『中国国防相も失脚?不倫の外相に続く解任説も、習近平による解放軍大粛清か 動静途絶え3週間、スピード出世の軍事エリートがなぜ?』(9/22JBプレス 福島香織)について

9/21The Gateway Pundit<Rand Paul Goes Off on Joe Biden and the ‘Corrupt Regime’ in Ukraine (VIDEO)=ランド・ポールがジョー・バイデンとウクライナの「腐敗した政権」に腹を立てる(ビデオ)>

渡辺惣樹・福井義高著『「正義の戦争」は噓だらけ! スペイン内戦からウクライナ戦争まで』の中で、福井青学教授は「ランド・ポールは、ロシアのウクライナ戦争を正当化はできないが理由はある、と言った」と紹介していました。彼はロシアの侵略は肯定していない。

最近、マリア・バーティロモとともにFOXビジネス・ネットワークに出演した際、ランド・ポール上院議員は、ウクライナに船で大量の現金を送り続けているジョー・バイデンに怒りをぶちまけた。

彼らは選挙を中止した。選挙のない民主主義とはどのようなものでしょうか?そこで来年、ゼレンスキー大統領は、戦争中は不便で費用がかかるため、選挙は行わないつもりだと述べた。問題は、選挙がなければ、なぜ民主主義ではない国を世界が支持するのかということです。

彼らは政党を禁止し、教会に侵入し、司祭を逮捕しました。つまり、これは民主主義ではなく、腐敗した政権です。ロシア人の方が優れているのか?いや、ロシア人はもっとひどい。同時に、常にどちらかの側につく必要があるわけではありません。しかし、私がこれに反対する究極の理由は、私たちにはお金がないからであり、さらに借金をすると、インフレがさらに進み、この国で不況が起こる可能性が高まるため、それを続けることはできないのです。

https://twitter.com/i/status/1704862793986400287

https://www.thegatewaypundit.com/2023/09/rand-paul-goes-joe-biden-corrupt-regime-ukraine/

9/21The Gateway Pundit<Governor Greg Abbott Officially Declares INVASION at Southern Border by the Mexican Drug Cartels=グレッグ・アボット知事、メキシコ麻薬カルテルによる南部国境への侵入を正式に宣言>

連邦政府が不法移民を受け入れるのは、法への信頼を揺るがし、またどうしても受け入れるのであれば民主党の州にすべき。

テキサス州知事のグレッグ・アボットは、メキシコの麻薬カルテルによる南部国境への「侵入」を宣言した。この宣言は、アボット知事が治安危機の激化と国境を越えた犯罪行為の流入に対して断固たる姿勢をとっている中で行われた。

「バイデンの政策のため、私は国境への侵入を正式に宣言した。私たちはテキサス州兵、DPS、地元の法執行機関を配備しました。私たちは国境の壁、カミソリワイヤー、海洋障壁を構築しています。我々は移民も撃退している」とアボット知事は木曜日の投稿で発表した。

「テキサス州は今後もさらに多くのカミソリワイヤーを設置し、不法越境に対して国境を強化するだろう。私たちは引き下がりません」と、バイデン政権が設置されていたカミソリワイヤーを切断した後、アボット氏は別のX投稿で述べた。

https://twitter.com/i/status/1704915671828537437

https://www.thegatewaypundit.com/2023/09/governor-greg-abbott-officially-declares-invasion-southern-border/

9/22Rasmussen Reports<Voters See Negative Local Impact from Illegal Immigration=有権者は不法移民が地域に悪影響を及ぼすと考えている>

