『来年の台湾総統選は与党有利だが、立法院は野党が有利――現地政治学者が予想 「中国との友好か台湾の主権独立か、という構図が崩れ始めている」』(11/2JBプレス 新潮社フォーサイト)について

11/1The Gateway Pundit<Robert F. Kennedy Jr. Vindicated – China’s Top Spy Agency Warns of “Gene Weapons’ Able to Target Specific Ethnicity or Race=ロバート・F・ケネディ・ジュニアの潔白を証明 – 中国最高諜報機関が「遺伝子兵器は特定の民族や人種を標的にする可能性がある」と警告>

RKJの言ったことは間違いない。ファウチが中共に金を出して研究させてきたのは、ランドポールが上院で何度も質問している。米中合作で武漢肺炎を世界に蔓延させた。

7月、ロバート・ケネディ・ジュニアは、米国と中国の両国が民族を標的とした生物兵器の研究を行ったと主張し、左派メディアとニューヨーク・ポスト紙から非難を浴びた。

ケネディはさらに、「ユダヤ人、アフリカ人、先住民族がそのようなテクノロジーを最も恐れているのは歴史が示している」と述べ、「我々は、これらの兵器が民族を標的にしているかどうかにかかわらず、あらゆる生物兵器の研究を抑制しなければならない」と付け加えた。「私たちは、新型コロナウイルスが研究所から漏洩したときに世界に何をもたらしたかを目の当たりにしました。」

ケネディがこうしたコメントをしたのは、ニューヨーク・ポスト紙のジョン・レビン記者が「おならとビール飲みでいっぱいのパーティー」というケネディのヒット記事を書き、その中で新型コロナウイルス感染症のパンデミックが一部の民族集団に他の民族集団よりも大きな打撃を与えており、ヨーロッパのアシュケナージ系ユダヤ人やアジア人はウイルスにうまく対処できたということを示唆したケネディを反ユダヤ主義だと非難したことを受けてのことだ。

パーティー中にロバート・ケネディ・ジュニアは、科学者たちが生物兵器としてウイルスをどのように開発しているかについて語った。米国はこれらの研究所を資金的に後援している。そして科学者たちは現在、民族を標的とした微生物の研究を行っている。これはすべて本当だった。

火曜日、中国の最高諜報機関は、「一部の国」が人間の遺伝子を標的とした致死性の生物兵器で武装していることを認めた。中国の国家機関がこのような脅威について公に言及したのはこれが初めてだ。

サウスチャイナ・モーニング・ポスト紙は次のように報じた。

中国の最高情報機関は月曜日、一部の国が人間の遺伝子を標的とした致死性の兵器で「武装」していると主張し、中国の国家機関がそのような脅威について公に言及したのは初めてだ。

国家安全部は公式微信アカウントへの投稿で、一部の国が「不純な動機」で中国人を標的にしていると述べた。

同部はこれらの国の名前や主張を裏付ける証拠は明らかにしなかった。

このような兵器の存在は、主流の科学界によって陰謀論として長年無視されてきた。

https://www.thegatewaypundit.com/2023/11/robert-f-kennedy-jr-vindicated-chinas-top-spy/

11/1The Gateway Pundit<“In My Opinion, He Fundamentally Hates Humanity – He’s Doing Things to Erode the Fabric of Civilization” – Elon Musk Blasts George Soros During Joe Rogan Interview (VIDEO)=「私の意見では、彼は根本的に人間性を憎んでいる – 彼は文明が作り上げてきたものを侵食している」 – イーロン・マスク、ジョー・ローガンのインタビュー中にジョージ・ソロスを攻撃 (ビデオ)>

左翼は確かに人間性というか道徳を憎む。究極のエゴイスト集団。

「彼は非常に困難な生い立ちを持っていました。そして私の意見では、彼は根本的に人間性を憎んでいます。それが私の意見だ」とマスク氏はローガン氏に語った。

マスク氏は自身の主張をさらに詳しく説明し、「犯罪の訴追を拒否する」地方検事の選挙におけるソロス氏の役割を指摘し、この戦略はサンフランシスコやロスなどの都市の法と秩序に有害であると考えた。

