『真珠湾攻撃を奇襲という米国の嘘と、戦後の日米関係 終戦75年:奇跡的な巡り合わせに救われてきた日本の歴史』(9/3JBプレス 篠田 芳明)について

9/6希望之声<川普在摇摆州支持率上升 “义乌指数”显示11月川普会赢=トランプはスイング州で支持率が上昇 「義烏指数」は、トランプが11月に勝利することを示している>最新のラスムッセン世論調査によると、8月末の共和党全国会議(RNC)の終了後、スイング州におけるトランプ大統領の支持率は明らかに上昇傾向にある。さらに、2016年のトランプの勝利を正確に予測した「義烏指数」は今回もまた、トランプが11月の選挙で勝利することを示している。

ペンシルベニア州は、米国の6つのスイング州の1つであり、バイデンの故郷でもある。バイデンは数日前にペンシルベニア州を訪れたばかりで、彼の大きなリードを失っただけでなく、ますます多くのアフリカ系米国人有権者が民主党を捨てていることもわかった。

2週間前、バイデンはペンシルバニアでトランプを8%ポイントリードしていたが、現在、トランプとバイデンは46%で引き分けている。さらに、調査結果は、ペンシルバニアの有権者の82%がすでに誰に投票するかを決定しており、51%がトランプに投票すると述べた。

調査はまた、ペンシルベニアでバイデンを支持しているアフリカ系米国人有権者の数は67%に減少し、記録的な低さである。ペンシルバニアのアフリカ系米国人有権者のトランプの支持率は27%に上昇した。同時に、トランプは白人や他の少数民族有権者の支持率でバイデンをリードしている。

もう1つのスイング州のウィスコンシン州では、2人の大統領候補の最近前後しての訪問にも明確な対照がある。トランプは4日前に暴動が起こったウィスコンシン州ケノーシャを視察し、彼を迎えた人々は数マイルの道沿いに並んでいた。熱烈歓迎!その後、バイデンも視察に行ったが、通りで彼を迎えた人はいなかった。バイデンが現地で話したとき、聴衆は20人未満であった。トランプとバイデンの現地の人気は本当に天と地の差がある!

バイデンがケノーシャで演説をした後、黒人女性がどうしてノートに書かれた言葉を読むのかをバイデンに尋ねた。彼女は、自分は嘘を拒否すると言った。

さらに、トランプ大統領の2016年の選挙を正確に予測した「義烏指数」は、トランプが2020年の大統領選挙に勝利することを再度認めた。2016年の選挙の前に、外界はヒラリークリントンが勝つと見ていたが、中国の浙江省義烏市の商人が受け取った注文(「義烏インデックス」として知られている)は、ほとんどの注文がトランプ支持のもので、これはトランプが勝つという予測であった。その結果、トランプは2016年の総選挙で勝利した。

今年の米大統領選挙を受けて、テレビ東京のスタッフが義烏に出張し、「義烏指数」を実測した。今回も義烏の企業は、選挙キャンペーン製品の注文のほとんどは、旗、帽子、Tシャツなどを含むトランプ支持アイテムのためのものであると述べた。バイデンに関連するアイテムはほとんどない。この「義烏指数」が選挙の結果を再びうまく予測できたかどうかは11月に明らかになる。

米国の選挙に関して、ロンドンの大型ブックメーカーBetfairにも興味深いシーンが現れた。Betfairは9/2にトランプは賭けでバイデンに勝ったと表明した。Betfairのデータは、トランプが勝つという現在の賭けは1対1であり、バイデンは20対21であることを示しています。これは、誰もがトランプが選挙に勝つ可能性が高いと推定していることを示している。

Betfairはまた、9/1の夕方に、10,000ポンドを超える4つの賭け金を受け取り、そのうちの3つはトランプが勝つためのものであった。先週末には、これまでで最高の50,000ポンドのトランプの再選に賭ける、賭け金があった。

現在、2020年の米国大統領選挙は白熱した段階に入っている。大統領候補の選挙討論の手配が完了した。トランプとバイデンの間で3回、ペンスとカマラハリス副大統領候補の間で、合計4回の討論が行われる。討論は、9/29、10/7、15、22に開催される。

