『東京五輪パラリンピック、知られざる自衛官の大活躍 一方で待遇は雲泥の差、国民に知ってほしい自衛隊の内情』(9/13JBプレス 森清勇)について

9/12The Gateway Pundit<Brian Stelter Has PUBLIC MELTDOWN After Trump Appears on Gateway Pundit and Talks About Decertifying Election (VIDEO)>

https://www.thegatewaypundit.com/2021/09/brian-stelter-public-meltdown-trump-appears-gateway-pundit-talks-decertifying-election-video/

9/11The Gateway Pundit<EPIC! Stadium Chants “WE LOVE TRUMP” at Triller Fight Club Event in Florida on 9-11 (VIDEO)>

https://twitter.com/i/status/1436880781658361857

https://www.thegatewaypundit.com/2021/09/video-florida-crowd-chants-love-trump-triller-fight-club-event-9-11/

9/13阿波羅新聞網<川普911不缺席 纽约会见警消 批拜登“无能”= トランプ911には欠席せず NYで警察・消防と会い、バイデンを「無能」と批判>9/11の同時多発テロから20周年を迎えたトランプ前大統領は、突然NY市警と消防署を訪れ、警察官や消防官と簡単なスピーチや写真撮影を行った。トランプは11日、9/11の同時多発テロ20周年を記念して、公開されたことのない2分間の動画も公開した。この動画では、バイデン政権がアフガニスタンからの軍隊の撤退のやり方を批判し、バイデン政府は「無能」と

警察は選挙を盗んだ奴を逮捕してほしい。

https://www.aboluowang.com/2021/0913/1645949.html

9/13希望之声<拜登习近平谈及溯源?知情人曝细节=バイデンは習近平とウイルスの起源について語る?事情通が詳細を明らかにする>米国WHのジェン・サキ報道官は9/10、バイデンが9日の習近平との電話会談で中共ウイルスのトレーサビリティについて言及したことを確認した。

サキは定例記者会見で、「彼らはコロナを含む一連の国境を越えた問題について話し合った。もちろん、その起源を知ることは行政当局の主要な関心事である。我々はずっとWHOの中国への2度目の調査を支持してきた」と。

しかし、サキは電話の詳細を開示することを拒否し、「これは最終結果を得るための電話ではない」と強調した。

ロイターは匿名の米国当局者の話を引用し、中共がトレーサビリティ調査への協力を拒否した場合、バイデンは制裁や報復を課すつもりはないと述べた。

米国の情報機関が先月発表したトレーサビリティレポートは、ウイルスが自然に発生したのか、研究所で漏洩したのかについて、まだ決定的なコンセンサスに達していないことを示している。バイデンは当時、中共に圧力をかけ続けると約束し、「世界は回答を出すべきと思っている。それまで休むつもりはない」と語った。しかし、これまでのところ、外界は、バイデンがこの約束をどのように実現するのかまだ見ていない。

バイデンの支持率は、極左政策やアフガニスタンでの狼狽した軍の撤退等の問題で、彼が就任して以来、新たな低い水準に落ち込んでいる。これは、習近平に主動的に電話した考慮事項の1つと考えられている。しかし、もし将来、中共ウイルスのトレーサビリティや、南シナ海などの中共への対応にまだ弱い姿勢だと、バイデンや民主党は中間選挙で困難に直面する可能性がある。

ウイルスの起源だってアリバイ作りだけでしょう。自分が金を受け取っていて、鉄面皮のように強気に出られると思う?まあ、中国人だったらできると思うけど。認知症の老人では、そもそも取り合ってもらえない。

https://www.youtube.com/watch?v=iTDrWlmotYs

https://www.soundofhope.org/post/543914

9/12阿波羅新聞網<日渔船想登钓鱼岛 中国海警船撞日本海上保安厅炮舰=日本漁船は釣魚島に上陸したい、中国の海警船が海上保安庁の砲艦にぶつかる>9/11の「自由時報」ネットによると、先日5隻の日本の漁船が釣魚島に到着し、続いて中国海警船に追跡され、海上保安庁の艦も出現し、中国海警船は海上保安庁の艦にぶつかった。