「彼は文明が作り上げてきたものを侵食するようなことをしている。犯罪の訴追を拒否する検察官を選出させることです。おそらくそれがサンフランシスコやロサンゼルス、そして他の多くの都市の問題だろう」とマスク氏は付け加えた。

ローガン氏が、この対立は「人類」に向けられたものなのか、それとも米国全体に向けられたものなのかと尋ねると、マスク氏は「彼は他国にも物事を進めようとしている」と答えた。

マスク氏は、「彼は基本的に、他の人が気づかない金額に見合った価値を見つけるなど、裁定取引を見つけるのが得意だ」と指摘した。「そこで彼が気づいたことの 1 つは、地方選挙の方が全国選挙よりも金額に見合った価値がはるかに高いということでした。最もコストパフォーマンスが低いのは大統領選挙だ。次に費用対効果が低いのは下院選挙より上院選挙だ。」

彼は続けた、「しかし、一度市や州の地方検事に話を聞くと、彼らはお金の価値を非常に高く評価しており、ソロスは実際には法律を変える必要がないことに気づいたのです。法執行の方法を変更するだけです。誰も法律どおりに執行しなかったり、法律が差別的に執行されたりすれば、それは法律を変えるようなものです。」

https://www.thegatewaypundit.com/2023/11/elon-musk-blasts-george-soros-during-joe-rogan/

11/1The Gateway Pundit<Breaking: James Comer Exposes How Joe Biden Received $40,000 from the $5 Million Hunter Biden’s Laundered China Money (VIDEO)=速報:ジェームズ・カマー、ジョー・バイデンがハンター・バイデンの500万ドルのチャイナマネーから4万ドルを受け取った経緯を暴露(ビデオ)>

腐敗と無能がバイデンの代名詞。

ジェームズ・カマー委員長(共和党、ケンタッキー州)の指導の下、下院監視・説明責任委員会は、バイデン家が関与した一連の複雑な金融取引を示唆する新たな調査結果を明らかにした。ビデオリリースと付随する銀行記録を通じて提示されたこれらの暴露は、ジョー・バイデンが中国から発信された資金から間接的に利益を得たことを示している。

2017年の夏、ハンター・バイデンと中国共産党(CCP)と関係のある中国のエネルギー会社CEFCの社員レイモンド・チャオとの間で一連のメッセージが交換された。この通信では、ハンターが会話中に父親のジョー・バイデンが同席していることを示唆しながら、1,000万ドルの資本金の支払いを要求したことが明らかになっている。

2020年9月の上院報告書「ハンター・バイデン、ブリスマ、汚職:米国政府政策への影響と関連する懸念」と題された報告書は、2017年8月初旬に中国企業CEFCからハンター・バイデン関連企業2社に500万ドル以上が送金されたと報告している。それは、2017年7月30日にハンター・バイデンが中国のビジネス関係者ヘンリー・チャオに、ハンターの父親ジョー・バイデンが自分と一緒に「ここに座っている」と主張する脅迫的なWhatsAppテキストメッセージを送ってからわずか数日後のことだったことが判明した

WhatsAppのメッセージは、下院歳入委員会が公開したIRSの内部告発声明と証拠のパッケージの一部として明らかになった。

「私は父と一緒にここに座っていますが、私たちはなぜ約束が果たされなかったのか理解したいと思っています。手に負えなくなる前に、今すぐ解決したいとディレクターに伝えてください。今ということは今夜のことです。そして、Z、あなた、張さん、会長以外のこの件に関係する人から電話やテキストメッセージを受け取ったら、私の隣に座っている男性と彼の知り合い全員との間で、私が永遠に秘密を保持できるかどうかを確認します。私の指示に従わなかったことを後悔するだろう。私はここに座って父からの電話を待っています。」

