『日本を守れるのか? 「NATO式」核共有の盲点 核抑止研究の第一人者、高橋杉雄氏が指摘』(3/29JBプレス 吉田 典史)について

3/28The Gateway Pundit<WAYNE ROOT: I Just Returned from Mar-a-Lago…and I Have Bad News for Democrats, America Haters and the Media: “TRUMP IS BACK!”>

確かに後3年、バイデン治政かと思うと憂鬱になる。不正選挙に手を貸した人達は全員獄に入れたい。

As I said to President Trump, “I love and appreciate you. I know you were the winner of the rigged 2020 election. After the disaster of Biden, I believe you’ll win the 2024 election by a large margin. But the real question is, can America survive another three years?”

https://www.thegatewaypundit.com/2022/03/wayne-root-just-returned-mar-lagoand-bad-news-democrats-america-haters-media-trump-back/

3/28The Gateway Pundit<Biden Snaps at Reporter: “Nobody Believes I Was Talking About Taking Down Putin! Nobody Believes That!” (VIDEO)>

綸言汗の如し。バイデンはよく噛み締めるように。

https://twitter.com/i/status/1508525427870023689

https://www.thegatewaypundit.com/2022/03/biden-snaps-reporter-nobody-believes-talking-taking-putin-nobody-believes-video/

3/28The Gateway Pundit<BREAKING: Maricopa County Complies with Arizona State Senate Subpoena & Attorney General’s Request>

どう言う展開になるのか?

Maricopa County has complied with the Arizona Senate’s subpoena ordering them to comply with the Arizona Attorney General’s requests.

https://www.thegatewaypundit.com/2022/03/breaking-maricopa-county-complies-arizona-state-senate-subpoena-attorney-generals-request/

3/29阿波羅新聞網<俄军没人收尸惨沦“狗粮”!志愿兵曝血腥画面3野狗啃尸=ロシア軍には死体を集める人がいなくて、悲惨にも「ドッグフード」になる!志願兵が血腥い写真を公開 3匹の野犬が死体を噛んでいる>ロシア・ウクライナ戦争は先月の2/24から1か月以上続いている。双方の交渉は合意できなかったものの、ロシアの攻勢は鈍化し、戦争は持久戦になる可能性がある。現在はインターネットの時代で、最前線の画面がネットを通じて広まり、米国退役兵のジェームズ・バスケスはツイッターに、ロシア軍は誰も遺体を集めなかったため、野犬に噛まれたという写真を投稿した。

遺体回収できない地で戦争すべきでない。

https://www.aboluowang.com/2022/0329/1727440.html

3/29阿波羅新聞網<普京重大让步!停火谈判放弃去纳粹和非军事化 乌有机会入欧盟—俄停火谈判让步 不提去纳粹和非军事化 乌有机会入欧盟=プーチンは大きな譲歩をする!停戦交渉はネオナチと非軍事化の放棄、EU参加の機会はある。–ロシアは停戦交渉で譲歩する。ネオナチ放棄と非軍事化は出さず、EU参加の機会はある。>事情をよく知る4人の関係者によると、ロシアはもはやウクライナの「非ナチ化」を要求しておらず、ウクライナが軍事同盟を結ばなければ、キーフがEUに加盟することを許可する準備ができているとFTは報じた。

本当であれば嬉しい。

https://www.aboluowang.com/2022/0329/1727428.html

3/29阿波羅新聞網<让中共付出巨大代价!蓬佩奥:习近平如攻击台湾 美国可这般—庞培欧:中如攻击台湾美可分享战略无需美军压境=中共に莫大な代価を払わせよう!ポンペオ:習近平が台湾を攻撃したなら、米国はこれを行うことができる–ポンペオ:中国が台湾を攻撃した場合、米国は米軍が国境を制圧する必要なしに戦略を共有できる>ワシントンのシンクタンクであるハドソン研究所でのオンラインイベントで、先月の台湾への旅行について語った元国務長官のマイク・ポンペオは、28日、ウクライナの情勢が北京のやり方を変える可能性があるが、台湾侵略の目標は変わらないと述べた。台湾は、台湾が十分な自衛能力を持ち、中共が台湾を奪うには莫大な代価を払うことを確実にするために、米国の支援や日本、オーストラリア、韓国との集団的安全保障の合意を確立することを望んでいる。