これらの報道を総合すると、石垣島八重山漁業協同組合から5隻の漁船が釣魚台(島)に到着し、続いて中国海警船が追跡し、日本の海上保安庁の艦も現われ、中国海警船が日本艦にぶつけた。

日本の八重山日報の報道によると、八重山漁業協同組合の「第一桜丸」、「惠美丸」、「理恵丸」、「第八大成丸」、「ZENKOUMARU 2」の5隻の漁船が8/30に石垣島から出港し、釣魚島に向かった。途中、彼は中国海警局の4隻の船に追跡され、阻止され、日本の海上保安庁は艦を現場に送り、中国の沿岸警備艦と対峙した。

国土交通大臣のポストを公明党から奪わないといつまでたっても日本の弱腰は消えず、中共が嵩にかかって来るだけ。是非総裁選では尖閣での漁業も争点としてほしい。

https://www.aboluowang.com/2021/0912/1645564.html

9/13阿波羅新聞網<内部人士爆料,火神山医院的病人全被钟南山治死了(图)【阿波罗网报导】=内部の人は、火神山病院のすべての患者が鍾南山によって殺されたというニュースを伝えた(写真)[アポロネット報道>9/12のTruth Mediaのツイートによると、鍾南山のチームが火神山病院を引き継いだ後、彼らは患者を白鼠のように実験し、超多量の西洋薬を投与した。わずか半月で、すべての患者が死亡した。

そして、鍾南山は習近平に嘘をつき、一部を治したと言った・・・・これにより賞を受けるため!

2003年SARSの時に、中共に諫言して尊敬を集めた鍾南山も今や中共の歯車になり、大量殺人に手を貸した?事実は確認できませんが、ありうる話。

https://www.aboluowang.com/2021/0913/1645978.html

9/13阿波羅新聞網<赵薇微博发声了!遭封杀18天“4字留言”粉丝急坏了=趙薇はWeiboで声を上げる!18日間ブロックされていたが、 「4文字のメッセージ」 ファンは気をもむ>女優の趙薇が古典的な作品「還珠格格」で人気を博した後、人気は高まったが、最近、中共当局によって「劣悪芸人」として封殺され、長年にわたる彼女の映画やテレビ作品はすべてが棚から外され、各界で多くの議論が起きている。それにもかかわらず、趙薇は何も反応せず、数日前にIGに投稿したが、投稿を削除したため、ファンが相当心配した。彼女は12日に彼女の友人にバースデイを祝うためにWeiboを通して密かに声を上げているのがネチズンによって発見された。

共産主義独裁の怖さ。個人の楽しみさえ、平気で奪ってしまう。左翼人士はこれでも中共支持を止めない?

https://www.aboluowang.com/2021/0913/1645952.html

https://twitter.com/i/status/1437041682751524872

何清漣さんがリツイート

陶瑞 @ realTaoRay 10時間

重大!トランプは彼が再び大統領に立候補することを控えめに発表する!

NY市警組合は2日前にトランプの大統領選挙を裏書きした。トランプが昨日NY市警を訪れたとき、彼は再び選挙に立候補するかどうか尋ねられた。トランプは、これは難しい問題だが、答えるのはとても簡単だと答えた。私は決断したが、選挙資金規制法を考慮して、それ以上は言えないいが、あなたは間違いなく私の答えを気に入るはず。

何清漣 @ HeQinglian 3時間

この記事を読んだ後、NYTは自分が選挙の不正に関与したその結果に強く不満を感じ、バイデンとトランプを一緒に罵った。

NYTのこの報道のやり方では、自分の評判を取り戻すことはできず、敗者が常に正しいと主張するのは完全にトリックである。

ピューの世論調査によると、左翼の半数は精神病があり、すべてにおいて正しいと主張することを特徴としている。NYTの編集者のグループは、この特性を反映している。

引用ツイート

陶瑞 @ realTaoRay 9時間

トランプが再び大統領に立候補することを控えめに発表した直後(私は別ツイートも見た)、NYTはすぐに次のような記事を発表した:米国は今、降格すべき失敗した大統領によって率いられている。トランプが選挙に立候補した場合、彼は勝つ可能性が非常に高い。バイデンの唯一の打つ手は彼の過ちを公に認め、ブリンケンは辞任して謝罪することである。しかし、バイデンは「誇り高く、頑固で、彼の知性を過大評価している」ため、この可能性はわずかである。