2017年8月8日、CEFC傘下の中国企業であるノーザン・インターナショナル・キャピタルはハドソン・ウェストIIIに500万ドルを送金した。このベンチャーは、ハンター・バイデンとCEFCのアソシエイトであるゴンウェン・ドンによって共同設立されました。同じ日に、ハドソン・ウェストIIIは、ハンターが所有する法人であるPCのオワスコに40万ドルを送金した。数週間のうちに一連の送金が行われ、最終的には大統領の義妹であるサラ・バイデンが「ローン返済」と銘打ってジョー・バイデンに4万ドルの小切手を切った。

https://www.thegatewaypundit.com/2023/11/rep-james-comer-exposes-how-joe-biden-received/

11/1Rasmussen Reports<Mass Shootings: Voters Want More Enforcement, Not New Laws=銃乱射事件:有権者は新たな法律ではなく、さらなる法執行を望んでいる>

民主党のような左翼政権が存在するのだから、憲法修正2条は擁護しないと。

メイン州での銃乱射事件を受けて銃規制への支持は高まっているが、大半の有権者は依然として新法が解決策ではないと主張している。

ラスムッセン・レポートの最新の全国電話およびオンライン調査によると、米国の有権者と思われる人の44%が、より厳格な銃規制がメイン州で最近発生したような銃乱射事件の防止に役立つと考えていることが判明しており、2022年5月にニューヨーク州バッファローで起きた銃乱射事件後にそう答えた40%よりも増加して いる 。しかし、49%は依然として銃規制の強化がこうした銃撃事件の防止に役立つとは考えていない。

https://www.rasmussenreports.com/public_content/politics/biden_administration/mass_shootings_voters_want_more_enforcement_not_new_laws?utm_campaign=RR11012023DN&utm_source=criticalimpact&utm_medium=email

11/2阿波羅新聞網<习近平想借美国给中共续命=習近平は中共の延命のために米国から融資を受けたい>中国と米国は、習近平国家主席が11月のAPEC首脳会議中にバイデンと会談することで大筋合意した。アナリストらは、国際紛争が激化し、中国の国内経済が暴落し、大事が今日まで続く中、習近平が米国訪問に熱心なのは、米国の力を借りて中共の延命と危機の緩和を図りたいと考えているから。

現在、中共は四面楚歌である:不動産危機、地方債務危機、金融危機、外資の大量撤退、失業率の急上昇、疫病の頻発に加え、上層部の熾烈な内部抗争、ぐらついている共産党の赤いビルはいつ崩壊してもおかしくない。習近平自身も危険にさらされており、習近平暗殺に関する古くからの予言が現実となる可能性がある。 反体制派の掃討や軍の粛清を精力的に行っているが、安全は得られていない。

国際的には、共産主義イデオロギーの輸出、サプライチェーンの独占、南シナ海・東シナ海・台湾海峡の安全の脅威、北朝鮮やロシアとの邪悪な同盟関係の確立など、中共の世界戦略の拡大が米国主導の西側自由社会にハイテクと軍事の封じ込めを齎した。2022年10月に米国国防総省が発表した国防戦略報告書では、中共を米国の最大の戦略的競争相手とみなしており、ロイド・オースティン国防長官は、中共を唯一の戦略的競争相手であると指摘した。

数々の危機に直面している習近平は、米国と良好な関係を築くことによってのみ圧力を緩和できることを知っている。中共の歴史の中で、いくつかの大きな危機が発生した後、米国は中共の危機解決を「支援」した。

中共はあらゆる重大な危機において米国に援助を求めるだろう。

歴史的に、中共は大きな危機に遭遇するたびに、米国に頼って危機を解決し、窮地から抜け出してきた。

左翼のバイデン政権は対中強硬派を演じているが、フリをしているだけ。トランプに変わらないと本気で締め上げることはない。

https://www.aboluowang.com/2023/1102/1972986.html

11/2阿波羅新聞網<中共武汉举行“器官获取组织大会” 网友激愤大骂恶魔聚会=中共は武漢で「臓器調達組織大会」開催 ネチズンは悪魔の集会を怒り罵る>中共は最近、武漢で「人体臓器調達組織大会」を開催したが、公式メディアの報道はなかった。いわゆる「臓器調達組織」は、中共国家衛生計画委員会の統一指導の下にある組織で、人間の臓器の入手、保存、輸送を担当しており、臓器移植の分配に深く関わっている。関連する 2 つの Weibo レポートの下のコメント領域には、この会議に対する中国のネチズンの見解が示されている。ネチズンは「テロ組織」「肉屋」「悪魔の大集会」などと罵った。「臓器調達組織」という名称が「怖い」「不気味」という指摘もあった。

