『「トランプ有罪」が58%に急増、支持層エバンジェリカルズ分裂 民主党は「第3次弾劾決議」を模索、司法省は立件を検討か』(6/24JBプレス 高濱賛)について

6/23The Gateway Pundit<Maricopa County Republican Committee Executive Board To Reject 2020 Presidential Election After Election Audit and “2000 Mules” Documentary Prove Irrefutable Evidence of Fraud>

是非民主党、主流メデイア、SNSは“2000 mules”は捏造だという証拠を上げてほしい。そうすれば不正選挙と叫んでいる人達を「そうでない」と説得できるのでは。

“The 2000 Mules Documentary irrefutably proves election fraud occurred in Maricopa County during the 2020 Election in the form of ballot trafficking through drop boxes,” states the resolution in Maricopa County.

2000 Mules” was the latest blow to the stolen 2020 Presidential Election. Massive evidence of illegal ballot trafficking and a coordinated nationwide election fraud ring was presented by True the Vote and Dinesh D’Souza. The film revealed that over 200,000 illegal ballots were trafficked in Arizona.

https://www.thegatewaypundit.com/2022/06/maricopa-county-republican-committee-executive-board-reject-2020-presidential-election-election-audit-2000-mules-documentary-prove-irrefutable-evidence-fraud/

6/23The Gateway Pundit<BREAKING: VoterGA Challenges Georgia Secretary of State Raffensperger’s GOP Primary Results>

ジョージア州のケンプ州知事、ラフェンスパーカー州務長官は共和党エスタブリッシュメントでswampに生息しているのでは?長らく腐敗の沼に浸かってきた?

https://www.thegatewaypundit.com/2022/06/breaking-voterga-challenges-georgia-secretary-state-raffenspergers-sos-primary-results/

6/23The Gateway Pundit<Desperate Liz Cheney Begs Wyoming Democrats to Switch Parties and Vote for Her in August Primary>

1/6委員会の共和党委員であるリズ・チエイニーは予備選で勝ち目がないからと言って、こんな禁じ手を使う。節操がない。こんな手を使う人間がトランプを非難できるのか?下はシェリダン郡民主党のツイッター。当然のことであるが「民主党員は民主党議員の予備選に投票して」と。

Rep. Liz Cheney (R-WY) is mailing campaign brochures to Wyoming Democrats with instructions on how to switch parties to be able to voter for her in the state’s closed August 16 Republican primary. Cheney is getting crushed in recent polls by her Trump endorsed opponent Harriet Hageman with Hageman at 56 percent and Cheney at 28 or 26 percent support.

https://www.thegatewaypundit.com/2022/06/desperate-liz-cheney-begs-wyoming-democrats-switch-parties-vote-august-primary/

6/22The Epoch Times<The Historical Meaning of Donald Trump>

トランプの歴史的意義は大衆にエリート支配を気付かせ、行動を起こさせたことではと小生は考えます。

The historical meaning of Donald Trump depends on this outcome. How many of the longstanding, high-ranking, well-remunerated denizens of the swamp will survive Trump populism? How many will still be in place, running the D.C. show, steering money, churning out words and speeches and interviews, winning re-election, and keeping Trump-ish individuals away? They have certainly lost their luster, and a good portion of the American public despises them, but they are still in tight control of the halls of power. In 10 years, or 20, will they still hold the reins? A simple head count will determine what the Trump revolt of the masses really meant.

https://www.theepochtimes.com/the-historical-meaning-of-donald-trump_4551713.html?slsuccess=1

