『株大暴落で春節を祝う気になれない中国人、中国版紅白は「台湾上陸作戦」を連想させるヤバい演出で不穏なムード満載  中国人が大晦日を祝う「除夕快楽」というメッセージに秘めた「危ない」意味とは?』(2/16JBプレス 福島香織)について

2/15The Gateway Pundit<Elon Musk Moves SpaceX’ State of Incorporation from Delaware to Texas, Urges Other Companies to Follow Suit=イーロン・マスク氏、スペースXの法人設立をデラウェア州からテキサス州に移し、他の企業にも追随を促す>

民主党の州では治安も悪く、安心して住めない。共和党の州の引越し、民主党の州の財源を少なくした方が良い。

デラウェア州での法的挫折に対する大胆な対応として、スペースXのCEOイーロン・マスク氏は、航空宇宙会社の設立法人をテキサス州に移転すると発表した。この動きは、デラウェア州裁判所がテスラにおけるマスク氏の前例のない560億ドルの報酬パッケージを無効としたことを受けて行われた。

「SpaceX は法人設立の州をデラウェア州からテキサス州に移しました。あなたの会社がまだデラウェア州で法人化されている場合は、できるだけ早く別の州に移ることをお勧めします」とマスク氏はXで宣言した。

スペースXの法人登記の移転は、マスク氏がCEOを務めるテスラでのマスク氏の報酬に対する最近のデラウェア州裁判所の判決に対する重要な反応を示している。

この報酬は企業幹部に与えられた史上最高額であり、マスク氏が世界で最も裕福な個人の一人に上り詰めるのに重要な役割を果たした。

https://www.thegatewaypundit.com/2024/02/elon-musk-moves-spacex-state-incorporation-delaware-texas/

2/15Rasmussen Reports<Most Judge Biden’s Presidency a Failure=多くがバイデン氏の大統領職は失敗だったと判断>

有権者の過半数は、ジョー・バイデン大統領のWH在任期間は失敗だったと考えているにもかかわらず、ドナルド・トランプ前大統領の任期は成功だったと考えている。

ラスムッセン・レポートの最新の全国電話およびオンライン調査によると、米国の有権者と思われる人の40%がバイデンのこれまでの任期が成功していると信じており、その中にはバイデンの大統領職が完全に成功したと考えている9%も含まれている。 58%がバイデン大統領の就任は失敗だったと見ており、その内40%は完全な失敗だったと考えている。

https://www.rasmussenreports.com/public_content/politics/biden_administration/most_judge_biden_s_presidency_a_failure?utm_campaign=RR02152024DN&utm_source=criticalimpact&utm_medium=email#google_vignette

2/16阿波羅新聞網<一个比一个狂!川普当选后多项新政曝光=どれもこれもクレイジーだ! トランプが大統領当選後の多くの新しい政策が明らかになった>今年の11月には米国大統領選挙が行われる。ドナルド・トランプ前大統領はいくつかの共和党予備選で地滑り的な勝利を収め、党内での大幅なリードを固める中、メディアは最近トランプが提案し、物議を醸している新政策に注目した。

米国の左派メディアは、トランプ大統領は2期目になる可能性が高く、1期目よりももっと激しいものになるだろうとプロパガンダしている。なぜなら、トランプは大統領の権限を利用して敵、例えば彼を追及してきたFBI捜査官と検察官に報復すると繰り返し公約しているからである。更には「米国史上最大の移民強制送還作戦」を開始すると脅迫さえした。

さらに、AP通信によると、トランプ大統領が発表した新たな政策には連邦職員の再分類も含まれており、「我が国の司法制度を武器化した腐敗した官僚」と「国家安全保障および諜報機関の腐敗した人物」を解雇すると強調した。トランプ大統領はまた、連邦職員に新たな公務員試験への合格を義務付け、記者に情報を漏らす政府職員を取り締まる方針だ。

内なる敵、敵と通じる人物は政権から排除するのは当たり前。

https://www.aboluowang.com/2024/0216/2018528.html

2/16阿波羅新聞網<密件曝光!北京下作手段令人好笑=秘密の文書暴露! 北京の汚い手口は笑わせる>パラオのスランゲル・ホイップス・ジュニア(Surangel Whipps Jr.)大統領が米国上院議員に宛てた最近の書簡が暴露され、その中で同大統領は、パラオが台湾との国交を断念すれば、中国がパラオのホテルを満室にするなどのインセンティブを提供すると述べた。