違法摘出=殺人や臓器売買が問題。中共が人道を考えてすることはない。総て儲けのため。

https://www.aboluowang.com/2023/1102/1972995.html

11/2阿波羅新聞網<传300万人悼李克强 北京“严厉批评”安徽省委=300万人が李克強を悼むと伝わる 北京政府は安徽省党委員会を「厳しく批判」した>10/27に元中共首相の李克強が急死した後、多くの人々が自発的に李克強の旧居である安徽省合肥や彼の祖先の故郷である安徽省滁州市定遠を哀悼のため訪れた。哀悼の波が北京の高官らを激怒させ、安徽省党委員会が「厳しく批判」され、省党書記が辞任しなければならない可能性があると言われている。

習の肝っ玉の小さいこと。中国語で“胆小”と言う。

https://www.aboluowang.com/2023/1102/1972920.html

11/1阿波羅新聞網<真的没钱了!大陆江苏政府鼓励公务员“离岗创业”= 本当にお金がない!中国の江蘇省政府は公務員に「仕事を辞めて自分の事業を始める」よう奨励している>中国が経済危機に直面し、公務員試験の受験者数が過去最高に達している中、江蘇省政府は財政負担を軽減するために公務員の離職と自分の事業を始めるよう奨励していると報じられている。3年以内は人的関係が維持されるだけでなく、元の部署で社会保険や職域年金に引き続き加入でき、通常の昇給も受けられる。

焼け石に水では?

https://www.aboluowang.com/2023/1101/1972907.html

11/1阿波羅新聞網<大惊! 习近平再次帮民进党助选!—细数各种手段后果 学者:果然没让人失望,习近平再次帮民进党助选!=驚愕!習近平がまたしても選挙で民進党を支援! ―さまざまな手段の結果を分析する 学者「本当に期待を裏切らない。習近平は再び選挙で民進党を支援している!」>2024年の選挙まであと70日以上残っているが、中国は対外的には共軍機や艦船を利用して台湾を撹乱し続けている一方、台湾国内ではさまざまな選挙干渉手段を用いて台湾の選挙に影響を与えようとしている。学者の范世平は、「本当に期待を裏切らない。習近平は再び選挙で民進党を助けている!彼の“総加速師”という称号は、決して虚名ではない」と率直に語った。

范世平は、2000年から中国の朱鎔基首相は公の場で台湾国民に民進党に投票しないよう叫んでいたが、陳水扁の当選後はその教訓を学び、中国は台湾の選挙に干渉しなくなったと指摘した。 意外なことに、習近平が権力を握った後、彼は以前のやり方に戻り、それを楽しむことさえあった。

2016 年の選挙前、習近平は馬英九と「馬習会談」を行い、両国の政治交渉が始まり、統一が差し迫っていると感じさせた。当然、台湾人はこれに不安を感じ、蔡英文に投票した。選挙前日には「スターの周子瑜が謝罪」という動画も公開され、黒服を着た周子瑜は「中国は一つ、台湾海峡の両岸は一つ。私は自分を中国人と思い、いつも誇りに思っている」と涙ながらに語った。

その結果、台湾は大騒ぎになり、最終的に習近平は蔡英文を高得票で総統に選出しただけでなく、民進党が初めて立法院の議席の過半数を獲得した。“総加速師”という称号は、決して虚名ではない。