6/24阿波羅新聞網<值得注意!习近平允许?普京困惑了—乐玉成为何被贬?外媒爆料降职内幕=注目に値する! 習近平が許可した?プーチンは困惑している–なぜ楽玉成は降格されたのか?外国メディアは降格の内幕を明らかにした>日本のメディアは、中共の元副外相楽玉成の降格の内幕を暴露した。仕事の成績が不合格で、間違った話をしたのに加えて、習近平は親ロ疎(遠)米の外交戦略を変えた。中国の情報筋は日経に、習とプーチンとの関係とロシア外交における重要人物を外交部から移すことを、習が許可したことは注目に値すると語った。また、楽玉成の異動の発表は、習近平とプーチンが電話をかける6/15の前日に発表された。ロシアはこれらの進展に困惑しているに違いない。

https://www.aboluowang.com/2022/0624/1766544.html

6/24阿波羅新聞網<北京又要不爽!欧盟通过全球第一个碳关税机制 中国商品出口成本倍增=北京はまた不愉快に! EUは世界初の炭素関税メカニズムを可決し、中国製品の輸出コストは2倍になる>EU炭素関税は、EU外から輸入された高炭素排出製品の二酸化炭素排出に対して追加徴収する税である。関連業界の人によると、炭素関税の正しい理解は、それがEU炭素市場の補完の役目をするということである。「1つは外部、もう1つは内部」、炭素市場はEU加盟国のエネルギー消費の多い産業の炭素排出を制御し、炭素関税は輸入製品からの炭素排出量に対する補足条項である。

https://www.aboluowang.com/2022/0623/1766377.html

6/24阿波羅新聞網<消息被封杀!中国作家声明拒领俄罗斯文学奖=情報はブロックされる!中国作家はロシア文学賞の受賞を拒否すると宣言する>6/22、中国作家の曹天は、ロシアの中国領土への侵入とウクライナへの侵略に抗議して、ロシアの独創文学賞の受賞を拒否する声明を発表した。関連する情報は中国ですぐにブロックされた。

https://www.aboluowang.com/2022/0624/1766545.html

6/23看中国<“九二共识”还能与中国对话?国民党民调出炉(图)=「1992年コンセンサス」はまだ中国と対話できるのか?国民党の世論調査がリリースされた(写真)>朱立倫国民党主席は、先日の米国訪問の際に、「1992年コンセンサス」は「コンセンサスがないというコンセンサス」と表現したが、「1992年コンセンサス」は代替案がない以上、中国とのコミュニケーションに使うべきであると考えた。しかし、国民党のシンクタンクは本日(23日)、台湾の対外関係戦略に関する最新の世論調査を発表した。その結果、台湾人の37%が「1992年コンセンサス」を中国との対話に使うべきではないと考えている。

中央通信社の報道によると、国民党シンクタンクの国政財団は本日、対外関係戦略に関する世論調査を発表し、回答者は台湾が優先して関係強化すべき国として、第一は米国、第二は中国、第三は日本と考えている。米中日に対する国民の好意度は、日本が1位、米国が2位、中国が3位である。

台湾にとってより有益な安全保障戦略はどれか?世論調査によると、29%の人が「親米愛台」、11%が「抗中保台」だと思っているが、27%の人は同意していない。調査によると、24%の人は国民党が両岸のコミュニケーションを最も促進できる党であると考えており、民進党は11%、民衆党は4%である。

政党支持については、この調査によると、民進党 18.6%、国民党14.7%、台湾民衆党8%、時代力量2.1%、その他の政党は1%に過ぎないが、6.3%はどれも支持しないことを選んだ。42.1%の人は「政党でなく人で選ぶ」と。

1992年ンセンサスの問題に関して、世論調査によると、「1992年コンセンサス」は中国との対話に使われるべきではないと国民の37%が考えており、26%はそれを使うべきと考えており、37%は分からないか答えることを拒否した。

国民党シンクタンクのエグゼクティブディレクターである柯志恩は、歴史的背景、国民の好み、対外戦略に関係なく、米国は間違いなく台湾の非常に重要なパートナーであることがわかると述べた。馬英九前総統が述べた「1992年コンセンサス」については、おそらく当時とその段階で、誰もがコミュニケーションが取れると感じていたが、今では時間と空間の背景が変わり、多くの人が「1992年コンセンサス」についてはあまりはっきりしてなく、世論調査のデータでは、さまざまな見方がある。

