『アフガンからの無様な撤収劇に怒り心頭の米国民 バイデン大統領の“分身”、サリバン補佐官の解任求める声も』(8/22JBプレス 高濱 賛)について

8/22阿波羅新聞網<阿富汗撤军挨批 过半美国选民认为拜登不适任总统=アフガニスタンからの撤兵は批判に遭う、米国の有権者の半数以上がバイデンは大統領に適さないと考えている>米国のアフガニスタンからの撤退が制御不能になり続けているため、ラスムセンレポートが本日発表した世論調査によると、米国の有権者の40%未満だけが、バイデンは大統領の職責を果たしていると考えている。

ニューヨークポスト紙によると、ラスムセンレポートの世論調査では、バイデンが「大統領の職務を果たしている」と回答したのは39%のみであり、51%は他の人が78歳のバイデンに替わって決定していると回答した。10%は「どちらでもない」と。

3月の同様の世論調査と比較すると、この世論調査では、バイデンの大統領職責履行率が大幅に低下したと考えられる。当時、この質問に対する回答は47%:47%と同率を占めていた。

さらに、インタビュー対象者の52%は、大統領の職務に耐えられるだけのバイデンの心身の健康に「自信がない」と述べ、46%は自信があると述べた。

この世論調査は18日から19日まで電話とオンライン調査で行われ、1,000人の有権者が参加した。これに先立ち、バイデンは16日にWHのイーストルームでアフガニスタンからの撤兵の彼の決定を擁護しようとした。

バイデンは、その時のスピーチで、トランプ前大統領とタリバンが署名した和平協定に拘束されており、アフガン軍と政治指導者がタリバンとの戦いに消極的であると非難した。しかし、バイデンは後に「責任は私にある」と認めた。

https://www.aboluowang.com/2021/0822/1635982.html

https://www.thegatewaypundit.com/2021/08/begins-former-british-commander-afghanistan-calls-joe-bidens-court-martial-video/

https://www.thegatewaypundit.com/2021/08/worse-thought-taliban-seized-75000-vehicles-600000-weapons-200-aircraft-afghanistan-leftover-biden-admin/

何清漣 @ HeQinglian 10時間

米中の制度のある方面は同じ傾向:徴税。

米国民主党は高い税収があり、そのほとんどは国際援助に使われている。

中共の高い税収は、国際援助(留学生への生活支援、米国に反対する勢力への支援、小国の買収、台湾との外交関係の解消など)にも使われている。

皆他のものがあれば補充して。

引用ツイート

月光ブログ @ williamlong 13時間

「3つの富裕税」:相続税、固定資産税、キャピタルゲイン税は本当にまだ遠い?中国の本当の金持ちは60年代と70年代に生まれた人が多い。死ぬまでまだまだ遠いので、相続税は喉の渇きを癒すことはできない。不動産税は使用権のみの不動産に課せられる。名前は正しくないが、救済することはできる。キャピタルゲイン税は現在のA株に大きな悪影響を及ぼす。資金が米国株に逃げる可能性がある。これは逆効果になる可能性がある。

何清漣 @ HeQinglian 10時間

中国人バイデンファンの期待:

米国の外交政策と国際問題はバイデンの強みである。彼はいくつかの大国の指導者との良好な関係を持っている。 2020年7月、バイデンは「米国の外交政策をよく理解している。私は世界中に関係を持っている」と述べた。 「私は国際関係で良い仕事をする方法を知っている」と。

2020年の選挙中に、バイデンは声も立てずに、大型外交政策と国家安全保障チームを結成した。

バイデンは津波のような外交政策の変更を米国にもたらすのだろうか?彼のシンクタンクからの話。

中国系米国人が1892編からなる文章を書き、バイデンが次の米国大統領になった場合、彼の外交政策チームは誰になるか?彼の外交政策と主張は何か?彼・・・。

Chineseamerican.org

何清漣 @ HeQinglian 10時間

古い文章をもう一度見て:

焦点:バイデンは、米国のグローバルリーダーシップを回復するために人事配置を展開する

ロイター:2020年11月23日-米国大統領選挙当選人のバイデンは選挙公約を実現すべく、米国が再び世界の舞台で主導的な役割を果たし、国を治めるのに専念し、経験豊富な外交のベテランを重要な職務に割り当てると。

https://reuters.com/article/usa-biden-cabinet-plan-wrapup-1122-sun-idCNKBS28300U

英国は大騒ぎになっていると聞いた。昨年の見通しを確認してください。

焦点:バイデンは、米国のグローバルなリーダーシップを回復するために人員配置を展開(更新版)

米国大統領選挙当選人のバイデンは選挙公約を実現すべく、米国が再び世界の舞台で主導的な役割を果たし、国を治めるのに専念し、経験豊富な外交のベテランを重要な職務に割り当てると。

同時に、現在のトランプ大統領は依然として敗北を認めることを拒否している。

reuters.com

何清漣 @ HeQinglian 10時間

バイデン:アフガニスタンからの退避の最終結果の保証はなく、同盟国は米国への信頼を見つけられず、疑問を呈する。

https://rfi.fr/cn/%E5%9B%BD%E9%99%85/20210820-%E6%8B%9C%E7%99%BB-%E6%97%A0%E6%B3%95 %E4%BF%9D%E8%AF%81%E9%98%BF%E5%AF%8C%E6%B1%97%E7%A9%BA%E4%B8%AD%E6%92%A4%E7 %A6%BB%E7%9A%84%E6%9C%80%E7%BB%88%E7%BB%93%E6%9E%9C%EF%BC%8C%E6%B2%A1%E6%9C %89%E7%9C%8B%E5%88%B0%E7%9B%9F%E5%9B%BD%E4%BB%AC%E5%AF%B9%E7%BE%8E%E5%9B%BD %E4%BF%A1%E8%AA%89%E5%8F%91%E5%87%BA%E8%B4%A8%E7%96%91

バイデン大統領へ

@POTUS

アフガニスタンについての議論

https://bbc.com/news/uk-politics-58256616

アフガニスタンの混乱はバイデンの対抗能力の約束を弱体化させる

このアフガニスタンの危機がバイデンを本当に傷つける3つの部分

米国大統領は、より多くの対抗能力と共感を約束した-彼の評判とアメリカの評判は打撃を受けた。

bbc.com

何清漣 @ HeQinglian 9時間

中共には、「方向への自信、理論の自信、システムの自信」という3つの自信がある。バイデンには、多くて知力の自信、正しさへの自信の2つがある。

引用ツイート

WSJ中国語ネット @ ChineseWSJ 9時間

#今週の人気記事 バイデンは次のように述べた:「どんな話をしようとも、先週の事態の進展は、アフガニスタンでの軍事行動の終結ということが正しい決定であることを証明した」。彼は言った。アフガニスタン軍は、自分たちのために戦うべき戦争なのに、戦ったり、犠牲になることを望んでいない」と。

バイデンの発言と米国の撤兵は、米国で最長の戦争の最終章を構成する。

https://on.wsj.com/3iU8j0a

何清漣 @ HeQinglian 9時間

フランスは、新世代のタリバン政権を国家承認するために5つの大前提を出した

https://rfi.fr/cn/%E5%9B%BD%E9%99%85/20210819-%E6%B3%95%E5%9B%BD%E6%8F%90%E5%87%BA% E6%89%BF%E8%AE%A4%E6%96%B0%E4%B8%80%E4%BB%A3%E5%A1%94%E5%88%A9%E7%8F%AD%E6% 94%BF%E6%9D%83%E7%9A%845%E5%A4%A7%E5%89%8D%E6%8F%90