范世平は、2020年の総統選挙で再び民進党を「支援」したと指摘し、2019年1月には「一国二制度台湾計画」を提案し、台湾国民の嫌悪感を極度に高めた。

李克強は10/27に68歳で死去した。外界は彼の死は異常なものであり、習近平が殺害の命令を下した可能性すらあると思っている。中国メディアがすべて沈黙するのも不思議ではない。野蛮でならず者な政権に対して、我々は「両岸にある一つの家族」になりたいのか?習の取り巻きである秦剛外相や李尚福国防相さえも倒されたのに、虎の皮を求める者たちとどうやって平和を求めるのか?それはどのような平和なのか?范世平は台湾には「中国に抵抗し台湾を守る」以外に道はないと強調し、台湾国民に中共政権の本当の姿を見せてくれた習近平に感謝した。

習が応援する候補より、頼清徳が総統になってほしい。

https://www.aboluowang.com/2023/1101/1972853.html

11/1阿波羅新聞網<北朝鲜“快没钱”了!全球多处驻外使馆将关门=北朝鮮は「資金が尽きかけている」! 世界中の多くの大使館が閉鎖される>メディア報道やアナリストによると、北朝鮮はスペイン、香港、多くのアフリカ諸国を含む最大12の海外大使館を閉鎖する準備を進めており、この措置により、世界中の北朝鮮大使館の25%近くが閉鎖される可能性がある。ロイター通信によると、韓国統一省は昨日、北朝鮮の最近の外国大使館閉鎖は、孤立した同国が国際制裁のせいで海外で稼ぐのに苦労していることを示していると述べたと報じた。

中ロも北への支援ができないと見える。

https://www.aboluowang.com/2023/1101/1972881.html

何清漣 @HeQinglian 13m

米国と欧州の経済の乖離はますます大きくなっている。

https://cn.wsj.com/amp/articles/%E7%BE%8E%E6%AC%A7%E7%BB%8F%E6%B5%8E%E6%AD%A3%E6%97%A5 %E7%9B%8A%E5%88%86%E5%8C%96-f351ac1a

米国と欧州の経済格差は拡大しており、戦争の余波が欧州の経済見通しに圧力を加えるにつれ、欧米の経済成長とインフレの軌道は違ってきている。

ロシア・ウクライナ戦争以降、欧州では米国よりもエネルギーと食料の価格が上昇し、家計の購買力が低下している。 …もっと見る

何清漣 @HeQinglian  9時間

このダイ(中国人の姓)は自分を部外者とは思っていない。

私はBLMでもイスラム教徒でもLGBTQI+でもないので、自分が差別の連鎖のどの位置にいるのか分からない。

彼が訓戒を受けて釈放されることを願っている。

引用

John Zhang🇺🇸🇺🇦🇬🇧 @JohnZhangSV 20h

11月1日:コーネル大学の学生がユダヤ人学生を脅迫したとして逮捕される

パトリック・ダイはコーネル大学の3年生です。彼はキャンパスのSNSで反ユダヤ主義的な発言をし、ユダヤ人を標的にするためにキャンパスに銃を持ち込むと脅迫したため、司法省によって起訴され、最長で懲役5年と罰金25万ドルが科せられる。

残念ながら彼もまた中国人です。 彼が育った環境や、なぜユダヤ人を嫌うのかは分からない。 …もっと見る

中国人が基本的に持つ人種差別意識と中共の洗脳によるものでしょう。

広橋氏の記事では、郭台銘は出馬取りやめで、藍白連合軍ができるかどうか?出来るとすれば、侯総統・柯副総統になるのでは。柯の民衆党は組織の基盤ができていないと言われており、国民党に乗っかれば立法議員選挙に本当にプラスになるのか?そもそも柯は民進党と国民党の二大政党を批判して支持を伸ばしてきた。藍白連合はそれこそ野合になるのでは。今月20~24日が総統候補の届出期間なので、それまで様子を見たい。民進党の副総統も期待して見ておきたい。

記事

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各陣営の思惑が入り乱れ白熱する選挙戦を、台湾の有権者は独特のバランス感覚で冷静に見つめている。台湾総統選に出馬表明した鴻海精密工業創業者の郭台銘氏(写真:ロイター/アフロ)

(文:広橋賢蔵)

