『バイデン氏がスーパーチューズデーで勝利、72時間で何が起きたか』(3/6日経ビジネス 酒井吉廣)について

3/8阿波羅新聞網<武汉书记引发强烈反弹 谈话报导、影音紧急删除 孙春兰打压喊假小区后续 —民怨恐再遭打压,武汉民众只需知“感恩” =武漢書記は強い反発を引き起こす 談話を発表後映像と音声を緊急削除 孫春蘭が、ペテンと叫んだコミュニティに圧力をかけた後に来るものは —市民は再度圧力を受けるのを恐れる 武漢の人々は「感謝」するだけ>最新のニュースは、武漢のコミュニティの住民が勇気をもって叫んだために報復され、圧力を受けていると言っている。 3/5、コミュニティの居住者は、孫春蘭副首相の視察中に大声で叫び、コミュニティの不動産管理を非難した。同時に、武漢市党書記の王忠林は、武漢の人々に感謝の教育を求めた。

怒っている民衆は再び圧力を受けるかもしれない

3/5、孫春蘭副首相が武漢青山区翠園コミュニティの開元マンションを視察したとき、住人は、孫春蘭が率いる中央指導グループに自宅の窓から“インチキ、ペテン”と叫んだ。コミュニテイの不動産管理は、ボランティアが野菜や肉をマンション管理者に届けるように偽装しているだけで、実際には届いていない。この状況は、中共の公式メディアによってすぐに確認された。

3/7、インターネット上で、このコミュニティの住民が勇気の代償を払ったというニュースが流れた。 開元コミュニティのすべての出入口は封鎖され、すべての住民は建物内に閉じ込められた。 Telegram チャンネルの“猪圈净化快讯=Pigsty Purification”は、新しい鉄門が開元区の出入口に追加されたことを示した。(調べましたがありませんでした。削除されたか?)。 VOA記者は、寄稿する前に、開元コミュニティの居住者に確認しようとしたが見つけることができなかった。

張毅は武漢市東西湖区の住民である。彼はVOAに次のように語った。「アップされた写真を見たが、彼らはコミュニテイの2つの門を閉じ、宅急便や団体購買配達員は完全に中に入れない。私は、彼らが封鎖死するかどうかわからない?私は政府が全力で支援しているかどうかわからない。 もし、全力で支援するなら、それは賞賛に値する。政府が門を閉めるだけで、すべての物資を入れさせない場合、それは非人道的である。」

張毅が状況を理解したのは、開元コミュニテイの住民が「インチキ、ペテン」と叫んでから、政府は米、油、野菜を送ったのは確実だが、10日か半月後にまた送るかどうか分からない。やはり、1回だけかもしれない。

武漢大学法科大学院を卒業した張毅はVOAに対し、「開元コミュニティのような状況に置かれた場合、自分は恐れるものは何もないので、同じように声を上げるだろう」と語った。

彼は、「何を恐れるのか?私は生き延びられるかどうか分からない。何を恐れなければならないのか?愚かな人達だけがそれを恐れている。こんな時に声を上げなければ、いつまで待つつもりか?まさか死ぬまで待つつもりではあるまいな?」

武漢の疫病流行中、張毅と一部の武漢のボランティアは、「武漢団体互助共済会(グループ)」を組織し、武漢の住民が閉じ込められて困っているので、食糧、マスク、アルコールなどの材料を入手し、「流行状況」を知らせる最前線の報道など手助けした。彼は、上述の行動のために、地元の警察から数回「訓戒処分」を受けたと言った。

張毅は、武漢のある人達は現在「服従」しており、何人かはあえて話そうとし、ある人は何も言わず、自殺または建物から飛び降りるか「精神病」になることを選ぶと述べた。

VOA記者は、武漢のいくつかのコミュニティ管理者を見つけて電話した。 「現在の武漢の状況は良くなっていて、野菜は無料で、豚肉500gあたり10元、リブロースは500gあたり17元、疫病前より安くなっている。武漢開元区の人々は「精神病」である」と述べた。

中国武漢の作家、方方は封鎖日記の中で、武漢市民の「声高に叫ぶこと」を称賛した。彼女は、「この叫びは非常に重要で、意義は凄くある。見て見ぬふりするのは、社会の「新型コロナ肺炎」である」と記した。

彼女は、「今回は武漢の人は非常に幸運だった。中央指導部がすぐに会議を開き、“大衆が思っている問題をすぐに解決する”ことを要求した」と考えている。 方方は大衆に教えるように「自分の声を出せば問題はすべて解決されるだろう」と。続けてこう書いている。「見て、このようにすることは良くないことか?あの叫びがなければ、リーダーはあなたの苦しみをどのようにして知ることができるか?あなたが沈黙し、見てみない振りすれば、損をするのはあなたではないのか?だから、叫ぶときには、やはり叫ぶ必要がある。そうは言っても、自分の声を他の人と違うものにするのは簡単ではないが、私たちは常に一緒にしないといけないのか?」

