『習近平がおとなしくなった!? その背景に知識人の「逆襲」』(1/17現代ビジネス 林愛華)について

1/17The Gateway Pundit<JPMorgan CEO and Dem Donor Jamie Dimon Defends Trump and MAGA — Calls Out Democrats for Demonizing Millions of Americans: ‘Democrats Need to Grow Up’= JPモルガンCEOで民主党献金者のジェイミー・ダイモン氏、トランプ氏とMAGAを擁護 – 何百万人もの米国人を悪者扱いしている民主党を非難:「民主党は成長する必要がある」>

民主党支持者の中にもまともな考えの人がいる。

ダボスの世界経済フォーラムで、著名な民主党献金者であるJPモルガンのジェイミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)は、CNBCの「スコーク・ボックス」に出演し、米国の政治情勢について率直な分析を行った。

ダイモン氏は、ドナルド・トランプ前大統領の経済政策が多くの有権者の共感を呼んでいることを認め、メディアと民主党のレトリックが分断を生み出していると批判した。

米国で最も有力な銀行家の一人であるダイモン氏はインタビュー中、トランプ前大統領の人気の背後にある理由を明らかにし、民主党が彼の支持者を悪者扱いしていると批判した。

「民主党がMAGAについて話すとき、もう少し慎重に考えてほしいと思う」とダイモン氏は語った。

「人々が『MAGA』と言うとき、彼らは実際にはトランプに投票している人々を見ており、彼らはその通り投票していると考えており、基本的に彼らをスケープゴートにして、あなたもトランプと同じだと考えている。しかし、彼らは家族の価値観を理由にトランプに投票しているとは思いません。」

同氏は続けて、NATO、移民、経済成長、税制改革、中国に関する外交政策の一部など、いくつかの重要な問題についてトランプ氏の見方が「ある意味正しかった」と認めた。

「だからこそ、人々は彼に投票しているのです」とダイモン氏は述べ、有権者の決定は一部の批評家が示唆するよりも微妙であることを示唆した。

同氏は、トランプに投票した数百万人の米国人を悪者扱いしているとして民主党とバイデン政権を非難した。

「民主党は聖書やビール、銃を握りしめている不幸な人々に対してかなり良い仕事をしてきた。つまり、本当に、我々が充実して成長しなければ、他の人に敬意を持って接し、少し彼らの言うことを聞くことができるでしょうか?そして、経済にも影響が及ぶと思いますし、MAGAに関するこの否定的な話はバイデンの選挙キャンペーンに悪影響を与えると思います。」

https://twitter.com/i/status/1747674500236235114

https://www.thegatewaypundit.com/2024/01/jpmorgan-ceo-dem-donor-jamie-dimon-defends-trump/

1/17The Gateway Pundit<“Long Live Freedom” — Argentinian President Javier Milei Trashes Socialism and Calls Out Elites at WEF (VIDEO)=「自由万歳」―アルゼンチンのハビエル・ミレイ大統領がWEFで社会主義をゴミ扱いし、エリートに挑戦(ビデオ)>

ミレイの発言は正しい。

アルゼンチンのハビエル・ミレイ大統領は水曜日、挑発的な基調講演で世界経済フォーラムに旋風を巻き起こした。

リバタリアンの指導者は、世界で最も影響力のある政治・経済界の著名人の群衆を前に、社会主義に対する激しい批判と資本主義原則の熱烈な支持を表明した。

クラウス・シュワブ自身から紹介されたミレイは、その後、激しい演説でエリートたちと対峙し始めた。

53歳の大統領は、西側諸国が集団主義(共産主義に関連した政治理論)に傾いていることを非難することを躊躇しなかった。

「今日私がここに来たのは、西側諸国が危険にさらされていることを伝えるためです」とミレイは警告した。

「西側の価値観を守るべき人々が、容赦なく社会主義を導き、その結果として貧困に導く世界観に取り込まれているため、危機に瀕している」と同氏は付け加えた。

彼は、自由の原則を放棄し、国家介入主義、ラディカル・フェミニズム、中絶、社会正義運動、人口管理を含む様々な形の集団主義に屈したとして西側指導者を非難した。

「西側世界の指導者たちは、私たちが集団主義と呼ぶさまざまなバージョンの自由のモデルを放棄しました。集団主義的な実験は、世界の国民を悩ませている問題の解決策では決してなく、むしろ根本的な原因なのです。」