来年1月の台湾総統選では、同日投票の立法委員(国会議員)選挙にも注目する必要がある。現地の政治学者・鄭子真氏は、台湾の有権者が独特のバランス感覚で「総統選では与党に、立法委員選挙では野党に」という分裂投票を行うだろうと予想する。また、現状では与党候補が有利な総統選も、いまだ決まっていない各陣営の副総統候補の顔ぶれと、12月の公開討論会の成り行き次第で流れが変わる可能性がある。

2024年1月13日の台湾総統選挙まで3カ月を切ったが、主要3候補ともいまだ副総統候補者を明らかにしておらず、互いを牽制しながら情勢の変化を見極める準備段階が続いている。

10月1日~3日に三立メディアグループが行った世論調査では、蔡英文総統の後継者である与党・民進党の頼清徳候補(現副総統)が30.9%で1位、第三極・民衆党の柯文哲候補は2位の24.2%をキープ、野党・国民党の侯友宜候補が17.8%、鴻海科技・鴻海精密工業の創業者である郭台銘候補が11.6%、未表明15.5%という結果になった。

現状をどう読み解いたらいいのか。台北の私立大学・中国文化大学政治学科の鄭子真教授(49)に、今後の各陣営の動きも含めて占ってもらった。

郭台銘氏は11月に撤退の可能性も

台湾の政治情勢に精通する鄭子真教授は、「中国との友好か台湾の主権独立かという、二つのイデオロギーに分かれる従来の選挙の構図が崩れ始めてきている」と語る。

「次の選挙は『分裂投票』になるのではないかと予想します。つまり、総統には現与党・民進党の候補者を選ぶけれども、同時に行われる立法委員(国会議員に当たる)選挙では非与党である国民党や民衆党に投票する。台湾人特有のバランス感覚が発動されるのです。

昨年末の地方選挙による与党民進党の敗北、そして前台北市長の柯文哲氏が率いる民衆党の躍進を考慮しても、必ずしも票が現与党に集中するとは言えない」

分裂投票とは、複数の公職人を選ぶ選挙の中で、有権者が違う政党や無党派の候補者に票を分散してひとつの党に集中させないことを指す。二大政党が拮抗しており、さらに総統が直接投票で選ばれる台湾では、しばしば起こり得る現象だ。以下、各党・候補者の動きについて、鄭教授に一問一答の形で聞いた。

――総統候補4人のうち、後ろ盾となる政党を持たない郭台銘氏がキャスティングボートを握る可能性は?

先日、郭氏の連署運動の現場を取材しました(注:郭氏は無所属のため、出馬には一定数の有権者からの署名が必要となる)。約29万人の署名が必要なのですが、10月1日の時点で20万人台でしたので、伸び悩んでいるなと感じました。

10月4日にようやく規定数を達成して、総統選挙への参加が正式に認められ、6日時点で30万人を超えましたが、当初は100万人を突破すると豪語していただけに、この数字には本人も満足していないのではないでしょうか。政権への道はそう甘くはありません。政治家としての実績や政党に所属したことがない企業家の郭氏に、有権者が台湾の未来を託すことはないと考えます。

――そもそも郭氏の出馬理由については様々な憶測が飛び交っています。中には、民進党を当選させたい意向を固めたアメリカから「選挙を撹乱させよ」という密命を受けて立候補したなどという説もあります。

郭氏の目はアメリカではなく、むしろ中国に向いていると思います。現在の選挙活動は、中国側に対して自分の影響力を見せるいいパフォーマンスになります。彼にとって当選するかどうかは二の次で、中国寄りの政策を並べて、ある程度の支持層を得られた、ということを中国側に見せつければ成功です。そうすることで、中国国内にある自身の巨大な企業資産を守り抜く。そこへ全神経を傾けていると見るべきです。

形勢次第では、11月のどこかのタイミングで総統候補を辞退する可能性もあるのではないかと思います。

絶妙なバランスを取るための分裂投票

――世論調査でトップを走り続ける与党・民進党の頼清徳陣営ですが、10月10日の国慶節(中華民国の革命記念日)における蔡総統最後のスピーチでは、中国を刺激する発言は消え、平和路線と現状維持を強める党の姿勢が表れました。