柯志恩は、国民党はさまざまな声を受け入れ、ゆっくり整合させ、本日提示されたデータが将来国民党の政策になるかどうかは、参考の余地がたくさんある。

国民党(台湾に住む中国人子孫が多い)の調査だから割り引いて見ないと。

https://www.secretchina.com/news/gb/2022/06/23/1009943.html

何清漣 @HeQinglian 3h

今、国際関係を考えるときに、地政学とグローバリズムの人権という2つの基準のうち、人権は主権よりも高いという基準を選ぶのが最もよい。2つを混ぜ合わせると、結局混乱してしまう。

難民を受け入れることは主権よりも人権の問題であり、国土の安全は地政学的な国益である。

私は、2つの標準を混ゼ合わせた多くの人を見てきた。

何清漣 @HeQinglian 59m

ドイツが国の天然ガスのリスクレベルを2番目に高い「アラート」段階に引き上げた後、経済大臣のロバートハーベックは、エネルギー供給業者が高価格にして損失をカバーすることを余儀なくされ、欧州へのガス供給を削減するロシアの動きがエネルギー市場の崩壊を引き起こすリスクがあり、これは世界のエネルギー産業のリーマン危機であると述べた。。 https://news.bloomberglaw.com/securities-law/germany-warns-of-lehman-like-contagion-from-russian-gas-cuts-1

問:この時点で制裁をあきらめたら、崩壊を避けられないのか?

news.bloomberglaw.com

ドイツはロシアのガスカットからリーマン並みの影響を警告した(3)

ドイツは、ヨーロッパの天然ガス供給を削減するというロシアの動きは、エネルギー市場の崩壊を引き起こすリスクがあり、金融崩壊​​の引き金となったリーマンブラザーズの役割と類似していると警告した・・・。

何清漣 @HeQinglian 53m

このシーンは私に寓話を思い出させた:

ふぐは美味しいけど毒があると聞いて試してみることにした夫婦。調理し終わってテーブルに出したら、二人で譲り合い、最後に妻が食べることになった。妻は夫に涙を流して言った:私が死んだら、子供たちに良くしてくださいと。夫は涙を流してうなずいた。隣の壁からこれを聞いていた隣人がドアを押して入り、フグを地面に叩きつけて言った:それに毒があるなら、なぜ食べるのか?

–制裁がこういう結果になった以上、制裁を中断するのはダメなのか?

何清漣 @HeQinglian 52m

ドイツはEUの経済の柱であり、ドイツの衰退はEUの衰退を意味する。

ウクライナがEUに加入したいのは、EUの光を浴びたいから。 EUが強かったとき、ウクライナは入場を許可されなかった。EUが衰退したとき、ウクライナは急いで駆けつけ、虚名を追った。

引用ツイート

WSJ中国語ウェブ @ChineseWSJ 1h

EUの指導者たちは木曜日に、ウクライナをEU参加の正式な候補国にすることに合意し、今後数年間でEU加盟の可能性への扉を開いた。

一方、ドイツ政府は、ガス不足に取り組むための3段階計画の内の第2段階を開始し、ガスの配給制に一歩近づいた。配給は、ヨーロッパ最大の経済を衰退に追い込む可能性がある。

https://on.wsj.com/3zUF0Dw

6/23日経電子版<トランプ派候補の勝率9割 米共和予備選、半数州で終了>

歴史的なインフレがトランプ氏の追い風になっている可能性がある=ロイター

【ワシントン=坂口幸裕】11月の米中間選挙に立候補する候補者を決める予備選は全米の半数超の州で投開票を終えた。野党・共和党の予備選では上下両院と州知事選の合計でトランプ前大統領が推薦する候補の9割超が勝利した。2024年の次期大統領選出馬をにらむトランプ氏が根強い人気を維持している。

予備選がある全米50州と首都ワシントンDCのうち、22日までに26で終えた。中間選挙は4年に1回で、今年は11月8日が投票日になる。連邦議会は上院の3分の1と下院の全ての議席が改選で、多くの知事選も同日に実施される。