「この急進的なフェミニズムの政策がもたらしたのは、経済プロセスを妨害するための国家介入の拡大であり、社会に何の貢献もしていない官僚に仕事を与えるだけだ。」

「例:この議題の推進に専念する女性省や国際機関。社会主義者が提示するもう一つの対立は、人間と自然の対立であり、私たち人間は地球にダメージを与えており、地球は何としてでも守られるべきであると主張し、人口抑制機構や血なまぐさい中絶計画の擁護にまで及んでいる。」

社会主義に対する痛烈な攻撃の中で、ミレイは言葉を切り詰めることなくこう言った。「社会主義は、いつでも、どこでも、貧困をもたらす現象であり、どこで試みられても失敗している。」

彼は社会主義を経済的、社会的、文化的失敗と結び付け、社会主義が1億人以上の死に責任があると非難した。

大統領は演説の中で、貧困と闘う唯一の解決策として自由市場資本主義を擁護した。

ミレイはビジネス界に目を向け、略奪的な政治階級や国家に依存する組織を前にした「英雄」として彼らを称賛した。

「権力と特権だけを求める政治階級に屈服しないでください。あなた方は社会的恩恵者です」と彼は主張し、彼らの野心と利益の道徳的正義を擁護した。

ミレイ氏は、自分の意見を共有する人々にとっての忠実な同盟国としてのアルゼンチンの立場を再確認し、「国家は解決策ではない。国家は解決策ではない」と大胆に述べた。「問題は国家だ。」

彼は彼のトレードマークとなった響き渡る雄叫びで演説を締めくくった。「自由に生きろ、カラホ!」(「自由万歳、畜生!」)。

https://youtu.be/Pfcd0gWNIog

https://www.thegatewaypundit.com/2024/01/long-live-freedom-argentinian-president-javier-milei-trashes/

1/17Rasmussen Reports<One-Third Think Lloyd Austin Should Resign=3分の1はロイド・オースティンは辞任すべきだと考えている>

国防の責任者が、WHに連絡しないで、空白の時間を設けたのは、解任に値する。

ロイド・オースティンががんの治療を受けていることが明らかになり、多くの有権者は国防長官は辞任すべきだと考えている。

ラスムッセン・レポートの最新の全国電話およびオンライン調査によると、米国の有権者と思われる人の34%が、オースティンは健康上の問題を理由に国防長官を辞任すべきだと考えていることが判明した。46% が同意せず、20% は確信がありません。

https://www.rasmussenreports.com/public_content/politics/biden_administration/one_third_think_lloyd_austin_should_resign?utm_campaign=RR01172024DN&utm_source=criticalimpact&utm_medium=email

民主党は誰が出ても不正をしないと勝てない。

1/18希望之声<北京操弄诺鲁断交 欧洲18国共同发布联合声明: 与台湾人民站在一起=北京はナウルを操り、国交断絶させたが、欧州18カ国が共同声明:「台湾人民とともにいる」>中共の工作により、ナウル共和国(通称ナウル)は台湾総統選挙後に突然台湾と国交を断絶し、代わりに中国と国交を樹立したが、中共はこのような卑劣な手段で台湾を抑圧し、自分自身の面目を得たいと考えているようだ。しかし、台湾外務省は本日(1/17)、欧州の「フォルモサクラブ」が16日に共同声明を発表し、頼清徳次期総統に祝意を表明するとともに、中共が台湾の民主主義を抑圧するための武器として国連決議第2758号を利用することに深刻な懸念を表明すると同時に、中国による前例のない総選挙介入にもかかわらず、台湾が総選挙を順調に終えたことを肯定するとするプレスリリースを発表した。

「フォルモサ・クラブ」共同声明は次のように述べている:ナウルは国連総会決議第2758号を台湾との国交断絶の口実として利用し、中国政府当局が意図的に決議を誤解し、台湾を国際的に孤立させる意図があることを示している;中国は国連決議を武器として操作し、拡張する意図に重大な懸念があり、またナウルが中国との国交樹立に転じたことに遺憾の意を表明した。