http://nyti.ms/3tqVrC8

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森氏の記事で、小生もfacebookで早くから5年も鍛錬してきたアスリートのために、無観客でも開催すべきと主張してきました。左翼がコロナで開催を潰そうとしたのは、外国の指令を受けたのか、小生にとっては昨年の米国大統領選でコロナを口実に郵便投票の不正をやったのを思い出せました。上の何清漣のツイッターにあるように、ピューリサーチの調査結果では、左翼の半分は精神を病んでいるそうで、さもありなん。背徳が当たり前の世界で、精神のバランスを取って生きるのは難しい。開会式や閉会式がしょぼかったと言うのは、電通の能力が足りないと言うこと。アスリートファーストには何ら関係がない。

小生は大学時代空手をしていたので、少しだけ興味がありましたが、パラテニスの国枝慎吾をしっかり応援しました。柏の地元出身、息子と中学同学年で、小生が聴講生として通っていた麗澤大学卒業です。パラで金メダル、9/13には全米でも優勝できて非常に嬉しい。大谷翔平と国枝2人の活躍は喜ばしい限り。

本記事では自衛隊員の活躍(オリパラ以外でも)にただ感謝あるのみ。国民としての支援は①法のネガテイブリスト化②予算を少なくともGDP2%まで増額し、自衛隊員の待遇改善をすべき。財務省の役人も自分の天下り先の事ばかり考えず、少しは国益について考えたら。

記事

東京五輪閉会式(8月8日、写真:AP/アフロ)

東京2020におけるパラリンピックが9月5日に閉会した。前半17日間の五輪と後半13日間のパラリンピックで繰り広げられた世界最大のスポーツイベントは、世界の人々に、そして日本人に大きな感動を与えた。

特筆すべきは、コロナ禍の無観客開催は、まぎれもなく政権の浮沈を懸けたものであったということである。

選手たちは猛暑や雨を伴う低温などの異常気象をものともせず、逆に観る者を鼓舞した。

「この日のために命をかけてきた」「前回の屈辱を跳ね返すためにあらゆる努力をした」などと、入賞さえできなかった選手から聞けば、蓄積したエネルギーを放出させる機会を与えることができたのは良かったのではないだろうか。

開催に反対していた朝日新聞も、「共生社会の実現」というイベントの目的に異存があるはずはなく、9月6日付朝刊1面こそ「東京パラ閉幕」とそっけない見出しの記事であったが、他面では大々的に扱い、17面では「誰もが違う 誰もが主役」のタイトルで全面を使い総括していた。

1964年のオリンピックと違い、今回はボランティアたちの献身的なサポートがあった。同時に紙誌やテレビなどはほとんど報道しなかったが、自衛隊が約8500人からなる支援部隊を臨時に編成して協力体制をとったことを忘れてはならない。

選手としても自衛隊から17人が参加して10種の競技に挑み、5個(金3、銀1、銅1)のメダルを獲得した。

583人の日本選手が27個の金メダルを含む58個のメダルを獲得した比率と比較しても、自衛隊選手のメダル貢献度は3倍以上で、実に大きかった。

隊員選手の活躍もさることながら、ここでは今次大会における自衛隊の支援を57年前の場合と比較し、あわせて五輪にまつわる余話などに触れたい。

東京2020における自衛隊の支援

今回の大会において自衛隊は大会組織委員会の要請に基づき、東部方面総監が支援担任官となり、東部方面隊の安田百年陸将補(幕僚副長)を支援団長とする、隊員約8500人(陸自7000人、海自160人、空自約1300人)からなる「東京2020オリンピック・パラリンピック支援団」を臨時編成した。

開会式や閉会式における国旗や五輪・パラリンピック旗の掲揚、また表彰式における国旗掲揚は映像などでもしばしば見られたが、これは指揮官1人(陸海空の初級幹部)、隊員6人(陸海空各2人)からなる自衛官であった。