民衆は感謝するように求められる

しかし、武漢市党書記の王忠林にとって、不満を叫ぶだけでは不十分であり、しかも彼はそれを聞きたくない。武漢市民である張毅の言葉に、「彼は民衆が“皇帝万歳”と叫ぶことを望んでいる」と。

2020年3月6日の夕方、武漢市書記の王忠林は、武漢新型コロナ肺炎予防・管理本部でTV会議を開催し、武漢の人々に感謝教育を実施することを提案した。彼は、「全市を上げて一般市民に徹底的な感謝教育を実施し、総書記、共産党に感謝し、党の話をよく聞き、党と共に歩み、強い前向きなエネルギーを形成する必要がある」と述べた。

王忠林の話は、中国のSNSで強い反発を引き起こした。ある人は、「王忠林、あなたは上役に感謝するのが感謝と思っているようだが、決してあなたに感謝するように武漢の人々を誘導しないでくれ。彼らはまだ疫病の脅威に苦しんでおり、あなたにひざまずく気持ちになれないし、万歳を叫ぶ気持ちにもなれない」と。

王忠林の話の後、誰かが、2月にアップした前清華大学歴史学教授であり、現香港中文大学教授の秦暉のビデオを投稿した。ビデオで秦暉は、災害救援は政府の最も基本的な責任であると指摘した。

「世界では、政府の災害救援に感謝する人はめったに見られない。災害救援について力不足と不平を言う人や、政府の災害救助が不十分だという不満を聞くだけである。政府の災害救援に感謝すべきとは、昔から誰も考えていない。 災害が起きても助けなければ、それは政府と呼べるのか?教育、健康、または老後を気にかけなくともよいと主張する一団はいるが、災害救援しなくて良いと主張できる人はいるか?」

「政府の責任が可能な限り小さくても、災害救援はしなければならない。政府はそれに関わらなければならないので、それをやった。私はあなたに感謝する必要があるのか?政府がそれをしなかったか、十分にしなかった場合、私は問責する」。

やはり、共産党王朝と呼ぶしかない。殆どキチガイレベル。日本の左翼、並びに左翼にシンパシーを感じている人は良く見ておいた方が良い。

https://www.aboluowang.com/2020/0308/1419335.html

3/8希望之声<泉州欣佳酒店2秒坍塌 目击者讲述惊心瞬间(视频)=泉州欣佳ホテルは2秒で倒壊 目撃者は衝撃的な瞬間を語る(ビデオ)>福建省泉州市鯉城区の南環状道路に位置する、武漢肺炎患者を隔離するために使用されている欣佳ホテルは、7日の夕方に倒壊し、公式発表によると約70人が閉じ込められた。 8日の0:30時点で、泉州の欣佳ホテルの倒壊現場から43人が救助された。 倒壊事故の救助現場は、3月8日の午前0時16分に一人の赤ちゃんを救助した。

隣のガソリンスタンドのモニターが事件を撮影していた。突然ホテルが倒壊し、わずか2秒で大きな音を立てて崩れ、通りすがりの人はびっくりして立ったまま、大量のほこりが一瞬でガソリンスタンド全体を覆った。

会社が管轄していた工場があったため、北京から泉州へ何度も出張しました。マルコポーロの『東方見聞録』にも記録があり、また開元寺も有名です。福建省泉州市は広東省潮州市に近く料理はおいしいです。ホテルが崩れたのはおから工事か杜撰な仕事のどちらかか、その両方でしょう。

https://www.soundofhope.org/post/351751

3/8希望之声<蓬佩奥:我们知道武汉病毒来源 中共数据不完善致风险上升=ポンペオ:我々は武漢ウイルスの起源を知っている 中共のデータは正しいとはいえず、リスクを高める>マイク・ポンペオ国務長官は最近、「武漢ウイルス」または「武漢コロナウイルス」という用語を公の場で数回使用している。 ポンペオはまた、米国は武漢ウイルスの起源を正確に知っていると指摘した。 彼はまた、中共政府は「不完全な」データを提供し、それが疫病流行のリスクを増大させていると非難した。

ポンペオ長官は3/6(金)のフォックスニュースとCNBCニュースのゲストインタビューで、新型コロナウイルスの流行について話した。

フォックスニュースの「Fox and Friends」番組で、フォックスのホストはポンぺオが「武漢ウイルス」という言葉を使っていることに気づき、ポンぺオは答えた。「そうだ。中共は既に述べている。武漢はウイルスの起源だと」