革命は前後を分かたず、最初の承認は最後のN番目の承認と同じである。それは誰がより多くの援助を与えるかによる。バイデン政権は迅速に行動する必要がある。

中共政府は、中共が黄金宮殿に定住してから14年半経ってからフランスが国家承認したことを思い起こして、1964年1月27日は、侮辱されたと感じたに違いない。

フランスは、新世代のタリバン政権を国家承認するために5つの大前提を出した。

8/19(木)、フランスの欧州問題担当国務長官Cremons-Bonnは、フランスはタリバンと政治的接触がなく、タリバン政権を認めておらず、妥協もない。・・・。

rfi.fr

何清漣 @ HeQinglian 7時間

アフガニスタンの人々には福がある、今では二重の保護を受けている:自国のタリバン新政権と遥かに遠い米国の保護を受け、バイデンは、米国を助けてきたすべてのアフガン人を退避させるために最善を尽くすことを約束した。結果は思い通りにならないかもしれないが。

引用ツイート

VOA中国語ネットワーク @ VOAChinese 7時間

カブール空港は非難民で混雑している:タリバンは、新政府はすべての人の利益を保護すると述べた http://dlvr.it/S647hm

何清漣 @ HeQinglian 7時間

今日は米国の新聞を読む心得について:

バイデン大統領は彼が正しい決定をしたと考えており、彼が何か間違ったことをしたとは認めていない。

The Hillが発表した情報によると、有権者の半数以上がバイデンの決定を支持している。

同志バイデンのパフォーマンスは、10日以上前にFTによる分析で論証された:なぜバイデンは批評家をどうすることもできなくする?

http://ftchinese.com/story/001093461?full=y&archive

この分析は、FTによるバイデンに対する唯一のまともな分析である。

なぜバイデンは批評家をどうすることもできなくする?

ガネーシュ:バイデンに関する大多数の米国人の見解は、何年も前に形作られた。彼は彼らの情熱を呼び起こすことはないが、彼らの恐れを呼び起こすこともない。

ftchinese.com

何清漣 @ HeQinglian 4時間

米軍がアフガニスタンに入ってから20年間で合計2.2兆米ドルを費やしており、トリクルダウン効果により、20年間でアフガニスタンの人口はほぼ2倍になった。2001年に米軍がアフガニスタンに参入したとき、人口はアフガニスタンの人口は2,161万人で、2020年の人口は3,892.8万人である。 70%が農業に従事しており、現在、アヘンの世界最大の生産国および輸出国である。

フランスのタリバン承認の5大前提の中に、「国際人道組織がアフガニスタンに入ることを許可する」と、つまり渡りに舟ということ。

何清漣 @ HeQinglian 5時間

今日、私は台湾人の友人からメールを受け取った。「台湾人の友人達は、ABCの司会のジョージステファノプロスのバイデンへの質問を解釈するために互いに論争している」と。

https://reurl.cc/Gm8Zox

私は短く返信した:台湾の人々は自立するようになり、失望は少ないと思う。

引用ツイート

何清漣 @ HeQinglian  8月21日

ロイターの焦点:バイデンは彼が台湾を守ることを示唆しているようである。米国の官員は場を繕い、台湾の政策は変更されていないと述べた

https://reuters.com/article/us-biden-abc-tw-defence-0820-idCNKBS2FL04D

すべてのバイデンファンに提案する。大統領に数日休みをとらせ、カブールの瞬間の後の心身ともに疲れ果てた状態を回復させ、左派メディアにリリースをどう出すかを冷静に考えさせれば、出された言葉は試練に耐える。

とにかく、世論と議会はあなた方の独占なので、言いたいことを言うことができる。

何清漣さんがリツイート

変態唐辛子 Rebel Pepper  @ remonwangxt 5時間

アフガニスタン駐在の英国大使は、カブール国際空港に滞在して、英国への逃避を希望するアフガニスタン人のビザを自ら処理しており、最後の1人が去るまで続ける。

タイタニック号の船長を想起する。

引用ツイート

Alex Tiffin @RespectIsVital  8月16日

.@ Channel4Newsは、英国のアフガニスタン大使であるローリー・ブリストウがカブールのカブール国際空港に留まり、英国への脱出を希望するアフガニスタン人のビザを個人的に処理していると報道した。