統一してきびきびした敬礼動作等が、華やかななかにも凛として、式典にふさわしい厳粛さと威厳をもたらしていた。

今回は57年前の東京オリンピック時の協力・支援の大まかな枠組みを踏襲しながらも、当時に得られた教訓が随所に生かされたことは言うまでもない。

また、参加国・参加者の規模が大幅に拡大(64オリンピックでは93か国、今回は205か国・地域)し、競技実施場所も北海道と首都圏の広域にわたったことから、ボランティアで十分なところは彼らに任せ、競技運営では射撃やアーチェリー、近代五種、広域にわたる自転車競技などに特化し、主として式典(開・閉会式及び表彰式)と会場整理(東京・神奈川・埼玉・山梨・静岡)に重点が指向された。

したがって、支援団の編成はヘッドクオーターとしての支援団本部に救急車支援組が付属し、団本部が自転車競技会場支援群(東京・神奈川・山梨・静岡)、会場整理支援群(第1~3東京会場、神奈川、埼玉)、式典協力隊、競技運営協力隊(アーチェリー・射撃・近代五種)を統括するようにした(「群」「隊」「組」は規模(大→小)による部隊編成)。

1964年と最も異なるのは選手村支援がなくなり、自衛隊の特性に合致した種目の運営や広域にわたる沿道整備などに重点指向したことである。

また、イベントの開始に先立って、空自のブルーインパルスが、7月23日には会場上空で五輪マークを描き、8月24日には3色のアーチを描いて花を添えた。

1964年の東京オリンピックでは

昭和39年のオリンピックでは開会式当日に航空自衛隊のアクロバットチームが五輪マークを空に描いたことと、三宅義信選手が重量挙げで優勝し、円谷幸吉選手がマラソンで銅メタルをとったことくらいしか自衛隊の貢献としては記憶されていないかもしれない。

主催者は東京都とオリンピック大会組織委員会(OCC)であったが、世界的イベントは初めてのことであり、自衛隊も企画立案の段階から関与し、隊員約7000人(うち競技関係は5345人)の自衛官が訓練を重ねて、また多数の資器材(各種トラック729両、救急車9両、有線機・無線機773台、ヘリコプター12機、艦艇等77隻など)を活用してオリンピックを支援したのである。

以下の1964年の東京五輪関係は、渡邉陽子氏「自衛隊あってのオリンピック」(『正論』令和元年7月号~同2年6月号連載)を参照する。

支援の準備は招致が決まった1959年直後から始まった。

防衛庁(当時)は事務次官を長とする「オリンピック準備室」を、支援の主体となる陸上幕僚監部は「陸幕オリンピック研究委員会」を立ち上げて、協力の在り方研究をはじめ、1960年のローマ大会に陸上自衛官2人を派遣する。

そこで得た知見は、各国軍隊の協力業務には運動競技が含まれていないが、自国で開催される数十年、数百年に一度の国を挙げての祭典であり、軍が協力しないことはあり得ないという共通認識であったという。

このことからも各国の軍と自衛隊の違いが明瞭であるが、ことは軍と自衛隊の本質にかかわる重要な問題であるので簡単に触れておく。

軍隊はネガティブリストで行動し、国際法違反や人倫に悖ること以外は基本的に何でもやれるということから、五輪支援は法令に規定がなくてもできるわけである。

ところが、(軍隊でない)自衛隊はポジティブリストで行動し、法令に定めたこと以外はできない。

当時の自衛隊法には「運動競技に協力する業務」が含まれていなかった。そこで自衛隊法を改正しての支援協力となった。

五輪の1年余前となった1963年8月、東部方面隊では「東京オリンピック支援集団準備本部」を編成し、12月に東部方面総監(陸将)を支援集団長とし、陸海空自衛隊及び防衛大学校から約5000人を集めた「オリンピック支援集団」を編成したのである。

64年オリンピックにまつわる余話

支援集団は集団司令部をはじめ、選手村支援群、輸送支援群、式典支援群、競技支援群、航空支援隊、衛生支援隊、集団通信隊からなっていた。

この編成からも分かるように、国旗や五輪旗の掲揚、表彰式の式典は言うに及ばず、選手や関係者の輸送や競技の進行・運営にかかわる通信連絡、また選手村の運営にも関係していた。