不法移民を特別待遇しなければ、普通は治安が悪くなる。

米国の有権者によると、不法移民が地元の学校、医療、雇用に与える影響はプラスよりもマイナスの方がはるかに大きいという。

ラスムッセン・レポートの最新の全国電話およびオンライン調査によると、最近の不法移民によって地元の医療制度が改善されたと考えているのは米国の有権者のうち、わずか8パーセントであり、40%は悪化したと回答している。42%は最近の不法移民が地元の医療に大きな影響を与えていないと考えており、10%は確信が持てない。これらの調査結果は、38%が不法移民によって地元の医療が悪化したと述べた2月からわずかに変化している 。

https://www.rasmussenreports.com/public_content/politics/biden_administration/voters_see_negative_local_impact_from_illegal_immigration?utm_campaign=RR09222023DN&utm_source=criticalimpact&utm_medium=email

9/21希望之声<川普:若当选将调数千士兵守护美墨边境=トランプ:「当選すれば数千人の兵士を米メキシコ国境警備に派遣する>トランプ前米大統領は9/20(水)、再選されれば国境の安全を守るため、連邦法執行機関の資源を動員し、数千人の兵士を米国とメキシコの国境に派遣すると述べた。

トランプ大統領は、現在米国とメキシコの国境で米国に入国している大量の不法移民を「侵略の脅威」と呼び、この問題の責任はバイデン政権にあると考えている。同氏はダビュークでの集会で、「私が就任すればすぐに、バイデン政権の国境開放政策をすべて終わりにする。この侵略を阻止するために必要な資源をすべて活用しなければならないことを明確にする。これには現在海外に駐留している数千人の部隊を動員することも含まれる」と語った。

是非2024は勝ってほしい。

https://www.soundofhope.org/post/756214

9/21希望之声<美军西太首次部署这武器 中共难逃2025大限?=米軍がこの武器を西太平洋に初めて配備、中共は2025年まで生き延びるのは難しい>作家で時事評論家の范畴は、中国経済は時限爆弾であり、中共は2025年には生き残れないかもしれないと考えている。 政権の力の衰退を見て、習近平は台湾に出兵するかもしれない。米軍は最近、西太平洋への前例のない配備を完了した。

9/18、米海軍の無人水上艦2隻、USVマリナーとUSV​​レンジャーが米第7艦隊の横須賀港に停泊した。2隻が西太平洋に展開するのは今回が初めて。続いて米軍は無人水上艦2隻の偵察・攻撃能力を試験する。

米軍の「無人水上艦第1分隊」(USVDIV-1)のジェレマイア・デイリー司令官は21日、メディアに対し、敵目標を捜索する際、無人水上艦は駆逐艦などの大型艦艇の代わりになると語った。「例えば、1隻の駆逐艦と2 隻の無人水上艦が 3 隻の駆逐艦の代わりとなり、戦力が倍増する」

「レンジャー」はミサイルを発射できる。WSJは、「レンジャー」は2021年の実験で、SM-6迎撃ミサイルを発射し、敵の弾道ミサイルや巡航ミサイルを破壊し、敵艦船も攻撃できたと伝えた。

WSJは、米軍は台湾海峡での戦争の可能性など、西太平洋でのあらゆる紛争に対処するための新たな戦略を策定していると伝えた。

空母より無人艦の方がコストも安く、人的損害もないため、増産すべき。無人艦から無人機が飛ばされればなお良い。

https://www.soundofhope.org/post/756562

9/23阿波羅新聞網<卫星图像曝光:美中俄异动 全球紧张=衛星画像は暴露:米中露の動き、世界は緊張>CNNが入手した衛星画像によると、ロシア、米国、中国は近年、それぞれの核実験場エリアに新たな施設を建設し、新たなトンネルを掘削している。

ロシア、米国、中国が差し迫った核実験の準備をしているという証拠は現時点ではないが、著名な軍事不拡散専門家らは、最近の3つの核実験場の拡張は過去の他の核実験場の状況と同様であると指摘している。これらの核実験場には、中国の新疆西部地域、ロシアの北極海グループ、米国のネバダ砂漠が含まれる。

ジェームス・マーティン不拡散センターの非常勤教授、ジェフリー・ルイスは、過去3~5年の衛星画像から、これらの場所に新しいトンネル、新しい道路、貯蔵施設が出現し、これらの地域で車両交通量が増加していることが示されていると述べた。