米選挙分析サイト「バロットペディア」のデータをもとに、トランプ氏が上院選、下院選、知事選の予備選で推薦した候補者の勝敗を集計した。

トランプ氏が支援する候補は全米に計163人いる。これまでに、現職と非現職(新人・元職)を含む候補者117人のうち108人が勝利した。勝率は92%に達する。有利とされる現職に挑むケースの多い非現職候補に限っても勝率が7割に達した。

高い勝率には、歴史的なインフレが追い風になっている可能性がある。もともとトランプ氏の支持者が多いとされる低所得の白人労働者層らの生活を物価高が直撃しているためだ。バイデン民主党政権だけでなく、共和現職を含む既存政治への不満をすくいとっている。

支持基盤としてきたラストベルト(さびた工業地帯)の一角、東部ペンシルベニア州の上院選の予備選ではトランプ氏が推す医師でテレビ司会者のメフメト・オズ氏が勝利した。

トランプ氏の人気を測る試金石となったのが南部サウスカロライナ州の下院選の予備選だ。支援したラッセル・フライ氏が、21年1月の米連邦議会占拠事件を巡るトランプ氏の弾劾訴追に賛成した現職のトム・ライス氏を破った。弾劾訴追で賛成に回った議員の敗北は初めてとなる。

米CNNによると、フライ氏の得票率は51%で、ライス氏の25%を大きく上回った。フライ氏は「共和党の保守派が勝利した。ドナルド・トランプが勝った」と訴えた。

トランプ氏は3月にサウスカロライナで集会を開き、ライス氏を「愚かもの」「災害」などとこき下ろした。ライス氏は予備選直前にNBCのインタビューで「勝っても負けても私は正しいことをした」と話した。

下院で弾劾訴追に賛成した10人のうち、6人が予備選に臨む。ライス氏だけでなく、8月に予備選がある西部ワイオミング州のリズ・チェイニー氏らにもトランプ氏は「刺客」候補を擁立した。チェイニー氏らは苦戦が伝えられており、予備選終盤にかけての焦点になる。

一方、南部ジョージア州知事選の予備選ではトランプ氏が推薦したデビッド・パーデュー氏が現職のブライアン・ケンプ氏に敗北した。ペンス前副大統領らがケンプ氏を支援、得票率で約5割もの大差でパーデュー氏を退けた。

ジョージア州は20年大統領選でバイデン大統領が1万票あまりの僅差でトランプ氏に競り勝った激戦州だった。ケンプ氏は同州でのトランプ氏の敗北を認定した。ケンプ氏に不満を募らせたトランプ氏が対立候補を送った因縁の州だった。(以上)

高濱氏の記事を読んでいつも感じるのは、トランプ嫌いということ。嫌いが嵩じて、確証バイアスになっているのでは。もっと民主党の悪の部分に目を向けたらと言いたいですが、多分左翼だから気が付かないのでしょう。せめて上の日経の記事くらいに、共和党でトランプの影響力は強いことを教えないと。米国事情に詳しくなければ、トランプに対して偏った見方をするでしょう。米国民の半分はトランプを支持し、選挙に不正があったと信じているのは、証拠(“2000 mules”や選挙での不正映像、選挙前のバイデンやペロシの大掛かりの不正をにおわす発言の映像)があるからです。米国民は馬鹿ではない。主流メデイアやSNSはおかしいと思っている人は多い。

民主党は左翼で、彼らの言う民主主義は「エリートによる大衆支配」です。このままにしておくと全体主義政党になり、ナチと同じになります。選挙を厳しく監視し、正しい結果が出るようにしないと。民主党と共和党エスタブリッシュメントは不正を当然と思っているように見える。

記事

2021年1月6日の米議会乱入事件(写真:ロイター/アフロ)

「新情報入手」で下院特別委公聴会続行

2021年1月6日の米連邦議会乱入事件に対するドナルド・トランプ前大統領の介在を調査している下院特別委員会は6月23日に行われた5回目の公聴会の後も7月公聴会を続行すると発表した。