競技支援群は陸上競技に始まって、近代五種、総合馬術競技、ライフル射撃、クレー射撃競技、自転車競技、ヨット、カヌー、ボート(漕艇)など、支援しなかった競技はないというくらいほとんどの競技の準備・警戒・撤収などで支援している。

特に近代五種では障害物を至短時間で設置・撤去するなど、自衛隊ならではの見事な仕事ぶりであったと言われる。

選手村では外国人対応が必要で、関係する自衛官はスペイン語、英語、ドイツ語、フランス語などを約半年にわたって研修した。

当時の自衛隊はほとんど外国との関りがなかったので、64五輪は自衛隊が外国に窓を開いた始まりでもあったわけである。

筆者が防大に入校した昭和33年(五輪6年前)はオリンピック招致に失敗していたが、招致を前提にする形でアジア大会にプラカードを持って入場し、またマスゲームに参加するなどしたものである。

アジア大会は規模こそ小さいが、アジアの諸国が参加することからプレオリンピックと見なされ、1964年の東京オリンピックの予行演習に仕立てられていたのだ。実際、64五輪では防大生が各国のプラカードを持って入場した。

隊員は便利屋でも試験台でもない

オリ・パラは国際的イベントであり、国家的行事でもあるため、自衛隊は労を惜しむことはない。

しかし、64年オリンピックでOCCの支援要請には、選手村の清掃や馬術における馬の誘導なども含まれていた。

清掃員業務や自衛隊に馬の誘導を依頼する頓珍漢など、OCCの認識を疑わせるような要請を自衛隊が断ったことは言うまでもない。

今回は、選手村やプラカードをはじめ、多くの場面でボランティアが活躍した。自衛隊は本務としての防衛で尖閣諸島を含む東シナ海をはじめとした南西地域の緊張に対応しており、また頻発する災害派遣とワクチン接種の大規模会場運営にも関わっている。

コロナ患者を受け入れると一般患者が来なくなるとして協力的でなかった民間病院も、1回のワクチン接種で2070円、時間外では2800円、休日では4200円が医師に支払われることになると協力的になるが、いまだ十分な協力は得られず、自衛隊が医官と看護官ら280人を派遣して接種会場を運営することになったのだ。

その後、民間の医師等に対する奨励金は上積みされ、100回以上接種すると2000円加算で1回4070円、150回以上になると3000円が加算されることになる。

こうして民間医師は「1回」の接種で最高7200円(休日接種で4200円+3000円)の高額が提示されると医師らは前向きになったという。

対して自衛隊の医官と看護官は「1日」3000円、その他の支援隊員は1620円であり、医師会との処遇の差は一目瞭然、いや雲泥の差である(対談「安倍晋三X櫻井よしこ」、『Hanada』2021年8月号所収)。

病院の場合は、医師は1時間7550円、看護師は2760円が支給され、1日当たり50回以上接種すると、1日10万円が病院に支給される仕組みである(大田区議会議員・犬伏秀一「菅首相、自衛官に名誉と誇りを」、『正論』令和3年8月号所収)。

自衛隊の医官や看護官はお金のために勤務しているわけではないが、同じ仕事をしながらこれだけの差(仮に民間医師が1日50回接種すれば最低10万3500円受領、100回以上の場合は1回に付き4070円に対し、自衛隊医官は回数に関係なく1日3000円)が存在すれば、心中にどんな感情が湧くであろうか。

犬伏市議は、ワクチン接種が国防に関する重要事項か否かはともかく、大規模接種会場は最高指揮官の命令で開設したわけで、「思い付きで動かされた自衛隊」という危惧さえ持たれているという。

また、厚生省が特例承認したモデルナ社製ワクチンを希望する自衛官1万人に接種し、接種後の健康調査に資することに対して、「消防職員や消防団員が優先接種の対象であるのに、自衛官は『健康調査のため』、つまり体のいい人体実験につかわれる。なんとバカにした話ではないでしょうか」と頭をかしげる。

