『プーチンの戦争はどのように終わるのか? 米戦略学の第一人者が語る「意外な結末」』(7/12現代ビジネス 週刊現代)について

7/11The Gateway Pundit<BOOM – “CHUCKMATE” – Elon Musk Drops Two Tweets that TOTALLY Destroy Twitter – WOW>

チャックノリスだからチエックメイトでなくチャックメイトと表現。

https://www.thegatewaypundit.com/2022/07/boom-elon-musk-drops-two-tweets-twitter-totally-destroy-twitter-wow/

7/12阿波羅新聞網<霸王硬上弓 普京签令用这方法收回乌克兰=力を以って行為を強要する、プーチンはウクライナを取り戻すためにこの方法を用いる命令に署名した>ロシアのプーチン大統領は、ウクライナのすべての居住者が簡素化された手続きを通じて、ロシアの市民権を取得できる規定の大統領令に署名した。ロシアの市民権を取得するための以前の簡略化された手順は、ドネツク、ルハンスク、ヘルソン、ザポリージャ州の居住者のみが利用できた。

ルトワックの言う住民投票時に影響が出るかどうか?

https://www.aboluowang.com/2022/0712/1774351.html

7/11阿波羅新聞網<普丁很不高兴!传第N度要当爸 奥运冠军女友亮相飘孕味=プーチンは非常に不機嫌! 何度目かの父になるとの噂がある オリンピック金メダルのガールフレンドは妊娠しているように見える>ロシアのウクライナ侵攻はまだ終わっておらず、独裁者で侵略者のロシアのプーチン大統領は再び父になると噂されている!このニュースはロシアのメディアによって報道され、現在、161万人以上が“いいね”したが、聞くところによるとプーチンは、子供は十分いるので非常に不機嫌になったと。この胎児は女の子でなければならない。母親は元ロシアの体操選手のアリナ・カバエワは、6月上旬に、妊娠しているように見えるゆったりとした服装でソチに現れた。

プーチンのガールフレンドのカバエワ(左)は、妊娠しているように見えるゆるい服を着て、6月初旬にソチに現れた。画像:spletnik.ruビデオから取得

https://www.aboluowang.com/2022/0711/1774105.html

7/12阿波羅新聞網<50年来首见!岸田文雄突发签证给他 中共势必跳脚=50年ぶり!岸田文雄が突然ビザを発給し、中共は必ず地団駄を踏む>8日、安倍晋三元首相が街頭集会に参加中に射殺され、世界に衝撃を与え、12日には安倍家で葬儀が行われる。台湾では、頼清徳副総統が個人旅行の名目で日本へ赴いた。頼清徳は中華民国と日本が外交関係を断ち切った後、50年ぶりの日本への最高レベルの特別使節である。これについて、日本の「産経新聞」の台北支局長の矢板明夫は、「この動きは必然的に中共からの激しい抗議につながるが、岸田文雄は中共を怒らせることを恐れていないことも示した。安倍首相の台湾支援政策を継承しただけでなく、大きな前進だった」と指摘した。

今後も台湾を支援しなくては、安部氏の死が無駄になる。

https://twitter.com/i/status/1546503659428921344

https://www.aboluowang.com/2022/0712/1774349.html

7/11阿波羅新聞網<美军对中共军队了若指掌 共军频繁演习反泄“家底”= 米軍は、中共軍をよく知っており、中共の頻繁な演習は却って実力の底を晒す>英国の「BBCニュース」の3日の報道によると、米国統合参謀本部議長のマーク・ミリーは、台湾海峡には「現在、差し迫った兆候や警告はない」と考えている。 7日、中共軍事委員会の李作成参謀長と電話をしたとき、彼は「危機時のコミュニケーションの改善と戦略的リスクの軽減」を再度強調した。この点で、大紀元時報の軍事コラムニストである沈舟は、今日(11日)、ミリーが中共の戦力を一語(よく知っている)で喝破したと考えている。