続行の理由は「トランプ氏の介在を示す新たな情報を入手したため」としている。終了後、報告書を出すことになっている。

メディアの中には、民主党による中間選挙をにらんだ「政治ショー」といった冷ややかな見方をする者も少なくない。

公聴会を「魔女狩りだ」と批判してきたトランプ氏は「召喚に応じた証人たちは皆ペテン師だ」」と反駁(同氏は12ページに及ぶステートメントを発表したが、乱入事件ついては直接言及することは一切避けている)。

「我が国が直面している物価上昇、粉ミルク不足、失業、教育問題、供給不足、メキシコとの国境問題の責任は100%民主党にある。それらの問題から米国民の目を逸らすためにごまかしだらけのペテン師的なショーをやっている」

「2020年の大統領選挙は不正に操作された選挙であり、私が勝った選挙を民主党が掠め取った」

https://thehill.com/homenews/administration/3522080-trump-releases-12-page-response-to-jan-6-hearing/

政治献金で集めた資金の大半は、「2020年の大統領選挙は不正操作で行われ掠め取られた選挙だ」キャンペーンに費やされているという。

https://www.npr.org/2022/06/16/1105279623/jan-6-committee-trump-campaign-legal-defense-fund

トランプ氏の長男が設けたサイトでは、「サイン入り特注MAGA(Make America Great Again)帽」や自叙伝(実は写真集)を販売、代金として政治献金を公募するメッセージが連日発信されている。

https://secure.winred.com/save-america-joint-fundraising-committee/jj22-signed-maga-hat/

一枚岩ではなくなってきた共和党

当初、共和党執行部も「民主党は公聴会を通じ、インフレやガソリン価格急騰といった難題から有権者の目をそらしたいだけだ」(トランプ派のエリス・ステファニク下院議員総会議長=ニューヨーク州選出)などと強く反発した。

だが、公聴会が続く中で党内も一枚岩ではなくなってきた。

各州レベルの党支部の中からは、「トランプ有罪」を半ば認め、距離を置く共和党員も出始めている。

トランプ氏の命綱、保守系フォックス・ニュースは、初日の公聴会中継をボイコットしたが、3大ネットワークはじめCNN、MSNBCなど主要メディアが中継して高視聴率を上げていたのを見て(?)か、公聴会2回目から中継に踏み切った。

トランプ批判をするコメンテーターが現れてきた。普段はテレビを見ない若者層も公聴会の様子はオンラインで見ている。

筆者がチェックした「レッド・ステート」(共和党支配州)の地方紙も公聴会報道を一面で報じている。

「スイング・ステート」(大統領選ごとに共和党が勝ったり、民主党が勝ったりする州)の主要保守系地方紙の中には、同州選出の共和党議員に「民主主義を守るために勇気を出せ」とはっぱをかける編集主幹も現れた。

https://wisconsinexaminer.com/2022/06/20/needed-some-courageous-wisconsin-republicans/

民主、共和両との対立が激化の一途をたどる中で、どっちつかずの無党派層の多数は、今回の公聴会を「公正な公聴会」だと受け止めている。

少なくとも1回目の公聴会テレビ中継を観た米国民は2000万人、2回目は1100万人が観ている。

これにオンラインやSNSで見ている人たちを併せたらどのくらいの米国民がいるだろうか(正確なデータは目下のところない)。

https://www.nytimes.com/2022/06/10/business/media/jan-6-hearing-ratings.html

今回の公聴会は証人喚問だけでなく、これまで公開されなかった事件当日の映像や同委員会の調査員が行った非公開事情聴取の録画、関係者たちのツイッターやメールが大型スクリーンに映し出される新方式が導入された。

そのインパクトは大きく、結果は世論調査に即、表れた。

4月上旬には、「トランプ氏に責任あり、有罪だ」としていた米国民は46%(「無罪」は48%)だったのが、4回目の公聴会終了時の6月20日時点では「トランプ有罪」は58%に急増した。

https://poll.qu.edu/poll-release?releaseid=3842

https://www.washingtontimes.com/news/2022/jun/20/nearly-60-americans-say-donald-trump-should-be-cha/

