『旗艦モスクワ轟沈に慌てふためくロシアと中国 中国軍艦は大きいだけの張子の虎、対艦ミサイル回避できず』(4/18JBプレス 西村金一)について

4/17The Gateway Pundit<Swamp Steps In? DOJ, SEC Launch “Joint Investigation” Targeting Elon Musk as He Attempts His ‘Hostile Takeover’ of Twitter: Reports>

左翼進歩派のいう「民主主義」とは「リベラルな世界秩序」を意味すると。liberalはliberate(不自由な状態から)解放するから派生したものですが、今や意味が逆転して人の言論の自由を抑圧する集団の意味になりました。エリートの大衆支配以外認められないと言うことでしょう。優生思想の影響では。

In just one example, the progressive activists at the LA Times  said it  outright: Musk buying the left’s most effective censorship tool would create “more freedom” and “less democracy.” ‘Democracy’ in this case means the (il)liberal world order, of course.

As Revolver News put it last week, “the world’s richest man might be on the cusp of launching a global crusade to restore freedom of speech” – so, naturally, the Biden regime and the sycophants in the media can’t just sit around and let it happen.

https://www.thegatewaypundit.com/2022/04/swamp-steps-doj-sec-launch-joint-investigation-targeting-elon-musk-attempts-hostile-takeover-twitter-reports/

4/17The Gateway Pundit<This Is How They Steal: Remote Scanners Track Orange County Ballots at Drop Boxes. Why Not Just Collect Daily?>

公平を装っているがアナだらけ。やはり選挙会場で本人確認するのが公平性確保に一番良い。

https://www.thegatewaypundit.com/2022/04/steal-remote-scanners-track-orange-county-ballots-drop-boxes-not-just-collect-daily/

4/16The Gateway Pundit<Georgia’s Governor Kemp, Who Certified the Corrupted 2020 Election, Now Tries to Distance Himself from the Election>

ジョージア州知事の共和党予備選に、トランプが裏書きしたデビッド・パデユー元上院議員が出ると。ケンプはダメかも。

https://www.thegatewaypundit.com/2022/04/georgias-governor-kemp-certified-corrupted-2020-election-claims-nothing/

4/18看中国<为解决选举争议 共和党州着手改革投票系统(图)=共和党は選挙での紛争を解決するため、投票システムの改革を着手(写真)>2020年米国大統領選挙で不正の声は消えておらず、一部の共和党有権者は依然として投票機を信用していない。テネシー州を含む多くの共和党が支配する赤い州は、紙の投票用紙を受け入れる準備をしており、これらの州は現在紙の記録を備えた投票システムを持たない。

AP通信の報道によると、現在注目されているテネシー共和党法案は、テネシーがすでに投票システム(毎回投票する紙を記録しているのを含む)を持っている大多数の州に参加し、2024年を最終期限と設定し、どんな紛争でも検証できるようにする。

ミシシッピ州とインディアナ州は、2024年の大統領選挙に先立って書面による記録を作成する予定である。昨年、登録有権者の10人に1人以上がペーパーレスの機械で投票したテキサス州は、2026年までに紙の投票記録を義務付ける法律を可決した。共和党副知事のダン・パトリックは、この動きが選挙に対する有権者の信頼を取り戻すのに役立つと考えている。

現在、2つの州(民主党主導のニュージャージー州と民主党知事および共和党主導の議会のルイジアナ州)では、フローまたは資金の問題のために書面記録のプロセスが遅れている。

投票機器を追跡する組織であるVerified Votingのディレクターであるマーク・リンデマンはフォックスニュースに、 「2020年の選挙紛争は、追跡目的で有権者の意図を書面で記録することの重要性を強調している」と語った。