中国の金に転ぶ国が多い中でパラオは立派。

https://www.aboluowang.com/2024/0216/2018611.html

2/15阿波羅新聞網<川普重申不保护军费未达标北约盟邦 在任时阻碍俄利益—若重返白宫 川普重申“不保护军费未达标北约盟邦”= トランプは軍事支出が基準未達のNATO同盟国は守らないと繰り返し述べる、在任時にはロシアの利益を妨げた–WHに戻ったら、トランプは軍事支出が基準未達のNATO同盟国は守らないと繰り返し述べる>トランプ大統領は支持者に対し、在任中にロシアの利益、特にロシア・欧州間のノルド・ストリーム2天然ガス・パイプライン・プロジェクトを阻止したと述べ、「私はノルド・ストリーム2を阻止し、(バイデンは)私が退任直後に承認した。したがって、プーチン大統領は実際には私のファンではない」と語った。当然ながら、バイデンが選挙に勝ってほしいと思う傾向にある。

約束違反はペナルテイが課されるのは当たり前。日本は?

https://www.aboluowang.com/2024/0215/2018363.html

2/15阿波羅新聞網<余茂春:中共变态 把梅西变成“超级反派”= 余茂春:中共の倒錯がメッシを「スーパー悪役」に変えた>米国のシンクタンク、ハドソン研究所中国センター所長の余茂春は、共産党は些細な出来事を反党の大きな計画と読み解くことに慣れており、このイデオロギー的な被害妄想が不条理にもサッカーのスター選手メッシを「スーパー悪役」に変えてしまったと語った。

余茂春は、水曜日(2/14)の「ワシントン・タイムズ」に、メッシの香港サッカー試合欠場を巡る最近の騒動は、中共の根深いイデオロギー的偏執症と政治的精神分裂症を強く示しているとの記事を書いた。

「この論争の核心は、中共の国際社会に対する深刻な疑いにある。根本的な原因は、共産党が常に共産党政権を破壊する陰謀があると信じていることであり、この陰謀は広範囲に渡って計画されていると考えている」と余茂春は言った。

左翼の被害者ビジネスに繋がる。元は香港の主催者側が不当な金儲けのため、メッシの出場を強制しない契約から始まっている。

https://www.aboluowang.com/2024/0215/2018325.html

2/15阿波羅新聞網<意外?谋杀? 赵小兰妹妹赵安吉猝逝疑点身份敏感内情恐不单纯=事故?殺人? イレーン・チャオ(趙小蘭)の妹アンジー・チャオ(趙安吉)の突然死 身分はデリケートで内情は単純ではない可能性がある>ハドソン研究所中国センター諮問委員会のメンバーであるカイル・バスは、趙安吉が誤って牧場の池に車を入れて死亡したことは非常に疑わしいと述べた。 カイル・バスは、趙安吉はデリケートな身分を持っており、中国国有企業である中国銀行の取締役であることに加えて、中国国有企業船舶工業総公司の取締役会のメンバーでもあり、中共の高位党員に違いないと指摘した。カイル・バスは、趙安吉の夫ジム・ブライヤーは中国で長年ベンチャーキャピタル投資に携わってきたと付け加えた。 同氏の北京拠点の合弁会社IDGキャピタルは最近、国防総省の「中国軍需産業企業」のリストに含まれた。 趙安吉の姉の趙小蘭の中国造船会社も最近、米国政府から制裁を受けた。

趙小蘭はミッチ・マコーネルの妻。趙安吉が殺されたとしたら、趙小蘭とミッチも危ないのでは。

https://www.aboluowang.com/2024/0215/2018329.html

2/15看中国<要打仗? 征兵文件泄密 两军委副主席不睦却释备战信号(图)=戦争する気? 徴募書類流出 両軍事委員会副委員長の不仲が戦争準備のシグナルを送る(写真)>数日前、中共軍事委員会の二人の副委員長、張又侠と何偉東の名簿順位をめぐる論争が党メディアで繰り広げられ、外界からの憶測が絶えなかった。しかし実際には、彼らが内部でどのように争っていても、この二人は共同で、中共が戦争の準備をしているという信号を外界に発信した。