2/19本ブログで紹介したように、中共は日本の武漢肺炎数を地図上で密集させて載せ、日本を感染源とする意図があったのでは日本人は武漢肺炎か武漢コロナウイルスを使うべき。下はその写真です。

https://www.soundofhope.org/post/351754

3/8希望之声<中国慈善组织一副会长盗9500个口罩转卖惹众怒=中国の慈善団体の副会長は、9,500枚のマスクを盗んで転売にかけ、民衆の怒りを買う>中国で武漢肺炎の流行は広がり続け、多くの腐敗した役人も次々現れる。温州市慈善総会のボランティア支部の副会長兼事務局長である王某は、9,500枚のマスクを転売のために盗んだと報道され、インターネット上で熱い議論を巻き起こした。

中国メデイアの《梨チャンネル》の報道によると、王は2/5~7までの間に、慈善基金会が疫病対策として購入した物資の貯蔵所に行き、9,500個のマスクを盗み、転売して、合計で19600元儲け、3/2(月)に7ヶ月の刑と3,000元の罰金を言い渡された。皮肉なことに、王は2018年10月にいわゆる「浙江省善人リスト」に載っていた。

ネチズンは、「今後、誰が慈善団体に寄付することをあえてするのか!」、「管理者が自ら盗む?これでは誰をトップにすれば良い」、「浙江省善人リストは本当に面子がない」、「9,500個のマスクを盗んで、たった3,000元の罰金?」、「わずか7ヶ月?」、「犯罪のコストが低すぎ」、そして「善良な人々は慈善活動に参加して、長い時間をかけて徐々に悪人になるだろう」と考える人もいる。

以前、中共当局が特権で、医療用品、特にマスクを流用したというニュースもオンラインで公開された。

Twitterのネチズンが投稿した:2/1の午後、公務車があり、上述の男は赤十字の倉庫に直行し、3Mのマスクを2箱運び出した。運転手にどの職場に属しているかを尋ねると、リーダーの手配だと言った。

中国は腐敗が当り前の国です。彼らの言うことを信じることほど愚かなことはない。

https://twitter.com/i/status/1223593372146786305

https://www.soundofhope.org/post/351769

酒井氏の記事では、民主党のエスタブリッシュメントはサンダースに勝たせたくないのがアリアリ。でもバイデンが民主党候補になっても、全然勝てそうもないのでは。ハンターバイデンのこともありますが、耄碌してきているのでは、トランプとのTV討論時にまともに答えられず、有権者のイメージを下げるのでは。

トランプは武漢肺炎対策をうまくやれば、楽勝で再選されるでしょう。

記事

(写真:ロイター/アフロ)

 2月29日のサウスカロライナ(SC)州予備選に大勝したバイデン氏は、翌3月1日に指名争いから撤退したブティジェッジ氏、2日に撤退したクロブシャー氏、2019年11月に撤退していたオルーク氏の3人から、2日に同時に支持を受けた。その夜のダラスでのバイデン・キャンペーンには、この3人が相次いで登場。打倒トランプを掲げる一方で、「反サンダース」の結束を示し、翌日に控えていたスーパーチューズデーでのバイデン氏の躍進を演出した。

 3日のニューヨーク・タイムズ朝刊などは、サンダース氏の選挙マネジャーが1日の夜に、民主党重鎮で上院多数党院内総務を8年間務めたリード氏からの電話を受け、バイデン氏支持を打ち明けられたと報じた。リード氏は、電話を受けた選挙マネジャーが仕えた元上司であり、その後も助言者だった。彼の電話は、民主党がバイデン一本化で動いているとのプレッシャーだったのである。

 米国のテレビ局は、スーパーチューズデーでのバイデン氏の勝利が固まりつつある中、3日深夜から翌4日午前にかけて、SC州予備選前からの72時間で何が起こったのか、民主党全国委員会(DNC)が反サンダースで動いたのではないか、との報道を繰り返した。なお、ウェブメディアや新聞にはこうした報道は出ていない。

 4日午後には、ブルームバーグ氏が大統領候補者選びからの撤退とバイデン氏支持を表明し、これで民主党の中道派はバイデン氏に一本化された。

 ただ、14州のうち10州でトップを飾ったバイデン氏だが、選挙人獲得数は566人で、サンダース氏(501人)に大差を付けることはできなかった。

 前回までの拙稿に書いてきたように、米国では多くの人が社会主義を共産主義と同義と捉え嫌っている。また、SC州とスーパーチューズデーで予備選が行われた14州は、アイオワ(IA)州やネバダ(NV)州とは異なり、基本的には民主党登録者以外も投票できるオープン州だ。