テネシー州では、共和党のビル・リー知事は、有権者が検証できる紙の投票設備への切り替えに1,500万ドル出すことを提案した。州当局は、交換には3700万ドルもの費用がかかる可能性があり、残りの部分は連邦選挙資金から支払われると述べた。現在、州の95の郡のほぼ3分の2には紙の記録がない。

https://www.secretchina.com/news/gb/2022/04/18/1003817.html

4/18阿波羅新聞網<大亨爆料:普丁不满战事失利 下令毒防长、拘捕20将领=大物は暴露:プーチンは戦争での敗北に不満を持っており、国防大臣に毒の命令を下し、20人の将軍を逮捕するよう命じた>ウクライナでのロシアの「特別作戦」は50日以上続いており、ロシア軍は破竹の勢いの見通し通りにいかず、ロシアのプーチン大統領は戦争の進展の遅さに不満を持っていると暴露された。10年間軍権を握っている腹心のショイグ国防相と決裂し、ショイグが最近病に伏せているのは、プーチンが命じた暗殺の結果である可能性がある。またプーチンは腐敗罪で20人の将軍を逮捕したことも明らかにされた。

イスラエルに亡命中のロシアの大物ネブズリンは、ショイグの心臓発作がプーチンによって命じられた暗殺の結果であったかもしれないというニュースを流した。 AFPの写真 出典:Apple News

https://www.aboluowang.com/2022/0418/1736464.html

4/17阿波羅新聞網<乌军:俄军“少将副指挥官”阵亡 普京已失8将=ウクライナ軍:ロシア軍の「少将副司令官」は戦死、プーチンは既に8人の将軍を失った>ロシアは7週間以上ウクライナと戦っており、多くの高位の将軍を失い、今はもう一人の将軍が亡くなった。ロシア軍の第8近衛連合部隊副司令官であるウラジミール・フロロフ少将は戦闘で死亡し、ロシアがウクライナに侵攻してから、8人目の将軍の戦死となった。

「デイリーメール」は、フロロフの葬式が16日にロシアのサンクトペテルブルクで行われたと報じた。彼の死の正確な死因と場所はまだ明らかではないが、葬式の時点から見て、二、三日内に死亡したと思われる。

https://www.aboluowang.com/2022/0417/1736355.html

4/18阿波羅新聞網<习近平与泽连斯基的关系如此微妙—战争阴影下,中国与乌克兰的关系如此微妙=習近平とゼレンスキーの関係はとても微妙である-戦争の影の下で、中国とウクライナの関係はとても微妙>北京は2か月近くの間、ロシアへの支援をあきらめることなく、ウクライナ戦争に対して中立を示そうとしてきた。実際、中共と戦争のもう一方の側であるウクライナの態度も非常に曖昧である。ウクライナは2017年に中共の一帯一路イニシアチブに参加し、戦前の二国間貿易額は年間190億ドルにも達した。政治レベルでは、中共とウクライナの関係は現在非常に微妙である。ロシア・ウクライナ戦争の勃発以降、習近平は米国大統領、欧州連合の主な指導者、ロシアのウラジーミル・プーチンと電話で話したが、これまでのところ、彼はウクライナのゼレンスキー大統領とは会談していない。

https://www.aboluowang.com/2022/0418/1736548.html

4/17阿波羅新聞網<绞索越来越紧:是时候让中共国付出代价=首を絞める縄はますますきつくなっている:中共は代償を払う時が来た>

CIA長官:プーチンはウクライナに侵入したが、習近平は「沈黙のパートナー」である。

CIAのウィリアム・バーンズ長官は本日、中共の習近平国家主席は、ロシアのプーチン大統領のウクライナ侵攻の「沈黙のパートナー」であると述べた。

ジョージア工科大学で本日CIA長官として初の公開演説を行ったバーンズは、中共国はCIAがこれまで直面した「最大の挑戦」と「最も深刻な試練」をもたらすと警告した。

それはより複雑で競争の激しい世界であり、CIAは「この新しい時代にうまく競争する方法を考えなければならない」と彼は言った。

バーンズは、ウクライナに対するロシアの再度の侵略による差し迫った脅威と、21世紀で唯一の最も重要な地政学的課題として、中共国の野心的なリーダーシップの長期的な問題を指摘した。

