石平『世界征服を夢見る 嫌われ者国家中国の狂気』を読んで

表題の本は石平氏のメルマガを纏めたものであるが、面白く感じたことを紹介してみたい。人民日報社が開設するミニブログ「微博」専用ページを彼が見たときに、以前には見られなかったコメントがずらりと並んでいたとのこと。「中国人民は皆知っている。よく嘘をつくメデイアは人民日報、よく捏造する教科書は(日本のより)中国の方だ。お前らこそ、毎日のように中国人民を騙しているのではないか!」「文化大革命以来、いったい誰が多くの人民を惨殺してきたのか。日本人ではないぞ!」「自国の歴史さえ正視できないこの国が他国に正しい歴史認識を求めることができるのか。嘘ばかりつくこの政府は、他人に真実を語れと要求できるのか!」と。反日宣伝を政府がした分、それはすべて政府自身に返ってくる。民間ウエブサイト「網易」が「日本の歴史教科書と中国の歴史教科書、どちらが嘘をついているのか」というネット上の討論を開始し、一般ユーザーにも意見を求めた。その結果、「日本の教科書の方が嘘をついている」と答えた回答者数が2730人であったのに対し、「中国の教科書の方が嘘つきだ」と答えたのはその3倍以上の8949人に上ったとのこと。

中国人は基本的に政府を信用しません。信じたら裏切られ殺されるのが長い歴史の教訓となっているからです。政府が反日をしている中国と、国民全体が反日に染まり親日の表現を社会的に許容しない韓国と民度のレベルが違うと思いませんか?今韓国は日本との対話を求めて来ていますが、中国が11月APECで首脳会談を多分開くこと、北朝鮮との対話が進んでいることで、「日本はアジアで孤立している」と言ってきたが実は「韓国だけがアジアで孤立している」ということにやっと朴大統領は気づいたらしい。尹外相も「歴史と経済は分離する」とか言い出してきたが、日本は「歴史と経済は一致させる」と切り返せば良い。日本の円安で経済はガタガタ、平昌オリンピックの援助がほしいので擦り寄ってきたのでしょう。さもしい連中です。「告げ口外交や慰安婦像設置取りやめ、既存撤去が約束されない限り、経済支援はできない。もしそれがなくて支援に踏み出せば国民が怒って政権維持できない」と答えれば良いのです。中国は今まで政府が国民の言いたいことを抑えてきましたが、ネットの出現で、如何に共産党と言えども100%抑えることは出来なくなってきているということです。朝日新聞が捏造してきても100%隠すことができなくなってきているのと同じです。邪悪な存在は打倒すべきです。

最後に石平氏の本の中に「順口溜(=日本の川柳のようなもの)」が載ってました。中国の実態を知るのに良いので紹介します。

「女房と寝るのは貧乏人だが、人の女房と寝るのは金持ちである」「牛や豚を飼う奴は貧乏人だが、犬や猫をペットにする奴は金持ちである」「田んぼで稲を植える奴は貧乏人だが、庭で花を育てる奴は金持ちである」「土を耕す奴は一生の貧乏人だが、土地を売買する奴は子孫まで金持ちである」「ホンモノを作っていても貧乏人のままであるが、ニセモノを作るとたちまち金持ちになる」「栄養食品を作って売る奴は所詮貧乏人だが、有毒食品でも作って売れば金持ちの仲間入りができる」「友人から借金する奴は貧乏人だが、国からカネを掠めた奴は大金持ちである」

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