両軍事委員会副委員長の名簿順位で不仲説が浮上

両軍事委員会副委員長は同時に戦争準備の合図を発した

中共の軍人徴募文書で習近平の秘密が明らかに

中共の最近の徴募文書草案には、大規模な全面戦争に備えて徴募を拡大することが示されており、これには中共指導者習近平の考えも入っている。

袁紅冰は、「農村部の農民は中国最大の人口基盤を持っており、農村部は政治、経済、文化の中心地ではないため、ひとたび戦争が勃発して農村部の兵士が多大な死傷者を出しても、都市部の兵士のようにすぐに最大の政治的、経済的影響を引き起こすことはない。これは、中共が農村部の兵士を積極的に募集する根本的な理由でもある」と語った。

袁紅冰は、習近平当局が大規模な全面戦争の準備を進めていると考えている。 同氏は、習近平政権は2024年の米国選挙の結果を待って戦争開始時期を決定するのではないかと推測した。 袁紅冰は「習近平当局は、2024年の米大統領選の結果がどうであれ、前回の米選挙よりも深刻な社会的・政治的分裂を引き起こすだろうという基本的な判断を持っており、この分裂状態は数年間続くだろう。したがって、中共はこの期間を、台湾問題を解決するためのいわゆる窓口期間の一つとみなしている」と述べた。「中共の現在の戦争準備はすべてこの目的、つまり、2025年から2027年までの間に台湾海峡戦争を開始するためである」と。

新華社は張又侠(第一副委員長)が上位に、人民日報は何偉東を上位にしたと。習が言った台湾海峡で戦争は起きないというのは嘘と思って準備しないとダメ。

https://kzg.secretchina.com/news/gb/2024/02/15/1055612.html

何清漣 @HeQinglian 6時間

#米国の話 左翼の夢:民主主義の基礎は国民に同じメディアを読ませることである。

「新華社に地球の支配を任せる」というのは毛沢東だけの夢ではなく、あらゆる左翼の夢だ。 …もっと見る

何清漣 @HeQinglian 9時間

#米国の話 21世紀版ガリレオ事件

気候変動懐疑論者に初の厳しい判決が下される

https://rfi.my/ALXS.X (@RFI_Cn 経由)

タイトルを「気候変動懐疑論」者に変更すべきであり、今後米国の誰もが腹に収めておくことである。 罰金は支払えない。

「地球はやはり回っている。」これはガリレオが死ぬ前に言ったことであり、宗教裁判は神の所に行って、再び有罪を宣言することしかできなかった。

rfi.frより

福島氏の記事では、中国人は、除夕(chúxī)=大晦日と除習(chúxí)=習を除くと音が近いから、新年快楽(新年おめでとう)でなく、除夕快楽(大晦日おめでとう)にして、習がいなくなることを願っていると。

中国株の暴落はバブル崩壊が始まったということ。中国の総債務が900兆元もあれば、誰が経済の舵取りをしてもうまくいかない。日本は株価もバブル期に近づき、やっとデフレから脱却できそうになっている。中国は日本以上にデフレが続くと思われる。暗黒の30年、40年が待っている。中国に近づかない方がやけどをしなくて済む。

記事

今年の中国・春節は不穏なムードに包まれた(写真:VCG/アフロ)

  • 例年ならお祝いムードの中国の春節(旧正月)だが、今年は不穏なムードに包まれている。
  • 1月末から2月頭の中国株の大暴落で、多くの中国人は祝う気になれない。中国版の紅白歌合戦では「台湾上陸作戦」を連想させる演出があり、地方のある村では無差別殺人が起きたという噂も。
  • 多くの中国人は旧暦の大晦日に「除夕快楽」(大晦日を楽しくすごしてね)というメッセージを送りあったが、そこには口には出して言えない、危ない意味が込められていた。

(福島 香織:ジャーナリスト)

今年の中国の春節はどうも不穏なムードに包まれている。中国人の知り合いからも、あまり「新年快楽」「春節快楽」(あけましておめでとう)といった挨拶が送られてこない。その代わり、旧暦の大晦日に「除夕快楽」(大晦日を楽しくすごしてね)というショートメッセージをいくつか受け取った。

そもそも中国経済があまりに悪いものだから、「おめでとう」という気分ではないのだろう。対話アプリ「微信(ウィーチャット)」の電子マネー・ウィチャットペイの紅包(お年玉)をチャットグループ内で配りまくるという風景も例年より少ない気がする。

1月末から2月頭の株の大暴落は「新年株災」と呼ばれるほど激烈なものだった。国有企業チームに国内外資金をかき集めて株を買い支えさせることで、なんとか春節休みに入る直前は反発したものの、多くの中国の小金持ちは、春節どころの気分ではなかっただろう。これは中国の経済政策に対する信用の絶対的欠落が原因にあるので、春節明けにまた一波乱くるのは必至と言われている。