米国が決意したら日本もすぐ加われるように準備しておくべき。

https://www.aboluowang.com/2022/0329/1727396.html

3/29阿波羅新聞網<俄军崩溃!俄罗斯坦克至少297辆报销了 乌克兰竟比开战前还多48辆=ロシア軍は崩壊!少なくとも297両のロシア戦車が廃棄、ウクライナは開戦前より多く、48両の戦車がある>ロシアのウクライナに対する攻撃は何度も挫折し、ロシア軍は多くの犠牲を出しただけでなく、ウクライナ軍と民間人は多くの戦闘でロシアの武器、装備、戦車を鹵獲した。米国の「フォーブス」軍事記者デビッド・アックスは、戦況を追跡するオープンソースの軍事ウェブサイト「オリックス」からのデータを引用し、ロシアがウクライナに侵攻してから、ウクライナ軍は77台の戦闘車両を失ったが、敵の鹵獲分が117台あり、「開戦前よりも多くなった」。

日本将棋みたい。

https://www.aboluowang.com/2022/0329/1727401.html

3/29阿波羅新聞網<“中共已知普丁必败”!美专家:威胁侵台是装腔作势=「中共はプーチンが必ず負けることを既に知っている」!米国の専門家:台湾を侵略すると脅迫しているのは口だけ>ロシアのウクライナへの攻撃はまた、台湾の人々に「今日のウクライナは明日の台湾」と心配させた。しかし、米国の地政学専門家フリーマンは26日、中共の台湾侵攻は口先だけで、「攻撃できればとっくに行動を起こした」と指摘し、プーチンが必ず敗北することを中共が認識したため、米国との会談を行うことを決定した。

是非そうあってほしい。未来永劫。

https://www.aboluowang.com/2022/0329/1727341.html

3/29阿波羅新聞網<挺普亭侵乌 专家:习近平掌权9年多来最大失策=プーチンのウクライナ侵攻を支持したこと 専門家:習近平の9年以上の執政で最大の失敗>ロシアとウクライナの情勢は最近明らかに変わったが、専門家は、プーチンがウクライナとの戦争を開始する前に、習近平が与えた約束のようなものは、彼が権力を握って9年以上経つが、彼が行った最も危険で近視眼的なギャンブルであると指摘した。

どうせなら中共が崩壊するのが理想。

https://www.aboluowang.com/2022/0329/1727172.html

3/28看中国<“俄罗斯与乌克兰战争的真实伤亡数据”(图) 俄国防部公布1351人阵亡 泽伦斯基:俄军折损逾1.6万名士兵=ロシア・ウクライナ戦争の実際の死傷者データ」(図) ロシア国防省は、1,351人が戦死したと発表した。ゼレンスキー:ロシア軍は16,000人以上の兵士を失った>

https://www.secretchina.com/news/gb/2022/03/28/1001852.html

何清漣 @HeQinglian 11h

私の共産主義テストのスコアは、私が非共産主義者(14%)であることを示している。 https://idrlabs.com/cn/communism/14/result.php @idr_labs経由

idrlabs.com

私の共産主義テストの結果:

私の共産主義テストのスコアは、私が非共産主義者(14%)であることを示している。

小生の共産主義者度は10%。当然。google翻訳で24問。

URLは:https://www.idrlabs.com/cn/communism/14/result.php

何清漣 @HeQinglian 11h

ニュースを読むには、それを読んで古いニュースに関連付けることができる必要がある。たとえば、ブリンケンは数日前、中国がロシア軍に資金援助したという証拠はないと述べ、米国財務長官は経済制裁を課さず、一部の関税を免除すると述べた。結論は、中国は現在、米国とロシアの争奪のスイートスポットになっている。

米国はニンジンをぶら下げ、ロシアは丸め込もうとしている。

ロシアのラブロフ外相は、中国とロシアの関係は歴史上最も堅い結びつきであると述べた。

https://cn.reuters.com/article/russia-lavrov-china-relations-0328-mon-idCNKCS2LP0WK

引用ツイート

WSJ中国語ウェブ @ChineseWSJ 11h

米中関係は揺れて落ちそうであり、この数十年で見られない程悪化し、この状況下で、中国政府は、ウクライナ危機の間にロシアとの友好が欧中関係に害を及ぼす可能性があることを認識し、警戒し始めている。欧中関係は米中の闘争の間の緩衝作用をしている。 https://on.wsj.com/3DfMKj8

何清漣 @HeQinglian 11h

3/28のニュース:

「それはすべてロシアの文化だ!」、ドイツ駐在のウクライナ大使はドイツ大統領を非難する。https://p.dw.com/p/497tW

ロイター:

クレムリンは、恐らくロシアとウクライナの交渉が火曜日にトルコで始まると述べた。

ウクライナの国防副大臣は、ロシア軍は再編成されているが、前進することはできないと述べた。

プーチンはウクライナ側に戦闘停止を促す、さもなければロシア軍は押し続ける。

外国のリース会社がロシアにリースした飛行機は恐らく回収できない。

詳細を見たい場合は、タイトルを使って検索してください。

dw.com

「それはすべてロシアの文化だ!」、ドイツ駐在のウクライナ大使はドイツ大統領を非難する。

3/27、ドイツ連邦大統領府はウクライナを支援する連帯コンサートを開催したが、招待されたウクライナ大使は参加を拒否した。代わりに、彼はTwitterでドイツ大統領に、ロシアの音楽家をあまりにも多く招待したことを攻撃した。祖国がロシア軍に侵略されているとき、すべてのロシア文化に関心は持たないと強調した。

何清漣 @HeQinglian 3h

BBCの記者でさえ、バイデンの発言に焦った。見て:

《ウクライナ戦争:バイデンの「すぐ口から出る」発言はどれほど危険か》

https://bbc.com/zhongwen/simp/world-60901612

言い換えれば、左翼は嘘をつくのが習い性となり、自分の主張を押し通し、すぐにキャンセルする傾向があり、これらは習慣的な操作になり、毎日Twitterに掲載されている。あなたが自分でどうすることもできない力の強い人に出会ったとき、またはあなたが大きな災害となることを恐れているときだけ、あなたの家族の口を閉じさせる方法を知る。

引用ツイート

李江琳 @JianglinLi  3h

返信先:@Wu_Zhi、@HeQinglian

3回聞いても、彼が何を言いたいのか分からなかった。 「我々がプーチンを下ろそうとしているとは誰も信じていない」?

何清漣 @HeQinglian 7h

27日のNBCニュースの報道によると、新しい世論調査では、バイデンの全体の支持率が40%に低下したことが示され、就任式以降で最低を記録した。

米国人の70%以上が、国は今間違った道を歩んでいると考えている。

米国人の約60%は、国がロシアと既に戦争をしている、または戦争をしようとしていると考えている。

バイデンは喜ぶべき:米国人の22%は、国が正しい方向に進んでいると思っていると。

nbcnews.com

バイデンの仕事への支持は、戦争とインフレの恐れで大統領職として最低レベルに落ちる。

米国人の10人に7人は、ロシアのウクライナ侵攻に対する大統領の能力に低い確信しか持てず、新しいNBCニュースの世論調査でバイデンの支持率は40%に下がった。

何清漣 @HeQinglian 53m

《制裁は米国をどのくらい傷つけているのか?》

この記事は計算して、米国の制裁措置は、エネルギー価格を除いて、特定の人々のグループ(金融コングロマリットやロシアと取引を行う企業)を傷つけるが、残りの一般大衆にほとんど影響を与えない。

米国人は制裁を良く思わない、いずれにしても、インフレは戦前でも高かった。しかし、欧州人は膨張していると見ており、米国は乾いた土手に立っていて、我々欧州だけが水に沈んでいると思っている。

引用ツイート

フォーブス @ Forbes 1時間

制裁は家庭をどのくらい傷つけているか?https://trib.al/8EwWUJO

何清漣 @HeQinglian 1h

ペトロチャイナがロシアのガスを欧州に売るという記事は、中国がお金を稼ぐだけでなく、自らを欺き、ロシアからの天然ガスの輸入禁止の手を変えて、何倍ものお金を稼ぐこととなり、それはロシアからの輸入にはカウントしないのか?

資本主義はこのように計算方式は採らない。それは、中国文化大革命時の「資本主義の苗よりも社会主義の草を食べる方が良い」というのに少し似ている。

引用ツイート

Zhix  @Wu_Zhi  4h

返信先:@HeQinglian

喜びでいっぱいになる中国語の記事を見つけた👇

https://163.com/dy/article/H3IEFU390553251D.html?f=post2020_dy_recommends

何清漣 @HeQinglian 33m

進歩的な民主党員はバイデンが出した軍事予算に公開で反対する。

バイデンが2023年の予算案を発表した後、進歩派5人組は、「我々の最長の戦争が終わった後、民主党が両院を支配しているのに、大統領が記録的な軍事費を提案することはまったく受け入れられない。進歩派核心チームは月曜日にツイートした。

彼らが誰であるかを知るために記事を読んでください。

引用ツイート

Fox News  @FoxNews  38m

進歩派民主党員は、バイデンの提案した軍事予算に反対する。https://foxnews.com/politics/progressive-dems-speak-out-against-bidens-proposed-military-budget