彼は最後まで去るつもりはない。

何清漣 @ HeQinglian 4時間

本当に良い友達!タリバン報道官のシャヒンは、19日、中共の公式メディアであるグローバルテレビジョンネットワーク(CGTN)との独占インタビューを受け入れた。シャヒンは、タリバンは中国と非常に良好な関係にあり、中国が将来アフガニスタンの建設に貢献できることを望んでいると述べた。

https://tw.news.yahoo.com/%E7%9C%9F%E7%9A%84%E6%98%AF%E5%A5%BD%E6%9C%8B%E5%8F%8B-% E5%A1%94%E5%88%A9%E7%8F%AD%E7%99%BC%E8%A8%80%E4%BA%BA%E6%8E%A5%E5%E5%8F%97% E4%B8%AD%E5%85%B1%E5%AE%98%E5%AA%92%E5%B0%88%E8%A8%AA-%E8%88%87%E4%B8%AD%E5 %9C%8B%E9%97%9C%E4%BF%82%E9%9D%9E%E5%B8%B8%E5%A5%BD-014730591.html

皆、フランスと中国のどちらが早く、タリバン政権を承認するか当てて見て?

本当に良い友達!タリバンの報道官は、中共の公式メディアとの独占インタビューを受け入れた:中国との関係は非常に良好。

[新頭殻newtalk]イスラム過激派組織「神学士」タリバンがアフガニスタンを支配した後、中国は公式メディアを通じてタリバンの過去の残忍なイメージを上塗りして隠し、美化し始め、タリバンとの将来の交流を「正当化した」。中国の公式メディアグローバルテレビジョンネットワーク(CGTN)は、19日にタリバンの報道官に独占インタビューした。シャヒンは、タリバンは中国と非常に良好な関係にあり、中国がアフガニスタンの建設に貢献できることを望んでいると述べた。インタビューの中で、シャヒンはタリバンのメンバーが何度も中国を訪れたことがあることを明らかにした。彼らは何度も中国に行ったことがあり、中国との良好な関係を持っている。中国は友人である・・・tw.news.yahoo.com

今回の「アフガンの瞬間」の責任は全部バイデンにある。無能と言うこと。メデイア、民主党、労組、ビジネス界が不正選挙までして選んだ大統領がこれでは。選挙民でなく、彼らが一番悪いこの高濱氏も。

記事

激しい批判の矢面に立たされたジェイク・サリバン国家安全保障担当補佐官(8月17日、写真:ロイター/アフロ)

飛行機から振り落とされる衝撃映像

曲りなりにも内政外交で一応、成果を上げてきたジョー・バイデン大統領がタリバンに足を引っ張られてアフガニスタンからの撤収作戦に失敗した。

8月16日の記者会見では「醜い弁明に終始した」(保守系メディアの外交記者)

バイデン氏は、タリバンが思いもよらぬスピードで首都カブールを武力支配したのを受けて、情けないアフガン政府とアフガン政府軍をなじり、こうなった責任は米歴代政権にあると開き直った。

記者会見で質問しようとしていた記者団を遮って退席した。

翌17日にはバイデン氏の「懐刀」、ジェイク・サリバン国家安全保障担当補佐官(44)がホワイトハウスで記者会見に応じ、1時間を超える記者団からの追及に応じた。

バイデン氏は18日に放映されたABCテレビのジョージ・ステファノポリス記者とのインタビューに応じ、撤収作戦についてこう補足説明した。

「いずれの試みも米国民や世論を納得させないどころか、かえって逆なでしてしまった」(前述の外交記者)。

折から米メディアはカブール空港を離陸する期待にしがみつき振り落とされるアフガン市民の映像を何度も何度も流した。

リベラル系のMSNBCの人気キャスター、レイチェル・メドウ氏は、かって自分の通訳だったアフガン人男性と一家の出国を助けようとスマートフォンを駆使してやり取りする模様を紹介、元通訳が「(乗った)飛行機が離陸した」と報告するのを涙ながらに報じて、高視聴率を上げていた。