 反サンダースのキャンペーンは、メディアの立ち位置によらず、彼が2月22日のNV州の党員集会で大勝してから急に本格化した。極め付きは、Fox Newsによる共産主義の簡単な歴史ビデオ(この中に登場するソ連および共産主義国の最大版図を示した地図で北方領土は日本の領土となっていた)と、2月29日のSC州予備選直前からトランプ陣営が可能な限り多くの米国人に送り続けたという「あなたは米国人ですか、社会主義者ですか」という問いかけだろう。

この効果は、まず黒人票の多いSC州予備選で表れた。2月前半の圧倒的首位から予備選直前にはサンダース、ブルームバーグに次ぐ3位にまで落ち込んでいたバイデン氏が、大逆転勝利を収めたのだ。

 サンダース氏は、自身が否定する一党独裁の共産主義のイメージを付けられ、スーパーチューズデーで敗北を喫した。ちなみに、3月2日に過去10年間で最大の上げ幅を記録した米国の株価が3日に反落したことについて、社会主義者を選ばないようにとの市場からの警鐘だという話まで飛び交った。

ブルームバーグ氏参戦が呼び込んだバイデン氏勝利

 ここで注意すべきは、ブルームバーグ氏の選挙戦略だ。同氏は19年11月の参戦時からスーパーチューズデーに焦点を絞って戦ってきた。共和党から出馬し、ニューヨーク市長となった彼の戦略は、民主党員に限らず、インディペンデントや共和党員をも巻き込んだものだった。

 スーパーチューズデーで予備選が行われた各州では、NV州党員集会前に選挙登録を済ませることになっていたので、同州の結果を見た後に、あわてて登録することはできない。つまり、当初からインディペンデントや共和党員を巻き込んできたブルームバーグ氏の参戦そのものが、今回のバイデン氏の勝利を呼び込む基盤となったのである。

 選挙にカネがかかるのは古今東西共通である。特に米国の大統領選挙は、桁外れの金額が必要となる。だからこそ、大統領選挙の年は全米に資金がまかれるので景気が底上げされるといわれる。

 ところが今回は、その常識が崩れている。バイデン氏はマサチューセッツ(MA)州で勝利したが、同州には選挙資金を全く投下していない。ウォーレン氏のお膝元で勝ち目がないと考えたからだ。

 また、バイデン氏が圧勝したバージニア(VA)州への投下額は24万3000ドルで、1800万ドルを投下したブルームバーグ氏はバイデン氏の5分の1の票しか獲得できなかった。

 他の州でも似たような現象が起き、スーパーチューズデーの前の週末まではサンダース氏が優勢だったテキサス(TX)州やテネシー(TS)州などでも、バイデン氏が勝っている。

 また、ブティジェッジ氏とクロブシャー氏が、予備選最初の2州で勢いを付けたにもかかわらず、将来の傷にしないためという理由でスーパーチューズデー前に撤退したことも、米国人的ではない。挑戦する勇気を是とし、その結果が悪ければやり直す、という敗者復活の土壌が米国の強さの秘訣だからだ。

 特にブティジェッジ氏はそれが売りだったはずだ。なお、リンドン・ジョンソン、ニクソンの両大統領は複数回の挑戦で大統領になっている。

 しかも、事前投票をしている有権者に対して失礼なので、投票日前日の撤退は基本的にしないのが米国での選挙の暗黙の了解であった。

反サンダース・反ブルームバーグは反ユダヤ主義だったのか?

 バイデン氏は、15年にイスラエルのネタニヤフ首相が米議会演説をした際、副大統領で上院議長を兼務していたにもかかわらず欠席した。オバマ大統領が同首相との面談を拒否したのに歩調を合わせた格好だった。

 そのバイデン氏は、今年3月1日から3日まで、ワシントンで開催されたAIPAC(米イスラエル公共問題委員会)の政策カンファレンスにビデオメッセージを送った。昨年は出ていない。このカンファレンスの今年の目的はストップ・サンダースだった。

 このカンファレンスにも登壇したブルームバーグ氏とサンダース氏はともにユダヤ人である。にもかかわらず、サンダース氏は反ネタニヤフであり親ムスリム(イスラム教徒)だ。2人のムスリム下院議員からの支持も受けている。そこでAIPACは反サンダースとなった。

 一方、3月2日夜にFox Newsが開催したブルームバーグ氏のタウンホール会議では、親バイデンと思われる人物が、垂れ幕を広げて大声で叫び、一瞬であるが会議をさえぎった。その直後から、この行為は反ユダヤ主義者によるものだという噂が流れた。