沈舟は、米軍は中共軍を監視していて、おかしなことがあれば、米軍の先制攻撃もありうると。

https://www.aboluowang.com/2022/0711/1774196.html

7/11阿波羅新聞網<河南重演“白衣人袭击”恐怖场面 银行苦主向美国驻华使馆求助=河南省は「白衣人の襲撃」の恐ろしいシーンを再演、銀行に苦しめられている人達は中国の米国大使館に助けを求める>中国の河南省は最近、3年前の香港で「白衣人の襲撃」の恐ろしいシーンを再演し、内外の社会の注目を集めた。最近、多くの地元の村や鎮の銀行が「爆発」し、全国で数十万の預金者の約400億元(約468億香港ドル)が「ゼロ清算」され、約3,000の身に寸鉄を帯びない預金者が銀行の外で、苦労して稼いだお金の返還を要求したが、彼らは多数の警察官と「白衣人」に囲まれ、多くの「白衣人」がデモ隊に襲い掛かり、血なまぐさい衝突が起こった。妊婦や障害者でさえ殴打されたと報じられた。国民は、警察官は「黒社会」と同じで、「警黒協力」としての行動を厳しく批判したが、当局はあらゆる手段を使って関連情報をブロックした。中国の米国大使館のWeiboは、数日間、「河南省を救え」と求める中国のネチズンによって殺到した。

自国民救済は自国で。他国を当てにするな。中共を打倒するのは中国人であるべき。

https://www.aboluowang.com/2022/0711/1774272.html

7/11阿波羅新聞網<新毒株爆发 上海重启方舱惹民众反感 兰州、海口多地严苛管控=新しいウイルス株が発生し、上海はキャビン病院を再開し民衆は反感 蘭州と海口等多くの地で厳しい管理>疫病の拡大を防ぐために2か月間封鎖を採っていた上海は、1か月強の間「封鎖解除」した。市内の8つの行政区域と、残りの行政区域で、明日(火曜日、12日)から陽性感染者の軌跡の場所で、核酸スクリーニングのための「3日に2回の検査」が実施される。また密接接触者を受け入れるためのキャビン病院も立ち上げる。その他、蘭州市政府は、月曜日(11日)から1週間、主要4か所の区域でいわゆる「臨時防疫措置」を実施すると発表した。中国政府はいわゆる「ゼロコロナダイナミック」を主張しており、全国で巨額の代償を払っているが、疫病流行の波はまだ完全には過ぎておらず、新たな変異株の流行が再び現れている。国民は当局の過度の防疫に大きな不満を持っている。

コロナウイルスはゼロにならないから永遠にゼロコロナしていてほしい。

https://www.aboluowang.com/2022/0711/1774266.html

何清漣 @HeQinglian 8h

情報のソースはこれである:

ビル・ゲイツが野外に数百万匹の蚊を放出してから、米国では数か月後、蚊がまれに見る致命的なウイルスの検査で陽性になった。

ビル・ゲイツが野外に数百万匹の蚊を放出してから数か月後に、蚊がまれに見る致命的なウイルスに陽性を示す。

https://newspunch.com/mosquitoes-testing-positive-to-rare-deadly-viruses-in-us-months-after-bill-gates-released-millions-in-the-wild/

ツイ主はこのQingのツイートを見ることができる。

米国には金持ちの狂人がたくさんいる。

引用ツイート

Qing @Qing2022022 7月11日

数ヶ月前、ビル・ゲイツの科学技術系のスタートアップが何百万もの遺伝子組み換え蚊を野外に放った。現在、米国各地の蚊は、非常にまれに見る致命的なウイルスの検査で陽性を示しており、その一部のウイルスはこれまで米国で報告されたことはない。 ⬇️

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何清漣 @HeQinglian 6h

この記事は一見の価値がある。現在、主流メディアの何人かは、バイデンが緊急事態に対処できないと感じている。

私はこれについて考え、理由は非常に単純であることに気づいた:人を換えると、ハリスはバイデンよりもっと悪い、1年後に交代するとしても、それはナンシーだろう。

主な理由は、憲法を改正は間に合わないからである。ヒラリーはなりたいと思っており、彼らよりも適しているが、憲法には彼女が引き継ぐ余地がない。

急いで憲法を改正し、彼女に合わせたオーダーメイドにする。

引用ツイート

井上Z-不二雄 @j​​ojowheel 13h

大統領はベゾスを狙い、深刻な結果をもたらした。ビリオネアが所有するメディアは何もする必要はなく、真実を報道するだけで(大統領へのへつらいをやめるべき)、大統領が教訓を得るに十分である。

https://zerohedge.com/political/knives-out-wapo-nyt-go-biden-blood-scathing-moment-honesty