何清漣 @HeQinglian 1h

ロシア・ウクライナ戦争は西側の平和主義外交政策を終わらせる。

https://sbs.com.au/chinese/mandarin/zh-hans/russia-ukraine-war-ends-west-s-pacifist-foreign-policy

グローバリゼーションが世紀の変わり目に達した後、2つのユートピアの理想が追加された:地球村-平和主義外交政府;グリーンエネルギー。 ロシア・ウクライナ戦争は、2つのユートピアの理想を終わらせた。 戦争はまだ終わっておらず、世界の能力のある国は、軍備を増やし、核兵器を開発することさえ検討し始めている(日本など)。

武器産業は大きく発展するだろう。

sbs.com.au

【視点】ロシア・ウクライナ戦争は西側の平和主義外交政策を終結させた。

吉田氏の記事で、「非核3原則」は佐藤栄作首相時代の政策で、法律ではないのだから、時代や環境の変化に合わせて、柔軟に変えるべきと思う。政治家まで官僚と同じく、前例踏襲する必要はない。全部撤廃して、戦争抑止力を持つ核を日本も持つべき。

ただNPTとの関係もあり、最初は核共有から入り、日本で中距離ミサイルに搭載できるものを作って米軍と共有し、やがて日本のものとするのはどうか。

国民の意識が変わらないとダメ。左翼のプロパガンダに洗脳されてきたから大変。原爆被害を受けた日本だから核を持つ権利があるとハッキリ世界に言わないと。岸田では望むべくもないが。

記事

ドイツを訪れたNATOのストルテンベルグ事務総長(左)。ドイツは国内に米国の核兵器を配備している(2022年3月17日、写真:代表撮影/ロイター/アフロ)

 報道によると、安倍晋三元首相は派閥の会合で「ウクライナが核共有を実施しているNATO(北大西洋条約機構)に加盟していれば、ロシアの侵攻はなかったのではないか」と指摘し、日本も議論を進める必要があると発言したという。それに呼応するかのように、自民党の一部の議員が、アメリカの核兵器を日本に配備して共同運用する「核共有」(核シェアリング)について国内でも議論すべきと発言している。日本は核共有を行うべきなのか? 核抑止研究の第一人者である防衛省防衛研究所の高橋杉雄氏にうかがった。(吉田 典史:ジャーナリスト)

核兵器が使われやすくなってきた

──高橋さんは、ロシアのウクライナへの軍事侵攻よりも前に、「核兵器が使われやすい時代になりつつある」と指摘していました。その理由をお聞かせください。

高橋杉雄氏(以下、敬称略) 核兵器が使われるリスクが米ソ冷戦時代より高くなっている要因はいくつかあります。

1つめは、現在は核戦争が起きたとしても世界が滅びることはなくなっているのです。例えば朝鮮半島有事となって北朝鮮が核を使えば、韓国や日本は大きな被害を受けます。しかし、世界が滅びることはないと思います。冷戦時には、核戦争が起きた場合、米ソの全面戦争となり、地球が滅びると考えられていました。そのため核兵器を使うことのハードルが高かったわけですが、最近は下がってきていると捉えられます。

2つめは、アメリカの軍事力の強さの副作用とも言えるものです。冷戦崩壊時に、米軍は通常戦略において圧倒的な優位を獲得しました。例えば、イラクとの湾岸戦争(1990~91)ではハイテク兵器の力を世界に見せつけました。すると、通常兵器が劣るロシアは、コソボ空爆(1999)あたりからハイテク兵器に対抗するために核戦力を強化する方向に向かいました。

3つめの要因として中国が挙げられます。中国も湾岸戦争やコソボ空爆の影響を受け、精密誘導兵器を重視した戦略のもと、攻撃の精度を上げ、今やピンポイント攻撃ができるようになっています。低出力の核兵器もピンポイントで使えるようになっていると思われます。いわゆる「使える核」を持ったということです。

さらに4つめの要因として、アメリカの現状が挙げられます。アメリカの通常兵器の優位な立場がゆらぎつつあるのです。現在のアメリカの通常戦力は、ロシアと中国を同時に相手にするには不十分と考えられています。例えば現在のウクライナ戦争に米軍を派遣すると、中国が台湾を攻撃した場合の対応が難しくなります。その場合、抑止力は核兵器に頼らざるを得なくなります。

ロシアのプーチン大統領が核兵器の使用をほのめかすのは、ロシア軍よりも通常兵器で勝るNATOやアメリカの軍事介入を阻止するためと考えられます。現時点ではロシアが核兵器を使用する可能性は低いのですが、今後の状況次第では、その可能性が高くなることもあり得ます。

核共有の目的はアメリカが同盟国を安心させること

──日本で一部の政治家やメディアが「アメリカと日本との核共有を検討すべき」と唱え始めました。どのように見ていますか?