「フォルモサクラブ」共同声明は、欧州議会、ドイツ、フランス、イタリア、ベルギーなどのEU加盟国、イギリス、カナダ、スイスの計18カ国によって発表された。

共同声明は、ナウルが台湾との国交を断絶したタイミングは、中国が台湾の民主主義をわざと抑圧し脅迫していること、また世界秩序と地域の安定に対する直接の挑戦を示していると言及し、中国はグローバル・サウスに影響力を拡大するため、法治や善良な統治に悖る戦術を使い続けていると述べた。また、国際民主主義陣営は、グローバル・パートナーシップへの影響を避けるために細心の注意を払い、協力すべきであるとした。「我々は台湾国民と共にあり、権威主義の拡大の最前線で自由と民主主義を勇敢に堅持する台湾の姿勢を称賛する」と述べた。

中共はいつも通り、ナウルの要人に賄賂を贈ったのでしょう。小さな国と国交断絶しても、大きな国が支援してくれる方がありがたい。

https://www.soundofhope.org/post/785950

1/18阿波羅新聞網<川普回来了?“已经是板上钉钉”= トランプが帰ってきた? 「既に帰趨は決まった」>アイオワ州での圧倒的勝利により、広大な共和党選挙区で着実な人気が強まったため、火曜日の朝までに2つの結論が固まった。 トランプは米国政界の重要な人物として再浮上しており、勢いは再度現れないところはなく、訴訟と選挙の両方で混乱が続く1年となるだろう。 また、彼は実際政治から離れることはなかった。

ヘイリーとデサンテイスがいつ下りるのかだけ。

https://www.aboluowang.com/2024/0118/2005764.html

1/18阿波羅新聞網<重磅揭密!她将病毒结构序列上传到美政府运营的数据库—文件揭瞒疫 中共实验室早有COVID病毒图谱=重大機密の暴露! 彼女はウイルスの構造配列を米国政府が運営するデータベースにアップロードした -文書は、中共の研究所はすでに新型コロナウイルスの図録を持っていたが、隠していたことを明らかにした>米メディアは1/17、中国の研究者は2019年12月末に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の原因となるウイルスを分離し、図録を作成したという米議会調査官からの情報を引用した。 これは、中共がウイルスの遺伝子配列を世界に公開する少なくとも2週間前のことであった。 WSJによると、米国下院エネルギー・商業委員会が米国保健福祉省から入手した文書によると、2019年12月28日に中国医学科学院病原体生物学研究所の任麗麗により、米国政府が運営するデータベースにウイルスの完全な構造配列が、アップロードされた。

武漢肺炎は米中合作だったということでは?大統領選に利用するため、民主党とファウチ、中共が手を組んだのでは?グルった奴らは殺人罪で死刑にすべき。

https://www.aboluowang.com/2024/0118/2005791.html

1/18阿波羅新聞網<印度兵1打4击退中国兵还抢走枪!印军授勋揭中印冲突内幕=インド兵一人の攻撃で中国兵4人を撃退し、銃も奪った! インド軍の勲章授与で中国とインドの衝突の内幕が明らかに>インド陸軍の勲章や表彰から明らかになった新たな詳細によると、2020年にインドと中国がヒマラヤ国境で激しい衝突を始めて以降、2022年には双方の兵士がこの地域で少なくとも2回衝突した。 その内容は、物理的衝突中にインド兵が少なくとも4人の中国兵を負傷させ、彼らのライフルを奪い、「撤退を強いた」と述べている。

中共の台湾侵攻時、インドが西から加勢すれば・・・。

https://www.aboluowang.com/2024/0118/2005654.html

1/18阿波羅新聞網<北京这话也能说出口!菲外长痛批粗俗堕落=北京にもこの話は言える! フィリピン外相(国防相?)、下品な行為を非難>フィリピンのマルコス・ジュニア大統領は、頼清徳の台湾総統当選を祝福したが、中国政府からの強い抗議を引き起こし、彼に「もっと勉強するように」と求めた。 フィリピン国防長官は今日の中国の発言に対し、卑劣かつ下品であると反応し、マルコスとフィリピンを侮辱しただけでなく、自らを貶めるものであると述べた。