民主主義を守った英雄か、明智光秀か

これまでに公聴会で明らかになった「事実」をかい摘んで拾ってみるとこうだ。

一、トランプ氏の家族や当時の政府高官への聴取映像を開示。

この中で軍制服組トップのマーク・ミリー統合参謀本部議長は、マイク・ペンス前副大統領が何度も軍に鎮圧を命じたのに対し、マーク・メドウズ前大統領首席補佐官が「副大統領が全権を握っているように見えてはいけない」と阻止したことを明らかにした。

二、現場で負傷した警官や、襲撃に加わった極右団体「プラウドボーイズ」の記録映像を撮影した監督も公聴会に出席。

暴徒らがトランプ氏のツイートに駆り立てられ、武装し、組織だって行動していた様子を証言した。

三、ペンス氏の側近らが証言、大統領選を「不正」と主張するトランプ氏が襲撃当日、選挙結果を最終確認する上下両院合同会議に出席していたペンス氏に選挙結果を覆すように執拗に迫っていた。

襲撃が起きた2021年1月6日、議会では選挙結果を最終確認する上下両院合同会議が開かれ、一貫して拒否するペンス氏にいら立ち「臆病者」などとなじった。

トランプ氏は「ペンスは度胸がない」とツイート。これを見たトランプ氏の支持者らが「ペンスを絞首刑にしろ」などと叫びながら議事堂になだれ込んだ。

暴徒らは、安全確保のため議事堂の地下へ避難するペンス氏まで十数メートルに迫っていた。

四、トランプ陣営のビル・ステピエン選対本部長やウィリアム・バー前司法長官が録画で証言。

大統領選に「不正」の証拠はないとトランプ氏に進言したものの、トランプ氏が聞き入れなかった。

五、トランプ氏は敗北した州の議員や選挙管理人対し、「足りない票を探し出せ」などと圧力をかけ、ジョージア州のブラッド・ラフェンスパーガー州務長官に電話し「私が見つけたいのは(同州の選挙結果を覆すのに必要な)1万1780票だ。再集計したと言えば問題ない」と架空の得票をでっち上げるよう迫った(その録音音声が公開された)。

六、ジョージア州で票の集計などに携わる選挙管理人(ボランティア)を務めたシェイ・モスさん(黒人女性)は、トランプ氏の顧問弁護士だったルドルフ・ジュリアーニ元ニューヨーク市長(トランプ氏の個人弁護士兼相談役)に名指しで選挙不正の容疑をかけられた後、トランプ・シンパの極右団体「ゲートウェイ・パンデット」から自身や家族の命に関わる脅迫を受けた。

こうした公聴会の証言を聞き、観ても共和党の親トランプ派はこう言う。

「民主党員や共和党の裏切り者が御託を並べているが、百歩譲って、トランプ氏が議会襲撃を教唆した証拠があるのか」

だが、ペンス氏の言動については共和党支持者の間でも意見が分かれている。

特にトランプ・ペンス正副大統領にとって岩盤のような支持層である宗教保守、エバンジェリカルズが、「トランプ有罪」是非をめぐって分裂したのだ。

ペンス氏はカトリック教徒だがエバンジェリカルズだ。

信仰には無関心なトランプ氏がペンス氏を副大統領に指名したのは、エバンジェリカルズの票獲得を期待したからだ。

そのペンス氏がジョー・バイデン氏の当選の最終確認の印を当然のこととして捺したのだ。

ペンス氏にすれば、4年間仕えてきた「主人」よりも米国憲法、大統領よりも「神の声」に従ったという、エバンジェリカルズとして当然のことをしたのだ。

まさに「本能寺の変」で織田信長を暗殺した明智光秀である。

この行動に民主党支持者は党利党略を絡めて「民主主義を守った英雄だ」と褒めそやした。

公聴会で証言台に立ったエバンジェリカルズと思われるペンス氏の弁護士や側近は、同氏にアドバイスをする際に「トランプの圧力」を撥ね返した根拠に聖書の聖句*1を挙げている。