核戦争の脅し?

https://www.aboluowang.com/2023/0923/1957426.html

9/23阿波羅新聞網<愈战愈勇!美驻日大使再发图文揭露中共—美国驻日大使易曼纽不封口 再度发文酸中共=戦えば戦うほど勇敢になる!駐日米国大使、再び中共のやっていることを暴露する写真と記事を投稿―エマニュエル駐日米国大使は沈黙を拒否し、再び中共を批判する記事を投稿>エマニュエル駐日大使は、中国の習近平国家主席を揶揄する記事を投稿しないようワシントンから警告を受けたと伝えられているが、本日再びSNSで「中共は日本産水産物の輸入を禁止しているが、しかし中国漁船は今も日本の排他的経済水域で操業している」と皮肉る記事を投稿した。

別の記事で、エマニュエルは李尚福の逮捕をメデイアの発信1週間前には投稿したと。中共の内部情報を取っていることは間違いない(ワシントンが取り、彼に発信させているかも)。米国は台湾侵攻に躍起な習を下ろすよう、反習派を支援しているのかもしれない。

https://www.aboluowang.com/2023/0923/1957319.html

9/23阿波羅新聞網<美中宣布成立工作组 专家:凸显北京担忧经济状况=米中が作業部会設置を発表、専門家:中国政府の経済情勢への懸念を示す>米中両国は金曜日、経済・金融分野での意思疎通チャネルを円滑化するための両国間の作業部会の設置を発表した。米中の競争が激化する中、今年は米高官が頻繁に中国を訪問している。両国は経済分野での協力で初期の段階での進展を見せたものの、軍事と人権問題はとどまっている。ある専門家は、中国政府の妥協は中国が自国の経済状況を懸念していることを示していると指摘した。

米国はデカップリングしないといけないのに、敵を助けるバイデン民主党政権は本当にカス。

https://www.aboluowang.com/2023/0923/1957322.html

9/22阿波羅新聞網<日资巨头撤离中国 大同电工解散员工伤感表敬意=日本の大手企業が中国から撤退、(株)ダイドー電子が解散 従業員は感謝を示す>恒大不動産や都市投資銀行等の企業爆弾と国際的産業チェーンの移転により、最近ではさらに多くの外資系企業が中国から撤退している。 日本の大手ダイドー電子(蘇州)有限公司は9/4に閉鎖し、従業員の補償金は月額賃金×勤務年数+3ケ月分賃金で精算されると発表した。 同社は全従業員に対し、グループ戦略の調整や経営状況の変化などの客観的な要因を考慮し、早めに会社を解散することを決定した旨の通知を出した。 このニュースを聞いて、目を真っ赤にしてひどくがっかりした古くからの従業員もいた。情報によると、一部の古参従業員は最大20万元の補償金を受け取ることもできるという。 一部のネチズンは「諦めきれないが、どうすることもできない」と福利厚生が充実し、給料の遅滞もないこの会社に敬意を表するメッセージを残した。

時事評論家の李昻はラジオ・フリー・アジアに対し、中国の政治環境の趨勢を考慮すると、中国にいる外資が撤退するのは時間の問題だ、と語った:「中国の経済崩壊は避けられず、すべての外資は中国から撤退するだろう。それは単なる順番の問題である。中国大陸は鎖国に戻り、計画経済に取り組むだろう。この傾向は現在ますます顕著になっている。政治の原因は、中国と西側のイデオロギーの間に根本的な対立と対抗があるからである」

ダイドー電子(蘇州)有限公司は2003年10月に登録資本金2,100万米ドルで設立された。 同社によると、同社は主に希土類磁石および関連応用部品、計器、機器、設備の研究開発と生産に従事し、同社が生産した製品の販売とアフターサービスの提供、国際経済情報や関連会社製品の技術コンサルティング及びサービス等の提供を行っている。

他の日本企業も早く撤退しないと。社員がスパイ容疑で拘留された場合、日本企業は中共相手に裁判で戦えるのか?ヘタレ経営者ばかりなのに。

https://www.aboluowang.com/2023/0922/1957274.html

何清漣 @HeQinglian 8時間

ここで話しているのは戦争ではなく戦略であることに注意してください。それならブレジンスキーの『The Grand Chessboard』をめくらないといけない、どうなることやら? 😪

引用

Ezio Mao ☢@KELMAND1 19h

エコノミスト誌はとうとう少し現実主義に戻りつつある:再考するか?

西側諸国のウクライナ戦略が歴史的大失敗だったことに疑いの余地はない。

何清漣 @HeQinglian 8時間

これが本当の問題である:西側諸国は現在、インドとカナダどちらを選ぶか望んでいない。

カナダは兄弟国でLGBTQI+大躍進政策とは無関係であり、ワクチン接種はまだ道半ばである;インドは西側諸国が将来中国に抵抗するために利用する先鋒であり、地政学上、非常に重要な駒であると言われている。

まず、いろいろ考え検討しよう。 😂😂

モディ首相はインドの抑止力を示している。 😅😅

引用

猫おじさんが物語を語る @wakeup_arrow 13時間

カナダメディアの報道によると、カナダ当局はインド当局者やカナダ駐在のインド外交官の通信を収集・監視することにより、インド外交官がシーク教指導者ニジャール暗殺に関与していることを発見した。

報道によると、情報の一部はファイブ・アイズ同盟の同盟国から提供されたものだという。

報道はまた、インドとカナダの非公開協議中、インド政府が暗殺に関与したとする非難に反論したインド当局者は一人もいなかったと強調した。

https://cbc.ca/news/politics/sikh-nijjar-india-canada-trudeau-modi-1.6974607

何清漣 @HeQinglian 3時間

9/21、バイデンは不法移民に恩赦を与え、米国に不法入国した数十万人のベネズエラ人に一時的な合法的就労資格を与えると発表した。これは、これらの不法移民が米国で合法的に働くことができることを意味する。

国土安全保障省は、7/31時点で米国に到着する約47万2,000人のベネズエラ人に一時的保護資格が与えられると発表しており、この他約24万3,000人のベネズエラ人が一時的保護資格を取得し、延長を待っていると発表した。 … もっと見る

福島氏の記事では、軍の専門家の粛清は、台湾侵攻の暴発が起こりやすいと見立てていますが、どうでしょう?米国は抑止のためにSNSのXを通じ、中国語で「中国人民解放軍ロケット軍の組織」報告書を流せばよい。軍の幹部であればXは読めるでしょう。そうすれば、侵攻と間を置かないで米軍ミサイルが基地に襲ってくるかもしれないと、恐れおののくはず。

高橋杉雄氏著の『ウクライナ戦争はなぜ終わらないのか デジタル時代の総力戦』を読むと、「戦争は始めるよりも終わらせることが難しい。大切なことは戦争を始めさせないことだ」と。習がいくら力んでも、軍が逆にクーデターを起こすかもしれないと思わせるのが肝要かと。賄賂で豊かになった軍人たちに、負ければ財産をすべて失うし、戦争指導者の海外資産没収を事前にPRすれば、かなりのブレーキになるのでは。

共産国は世界革命を目指し、解放という名目で他国を侵略する。米国左翼はネオコン主導で戦争を煽っている。左翼というものは人類にとって不幸の淵源である。世界の教育とメデイアが左翼にどっぷり浸かっているので、大衆は洗脳から解き放たれない。自分の目で確かめ、自分の頭を使うことが大切。

記事

中国・習近平政権で国防相が解任された可能性がある(写真:新華社/アフロ)

  • 中国の習近平政権内部で、再び重要人物の動静が途絶えている。国防相の李尚福だ。軍内部の汚職に関与したとの噂がある。
  • すでに美人キャスターとの不倫が噂されていた外相の秦剛が解任されており、政権の中枢にいた幹部の相次ぐ「失脚」は文化大革命以来の異常事態だ。
  • 解放軍の不安定化は台湾有事のきっかけになりかねないだけに、習近平政権内部の混乱をこれまで以上に注視していく必要がある。

(福島 香織:ジャーナリスト)

中国の国防部長(国防相)、李尚福の動静が途絶えてもう3週間がたっている。7月に外交部長(外相)の秦剛が1カ月の動静不明後、突如外相職を解任されたように李尚福も国防相職を解任されるのだろうか*1。7月末にも、解放軍ロケット軍司令の李玉超と政治委員の徐忠波がそろって解任されていた*2。こうした動きについて、チャイナウォッチャーたちは、解放軍内でとてつもない粛清が起きている、と見ている。

*1:消えた中国外相・秦剛、不倫相手と噂される美人キャスターはダブルスパイ?(7月21日付、JBpress)
*2:秦剛は監獄に?習近平「大粛清時代」の幕開け、ロケット軍でもスパイ探しか(7月28日付、JBpress)

7月に外相を解任された秦剛と、不倫相手とされるキャスター(提供:Talk With World Leaders/EYEPRESS/Newscom/アフロ)

李尚福は今年3月の全人代で国防相、国務委員に抜擢された。8月29日に中国アフリカ平和安全フォーラムで演説して以降、その動静は途絶えている。これは外相で国務委員だった秦剛が6月にその動静が突然途絶えたのと様子が似ている。ちなみに秦剛が外相を解任された理由が「生活作風」(生活態度)であることが、党内ですでに通達されたようだ。米ウォールストリート・ジャーナルが、党内関係筋の話として報じていた*3

*3:中国前外相、不倫で解任=関係筋(9月19日付、米ウォールストリート・ジャーナル)

秦剛は不倫し、その相手が米国で子供を産んだことで国家安全に影響を与える可能性があるとして、外相を解任されたという。多くの人たちが、秦剛の「スパイ容疑」を想定していたので、意外に「軽い罪」ではある。

だが、文革が終わって改革開放が始まって以来の45年の間、閣僚級の党幹部が相次いで姿を消すのは極めて珍しく、尋常ではない。

習近平に重用されスピード出世

李尚福は9月7~8日にベトナムで行われる予定の国防相会談を、健康問題を理由に突然欠席していた。

1958年生まれで、父親は解放軍陸軍鉄道兵副司令員の李紹珠。李紹珠は1932年に紅軍に加入し、長征と国共内戦を戦い、建国後は朝鮮戦争にも参加。いわゆる筋金入りの解放軍老幹部だ。李尚福は、そういう「紅二代」と呼ばれる紅軍サラブレッド家庭で育ったうえにエンジニアとしても優秀だ。

中国の李尚福国防相の動静が約3週間途絶えている。解任されたとの見方も(写真:TASS/アフロ)

1982年に国防科技大学を卒業。重慶大学自動化学院で研究生となり、解放軍指導部の中では、珍しくかなり高い学歴をもっている。1982年から2013年まで解放軍の西昌衛星発射センターで31年勤務し、うち2003年から2013年までは指揮官だった。また2007年の中国初の対衛星破壊ミサイル実験や初の月面探査機発射任務にも直接参加している。

2014年以降、李尚福は解放軍の研究開発部に実質在籍し、国防部副部長(次官)を経て、習近平が軍制改革によって新たに創設した戦略支援部隊の副司令兼参謀長(2015-2017)に抜擢された。戦略支援部隊は、北斗システムはじめ宇宙衛星などをつかった偵察・情報収集、電子線、サイバー戦を管轄するエンジニア系軍人の花形部隊だ。