 米テレビ局がスーパーチューズデー後に報じた「72時間に何があったのか」という疑問に対する答えの一端がここにある。ブルームバーグ氏は選挙に5億ドルを選挙に投下したことを理由に、カネで票を買うと批判され続けてきた。これは、現在の裕福なユダヤ人が嫌われる理由とされる、カネに物を言わせる行動への批判と考えることが可能だ。

 他方、サンダース氏も民主主義的社会主義者であるにもかかわらず豪邸に住み、プライベートジェットに乗って全米を遊説していると批判された経験がある。学生ローンを全廃する目的も、実はGAFAで働く裕福な若者たちの学生時代のローンを無くすためだとの批判も出ている。

 日本人には信じがたいことであるし、許せない話だが、米国にはこうした現実が存在しているのも事実だ。このため、このような差別と戦うためのユダヤ人やその支援者が作る団体もある。

 ちなみに、ただ1人ではあるが、スーパーチューズデーの総括の際「これはAnti-Semitism(反ユダヤ主義)だ」と一言だけ触れた評論家がいた。

なぜブティジェッジとクロブシャーは撤退したのか

 3月1日のワシントン・ポストにはブティジェッジ氏のルーツである地中海のマルタ島の話が載った。島民の3分の1はブティジェッジ姓で現役も前職の大統領もブティジェッジだというものだった。

 米国では、メディアが予備選で急浮上してきた候補を細かく分析する慣習があるが、同紙の記事はまさにその第1弾だと思われた。しかし、同日に彼は撤退を表明。そして、バイデン支持の演説をした翌日の3日朝、同紙は彼とパートナーのチェイスティン氏との撤退表明前日の会話などを掲載した。

 IA州とニューハンプシャー(NH)州に選挙資金を重点投下したブティジェッジ氏は、黒人とラテン系の多いSC州では勝てると思っておらず、そもそもパスしてスーパーチューズデーに懸けるような戦略だった。

 これはクロブシャー氏も同様だ。その理由は、米国で犯罪学や人権問題を学ぶと出てくることなのだが、白人から差別される黒人やラテン系は、実はアジア人、LGBT、女性をより厳しく差別するからである。08年の民主党予備選で黒人のオバマ氏と女性のヒラリー・クリントン氏が争った際、この問題が持ち上がったのは、米国人にとっては記憶に新しい。

 注目すべきは、これが今回も起こったと思われる点だ。ブティジェッジ氏は、真面目に戦うつもりのないSC州予備選から3月1日までの間に、カーター元大統領や自分が所属する米国正教会の牧師、冒頭に書いたような民主党重鎮に会っている。つまり、彼の実情を考えると、黒人基盤を重要視する民主党では勝ち目がないのでバイデン氏支持に回るようにとの要請があったと推測できる。

 クロブシャー氏については、08年のクリントン候補と同様なったことはほぼ間違いないはずだ。いずれにせよ、2人ともバイデン政権誕生時には主要閣僚になるとの交換条件で撤退したと共和党はみている。

圧勝できなかったバイデンとサンダースの復活可能性

 共和党関係者は、異口同音にバイデン勝利を歓迎した。最大の敵だと思っていたブルームバーグ氏が簡単に撤退し、サンダース氏も16年と同じく民主党の持病のような重鎮の力により押し潰されつつあるからだ。今回は、差別的な問題まで垣間見える。

 しかし、カリフォルニア州で勝利したサンダース氏は、何とかバイデン氏が独走することを阻止し、体勢の立て直しに注力している。3月4日のブルームバーグ氏によるバイデン氏支持の演説の後に、改めてバイデン氏のこれまでの政治実績に含まれる問題と自身の政策を主張し、全米の民主党員に直接支持を訴えたのもその一環だろう。

 こうした状況の中で、共和党は2日にジョンソン上院議員が、バイデン氏の息子(ハンター氏)のウクライナ疑惑を糾明するため、バイデン親子とその関係者に文書提出を求める意向を示した。予備選でのバイデン勝利を見据えた準備である。

 この2週間、インタビュアーの名前を間違え、妻と妹を間違え、スーパーチューズデーをスーパーサースデーと言い間違えたバイデン氏には、疲れが見えている。勝利演説時に壇上に上がってきたビーガン(完全菜食主義者)に素早く反応したのも妻のジリーだった。

 大統領選の本選までまだ半年ある。バイデン氏に統一しようという民主党の思惑は、本選まで考えた場合、果たして成功するのだろうか。しかし、これこそが共和党の待っていた流れなのだ。

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