。ミサイルを使用せずとも機関砲でも簡単に撃墜できます。地上から攻撃する場合も、バイラクタルTB2が搭載する兵器の射程が数キロしかないため、侵攻する陸上戦力に随伴する対空兵器で応戦できます。

ただし、前述のようにRCSや赤外放射が少ないため、「SHORAD(Short Range Air Defense)」と呼ばれる短距離防空兵器での迎撃確率は低くなります。バイラクタルTB2の運用高度が5500mほどに設定されている理由も、SHORADでの迎撃を意識したものです。この高度だと対空機関砲は基本的に当りません。艦艇搭載の125mm砲なら命中させられるでしょうが、ロシアの対空戦闘車両「2K22ツングースカ」や「パーンツィリ-S1」の装備する30mm機関砲では完全に射程外です。弾丸が届かないというわけではないので、ばらまけば命中する可能性はありますが、相当に撃ちまくった上、まぐれ当たりを期待するという撃ち方になります。携行式の対空ミサイルや前掲のツングースカ、パーンツィリが搭載する対空ミサイルでも基本的にスペック外となり、かなり直上に接近していた場合、無理に撃てば命中する可能性がある、という程度になります。

しかしながら、逆に中・高高度に対応できる対空ミサイル「S-300」や「S-400」はもとより、防空ミサイルシステム「9K37ブーク」などにとっては、機動性能が貧弱で低速なバイラクタルTB2は“カモ”でしかありません。これらの中・高高度対応対空ミサイルでは、レーダーに捉えさえすればバイラクタルTB2は簡単に撃墜できるでしょう。

バイラクタルTB2はロシア軍に対して機能するか?

では、侵攻するロシア軍に対して、バイラクタルTB2は機能するでしょうか?

バイラクタルTB2が搭載する武装は、射程が10kmにも満たないものばかりです。侵攻してくるロシア軍の地上戦力を攻撃する場合、かなり近いところまで接近しなければならないことになります。前述のように、前線に随伴するSHORADは影響がありませんが、9K37ブークが随伴していた場合は撃墜されます。

ロシア軍からすると、S-300やS-400といった高性能対空ミサイルは機動から射撃可能な状態への移行に手間取るため、前線の移動速度が鍵となります(前線の移動が速すぎると射撃の準備が間に合いません)。ウクライナが頑強に抵抗すると前線は膠着し、これら高性能対空ミサイルがバイラクタルTB2を撃破することになるでしょう。一方、ロシアが電撃的に進撃すれば、これらのミサイルは後方に置き去りになります。高性能SAM(地対空ミサイル)圏から突出した前線に対してならば、ウクライナのバイラクタルTB2が戦果を上げられる可能性もあります。

一方、ロシア側は、バイラクタルTB2を注視しているので、ウクライナ空軍を撃破し航空優勢を確保した後は、戦闘機がバイラクタルTB2を警戒するでしょう。総合的に見れば、バイラクタルTB2は、地上への攻撃を行うことを意図した場合、ほぼ確実に撃墜されるものと思われます。

さらにバイラクタルTB2にとって、もう1つの脅威があります。それは「クラスハ-4」や「ムルマンスク-BN」といったロシア軍の電子戦システムです(以下のツイートの画像を参照ください)。

Krasukha-4 in Belarus. pic.twitter.com/NVovuzKOYH

— Michael Sheldon (@Michael1Sheldon) February 2, 2022

バイラクタルTB2は自律飛行も可能ですが、高度な作戦を行うためには無線による遠隔操作が必要です。ロシアが保有する電子戦システムは、かなり強力なものであるため、バイラクタルTB2への無線指令は容易に妨害できる可能性が大です。遠隔操縦用のアンテナが高い指向性を持っていれば妨害下でも遠隔操作が可能かもしれませんが、クラスハ-4が前進してきている場合は危険です。

また、単に妨害されるだけに留まらない可能性もあります。2011年、イラン領内に侵入した米軍の無人攻撃機「RQ-170」UAVが電子的に乗っ取られ、鹵獲(ろかく)された事例がありますが、ロシアの電子戦システムであれば、バイラクタルTB2に対しても同様に電子的に鹵獲できる可能性もあります。

ロシアが、撃墜されたバイラクタルTB2を手に入れ、仕様を把握している可能性も高いため、この電子的乗っ取りは要警戒です。鹵獲された後に、ロシア人民間人を殺傷するなどの偽旗(にせはた)作戦に使用される恐れもあります。

現在のところ、ムルマンスク-BNの目撃情報はありませんが、クラスハ-4はベラルーシ入りしていることが確認されており、ロシアがこうした作戦を意図している可能性は十分にあるでしょう。

最も有用な使用方法は?

では、ウクライナのバイラクタルTB2は、ロシア軍に対して無力でしょうか?

私は、そう考えてはいません。ここまで述べてきたように、ロシアの防空能力は強力で、バイラクタルTB2が攻撃を行えば確実に迎撃されるはずです。しかし、一歩、いや二歩引いて偵察に専念すれば、侵攻するロシア軍の映像を捉えることはできるかもしれません。そして、それこそがロシアがバイラクタルTB2を警戒している一番の理由だと思われます。

ナゴルノ・カラバフ紛争でバイラクタルTB2が与えた最大の衝撃は、その破壊力以上にアルメニア軍の無力さを映像でアピールした点にあります。

ロシアの侵攻に際してウクライナがバイラクタルTB2を使用するならば、アピールすべきはロシア軍の無法ぶりということになります。特に、民間への被害を出す攻撃を行っている映像が拡散すれば、ロシアへの非難が一気に高まることになるでしょう。

侵攻が始まればウクライナは早期に航空優勢を失い、そうした映像の撮影にはリスクが伴います。しかし、UAVであれば、撃墜されても人的被害はありませんし、長時間にわたって撮影することが可能です。これこそ、バイラクタルTB2の最も有用な使用方法であるはずです。

ドローンは癖の強い兵器

UAVの有用性については、様々な議論がありますが、往々にして噛み合っていない議論が散見されます。その最大の理由は、手のひらに載る微小ドローンから、有人バージョンもある大型ドローンまで、あまりにも多種多様な種類が一括りにドローンと称されるためです。議論に際しては、具体性をもって議論することが必要です。そのため、今回はバイラクタルTB2だけを取り上げました。

ドローンは有人機と比べて安価なことが多い上、機体を損失しても人的損失が発生しないため、今後も発展する可能性の高い兵器です。しかしながらその多くは低速です。また、低RCSではあるものの、防空火網のある環境では有効たり得ない場合が多いという、癖の強い兵器でもあります。

ロシアによる侵攻が始まればバイラクタルTB2が再び注目される可能性が高いですが、ここで書いたRCSやMTI処理の件などは、多くのUAVの有効性を考える上で重要なファクターです。頭の片隅においていただければと思います。

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