2017年以降は中央軍事委員会装備発展部長としてロジスティックスの責任者となった。こうした経歴はいかにも習近平の好むところで、実際に彼は習近平のお気に入りとして、習近平第3期目の国防相兼国務委員に抜擢された。彼のスピード出世は、習近平がそれだけ、中国軍の現代化に重要な宇宙ミサイル戦略、そしてサイバー、電子戦強化を重視しているのだ、と見られていた。

そんな李尚福がなぜ、失脚したのか(まだ失脚したとは明らかになっていないが、すでに国防相を解任されていると米国情報筋はみている)。

そのヒントとして、今年にはいって相次いで失脚している軍幹部の面々を振り返っておく必要がある。

ロケット軍の汚職に関与か

まずロケット軍司令だった李玉超が6月27日に、会議中に突然連行され7月末に司令職を解任された。同じタイミングでロケット軍副司令の劉光斌、前任副司令の張振中も連行され、関連の容疑で取り調べをうけたという。

劉光斌はミサイル電子システムの開発に従事した経歴があり、張振中も酒泉衛星発射センター参謀長を務めたこともある、ともにエンジニア系軍人だ。このロケット軍幹部たちの失脚の噂が広がる前に、3年前にロケット軍副司令を退役した呉国華が7月初旬に北京の自宅で「自殺」したという。呉国華は人民解放軍旧総参謀部第三部(技術偵察)の主任を務めた経験があり、電子諜報防諜の専門家だ。

こうしたロケット軍、戦略支援部隊に絡む大量の高級エンジニア系軍人の粛清事件がまず6月から7月にかけて起きていた。

中国は宇宙・ロケット戦略に力を注いでいる。写真は9月7日の「長征4号C」ロケット 衛星「遥感33号03」の打ち上げ(写真:新華社/アフロ)

李玉超は米国留学中の息子が米国側に機密情報を漏洩させた疑いがもたれたといわれている。ロケット軍は習近平の軍制改革で生まれた習近平肝いりの軍種で、核ミサイルなど対台湾武力統一で重要な役割を担うとされていた。李玉超だけでなく、ロケット軍政治委員の徐忠波も解任された。新しい司令は海軍出身、政治委員は空軍出身という「部外者」に代わった。

粛清の建前の理由は汚職だ。これは初代ロケット軍司令で前国防相の退役上将の魏和鳳もかかわっているとの噂がある。魏和鳳は今年3月の全人代で退役。以降、公の場に姿を現しておらず、秘密裏に取り調べを受けている、という噂が絶えずあった。

李尚福も汚職に関与したとの噂がある。その根拠は、彼が長らく装備発展部で仕事をしてきたことと関係している。軍の装備部門の調達任務に賄賂や癒着はつきものだ。ロケット軍はいわゆる弾道ミサイル、核ミサイルなどハイテク製品を取り扱うので当然、予算はケタ違いに多く、ロケット軍と装備発展部が癒着した汚職がありそう、という想像がある。これは宇宙衛星をはじめハイテク装備を必要とする戦略支援部隊も同じで、また李尚福は戦略支援部隊と装備発展部の業務を交差している。

ロケット軍初代司令で国防相までつとめた魏和鳳が退役し影響力を失ったタイミングで、それまで隠蔽されていたロケット軍がらみの腐敗が表ざたになってきて、芋づる式に現任国防相の李尚福にまでつながった、という見方がある。

解放軍の制服組トップに波及するか

こうした見方を補強する事実として、今年7月26日に、全軍武器装備調達情報サイトが興味深い情報を出していた。「中央軍事委員会装備発展部が調達入札の審査専門家たちの規律違反に関する手がかり募集の公告を出した」という。習近平は2017年10月までさかのぼって、装備調達入札に関する規律違反調査を指示している、とのことだ。

2017年といえば李尚福が装備発展部長になった年。公告によれば、装備調達入札で、談合や情報漏えい、監督の欠如などの問題があったようだ。ロイターによれば、すでに装備発展部内で8人の幹部が失脚、それには宇宙航空部門や、兵器装備部門の責任者が含まれていたという。
仮にこの噂が事実とすれば、この芋づる式粛清がどこまで広がるか、次に誰が失脚するか。注目を集めているのが、中央軍事委員会副主席で制服組トップの張又侠だ。