「プーチンの侵略の沈黙のパートナーである習近平の中共国は我々への最大の挑戦であり、多くの点でCIAがこれまで直面した中で最も深刻な試練である」と彼は警告した。

バーンズはまた、中華人民共和国を「対処するのが最も難しい競争相手」と呼んだ。

https://www.aboluowang.com/2022/0417/1736317.html

4/17阿波羅新聞網<习近平看到了?美参议院外交委员长访台 用它表示“坚若磐石”= 習近平はそれを見たか?米国上院外交委員長が台湾を訪問し、米台関係は「盤石のように少しの搖るぎもない」を使った>ウクライナでの戦争前は、米国は介入しないことを繰り返し強調していたが、開戦後は米軍が直接参戦しなかったものの、米軍がいたるところにいるような印象を与えた。台湾に関して言えば、米国はウクライナよりも明らかに支援的である。この違いは、北京の習近平は必ず見たに違いないと思う。

https://www.aboluowang.com/2022/0417/1736397.html

4/17阿波羅新聞網<学校封控“没有饭吃” 陕西19岁学生瘫软倒地死亡=学校が閉鎖され、「食べ物がない」と 陝西省の19歳の学生が地面に倒れ、死亡した>陕西工商職業学院の張という19歳の学生が、4/2にグランドで突然亡くなった。家族は後に子供に隠れた病気はなかったと訴えた。病院の診断は心臓停止であった。閉鎖期間中、何日も食べず、激しい運動が原因であった。家族は「学校に着いたその日、子供は食事がなかったと報告した。理由は学校が食事の時間を気にかけなかったからだ。それ以来、断続的に食事をしている。4/1から4/2、彼の人生は終わり、食事の記録はなかった」

正観Newsによると、4/13、家族は、張姓の学生は今年19歳で、河北省邯鄲出身、陝西工商職業学院のビッグデータ専攻の学生であると述べた。冬休みが終わり、張姓の生徒は3/26に邯鄲から西安に戻り、学校に報告し、3/26から4/2まで学校の取り決めに従って隔離された。3月に亡くなった。

家族は、4/2午前10時ごろ、隔離が終わり、張姓の学生が隔離棟から出たのを明らかにした。午後2時ごろ、学校体育の授業中にグランドに倒れた。「警察署のモニター画面から、地面に倒れた15分後に学校の医師が子供を救助するために来たことがわかっている。救急車は25分後に到着した。生命の兆候はなかった」

https://www.aboluowang.com/2022/0417/1736450.html

何清漣 @HeQinglian 9h

元スイス諜報員のジャック・ポーター:「ウクライナの過去と今発生していることを本当に理解できているだろうか?」

https://sott.net/article/466340-Retired-Swiss-Military-Intelligence-Officer-Is-it-Possible-to-Actually-Know-What-Has-Been-And-is-Going-on-in-Ukraine

この記事は3つの部分で構成されている:1.戦争への道(西側諸国の介入);2.戦争、戦争勃発前のミンスク協定1と2の遵守状況、その過程での非軍事化、非ナチ化、マリウポリ産婦人科病院の実情;3.結論

結論部分について、私は一連のツイートを投稿する。

sott.net

引退したスイス軍諜報員:’それは可能か・・・。

[・・・]つい最近、私はウクライナで起こっていることについて、おそらく最も明確で最も合理的な説明に出くわした。その重要性は、その著者であるジャック・ボー・・・・。

何清漣 @HeQinglian 9h

「この危機の間に一般に公開されたすべての文書は、ビジネス界の情報源に基づき政治家によって提供された。

我々が今日目撃しているドラマチックな発展は、我々は知っているが見ることを拒否する理由がある。

戦略レベルでは、NATOの拡大(我々は討論しなかった)。

政治レベルでは、西側はミンスク合意の実施を拒否する。

運用レベルでは、過去数年にわたってドンバスの民間人に対する継続的かつ反復攻撃と2022年2月下旬に急激な増加をみたこと」

何清漣 @HeQinglian 9h

ジャック・ポーターは、スイス戦略情報局の元メンバーであり、東側国家の専門家であり、元NATO参謀大佐であり、米英の諜報機関で訓練を受け、国連平和作戦の政策責任者を務めた。国連法治安全機構の専門家として、彼はスーダン初の多面的な国連情報機関を設計し、主導した。ソビエト連邦の崩壊後、彼はロシアの最高の軍事・情報当局との議論に参加し、ウクライナに関して深い理解と多くの著述をしている。