選挙討論が行われればもっと差が開くのでは。期待している。ペンスとハリスでは勝負にならないでしょう。

https://www.soundofhope.org/post/418630

9/5看中国<拜登:电灯并非是爱迪生发明的 而是黑人(图)=バイデン:電灯はエジソンが発明したのではなく、黒人が発明したと(写真)>科学者、発明家、起業家、エンジニアとして、トーマスエジソンは多くの重要な発明特許を取得しており、電灯もその1つである。 2020年の米国大統領選挙中に、トランプ大統領のライバルで民主党候補のバイデンは、電灯はエジソンによって発明されたのではなく黒人によってであると演説を行った。

米国の「フォックスニュース」は9/4に、米国現地時間9/3のウィスコンシン州ケノーシャへの訪問中に、トーマスエジソンは電灯の発明者でなく、電灯は黒人によって発明されたと主張したと報じた。

バイデンは、「何故歴史の授業で真の歴史を教えないのか?実際、エジソンという白人ではなく、黒人が電灯を発明した」と語った。

やはり認知症が進んでいると見える。

https://www.secretchina.com/news/gb/2020/09/05/945253.html

9/5Fox News<Biden claims Black man invented light bulb during campaign event  Thomas Edison is the inventor of the light bulb>

https://www.foxnews.com/politics/biden-claims-black-man-invented-light-bulb-during-campaign-event

9/6阿波羅新聞網<奥布莱恩:对华方式或是40年来美国最大的外交政策失败=オブライエン:中国へのやり方はこの40年間の米国外交政策で最大の失敗>米国大統領国家安全保障補佐官ロバートオブライエンは、9/4WH記者会見で、米国外交政策の過去40年間における最大の失敗は米国が中国に対処してきたやり方かもしれないと語った。

オブライエンは記者の質問に答えて、「過去40年間で、米国の外交政策の最大の失敗は、中国との対応の仕方かもしれない」と指摘した。 「トランプ米大統領は、状況を逆転させるために北京と向き合うための措置を講じている」、「米国はかつて中共に期待し、中共が米国の知的財産権の窃取、不公正な貿易慣行、近隣諸国へのいじめ、天安門広場での自国民へのいじめを見てみぬふりしてきた。中国は裕福になり、中国の中産階級が拡大すると、米国のようになる」と。彼はこの見解を米国における中国への政策呪文として説明した。

オブライエンは、「そうだ、我々は皆、彼らが我々のようになり、より西洋的で民主的になることを望んでいると考えた。実際にはその逆が起こっている。長年にわたって、中共はますます人権を侵害している。リーダーは勿論、宗教的少数派とその隣人、最近まで香港民主主義を享受していた香港人、台湾へのいじめなど、より深刻である。そのため、非常に有害な中共の活動を目にしてきた」

オブライエンは、中共による米国での知的財産権の窃取が深刻化し、FBI長官のクリストファーレイが最近「人類史上最大の富の移転」と呼んだと指摘した。オブライエンは、「これは単なる抽象的な概念だけでなく、いいですか、それは、汗水を垂らして働くことへの公平さにある。それは、米国のイノベーターである。かれらの一生を賭けて夢を追いかけることに専念している人達である。これらの人の中には、自分の家のガレージで発明した人もいる。彼らは会社を設立し、アイデアを創造して実現するために最善を尽くした。それから何が起こったか?そのアイデアは中共によって盗まれた。」

彼はまた、米国が最終的に勝利し、その同盟国が米国に続くと誓った。「これは、彼らの5Gネットワ​​ークと華為の取り扱いから明らかである」と付け加えた。オブライエンは、トランプの自由市場と個人の自由に関するビジョンはアメリカの同盟国にとってだけでなく、中国の人々にとっても魅力的なメッセージであると提案した。 「私は将来に完全に自信を持っているが、これは挑戦であり、困難な挑戦であると言える。しかし、トランプ大統領のリーダーシップの下で、米国人は挑戦してきたと確信している」と。

米国人は中国人の本質を分かっていない。「騙すほうが賢く、騙されるほうが馬鹿」と言う民族であることを。河添恵子氏は『世界は「習近平中国」の崩壊を望んでいる 覇権・監視国家』の中で、中国は三つの罠を仕掛けると。①money trap ②honey trap ③debt trapとありました。民主党の悪党は①と②でズブズブなのでしょう。世界は基本的人権も、三権分立もない全体主義の共産主義を無くす努力をしたほうが良い。

https://www.aboluowang.com/2020/0906/1497640.html

9/5阿波羅新聞網<共军和3国部队混战有绝招 川普胜习近平深得此人真传 刘亦菲要倒霉 她才是真木兰?=中共軍の3か国部隊(漢族、チベット族、モンゴル族)は、混戦中に奥の手 習近平に対するトランプの勝利は、この人(孫子)のお陰と 劉亦菲は不運 彼女は本当にムーランか?>