中央軍事委員会副主席で制服組トップの張又侠(中央、写真:代表撮影/ロイター/アフロ)

習近平と少年時代から親友だった張又侠は72歳で引退年齢を過ぎているにもかかわらず、習近平のために中央軍事委員会に残留。軍内で強い権力を維持し、李尚福の昇進を習近平に勧めたのは張又侠と言われている。もし李尚福の失脚原因が発展装備部長の装備調達に関わる汚職であるとするならば、その前任者で李尚福の直属の上司である張又侠も、疑われる可能性がある。

ただ習近平とのこれまでの濃密な人間関係を考えると、老いた張又侠を完全失脚させるとはちょっと考えにくい。

米ニューヨーク在住の華人評論家、陳破空は、軍事紀律委員会書記の張昇民が9月16日に連行されたという噂に注目していた。中央軍事委員会メンバーでロケット軍元政治委員でもある張昇民は、9月15日の中央軍事委員会の会議に出席していた。

この会議には軍事委員会メンバー7人のうち何衛東、苗華、張昇民の3人しか出席しなかった。軍事委員会主席の習近平は欠席。習近平は最近、こうした会議の場に姿を現すことがほとんどなくなっているので驚くほどのことはない。ただ副主席の張又侠、国防相の李尚福、連合参謀部参謀長の劉振立の3人がそろって欠席したので、憶測を呼んだ。

特に劉振立の欠席については、彼にも何かあったのでは、と噂になった。劉振立は張又侠の部下として中越戦争に参加した経験があり、張又侠とは深い絆で結ばれている。仮に張又侠に汚職問題が問われるとしたら、連座する可能性はある。しかし軍内の規律違反を取り締まる立場、つまり取り調べる側の張昇民が、連行され取り調べられているとしたら、解放軍は完全に機能不全ということではないか。

軍で習近平の暴走を止められる人がいない

軍の汚職というのは、実は改革開放以来、普遍的に存在する。習近平はこれを不満に思い、軍内汚職の徹底取り締まりを行ってきた。軍の利権は大きく奪われ、100人以上の高級将校がこの10年で失脚してきた。軍内の汚職はかなり減ったが、利権を奪われた軍幹部の習近平に対する暗黙の不満は高まっていた、と言われている。

習近平は軍内の自分に対する不満を感じ取っており、政変、クーデターを懸念するようになった。一部ではそれは「病的」なほどの不安症になっていたと言われている。

中国には「推背図」と呼ばれる唐時代の予言書があり、その第46図に「弓を帯びた軍人が、ただ我は白頭翁(白髪頭のじじい)だと言う。東の門の中には金剣が伏しており、勇士は後門より帝宮に入る」とある。この白頭翁の漢字を組み替えると習公、つまり習近平。この予言は習近平が弓(ミサイル)で暗殺されることを予言しているのだ、という解釈が昨年あたりからさかんにネットに流布していた。ひょっとすると、習近平がそれを真に受けて、ロケット軍粛清に走ったのではないか?

これはあくまでネットの噂にすぎない。だが解放軍幹部がつぎつぎと失脚しているのは事実のようで、これを中国の軍事脅威に直面する我々日本や台湾などの国はどのように受け止めるべきか。

ロケット軍幹部や軍事委員会の粛清のやりすぎで、有能な人材が減っているとすると、それは軍の弱体化ということであり、中国の軍事的脅威は目減りするのだろうか。

いや、私はむしろ逆ではないか、と心配している。優れた軍人、プロフェッショナルな軍人ほど、冷静で自制心が効いているものだ。そうした人間が軍内に減れば、それだけ習近平の独断、暴走が起きやすくなる。解放軍の不安定化こそが、台湾有事のきっかけになりかねないだけに推移を見守る必要があるだろう。

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