まさにメディアが世論を動かし、外交を左右していた。

バイデン批判43%、歴代大統領批判は27%

最新の世論調査では、バイデン氏を批判している米国民は43%、米議会批判は24%、歴代政権批判は27%となっている。

前述の飛行機が機体にしがみついたアフガン人を振り落として離陸するシーンをテレビやSNSで見た米国民の素直な憤りが、時の大統領に向かったからだろう。

(撤退を決めたのは、ドナルド・トランプ前大統領だし、期限は今年5月1日だった。タリバン首脳とも自ら会って合意していた。撤退時期を8月31日まで延期したのはバイデン氏だった)

目下、米メディアは、「撤退決定は正しかったが、タリバンの動向を甘く見たバイデン政権の出口戦略は完全な失敗だ、というのが米国民のコンセンサスだ」と報じている。

ところが、世論調査では「撤退決定は間違っていない」は36%、「間違っている」は33%、「分からない」は31%と3つに分かれている。

しかもタリバンが政権を奪還するなら「撤退に反対」は45%、「それでも撤退には賛成」は38%という結果が出ている。

撤退反対派の主張はこうだ。

「『世界の警察官』たる米国は民主主義を否定し、特に女性の基本的権利を踏みにじってしまうイスラム過激派タリバンの復権は阻止すべきだ」

撤退賛成派の意見はこうだ。

「多くの米兵が死傷し、莫大なカネを投じてもタリバンに勝てないアフガン政府など支援するに値しない。米国はもはや『世界の警官』などやっていられない」

https://fivethirtyeight.com/features/what-americans-think-about-the-end-of-the-afghanistan-war-and-bidens-handling-of-it-so-far/

なぜこんな事態になったのか分からない!

こうした論争は、アフガンにいる米国人全員、同盟国国籍者、米軍に協力してきたアフガン人の退避が完全に実現したのちに本格的に始まる。

今問題なのは、タリバンが米側と交わした約束通り全員を無事に国外に退避させるか、だ。

万一、死傷者が出たり、小競り合いが戦闘にでもなれば論外だ。なぜこんな混乱が生じているのか。

バイデン氏は記者会見でこう述べた。

「事態は予想を上回る速さで進んだ。(アフガンの)政治指導者は逃亡し、アフガン軍は時に戦わず崩れ落ちた」

「米国は1兆ドル以上を投じ、アフガン軍に訓練と装備を提供したが、彼らがタリバンに本気で抵抗しない以上、米軍が駐留を延長したところで何も変わらない」

「現地の米市民を移送し、同盟国市民や米軍に協力したアフガン人の出国も支援する。タリバンが妨害するようなことがあれば、米国は迅速かつ強力に反撃する」

ABCテレビとのインタビューではこう指摘した。

「(撤収するうえでもっと良い方法があったのではなかったか、との質問に対して)ない。全く混乱が生じないで脱出させる方法があったか、と言えば、それはなかった。私自身なぜこんなことになったかは分からない」

「(情報収集、撤収計画、その判断や実施で失敗したのか、との質問に対しては)いいかい、失敗したとは私は思っていないよ」

批判めいたことに対してバイデン氏は侮辱されたと思ってか、愚痴っぽい口調になっていた。

米市民の全員退避まで米軍は残留するのか

サリバン補佐官に対する記者団の追及は激しかった。

米議会はじめワシントンで出ている疑問は、脱出戦略でもっと良い選択肢はなかったのかという点だが、との質問に、

「アフガン在住の米市民には数週間前から脱出するよう呼び掛けていた。飛行代のない者には金銭上の供与も申し出た」

「しかし、アフガン在住米市民の多くは最後まで残ることを選んだ。そしてこうした状況に直面した。彼らを脱出させるのは米政府の責務だ」

「もう1点指摘すれば、内戦状態になった場合、反政府勢力は首都を目指して進み、政府側勢力との間で混乱が起こるものだ。そして多くの人々が脱出を図る。今回のような事態は基本的には避けられない」

離陸する飛行機に振り落とされる人間を見て、大統領はどんな反応を示したか、との質問に対しては、

「胸が張り裂けるような思いだ。アフガン内戦で犠牲になった人の数はリアルなものだ。誰にとっても辛い」

「あなた方はジャーナリスト、私は政府に身を置く者だが、その前にわれわれは生身の人間だ。(振り落とされる人間の動画を見ることは)つらい、悲しいことだ」

さらにCBSテレビの中国系女性記者、ウェジャ・ジャン(中国名、姜偉嘉、中国・厦門生まれ)が「アフガンにいる米国市民や同盟国市民を避難させるまで米兵は撤収期限が切れても残留させるのか」と質問。

これに対してサリバン氏は「仮定の質問には答えられない」と吐き捨てるように言った。

ジャン記者が「米国民の最後の一人まで避難させるとコミットできない、ということか」と畳みかけるや、サリバン氏はそれには答えず、他の記者に質問するよう促した。

https://www.whitehouse.gov/briefing-room/press-briefings/2021/08/17/press-briefing-by-press-secretary-jen-psaki-and-national-security-advisor-jake-sullivan-august-17-2021/

最後には、「まだ皆さんの質問は尽きないと思うが、私に対する我慢の限界点に近づいている(your patience with me also swearing a bit thin)ようなのでこのへんでやめにして、私は仕事に戻る」と言って席を立った。

まさに針のむしろだった。

民主党の身内からも解任要求出る

今回の出口戦略の失態の責任を取ってサリバン氏を解任せよ、といった声が共和党から出始めている。

2024年の共和党大統領候補の一人として噂されているジョシュ・ハウレイ下院議員(ミズーリ州選出)が言い出しっぺだ。外交委員会の有力メンバーの一人だ。

「アフガニスタンの崩壊は米外交政策にとってベトナム崩壊以後の最悪の事態だ。サリバン氏を筆頭にバイデン政権の外交安保チームの面々は全員辞任すべきだ。どうしてこんな事態になったのか、議会は徹底調査すべきだ」

ハウレイ議員委に賛同してマイケル・マコール下院議員(テキサス州選出)ら外交委員会の共和党議員十数人がサリバン氏の解任を要求するステートメントを発表した。

サリバン氏の解任を要求する声は与党民主党からも上がっている。バラク・オバマ政権で国家安全保障会議グローバル・エンゲージメント部長を務めたバレット・ブルーン氏や民主党戦略家のクリス・コフニス氏などからも上がっている。

ブルーン氏は8月15日付の「USAトゥディ」に寄稿した論考でサリバン解任を要求している。

「大統領安全保障担当補佐官というものは、大統領が決定するいかなる国家安全政策についても予見でき、助言せねばならない」

「外交安保政策を総括する司令塔だ。バイデン大統領は今回のような失態を起こさないためにも(若いサリバン氏のような補佐官ではなく)経験豊かなエキスパートをこのポストに置くべきだ」

https://thehill.com/homenews/administration/568483-jake-sullivan-becomes-public-face-of-bidens-crisis-on-afghanistan

リバン氏はイエール大学を経てオックスフォード大学で博士号を取得。ヒラリー・クリントン国務長官(当時)の次席補佐官を務め、クリントン氏から「まれに見る秀才」と絶賛された。

その後、オバマ、バイデン正副大統領の安全保障担当首席、次席補佐官を歴任して、2020年1月、史上最も若い安全保障担当補佐官になった。

あり得ない“分身”の解任

そのサリバン氏がタリバンに一撃を食らってしまった。

もっともバイデン大統領周辺には、バイデン氏がサリバン氏を解任することは皆無という見方が有力だ。

ホワイトハウスの内部事情に詳しい消息筋は「バイデン氏はサリバン氏を1000%信頼している。外交政策でも政治でもサリバン氏の右に出るものはほかにいない」と語っている。

バイデン氏には「泣いて馬謖を斬る」つもりは毛頭ないようだ。

大統領補佐官という役職は就任時も議会の承認を必要としないし、議会に呼ばれることもない。「大統領の分身」だからだ。

米議会の上下両院の委員会は、8月第4週目以降、サリバン氏に代わってアントニー・ブリンケン国務、ロイド・オースチン国防両長官を聴聞会に招いて、アフガン情勢全般について質疑応答を開始する。

現地の厳しい撤収作戦はいよいよ正念場を迎える。

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