中印国境紛争では、人民解放軍は最前線でチベットの格闘選手を選ぶ

ネットで中共機は台湾によって撃墜と伝わるが、台湾空軍は関連情報に応答(否定した) 元々こんなに険悪

トランプは戦はず、習近平の兵士を(軍事企業への制裁で)屈服させる

内部文書:中共は法輪功への迫害をさまざまな政治活動に統合

亦菲は中共側であり、台湾人は「花木蘭」のリリースをボイコットするために立ち上った。周庭が花木蘭

「花木蘭」は5日、台湾でリリースされた。ヒロインの劉亦菲が公に「香港警察を支持」し、中共側に立ったため、香港と台湾の世論は批判し、台湾の人々は「花木蘭」のボイコットを公に呼びかけた。 (写真はFacebookのLight up Hong Kong Light4HK /合成画像から)

台湾海峡の両側(香港も含む)での中共の邪悪な行動は、自由世界の人々、特に同宗同種の台湾人に同じような怒りと一致して敵に向かわしめた。

中国本土で生まれ、中国で育った、米国籍の女優の劉亦菲は、ディズニーの実写映画「花木蘭」に出演し、9/5に台湾でリリースされた。劉亦菲は公に「香港警察を支持」し、中共側に立ったため、香港と台湾の世論から批判を受け、台湾の民衆は、「花木蘭」のボイコットを公に要求した。

昨年、香港の「犯罪人引渡条例」抗議運動中に、劉亦菲は中共メディア「人民日報」の記事をウェイボーに公に再投稿し、香港の警察を支持したことは、ネチズンから「花木蘭」(#BoycottMulan)のボイコットの波を巻き起こした。ネチズンは、劉亦菲は米国で言論の自由を享受しながら、民主主義を追求する香港人への中共による激しい弾圧を支持していることを批判した。

周庭

彼女のファンが、「個人的には、今回の「花木蘭」は台湾で入場券一枚でも売れてほしくない」と投稿するとすぐに、台湾のネチズンは、「消費は一つの選択である、私は香港の民主主義を支持する」、「ただでも見たくない」、「デイズニーには申し訳ないが、私はこれを見るのを拒否する」、「自由、民主主義、人権等重要なものが本当に必要である」、「周庭は私が認める唯一の花木蘭である」と。

米国籍の中国人は米国籍を剥奪されるならどうする?中国に戻り、中共の支配下で暮らしたいのか?それならさっさと中国に戻ればよい。米国にいるのは中国人スパイと同じだろう。

https://www.aboluowang.com/2020/0905/1497632.html

篠田氏の記事では、まとめにあるように今の日本人は先人たちの遺産を食いつぶしているというのはその通りでしょう。ただどうしても後講釈になりますが、何故勝てる見込みの薄い戦争に突き進んだのかは、疑問が残ります。日本の長い歴史の中で、白村江の戦いに敗れ、日本国土の防衛に力を入れたときの教訓として、外国(任那日本府は日本の領土だったとしても)で戦闘を行えば、地の利もなく、ロジも自分たちでやらないといけないので戦闘行為以外で大変な作業をこなさないといけなくなり、自分の土俵で戦うべきと分かったはずなのに。

元寇は日本の国土防衛で戦ったから神風が吹きましたが、満州の地には神がおらず、ましてや欲を出してシナの領土まで手を伸ばしていくのは、やはり神が見向きもせず、日本の強欲を戒めるために力を貸さなかったのでは。周りが弱肉強食の帝国主義者だから自分もと言うのでは、道徳心がないと言われるでしょう。

今の日本人は、一人軍部だけ悪者にしていますが、当時のマスコミや知識人の責任が大きく、乗せられた国民も同罪かと。今は左翼の似非平和主義に乗っかって自分の頭で考えないのと同じ。たやすく信じるからいけない。世界には謀略をめぐらす人間がいて、当時の軍部はそれに引っかかってしまったということです。過去の2回の戦争で力を過信しました。

今後中共が日本へ(台湾へもですが)侵攻したら、どう対応するのか?安倍内閣のコロナ対応を見ていますと不安になります。自衛隊は超法規的措置を執ってでも国民を守るように戦ってほしい。