中国人は恥を知らない自己中な民族。

https://www.aboluowang.com/2024/0118/2005832.html

1/18阿波羅新聞網<最危险女人:胡舒立罕见亮相,已到瑞士—达沃斯财新CEO午餐会举办 胡舒立致辞“应对全球经济不确定性”= 最も危険な女性:胡舒立が珍しく登場、スイスに到着-ダボスで財新CEO昼食会開催、胡舒立が「世界経済の不確実性への対処」について講演>現地時間1月17日正午、スイスのダボスで財新CEOの昼食会が開催され、胡舒立は演説の中で、「世界は十字路に立たされていないのなら、それは同時に三叉路に立たされているのだ」と述べた。財新メディアの胡舒立CEOは演説の中で、2024年の世界経済は重大な時期にあり、平和の配当は徐々に失われ、世界の発展の道筋は困難に直面しており、技術革新、多くの国での選挙、気候変動は経済回復の新たな変数となり、すべての国が積極的に対応する必要があると述べた。

https://www.aboluowang.com/2024/0118/2005824.html

https://twitter.com/i/status/1747404578298151067

何清漣 @HeQinglian 9時間

現実は、左派のグリーンエネルギー経済をお終いにしている。米国経済を救う第一の産業は実は、左派とバイデンがそれを排除すると誓っている石油採掘である。 結局のところ、米国は自国にエネルギー資源を持っており、ドイツや他の欧州諸国よりもはるかに弾力性に富む。

WSJ:これらの産業は米国をインフレ、不況、失業から救った…もっと見る

何清漣が再投稿

西行小宝 2.0 @usa912152217  1月 17日

1/16 🤡👉昨夜「バード・ブレイン」が勝利したアイオワ州ジョンソン郡では、党員集会で民主党から共和党への転党のための用紙を50枚用意したことを記者は確認したが、結果的に足りず、25枚追加印刷した。一時的に共和党に鞍替えした民主党有権者は全員ヘイリーに投票し、結果的にヘイリーが1票を獲得した。

https://twitter.com/i/status/1747457567557890477

何清漣が再投稿

明実:法眼や仏眼はないが、真眼はある @mingshi_chen  11h

黒人毒蛇オバマから始まり、BLM、アンテイファ、ドミニオン、J6、ワクチン強制、ゼロ元購入など、彼らは「民主主義」という最も邪悪なツールを利用して、常に米国民のボトムラインに挑戦してきた。今、我々は知っている:米国人のボトムラインは無限である!

ペロシ等の悪魔がひざまずくと、基本的に劇の終了が宣言される。

もちろん利点もある:レインボー軍にはもはや戦闘能力がない。 戦闘力は全く無い!

引用

冷めた目で傍観 @dupin1669029561 14時間

返信先:@ying18474850

5、6年前、米国が今のような姿になると想像できたか?

スーパーで公然と略奪し、ゾンビのような麻薬中毒者が街を徘徊し、路上で堂々と男色行為に及び、毎日何万人もの世界の物乞いが入ってくる。

人類の発展の歴史の中で、米国ほど無秩序で底知れぬ王朝は他に見当たらない。しかし、精神薄弱者は犬の糞の制度を誇りに思い、酔いしれている。彼らは皆、釜の中の蛙で、ゆっくり茹で上がり、死ぬのを待っている。死にたくないなら早く逃げないと😂

もっと見る

何清漣 @HeQinglian 9時間

ありがたいことに、米国北部の冬はとても寒く、ニューヨークとワシントンは凍えるほどである。そうでないと、プライド月間に街路に現れるモンスターがクリスマスの日にも現れて、人々の目を汚すことになる 😂

引用

磊兄貴が政治と経済について語る @leige88888  21 時間

このビデオはとても面白い。この男は保守派の米国人である。彼はクリスマスに合わせて初めてロシアに来た。ここにはポリティカルコレクトネスはなく、街には怪物(ゲイ)もいない。聖なる鐘が鳴り響いて止まない。しばらくの間、彼は感動して泣いた。米国でどれほど不当な扱いを受けてきたか。

何清漣が再投稿

Ezio Mao ☢@KELMAND1  1h

新しい研究によると、米国の大学生のIQレベルは20世紀半ば以降、毎年0.2%ずつ低下している。

何清漣 @HeQinglian 1時間

世界は、7年前にWP紙の2016年11月29日の選挙出口調査で暴露されたウソを繰り返してきている:トランプを支持するのは教育を受けていないブルーカラーの低所得層だ。 …もっと見る

https://twitter.com/i/status/1747401420779999440

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トランプファン 文婕 文婕 放送 @wenjiebc 20h