何清漣 @HeQinglian 8h

調査を経て:ドイツは温暖な気候である。年間を通じて、気温は通常-2°Cから25°Cの間で変化し、-10°Cより低く、または31°Cより高くなることはめったにない・・・。

https://en.weatherspark.com/countries/DE

中国南部の天気よりもはるかに良い。中国南部の都市では、少数の人達が近年冬に電気ヒーターを設置した。

練炭ストーブは暖を取ることができ、窓を開けて換気し、お湯を沸かすことができる。

引用ツイート

DW中国語-ドイチェ・ヴェレ @dw_chinese  9h

本日より、ノルドストリーム第1パイプラインは、10日以上のメンテナンスシーズンに入り、ガス供給を停止する。ロシアが後でガス供給を戻さなければ、ドイツ国民は凍えるだけでなく、ドイツ経済は12%縮小する可能性がある。

最近、多くのテナントが家主から通知を受けており、ベルリンの大手賃貸不動産会社は、将来的にガス暖房費を少なくとも2倍にするようテナントに指示した。

https://p.dw.com/p/4DxFD

何清漣 @HeQinglian 1h

今日、私が中国の海外報道を見て、スリランカ危機についての情報を読んだとき、非常に面白い現象に気づいた:

中国語のメディアの多くは、主にスリランカの中国の債務の罠、特に政治的に反対の立場のメディアのせいにしている。

英語のメディアは一致してグリーン農業のせいにした。NYTは昨年から特集報道を行っており、Foreign Policyは昨日、グリーン農業によって引き起こされた危機を分析する長い記事を掲載した。

日本の専門家は、債権国として中国は巨額の損失を被ったと述べた。

何清漣 @HeQinglian 6h

西側諸国のドミノは少しずつ倒れていき、状況は国によって異なり、倒れた理由も異なる:

英国のジョンソン首相は、彼の保守的な姿勢のために選ばれたが、彼は左翼で、現代のローマ帝国を築くのに十分な狂気を持っていることがわかった。

ドイツのショルツ首相は、確固たる制裁をせず、ウクライナへの資金提供を阻止したため、ウーバーとの契約が暴露され、彼の党では媚薬事件が起きた。

オランダ、イタリア、ポーランドなどの国の農民は気候政策に反対である。

何清漣 @HeQinglian 2h

このツイートのメッセージをツイ友に返す:

グレートリセットの一翼を担う気候政策、反気候政策、EUのグリーンエネルギー政策はグリーンロンダリングされて、この翼は既に壊れている。

もう一つは医療、ワクチン証明書であるが、今でも役立つと思うか?

政治家は彼らの政策に失敗し、当選に不利になっている。

ドミニオンによって選ばれているすべての国を除いて。

https://twitter.com/i/status/1546547630053867520

何清漣 @HeQinglian 35m

なぜカナダはカリフォルニアから学ばないのか、法律は未成年者とのセックスはレイプとはみなされないとあるのか?

カリフォルニア州の現在の法律は、多くの犯罪を非犯罪化している。

引用ツイート

エイミー @dongxue815 10h

トルドーは未成年者とセックスをした後、秘密保持契約に署名させた。 [彼ら]は迫りくるものをもはや隠すことはできない! ! !

トルドーは未成年者とセックスをした後、彼女にNDAの署名をさせた。[彼ら]は迫りくるものをもはや隠すことはできない。

現代ビジネスの記事では、ルトワックの言う終わり方の一つの「住民投票」というのは、ロシアが入植を進めてきていればロシア有利になるのでは。国際監視団が監視しても、ドミニオン投票機が使われたら、結果は信頼できないのでは。

ロシアはドネツク、ルハンスク州をドネツク人民共和国、ルガンスク人民共和国と独立させているので、手放さないのでは。やはり、長期戦になりそうです。

また、独仏伊の今のやり方では、中共が台湾侵攻するときに、抑止力になってくれそうもない。経済だけがいくら強くても尊敬されない。当然日本も。

記事

ロシアによるウクライナ侵略が始まって、まもなく5ヵ月が経とうとしている。戦況は長期戦に移行し、物量で勝るロシア軍が押し始めた。ロシア側は東部のルハンスク州を制圧したと主張し、隣接するドネツク州でも攻勢を強めている。

一方で、フィンランド・スウェーデンのNATO加盟手続きが進められ、欧州情勢はますます緊張しつつある。この戦いはどのような結末を迎えるのか。落とし所はどこにあるのか。アメリカを代表する防衛・安全保障分野に強いシンクタンク「戦略国際問題研究所(CSIS)」で上級顧問を務める、世界的に著名な戦略家のエドワード・ルトワック氏に訊いた。(取材/大野和基、国際ジャーナリスト)

もはやEUは「死んだも同然」

――アメリカはこれまで、ウクライナに対する総額400億ドル(約4兆5000億円)規模の支援を承認しています。バイデン政権はウクライナの敗北をなんとしても阻止する構えのようですが、一方で戦争の長期化も懸念されています。今後もアメリカは大規模な支援を継続できるのでしょうか。

ルトワック:開戦初期と比べて、現在ロシアは攻勢に出ています。ロシア軍の勢力が増せば、それを抑えるために西側は追加の軍事支援をせざるを得ません。しかし問題は、追加の支援がもっぱらアメリカ、イギリス、そして北欧諸国によってしか行われていないことです。ドイツやフランスやイタリアのようなヨーロッパの大国が、ほとんど何もしていないのです。

ルトワック氏(Photo by gettyimages)

イギリスなどアメリカの同盟国は、すでに足並みをそろえています。残されたイタリアとフランスとドイツは「死んだクジラ」です。彼らが地政学的な視点から行動を起こさないのであれば、もはやEUの存在意義はありません。政治組織としてのEUは死んでいるも同然ということです。

戦略のロジックというものは、いつも矛盾しています。NATOは近年、かなり弱体化していました。だからロシアはウクライナ侵攻を決断したのです。しかしロシアがウクライナを攻めたまさにそのせいで、いまNATOは非常に強力になっています。NATOは大西洋を越え、日本を含む太平洋諸国にまで拡大した安全保障体制に進化しつつあるといえるでしょう。

しかし、戦争が長期化すると、アメリカも現状の支援を継続することは難しくなります。アメリカ国民はウクライナ戦争にあまり関心がありません。インフレのほうが大きな問題だと考えている人が多いのです。11月の中間選挙を控えて、バイデン大統領はどうすべきか苦しむでしょう。外交政策をアメリカ国民に訴えたところで、さして効果はないからです。

――6月末にスペイン・マドリードで行われたNATO首脳会議では、ロシアをNATOの脅威として名指しする「戦略概念」が採択されました。これをどう評価しますか?

ルトワック:今回のNATO首脳会議で分かったことは、ノルウェー、フィンランド、スウェーデン、デンマーク、ベルギー、ポーランドといった北欧・中欧の国々が、真剣に結束を強めて、力を発揮しているということです。一方でドイツ、イタリア、フランスなどの大国は、会合に出てサンドイッチを食べただけでしょう。まったく真剣味がありませんでした。前者の国々の多くは対中国外交においても政治的・経済的に結束していますし、台湾とも密に連絡をとっています。

――あなたはドイツに対しては特に手厳しい評価をしているように思われますが、やはりドイツはロシアとの関係維持を優先してしまっているのでしょうか。

ルトワック:ドイツの政治家の頭には、冬に暖かく過ごすこと豚肉を料理して食べることしかないのではないかと思いますよ。ドイツの首相は公に言うこととやることが違いすぎる。嘘つきと言われても仕方ないでしょう。彼らは国際秩序よりも、ロシアからエネルギーを得ること、関係を維持することのほうが重要だと考えているのです。

「NATO拡大」が招く事態

――フィンランドとスウェーデンのNATO加盟手続きが進んでいます。これはプーチン大統領の暴走を抑制する効果はあるのでしょうか。またアメリカとイギリスが継続的な支援を行い、NATOが拡大すれば、ウクライナはロシア軍を抑制し続けられるのでしょうか。

ルトワック:フィンランドとスウェーデンのNATO加盟にも抑制効果はありますが、一義的にはロシアを抑制しているのはウクライナ側の強固な抵抗です。ロシアは当初ウクライナ全土を征服する計画でしたが、今では事実上、ドネツクとルハンスクの東部2州征服に目標を変えたほど、ウクライナの抵抗はインパクトを与えています。

すでにロシアはドネツク・ルハンスク両州を支配下に置いていますが、もしプーチンがその支配を維持するつもりなら、ロシアはこれから10年、20年、30年と厳しい制裁を受けたまま生きることになります。

一方で、ロシアがキーウと交渉し、難民も含めた地元住民が自由投票を行い、その地域をウクライナ領とするかロシア領とするかを決めるための同意に達すれば、ロシアは孤立から脱して国際社会に復帰することができるかもしれない。ロシアが住民投票で支持を得られる可能性もなくはないですからね。