記事

皇居の桜

今年も75年目の終戦記念日を新型コロナウイルス感染症の渦中で迎えたが、その影響で例年よりは静かだった気がする。

とりわけ、個人的には「中国共産党・習近平総書記の国賓としての来日」が延期になったことは天祐ではないかとさえ思っている。

それはさておき、思い起こせば、75年前の8月は日本民族が有史以来、蒙古襲来時と共に、存亡の瀬戸際に立たされた極限状態であった。

よくもその日を乗り切って生き延びることができたと空恐ろしい気がするのは私ばかりではあるまい。

その奇跡を乗り切ることができたのは昭和天皇陛下のお陰と感じ、改めてその偉大さ・勇敢さによるものと、感謝以外に適切な言葉を見出すことができない。

それはポツダム宣言受諾の『終戦の詔勅』が出される前日、8月14日午前10時30分に天皇陛下が重臣を集め、決意の訓示をされ(下記内容を)お示しになったことだ。

軍事史学会編『大本営陸軍部戦争指導班 機密戦争日誌(下)』から引用の訓示

自分ノ此ノ非常ノ決意ハ変リナイ。内外ノ動静国内ノ状況、彼我戦力ノ問題等、此等ノ比較ニ附テモ軽々ニ判断シタモノデハナイ。此ノ度ノ処置ハ、国体ノ破壊トナルカ、否(しか)ラズ、敵ハ国体ヲ認メルト思フ。之ニ附テハ不安ハ毛頭ナイ。唯反対ノ意見(陸相、両総長ノ意見ヲ指ス)ニ附テハ、字句ノ問題ト思フ。一部反対ノ者ノ意見ノ様ニ、敵ニ我国土ヲ保障占領セラレタ後ニドウナルカ、之ニ附テ不安ハアル。然シ戦争ヲ継続スレバ、国体モ何モ皆ナクナッテシマヒ、玉砕ノミダ。
今、此ノ処置ヲスレバ、多少ナリトモ力(ちから)ハ残ル。コレガ将来発展ノ種ニナルモノト思フ。

―以下御涙ト共ニー

忠勇ナル日本ノ軍隊ヲ、武装解除スルコトハ堪エラレヌコトダ。然シ国家ノ為ニハ、之モ実行セネバナラヌ。
明治天皇ノ、三国干渉ノ時ノ御心境ヲ心シテヤルノダ。ドウカ賛成ヲシテ呉レ。之ガ為ニハ、国民ニ詔書ヲ出シテ呉レ。陸海軍ノ統制ガ困難ナコトモ知ッテ居ル。之ニモヨク気持チヲ伝ヘル為、詔書ヲ出シテ呉レ。ラヂオ放送ヲシテモヨイ。如何ナル方法モ採ルカラ。

何と勇敢にして日本国民を思う慈悲に満ちたお言葉であろう。個人的にこのお言葉を長らく知らなかったが、拝読するたびに涙が止まらない。

私がこの世に生を受けた約1年前、炎天下の8月15日にラジオを通じて玉音放送として『終戦の詔勅』が国民に知らされた。

その時の様子を生前の私には知る由もないが、すべての日本国民はこれを境に一糸乱れず日本再興への道を突き進んで黙々と努力して行く姿は、世界史の中で生じた驚嘆すべき奇跡といっても過言ではないと思う。

この日の出来ことは諸々の条件が偶然重なったものと推察するが、人類史上でもこれほど整然と敗戦の日を迎えた民族は皆無で、燦然と輝く日本民族の金字塔ではないかと思う。

確かに日本はありったけの国力をかけた戦争で敗者になり、計り知れない資産と多くの有能な人材を失った。国民の大多数は極度の貧困に苦しむことは誰の眼にも明らかであった。

このように国家が破滅同然の事態になった場合、通常、世界史上では暴動、略奪、悲惨な殺戮などの大混乱が国内で生じて来た例は枚挙に暇がない。

しかし、その日以降の日本では全く正反対に日本国民すべてが整斉と秩序正しい行動する事象となって具現化された。

この全く異次元とも言える日本国に生を受けて唯々有り難いと思うと同時に、昭和天皇陛下の慈愛に満ちた訓示が、心の琴線に触れて私は感動で涙があふれ出たのである。

日本が悲惨な戦火で全国土が焼土と化した断末魔の極限状態にあった最中に、冷静に状況を見極め、行動方針を躬考された結果、最高指導者として全責任を一身に背負い、国運を決定された。