何清漣 @HeQinglian 8h

米国の外殻はまだあるが、中身は入れ替わっている。このような米国の中等教育は普通の人を怖がらせる。バイデンは最近は戦争を指揮するのに忙しく、第二に忙しいのは、米国の未成年者のトランスジェンダー化である。

マサチューセッツ州の両親は学校を訴えた。子供たちに性別と名前を変えることを密かに奨励したと言う。

nypost.com

ラドロー公立学校は、子供達の性転換を密かに推進した・・・。

マサチューセッツ州のラドロー公立学校は、両親の意向に反して兄弟の性転換を密かに推進したとして、憤慨した大人たちは訴訟で主張している。

何清漣 @HeQinglian 9m

返信先:@HeQinglian

さらに、中共当局者は、西側のグレートリセットを批判することは決してしないことに注意してください。彼らは、グレートリセットは西側の自滅の道であることをよく知っているからであり、相手に知らせる必要はない。西側がグレートリセットして初めて、東が上昇し、西が下降するからである。

西側はグリーンエネルギーを望んでおり、中国は市場を占める風力発電と太陽エネルギー設備を開発している。

西側は大麻を望んでおり、中国は「工業用大麻」の生産を急いでいる。もちろん、西側専用の他の麻薬もある。

何清漣 @HeQinglian 26m

「グレートリセット」の第一条は、世界で「大きな政府モデル」を促進することである。つまり、政府は経済における資源の管理と分配する権力を拡大し、国民の経済生活に深く介入する必要がある。実は中国のモデルである。

政府は、民主主義政権であろうと独裁政権であろうと、国民経済に深く関わっており、資源の浪費、汚職、社会統制の強化につながるだろう。

米国人にとって、これは自由の喪失である。壁の国の多くの人は、福利を得ることができると思っている。

何清漣 @HeQinglian 16m

なぜ「グレートリセット」は中国モデルを普及させ、中国も含まれることを発表しているのに、習近平は望まないのか?

  1. 中共は常にボスになりたいと考えており、第5インターナショナルの中国支部になることを望まず、皇帝が支配できるグループを探す。
  2. グレートリセットの概念は、LBGTQの推進を優先し、国民を性転換させ、マリファナや麻薬を吸い、特殊な宗教を特別な宗教として奉り、BLMが貴族になり、グリーンエネルギー尊重などだが、中国は受け入れない。

何清漣 @HeQinglian 3h

英国は亡命希望者をルワンダに「アウトソーシング」する。https://p.dw.com/p/4A0Es?maca=en-Twitter-sharing

ジョンソン:「今日から・・・英国に不法入国し、1月1日(今年)以降に不法に英国に到着した人は誰でも、ルワンダに再度送られる」。ジョンソンは、ルワンダは「世界で最も安全な国の1つ」であり、「移民を歓迎し統合するパフォーマンスは世界的に認められている」と言った。

香港人とウクライナ人が主体になるかもしれない。

何清漣@HeQinglian 2h

私がこの文章を書いたのは1月のことであった。「香港人とウクライナ人が主体になるかもしれない」。

修正して:「たぶん」

何清漣 @HeQinglian 5h

今が「グレートリセット」の時である。

https://weforum.org/agenda/2020/06/now-is-the-time-for-a-great-reset/

宣言はこちらである。

それは陰謀ではなく、陽謀である。

引用ツイート

李用左Yongzuo Li  @YongzuoLi  12m

返信先:@JianglinLi、@HeQinglian

英語のグレートリセット?

西村氏の記事では、大型艦艇はミサイルやロケット弾に弱いのが分かった。アジア版NATOを作り、ミサイルやロケット弾を日本で生産して、アジアの自由主義国に売却するようにしてはどうか?法律改正が必要なら、サッサとすればよい。

記事

強襲揚陸艦には強い防空システムが欠かせない(写真は4月14日太平洋上の訓練で米国の強制揚陸艦が発射した防空ミサイル「RAM」)(米海軍のサイトより)

対艦ミサイル1発が中国の台湾侵攻阻止

4月13日、ロシア海軍ミサイル巡洋艦「モスクワ」がウクライナの対艦ミサイル「ネプチューン」に攻撃され、沈没した。

ウクライナはミサイル攻撃を認め、米国国防省も対艦ミサイルが命中したことを確認したという。

だが、ロシア軍は、モスクワにミサイル攻撃されたことを認めず、火災が発生したからだと言った。

過去、旧ソ連海軍時代から今まで、大型戦闘艦艇(潜水艦を除く)が、火災を起こして沈没したことを聞いたことがない。

しかし、ロシア軍も内心は認めている。なぜなら、そのことに怒り、報復のために、キーウをミサイル攻撃したからだ。

一方で、中国は、露ウ(ウクライナ)戦争を、これまでは高みの見物だった。

だが、ロシア巡洋艦がミサイル1~2発に攻撃されて、それを破壊できずに命中弾を受け、沈没したのを見た。中国は、大変肝を冷やしたことだろう。

その理由について説明する。

1.モスクワ沈没に肝冷やした中国海軍

中国はロシア海軍艦艇を模倣し、いくらかの改良を加えて自国の軍艦を建造してきた。自分たちが建造してきた軍艦に大きな欠陥が見え始めた。

そうなると、台湾侵攻の際に使用する大型揚陸艦、これらを守る駆逐艦が、たった1発の台湾の対艦ミサイルに撃沈されることが予想される。

中国軍による台湾上陸侵攻は、予期せぬ形で危ぶまれることになった。

2.機能しなかったロシア海軍防空システム

黒海艦隊の旗艦である「モスクワ」が沈められた。黒海艦隊の主力艦は6隻であり、巡洋艦1隻のほか、駆逐艦1隻、フリゲート艦4隻である。

艦隊は、基本的に合同で防空システムを構成している。

艦によって、防空能力、対艦攻撃能力、対地攻撃能力、対潜作戦、それぞれ別個に能力が高いのである。日本の場合、さらに、ミサイル防衛能力を保有している。

艦隊は、それぞれを組み合わせて作戦を行う。旗艦は艦隊作戦を指示命令するし、今回の作戦の場合は、地上攻撃の役割も担っていたと思われる。

さらに、各艦は、CIWS(シウス:Close In Weapon System)を装備していて、対艦ミサイルや戦闘機を至近距離で撃墜する兵器を装備している。

巡洋艦モスクワも ガトリング砲(30mm口径6砲身)3基を備えている。

現実に、メディアが、ロシアミサイル巡洋艦を紹介する時に、主砲とCIWSを射撃している映像を流している。

本来は、このCIWSが飛翔してくるミサイルに弾幕射撃を行い、撃破することになっているはずだ。

だが、モスクワは、ウクライナのネプチューンミサイルを撃破することなく、命中させてしまった。

ウクライナ軍が2発発射したために、1発は打ち落としたのかもしれないが、1発は命中したのだろう。

巡洋艦モスクワは、各種機能を有する軍艦だったのに、防空レーダー、防空ミサイル、CIWSシステムなどを合わせた防空システムに、致命的な弱点を露呈してしまったのだ。

これは、兵器技術の問題もあるが、ロシア軍兵士の油断もあったかもしれない。

3.中国軍艦はロシア軍艦と運命共同体

中国は、空母、駆逐艦、潜水艦など、旧ソ連が建造した艦を購入している。

空母「遼寧」はもともと旧ソ連が建造し、ソ連邦崩壊後にウクライナが中国に売却したものだ。

ロシア海軍はかつて、ソブレメンヌイ級とウダロイ級の2種類の駆逐艦を保有していた。中国の杭州級・現代級ミサイル駆逐艦は、ソブレメンヌイ級駆逐艦として使用していたものを購入したものだ。