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1月末から2月頭にかけて中国株は大幅に下落した(写真:CFoto/アフロ)

さらに、不穏な社会事件も続いている。たとえば旧暦の大晦日の2月9日に山東省日照市莒県のある村で、一人の男が村民数十人をナイフや銃で襲い死傷させるという凄惨な大量殺人事件が発生。ただし、その事件は徹底的な情報統制が発動されて一切報道がなく、ネット上で都市伝説のように噂だけが拡散されている。

どうやら、いわゆる「報復無差別殺人」、つまり自分に降りかかった不条理に対し、社会を無差別に攻撃して恨みを晴らすタイプの事件らしい。そういう事件は中国では決して珍しくなく、どうしてここまで情報統制されているのか、それが逆に中国社会の不穏さを伝えている。

一説によると、解雇された武装警察の警官が、逆恨みして上官の家族を皆殺しにし、近所の家も巻き込み、救援に駆け付けた救急車の救急隊員も殺害した、という噂だ。あるいは、冤罪で投獄されていた男が釈放後に、自分を陥れた人の家を襲い皆殺しにした、という説もある。いずれにしろ、その村に通じる道路が完全に封鎖されているらしい。

そしてさらに不気味なのが、毎年恒例のCCTVの春節特番、中国版紅白歌合戦と呼ばれる春節聯歓晩会(春晩)だ。春晩は日本でもYouTubeのCCTVチャンネルで見ることができるのでご覧になった日本人読者もいるだろう。どのように感じただろうか。私は何とも言えないきな臭いものを感じた。

中国版紅白歌合戦の演出は「きな臭さ」満載

まず、5時間に及ぶ春晩のプログラムの中で、一番話題になったのは解放軍作戦部隊による上陸作戦をモチーフにしたパフォーマンスだった。

軍用ヘリの爆音とともに兵士たちがロープを伝って舞台に滑り降り、高い壁を乗り越えてみせて、「どこか」に上陸する様子から始まる。そして小銃を掲げた隊列が現れて、軍歌「決勝」を歌いながら、さまざまな陣形を見せるのだ。背景のスクリーンにはミサイルや戦闘機、揚陸艦やタンク、軍用ヘリなど最新の猛々しい兵器が次々と映し出されている。明らかに台湾上陸作戦をモチーフにしたような演出のプログラムだった。

CCTVの春節特番「春節聯歓晩会(春晩)」での人民解放軍のパフォーマンス(出所:YouTube

確かに春晩では、解放軍がほぼ毎年、なにがしかのプログラムで出演している。だが、これまでは文工団(文藝工作団、解放軍のうち、戦場にいかない文職者の軍団。宣伝や慰問のためのパフォーマンスを行うダンサーや歌手、俳優、監督、作家などが所属。少将などの階級はあるが、戦場で戦う軍人とは徽章が異なる)に所属する歌手やダンサー、あるいは儀仗隊などの出演で、しかも新年の晴れ舞台にふさわしい華やかな衣装、軍服正装で登場、祝賀ムードのプログラムが普通だった。

例えば、昨年の春晩では、文工団の歌手やダンサーが、赤や白、金色の衣装で、プロとしての歌や踊りを披露していた。背景の大画面には空母など勇ましい映像が映し出され、国威発揚がテーマにはなっているものの、さほどきな臭い印象はなかった。

だが、今年の春晩の解放軍プログラムに出演したのは実際に戦闘を行う本物の兵士たちだった。具体的には北京に駐在する装甲部隊66477部隊だ。こうした実戦部隊の兵士による春晩でパフォーマンス、現実の上陸作戦を連想させるような出し物が行われるのは初めてという。しかも兵士たちは舞台衣装ではなく、作戦行動用の迷彩服と装備をまとっている。

兵士たちが謳う軍歌「決勝」は「使命を肩に、忠誠は私の告白」「強い志を胸に抱き、永遠に負けたとはいわない」などという、祖国のために命を懸けて忠誠を誓うという内容の歌詞。さらに「戦場で夢を追い、絶対に未来を勝ちとる」という歌詞もあり、これは戦争を非常に肯定的にとらえたフレーズで、兵士や人民を戦争へと鼓舞する内容にもなっている。新華社は「兵士子弟が祖国を守ってくれるので、安心して春節を過ごせる」とポジティブにこの春晩プログラムを報じていたが、外国人から見れば、なんともきな臭いメッセージを受け取ってしまうだろう。