そのうえ、最適な言葉で揺るぎない決心と行動を自ら示された事に驚き、超人的な勇気・至高の教養が発露されたと思う。

日本民族の幸運

その後、占領軍が日本を骨抜きにするWGIP政策を進め、その最優先の第一歩は焚書坑儒と言う紀元前213年に秦の始皇帝が行った野蛮行為を再現し、戦前の素晴らしい日本精神の精華とも言える伝統・文化財の多くを破砕した。

その結果、占領政策としては(上意下達を厳守する生真面目な国民性のお陰で)見事に成功し、今日でも大きな影響が残っている。

特に教育政策で戦前の日本の美点がすべて野蛮で時代遅れであるとする刷り込みが徹底されたため、それらを蔑にする低劣な日本人が多くなって、天皇陛下の戦争責任を叫ぶ輩さえもいたようである。

しかし、最近になって支那事変に続く太平洋戦争への道は天皇陛下をはじめ国家上層部が何としても回避しようと必死に努力した事実が証拠と共に次々に露見してきた。

フランクリン・ルーズベルト米国大統領やウィンストン・チャーチル英国首相によって日本に、最初に手出しをさせようとする工作が周到に準備されたことは、米国のフーバー元大統領の回顧録などで明らかになっている。

中国の蒋介石・宋美齢夫妻によるプロパガンダ工作で日本を逃げようのない窮地に追い込んだうえ、「ハルノート」を突きつけたことは卑劣この上ない事項である。

日本が「ハワイ真珠湾攻撃」時、手違いから宣戦布告の手続きが遅れたことは残念ながら事実だが“国際法違反の奇襲だ”とすべての責任を日本に負わせるための大宣伝をした。

しかし、それ以前に、米国は現役パイロットを中国大陸に派遣し、フライイングタイガー部隊によって日本軍への不法攻撃を行い、ハワイ沖では公海上で日本海軍の潜水艦を撃沈したことには一切口を封じている。

これこそ国際法を無視した蛮行であり、宣戦布告前の戦闘行動を米国自身が既にしていたわけだ。

当然、今の価値観やその後の日本の繁栄だけを見ると大国への無謀な戦争を起こしたと糾弾することは容易である。

しかし、当時日本を窮状に追い込み、戦争を起こさせて完膚なきまでに叩き潰そうと企む米英などの戦略は見事なまでに練られたものであった。

東京裁判の際、インドのパール判事が「あの状況に追い込まれたとすれば小国モナコでさえ同じことをしたであろう」と言った逸話が残っている。

また、当時満鉄総裁・外務大臣として活躍し、戦後A級戦犯とされた松岡洋右氏は極東軍事裁判の判決前に病死されたが、著書『東亜全局の動揺』(GHQが見つけ次第焚書を命じた書)を見ると当時の日本が国際社会で揺さぶり続けられる苦悩が見事に描写されている。

この書は連合国が日本に戦争責任を押しつけるうえで非常に不都合な内容が含まれており、同類の書籍も証拠隠滅のため一刻も早く焼却を急がせたとのことだ。

さらに、日本の重職にあった責任者に(国際法に規定されていなかった事後法と言われる)『平和に対する罪』を無理やり適用して反論の遑を与えず、速やかな口封じするため、形式だけの茶番である極東軍事裁判を強行し絞首刑に処した。

極東軍司令官マッカーサー元帥が退任後、米国議会で証言した当時の状況を述べた証言からも、日本が開戦に追い込まれて行った道筋が見えてくる。

今となっては敗戦当時のことを蒸し返しても詮方ないことであるが、我々日本国民としては、天皇陛下の御決断によって国家滅亡の瀬戸際でこの国が生き残れたことと戦場に散華された多くの英霊への御恩だけは絶対に忘れてはならないと思う。

ポツダム宣言受諾御決断のタイミング

この決定がもっと早ければ・・・と言う意見は多い。

ことがすんなり決着すればもちろんそれに越したことはないと誰でも思う。原爆投下も回避され多くの都市への無差別爆撃による被害が少なかったであろう。

しかし、それは今にして言えることであって、まだ、陸海軍に戦闘遂行の余力が有ったとしたら、そう容易いことではなかったと思う。

一時は天皇陛下のお言葉で静まったとしても、陸海軍の無条件降伏がなく、武装解除されずに余力を残して居れば・・・将来反撃に出て第3次大戦に突入し人類の破滅にまで突き進む可能性さえ否定できなかったと思う。