高橋 核共有は、アメリカとNATO加盟国のドイツ、イタリア、ベルギーなど一部の国の間で行われています。大きな目的は、アメリカの同盟国の政府や国民の不安を取り除くことです。その不安とは、例えばロシアから軍事攻撃を受けた時に、アメリカが同盟国のために核兵器を使用してくれるだろうか、といったものです。

そこで注意すべきなのは、核使用の決定権はアメリカにある、ということです。

例えば、ドイツがロシアから攻撃を受けたとします。その際、アメリカ政府とドイツ政府の間で合意ができれば、在ドイツ米軍が保有する核弾頭をドイツの飛行機が搭載し、攻撃を行います。

一方、両国政府間で一致しなかった場合、例えばドイツが核弾頭を「使いたい」と思ってもアメリカが「使うべきではない」と判断したら、使えません。アメリカの核弾頭ですから、アメリカの同意なくして使うことはできない。

逆に、アメリカが「使いたい」と思い、ドイツは「使いたくない」と考えた場合、アメリカは米軍の航空機やミサイルで核弾頭を使います。アメリカの「使いたい」という意思決定に対してドイツは拒否権がありません。

日本で核共有の議論をする場合、この構造を心得たうえで議論を進めることが大切です。中国や北朝鮮との有事の際に、アメリカが「核ミサイルを発射しない」と判断した時、日本側が「それでも発射できる」と考えるのは大きな間違いです。あくまで、核共有の効果はアメリカが日本政府や日本国民を安心させることにあります。

NATO方式にとらわれる必要はない

──日本とアメリカの核共有は必要でしょうか?

高橋 最終的には国民が決めることです。多数の日本人が、米軍の核兵器が日本国内にないと安心できないと思うならば核共有は必要でしょうし、核兵器はなくても安心というならば不要でしょう。

ただし核抑止の専門家の立場からすると、日本の現状や周辺国の状況を考慮すれば、NATO型の核共有をアメリカと行ったとしても、中国や北朝鮮、ロシアへの抑止力が直接的に上がるとは言えません。そもそも、アメリカがNATOとの核共有のように、日本に航空機配備型の核弾頭を配備したいと考えているとは、私は思いません。近い将来配備する理由もないように思います。

前述した通り、ICBMや SLBM のほうが発射までの時間ははるかに速く、効果があるわけです。中国や北朝鮮、ロシアに対する抑止力を上げるならば、より効果的な他の方法があるはずです

日本での核共有の議論を見聞きしていると、現在のNATOの姿を前提としているように感じますが、それにとらわれる必要はないのではないでしょうか。東アジアの情勢を考えると、その形が適しているとは私は思えません。

むしろ、例えば有事の際に、自衛のために核兵器を使う意思決定や、実際に使わなければならない時に協力するメカニズムを共有することも核共有と捉えてよいのではないでしょうか。日米で話し合い、意思を統一して有事に対応しなければ抑止にはならないはずです。

──核共有をするうえで「非核三原則」(核を保有しない、製造しない、持ち込ませない)は障害になるので、「持ち込ませない」を外した「非核二原則」に変えたほうがいいといった考えもあります。

高橋 それは国会で判断すべきことだと思います。民主党政権時代の2010年、当時の岡田克也外務大臣が国会で「(米軍の)核の一時的寄港を認めないと日本の安全が守れない事態が発生すれば、その時の政権が命運を懸けて決断し国民に説明する」と答弁しています。基本的には、この考えでいいのだ、と私は思います。

◎高橋 杉雄(たかはし・すぎお)氏
1972年生まれ。1995年、早稲田大学政治経済学部政治学科卒業、97年に同大学院同研究科同課程修了(政治学修士)、同年に防衛研究所入所。2006年にジョージワシントン大学コロンビアンスクール修士課程修了(政治学修士)。現在、防衛省防衛研究所防衛政策研究室長。専門は国際安全保障論、現代軍事戦略論、日米関係論。著書に『新たなミサイル軍拡競争と日本の防衛』(並木書房)、『「核の忘却」の終わり: 核兵器復権の時代』(勁草書房)など。

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