しかし、犬が口にくわえた骨を離さないように、プーチンがウクライナ東部地域の軍事的支配にこだわるのであれば、ロシアはやがて衰退してゆくことになるでしょう。私はいま(注:取材が行われた7月4日時点で)イスラエルにいますが、ロシアから逃げてきた科学者、アーティスト、ミリオネア、ビジネスマンで溢れかえっています。重要なのは、才能あるロシアの人々が血液が流れ出すように、モスクワから流出し続けているということです。

「バルト三国侵攻」はあるのか?

――開戦初期に比べて、ロシア軍の戦いぶりが改善しているとの評価も多いですが、現在のロシア軍の状況をどう評価しますか。

ルトワック:ロシアの戦争は、過去のどの戦争もひどい始まり方をしています。1939年のフィンランドとの戦争(冬戦争)では10万人を超えるロシア兵が死にました。ロシアが1400台もの戦車を投入した一方、フィンランドはたった30台ほどの戦車しか保有していなかった。にもかかわらず、ロシア軍はフィンランド軍に圧倒されたのです。

ナチスドイツとの戦争でも、始まり方はひどいものでした。このウクライナ戦争でもそうです。司令官が前線に投入され、次々に戦死していきました。

ロシアの当初の計画はキーウを24時間で陥落させ、ウクライナ全土を2〜3日で征服するというものでした。しかし今回は、ロシアの過去の歴史上の戦いのようにはいきませんでした。ウクライナの人々は愛国心に燃え、どれほど血を流そうとも戦い続けることを決意しました。加えてウクライナには、各国から多くの支援が寄せられた。だからこそ、ロシアは当初の計画を断念して、2つの州を何とか征服するだけにとどまっているのです。

――6月末にSNS上で、バルト三国において軍の大きな動きがあったという噂が流れました。これからプーチン大統領がバルト三国やフィンランドなど、ロシアと隣接するウクライナ以外の国にも戦線を広げる可能性はあるのでしょうか。

ルトワック:それはゼロだと言っていいでしょう。ロシアのインテリジェンス機関によると、ウクライナは当初2、3日もあれば征服できると考えられていました。アメリカのCIAも同様の予測を立てていました。しかしCIAもロシアのインテリジェンス機関も、愛国心に燃えたウクライナの人々の力を理解していませんでした。プーチンも、いわゆる「ハイブリッド戦争」が目論見通りにはいかないことを学びました。現在のロシアの戦力ではバルト三国やフィンランドへの侵攻は不可能であることも、理解したことでしょう。

「国民の選択」という結末

――ロシアが核を使用するシナリオはまだ残っているでしょうか。

ルトワック:それも、ないでしょう。核兵器は基本的に自衛のための兵器であって、侵略や攻撃のために使うことはまず考えられない。仮にもし日本がロシアを攻撃し、モスクワに侵攻するような事態が起きれば、ロシアは核兵器を使用するかもしれませんが、単に他国を攻撃したいからという理由では使いません。あくまでも自己防衛のための戦力です。

それは北朝鮮でさえも同様で、核の脅しを口で言っているだけです。核兵器は本質的に、他国が核兵器を使うことを抑制するために持っているもののです。それはインドでもイスラエルでもアメリカでも中国でも同じです。ですから懸念されているように、プーチンがベラルーシに核を撃たせるというシナリオもありません。

――この戦争の考えうる「終わり方」はどのようなものになるのでしょうか。

ルトワック:2つのシナリオが考えられます。一つはロシアがドネツク州とルハンスク州を奪取したあと、犬がくわえた骨を離さないように、その地域をキープしようとする。その場合、戦争は膠着状態に陥って長期化します。

2つめは、先ほど言ったようにロシア側がウクライナ側と交渉し、国際的な監視のもと、ドネツク州とルハンスク州において自由な住民投票を行い、同地をロシア領にするかウクライナ領にするかを決めるというものです。両方がロシアになる場合もあれば、一つがロシア、一つがウクライナになる場合もあるし、両方ウクライナになる場合もあります。国民に選択を委ねるしか、この戦争をきれいに終わらせる方法はない。戦争が終われば対ロシア制裁も終わり、ロシアは孤立から脱して国際社会に戻ることも可能でしょう。

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