また、ロシア海軍は各種攻撃型潜水艦を保有していたが、中国は潜行時に音が静かな「キロ級」潜水艦を購入した。

中国は、これらの空母、駆逐艦、潜水艦を購入して、それらを模造あるいは改良したものを建造しているのが、実態である。

つまり、中国海軍の軍艦は大型で、周辺各国に対して、その威容を見せつけ、威圧しているのだが、実は、ロシアの軍艦と同様に対艦ミサイルに極めて脆弱だということである。

このことを見ていた米国、日本、台湾、東南アジア諸国は、ロシアや中国軍の軍艦がミサイル対応能力に欠陥があることが分かり、米国や日本製の対艦ミサイルを装備し、その数を増加させることになるであろう。

中国は今頃、ロシア海軍艦艇の模倣、改良型を使用していることから、軍事力整備に問題があると、気付いたに違いない。

4.中国海軍の台湾上陸能力に重大な影響

中国は近年、台湾侵攻や南シナ海の人工島の防衛のために、大型揚陸艦を建造している。

中国海軍は、台湾海峡など狭い海域で大型揚陸艦が必要なのか。対艦ミサイルの射程内で、その射撃目標となりやすい大型艦を運用することに疑問が持たれていた。

中国海軍は、モスクワが撃沈させられて、改めてその誤りに気付くことになる。

中国海軍は、大型の揚陸艦(上陸のために兵員を輸送する艦)を建造している。

ドック型輸送艦(LPD)の4万トンクラス8隻と2万5000トンクラス8隻の合計16隻建造の予定で、現在8隻が就役している。

1隻で、4万トンクラスが兵員1600人または戦車35両、2万5000トンクラスが600~800人または戦車20両を輸送できる。

戦車揚陸艦LST(約4500トン)は28隻就役させている。兵員200~250人または戦車約10両を輸送できる。

ウクライナ軍に爆破されたタピール級揚陸艦「オルスク」(約4500トン)と同じクラスの揚陸艦だ。

中国海軍揚陸艦艇(一部)による強襲上陸要領のイメージ

出典:筆者作成

台湾海峡の幅は平均的に200キロで、ここに大型艦が行動すれば、間違いなく台湾の対艦ミサイルの格好の目標になる。

1発命中すれば、沈没するのだ。4万トンクラスであれば、陸戦隊兵1600人を失うことになる。

大型揚陸艦に向けて発射される対艦ミサイル(イメージ)

出典:筆者作成

ドック型揚陸艦と戦車揚陸艦合わせて44隻は、台湾軍のたったの50発以下の対艦ミサイルで撃沈させられてしまうのだ。

これらの揚陸艦で輸送できる海兵隊約3万5000人を、簡単に沈めてしまうことが可能になる。

5.中国の海洋進出阻止に対艦ミサイル有用

中国の海洋進出の脅威を受けているアジア各国、例えば台湾、南シナ海に接するフィリピン、インドネシア、ベトナム、マレーシアは、ウクライナでのロシア艦撃沈を見て、中国の海洋進出を止めるには、対艦ミサイルが大きな役割を果たすと感じ取ったことだろう。

対艦ミサイルは、日本の南西諸島や、台湾に向かう中国軍艦に対しても脅威を与えることができる。

ただ、中国海軍の脅威になる対艦ミサイルは、中国弾道ミサイルの攻撃目標にもなることから、島内に、平時からそのための射撃陣地を構築しておくことが重要だ。

中国の大型揚陸艦に対しては射程200キロ前後の対艦ミサイルを、小型揚陸艇には射程10キロ未満の対舟艇(対戦車ロケットと同じもの)を保有すれば、上陸侵攻を食い止めることができる。

たったロシア海軍軍艦1隻の撃沈が、中国を取り囲む国々の防衛戦闘に重要な示唆と自信を与えてくれた。

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