具体的には、先月進水式が行われた国産潜水艦の完成で抑止力が高まったと冒頭で強調し、年金改革や住宅政策などが成果を上げた、グリーンエネルギーの発電量が原発を上回った、GDP(域内総生産)がこの7年で17.5兆台湾元から23兆台湾元に成長したなどとアピールしました。その一方で、中国批判は影をひそめ、北京当局との平和共存の道を強調しました。

注目される野党同士の連携が進まない現状で、頼陣営にはやや余裕があるようにも見えます。

頼清徳陣営がとても穏やかな動きに見えるのは、今年8月の訪米の際、独立を匂わせるような過激な主張を唱えないようにと、アメリカから釘を刺されたからではないでしょうか。以前は急進派としての動きが目立った頼氏でしたが、野党陣営が不祥事などで評判を落とす中、元々あった激しさは影をひそめて、着実に地固めをしているように見えます。

――民進党にも8年間の与党としての政治で、不祥事、汚職、女性問題などが数多く報じられ「腐敗が目に余る」という批判があります。そういった声は総統選には大きく影響しないのでしょうか?

最近では、民進党議員のセクハラ事件が次々に告発されました。また輸入卵をずさんな管理で廃棄処分したことが発覚し、与党側は苦しい立場となりました。民生用品に関することですから、汚職などよりも民間にダイレクトに伝わります。国民党側はそこを集中的に攻撃しました。それでも、メディアを通じた情報戦は、民進党の方が上手に操作している感があります。

20年も与党の座にあれば民進党も国民党になる、ということは有権者も分かり始めているでしょう。スキャンダルには飽き飽きとしていて、単に「既存の事実」として捉えられ、「与党としてきちんと仕事をしているのか」ということのほうが重視されます。直近では、国民党系の議員が建造中の潜水艦に関する機密を中国に漏洩したという疑惑で、国民党の支持率が落ちています。そういった敵失も手伝い、頼氏は候補者の中で優位を保っています。

――総統選で与党が優位であるにもかかわらず、立法委員選挙では野党が勝利すると予想する理由を教えてください。

人々は効果的な経済刺激政策による、豊かで安心できる政治を望んでいます。民進党の基本的な政策スタンスは、中国の軍事的な圧力に対する防衛体制を強める一方、経済については現状維持志向です。この8年間、与党が推進する政策で経済が目に見えてよくなった実感はありません。新型コロナウイルスの流行を初期段階で抑えた功績が、もはや何のプラス要因にもなっていないということは、前衛生福利部長の陳時中氏(実直なコロナ対策で一躍名を馳せた)が台北市長選で敗北したことでも明らかです。

蔡政権の8年に不満を持つ有権者は、期待も込めて、新進の民衆党にチャンスを与えようとする。国民党も2022年の地方選挙に勝利した余勢で得票数を伸ばす。結果、立法院の野党候補者の当選者数が増え、民進党にお灸をすえるわけです。

国民党と民衆党の連立は1カ月以内に結論か

――国民党の侯候補の支持率は下降気味ですが、対照的に第三極の民衆党・柯文哲氏が盛り返してきています。SNSを駆使した若者向けの宣伝活動が功を奏しているのに加え、柯氏自身の明快な弁舌が、他の候補よりも頼もしく聞こえるといわれています。

今までの総統選は、中国との友好か、台湾の主権独立かで真っ二つに分かれていました。しかし近年では、そういったイデオロギー対立の構図が崩れ始めており、柯候補は双方のイデオロギーの崩れた部分の受け皿になっている観があります。時流に乗った民衆党は、国民党と連立を組んで民進党を打破しようというくらい大きなうねりとなりました。

藍白(国民党=藍、民衆党=白という党カラーを表す)連立の動きが具体化しつつある今、国民党には2つの選択肢があります。民衆党が順調に支持層を増やし、まだ伸び代があると見たら連立を組む。逆に11月までに民衆党の支持率が下落するか、柯氏がどうしても副総統候補に甘んじないようなら、単独で民進党に挑むというものです。柯氏としても、この1カ月の間に決断を迫られるはずです。