*1=旧約聖書のイザヤ書や新約聖書の「テモテへの第二の手紙」などを引用している。「王よりも神の御心に従え」とか、「戦いを全うした後は勝利者に従え」といった「教訓」を挙げている。

エバンジェリカルズの動向に詳しい主要メディアの記者は筆者にこうコメントしている。

「エバンジェリカルズのトランプ支持は、何も同氏の信仰心から来ているものではない。同氏はむしろ無神論者だ」

「エバンジェリカルズがトランプ氏を支持する理由の一つは、同氏がエバンジェリカルズが絶対に受け入れられない人工中絶に反対しているからだ」

「エバンジェリカルズはペンス支持を経由してトランプ支持になっている。だから議会襲撃事件の最中、トランプ氏が大統領選挙結果を米国憲法に則って確認したペンス氏を裏切り者などと口汚くののしれば、動揺するのは当然だ」

「かといって民主党支持に宗旨替えするわけにはいかない。依然としてトランプ支持をするエバンジェリカルズもいるわけだ」

最近、エバンジェリカルズで影響力を持つ牧師、アンディ・スタンレー師が新著を出した。

タイトルは『Not in It to Win It: Why Choosing Sides Sidelines the Church』(それを得るために教会はなぜどちらかを選ぶのか)。

毎週日曜日の礼拝には3万8000人の信者が集まるジョージア州アトランタ近郊のメガチャーチの主任牧師だ。

https://www.amazon.com/dp/0310138922/

スタンレー師は、コロナ禍、ジョージ・フロイド殺害抗議、2020年の米大統領選挙などで保守とリベラルが真っ向から対立、エバンジェリカルズがトランプ氏の主張に賛同していることについてこう諭している。

「アメリカを救うといっても、アメリカを本当に救うというエネルギー、焦点、世評がその本体からそれてしまうと、もはや教会ではなくなる」

「それは政治の道具に過ぎない。それは単なる投票箱になってしまう。教会がモラル上、倫理上の高台であることを放棄したことになる」

「今一部のエバンジェリカルズの指導者たちが教会を政治化させている。われわれはクリスチャンだから共和党員なのだ、共和党員だからクリスチャンなのだ、という声を聞く」

「こんなクレイジーなことはない。一つの事案に賛同したからといって何から何まで共和党一辺倒になるべきではない」

「クリスチャンは聖書を読み、祈り、神の声に耳を傾け、それを日々の生活で実践することにある」

明らかにエバンジェリカルズのトランプ支持に対して警鐘を鳴らした本だ。この本をめぐってエバンジェリカルズの教会では論争が巻き起こっている。

https://edition.cnn.com/2022/06/04/us/andy-stanley-evangelicals-book-blake-cec/index.html

中間選挙での民主党勝利とは無関係?

公聴会の報告書の中身次第では、司法省がトランプ氏を刑事罰で起訴することは十分考えられる。

民主党内にはトランプ氏を弾劾する動きも出ている。

大統領をすでに辞めている人物を弾劾できるか、の議論はある。法律専門家の間には、弾劾することでその人物を政界から永久追放(一切の選挙に立候補できなくする)できると唱える者もいる。

そして中間選挙。

下院特別委員会の公聴会で「トランプ断罪」が明確になり、劣勢が予想される中間選挙で共和党に勝つという保証は全くない。

その証拠として前掲の世論調査では、公聴会での「結論」が中間選挙での投票に影響を及ぼすことはないと答えた者が50%を超えている。

上下両院選の民主、共和両党の候補のどちらに入れるかは有権者が「トランプ断罪」だけをどう判断するかだけではなく、バイデン政権の11月の時点での物価政策、インフレ脱却にかかっているというわけだ。

むろん、立候補する民主党の候補の人品骨柄、政策、実績が当否を決めることは言うまでもない。

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