荊軻が始皇帝を暗殺したようなものだ🔥

引用

キム・ドットコム @KimDotcom 1月17日

同意したらリツイート🤣👊🏻

#EndTheWEF

読者がコンテキストを追加

これは風刺ビデオであり、人々はそれが実際に起こったかのように共有している。

何清漣 @HeQinglian 1時間

【私は3年前にダボス会議についてこう言った:「いわゆるダボス会議とは、左翼指導者たちが環境保護について話すために専用機でやってくることを意味する;中国の指導者たちは世界的な日和見主義資本家の崇拝を受け入れるために来る;中国の大物実業家は写真を撮って自慢するために来る;各国の知識人は富裕層に食べ物を乞いに来る】

素晴らしい。 しかし、なぜこのWEFが反人類アジェンダの中心となったのか? 彼はまた、人類を導く光の使者であるとも主張しているが、これには注意深い研究が必要である。

引用

陶瑞 TaoRay  @realTaoRay 1h

ダボスでの私の個人的な経験から、李強の熱のこもったスピーチがなぜほとんど効果がないのかを説明する。ダボス会議での演説の後、中国で金融関係者のハイレベル会合が開かれたが、株式市場が大暴落を迎えたのはなぜだろうか。 3年前のツイートで私がダボス会議について評価したのを見てみよう。 私の知っている中国の富裕層は数年前、ダボスで皆の賞賛を受けて誇らしげで、羽振りが良かった。現在、彼らのうちの数人は刑務所に入れられているか、あるいは… twitter.com/realtaoray/sta…もっと見る

林氏の記事では、習が簡単に誤りを認めるとは!!裏があるのではと思ってしまう。毛の百花斉放・百家争鳴の類ではと疑ってしまう。

しかし、中共の総債務の大きさは、誰が舵取りしてもうまくいくはずもなく、全中国人に長年にわたり苦難を強いることになる。まあ邯鄲の夢を見ただけでも良かったのでは。外国に行って治安を乱すことのないように。

記事

変化られた習近平「新年賀詞」

2013年に国家主席に着任して以来、慣例に従い、習近平は毎年「新年賀詞」(新年の国民向けテレビ演説)を行ってきた。前年に比べると、習近平の施政方針に変化が生じたように聞こえた。

まず、「党」いう言葉が完全に消えた。前年の新年の演説は全部で1736語だったが、そのうち「党」と言う言葉が15回も現れた。今年の新年演説は全部1584語だが、「党」には一回も言及しなかった。

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共産党総書記でもある習近平は、共産党の指導を強めてきた。特に昨年3月から3期目政権に入り、経済も含めてすべてを党の指導の下に置いた。経済を主導するはずの国務院(内閣)さえ政策の決定権が取り上げられ、ただの執行部門に格下げされた。

2022年10月の中国共産党第20回代表大会までは、習政権でも党と政府は並行して中国を統治していた。しかし、李克強国務院総理が昨年3月に退任して、集団指導がなくなり、習近平による党の独裁体制が始まった。

党が全てを指揮する。このかつて毛沢東時代の指導手法が復活した。その目的は習近平独裁を強化するためだった。だから習近平は談話のたびに共産党の偉大さや重要性などに触れたがった。

同時に、かつて自分の親たちが中国共産党員として建国の功労者だったことを人々に伝えてきた。建国苦労者のひとりが自分の父親(習仲勲元副首相)であるだけに、自分こそ国家最高指導者にふさわしいと暗にアピールしているのだ。

しかし、今年の新年の演説では彼は一回も「党」に言及しなかった。一党独裁への限界を感じたのだろうか?