24時間勤務の自衛官

自衛官は24時間勤務を原則としている。したがって、8時間以上勤務しても、3日連続で訓練を行っても勤務外手当は一切ない。

24時間体制というのは、日本の領域を昼夜問わず監視し、ことが起きれば非常呼集して対処するというものである。

このために、陸自の若年隊員は駐屯地内の隊舎で寝食を共にし、ことが起きればいち早く動員される。

海自隊員は日本周辺で艦船を遊弋させ、空自の隊員は山上でレーダー監視を行い、スクランブル体制を常時維持している。

部隊は隊員が厳しい環境に投入されても耐えうる体力錬成に励み、また、小部隊による基礎的訓練から大部隊の高度な演習などを行って、有事に役立つように創り上げなければならない。

国を守ることの大切さを教える教育も部隊の錬成訓練も駐屯地や演習場で行われるために、国民には見えない。

見えないが、そこでの教育・訓練が日本の安全を左右するわけで、国民の理解を得るうえでのジレンマでもある。

災害派遣は国民と接する機会であり、整斉とした練度の一端は見えるが、真の練度などは自衛隊記念式典などの機会を通じて、知ってもらう以外にない。もっと広くは、若年国民の多くが、直接間接に自衛隊を体験してもらう以外にない。

しかし、そうした機会はなきに等しいため、世間的には衣食住は無料、給料も時間外等が普段から加算された高給で優遇され、どんなに酷使しても文句は言えないぞと言わんばかりに誤解している感がある。

問題は国家の防衛に国民の理解が得られないところにある。

予算査定で、例えば戦車の性能が倍加したと説明すると、それでは半分の数量でいいですねといった具合である。

最高学府で勉学し財務省に入った人士でも相手国の当該兵器の性能がアップし、当方は性能アップして対処する必要があるという最小限の認識すらできない。

性能アップは高価格を意味し、ほとんど増加しない予算では隊員の生活用品などにしわ寄せが行くことになる。

ジャーナリストの小笠原理恵氏が『自衛隊員は基地のトイレットペーパーを「自腹」で買う』を出版したが、隊内生活上の必需品さえ困窮しているという暗示である。

隊員募集のうたい文句には衣食住が「無料」と謳われることも多いが、小笠原氏の調査によると、ただでさえ少ない給料から天引きされ、財務省の誤魔化しがあるという。

自衛隊関連著書も多数上梓している某大学教授は、かつて筆者が訓練用備品にも事欠き、自費で準備することもしばしばあった実情を吐露し改善要求したことに対し、「自衛隊内の問題」と一蹴して本質に迫ろうとする気配は示さなかった。

おわりに:独立を維持できた一半は自衛隊の存在にある

自衛隊の活動はほとんどの場合、表立って国民には見えないが、オリンピックにも人員・機材において1個師団相当の自衛隊の支援があったことが分かってもらえれば幸甚である。

また、本来は医師が医療崩壊をすすんで防ぐべきであるが、そうは動かなかった。他方、いまの法制では政府も地方自治体の首長も非常時に民間の医療資源を使えない。その穴埋めに、自衛隊が便利屋やよろず屋として使われている。

国際情勢は日本の内政にかかわりなく進行し、日本の安全を脅かす事象が継続している。

対処すべき自衛隊は本来任務以外に投入され、部隊は櫛の歯が抜けた状態に置かれ、抜けた部分を埋め合わせるのは残された隊員たちである。

こうして、休暇も返上して対処せざるを得ない。誇りと恥辱が同居しているのが自衛隊の現実である。

戦後の日本が侵略されずに独立を維持している一半は、自衛隊の存在にあることは認められていいのではないだろうか。

装備の充実は不可欠であるが、より根本的なことは、装備も含めて「機能する自衛隊」にしている隊員、すなわち「人」が大切である。

この隊員たちは、自分が所属する自衛隊の地位と名誉を求めている。発足して70年にもなる今に至るも、根本的なところで改められていない。

隊員が真にやり甲斐あると思う姿に持って行かなければ、三島由紀夫のような高邁な思想家の檄に刺激されないという保証はない。

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