海外の一部華人の間でも「血腥い殺戮を連想させる」と大変不評で、新年を祝う娯楽番組でここまで戦争を想起させる出し物は初めて、という声が相次いだ。

解放軍が習近平への「忠誠」を演出

今年の春晩に文工団が出演しなかったのは、近年の軍制改革によって、文工団が大幅に縮小されたからだと思われる。現在、一般の解放軍兵士にも手当が削減されたり、支払いが遅延したりして、その予算不足が表面化している。このため、直接戦力にならない文工団の文職者たちはどんどんリストラされており、今残っている文工団は3つだけらしい。春晩に実戦部隊が登場するようになって、ますます文工団はその存在意義を失ってしまった。

この春晩の解放軍プログラムについて、米サウスカロライナ大学エイキン校の謝田教授はボイスオブアメリカに「台湾を恫喝するだけでなく、同時に米国の顔色を窺って、中国共産党の野心を表明している。中共はある種の微妙なシグナルを発し、台湾、あるいは南シナ海で、西側自由世界と軍事的に衝突する可能性をほのめかしている」とコメントしている。1月の総統選で与党副総統の頼清徳が当選したことに対する、中国側の恫喝行為という見方もある。

2023年は、すでにこのコラム欄でも紹介したように国防部長やロケット軍幹部十数名が一気に失脚する事件が起きており、解放軍の習近平に対する忠誠と戦闘力に懸念が生じる状況だった。今回の春晩の解放軍によるこのプログラムは、実戦部隊に戦争への意欲と習近平体制への「忠誠」を宣伝する狙いもあったかもしれない。

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中国メディアによれば、今年の春晩の視聴率は最近の6年間で最も高く、平均視聴率は30%を超えたという。だが、ボイスオブアメリカがSNSのXを通じて中国人ユーザーにアンケートをとったところでは、春晩を見ない、という回答は例年よりも多く69.2%で、24.9%は今年の春晩の出し物は好きではない、と回答。今年の春晩のプログラムを好きだ、と答えたのは6%にとどまった、という。

「春晩を見るのは、春晩を嘲笑するため」「春晩に対して、最も良いのは見ないこと、話題にしないこと、視聴率を上げないこと」「春晩は指導者に見せるためのもので、庶民の娯楽のためではない」などといったコメントが集まったとか。

ウイグル人が春節を祝う様子を放映した理由

もう一つ、春晩の不穏なムードを濃くしたのは、春晩開始以来、初めて新彊南部のカシュガルに分設会場が設置され、ウイグル人のダンサーや歌手たちの出し物がふんだんに出されたことだろう。イスラム教徒のウイグル人に春節を祝う習慣はない。春節は漢人の習慣だ。だが、ウイグル人が春節を祝って見せる様子を、カシュガルからライブで全国に放送したのだ。

カシュガル地域は、ながらく新疆独立派が多い地域として中国当局からの警戒が強いところであったが、春晩分設会場が設けられて、除夕(中国の大晦日)に全国で生放送できるということは、中国メディアの立場からいえば、「この地域の安全が大幅に改善されたことのアピール」ということになる。だが、ウイグル側、人権派にとっては「ウイグル人の漢族化に成功したこと、エスニッククレンジング成功のアピール」と言えるだろう。これも、ウイグル人に対するジェノサイドを非難する西側国家に対する、中国なりの一つのメッセージともいえる。

中国の観光地の賑わいも例年より少なめ?(写真:CFoto/アフロ)

こうして竜の年の春節は、中国の西側社会に対する恫喝を含む、なんとも不穏なムードの中で幕があけた。春節休みに日本にくる中国人旅行者もずいぶん減った印象だ。一部報道によると、2019年比の4割くらいに減っているようだ。

今年の春節はなんか暗いねぇ、と知り合いの中国人や、中国とかかわりの日本人の友人たちに言うと、だいたい似たような返答がきた。

「まあ、今はじっとがまんですよ。習近平体制が永遠に続くわけじゃないから」。そうして、また「除夕快楽!」というのだった。

そこではたと気付いた。「除夕快楽!」は大晦日を楽しく過ごそう!という意味ではなく、「除習快楽!」(習近平がいなくなったら楽しいのに!=「夕」と「習」の中国語の発音は同じ)という意味が込められているのだ。

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