現時点での総統選の構図は、候補者が三つ巴になった2000年の選挙に似ています。当時は第三勢力だった無所属の宋楚瑜氏が国民党の連戦氏と票を取り合う形となり、民進党の陳水扁氏が当選しました。今回は国民党が、第三勢力に当たる民衆党と票の奪い合いになることを避けるため、連立のシナリオも視野に入れているのです。

台湾人は効果的な経済刺激策を求めていると分析する鄭教授(筆者撮影)

ただし、柯文哲氏が台北市長としての8年間でどんな実績を出したのか、というのは、一台北市民としての私の目から見ても疑問です。台北ドーム(台北市内に建設中の大規模施設)はいまだに完成していないし、人材登用もうまくいっていない。多くの首長を指名するものの、成果も出ないままトップが次々と替えられていく。指名された首長たちが柯氏のやり方についていけないのか、そもそもの人選が悪いのか、歯車が噛み合っていませんでした。チームが巧くまとまっているかというのは、組織を動かすのに大事な要素です。

2022年の市長選挙では、元副市長の黄珊珊氏が民衆党の支援を受けて出馬したものの落選しました。本来なら当選する実力があった女性ですが、台北市民が柯文哲氏に辟易していたので、票が伸び悩んだとも言えます。

今後の注目は副総統候補の人選と12月の討論会

――選挙の流れを決める大きな節目はいつ頃、どんな形で訪れますか?

国民党と民衆党で総統と副総統のペアリングがまだ決まらないのは藍白連立の可能性があるためですが、民進党も副総統候補者を公表していません。女性候補として蕭美琴氏(駐米大使に相当)の名前も挙がっていますが、民進党内の派閥問題から蕭氏を推すことを渋る向きもあり、方針が定まっていない。具体的には、蕭美琴氏は頼氏とは意外と仲がよくない英派(蔡英文派)と目されていて、副総統より外交国防系の長の方が適しているのでは、という声があります。

11月24日までに立法委員選挙の候補者名簿が全て揃い、各候補の活動が活発に行われます。そして12月には総統候補同士が激突する公開討論会が2回行われることになるでしょう。そこでの各候補の主張が、どのように有権者に受け止められるかがカギになります。

討論会はテレビ中継されて視聴率も高く、直後の世論調査で差が出ることがよくある。2012年の総統選は国民党の馬英九氏と民進党の蔡英文氏の戦いでしたが、直前までそれほど差がなかった支持率が討論会後に国民党側へ傾きました。逆に2020年の蔡英文氏(民進党)対韓国瑜氏(国民党)では、韓氏が討論会で語った中国政策が民心を得ず、蔡氏当選に流れが動いたと言われました。

総統候補同士の2回の討論に加えて、副総統候補同士の討論も1回行われますので、そちらの人選も含めて注目する必要があります。

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今回の鄭教授へのインタビューは、10月3日に行ったものである。その後、10月22日に、郭台銘氏が経営する鴻海精密工業が中国当局から税務調査を受けるとの報道があり、同社の株価が大幅に下がる事態となっている。郭氏の出馬が民進党に有利に働いていると見た中国が、圧力をかけたのだろうか。台湾では「中国に進出している台湾企業を震え上がらせる効果がある」と報じられており、中国による選挙介入の一環とも読み取れる。いずれにしても、郭氏にとっては出馬が裏目に出たかもしれない。

日本と違い、台湾は総統直選制のため、選挙では毎回、大規模な集会が各地で繰り広げられる。加えて立法委員113名も改選するため、お祭り騒ぎさながらにエキサイトする。年末まで日々移り変わる政情の中、誰が政権を奪取することになるか、今後も現地から見守っていきたい。

広橋賢蔵
台湾在住ライター。台湾観光案内ブログ『歩く台北』編集者。近著に『台湾の秘湯迷走旅』(共著、双葉文庫)など。

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