「問題を認めた」衝撃

習近平の新年演説で注目すべきことが、もう一つあった。なんと習近平は中国の問題点を素直に認めた。悪いところを指摘されるのがあれほど嫌いだったのにである。

「一部の企業が経営の圧力(悪化)に陥っている。また一部の民衆は雇用(失業)と生活の困難に直面している」。

経営の圧力だけではなく、雇用や生活の困難にも言及した。こんな発言は習近平には極めて珍しい。問題を認めると中国共産党の権威を損なうと考えてきたからだ。同時に、自分の施政の正統性も傷つけると考え、常に自画自賛してきた。

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昨年12月9日に開かれた「中共中央党外人事座談会(中共中央が党外の人と座談会)」で、習近平はこう発言した。

「今年の経済運営と経済実績は中共中央の情勢に対する判断の正しさを証明した」

その後、12月12日に開催された「中央経済工作会議」では、習近平は「(中国の)経済が回復して、よい方向へ向かっている」と強調した。また「中国経済の光明論を唱えて響かせよう」と「中央経済工作会議」が決議をし、全国民に呼び掛けた。「光明論」とはつまり、中国経済の悪口を言わせないということだ。

そんな方針を打ち出して1カ月もたたないうちに、縁起のいい言葉ばかりが並ぶはずの新年演説で、習近平が自ら中国経済情勢の厳しさを公に認めた。不動産バブルの崩壊、雇用問題、国際サプライチーンの再構築による中国離れなど、経済情勢は深刻だ。上海などの大都市はまだいいが、東北の一部辺境地域では、給料を払えなくなった企業があると聞いた。

「財新」の記事が再び波紋

そんな状況だから、拘束される怖さを乗り越えて、中国の知識人もいうべきことをいうようになった。本連載でも取り上げたように、中国で一番影響力のある媒体「財新」が「重温实事求是思想路线(事実にもとづいた思想路線を再び考えよう)」(2023年12月25日付)というタイトルの社説を掲載し、すぐ削除された。

しかし、編集長の胡舒立はめげなかった。12月30日に「2023終有一別」(2023年に永遠に別れた人々)という特集記事を組み、この年に亡くなった重要人物や大きな事件などを取り上げた。

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その特集記事が大きな写真をつけて真っ先に取り上げたのは、元国務院総理(首相)の李克強で、タブーに挑んだ。周知の通り、李総理率いる中国政府は、たびたび習近平の政策に反対を唱えてきたため、中国メディアは突然の死で物議を醸した李克強を取り上げたがらない。それを、財新は無視したのだ。

該当記事は、削除を命じられた。胡舒立の個人SNS「微博」(ウエイボー)も読めなくなった。

主要メディアが改革開放を肯定

中国政府は胡舒立を黙らせようとしたが、思わぬ応援が現れた。「第一財経」である。「第一財経」は、上海ラジオテレビ、上海文化ラジオ影(映画)視(テレビ)集団有限公司(有限会社)に属する総合メディアで、新聞、テレビ、研究センター、データセンターなどで構成される。経済分野で一番影響力のあるマスコミでもある。

上海ラジオテレビは国有なので、「第一財経」も当然中国政府の指導に従うはずだ。しかし、これまでおとなしく政府の方針を宣伝してきた「第一財経」が、今年1月3日に驚きの社説を掲載した。そのタイトルは、「最好的承诺是放手和放权(ベストの承認は、手放しで規制を緩めて権力を移譲することだ)」。以下のようなことが書かれていた。

「中国経済の飛躍した発展史は、政府が規制を緩めて権力を移譲し、権利が独立して広がる歴史である。(中略)政府は規制を緩めて権力を(企業に)移譲する責任があり、同時にそれが経済の活力にもなる。(中略)国有企業、民営企業及び外資企業のために法治のビジネス環境を作るべきだ……」

はっきりと改革開放を肯定し、民営企業にもっと権限を与えよと要求したのだ。この社説は、明らかに習近平に不満をぶつけたものであった。また、中国最大の経済都市である上海から発せされた意味も深い。鋭い論説は習政権に向けられたものだったので、庶民には大いに受けた。

1月3日の社説が引き起こした話題がまだ冷めないうちに、「第一財経」は9日、「法治経済こそベストの市場経済」というタイトルの社説も掲載した。

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まさにいまの習近平の独裁の問題を指摘したこの社説は、内外で話題になった。抑圧された言論の場に穴を開けられたようで、中国の人々は密かに話題にし、喜んでいる。

「いまの中国で経済情勢を語ると恨みや罵声ばかりだが、誰に向けた恨みかは口にできない」

つい最近、中国の知人が語っていた。だがその誰かが習近平であることは、皆目周知だ。

習近平政権と知識人とのいたちごっこは続く――。

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