また、血気に盛る若い将校をはじめ国民の不満が高じて混乱・暴動が発生し収拾がつかなくなって、国民相互の不信感が極度に高まる不安定な国家に成ったであろうと私は思う。

一方もう少し遅ければ・・・さらに多数の原子爆弾の投下に続き、米軍の本土への上陸が決行され、日本の国土・国民がほとんど壊滅して日本国は(陸海軍のみならず完全な)無条件降伏となり、欧米の格好の草刈り場となって、植民地化され、果ては奴隷化される最悪のシナリオも考えられる。

これらを勘案するとあの時点で陸海軍の実戦力は既に完全に崩壊していたうえ、日本国民すべてがもうこれ以上耐えられないことを実感する限界点に達していた絶妙のタイミングであった。

さらに全国民が天皇陛下を信頼し尊敬していたからこそ、お言葉には素直に従う心根と古来受け継がれて来た日本特有の伝統的精神が強固であったことも幸いであったと思う。

もう一つ極めて重要な考慮要件であったと思うのは、ソ連の動向である。

日本の『ポツダム宣言』受諾を見透かしてその直前の8月8日『日ソ不可侵条約』を一方的に破棄して突然日本への侵攻を始めた。日本が米国への仲裁を要請していたにもかかわらず、である。

この時点でソ連軍と接していた最前線の日本軍は武装解除直前で、ソ連軍の残虐性の実態を熟知していた現地指揮官が独自の判断で戦闘行動を命じ一時その侵攻を食い止めるという奇跡的なタイミングの幸運が重なった。

もし、ソ連軍の侵攻に無抵抗であったとすれば、北方領土どころか北海道北半分が占領され、今現在も苦しんでいたことだろうし、満州方面では多くの日本人難民が一層悲惨な運命を辿ったであろう。

それに対比すると、占領軍が米国主体であったため、彼らは概して秩序を保ち、大きな騒動が発生していないうえ、後年になって日米軍が激烈な死闘を繰り広げ占領した硫黄島や沖縄などを返還してくれたことも奇跡的に幸運だったと思う。

これがソ連だったらあり得ないことであると推量する。

これらの歯車とタイミングの整合性がなければ、と考えると恐ろしい日本史になったであろう。

そして、その後の日本の復活であるが、経済的な面からは朝鮮戦争の勃発で、特需景気が大きかったことも一理ある要因であるが、私は戦前の教育を受けた優秀な人材が育っていたことが何よりも復興の戦力となり、その後の目覚ましい国家へと成長させてくれた原動力であったと思う。

その優秀な人材を育成した教育の原点は『教育勅語』の精神であり、GHQに日本文化の精華と言われる書籍を悉く焼かれてしまったが、幼少期に受けた日本人としての精神までは消去されていなかったからだと思う。

終戦後戦地から復員して来た若者たちは筋の通った強固な日本精神で黙々と働いた。

そして、彼らが各種リーダーとなるや日本のありとあらゆる分野で、見事な花を咲かせた。

しかし、暫くの間は彼らが頑張って切り開いてくれた立派な遺産で食い繋いできたが世代が変るにつれ、その道に至る苦労が無く、本領・本質を理解できず錆が浮き出てくるようになった。

まとめ

これらの遺産を受け継いだ我々世代はそのお陰で経済大国の恩恵を受けて来たが、今やそれを食い潰しつつあるような気がする。

これまでの日本の幸運は能々考えれば立派な多くの諸先輩の努力によって築き上げられてきたもので、手抜きをすれば瞬く間に逃げてしまうであろう。

江戸時代の米沢藩主上杉鷹山公の『伝国の辞』に「国家は先祖より子孫へ伝え候国家にして我私すべき物にはこれなく候」と記されているように先人が護り続けてきたこの国を子々孫々に立派に伝えなければならない。

我々はこのまま手を拱いていても幸運な日本の日々が何時までも続くと考えるべきではない。

幸運を呼び寄せる唯一の方法は立派な日本の人材を一人でも多く育てること以外に道はないと肝に銘じるべきだ。

武田信玄公の『甲陽軍鑑』にあるように、日本国と民族の末永い安寧に保つためには『人は石垣、人は城』の教えを守り、有能な人材を育てる事が未来永劫に亘り何よりも大切な国の基である。

良ければ下にあります

を応援クリックよろしくお願いします。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください