『香港「国家安全法」の衝撃、習近平が暴挙に出た理由 香港の一国二制度が終わる日』(5/28JBプレス 福島香織)について

5/30WHよりのメール「

Check out this absurd email Twitter just sent us

Dear 1600 Daily subscribers,
We are forwarding you this email that the White House just received from Twitter. It’s so absurd, we just had to share it with you.
This morning, the White House Twitter account reposted text from a tweet sent by President Trump. A short time later, Twitter censored the tweet, claiming it violated Twitter Rules about “glorifying violence.”
That is completely false. As the President just explained again, his tweet was CONDEMING violence and pledging federal support to keep Minnesotans safe.

The email we just received, presumably sent by a different team within Twitter, admits that the very tweet they are censoring does not violate any Twitter Rules.
Yet the tweet is still censored.
Twitter’s own staff just made this much clear: Twitter is a publisher with an editorial viewpoint, NOT a platform.
See the email below for yourself:

ツイートIDが違うので何が“glorifying violence.”なのか分かりません。別々の人が検閲しているのでしょうけど。トランプの上のツイートを読む限り、問題はないでしょう。」(以上)

5/30希望之声<习近平玩政治豪赌 惊爆彭丽媛和女儿“不满离去”=習近平は政治的に大きな賭をし、驚くことに彭麗媛と娘は「不満で出て行った」>“香港版国家安全法は、5/28の全国人民代表大会の閉会日に可決された。これは香港の一国両制を終わらせるものとして、国際社会は強く非難するが、これは習近平の政治的賭けでもあると考えられている。最近、中共体制内の事情通は、「習近平の妻の彭麗媛と娘の習明沢は、習近平と中共が香港の自由を奪ったことを不満として出て行った」と。事情通はまた、「習近平の家庭でさえこうだから、中共の終わりは遠くない」と言った。

ここ数日、香港の情勢はますます激しくなり、習近平の家族関係はこの件で劇変したとネットで噂されている。《看中国》の5/29の独占インタビューで、中国問題の専門家、且つ有名な民主活動家の唐柏橋は、彭麗媛と習近平の別居の話をした。

唐柏橋は、この件は真実と思っていると言った。彼が知っている部長クラスの秘書が彼に書いて教えたのは、彭麗媛と娘の習明沢は習近平と昨年11月か12月に正式に別居し、いかなる正式の場面でも習と一緒に姿を現すことを拒絶し、習近平の母親は彭麗媛のやり方に共感し、中共中央事務室は何度も一緒に出ることを頼んだが、いずれも成功しなかった。

唐柏橋の分析は、「これは香港問題に関連しているかもしれない。昨年、中共による香港の弾圧は世界を怒らせた。習近平の娘、明沢はハーバード大学に通っていて、香港からの同級生や友達がたくさんいる。習明沢は香港にとても同情している。そして、彭麗媛と娘は非常に親密であり、家族内で最終合意がなされた。彭麗媛はもはや習近平夫人の身分で公の場に出ず、今後の事は彭麗媛とは関係ない」と。

北京の上級幹部の内幕に精通しており、現在香港に住んでいる元中共官員は海外メデイアに、「“香港版国家安全法”は元々2月に導入される予定であった。1月に米国との第1段階貿易協議合意に署名した後に始まったが、突然の疫病流行により、リズムが崩れた。彭麗媛とその娘は、11月か12月に中共が“香港版国家安全法”を香港に強制することを知っていたかもしれず、香港に1国両制を適用しないことが、別居の決断になったのでは」と明らかにした。

彼は最後に、「習近平の家庭でさえこうだから、中共の終わりは遠くない」と述べた。

中共の政治状況はすでにブラックボックスであるため、上級幹部の家庭のことは秘密中の秘密である。彭麗媛と娘が習と離れて暮らしているというニュースを他に確認する公式チャンネルはない。

彭麗媛の活動に関する公式の《人民網》の報道を調べたところ、今年の活動レポートは、1/8~9まで、米国のジュリアード音楽院のWurtzel院長と面会したことがわかった。3/3~4まではスリランカの女子校の生徒に返信した。

彭麗媛が習と最後に出演したのは半年前の2019年12月18日から20日までで、習はマカオに戻って回帰20周年活動に参加した。

習の「家庭内有事」に関するニュースが本当なら、上述の記事が彭麗媛と習との最終公式イベント参加になるはずである。

習の娘である習明沢は、成人してから公の場に現れたことはない。外部では、インターネット上で子供時代の写真しか見つけることができない。2014年にハーバード大学で心理学の学士号を取得した後、習明沢は父親から中国に呼び戻され、父親の特別なスタッフとして支援したことが報道されている。

習近平当局は両会を招集し、5/21夜の人大記者会見で“香港版国家安全法”を上程する必要があることを発表し、騒動を引き起こした。その後、法案の起草が決定され、俗称「挙手ロボット」として知られる全国人民代表大会で5/28閉幕日に可決され、2878票が賛成、1票が反対、6票が棄権の結果であった。

中共が強行推進した“香港版国家安全法”は、香港社会にショックとパニックを引き起こした。この法案は、北京が香港を直接支配することを認めている。法案には、いわゆる「国家・政権の転覆」、「国家分裂」、「テロ活動」、「外部勢力による介入」が含まれており、法案通過後は、基本法附属書IIIの形で公布され、香港で直接施行され、立法評議会を迂回した。この法案はまた、将来、中共国家安全機関が直接香港に駐屯することを認める。

バプテスト大学ジャーナリズム学部の上級講師である呂秉権は、「中共人大が“香港版国家安全法”を可決させた後、香港の状況は非常に悪化した。中共の党・国体制の下で押さえつけられると言える」と《アップルデイリー》に語った。

しかし、この法案は強烈な国際非難と大きな反響を引き起こした。中共人大による“香港版国家安全法”が提案された日(28日)、米国、カナダ、イギリス、オーストラリアによる共同声明は、「中国(中共)が香港に新しい国家安全法の実施を決定し、法的拘束力を持たせるなら、国連に登録されている“英中合同声明”の原則に基づく国際的な義務と、直接対立する。この国家安全法は、“一国両制”の枠組みを破壊し、香港人の権利を保護するという約束を破るものである」と。

5/28の夜、フランスのAFPはいくつかの国連外交筋の話を引用し、「米国と英国はすでに国連安全保障理事会に“香港版国家安全法”に関する会議の開催を要請したと述べた。この会議は非公式且つ非公開の会議で、今日ではオンラインビデオ会議の形式で開催され、すべてのメンバーが関連する問題について話し合うことができ、北京は理論的に異議を唱えることはできない」と。

5/29午後、トランプ米大統領はWHで、「中共は香港の自由を窒息させている。北京当局は香港の自治権を根本的に奪ったため、米国は香港の特別の地位を取消しする予定である。米国は、香港の特別扱いを撤回し、香港の自治を侵した中国当局担当者を制裁し、中共のセキュリティ機関によって課される監視の危険性と罰則の増大に対応して、国務省が香港に提供する旅行ガイドを改訂する」と語った。

NYTは、「強行推進した“香港版国家安全法”は習近平政権が危機下にあり、香港の政治を飼いならすギャンブルに出たことを意味する」と。

香港の有名な評論家の劉鋭紹は《アップルデイリー》に対し、「中共はこの法を推進した所から見て、この決定が中国や香港へどのくらい害を齎すか、客観的に計算していないことを反映している」と語った。中共が“香港版国家安全法”を強力に推し進めたことは、香港の抵抗と闘うことに加えて、内部闘争に打撃を与えるためでもあり、“輸出から国内消費”による香港の政治的不安定を避けるためでもあり、“20大の中共闘争の防衛戦”である」と述べた。

彭麗媛は娘の習明沢の香港の友人たちを慮って別居の挙に出たのでしょう。中共の悪行の数々、大躍進、文革、チベット人虐殺、ウイグル人強制収用等を見れば、共産主義は人類を不幸に陥れるだけというのが分かる筈。悲しいかな、身近な人間が被害に遭わないと、中共のおかしさにも気づきません。今度の武漢ウイルスだって中共が意図的にバラ撒いたとしか思えないのに、日本人で中共に怒っている人は少ないのでは。中共の嘘の起源説に騙されないように。感染症で亡くなった遺族は米国で中共相手に裁判を起こすべきです。

https://www.soundofhope.org/post/384676

福島氏の記事では、台湾が香港の代わりに世界の金融センターになるのは、勿論大賛成ですが、日本は自由と民主を訴求する香港人のために、どうして声を上げないのか?チベット、ウイグルの時もそう。結局、われ関せずで、日本が困っている時には、これでは誰も助けてくれなくなります。

日本の議会の中から、香港の窮状を見て、習近平の国賓訪日反対の声が上がりましたが、それだけではなくて、困っている香港人を助けるアイデアも出すべき。

本来なら、在日反日外国人と反日日本人を理想とする国に送り返し、代わりにスパイでない、日本語を話せる香港人を帰化させるのがいいと思います。アグネス・チャンは香港人に戻り、アグネス・チョウは日本へ帰化させたらどうか。

記事

中国・北京で開催された全国人民代表大会 第13期第3回会議(2020年5月25日、写真:新華社/アフロ)

(福島 香織:ジャーナリスト)

中国の全人代(全国人民代表大会)の最終日の5月28日、いよいよ「香港特別行政区における国家安全保護に関する法律制度」、通称「香港版国家安全法」「香港国安法」が可決される。

5月24日に香港ではこれに対し激しい抵抗運動が起きた。香港警察は催涙弾など武力で抑えこみ、200人以上が逮捕される事態となった。28日の可決日を控えて、27日の香港は繁華街のあちこちに警官隊が配備され、まるで戦時下のような物々しい空気が流れている。このコラムが公開されているころ、香港は一体どうなっているのか。胸が押しつぶされそうな気分でいる。

中国の悲願だった香港での国家安全条例成立

香港国安法の全容がわかるのは、5月28日に可決されたあとだ。全人代開幕の3日前に急遽、全人代で草案が審議、可決されるという抜き打ちのようなアナウンスがあった。いったい何を根拠にそんな法律ができるのか、キツネにつままれたようだった。

香港には基本法と呼ばれる香港の憲法に相当する法律がある。英国統治下から中国に返還されたときにつくられた法律で、香港の「一国二制度」を担保するものだ。

この基本法には中国の民主化を将来的に期待する英国と、香港の中国化を望む中国の思惑を反映した内容がともに含まれている。

英国側は、付属文書に「いずれ特別行政長官選挙(間接選挙)を普通選挙に移行できる」という条項を盛り込み、香港に民主主義を根付かせようとした。そうすれば香港から中国に民主主義が広がるかもしれない。

中国側は基本法23条で、香港政府が、国家反逆、国家分裂、動乱煽動、中央政府転覆、国家機密窃取の行為を禁止し、外国の政治組織や団体が香港で政治活動をすることを禁止し、香港の政治組織・期間が外国の政治組織や国体と関係をもつことを禁止する法律を自ら制定すべし、という「国家安全条例」制定条項を規定した。国家安全条例は、香港を拠点に中国の民主化を企む勢力を一網打尽にできるという法律だ。

この国家安全条例を香港で成立させる(香港政府に制定させる)ことは中国共産党の悲願の1つであった。この法律がないと、いつか香港から民主化の波が押し寄せてくる、という不安は解消できない。実際、香港では西側の“工作員”が活動し、中国本土から邪教として迫害され追い出された“法輪功学習者”や、文化大革命、天安門事件で迫害されてきた人々も逃げ込み、定着している。彼らが民主主義や自由の価値観と中国共産党の悪辣さを香港市民に“布教”し、その影響力が広東地方へ波及し、中国共産党の政権の安定を揺るがすかもしれない──というのが香港返還後、ずっと中共政権の不安の種だった。

英国との約束の一国二制度50年維持の縛りから、中国が勝手に香港のこうした反中分子を取り締まることは本来許されない。だが、香港自らが望んで、彼らを取り締まる法律をつくれば問題ない。基本法23条に基づいた国家安全条例ならば、直接・間接選挙で選ばれた市民の代表である香港立法会を通じて制定された法律である。つまり香港市民の総意であり、一国二制度を維持したまま、香港の反中分子を合法的に取り締まることができる。

国家安全条例に代わる法律を強引に制定

2003年、胡錦涛政権はこの23条に基づく国家安全条例を成立させようと、当時の董建華香港政府に強く働きかけたことがあった。だが、この年の7月1日、香港市民は香港返還後最大規模の50万人以上の反対デモを起こし、香港の安定を損なうことを恐れた胡錦涛は、このときの国家安全条例案を棚上げにした。胡錦涛政権はその代わり経済緊密化協定(CEPA)によって静かに香港を経済面から取り込む戦略をとった。

だが習近平政権になって、胡錦涛政権の静かなる香港取り込み路線は大きく変更され、あからさまな香港中国化路線がとられた。

2018年暮れには23条に基づく国家安全条例を香港に制定するように強く求めたという。だが、林鄭月娥行政長官は国家安全条例制定より先に、まず逃亡犯条例改正を試みようとした。その方がたやすいと見たからだ。結果的に、逃亡犯条例改正に反対する香港“反送中”デモが起き、空前の反中運動に発展した(その背景と経緯は拙著新刊『新型コロナ、香港、台湾、世界は習近平を許さない』に詳しく記してあるので参照してほしい)。

Promote health. Save lives. Serve the vulnerable. Visit who.int

香港政府に国家安全条例を制定する能力がないとみた習近平政権は、同様の法律、つまり香港国安法を、香港立法会を無視して成立させることにした。本来、一国二制度下でありえないことだ。建前もくそもなく、一国二制度を堂々と無視したわけだ。

習近平はなぜ暴挙に出たのか

なぜ、いきなり、こんな暴挙に出たのだろう。私の個人的な見立てとして、背景を3つあげたい。

(1)香港デモの決着をつけたい習近平

1つは昨年の香港デモの決着をこれでつけよう、と習近平が最後の賭けに出た。

習近平の昨年の香港デモ対応はすべて失敗であり、デモがあれほど過激化したにもかかわらず、国際社会は中国の言う「暴徒」の味方についた。2019年11月の区議選挙では民主派が大勝利した。この責任を香港の中央政府出先機関・駐香港連絡弁公室(中聯弁)主任の王志民にとらせたが、党中央内では「習近平の失敗」との批判も少なくない。このリベンジをしなければ、習近平は党中央内で権勢を保てない。

今年(2020年)秋には香港で立法会選挙がある。万が一にも立法会選挙で民主派議員が過半数とるようなことがあってはならない。新型コロナ感染拡大予防で、香港ではデモが規制され、外国人の渡航制限も継続されている今こそ、力ずくでデモ参加者を一網打尽にできるときだと判断した。そのために必要な国安法の成立を急いだ。この立法に反対する香港市民がデモを起こしても、デモ参加者を「国家に反逆する犯罪者」として逮捕できる法的根拠がすでにできているのだ。

解放軍関係者がこの法律について支持表明を出しているのが不気味だ。香港駐留部隊指令の陳道祥は「国家統一を破壊するたくらみ、国家分裂の行動を抑制し懲罰し、各種分裂勢力、外国干渉勢力を震えあがらせ、我らが国家主権と領土の完全性を守る堅い意志を知らしめることができる」と国安法制定支持を表明し、「香港の国家主権と安定を守る自信と覚悟がある」とコメントした。全人代では、解放軍、武装警察の全人代代表から「解放軍はいかなる国家統一の破壊、分裂行為も粉砕できる能力と自信がある。国家主権を維持し、領土の完全性を守る能力と自信がある」といった発言が相次いだ。解放軍が“香港暴動”鎮圧に乗り出す可能性もゼロとは言い難い。

(2)国際世論の「新型コロナ」責任追及をかわしたい

2つ目は、新型コロナ肺炎のパンデミックにより中国責任論が国際社会で大きく盛り上がってしまったことだ。米国やオーストラリアだけでなく、インド、トルコ、ポーランド、アルゼンチンなどでも、中国に損害賠償を求めて国際法廷に訴える動きが高まっている。この国際社会からの中国責任論、賠償問題は中国共産党中央にとって、目下一番対応に苦慮しているテーマだ。

習近平は、トランプならやる、と思っている。逆にそれをやらなければトランプは大統領選挙で勝てない。中国には、こうした国際裁判で争えるような経験豊かな弁護士はいないので、提訴されれば無視するのだが、そうなると欠席裁判で必ず負ける。負ければ、米国における中国共産党資産が差し押さえられる。具体的にいえば中国が購入している米国債の債権だ。次に、国有企業資産か。

習近平はこうした国際世論の責任追及をかわすために、国際社会の関心を新型コロナの賠償問題から他に移す必要があった。

それが香港である。香港で国安法を制定しようとすれば、香港デモの若者たちは怒り荒れ狂う。それを「動乱発生」「暴動発生」として、解放軍、武装警察動かし、武力鎮圧を行う。国際金融都市でそれをやれば、国際社会は大慌てだろう。それこそコロナ賠償どころではない。それをやらない代わりに、賠償責任追求をあきらめろ、と米国に交渉を持ちかけることもできよう。

(3)貿易交渉で米国に配慮する必要がなくなった

3つ目は、新型コロナ肺炎のパンデミックによって米中関係が急激に悪化したことから、米中貿易交渉で米国からより大きな妥協を引き出すために米国に配慮する必要がなくなった。

米国はすでに香港人権民主法案を施行しており、香港の一国二制度を破壊する中国の動きに目を光らせている。中国は、米国とうまくやっていくために香港の一国二制度を維持する必要性を感じなくなったのだ。一国二制度が崩れれば香港の国際金融都市としての価値は失われる。しかし習近平にとっては、党内の責任追及をそらすことの方が優先されたのだ。

習近平は追い詰められているのか?

だが、冷静に考えて、香港を犠牲にして、習近平が国内外の責任追及を逃れようとするのは、中国で言うところの「臭棋」、囲碁の悪手もいいところだ。自分の目を全部自分でつぶしているような感じだ。自由都市・香港の経済的価値を全く計算できていない。

香港国安法など成立させなくても、林鄭月娥長官を通じて、立法会選挙の民主派候補の出馬資格に難癖をつけて剥奪などすれば、選挙結果をコントロールすることくらいできるだろう。すでに中国共産党は気に入らない人物を秘密逮捕し北京に連行して裁判にかけるようなこともやっている。中国は法治国家ではないのだから、本当は無理して法律など作る必要はないはずである。

一部国際社会の中には、いち早く今回のパンデミックを抜け出した中国をポジティブに評価する声もある。米フォーリン・ポリシー誌は「コロナ禍は習近平の窮地を救った」とまで書いた。だが、香港でこんな臭棋を打てば、そのアドバンテージは消し飛ぶどころか再び窮地に陥る。そんな判断もできないほど、習近平は追い詰められているのか。

米中対決が危険水域に近づくリスク

この香港国安法が日本ではあまり危機感をもって受け取られていないのは残念だ。日本には「中国に制裁をほのめかして、この立法を阻止しなければならない」と主張するような政治家はいないのか。これは米中新冷戦が熱戦(直接的な武力行使)の入り口に近づくくらいのリスクがあると私は思う。

中国に帰属する自由都市・香港は、長らく西側の自由主義社会と中華式全体主義社会をつなぐ回廊の役割を果たしていた。多くの金と人が香港を通じて行き来している。その香港をつぶすということは、中国は西側社会との決別を決心したということではないか。米国はじめ西側諸国の出方はまだ不明だが、本当に香港に対するビザや関税の優遇が取り消され、中国への経済制裁が行われることになれば、次に起こりうるのは冷戦ではなく熱戦だ。

中国党内には、最近、トランプが中国に戦争を仕掛けてくる、という危機論が出ている。日本に真珠湾攻撃をさせたように、巧妙な情報戦で中国を追い詰め、戦争を仕掛けさせるつもりだ、といった意見を言う人もいる。台湾への米国の急接近もその文脈で説明する人がいる。だから挑発に乗らないようにしよう、という話にはならなくて、それなら米国から手を出させてやる、と言わんばかりの「戦狼外交」(挑発的、恫喝的、攻撃的な敵対外交を指す)で対抗するのが今の習近平政権なのだ。

こういう局面で、今や世界は一寸先は霧の中だ。

香港国安法が制定されば香港はどうなるか。「香港暴動」が仕立て上げられて、軍出動となるかもしれないし、そうならないかもしれない。だが、中国唯一の国際金融市場が消滅する運命になるのは、ほぼ間違いなかろう。多くの香港知識人や社会運動家やメディア人や宗教家が政治犯として逮捕の危機にさらされ、政治難民が大量に出るだろう。

台湾蔡英文政権は、それを見越して、政治難民の受け入れも想定した「可能な人道的援助」に言及している。今年1月に再選を果たしてから、新型コロナ感染対応を経て、蔡英文は見違えるほど頼もしくなった。言うべきときに言うべきメッセージを国際社会に発している。

私のひそやかな願いとして、もし国際金融都市で自由都市である香港が消滅するのであれば、台湾が香港を吸収する形で香港の役割を肩代わりできるようにはならないだろうか。米国や英国、日本、EU、オーストラリアあたりが本気で協力すれば、台湾を正式メンバーとして組み入れた国際社会の枠組みを再構築することも可能だと思うのだが、どうだろう。そういう希望の光を、この深く暗い霧の中で見出したいものだ。

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『トランプ政権が中国語で訴えた“過激”演説の中身 中国国民に向けられた「脱共産政権の勧め」』(5/27JBプレス 古森義久)について

5/29WHよりのメール「

BREAKING: President Trump signs order to fight online censorship

Moments ago in the Oval Office, President Trump signed an Executive Order to fight online censorship by technology corporations, including social media platforms.

Tech bias is a major issue facing our democracy. It challenges the free exchange of ideas and public debate that protects our civil liberties. Every citizen—liberal, conservative, or otherwise—has a right to be heard and treated fairly online.

https://twitter.com/i/status/1266104188112601089

In the next few hours, you may hear a lot about this Executive Order. Leftwing media will claim it addresses a fake problem because tech bias doesn’t exist. Democrats in Congress will say the President is exceeding his authority. Some in the Beltway establishment will say the order doesn’t do that much in the first place.

All of these are lies. Here are a few of the key actions in President Trump’s order:

  • Makes it U.S. policy that platforms who selectively edit, censor, or are not acting in “good faith” with regards to content will not receive the liability protection included in Section 230 of the Communications Decency Act
  • Directs the Commerce Department to petition the FCC to make clarifying rules on Section 230 in line with U.S. policy
  • Helps stop millions of taxpayer dollars from being wasted by federal agencies on advertising with biased social media platforms
  • Ensures the Justice Department will review more than 16,000 complaints about politically motivated censorship that were collected by the White House in advance of a Social Media Summit held last year
  • Mobilizes State Attorneys General—who have massive subpoena and consumer protection authorities—to ensure social media platforms are not engaging in unfair or deceptive acts or practices
  • Acts as federal law and lists the many ways in which tech platforms act with bias against viewpoints they disagree with

Massive corporations that treat millions of American citizens unfairly shouldn’t expect special privileges and protections under the law. With President Trump’s Executive Order today, our country is one step closer to having an honest, fair public debate.

<Executive Order on Preventing Online Censorship>

https://www.whitehouse.gov/presidential-actions/executive-order-preventing-online-censorship/?utm_source=ods&utm_medium=email&utm_campaign=1600d

< 33 Examples of Twitter’s Anti-Conservative Bias >

https://www.newsbusters.org/blogs/techwatch/nb-staff/2020/05/28/33-examples-twitters-anti-conservative-bias

President Trump, joined by United States Attorney General William Barr, signed an Executive Order on Preventing Online Censorship | May 28, 2020

ツイッター社は李飛飛を独立取締役にして、トランプのツイッター砲を封じ込めようとして出たのが、要事実確認ラベルでは。ブライトバートによれば中共のプロパガンダはなにもされずに放置されているのに。おかしな話。上の<33の例>の28番目にも出てきます。シリコンバレーはグローバリストだからリベラルや共産主義を支持しているのでしょう。世界統一政府を作るために。それで共和党には不利に、民主党には有利になるよう仕掛けているのでしょう。    」(以上)

5/29希望之声<白宫质问推特:为什么不对中共大外宣进行事实审查=WHはツイッターに質問:なぜ中共の対外大プロパガンダの事実確認審査をしないのか>

5/28(木)のケーリー・マケナニー報道官は、Fox Newsとのインタビューで、SNSのネット検閲へのトランプ大統領が行政命令を出したのは、WHがツイッター社の驚くべき保守派言論への検閲を目にしているのに、中共の対外大プロパガンダは放置したままであるからと説明した。

マケナニーは、ツイッターは事実確認審査に間違った方法を使用していると語った。

マケナニーは、「彼らは大統領のツイートを選び出したが、これは非常に事実に基づくツイートである。だから、ツイッター社はどのような政治的動機を持っているのかを自問しなければならない」「彼らは中共のプロパガンダに事実確認審査をしていない。中共のプロパガンダは新型コロナウイルス(COVID、中共ウイルス)の(パンデミック)を米軍のせいにした」

ツイッター社は5/26(火)、トランプ大統領の郵便投票についての2つの批判ツイートに、初めて黄色の警告ラベルをつけ、トランプのツイートは虚偽かもしれず、事実審査に耐えられないとした。

ツイッター社は保守派の言論を取り締まる

保守派組織と保守メディアはツイッターと他のSNSをずっと非難してき、保守派は不公平な審査を受け、言論も制限されてきた。ある保守派は、SNSから理由もなくアカウント封鎖されるまでに至った。

トランプ大統領は5/27(水)の早朝にツイートした。「共和党は、SNSプラットフォームが保守派の声を完全に沈黙させたと考えている。このような状況の発生を許さないために、彼らを厳しく規制または閉鎖する」

トランプはまた、次のように述べた。「我が国では、大量郵送による投票は根付いていない。投票は、不正行為、偽造、盗用等、騙す人が自由に使え、彼らを勝たせることになる。SNSについても同様である。今あなたの行動を整理してほしい!!!」

ツイッター社で「事実確認」を担当したのは、早くから反トランプの人物だった

マケナニー報道官は5/28(木)にニューヨークポストのトップページを手に持ち、ツイッター社に、事実確認している従業員はどんな人か見る必要があると問題提起した。

ニューヨークポストは、事実確認を担当するツイッター社の従業員について報道した。従業員は2017年のツイートで、トランプ政権のメンバーを「ナチス」と非難し、2016年にはトランプを人種差別主義者であると非難した。

マケナニーは次のように述べた。「この人物をいつ採用しかをツイッター社に質問する必要がある。これは審査を誠実に行う担当者である。彼はツイッターでこの政府のメンバーはナチスであると述べた。これは非常に衝撃的である。ツイッター社はこれに答える必要がある」

さらに、マケナニーはまた、「これらのSNSの事実確認要員が誰であるか尋ねることも許されないのは、理由がないし、不公平であり、誰もが自分の行動には責任がある」ことを指摘した。

ツイッター社は中共の対外大プロパガンダを放置

ツイッター社の CEOであるジャック・ドーシーはツイートの中で弁解し、「もし誰かがこの事実確認の最終的な責任を負うのであれば、その人は彼でなければならない」と主張した。ドーシーはまた、「物議を醸す情報を出しても、人々が自分で判断すればよい」と主張した。

マケナニーはドーシーの発言に応じて次のように述べた。「ツイッターは、この不正な方法を使い、米国大統領の事実調査を標準にしたいと希望し、我々が指摘するまで中国(中共)のプロパガンダの事実調査は実施せず、その後、彼らは(中共に対して)そうし始めたばかりである」

マッケナニーは、フォックスにインタビューされる直前の数分前に、「これらのSNSは中共の宣伝を検査し始めると述べたが、どの程度するのかは分からない」と述べた。

トランプのやることは速い。問題が生じたらすぐに再発防止策を打つ。日本は米国と比べ、小さいのにすぐに対応できない。大統領制と議院内閣制の違いだけではないはず。大統領が国民から選ばれているからと言うのなら、国家元首は天皇の儘で、大統領制にすることも考えてみたら。

https://www.soundofhope.org/post/384142

5/28阿波羅新聞網<好恐怖!港人狂换美元至缺货 找换店45分钟兑走百万美元=恐ろしい!香港人は狂ったようにドルに換え、ドルがなくなる 両替店で45分の内に百万ドルに交換した>“発達鳥”両替店の責任者であるエリックは、今日の交換状況は「恐ろしい」と率直に言った。店のドルの売りレートは7.7850である。今日、45分以内に顧客が100万米ドルに換え、1日の米ドルの交換量が300万米ドルを超え、ポンドと日本円もきれいになくなり、現在注文はカットされた。

人民元と香港$の暴落を予想しているのと、世界に通用する通貨で持っていた方がどこに逃げるにしても安心だからでしょう。

https://www.aboluowang.com/2020/0528/1457199.html

5/28阿波羅新聞網<担心中共冻结财产 中国富人避开香港到别处保存资产=中共が財産を凍結するのを心配 中国人富豪は香港を避けて資産を他の場所に保管>中共が香港で国家安全法の適用を促進する計画を推進し、香港でも人々を秘密裡に逮捕・拘禁できるため、効果はすでに表れている。ロイターが5/28(木)に香港から出した報道によると、銀行家や資産管理業界、他の情報源から、「北京が香港で国家安全法を施行する計画に関する懸念から、中国富裕層は香港に資産を預ける人は減っている。彼らは香港でも中国当局が彼らの富を追跡し、没収することを許すようになるかもしれないことを心配しているので」と。

報道によると、「ある銀行家は、香港の推定1兆ドル相当の資産の半分以上が中国本土の個人から香港に預けられたと述べた」と。香港は中国本土に近く、司法制度は中国本土とは異なり、香港ドルは米ドルにペッグされているため、中国本土の富豪が香港を選んだのはこのためである。しかし、現在、資本と人材の流出により、香港はグローバルな金融センターとしての優位性を失っていることを心配している。

ロイターの報道はさらに、「6名の銀行家や企業のヘッドハンターへのインタビューは、中国富豪の顧客は彼らの富を預けるために他の場所を探していることを示した」と続けた。その中でも、シンガポール、スイス、ロンドンを優先して考えている。ある中国富豪は香港への投資を計画していたが、最近考えを変え、シンガポールにしようと。その富豪の顧問は、ヨーロッパの資産管理銀行機関で働いている。その顧問は、彼の銀行はすでに中国富豪から香港外で口座を開くための問い合わせを受けつけ始めていると述べた。

ロイターは、「複数の情報源からの確認によると、この状況の進展によりある資産管理企業がシンガポールで人材募集をかけ、スイスとシンガポールで中国語を話す顧客のアドバイザーを探している」と報道した。

クレデイスイスが発表たレポートによると、「全世界で見て、2019年までに、香港の1人あたりの成人資産はスイスに次ぐ2番目であり、5,000万ドルを超える資産を持つ個人の数は世界的に10位にランクされている。香港は現在、アジア最大の金融センターの地位をめぐってシンガポールと競争している」と。

昨年、香港当局は、香港で逮捕した者を司法の独立のない中国本土に送ることができるように、“犯罪人引渡条例”を改正しようとした。ますます激しくなる抗議の下で、香港当局は、“犯罪人引渡条例”を修正するための動議をついに撤回した。しかし、これで香港の富裕層は北京が資産を凍結するのではないかと心配した。このため、資産を移転する人も出て来ている。

香港警察は米中間で戦争が起きるようにするつもりか?流石、人非人で香港人の顔をした中国人でしょう。

https://www.aboluowang.com/2020/0528/1457203.html

5/29阿波羅新聞網<美国没收并严审一台中国产电力变压器=米国が中国製の電力変圧器を没収・精査>中国から米国に輸出された大型の電力変圧器は、連邦機関によって押収され、研究所に送られた。連邦当局は、没収の理由を公に説明しなかったが、専門家は、この動きは電力網の安全性の懸念を示している可能性があると述べた。

米国が中共にこれから厳しい制裁を賦課するときに、中にマルウエアが仕込まれていたら大変です。インフラに関する設備や機器はキチンと調べませんと。日本の経産省は調べているかな?

https://www.aboluowang.com/2020/0529/1457227.html

5/29阿波羅新聞網<美神盾舰入西沙 解放军与之对峙=米イージスは西沙に入り、解放軍と対峙>最近の米軍の動きは頻繁であり、ワシントンと北京の間での一連の問題に関する不一致は、中共による「香港版国家安全法」の強力な推進および新型コロナ肺炎の流行に対する米国の責任追及を含んで、双方の間の緊張をさらに悪化させた。

解放軍は追いかけて離れるよう警告したと言いますが、イージスは無視したでしょう。これからいろんなことが起こります。武漢コロナだけではありません。日本は中共と在日中共人に警戒を怠らないようにしませんと。

https://www.aboluowang.com/2020/0529/1457234.html

古森氏の記事のマット・ポッティンジャーの5/4の演説は、一部を本ブログでも5/11に紹介しました。古森氏の記事の下記のURLで約20分の演説を聞きました。きれいな発音ですが、意味を取るため、英語の字幕でなく、中国語(簡体字)の字幕を追いました。

https://www.youtube.com/watch?v=dp5h6n6fbUg

中国民衆に中共政府転覆を暗に働きかけているのでしょうが、拝金教の中国人に民主が分かるかどうか。54運動も裏で米国人宣教師が蠢いていたという話もありますし、外圧をかけない限り、内部で政権打倒の動きは出ないのでは。中国にはゴルバチョフもエリツインもいません。張彭春だって蒋介石の支配する台湾に戻らず、米国で暮らしたことを考えれば、国共内戦で国民党が勝ったとしても《世界人権宣言》が規定するような社会は中華世界には現れなかったということでしょう。石平氏の本に、大学で綺麗事を教えていて、賄賂は厳禁と言っている教授も自分は賄賂を受けないと満足しない人物が出てきました。彼らは言行不一致を何とも思わない民族です。ただ、中国が民主政治に変われば、軍拡予算に歯止めがかかるのではと言う思いから、中国の民主化には賛成です。

記事

(古森 義久:産経新聞ワシントン駐在客員特派員、麗澤大学特別教授)

米国ホワイトハウスから世界に向けて、中国語による異例の演説が発信された。新型コロナウイルスの感染拡大を隠蔽した中国政府を非難し、中国国民に民主主義の正しさを強調し、独裁と弾圧の共産党政権を倒すことをも訴えていた。

トランプ政権は中国の習近平政権と正面から敵対する姿勢を鮮明にしているが、この演説は不穏な米中衝突の新時代の幕開けを象徴する動きだといえるだろう。

米国政府の中国に対する考え方を中国語で発信

トランプ政権の国家安全保障会議でアジア政策を統括するマット・ポッティンジャー大統領副補佐官は5月4日、ホワイトハウスの中枢から流暢な中国語で約20分間、演説をした。古い伝統を持つ名門校、バージニア大学のアジア研究所関連の学生の卒業式送辞を兼ねた演説だった。

演説はコロナ対策のためにネット配信の形がとられた。YouTubeのホワイトハウス公式チャネルに掲載されているので、世界中の誰もがこの演説を視聴することができる。英語の字幕もついている。

マット・ポッティンジャー大統領副補佐官による演説の画面の一部。実際の画面には下部に英語と中国語の字幕がついている(YouTubeより)

現在40代のポッティンジャー氏は元々は中国研究の専門家だった。トランプ政権のスタート時から大統領直轄の国家安全保障会議に起用され、アジア部長から同会議全体のナンバー2に昇進した。新聞記者から海兵隊員を経て政権入りした異色の経歴の人物である。

ポッティンジャー氏は日本との折衝も多かった。日米同盟の強化や、北朝鮮による日本人拉致問題の解決協力の実務でトランプ政権の中枢となってきた。その彼が、トランプ政権の対中政策の一環として、中国語の演説という珍しい形で現在のアメリカ政府の中国に対する考え方を語ったのである。

中国共産党政権の隠蔽体質、独裁を非難

ポッティンジャー氏はまず演説の当日、5月4日という月日にちなんで、1919年に中国で起きた「五四運動」について語った。五四運動とは、第1次世界大戦後に締結されたベルサイユ条約で、中国の山東半島がドイツの支配から日本に移管されそうになったことに反対して、中国の各地で起きた抗日・反帝国主義運動である。

五四運動の目標には、中華民国の独裁支配に反対する自由民主主義の拡大も含まれていた。ポッティンジャー氏は、五四運動で自由民主主義を求めて弾圧された活動家たちの行動を礼賛した。

そのうえで同氏は現在の米中関係に話を転じ、新型コロナウイルスの感染を一般に知らせたことで中国当局から弾圧され、自身も感染して死亡した34歳の武漢市の中国人医師の李文亮氏を、民主主義のヒーローとして取り上げた。

「昨年12月、武漢市で危険な新型コロナウイルスの感染者が続出していることを外部に初めて知らせた李文亮医師は、他の市民を思う勇敢な人物でした。しかし彼はその警告を発したことで当局に処罰されたのです」

「李医師は新型ウイルスに関して、『1つの声しか許されないような社会は決して健全な社会ではない』との意見を述べて、ウイルス感染の拡大を隠してしまうような行為に強く反対しました」

李医師は、習近平政権が新型ウイルスの感染拡大をカバーアップ(隠蔽)しようとしたことに強く反対していた。ポッティンジャー氏は、李医師のそうした習近平政権に対する抵抗に触れ、次のようなことも述べていた。

「弾圧された李文亮医師は、情報を自由に開示できる民主的な社会を望んだはずです。中国の国民が抑圧的な政権に代わって国民中心の政権を実現させられるか否か、全世界が注視しています」

「国民中心の政権」というのは、当然ながら民主主義的政権のことである。つまり、ポッティンジャー氏はこの演説で、中国共産党政権の隠蔽体質、独裁を非難すると同時に、穏やかな表現ながら政権の否定、打倒を訴えているのだ。

中国糾弾に一体となる米国政府

ホワイトハウスの中枢から、中国共産党政権の打倒や崩壊を望む言葉が中国語で発せられる。この演説には、トランプ政権が中国の習近平政権を真正面から敵対視する現実が、そのまま反映されていたと言ってよいだろう。

アメリカの対中姿勢がここまで険悪となった最大の原因は、もちろん新型コロナウイルスの大感染である。トランプ大統領は「中国との全面的な断交」という言葉まで口にして、「この感染症は中国政府の不当な工作がなければ、パンデミックにはならなかった」と断言する。

アメリカ政府は、司法省、国務省、国防総省、教育省、エネルギー省などが各分野で中国を抑え、締め出し、取り締まるという強硬な措置をとり始めた。連邦議会はさらに過激な中国糾弾に満ちている。共和、民主両党の議員たちが、新型ウイルスを世界に拡散した中国当局の責任を追及し、発生源の探索から、国際法に基づいた訴追、米国への損害賠償請求までを進め始めたのだ。

こうしたアメリカの政府と議会の全体に広がる中国への糾弾姿勢こそが、ポッティンジャー演説という異色の中国語スピーチを生んだともいえよう。

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『習近平「人類運命共同体」の正体は「中国への隷属」 自由・人権、国家主権も認めない社会を世界は受け入れない』(5/26JBプレス 森清勇)について

5/28WHよりのメール「

“Of course the Trump administration is playing tough with the media—because the media has played tough with him before he was even elected. Nearly every question asked in the briefing room is usually in the loaded construction of, ‘As you know, things are terrible, and it’s your fault, care to comment?’ McEnany has decided to hit back,” the New York Post editorial board writes.

https://nypost.com/2020/05/25/sorry-media-youre-not-victims-no-matter-how-much-abuse-you-take/

“Democrats and virtually every journalist in the Washington media are fond of saying things like Nobody wants the shutdown to last forever and Everybody wants the economy to go back to what it was. But just as when they insist that Everyone believes in securing the Southern border, there’s no real indication that they’re being honest,” Eddie Scarry writes in the Washington Examiner.

https://www.washingtonexaminer.com/opinion/democrats-want-a-lockdown-not-an-economic-rebound      」(以上)

5/28阿波羅新聞網<加拿大法院裁决 孟晚舟符合「双重犯罪」 推进引渡案=カナダの裁判所は、孟晩舟が「二重犯罪」に適合しているとの裁定を下し、引渡しを促した>カナダのブリティッシュコロンビア州最高裁判所のHeather Holmes裁判官は、この引渡事件の二重犯罪告訴に裁定を下し、孟晩舟の行為は彼女が逮捕されたときにカナダと米国の両国の犯罪に該当すると認定し、本訴訟は次の段階に進むことになった。

裁判官の裁定はカナダ政府を支持しているため、訴訟は6月に次の段階に入り、カナダ当局が孟晩舟を逮捕したときに法律を遵守していたかどうかについて弁論する。 結審するのは、9月の最後の週か10月の最初の週と見込んでいる。

孟晩舟は次に厳しい法的課題に直面するだろう。 カナダ司法省のデータによると、2008年以降に米国から受け取った798件の引渡要求のうち、カナダは8件のみを拒否または訴訟撤回しており、合計の1%を占めるだけである。

カナダはファイブアイズメンバーで貿易量は米国が圧倒的No.1、7/1からUSMCAが発効し、米国は武漢コロナで中国との貿易量を大幅に減らすことを考えれば、引き渡さないはずはない。中共はカナダ人人質を取っても逆にカナダ人の反発を買っただけ。死刑執行したらカナダにいる中国人の立場は一気に悪くなるでしょうし、カナダ在住の日本人は巻き添えを食わないように注意しませんと。世界に散らばるあぶれた中国人は最後に規制の緩い日本を目指すかもしれません。郷に入っては郷に従うことができない連中ですから、これまた注意しませんと。いい加減定住する中国人の数は増やさないでほしい。手賀沼の白鳥を捕えて食べてしまう連中ですから。

https://www.aboluowang.com/2020/0528/1456788.html

5/28看中国<蓬佩奥正式宣布香港“不再高度自治”(图)=ポンペオは、香港は「もはや高度な自治はない」と正式に発表した(写真)>北京当局が新しい国家安全法(香港版国家安全法)を推進し始めた数日後に、米国務長官マイク・ポンペオは5/27(水)に、香港が中国の高度な自治区でなくなったことを公式に発表した。

フォックス・ニュースによれば、ポンペオは声明で次のように述べている:北京の災難を齎す決定は、香港の自治と自由を根本的に損なう一連の行動の内で最新のものであり、国連が関与した国際条約の《英中共同宣言》における香港人への中国自身の約束を破るものであると。

彼は、「香港は、1997年7月以前に米国の法律を香港に適用したのと同じ方法を、維持することはできない。これは米国の法律に従って問題に対処することになる」と述べた。

彼はまた、「実際の状況を見ると、今日でも香港が中国の支配下で高度な自治を保持していると断言できる理性的な人物はいない」と述べた。

その後、ポンペオはツイートした:「現地の事実を考えると、香港はもはや中国の自治区ではない」

「米国と香港の人々は一緒に立っている」

香港の特殊的地位の剥奪は勿論、高官の海外資産の没収、$と人民元・香港$の交換を停止してやればよいのでは。

https://www.secretchina.com/news/gb/2020/05/28/934681.html

5/28希望之声<牡丹江疫情猛烈复发!公铁路客运暂停 学校停课 楼门焊死(视频)=牡丹江で疫病は猛烈に再発した! 公共鉄道・旅客輸送は一時停止 学校閉鎖 マンションの出入口は溶接される(ビデオ)>5/27、黒竜江省牡丹江市で突然クラスター感染が発生し、鉄道と高速旅客輸送サービスがすべて停止され、授業を再開したばかりの学生は再び授業停止された。 各コミュニティはより厳格な封鎖管理を実施しており、一部のマンションの出入口は溶接されて出入りできなくなる。

ネチズンによって公開されたビデオは、牡丹江曙光新城コミュニティでは、49号館の建物全体が封鎖されていることを示している。 当局は多くの警官を派遣し、マンションの出入口を完全に溶接するよう労働者に指示した。

緑地世紀城コミュニティでは、2両のバスが住民を乗せ、集中隔離する。

これでも中共は新規感染者がゼロと言い張るつもりなのか。G7で人の往来の復活も議題にあるようですが、まだまだ緩和する時期ではありません。特に隠蔽と嘘が当り前の国には。


https://www.soundofhope.org/post/383704

5/28希望之声<财经冷眼:川普拟抛弃贸易协议 三大招报复国安法!(视频)=財経クールアイ:トランプは貿易協議を放棄するかも 国家安全法の報復に3つの手!(ビデオ)>国家安全法は明日表決される。胡錫進(環球時報編集長)は必死にトランプを挑発する:香港に米軍を上陸させればよい、そうでなければ口先攻撃は要らない。中国は香港の貿易地位の取消を恐れておらず、長い間準備をしてきたと。胡錫進よ、安心せよ。①香港の貿易地位の取り消し②補助金を受けて1,300以上の米国企業の米国回帰に加えて、③米国は、国安法に挙手して表決した全人代代表と当局、香港共産党の当局者に制裁を課し、カナダにいる胡の息子を含んで、海外のすべての汚いお金を凍結する可能性がある。

彼らが悪を行う場合、ファイブアイズの国にいる、悪を為した妻と子供、愛人の動産と不動産、現金、株式、債券、会社、すべてが凍結され、押収される。この手は米軍の出動よりも効果的だと思う。戦わずして兵を降伏させるには、この手は必殺技である。

今回香港で邪悪な法律を承認するために挙手した何千人もの全人代代表や常任委員、中央委員、政治局員が制裁リストに含まれる。誰が挙手して法を通したかを確認する必要がある。もちろん、キャリーラムや他の香港政府当局者、民衆を弾圧した警察、立法評議会の親共委員、ジャッキー・チェンやアラン・タムなどの親共の社会エリートも、制裁リストに含める必要がある。

西側は一致して中共に制裁を課すべき。

https://www.soundofhope.org/post/383686

森氏の記事では、馬立誠を取り上げていますが、日本に対する目くらましでしょう。まあ、グッドコップの役割でしかないでしょう。西側がやっと中共の異常さに気づいたと言っていますが、前から気づいていても金儲けのために見て見ぬふりをしてきただけです。要人には金かハニーで誑かし、それに引っかかって脅されているのが多数いるはずです。当然日本にもいるのでは。

習の言う「人類運命共同体」の本質なるものを知れば、如何にペテンかが分かるはずです。中国内で、共産党の存在が絶対で、異論は許されません。民主選挙も行われない国で、立法の正当性は勿論ありません。こんな国のリーダーが「人類運命共同体」と言う言葉を発しても人類を共産党の奴隷にするだけとしか聞こえません。彼らは耳に心地よい偽善をプロパガンダして善人を騙します。「騙す方が賢く、騙される方が莫迦」と言う民族です。いい加減日本人も目を覚ますときです。今中共を打倒しなければ、やがて世界は暗黒に支配されると。

記事

中国で開催中の全人代に出席した習近平国家主席(5月22日、写真:新華社/アフロ)

中国の新型コロナウイルス(以下コロナウイルス)感染者は8万4081人、死者は4638人(2020年5月24現在)である。

しかし、武漢での発生状況を早くから掴み、世界保健機関(WHO)にも通報した台湾は中国の死者を2万5000人以上と報道し、米国に亡命している郭文貴氏は5万人と発言している。

中国の発表に信頼性がないのはいつものことであるが、中国がコロナウイルスによる感染状況をWHOと結託して隠蔽したとなると世界に対する犯罪行為である。

今も10万人の感染者が日々発生し、世界の感染者は530万人を超え、死者も34万人超となった。最大の被害国は米国で、160万人超が感染し、約10万人が死亡した。

1月21日前後の状況

5月10日の英デイリーメールは、「習近平主席が1月21日、WHOのテドロス事務局長に電話をかけ、『コロナウイルスの人の間の伝染関連情報を統制し、パンデミックのような世界レベルの警告を延期してほしい』と要請した」というドイツ連邦情報局(BND)の諜報文書を独シュピーゲル紙が入手したと報じた。

武漢市中心病院・南京路分院の救急科主任である艾芬(アイフェン)の手記(『文藝春秋』2020年5月号所収)によると、1月21日、通常の3倍にあたる1523人を診察し、655人の発熱患者が出て病棟は飽和して受け入れられない状態であった。

1月24日のAFPは、感染者が830人を超え、少なくも26人が死亡と報じ、艾芬主任は27日の感染者は2829人で、死者は81人としている。

1月20日に習近平主席は「ヒト―ヒト感染」を認め、「情報を隠すことなく全力で感染症対策に取り組むよう」指示した。そして23日午前2時に武漢市と湖北省の封鎖を決定し、8時間後の10時に封鎖を行う。

この前後に病院建設を指示したとみられ、1月24日の中国国営メディアは「武漢市内に感染者に特化した病院を新設している」と、50台近くのショベルカーが展開し、路上にはダンプカーやミキサー車が延々と続いている写真と同時に報じている。

2月2日に1000床の病院が完成、3日から患者を受け入れている。

他方、WHOは22日に会議を開き、23日テドロス局長は「中国で発生しているウイルスは世界的な脅威でない」として緊急事態宣言を見送る。

北京とジュネーブの時差を考慮すると、中国の封鎖決定とWHOの会議、封鎖実施と緊急事態宣言見送りの日にちの符節が合っている。

前年12月中・下旬には「ヒト―ヒト感染」も「ウイルス性肺炎」も中心病院の医者グループでは共有されているが、厳しく口止めされている(艾芬女医が夫へ言えたのも習近平主席の指示が出た1月20日)。

また、口止めされていた期間に中国は病院建設や都市封鎖を行うなど緊迫した状況にあるが、WHOの「中国で発生しているウイルスは世界的な脅威でない」は、中国以外の国々を「慢心」させるための声明のように思える。

1月27日、テドロス事務局長は北京を訪問、翌28日習近平主席と会談。29日には「中国は主席の指導性発揮でコントロールしている」とのステートメントを発表。ここでも中国を評価している。

しかし、2日後の31日には一転して「ウイルスは世界的な脅威」と認めるも、パンデミック認定はこの日から40日後の3月11日で、主席が局長に「警告延期」を依頼したとされる日からは50日後である。

中国が国内対策を整斉と進めた後をWHOは追っかけているようにも見え、米国のドナルド・トランプ大統領が「WHOは〝中国の操り人形″〝中国寄り″だ」と発言するのも故なしとしないようである。

真相が明かされない国家の実体

習近平主席は2013年5月、大学教師が学生と議論してはならない事項を「七不講(チーブジャン)」として示した。

人権侵害、言論統制、政治活動の制限、選挙権の不在、(天安門事件などの)歴史的過ち、特権階級の独占・腐敗、党による司法の支配である。

共産党独裁体制の矛盾や恥部に対して国民の目と口を塞ぐこと、すなわち「検閲」によって、共産党と指導者の無謬性を保証しようとするものだ。

武漢の李文亮医師が「SARSウイルス、これは大変だ」という発言をチャット仲間と交わし市民に漏れたことで訓戒を受けことは、まさしく七不講の中国社会への適用であったのではないだろうか。

武漢在住で新型コロナウイルスの感染状況を直に目にすることができた方方という作家が日記を日々公開していたが、「2月7日から2月23日の間には公開すらされず、3月に入ってからも日記を公開できない日が続いた」という。

ちなみに2月7日は李文亮医師が死亡した日である。

公開された日記から市民は厳しい状況を読み取り、高く評価していたことが次の2人の発言からもよく分かる。厳しい言論統制と公権力に順応する中国のメディアの現実を髣髴とさせる。

戴教授は「武漢の閉鎖以降、武漢人が毎日まずしていることは方方日記を読むことです。武漢、中国は歴史上ないほどの大惨禍に遭遇しているにもかかわらず、テレビも新聞も何も報道しない。すでにみんなこの世にテレビや新聞があることすら忘れています。皆、方方日記だけを読んでいます」と書いた(2月24日戴氏のブログより、現在削除)。

慎説(ハンドルネーム)は「ウイルスに関心を持つ多くの人々は、(方方日記が)現地の真実を伝えていると確信している。提灯記事を書くために派遣された300人のマスコミ関係者に声を失わせ、中国のすべての物書きに恥をかかせている」と述べている。

方方の公開された日記は当局の検閲にかからない範囲でしかないわけで、本当の現実、より深刻な真実は外部に出ることはなかった。

空疎に聞こえる習近平演説

米国が「感染拡大の原因は〝中国による隠蔽″」と批判するなか、5月18、19日にWHOの年次総会が開かれた。

コロナウイルスの蔓延の折柄、開幕式はビデオ会議形式で行われ、新華社によると習近平中国国家主席が次のような演説を行った。

「新型コロナウイルス感染症という第2次世界大戦以降で最も深刻な世界の公衆衛生突発事件を前に、各国の人々は勇敢に立ち向かい、共に見守り助け合い、困難を共に乗り越えてきた」

「中国は人を根本とし、生命第一を堅持しており、公開と透明、責任ある態度に終始してきた。終始人類運命共同体構築の理念を守り、自国民の生命と健康に責任を負うだけでなく、世界の公共衛生事業に対する責任も果たしてきた」

世界中がコロナウイルスで苦悶に喘いでいるのを前にして、「よくも言えたものである」と感心するとともに嘆息せざるを得ない。

続けて「新型コロナの感染はいまだ拡大を続けており、予防・抑制活動はなおも努力を要する。感染の予防・抑制に全力を挙げ、WHOに指導的役割を発揮させるべきである」と訴えた。

さらに「アフリカ諸国への支援を拡大し、グローバルな公衆衛生ガバナンスを強め、経済・社会の発展を回復させ、国際協力を強化しなければならない」として、「人類衛生健康共同体」の構築を呼びかけ、次のような5項目の措置を発表した。

①今後2年間に20億ドルの国際援助(主に発展途上国)
②輸送と優先通関ルートの確立
③アフリカへの医療支援

④予防ワクチンの開発と発展途上国支援
⑤G20とともに最貧国の支援

①~④は中国の「一帯一路」に疑問を持ち始めたアフリカや発展途上国を視野に入れた支援のテコ入れで、それをオブラートに包むために⑤のG20との協力を打ち出した感じである。

「生命第一」「公開と透明」などを強調した習近平主席の演説に対し、米国代表のアレックス・アザー保健福祉長官は「ある加盟国は新型ウイルスの発生を明らかに隠そうとして、透明性を確保する義務を怠って世界に甚大な被害を及ぼした」と、冷ややかな反論をした。

人類運命共同体の発想はどうして生まれたか

習近平主席の「人類運命共同体」の発想は、「人民日報」元論説委員で体制内改革派と称される馬立誠氏の「対日新思考」にヒントを得ているようである。

氏は2002年、江沢民の歴史認識で日中関係がぎくしゃくし、胡錦濤政権が発足した直後、日本だけを責める見方から距離を置き、客観的事実に即して対処するように訴えた。

2003年2月21日付「朝日新聞」は、「新思考の『対日論文』波紋」「中国共産党、賛否決めず」という見出しで、馬立誠氏が人民日報に発表した論文の概要を紹介した。

「国土が小さく資源の乏しい日本が世界第2位の経済的地位にあるのは、アジアの誇りと言える。日本は民主・法治体制を確立しており、『軍部』が専横する状況にはない。・・・中国は戦勝国であり大国であるという度量をもたねばならず、日本に厳しすぎてはならない」

「村山富一元首相や小泉純一郎首相は盧溝橋で哀悼の意を示し、侵略戦争への反省を表明した。日本の謝罪問題は解決しており、形式にこだわる必要はない。・・・新たな競合の場は経済と市場であり、両国民は狭い観念を克服して一体化に向けて進むべきだ」

習近平政権になっていた2015年、馬立誠氏は中国側に寛容を求める第2の論文を発表する。

そして、日中国交正常化45周年を前にした2017年9月、「『対日関係新思考』を三たび諭す」として、「人類愛で歴史の恨みを溶かす」(『中央公論』2017年10月号所収)を発表した。

日中戦争時に両国の文筆家が書いた詩などには、相手の国土や国民を思いやる内容が見られる。こうした内容が「人類愛で恨みを溶かす」ということだと馬立誠氏は語る。

また、習近平主席が2013年3月に「人類運命共同体」の構築を提唱したことを取り上げ、これこそが「人類愛の基礎」だという。

そして、ヴォルテールや孔子、黒人指導者マンデラなどの先賢たちの論述は、「寛容、憐憫、同情、博愛、和解」が「人類の愛の基本元素」となり得ることを示しているという。

4度目の新思考は日中国交正常化45周年を記念した会議で「日中の和解」がテーマになったことに触発されて書いたもので、「和解とは何か、いかに和解するか」(『中央公論』2018年8月号所収)である。

天安門事件や両国の政治的ネックにも言及しながら、政治、経済、文化・芸術、旅行者の往来など、多肢にわたる分野で日中関係が改善していることを強調する。すなわち相互の民意の疎通で和解が一段と進むとしている。

おわりに

チベットやウイグル、そして香港、さらには今次のコロナウイルス騒擾で、世界の多くの国が中国の人権や行動の異常に気づき始めた。

しかし、開発途上国の指導者の中には中国の経済支援に目がくらみ、取り込まれていく国も多い。

コロナウイルスでは米国が最大の被害国となり苦悶しているのを横目に、早々と克服した中国は世界の救世主然として振る舞いつつある。

ロシアでは中国の勢力圏の中での平和、すなわち「パクス・シニカ」の議論が活発になっているという(「日本経済新聞」2020年5月24日)。

自由や民主主義、法の支配を認めない中国が覇権を握った暁に、習近平主席が提唱する「人類運命共同体」や「人類衛生健康共同体」の構築が期待できるだろうか。

一党独裁の中国が覇権国家となれば、「パクス・アメリカーナ」とは全く異なり、国家主権も認めない奴隷国家的な華夷秩序を強いられるかもしれない。

その「くびき」を脱するには100~300年の呻吟を要するに違いない。

緊急事態宣言を発したが強制力を使わずに解除に向かった日本は世界の「ミステリー」となっている。

日本の生き方は、米中が対決する中で民主主義陣営の一員として全体主義陣営をいかに民主体制に向かわせるかの旗振り役となることではないだろうか。

中国の力を認めることに吝かであってはならない。しかし、その力、中でも経済力と技術力は、まずは国際社会の発展に還元して、地球に存在する人類の福祉に役立ててもらわなければならない。

それには、香港市民と同様に中国人民の意識が肝要である。

馬立誠氏の新思考には一党独裁と中国人民の関係についての言及がほとんどない。体制内改革派として言論の許容範囲を知り尽くし、新思考でその範囲を拡大しつつあるのであろうが、やはり「画竜点睛を欠く」感を免れない。

習近平主席の「人類運命共同体」あるいは「人類衛生健康共同体」提唱が、覇権獲得の方便ではなく心底からの願いというならば、コロナウイルスの発生源調査での(疑問がもたれている研究所なども開放して)「率先協力」することが試金石となろう。

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『感染者急増のインドネシア、活動制限令への不満充満 大規模社会制限でも感染者減らず、効果に疑問の声も』(5/25JBプレス 大塚 智彦)について

5/27WHよりのメール「

🇺🇸 President Trump honors our fallen heroes

Yesterday, Americans paused to remember the men and women who have laid down their lives to protect our country—our freedoms, our way of life, and our home.

More than 1 million U.S. service members have made the ultimate sacrifice since our Founding. For Memorial Day, President Trump honored these fallen warriors by visiting two important, historic sites.

At Arlington National Cemetery, the President joined Vice President Mike Pence, First Lady Melania Trump, and Second Lady Karen Pence for a wreath laying ceremony. After the playing of our National Anthem, President Trump stepped up to the Tomb of the Unknown Soldier to give an honorary salute.

Later, he traveled to Baltimore’s Fort McHenry, the place where American troops held back a British invasion more than 200 years ago.

A fleet of some 30 warships attacked the fort relentlessly for 25 hours in September 1814. Through the smoke of battle, America’s battered flag stood strong. It was a symbol of the perseverance of U.S. forces, fighting off invasion and preserving our independence.

“Every time we sing our anthem, every time its rousing chorus swells our hearts with pride, we renew the eternal bonds of loyalty to our fallen heroes. We think of the soldiers who spent their final heroic moments on distant battlefields to keep us safe at home,” President Trump said.

“We remember the young Americans who never got the chance to grow old but whose legacy will outlive us all.”

https://twitter.com/realDonaldTrump/status/1263919244485550081    」(以上)

5/26看中国<安倍称病毒来自中国 赵立坚反驳却不断低头看稿(视频)=安倍首相は、ウイルスは中国由来のものと言う 趙立堅は反駁したが、ずっと頭を下げて原稿を読んでいた(ビデオ)>武漢肺炎が中国で爆発後、世界中に急速に広まったが、中共当局者は、ウイルスの起源は中国から来たものではないと強弁したので、世界は唖然とした。 先日、日本の安倍晋三首相は記者会見でこのウイルスは中国から世界各地に広まったのは事実と率直に述べた。中国外交部はこれを強く否定したが、報道官の発言スタイルの急激な変化は注目を集めることは間違いない。

5/27ZAKZAK<習主席「国賓来日」消滅か!? 「中国に汚名を着せることに断固として反対する!」安倍首相会見に中国外務省が異常反発>

http://www.zakzak.co.jp/soc/news/200527/for2005270006-n1.html

WSJの記者にわざとこの質問をさせ、習の訪日を防いだとしたら、日米合作で良く練られたシナリオです。これでも日本を取り込むため、習が来たいと言うのであれば、先ず亡くなった日本国民への謝罪が先と言えばよい。

https://www.secretchina.com/news/gb/2020/05/26/934538.html

5/27希望之声<爆料:这竟然是许多海外华人无法回国的原因!(视频)=特報:海外華人の多くが帰国できないのはこのためである! (ビデオ)>5/25、「公民老黒」に署名したネチズンが海外華人の多くは中国に帰れないことを明かす動画を公開した。その理由は、中共の鉄の統制の下で航空会社や政府機関がお金を​​稼ぎ、この機会を利用して大金を稼ぐため、海外華人財産を奪おうとしている。彼らがお金を稼ぐことができない場合、外国に住む華人がどれほど大声で騒いでも、中共大使館、中共の航空会社、さまざまな中共政府部門は、聞こえないふりをする。 さらに、これらの海外華人は中共社会主義の鉄拳を喰らっているが、まだ誰が打ったのかを知らないでいる。

普通に考えれば、自由の味を知って、かつ財産没収される危険性の高い中共支配の中国に帰りたいと思うのかと、疑問に思いますが。普通に情報を取っていれば中国大陸は隠れた感染者がいるのにそれでも帰りたい?

11分30秒 中国語です。

https://www.soundofhope.org/post/383308

5/27阿波羅新聞網<李克强刚做完报告 这个总统笑了:机会来了=李克強は報告を終えたそのとき、この大統領は微笑んだ:機会が来た>中国の李克強首相は22日の全国人民代表大会で、「疫病流行の影響を受け、世界経済は不況にあり、中国は経済成長目標を設定できなかった」と報告した。 ロペス・オブラドールの耳にこの一節が入り、メキシコ国民にとって絶好の機会となった。 彼は政府の定例記者会見で、中共ウイルスの打撃の下で、2020年の中国経済はここ数年で最も弱い経済成長になるかもしれないと予測したものがいると指摘した。

ロペス・オブラドールは、中国経済のこの変化はメキシコにとって初めての特別な機会であり、「世界最大の工場が輸出量を減少させる」ことを象徴していると指摘した。彼は興奮して言った。「これはメキシコに機会を与えた。より多くの投資を行い、企業を設立し、雇用機会を創出することができる」と。

昨年末(2019年)、メキシコ、カナダ、米国は、1994年に合意した北米自由貿易協定(NAFTA)に代わり、「北米自由貿易協定 2.0」-「US-メキシコ-カナダ協定」(USMCA)に署名した。合意は7/1に発効する予定であり、外部分析では、特に米中関係が緊迫している場合、メキシコと米国との貿易を助け、北米への投資を刺激してメキシコに利益をもたらすことがより期待される。

世界覇権奪取を狙う中共に替わって自由主義国が伸びてくるのは賛成です。日本も生産拠点を日本に戻せないならいろいろ考えないと。

https://www.aboluowang.com/2020/0527/1456649.html

5/27阿波羅新聞網<福克斯:美国已掌握病毒来源证据 6个月后公布=フォックス:米国はすでにウイルスの起源の証拠を持っている 6ヶ月後にそれを発表する>5/24、Fox Newsは先月トークショーを再放送し、Foxのトップ政治キャスターのBret Baierは、「米国政府はすでに数か月後に発表される中共ウイルスの起源について多くの証拠を持っている」と述べた 。 今月初め、トランプ米大統領はまた、ウイルスの出所を知っており、将来のある時点で強力な調査報告を発表すると述べた。

6か月後でなく大統領選挙の11/3の前に発表した方がインパクトがあるのでは。

https://www.aboluowang.com/2020/0527/1456589.html

大塚氏の記事を読んで、インドネシアの警察も賄賂を取ったりしていないのか心配です。国民性の違いとは言え、日本人は先ず他人にうつさない(迷惑をかけない)ことを考えますが、宗教行事や血族との絆に今は疎くなっているのに対し、インドネシア人は先ずそちらを優先するということでしょう。生活保障を政府がしなければ、封鎖するだけでは国民が怒るのは当り前です。ジョコ大統領はそこが分かっていない。インドネシアはバリ島に観光に行ったくらいで、事情に詳しくありませんが、素人の意見として申し上げました。

記事

5月24日、ジャカルタ郊外の住宅地にて、マスクを着用して祈りを捧げるムスリムの女性。ラマダン(断食月)が明けたこの日からムスリムは祝祭の期間に入る(写真:ロイター/アフロ)

(PanAsiaNews:大塚 智彦)

インドネシアでは、コロナウイルスの感染拡大防止策として大規模社会制限(PSBB)を実施しているが、感染者数、感染死亡者数の増加に一向に歯止めがかからず、国民の間からは「効果も意味もないではないか」として、制限だらけの不自由な生活への不満が急激に高まっている。

すでに首都ジャカルタに隣接する西ジャワ州などではPSBBを解除して、県や郡、市町村といった地方公共団体に対策を任せるところもでており、最も感染者数が多い首都ジャカルタでも何度か延長されている現在のPSBBが期限切れとなる6月4日を最後に解除して、通常の生活、経済活動、社会活動に復帰することが真剣に検討されはじめている。

その一方でインドネシア全体のコロナウイルス感染者数は5月24日現在で、感染者数は2万2271人、感染死者数は1373人となっている。24日の1週間前である17日の感染者数が1万7514人、死者が1148人だったことから、直近の1週間で感染者数は約4700人、死者は約200人増加したことになる。

また東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟10カ国中では感染者数こそシンガポールの3万1616人(5月23日現在)に次いで2番目だが、死者数に至っては2番目のフィリピンの863人(同)をはるかにしのぐ1373人は最悪の数字となっている。

政府発表の感染者数に疑問符も

この統計の数字をどう見るかだが、ジャカルタ州のアニス・バスウェダン知事や西ジャワ州のリドゥワン・カミル知事などは以前から毎日発表される政府保健省の感染者、死者に関する数字について疑問を示しており、実際には発表数字の少なくとも3倍近い感染規模になっているとみている。

医療関係者の間からは保健省の発表数字には、「コロナ感染検査の結果が判明する前の死亡」「症状が酷似している肺炎が死因の場合はコロナウイルス検査を実施しない」などの現在の統計の手法では実態を反映した数字にはならない、との批判がでている。

さらにコロナウイルス感染者専門の指定病院や一般病院などから毎日政府機関に報告される患者に関する個人情報が外部に漏えいしている疑いがでており、医療関係者が保健省に「感染者の個人情報が外部に意図的に洩れている」と内部告発する事態にもなっていることも保健省の数字、データへの信頼性が揺らいでいる一因となっている。

町に溢れる失業者や生活困窮者の不満

こうした統計への疑念が渦巻いている上、自宅ワーク、外出自粛、ビジネス活動・営業の停止や縮小などにより多くの失業者、生活困窮者がジャカルタなどに溢れだしている。その数は最大で数十万に達する恐れがあるとしている。

そこへきてジョコ・ウィドド大統領が、感染防止のために打ち出した「断食明けの大祭休暇での帰省禁止」という方針が、さらにジャカルタ市民を追い込んでいる。

というのも、首都や都会で生活が苦しくなった市民は、親戚や実家を頼って地方の実家などに帰省して生活を維持することを考えていたのだが、「コロナウイルスの地方都市への感染拡大阻止」という政府方針のために帰省が実質禁止され、行き場を失ってしまったからだ。

ジャカルタから地方に向かう長距離列車のターミナル駅や長距離バスターミナル、そして主要高速道路や幹線道路に設けられた検問所では24時間態勢でのチェックが続いている。これまでにジャカルタから西ジャワ州に入ろうとした車両1万8000台、バイク2万台、バス2000台などが検問所で摘発されてUターンを余儀なくされている。

トラックの荷台やバスの荷台、ミキサー車のミキサー内部にまで隠れて帰省しようとする市民が次々と発見され、その場で腕立て伏せや小学校で習う国是「パンチャシラ」を暗唱させられるなどの「処罰」を受けて戻されている。

集会や外食も禁じられているため、イスラム教モスクなどに人が集まっているだけで解散させられるし、外で食事などしていようものならその食堂は閉鎖に追い込まれ、「悪質」と判断された場合には街角清掃などの「社会奉仕」が義務付けられる。

こうした罰則が科されるに従って市民の不満は高まっている。その反動からか、断食明け(5月23日)が近づくにつれ、ジャカルタ市内のタナアバン、スネンなどの市場、商店街には多くの市民が買い物に訪れている。そうした「密接」の場面がテレビのニュースで繰り返し流され、関係者が注意を呼びかける事態にまでなっている。

PSBBの効果を疑う空気が蔓延

インドネシアで感染拡大が止まらない背景には、検査態勢の遅れで検査数そのものが少ないことも一因とされている。このためジョコ・ウィドド大統領は1日1万件のPCR検査実施を呼びかけている。

一方、PSBBを厳格に施行して州民に徹底を呼びかけている西スマトラ州とともに感染者が少ないバリ島のバリ州は、PSBBを出していないにもかかわらず地域住民が一体となって感染防止策を積極的に進めている。

こうした必ずしもPSBBが感染拡大防止に有効とはいえないこと示す事例も報道され、そうしたことを理由にPSBB不要論がジャカルタなどでは高まっているのだ。特に隣接の西ジャワ州がPSBB解除に踏み切ったことでそうした気運はこれまで以上にジャカルタでは高まっている。

しかし、インドネシア全国34州のうち、ジャカルタのあるジャワ島6州には全国の感染者数の70%、感染死者数の82%が集中しているという事実を考えると、医療関係者などが懸念する「PSBB解除はジャカルタなど首都圏では依然として時期尚早」との見方はそれなりの根拠があると言える。

閉塞感、不満から人権侵害事件も続発

3月20日の緊急対応宣言からグレードアップした4月10日以降続くPSBBにジャカルタ市民の閉塞感と不満は極限に達しようとしている。

例年であれば家族、親せき、友人知人らと盛大に派手に祝う「断食月の終了」と「断食明け大祭のボーナス(現金)と大量の土産をもっての帰省」がジョコ・ウィドド大統領によって打ち出された「宗教行事の家庭以外での禁止」「帰省禁止令」が圧倒的多数を占めるイスラム教徒、そして町に溢れている失業者や生活困窮者を直撃しているのだ。

その影響か各地の検問所での運転手と警察官による口論、暴力沙汰さらに集会や外食を咎める警察官による過剰暴力、不当逮捕、犯罪のでっちあげによる逮捕などの人権侵害事件も増えている。

行く当てがなくて集まっていた青年らに解散するよう過剰暴力を振るった警察官や環境保護団体の集会に参加していた活動家を容疑不明のまま逮捕したり、インターネット上のSNSに偽ニュースを書きこんだとして「乗っ取られて他人に書きこまれた」と主張する辛口の政治評論家を逮捕する事案などが報告されているのだ。

人権を監視する政府機関の「国家人権委員会(コムナスハム)」はこうした事例を挙げて国家警察に対し「現場で職務執行に当たる警察官に人権を尊重するように指導せよ」と勧告し、ジョコ・ウィドド政権に対しても「警察の行き過ぎた行動を抑制するように配慮されたし」と訴える事態となっている。

6月4日に期限切れを迎えるジャカルタのPSBBが果たして解除されるのか、さらに延長されるのか、政府、州政府は難しい判断を迫られている。

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『ますます先鋭化する米国の中国攻撃、真の狙いとは 矛先は国内の「北京の回し者」バイデン氏にも』(5/25JBプレス 高濱賛)について

5/26希望之声<袁斌:中共肺炎毒源甩锅穿帮的三大丑闻=袁斌:中共肺炎ウイルスの起源転嫁の3大スキャンダル>中共当局は3月から対外大プロパガンダを開始し、中共ウイルスの起源地を海外に向けようとあらゆる試みを行ってきた。このため、中国党メディアは、外国の専門家や学者から裏書きして貰うために最善を尽くし、一度ならず何度も悪意のある断章取義を繰り返し使い、彼らの見解を何度も歪曲・改竄したが、当事者の反論に遭い、面子をなくした。

以下は、すべての人に知られている3大スキャンダルである。

①.3/21、《環球時報》は、「イタリアの専門家:中国で疫病大発生前にウイルスがイタリアで広まった可能性がある」という記事を発表した。イタリアの医療専門家RemuziがAmerican Public Broadcasting Network(NPR)へのインタビューで明らかにしたのは、イタリアの一部の医師が彼に教えたことである:「この奇妙な肺炎は(昨年)12月または11月にも見られた。これは特に高齢者にとって非常に深刻である。つまり、中国で疫病が大爆発する前に、ウイルスはすでに少なくともイタリアのロンバルディア北部に広がっていたことが分かっている」と。

実際、RemuzはNPRにインタビューされたときに、なぜイタリアの今回の疫病発生の対応が遅れたのかを説明した。彼は、イタリアは昨年の11月から12月の間に中共肺炎に似た臨床症状のいくつかの病例があったと述べた。彼の元々の言葉は次のとおり。「中国で疫病大爆発が起こっていたことを知る前に、ウイルスは既に少なくともイタリアのロンバルディア北部で広がっていた可能性があり、私たちが知らないことと戦うことはできなかった」。この意味は、中共当局者が疫病流行が多かったのに恐らく隠蔽したことを暗示し、最も早ければ11月に疫病が中国からイタリアに国民が知らない内に広がって、突然の大規模な爆発によりイタリアは対応が間に合わなかったと。

②.4 /12、中国の捜狐ネットは、《ケンブリッジ大学からの動かぬ証拠:新型コロナウイルスの起源は確かに米国から!》この文章が確実に言えるのは「最近、ウイルスの起源がついに具体的に述べられ、ケンブリッジ大学が直接証拠を与えた。新型コロナウイルスのトレーサビリティに関する研究者が論文を発表した。研究は、新型コロナウイルスがA、B、C、3種に変異したことを発見した。元のAタイプの株は一般に米国とオーストラリアで見られ、武漢のウイルスはB型であり、これはウイルスが米国からのものであることを証明している」と。

しかし、面子が潰れたのは、米国に冤罪を被せた論文の第一著者の英国ケンブリッジ大学の遺伝子学者ピーターフォークが、「中共ウイルスは中国で最も早く伝播しており、最も早く流行した地域は武漢ではなく、武漢より南にある広東省である」と。

フォークと彼の同僚は、2019年12月24日から2020年3月4日まで世界中からサンプリングされた160の完全なコロナウイルスのゲノムデータを使って起源伝播ツリーを作成し、中共ウイルスが突然変異によって3つの異なる変異体となったのを発見し、A、B、Cとしてリストされた。

この研究では、タイプAの中共ウイルスがウイルスの起源のコウモリに見られるコロナウイルスに最も近いことが判明した。武漢ではA型ウイルスが出現するが、主なウイルス型ではない。A型ウイルスの変異によりできたB型ウイルスは武漢で流行している主なウイルスである。B型ウイルスは武漢だけでなく、中国の他の地域や東アジア全体にも広がっている。A型ウイルスの主な流行地域は、米国とオーストラリアである。ヨーロッパで流行しているC型のウイルスは、B型ウイルスから変異した。このタイプのウイルスは、調査した中国のサンプルでは見つからなかったが、シンガポール、香港、韓国で見つかった。

しかし、これは中共ウイルスが米国で発生したことを証明しているのか?

③最近、中共機関誌である《求是》に、中共ウイルスの起源を中国国外に転嫁しようとし続けている。この記事は、ハーバード大学グローバルヘルスインスティテュートの主任のAshish Jhaの4月のCNNへの次のインタビューを改竄した。「米国は、今年1月、さらには2019年12月の病例までさかのぼって、中共ウイルスの最も早い出現を特定する必要がある」と述べたと。この記事は、Jhaの話を使って「最も早く報告された病例が必ずしもウイルスの発生場所ではない」ことを証明しようと試みている。

しかし、Jha教授は数日前にVOAに、中共ウイルスが中国で発生したことを疑ったことはないと語った。「それ(中共ウイルス)はほぼ確実に武漢に由来する。他の説明を信じる理由はない」と語った。

このように中国人は都合よく相手の言ったことを切り貼りして利用します。あなたは今でも南京や慰安婦を信じますか?嘘をつくのが当り前なのが中国人です。だから平気で全中国で新規感染者ゼロとか言えるのです。調べればゼロでないのはすぐ分かります。本ブログの読者であれば。

https://www.soundofhope.org/post/382924

5/26阿波羅新聞網<中共抬高澳洲农产品关税 澳洲农业界不担心未来可以找到别的出口国=中共がオーストラリアの農産物の関税を引き上げ オーストラリアの農業界は将来他の輸出国を見つけるので心配していない>先週、中共政府がオーストラリアの大麦輸入に80.5%の関税を課す懲罰的措置により、オーストラリアの農業従事者の間で懸念が生じた。オーストラリアの成競業中国大使が先月したキャンベラでの脅しが現実のものとなったことを示している。

AFPのキャンベラのニュースによると、北京の大幅な関税引き上げは、オーストラリアの大麦輸出商に5億オーストラリアドルの損失をもたらす可能性が高く、オーストラリアの農業コミュニティ全体にも懸念を引き起こした。西オーストラリアの農民は記者に、本来とっくに大麦を畑に植えないといけないが、知らせを聞いてすぐに小麦に変えた。彼の農産物の80%以上が中国に輸出されているため、彼の収入は影響を受けるのではないかと非常に心配しているが、将来的に他の輸出国を見つけるので心配していない。

まあ、米国産大豆をブラジルが輸入して、中国に輸出したようなことをするのでしょう。そんなことをしていると中国人は餓死者がいっぱい出るのでは。

https://www.aboluowang.com/2020/0526/1455944.html

5/26阿波羅新聞網<欧盟首席外交官:欧盟应对中共采取“更强有力的策略”= EUの首席外交官:EUは中共に対して「より強力な戦略」を採用すべき>EUの首席外交官であるジョセップ・ボレルは、中国に対して「より強力な戦略」を採用するようEUに要請した。彼は、EU諸国は自身の利益と価値観に従い、米中どちら側からも道具として使われないようにする必要があることを強調した。

ボレルは、5/25(月)にドイツの大使との会議の招待を受け、ブリュッセルからこのベルリンでの会議に向けてビデオスピーチを行った。ドイツは今年7月にEUの議長当番国で、今年7月に国連安保理の議長当番国にもなる。

ボレルは、EUは中国に対してより強力な政策を取る必要があるが、他のアジアの民主主義国家とのより良い関係を維持する必要もあると述べ、「それはインド、日本、韓国、その他の国々に投資しなければならない理由である」と。

ボレルはまた、世界が現在経験している変化についても話した。彼は、世界が頭のないドラゴンの状態にあると考えている。経済、安全、技術の観点から、アジアはますます重要になるだろう。彼はアナリストが「米国主導のシステムの終わりとアジアの世紀の到来について長い間話し合った」と言った。「これらは我々の目の前に現れている」と。

ボレルは、中共ウイルスは権力の西から東への移動の折り返し地点と見なすことができると考えており、中国の台頭は目覚ましいものの、EUと北京の関係は常に信頼、透明性、相互利益に基づいているわけではないと述べた。

ボレルは、多国間協力の需要は今まで以上に高まっていると考えており、彼の言葉ではそれは「供給が需要に追い付かない」である。彼は、これが数十年の間に国際的な対応をリードしていない米国での最初の重大な危機であると述べた。

米国と中国の間の敵意の高まりを考慮して、両者のどちらを選ぶかという圧力が高まっている。ボレルは、「米中間の敵対関係は日増しに深まり、EUとして、我々は我々自身の利益と価値観に従い、米中のツールとして利用されないようにする必要がある」と述べた。

ボレルはまた、米中間の対立はまた多国間システムを大きく麻痺させる影響を与えるとも述べた。国連安全保障理事会、G20、WHO内では、相違点と拒否権が増加し、コンセンサスは減少している。

ドイツのマース外相もボレリの発言を繰り返した。マースは月曜日に中国に透明性を高めるように要求した。今月初め、マースはまた、新型コロナウイルスの起源を調査するために世界と協力することを中国に求め、中国がこのウイルスについてどのような透明性を発揮できるか証明できることを期待している。

「中国の全人代で香港版国家安全法が審議されたのは大きい」とボレリは23日に答えた。彼は声明で、香港は高度の自治を維持すべきであると述べた。彼はそれが香港の基本法に従って民主的に議論し、いろんな意見を聞いて、国家安全法を実施するのが最良の方法であると考えている。彼はEUが事態の進展に注目していとを強調した。

米中どちらにも利用されないと言ったって、人権弾圧し、民主国家でもなく、自由もない国の側にEUは立てるのか?もっと考えていることを素直に言った方が良い。

https://www.aboluowang.com/2020/0526/1455968.html

5/26看中国<不寻常 孟晚舟在引渡案宣判前与友人到法院合影(图)=普通でない 孟晩舟引渡裁判の判決前に友人と集合写真を撮った(写真)>外国メディアの報道によると、カナダのBC州最高裁判所は5/21に、今週水曜日(5/27)に華為の最高財務責任者孟晩舟が“米加での二重犯罪”を構成するかどうか判決を下すと発表したのは、この引渡事件の最終判決は、孟晩舟が自由を取り戻して中国に戻ることができるかどうかに関係してくる。

孟晩舟は、土曜日の夜の7時頃、ボディーガードの保護下でバンクーバーのダウンタウンにあるBC最高裁判所に来た。孟晩舟が到着する前に、彼女の平服のボディガードが裁判所の外の歩道を前後に約1時間偵察した。

孟晩舟の友人が法廷の階段に立った後、孟晩舟は黒いSUVから出て、写真家に歩いて写真の撮影を開始した。

5/27、BC州の高等法院は同社の幹部である孟晩舟の「二重犯罪」の問題、つまり米国で犯した「銀行詐欺」が、カナダでの犯罪かどうか判決する。

孟の「二重犯罪」が成立していないと裁判官が考えた場合、孟晩舟は釈放され、500日以上の「自宅軟禁」を終えて自由を取り戻すが、米国を代表するカナダの弁護士が上訴するかどうかにも依る。

上訴プロセス中、孟晩舟は自宅軟禁下にある必要はないが、検察官は彼女をカナダに留めておきたいかもしれない。

ポーティングは言った:「彼女が賢いなら、彼女は中国に戻る」

孟晩舟の「二重犯罪」が成立したと裁判官が考えた場合、新たな法的議論が開始され、議論の焦点はカナダ警察等の部門がバンクーバー空港で彼女を逮捕したことが合法かどうかに移る。この場合、孟晩舟が原告になる。

まあ、米国引渡の判決が出ると思います。

https://www.secretchina.com/news/gb/2020/05/26/934449.html

高濱氏の記事を読みますと、左翼リベラルと言うのは普通の人間の感覚がないというのが良く分かります。「米中、どちらが勝つのか。民主主義体制か、一党独裁体制か、どちらの価値観が世界を制覇するのか。(トランプ氏が再選されれば)馬上槍試合が行われることになる。どちらが勝つのか。こればかりは分からない」とあり、普通であれば独裁強権政治を嫌うのに、さも中共が世界覇権を握ってほしいと思っているのが見え見え。余りに愚か。今の香港の騒乱をどう見ているのか聞いてみたい。

スーザン・ライス何て今話題になっているオバマゲート関与者では。オバマ大統領が犯した罪について触れず、女性へのハラスメントについて何も触れないのは、二重基準そのもの。まあ、ジャーナリストでなく、煽動屋というだけでしょう。

記事

トランプ陣営が流す「Beijing Biden」。バイデン氏の対中スタンスを批判している

バイデン氏の対中弱腰スタンス攻撃

全米各地で経済社会活動が徐々に広がる米国。新型コロナウイルス禍を完全に抑え込んだわけではない。

一日でも早く米経済を軌道に乗せたいドナルド・トランプ大統領(兼次期共和党大統領候補)の見切り発車だが、第2波、第3波の危機と背中合わせの日が続く。

それにしても5月に入って以降、トランプ氏が矢継ぎ早に打ち上げる強烈な中国批判は尋常ではない。

中国が新型ウイルスのサンプルの提供や発生源と疑われる中国湖北省武漢市にある研究所の調査に応じなければ、中国との断絶も厭わぬとまで言い出した。

返す刀で、新型ウイルス発生直後、緊急事態宣言のタイミングでもたついた世界保健機関(WHO)を槍玉に挙げ、「(テドロス・アダノム事務局長率いる)WHOは中国の操り人形だ」と毒づいた。

トランプ氏はWHOのテドロス氏に宛てた書簡でこう指摘した。

「同事務局長は、1月下旬に緊急事態を宣言した際に、『中国への渡航や貿易の制限は不要だ』と決定した。だから新型ウイルスは一気に世界中に拡散したのだ」

「しかも中国の対応は『透明性が高い』などと称賛した」

そしてこう啖呵を切った。

「WHOが今後30日以内に実質的な改善策を約束しなければ拠出金の停止を無期限にし、加盟についても再考する」

具体的には、WHO専門家チームを中国に派遣し、新型ウイルスの発生源や感染経路についての情報を中国から入手せよという要求だ。

30日以内と言えば、期限は6月18日。実質的な改善策などおいそれとはできないし、その約束などできっこない。

米国が拠出金を停止したとしてもWHOが今行っている活動に直接影響を受けることはない、といわれている。

「トランプ戦法はマフィアの手口と同じ」

ケンカを売られた習近平氏の方はこの点については百も承知だ。

WHO専門家チームによる調査については、新型ウイルス禍の収束段階で発生源や感染経路の本格調査をすることには合意。

また米国が拠出金を停止して穴が生じることを見越して新型ウイルス対策として2年間に20億ドルを出すと表明した。

ワシントンの英外交オブザーバーの一人、Y氏はトランプ氏と習近平氏とのケンカについて冗談まじりにこうコメントする。一番好きな映画は「ゴッド・ファーザー」だという。

「トランプ氏の手法は、マフィアのボスがやるケンカそのもの。相手が応じなければドスをちらつかせて脅す」

「刺してしまえばそれまでだが、このケンカには、何だ何だと群衆が集まって来て取り巻いている。ドスはあくまでも脅しでしかない」

「一方の習近平氏は町会上がりの終身市議会議長。次々とライバルを潰して、上り詰めた海千山千の政治家だ。相手の足元を見透かしている」

「習近平氏は長期戦に出ている。相手のマフィアは下手をすると、6か月後には政敵に刺される(つまり大統領選で敗退する)可能性があると踏んでいるんじゃないか」

「ここでいう群衆の大半は、中国が長年にわたり経済支援、開発支援を行っていたアフリカ諸国だ」

「テドロス事務局長はアフリカの一国、エチオピア出身。まだ55歳だが、これまでにエチオピアの保健相や外相を歴任したマラリア研究の権威」

「エチオピアの最大の支援国は中国だ。そのためか、中国にはどうも頭が上がらない」

勝ち目なかった「台湾オブザーバー参加」

そのテドロス氏について、昨年末までWHO担当だった米主要メディアのベテラン科学記者W氏は筆者にこう「解説」する。

「WHOの知人の話だ。中国が今回の新型ウイルス発生をWHOに報告したのは2019年12月31日。習近平国家主席からテドロス事務局長が『来い』と言われて急遽訪中したのはそれから1月後の1月末だった」

「招待を受けたのは午前7時半、その日の午後8時には飛行機に乗っていたという」

「これを見てもテドロス氏は、習近平氏には全く頭が上がらないことが分かる」

「習近平氏とも長時間会談し、ジュネーブに帰任するや『中国への渡航や貿易の制限は不要だ』と発言した」

「トランプ氏がWHO(実はテドロス氏のこと)は『中国の操り人形だ』というのも一理あるようだ」

トランプ氏は、WHO対策では、負けを承知で台湾のWHOオブザーバー参加問題を持ち出した。

今回の新型ウイルス禍ではいち早く収拾に成功した台湾をWHO総会に招聘し、事情を聴くことは不可欠だ、というのが表向きの理由だった。

が、そのココロは「一つの中国」原則を認めない蔡英文政権の国際的存在にスポットを当てることで習近平政権を揺さぶることだった。

だがWHO内で強い影響力を持つ中国はこれに反対。結局台湾参加問題は先送りとなった。

次期総会の日程は決まっていない。ここでも習近平氏が予想通り、勝った格好だ。

「新型ウイルス禍が収束する日」とはいつか。

中国の疾病予防管理センター(CDC)の呉尊友・主任研究員はこう予測している。

「新型ウイルス禍は非常に長い尻尾を持っていることが判明した。効果的な治療法やワクチンを開発する研究は、現在世間が予想し、期待している時期よりもずっと困難なことも分かった」

「近い将来にこのウイルスを撲滅するのはほとんど不可能と言っていいからだ」

https://www.caixinglobal.com/2020-05-18/in-depth-controlling-covid-19-may-become-ongoing-game-of-whack-a-mole-101555131.html

おそらく習近平氏が得ているのは呉尊友氏の悲観的な予測である。となると、新型ウイルスに関する本格的な調査などとてもではないが、トランプ大統領の残りの任期までにはできそうにない話だ。

ウイルス禍収束までに国際的な検証無理

つまり、トランプ大統領が声高に叫んでみても新型ウイルス対策についての国際的な検証が早急に実現する可能性はゼロに近い。

中国にいくら強烈な言葉のパンチを加えても、習近平氏は痛くも痒くもないのだ。

それなのになぜこれほど連日のように中国批判を続け、あたかも今にも中国との戦争が始まるかのような「錯覚」を米国民に与えているのだろうか。

(もっとも、主要メディアや良識的な識者の話やコメントを聞いているインテリはそんな「錯覚」を抱いていないことは明記しておかねばならない)

その疑問を解くトランプ再選のための戦略報告書がある。

作成したのは選挙戦略コンサルティング社、「オドンネル&アソシエイツ」*1

*1=ベレット・オドンネル氏が経営する共和党系コンサルティング会社で、これまでにミット・ロムニー、トム・コットン各上院議員が顧客になっている。

57ページからなる報告書は短縮バージョンと拡大バージョンから構成されている。基本的スタンスは「中国を叩く」だ。

4月17日に作成され、トランプ大統領の元に届けられた。同時に共和党上院議員全員にも配布された。共和党の選挙戦略虎の巻と言っていいだろう。

新型ウイルス対応では「トランプ大統領を防御するな、中国からの渡航を禁じたことだけ言えばいい。とにかく中国を攻撃せよ」と助言している。

以下その内容を掻い摘んで訳すとこうだ。

(短縮バージョン)

  • 中国は新型ウイルスの実態を隠蔽、偽証し、医療機器を隠匿している。

ー、中国は米国の数百万人の雇用を盗み、麻酔用鎮静剤フェンタニルを送りつけた敵対国である、

一、中国は宗教的マイノリティ(法輪功などを指す)を強制収容所に送り込んでいる。

  • 私(トランプ氏のこと)の対立候補(ジョー・バイデン前副大統領のこと)は中国に対して手ぬるい。中国共産党に正々堂々と立ち向かおうとせず、その対中姿勢は国民から信頼されていない。
  • それに対し私は中国に立ち向かい、中国に盗まれた雇用を取り返し、パンデミックを拡散させた中国に制裁を加えてきた。

(拡大バージョン)

  • 今回のパンデミックを起こしたのは中国共産党だ。中国共産党は新型ウイルスを見つけ出し、我々に警鐘を鳴らした医師を逮捕した。

また新型ウイルスによる死者数を隠蔽した。中国共産党は新型ウイルスについて偽証し、ヒト感染などしないかのごとく振舞った。

中国はマスクや医療機器の国際的なサプライチェーンを抑え、我々が必要な時にマスクや医療機器の輸出を停止させた。

  • 中国は米国にとっての同盟国でもなく、単なるライバルでもない。中国は、敵対国であり、中国共産党は我々の敵である。

一、中国は過去数十年にわたり、数百万の米国の雇用を盗んできた。中国は我々のインターネットをハッキングしてきた。中国は新型ウイルスやフェンタニル(麻酔や鎮痛緩和の目的で利用される合成オピオイド。麻薬取締法では麻薬と指定されている)を米国に輸入した。

一、中国は国内では女性に妊娠中絶を強制している。宗教的なマイノリティを強制収容所に送り込み、キリスト教徒を逮捕している。

https://static.politico.com/80/54/2f3219384e01833b0a0ddf95181c/corona-virus-big-book-4.17.20.pdf

ここに書かれている事実関係が正確かどうかは分からない。が、秋の大統領選に向けてトランプ陣営と共和党はこの基本スタンスでバイデン氏と政策論争を戦うよう助言している。

トランプ大統領とマイク・ポンペオ国務長官(今や米外交の責任者というよりもトランプ陣営のスポークスマンに徹している)が5月に入って繰り広げている反中キャンペーンはまさにこの戦略報告書の筋書き通りなのだ。

「Beijing Biden」に1000万ドル投入

この報告書を読み解いていくと、確かに「中国叩き」戦略の表向きの標的は中国だが、ホンネの標的は「中国に手ぬるい私の対立候補」(事実上のバイデン民主党大統領候補)であることが分かってくる。

そう考えないと、今年1月から2月にかけて何と15回も習近平氏の新型ウイルス対応で示したリーダーシップを褒め称え、「米国民を代表して国家主席に感謝申し上げる」などと言っていたトランプ氏のこれまでの対中スタンスとは辻褄が合わなくなってしまう。

(たとえトランプ氏がいかに朝令暮改の大統領だといえども・・・)

今、ワシントン政界で話題になっているのが、トランプ氏の再選キャンペーンの別動隊、スーパーPAC「 アメリカ・ファースト・アクション(America First Action)」がオンライン上に流しているキャンペーン・ミーム(Meme=伝達メッセージ)だ。

キャッチコピーは、語呂のいい「Beijing Biden」(北京バイデン)つまり「北京の回し者:バイデン」という意味だ。

「アメリカ・ファースト・アクション」はこのミームをウィスコンシン、ミシガン、ペンシルバニア3州のラジオで流している。

3州は「スウィング・ステート」である。その広告料は1000万ドルだ。

「Beijing Biden」とタイトルをつけたミームは、万里の長城をバックに中国人民解放軍の帽子をかぶったバイデン氏のカット写真で、冒頭に以下のような文章が書かれている。

「ジョー・バイデンは米国人の仕事を奪い、米国の国家安全保障を危険にさらす中国の脅威を全く無視している。腐敗したバイデン一家*2は中国のエリートと結びついている」

「バイデン氏の倫理観と、中国に対する弱腰スタンスの背後は重大でゆゆしき疑問を投げかけている」

「Beijing Bidenは新型ウイルスの真っ只中で我々が必要としているリーダーではない」

ご丁寧に、「北京拝登 對中国的看法恨弱」と中国語が添えてある。

https://beijingbiden.com/

*2=バイデン一家の腐敗とは、バイデン副大統領(当時)が2011年に訪中した際に特別機にビジネスで中国に行った息子のハンター氏が同乗したことや米中合同で立ち上げた投資会社に関与、現在もなお役員をしていることなどを挙げている。

「チャイナ・カード」に秘めた3つの狙い

トランプ陣営がコンサルティング会社の報告書を踏まえて「チャイナ・カード」を使い始めた点について、バラク・オバマ政権で大統領補佐官(国家安全保障担当)を務めたスーザン・ライス氏はこう指摘している。

「狙いは3つある」

「1つは、バイデン氏の弱腰な対中スタンスを攻撃することで、民主党支持層の有権者の投票率を削ぐこと(新型ウイルス禍で一般米国人の心情的な反中気運が高まっているため、対中強硬路線を望む声が強い)」

「2つ目はトランプ大統領の新型ウイルスへの不手際な対応への批判をそらし、原因はすべて中国にある。自分には何ら責任はないと主張すること」

「3つ目は皮肉なことだが、対中外交で露呈してしまった自分の弱点を(バイデン氏を持ち出すことで)政治的武器にしようとすること」

「自分の失敗を常に他人のせいにするトランプ氏の習性はすでに米国民には広く知れ渡っている」

https://www.nytimes.com/2020/05/19/opinion/trump-biden-china.html

対中政策ではバイデン氏6ポイントリード

中国を敵に回したトランプ氏の選挙戦略は功を奏しているのだろうか。

親トランプの保守系フォックス・ニュースが5月17日から20日までに行った世論調査の結果を見る限り、トランプ陣営の「中国叩き」は不発のようだ。

対中政策ではバイデン氏がトランプ氏を6ポイントリードしている。以下は政策別にみたトランプ支持率とバイデン支持率だ。

トランプ支持 バイデン支持
経済              45%     42%
中国              37%     43%
新型ウイルス          37%     46%
医療保険            33%     50%

「チャイナ・カード」との関連でフォックス・ニュースは「米国にとって最大の敵はどこか」と聞いている。

中国と答えた人は36%でトップ、次いでロシアが18%、北朝鮮が16%、イランが7%となっている。

政党支持別にみると、共和党支持者は中国が54%とトップ、民主党支持者ではロシアが30%でトップ、中国は20%となっている。

https://www.foxnews.com/politics/fox-news-poll-biden-more-trusted-on-coronavirus-trump-on-economy

米外交専門家:「今は言葉の戦争だが…」

トランプ大統領の対中強硬策について米国の外交問題専門家たちはどう見ているのか。

数人の専門家に質してみたが、異口同音に言うのは、現在トランプ大統領と習近平主席との間で起こっているのは「言葉による戦争」(Rhetorical War)であって、まだどちらも手を上げてはいないという点だ。

そして「この状態は11月の大統領選の結果を見るまで分からない」という意見がコンセンサスのようだ。

むろんその間に突発的な事件が起こらない保証はない。戦争とは往々にしてそうした事変が発端となって始まる。

アジア協会米中関係センター所長、オーバル・シェル氏(元カリフォルニア大学ジャーナリズム大学院学部長)はこう指摘する。

「米国は愚かなトランプ政権のせいで弱体化している。だが習近平氏はやりすぎないように細心の注意をする必要がある」

「「パンデミックは、勝者を決めたい中世の騎士2人(米中のこと)に馬上槍試合(Joust)を仕向けているようなものだ。そして勝者はグローバル・リーダーになる」」

「米中、どちらが勝つのか。民主主義体制か、一党独裁体制か、どちらの価値観が世界を制覇するのか。(トランプ氏が再選されれば)馬上槍試合が行われることになる。どちらが勝つのか。こればかりは分からない」

もし、トランプ氏が再選を果たすためだけに「チャイナ・カード」を弄び、その結果、選挙に勝利したら、世界はどうなるのか。

シェル氏は「それを(トランプ氏が再選されるということを)考えること自体、極めて危険なMindset(思考心理)と言わざるを得ない」と見ている。

願わくば、トランプ氏の「チャイナ・カード」があくまでも再選のためだけのものであってほしい。

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『日本は対中貿易依存度引き下げよ 親ロシアのベラルーシが米国から石油輸入に踏み切った理由』(5/22JBプレス 樋口譲次)について

5/24阿波羅新聞網<太蠢?她秀川普新冠捐款 意外曝银行细节=バカすぎる?彼女は優秀で、トランプのコロナ対策の寄付に意外にも銀行の詳細を公開>トランプ米大統領は、中共ウイルスの防疫のために10万米ドルを寄付した。WHのマケナニー報道官は、金曜日の記者会見でこの10万米ドルの小切手を提示した。しかし、予想外に、親共メディアと反トランプメディアによって攻撃を受けたが、海外の華人は遍く彼らを買っていない。

マケナニーは22日、トランプは保健福祉省が中共ウイルスに立ち向かい、封じ込めて戦っている努力を支援するために、四半期分の給与小切手を寄付すると発表した。

親共の台湾メディア「中国時報電子版」は、トランプ米大統領が気前よく、新型コロナ肺炎の防疫のために寄付し、WHのマケナニー報道官は金曜の記者会見で10万$(約300万台湾元)の小切手を取り出して説明したと報じた。

反トランプのThe Guardianと米国NBC Newsは23日に報道したが、マケナニーが小切手を取りだし、WHの記者にそれを見せたとき、彼女は予期せずに上司のプライベートな銀行の詳細が公開された。何と彼女はトランプの銀行口座等他の詳細さえ完全に公開した。

政府関係者は「NYT」に教えた。彼らはブリーフィングで偽の小切手は使わないと。WHは声明で、トランプは新型コロナウイルスの新しい治療法の開発を支援するために給与を差し出しが、メディアは単に事実を報道しているのではなく、それどころか、恥ずべき動機のために、彼らは小切手の真贋を知りたがっていた。

WHがトランプの銀行口座等を出したのは、ハッカーの攻撃や悪用につながる可能性がある。米国のノートルダム大学の情報技術、分析、コンピューティングの准教授であるマイク・チャップルは、誰もがテレビに出る場合、大きな小切手を使うのは「宣伝効果を得ることと、下面にある機密データを回避するため」だと述べている。

トランプは、2016年の大統領選の活動が盛んな時に、大統領の給与分として40万ドル(約1200万台湾元)を寄付すると約束した。

親共の中国時報電子版のタイトルは次のとおりである。《メクラか!彼女は優秀で、トランプのコロナ対策の寄付に意外にも銀行の詳細を公開?》と。海外の中国語のウェブサイトのタイトルを《バカすぎる!彼女は優秀で、トランプのコロナ対策の寄付に意外にも銀行の詳細を公開》に変更した。

親共メデイアは別な見方で恥をかかせようとしたが、却ってネチズンの逆な反応を引き出した:

g2j2は言った:彼女が愚か?彼女はバカすぎ?誰もが彼女の素晴らしさを知っている!

叽叽喳喳のコメント:中共の大プロパガンダ、卵の中の骨を選ぶ(=あら探しをする、重箱の隅をつつく)というのは間違っている。トランプはお金を寄付し、意外にも「ボスの銀行」も明らかになった。中共は「第二次世界大戦で米国が日本を打ち負かしたのは、それ自体米国のためである」と言った。

movabもコメント:愚かすぎ???彼女はバカ???あなたは何を見ているのか?どのように見ているのか。他人は他人。

辛亥革命は言った:何が出鱈目な「文章」????本当に出鱈目であれば通用しない!

L01_North America 01:あなたが、彼女はバカすぎると言った?実際は、あなたがあまりにも愚かである。

5000今日:フェイクニュースには正常な人間は反応しない。セキュリティは銀行の基本的な責任である。

aoyun2012nian:奇妙!まさか誰も小切手を切るのは危険と言うのか?

https://www.youtube.com/watch?v=qnAbeCGNPe4

1分10秒辺りから

孫正義も寄付を言うならトランプのように小切手をみんなに見せたら。口先だけでは信用されない。中国時報も親中派の蔡衍明(日本のせんべいメーカー岩塚製菓の技術を受けて中国大陸進出、金に転んだ人物)の経営でしょう。先ず、自分が台湾で寄付してから言えと言いたい。

https://www.aboluowang.com/2020/0524/1455489.html

5/24希望之声<反美公号至道学宫涉反人类言论被封号 网民拍手称快=反米アカウントの“至道学宮”の反人道発言がアカウント封鎖され、ネチズンから速いと称賛された>反米主義で有名な高視聴のWeChatアカウント“至道学宮”がアカウント封鎖された。「底なしの反米」と非難され、かつて米国は感染死した死体を使ってハンバーガーとホットドッグを作ったと公表して歓声を浴びたが、終わりを迎えた。

中共ウイルスの発生から今まで、当局はネットを検閲する努力を続けてきた。ただし、一部の反米のアカウントは、その立場のために「大きな嘘をつく、恥をかかせるよう好き勝手捏造する、敵意を煽る」と非難された後でも、安全で健全であると報告されている。これには“至道学宮”が含まれるが、最近ではほぼ1,000万人のファンを持つアカウントも失敗した。

“至道学宮”が今回ブロックされた理由は、恐らく「瀕死:米国沈没」と呼ばれる記事に関連している。この記事の説明によると、米国で中共ウイルスが原因で 100万人以上が死亡し、死体は山のように積まれて処理できない。最後に、「米国はこれらの死体を冷凍肉にした」。「人肉ハンバーガー、人肉ホットドッグとして米国人が食べた」。「米国人が人肉を食べるのは伝統である。彼らは、ここ数十年食べていない」。

この暗黒米国の底なしの議論は道にはずれ、ネチズンは我慢できず、ネットワーク検閲者でさえ見過ごせなかったため、“至道学宮”は封鎖されたのかもしれない。

一部のネチズンは速いのに拍手を送り、“至道学宮”の多くの記事に同様の問題があったことを指摘し、ずっと問題と報告しても結果が出ず、今日封鎖されたのは本当に喜ぶべきことと。他のネチズンはまた、「最も恐ろしいことは、この種の脳みそのない人間が暗黒米国をまだ信じているということである。この記事だけでも10万人以上の人が読んでおり、“いいね”の数は753である。何人の人が危害を被っているか分からない」

北京の学者である栄剣はツイートでコメントし、「“至道学宮”というゴミアカウントは百万のファンがいて、商業価値は千万にも上ると言っているが、その商品価値は大量の脳障害者のIQによって積み上げられたものだ!彼は、米国人が死体でハンバーガーを作るなどの「悪い文章」を批判し、「この種の反人道的な噂を何と100万以上が読み、数万元の価値があるとすれば、人間性の愚かさや残酷さの悪が見えてしまう!」

大陸人と朝鮮人は“幸災楽禍”(他人の不幸を喜ぶ)感情を持っているのでしょう。妬み、嫉み、恨みなぞ人間性の下劣な部分を外に出してしまいます。これこそ学識があったとしても、教養のなさでしょう。カニバリズムは中国こそ歴史に名を留め、今でも南部の方では胎児を食べていると聞きます。自分たちのやっていることをすぐ他人のせいにするのは今回の武漢ウイルスの起源の問題でも明らか。南京も慰安婦も彼らのでっち上げです。嘘放送に騙されないように。

https://www.soundofhope.org/post/382387

5/24希望之声<瞄准国安法 川普将在G7峰会讨论对中共制裁方案=香港国家安全法を標的に、トランプはG7サミットで中共に対する制裁を議論する>中共は、香港版国家安全法を推進し、世界に衝撃を与えた。米国政府当局者によると、トランプ大統領は、6月のG7対面サミットで中共に対する一連の制裁について議論する予定である。

中共が香港版国家安全法を全国人民代表大会で審査することを発表したので、トランプ大統領は、米国は「非常に強硬にこの問題を解決する」ということを先ず中共に警告した。5/23のCNNの報道によると、2人の米国外交官は、「中共に対してどんな行動でも取れる、G7サミットで議論されるのもその1つである」と明らかにした。

WH経済顧問であるケビン・ハセットは22日に質問に答えて、中共が香港の民主主義と自由のボトムラインを破壊するこの国家安全法を実施すれば、トランプ大統領は北京に法外な関税賦課を支持するかもしれない。「これは我々が綿密に研究していることだ」と彼は認めた。

ハセットは、米国は中共が香港から自由を奪うことを絶対に認めないことを強調した:「中国(中共)をやり過ごさせることは決してなく、すべての選択肢はテーブルの上にある。もし香港が香港でなくなり、開放的でなくなれば、香港はもはや金融センターではなくなる。これは中国と香港の両方の人々に非常に重い代価をもたらすであろう。国家安全法は非常に困難で恐ろしい動きだと思う。」

まず、香港に軍の出動を押さえるために、中国へ石油の禁輸を米ロ・中東で決めたら。ARME包囲網として。米国はペトロダラーの元締めなんだから、次にイランや北朝鮮と同じく、世界に中国との貿易禁止令を出し、$も使わせないようにしたら良い。

https://www.soundofhope.org/post/382390

樋口氏の記事は、ロシアからの呪縛を離れて独立独歩の道を歩もうとしているベラルーシ(白ロシア)の例を挙げたのは、日本も中国から独立独歩の動きをしないと呑み込まれてしまうという警鐘だと思います。

まず、①人権無視の中共への忖度を止めること、習の国賓待遇なぞもっての外②中国との経済深化は止めること。上述の記事のようにトランプはG7で中国に自由世界一体となって、制裁を課そうとしています。日本の抜け駆けは許されるはずがありません。日本企業も中国から足を洗うべきです。日本政府も中国から日本への生産拠点移管にもっと金を出すべきです。

記事

 

ベラルーシの首都ミンスク

ベラルーシ、米国から石油輸入へ

旧ソ連邦の一員で、ソ連邦崩壊後も最も親ロシア国と見られ、石油を同国に依存してきたベラルーシが、米国から石油の輸入を開始した。

ベラルーシが、ロシアへの過度の経済依存により、その支配を恐れたためとみられ、この地域でのロシアの影響力を警戒する米国との思惑が一致したことがその背景だ。

ベラルーシは、民族的かつ地理的な近さもあり「伝統的な親ロシア国」である。

1991年にソ連邦から独立したが、国土の東をロシアと隣接し、人口約950万人の8.3%(約80万人弱)がロシア人、84%がロシア正教徒であり、ベラルーシ語とロシア語を公用語としていることから見ても、その親密ぶりが伺える。

ベラルーシとロシアは、1999年12月に「ベラルーシ・ロシア連合国家創設条約」に署名し、政治、経済、軍事の統合や社会生活における両国民の平等の実現などを目指した。

しかし、2005年以降統合プロセスは実質的に停止している。

一方、2015年1月には、対外統一市場の形成、域内のヒト・モノ・サービスの自由を発展させる狙いで、ロシア、ベラルーシ、カザフスタン、アルメニアおよびキルギスの5か国を加盟国とした「ユーラシア経済同盟」を発足させた。

特に、ベラルーシの貿易相手国を見れば、その大半がロシア(輸出:43.9%、輸入:57.2%、2017年ベラルーシ共和国国家統計委員会)によって占められている。

石油をはじめ、経済のロシアへの過度な依存が大きな問題となってきた。

ロシアへの過度依存回避

ベラルーシは、従来から輸入してきたロシア産の原油などの価格をめぐって疑念や不満を抱いていた。

そのため、ベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ大統領は、2020年2月にロシアのウラジーミル・プーチン大統領とロシア南部ソチで会談した。

しかし、プーチン大統領がロシア産原油のベラルーシへの供給価格を引き上げるなどの厳しい方針を示したため、価格面で溝が埋まらず、合意に至らなかった。

また、ベラルーシは、前述の通り、「ベラルーシ・ロシア連合国家創設条約」に基づき、ロシアが政治、経済、軍事などの国家統合を深めようとする動きに対し、主権と独立の維持について懸念していた。

ベラルーシでは、プーチン大統領が、憲法を改正して2024年の任期満了後も権力を維持し、両国を連合国化してトップに就くとの観測があり、反対デモが起きて警戒感を強めている。

このような両国関係を背景に、ベラルーシの国営石油化学会社は、ベラルーシ向けの8万トンの原油を積んだタンカーが、米国南部を今年5月17日に出港すると発表し、米国から原油の輸入を始めると明らかにした。

今年4月のサウジアラビア産石油の輸入に続き、隣国ロシアに依存する資源調達の多角化を進める構えを明確に打ち出したのである。

これに先立ち、米国のマイク・ポンペオ国務長官は今年2月、ベラルーシを訪れ、ルカシェンコ大統領との会談で原油の輸出入について合意し、「米国はベラルーシの主権と独立を守るため協力する」と述べた。

ロシア(他国)へ過度に依存すれば、その支配を受け、主権を喪失しかねないとのベラルーシの恐れと、ロシアによるベラルーシ支配にくさびを打ち込みたい米国の思惑が一致した結果であった。

NATO拡大とロシア影響圏拡大の衝突

このような動きの背景には、NATO(北大西洋条約機構)・EUの東方拡大とロシアの影響圏拡大の衝突という、大きな地政学的対立がある。

下記図の通り、東西冷戦終結後、ソ連(ロシア)の拘束から逃れ、自由民主主義を共有したい旧ソ連邦の一員であった東欧圏諸国が雪崩を打ったようにNATO・EUへの加盟を目指した。

すでに、バルト3国、ポーランド、チェコ、スロバキア、ハンガリー、ルーマニア、ブルガリアなどがNATO・EUへの加盟を果たし、ウクライナも加盟方針を表明している。

これに対して、プーチン大統領は、再び「強いロシア」の復活を謳い、ロシアにとっては緩衝地帯の確保、あるいは勢力圏の維持を目的に、また、旧ソ連邦加盟国の取り込みを進めるNATO ・ EUの東方拡大に対して、それを牽制・阻止しようとして地政学的動きを強めてきた。

その一端が、チェチェン紛争(第1次1994~96年、第2次1999~2009年)や南オアチア紛争(2008年)である。

その後、2014年の黒海艦隊の母港(セベストポリ)を擁する戦略的要衝としてのクリミア半島の併合、そして欧米の影響を食い止める重要な緩衝地帯そして最後の砦である東部ウクライナへの軍事介入となった。

さらに、中東シリアへも軍事介入し、影響力を拡大しようとしている。

欧州では、ロシアの次のターゲットは、エストニア、ラトビア、リトアニアのバルト3国の奪還ではないかと懸念されている。

その意味で、ベラルーシは、北のバルト3国、西のポーランド、南のウクライナに対し有形無形の圧力をかけられる位置にあることから、ロシアにとっての戦略的価値は極めて高い。

そのため、原油供給や「ベラルーシ・ロシア連合国家創設条約」を通じてベラルーシとの国家統合を強めようとしているのである。

これをアジア太平洋地域に当てはめ、対称的に眺めると、ロシアにとっての緩衝地帯の確保あるいは勢力圏の維持は、中国にとっての第1列島線の占領確保に、ベラルーシとの国家連合は台湾統一に相当すると見ることも可能である。

ロシアの地政学上の方向は、強いロシアの再興を目標に、旧勢力圏の確保あるいは旧ソ連圏の再結集を図ろうとするものと考えられる。

しかし、国民総生産(GDP)世界第12位と低迷する経済に加え、対外手段を石油・天然ガスと軍事力に限られている現状から、戦略的にはむしろ守勢と見ることができよう。

一方、中国は、中国の夢としての「中華民族の偉大な復興」を掲げ、アジア太平洋地域からグローバルに勢力圏を拡大し世界制覇を目指す独善的な覇権主義を展開としている。

強大化した経済力と軍事力を背景として、戦略的攻勢に出ていることは明らかであり、欧州正面のロシアとは比較にならない世界的な脅威となっている。

日本の中国依存は被支配の危険性

中国・武漢発の新型コロナ禍への対応は、長期戦を余儀なくされている。

わが国が、その初動における水際阻止作戦に徹底さを欠き、感染を拡大させたのには2つの要因が指摘されよう。

一つは、習近平国家主席の訪日を控え、「大げさにしないでくれ」との中国の意向に沿った外交的忖度である。

他の一点は、中国に大きく依存するサプライチェーンが切れれば、わが国の経済が立ち行かないとの経済界からの大合唱である。

その結果は皮肉なことに、新型コロナウイルスの感染拡大を招き、国民(人間)の活動が停止するに伴って、経済もほぼ停止した。

1~3月期のGDP(国内総生産)は、前年比0.9%減で、このペースが1年続いた場合の年換算は3.4%減となる。

新型コロナウイルスの感染者数は約1万6500人、死亡者は800人に近づこうとしている(令和2(2020)年5月19日1400現在)。

さらに、わが国が新型コロナウイルスへの対応に追われる隙をついて、日本の固有の領土である尖閣諸島周辺では、中国海警局の公船が、領海内で操業中の日本漁船に接近・追尾した。明らかな主権侵害である。

日本政府は抗議はしたものの、実効性ある対策を打ち出せていない。

反対に、中国外務省報道官は、日本の海上保安庁の巡視船が「違法な妨害を行った」と非難し、中国公船が「違法操業」の日本漁船を「法に基づいて追尾・監視した」とうそぶく始末である。

日中関係は、日本の領海内で、中国が法執行権を主張する異常な事態へとエスカレートしている。

コロナ禍は、日本人の生命・身体・財産をはじめ、経済、外交、安全保障のいずれに対しても深刻な損害や影響を及ぼしている。

元を正せば、対中弱腰外交や経済の過度の中国依存がその原因である。特に、後者は、引き続き日本の対中政策の足枷となることが懸念される。

外務省が在外公館などを通じて実施した「海外進出日系企業実態調査」の結果によると、平成29年10月1日時点で海外に進出している日系企業の総数(拠点数)は、7万5531拠点。

国別では中国が3万2349拠点(約43%、在留邦人数12万4162人)と第1位である。

これらのほとんどの企業には、中国共産党の組織が設置され、その統制監督を受けている。

また、「国防動員法」を楯に、中国の一方的都合によって、日本がマスク不足に陥ったように、日本企業の製品や施設、設備などが根こそぎ徴用され、在留邦人が人質に取られる恐れも付きまとう。

また、わが国にとって、中国は最大の貿易相手国(貿易総額の21%、輸入の23.5%、輸出の19.1%)であり、わが国の対中直接投資額が世界第3位であるように、日本の経済はあまりにも過度に中国に依存していると言わざるを得ない。

今般のコロナ禍で見られたように、中国に過度に依存すると、それが弱点となり、あるいは人質に取られ、結果的に中国に支配されて、日本人の生命・身体・財産や安全保障までもが危険に曝されかねないのである。

経済あっての安全保障ではなく、安全保障あっての経済であり、安全保障の最大のテーマは主権・独立の維持にあるはずだ。

その意味で、親ロシアでありながら、ベラルーシが石油をはじめ経済のロシアへの過度依存の危険性から脱却するため、資源調達の多角化を進め、主権と独立を維持しようとした必死かつ賢明な選択を、日本も大いに見倣うべきである。

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『中国・武漢に第2波到来?桁外れの「徹底的」対策へ 中国は14億人の国民全員を検査するのか?』(5/24JBプレス 姫田小夏)について

5/23希望之声<【一线采访】禁止吉林市居民进京 疫情到底有多严重?=【前線インタビュー】吉林省の市民が北京に入ることを禁止 疫病流行は一体どのくらい深刻か?>中共肺炎蔓延のせいで、両会は約2ヶ月半の遅れで、北京で開かれた。全国各地の肺炎疫病の脅威は減っておらず、東北三省の疫病の新しい第一波は急を告げる状況である。中共肺炎の爆発以降当局は無症状患者と発熱患者が北京に入ることを厳しく阻止してきた。吉林省衛生健康委員会は5/22にネットを通じて「首都北京の安全と安定を防疫期間内は守るため、“内で拡散せず、外地へ運ばず、厳格な管理」要件に従い、即日吉林市民の北京入京を禁止する。疫病リスク等級が解除レベルになるまでとする」と通知した。

中共衛生健康委員会は、吉林市民の北京入京を禁止する通告を出し、この件は、吉林市で肺炎疫病の状況が非常に深刻であることを浮き彫りにした。吉林市民の劉さんは、肺炎の流行が制御不能になったのは、検査して感染したのか分かれば、隔離費用は全部自費で、低所得者は隠さざるを得ないためであると言った。

5/23ANNニュース<中国本土で新たな感染者ゼロ 李首相「戦略的成果」(20/05/23)>

流石に今、中国の嘘放送に騙される人はいないと思いますが。「騙す人が賢く、騙される人はバカ」という考えの民族だから嘘は当然。騙される日本人はバカと心に刻みましょう。

https://www.soundofhope.org/post/382210

5/23阿波羅新聞網<中国疫情大爆发?惊人内幕 美媒曝中共到底谋划什么?CDC最新指南:3成5感染者无症状=中国で疫病は大爆発?驚くべき内幕 米国メディアは、中共は一体何を謀っているのか(NYポストによれば中国は医療保護具の輸出禁止。第二波に備える)? CDCの最新のガイドライン:感染した人の35%は無症状>米国のデータ:経済を再開した州は、感染率は低い。ハーバード教授は、中共はフェイクニュースを捏造。日本の白書:中共は疫病流行を軍事拡張に利用と。トランプは、米国は医療用品生産No1の国になることを期待、州知事はすぐに宗教的な場所をオープンにするだろう。米国で第二波が来ても、もう全国封鎖はしない。数百人のロシア人医師は、前線に行くことを拒む。プーチンは心配する。 WHO:南米は新しい疫病流行の中心になった!(ブラジルは感染者が31万人に)

中国人の日本入国と、習の国賓待遇なんてできる状態でないのが分かるでしょう。中国自体が第二波に備えているというのですから。

https://www.aboluowang.com/2020/0523/1455170.html

5/23阿波羅新聞網<两会李克强口误意义重大 北京爷们抗暴怒斥两会代表 传前政协委员要习近平下台=両会での李克強の言い間違えは非常に重大である 北京の男性は両会代表者を怒り抵抗した 前政治協商委員は習近平が辞任することを望んでいると伝わる>董瑶琼は再び入れられる 吉と出るか凶と出るか? 中国の多くの地で珍しい天体現象があった 金正恩は又3週間消えた ロッドマンは何かがおかしいと明らかにした 孟晩舟事件の最終結果は?(別の記事では最終は秋口位に決着と) トルドーの言葉は意味深である。(司法権は中共と違い、行政から独立している)

王瑞琴は公開書簡で全人代は連署して習近平氏の辞任を要請するよう呼びかける

習の肖像画にインクをかけた董瑶は精神病院に再入院した

王篤然のコメント:李克強の言い間違えは非常に重大である

李克強国務院総理は22日、政府活動報告をたし。王篤然アポロ評論員は、李克強の活動報告の中で台湾に関連する部分で述べたことに気づいた点がある:「台湾の独立に反対し、統一を促進するため、多数の台湾同胞を団結させて、我々は必ずや民族の“廃興”=興亡、復興をしてより良い未来を作ることができるだろう」

王篤然アポロ評論員は、李克強の当初の意図は民族の復興だけであったろうと述べた。民族の復興は、中共が正当性の欠如を隠蔽するために強調して誓うスローガンである。復興を読むのに無関係な興亡を入れるのは、本当に神のなせる業である。李克強が「興亡」を読んだのは偶然でも、必然でも良い。“廃”の字はあまりにも透徹している。中共が中国の伝統を復活させることは不可能であり、中国の文化を破壊している。たとえば、中国の伝統的な文字を廃止し、中国の祖先を信じていない。代わりに、マルクスを祖先として認識している。したがって、“廃”の字は、中共による中華民族の破壊を形容するものでうってつけである。それは本当に神がかりの出来である。

二重の虹

庚子の年は異変が起きると言われているので、二重の虹もその一つの前兆では。中共が潰れるのを期待したい。

https://www.aboluowang.com/2020/0523/1455182.html

5/23阿波羅新聞網<涉绝密!看中国:2019年中军队死亡军人名单=極秘!看中国:2019年軍で死んだ兵士のリスト>「看中国」が独自入手した「2019人民解放軍兵士」(黄会倫を含む)のリストは異常な死を指し、不完全な統計にすぎない。 一部の兵士の死因は当局から間接的に発表されているが、まだ死亡した兵士は他にも残っており、事件とその原因は秘密である。 この状況はまた、中共軍はかなりの規模で武漢肺炎の確定症例がいるという事実と似ているが、これまでのところ発表されていない。

28名がリストアップされていましたが飛行訓練中の事故が多い。確かに武漢肺炎での死亡例は挙げられていません。

https://www.aboluowang.com/2020/0523/1454971.html

5/23看中国<白宫加速封杀中共 一周内祭出多项新规全面围剿(图)=WHは中共の封じ込めを加速させ、一週間で多くの新しい規制が出され全面包囲する(図)>武漢肺炎の世界的な大爆発が起きてから、米中関係は悪化し、今では完全な対決の時期に達した。 この1週間で、米国は北京のさまざまな領域での拡大を世界的に阻止することを目的とした多くの政策と新しい規制を急速に立ち上げた。

33の中国の機関および企業が金曜日にブラックリストに登録された

上院は水曜日に問責法案(The Holding Foreign Companies Accountable Act)を可決した

華為の拡大禁止

トランプ政権が対中戦略レポートを出し、北京に公に圧力をかける

米国が本気になって中共と事を構えようとしているのに、同盟国の日本は?

https://www.secretchina.com/news/gb/2020/05/23/934171.html

姫田氏の記事で感じたのは、中共は世界を相手にウイルス戦争を仕掛け、自国民の犠牲も何とやらなのでは。今の中国人は拝金教で、現世でいい思いをすることが人生と思っているのでウイルス感染するのを恐れるとありましたが、ウイグル族やチベット族の所までは頭が回らないのでしょう。本当に自己中心の民族です。

記事

中国・武漢市の住宅で核酸検査のために並ぶマスクをした住民(2020年5月17日、写真:ロイター/アフロ)

(姫田 小夏:ジャーナリスト)

ロックダウン解除後の中国で、新型コロナウイルスの感染者が再び増え始めた。

4月8日に武漢市の都市封鎖が解除され、厳重なロックダウンに一区切りがついたものの、黒竜江省や吉林省など各地で新規感染者が続々と確認され、感染の第2波が懸念されている。

入院していた感染者が全員退院した武漢市も、再び臨戦態勢に入った。都市封鎖解除から1カ月以上が過ぎた今、武漢はどうなっているのか。

ロックダウン解除後に団地でクラスター

5月9日、武漢市東西湖区にある集合住宅地の三民小区で、89歳の男性が新型コロナウイルスの検査を行ったところ陽性であることが判明した。翌10日には、三民小区から相次いで5人の感染者が確認された。

男性の妻(81歳)も感染していることから、夫婦は、同じ小区内に住む「武漢市外から来た無症状感染者」と接触し感染した疑いが高いとみられている。約5000人が住むこの集合住宅地は築年数も古く、その半数が外地から出稼ぎにきた労働者によって占められているという。

武漢市衛生健康委員会によると、5月18日の新たな感染者は1人で、9、10日の感染者と併せて7人(累計感染者数は5万0340人)となった。また、無症状の感染者も増えており、同日の0~24時の間に新たに16人が確認された。武漢市では18日現在で277人が経過観察を受けている。

同日、市内の「発熱外来」を訪れたのは354人で、前日より29人も増加した。発熱したからといって新型コロナを発症しているわけではないが、第2波の到来を予感させる不気味な兆候である。

無謀?「10日間で1100万人を検査」

そうした状況を受けて、武漢市は再びコロナ対策を打ち出した。その内容が凄まじい。なんと「10日間で武漢市全員のPCR検査を実施する」というのだ。

武漢市衛生健康委員会によれば、4月29日時点で1100万人の武漢市民のうち103万人が検査済みである。その10倍の人数の検査を、たった10日でこなすのだという。「10日間で1000万人以上の市民を検査する国が一体どこにあるのか」──と中国の感染症専門家も呆れるほどの徹底ぶりである。

この「10日間1000万人検査プロジェクト」は5月9日に当局の通達を受け、集合住宅地の小区などを単位として検査が進められているという。だが、目標の達成にはほど遠い状況のようだ。武漢市衛生健康委員会は1日当たりの検査数を公表しているが、5月18日時点で延べ46万7847人しか検査を受けていない。人口1100万人の武漢市には63の検査機関があり、368カ所で検査を行うことができる。一部の報道によれば、1日の検査処理能力を10万件に引き上げたというが、それでも全市民を検査するには3カ月以上を要する計算になる。

とはいえ、どう見ても不可能な目標であっても、強引に「達成」してしまうのが中国という国である。中国では最初の感染確認から76日間で新型コロナが収束したことになっているが、湖北省を含めた地方政府のリーダーたちは、3月末までに封じ込められなければ首が飛びかねないという状況だった。現に三民小区を管理する街道弁事所(末端の行政区)のトップは、今回、感染者を出したことを理由に更迭されている。「10日間1000万人検査プロジェクト」も、数字のつじつま合わせが行われる可能性は大いにあり得る。

死の恐怖に怯える国民

ゴミを捨てにいっただけでも衣類は洗濯機に、郵便や宅配を受け取るときも手袋で、外出から帰れば即シャワー室へ──中国では今なおウイルスを強く警戒する人たちがたくさんいる。ウイルスへの恐怖心は日本人以上と言ってよい。その理由について、中国の友人は筆者にこう解説してくれた。

「中国人にとって、死ぬことは恐怖でしかありません。このコロナ禍で、多くの中国人がパニック状態に陥りました。まず、現代の中国人は無宗教の人が多い。彼らの多くは、札束を積み上げ、豪華な住宅に住み、美食を堪能することを人生の目標とする唯物思想に支配されています。ウイルスで死んでしまえば、何十年もかけて手に入れてきた財産を一瞬で失うことにもなる。だからウイルスを何よりも恐れているのです」

都市封鎖が解除されても、感染リスクとは背中合わせだ。そんな中で、ウイルスと死の恐怖におびえる国民を落ち着かせるには、検査という科学的手段しかない。

CCTV(中国中央電視台)のニュース番組のなかで、アナウンサーが中国疾病コントロールセンター副主任の馮子健氏に本気でこんな質問をしていた。

「(武漢市民だけではなく)全国民を検査すれば、全国民に安全をもたらすことができるのではないでしょうか?」

馮氏の答えは「全国的な一斉検査は必要ない」というものだったが、武漢市以外の広範囲にわたる検査の可能性は否定しなかった。

企業倒産、失業、家庭内暴力、自殺・・・ウイルスは中国社会に大きな爪痕をもたらした。もしも癒えたはずの傷口が再び開くようなことがあっては、目も当てられない。武漢市の「1000万人検査」は、社会の秩序維持や政権への信頼維持のためにも、欠かせないプロセスなのかもしれない。

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『ついに登場、自衛隊の宇宙部門「宇宙作戦隊」 その画期的意義と課題、中国・ロシアへの対応』(5/21JBプレス 渡部悦和)について

5/23WHよりのメール「

FIVE STORIES PRESIDENT TRUMP DOESN’T WANT YOU TO MISS

In Michigan Visit, Trump Calls for Americans to Get Back to Work, Expects ‘Epic’ Comeback

-Detroit Free Press

“Making his first visit to Michigan since the coronavirus pandemic began in the U.S., President Donald Trump on Thursday praised the ingenuity and pluck of Ford Motor Co. and its employees for turning its Ypsilanti components plant into a ventilator factory,” Todd Spangler reports. Ford and GE are jointly producing 50,000 ventilators.

Susan Rice’s Mysterious Email

-The Wall Street Journal

“The larger truth here is now undeniable: The Obama Administration spied on the political competition, it continued that spying even after Mr. Trump was elected, and then it tried to cover up what it had done,” The Wall Street Journal editorial board writes.

Trump is Right to Hold WHO Accountable

-Washington Examiner

“President Trump’s effort to hold the World Health Organization accountable for its bungled handling of the coronavirus is well justified. It is outrageous to expect taxpayers to continue supporting an international body that acts as a lap dog for Beijing,” the Washington Examiner editorial board writes.

It’s Okay to Acknowledge Good COVID-19 News

-National Review

“The coronavirus has taken a heartbreaking toll on Americans, but the course of the virus is not the same as it was a few months ago. We are on the other side of the curve. There are encouraging signs all over the country, and no early indications of a reopening debacle,” Rich Lowry writes. “The question now is whether the media and political system can absorb good news on the virus, which is often ignored or buried under misleading storylines.”

Public-Private Partnerships Will Lead Recovery

-The Detroit News

“It took nearly a decade for Michigan’s small businesses to fully recover from the Great Recession of 2008-09. I’m optimistic these vital businesses will bounce back much quicker this time, thanks in large part to the indisputable success of the Paycheck Protection Program,” Small Business Administrator Jovita Carranza writes.       」(以上)

5/23阿波羅新聞網<乌克兰调查前总统叛国 曝光录音疑与拜登交易=ウクライナは元大統領の反逆罪を調査 バイデンとの取引が疑われる録音を暴露>ウクライナ当局は最近、ポロシェンコ元大統領の国家反逆と権力濫用事件の調査を開始した。証拠の1つは、ポロシェンコと元米国副大統領バイデンとの対話の記録で、ウクライナに10億ドルの融資を提供するというバイデンの約束と、バイデンの息子ハンターが雇われていた天然ガス会社が調査されないよう、当時のウクライナの検事総長であったビクター・ショーキンの辞任とを引き換えにする内容であった。

この録音は5/19(火)にウクライナ議員の Andrii Derkachによって公開され、2015年から2016年の間に録音されたとされており、その信頼性はまだ確認されていない。当時のケリー国務長官がポロシェンコに「ショーキンの交代の問題を解決する」よう要請したと最初の録音で聞くことができる。ショーキンは、バイデンの息子ハンターが働いていた石油・ガス会社ブリスマの違法行為を調査していた。

2段目の録音では、バイデンの声のように聞こえる:「あなたが新政府と新検事総長を置く場合、私は公に10億ドルの約束に署名する準備ができている」。録音は続いてポロシェンコが返事し、彼の娘の名付け親の、ルーケンコが検事総長になることを提案した。

Derkachは、刑事訴訟の申請書とともに数時間続いたすべての録音を検察庁に送付したと述べた。Derkach は、これらの録音は一部のウクライナの調査記者から得られ、ポロシェンコによって録音されたと主張した。

ポロシェンコは、録音は米国のウクライナに対する支持を弱めるために、ウクライナの親ロ勢力によって偽造されたと非難し、バイデンはウクライナの盟友であると述べた。バイデン陣営は今回の事件についてコメントを避けた。

昨年末、Derkachは現在のトランプ米大統領の個人弁護士ジュリアーニと面会し、これは民主党の大統領候補であるバイデンへの対応であると指摘した。ウクライナのコメンテーターは、Derkachがトランプの再選と今年の米国総選挙での勝利に明らかに貢献していると考えている。

同じ日に、上院国土安全保障委員会は共和党の主導の下に、8票の賛成票VS 6票の反対票の結果で、Blue Star Strategy Companyの召喚を承認し、バイデンの息子ハンターに関連する文書をハンターのウクライナの汚職事件の調査の一部として提出するよう命じた。ハンターは、2014年から19年間、ウクライナのエネルギー会社であるブリスマホールディングスの取締役を務め、ブリスマは前述の期間にBlue Star Strategy Companyに協力した。

この投票は共和党の委員長であるロン・ジョンソンが動議し、共和党全員が賛成票を投じ、民主党全員が反対票を投じた。ジョンソンは、昨年トランプ大統領がウクライナ事件で弾劾されたときに調査を強化し、今後数か月以内に調査報告書を提出する予定である。民主党の上院議員は、大統領選挙のためにトランプと共和党がバイデンを狙撃したことを批判し、ジョンソンの動きは11月の選挙にロシアが干渉するのを助けるかもしれないと。

ブリスマとハンターの話は大分前から出て来ていましたが、証拠がタイミングよく(?)、バイデンが民主党候補になったので出てきたのでしょう。①ブリスマ事件②オバマゲートへの加担③セクハラ問題と抱えていてバイデンがトランプに勝てるとは思えないのですが。メデイアの報道は日本も含めバイデンがリードしていることになっています。フェイクでは?しかし、本当に民主党は金に汚いし、左翼の典型で自分のしたこと(バイデンのウクライナ脅迫)を誰かに転嫁(トランプのウクライナゲート)するのが得意です。中共の武漢ウイルスの起源の転嫁もそう。南京や慰安婦もなかったことをあったことにしてしまう、作り話が得意な連中です。

https://www.aboluowang.com/2020/0523/1454831.html

5/23阿波羅新聞網<港版国安法祸乱港股 富豪启动撤资计划=香港版国家安全法の混乱は香港株の下落の禍に 富豪は資本撤退計画を起動させる>中国人民代表大会が「香港版国家安全法」の見直しを発表した翌日、22日の香港株式市場のハンセン指数は5%以上下落した。一部の銀行家やヘッドハンターは、中国の行動が香港の資金流出と人材の離脱を加速させると指摘し、富豪は香港への過剰な資本集中のリスクを減らすため、資本撤退計画を開始したとさえ伝わっている。

いよいよ中共封じ込めを発動すべき時では。香港人は黄秋生のように台湾に帰化すればよい。日本語が話せるアグネス・チョウのような人は政治難民として日本が受け入れたらどうか。ただスパイには注意しないと。

https://www.aboluowang.com/2020/0523/1454783.html

5/23阿波羅新聞網<美国CDC最新指南估计35%感染患者无症状=米国CDCの最新のガイドラインは、感染した患者の35%が無症状であると推定している>米国疾病予防管理センターによると、現在の最良の推定では、新型コロナウイルスの患者の約35%は無症状である。感染症状の出た患者のうち、最終的に不治と宣告される患者は約0.4%である。

この35%の数字は検査して陽性だった人が無症状であったという意味?無症状であっても、感染させる可能性はあるから、やはり3密は避けた方が良いのでは。

https://www.aboluowang.com/2020/0523/1454844.html

5/23看中国<被FBI逮捕的24岁华裔青年 疑似煽动“华人武装联防”(图)=FBIに逮捕された24歳の華人青年 「華人武装共同防衛」を扇動した疑いで(写真)>5/20早朝6時頃、米国・カリフォルニア州のFBIは多数の捜査員を派遣し、アーバインの華人家族の家を突然取り囲み、24歳の海兵隊退役軍人を逮捕した。華人青年・方傑森(ジェイソン・フォン、音訳)事件は、華人社会から強い関心を集めた。今日、最新のニュースでは、逮捕された方傑森は3月の疫病が蔓延時に「アーバイン華人武装自警団」のメンバーであると疑われたと。

中国人の末裔は米国内部から国を崩壊させようとしているのでは。他のアジア系移民に迷惑です。テロを仕掛けるイスラム移民よりたちが悪いかも。

https://www.secretchina.com/news/gb/2020/05/23/934117.html

5/23希望之声<哈佛教授驳斥中共故意曲解:一切都表明病毒来自武汉 毫无疑问=ハーバード教授は中共の故意の曲解に異議を唱える:すべては、ウイルスが武漢から来たことを示している いささかの疑問もない>中共党機関誌である《求是》は、今週の記事で次のような論点を述べた。「ウイルスはどんなところにも“最初に現れる”」と、新型コロナウイルス(中共ウイルス)の起源を中国以外に向けさせようとようとしている。しかし、《求是》が引用したハーバード大学グローバル衛生研究所の所長であるAshish Jha博士は、「新型コロナウイルスが中国の武漢に由来することは何の疑いもない」と述べた。

Jhaは言った:「私の意見は、起源は疑いの余地が全くない:私が見たすべてが、ウイルスは中国と武​​漢からのものであることを示している」と。

ハーバード大学のJaha博士はVOAに次のように語った。「科学的な取り組みとして、ウイルスがどのように発生し、人間に感染するかについてもっと理解しようと努めるべきである。しかし、これは政治的な行動だとは思わない」

「明らかに、武漢の病院から血液サンプルや他のタイプのサンプルを取得する必要がある。明らかに中国政府が協力する必要がある。中国政府の完全な参加と協力がなければ、他の国の研究者はこれらを入手することができない。これらのサンプルは中国人からのものだから」

中共はフェイクニュースを流して国際世論に影響を与えている

狡猾な中共は調査受け入れもサンプル引渡もせず、他国が起源と言い続けるでしょう。仲間外れにするしかありません。

https://www.soundofhope.org/post/381922

5/22希望之声<习近平世卫发言令“泼鸡”成微博禁词 网友纷纷打探问=習近平は世界保健機関総会で「波及(boji)」と言うべきところ、間違って言った言葉「溌鶏(poji)=陕西省の料理」をWeiboで禁句に ネチズンはネットで打ち込んで問う>あるネチズンは、中国のWeibo上で「溌鶏」という単語が訳が分からず禁句になっているのに気づき、多くのネチズンの好奇心をそそり、次々と打って探ってみた。このネット封鎖は、数日前の世界保健機関総会での習近平の演説によって引き起こされたことが判明した。

数日前、テドロスWHO事務局長の招待で、習近平は世界保健機関総会のビデオ会議の開会式で演説した。その過程で、彼は「波及」を「溌鶏」と読んだ。そのため、中共ネット管理部門は、「溌鶏」という単語をすぐに禁止した。中国のWeiboで「溌鶏」を検索すると、「関連する法律法規、政策に従い、この話題のページは表示されない」という結果が示される。

「小熊維尼」(熊のプ-さん)と同じです。でも“波”を“po”と発音するかです。やはり相当頭が良くないのでは。これこそ“一波未平、一波又起”では。

https://twitter.com/i/status/1262953562012876800

https://www.soundofhope.org/post/381772

5/22日経<新興技術に安保の意識を 未来工学研究所研究参与 西山淳一氏

公益財団法人の未来工学研究所(東京・江東)は、人工知能(AI)や3Dプリンター、合成生物学などの新興技術が外交や安全保障に影響を及ぼしている現状を分析した報告書をまとめた。世界の主要国・地域の中で日本は、技術を評価し外交や安全保障などに助言する仕組みが乏しいと指摘した。執筆の中心になった同研究所の西山淳一研究参与は「専門のシンクタンクや技術情報を管理する制度などが必要だ」と説いている。

3Dプリンターに代表される新しい製造技術やロボットとAI、生物の機能を飛躍的に高めるバイオ技術などの新興技術は産業や経済、社会の発展につながる。一般的に利用できる民生技術だが、基本的には軍事分野でも応用が可能だ。米中や欧州、ロシア、さらには北朝鮮やイランなどで防衛や外交に携わる機関はこうした技術の動向に関心を寄せて世界の情報を収集し、研究開発も支援している。

日本の多くの大学は「軍事研究にはかかわらない」と表明している。研究者にも「兵器につながる研究開発はしない」という思いは強い。だからといって「自分の研究は安全保障とは関係がない」と、距離をとって考えるのは認識が甘い。世界の実情を理解しておく必要があると思う。

小惑星「りゅうぐう」の試料を採取するために開発された金属弾を撃ち込む技術は一例だ。学会誌で解説論文が掲載されている。見方を変えるとこの技術は、砲身を使わず狙った場所を攻撃する兵器にもなり得る。安全保障の立場からは取り扱いに配慮すべき成果といえる。

米国には経営は独立し政府と長期契約で政策などを立案する非営利の専門組織がある。技術に理解があり政策立案ができる人材が集まる。日本にはない仕組みだ。技術の安全保障を考えていくうえで日本にもこのような組織を設けることを提案したい。関連する研究情報を管理する制度の整備も必要だ。(永田好生)>(以上)

渡部氏の記事と上記日経の西山氏の記事を読みますと、日本は学問や技術は非軍事であらねばならないという左翼の偽善のロジックに戦後ずっと騙されてきたのではと言う気がしてなりません。

宇宙やサイバー・電磁波も大切ですが、日本の仕組みが腐っているのでは。先ず日本学術会議が「軍事研究しない」と言うのであれば、国から研究費は出さないようにしたらどうか。先ず文科省を糺すのが一番先でしょう。次には「スパイ防止法」を急いで作らないと。省庁横断すれば、敵に内通する奴は必ず出ます。獅子身中の虫を処分しないと、新しい取り組みをしても、全部筒抜けになります。まあ、今の安倍内閣にできるかですが。憲法改正を唱えて何年になる?全然進んでいないので、せめて「スパイ防止法」くらい法律化してほしい。

記事

日本にもようやく宇宙を担当する自衛隊が誕生する

「宇宙作戦隊」が、5月18日、航空自衛隊の隷下の部隊として20人態勢で発足しました。

20人という極めて小規模な部隊ですが、宇宙戦を遂行する部隊が誕生したことは、自衛隊の歴史において画期的な意義を有します。

なぜならば、宇宙戦は現代戦において不可欠な要素ですが、今まで自衛隊は宇宙戦を担当する部隊を持たない不完全な組織だったからです。

小さく生まれた「宇宙作戦隊」を大きく育てるべきです。

「宇宙作戦隊」の創設は、米国の「宇宙軍」の創設と関連づけて考察すべきです。

航空自衛隊「宇宙作戦隊」と米宇宙軍

米国のドナルド・トランプ大統領は、2019年12月20日、2020会計年度の国防権限法に署名し、これにより「米宇宙軍(US Space Force)」が正式に創設されました。

宇宙軍の創設については、米軍内部からも「宇宙軍の創設は屋上屋を重ねるものであり、現在の体制で十分だ」という根強い反対がありました。

トランプ大統領は、軍の反対にもかかわらず宇宙軍の創設にこだわりました。

彼の狙いは、陸・海・空軍と同格の第6の軍種として宇宙軍を創設することにより、「歴史に名を遺す大統領になる」ことでした。

トランプ大統領の宇宙開発へのこだわりは、彼が尊敬してやまないロナルド・レーガン大統領に触発されたものです。

トランプ大統領の安全保障に関するスローガンである「力による平和(Peace through Strength)」はレーガン大統領のスローガンを真似たものです。

そして、2016年の大統領選挙期間中にトランプ陣営は、「力による平和」と並んで「米国の宇宙開発の復活」をスローガンにしました。この2つは明らかにレーガン大統領のコピーです。

安全保障における宇宙の重要性

米軍の「宇宙軍」や自衛隊の「宇宙作戦隊」の創設の背景には中ロの宇宙における能力の向上があります。現代戦を見据えた宇宙の重要性*1について以下に列挙します。

  • 中国とロシアは、宇宙を現代戦にとって不可欠な空間と認識し、米国の衛星等を攻撃する能力を切り札だと考えています。
  • 中ロは、宇宙ベースの情報収集、監視、偵察などの重要な宇宙能力を開発してきました。また、衛星航法衛星群(米国のGPSに相当)などのシステムの改良も進めています。

これらの能力は、世界中の軍隊を指揮・統制する能力を軍に提供します。そして、状況認識能力を高め、米軍やその同盟国の軍隊を監視・追跡・標的とすることを可能にしています。

  • 中ロの宇宙監視ネットワークは、地球軌道上にあるすべての衛星を探索、追跡し、その衛星をその特徴に基づき識別しています。この機能は、宇宙での自らの衛星の運用と相手の衛星に対する攻撃にとって不可欠です。
  • 米中ロは、通信妨害能力、宇宙でのサイバー戦能力、指向性エネルギー兵器(エネルギーを目標に照射して機能を低下・破壊する兵器。レーザー、高周波マイクロ波兵器など)、同一軌道上で相手の衛星を攻撃する能力、地上配備の対衛星ミサイルなどを開発しています。
  • 国連は、宇宙の軍事化を制限する協定を推進しています。これらの協定は多くの宇宙戦能力に対応できておらず、中国とロシアが対宇宙兵器を開発しているのを検証するメカニズムも欠如しています。

*1=米国の国防情報局(DIA:Defense Intelligence Agency),“宇宙における安全保障への挑戦(Challenges to Security in Space)”

日本の宇宙開発能力

日本の宇宙開発の能力は世界的に見ても高く評価されています。

日本が初めての人工衛星「おおすみ」(100%国産技術の固体燃料ロケット)を打ち上げたのは1970年2月のことであり、これは中国よりも早く「アジアで最初、世界で4番目」の快挙でした。

さらに1998年には火星探査機「のぞみ」を打ち上げ、火星探査機を打ち上げた世界で3番目の国になりました。

また、探査機「はやぶさ2」を地球から約3億キロメートルも離れた小惑星「リュウグウ」に着陸させるなどの大きな成果を挙げています。

H2Aロケットについては、35回連続で打ち上げに成功しているほど信頼性が高いロケットであり、その打ち上げ成功率は97.5%です。さらに日本は、国際宇宙ステーション運用の参加国です。

以上のような実績を積み重ねてきた日本ですが、宇宙戦の分野では宇宙大国である米中ロに引き離されています。

宇宙戦において、日本はG7構成国の中では最も遅れた国です。

「宇宙作戦隊」の創設によりやっとスタートラインについた状況です。遅れた理由は、憲法第9条に起因する「宇宙の平和利用」というイデオロギーです。

40年間続いた非軍事利用のイデオロギー

宇宙開発事業団(NASDA)を設置する際、日本の宇宙利用を非軍事に限定*2したいという思惑がありました。

そのため、「非軍事利用が平和目的の利用である」ことを明確にするために、「(日本の宇宙開発は)平和利用に限る」という国会決議が1969年に採択されました。

しかし、国際的には、「平和目的の宇宙利用とは、防衛目的の軍事利用を含む」という了解があります。

日本が約40年続けてきた、この「宇宙の非軍事利用=平和利用」というガラパゴス思考を打破するきっかけになったのは、北朝鮮が1998年に行った弾道ミサイル「テポドン」の発射でした。

日本の安全保障が北朝鮮の弾道ミサイルにより直接的に脅威を受けている現実を目の当たりにして、政府は情報収集衛星の保有を1998年に決めます。

自衛隊は衛星保有を禁止されていましたから、内閣が所有・運用するという仕組みを取りました。

この自衛隊が衛星を保有できないという規定は現実に合致せず、結局、2008年5月に制定された「宇宙基本法」により、「防衛的な宇宙利用は宇宙の平和利用である」という国際標準の考え方がやっと認められたのです。

つまり、宇宙基本法は、日本の宇宙政策に最大の転換点となったのです。

宇宙基本法がもたらしたこの変化により、防衛省自身が衛星を所有することが可能となりました。

*2=青木節子、日本の宇宙政策、nippon.com

「防衛計画の大綱」に見る宇宙利用の変遷

宇宙基本法の成立を受けて、宇宙を防衛目的のために利用することを初めて明記したのは、2010(平成22)年12月に決定された防衛計画の大綱(「22大綱」)です。

「22大綱」では、「宇宙空間を使って情報収集をする」という限定的な表現をしました。

2013(平成25)年12月に決定された「25大綱」では、衛星を用いた情報収集や指揮・統制・情報・通信能力の強化、光学やレーダーの望遠鏡で宇宙空間を監視すること、宇宙状況把握(SSA:Space Situational Awareness)が具体的な「防衛的な宇宙利用」であるとして記載されています。

つまり、防衛目的の宇宙利用はより積極的なものとなったのです。

2018(平成30)年12月に決定された「30大綱」では、「宇宙・サイバー・電磁波といった新しい領域における優位性を早期に確保すること」と記述され、「宇宙における優位性を早期に確保する」という表現で、世界標準の考え方が示されました。

「30大綱」ではまた、陸・海・空という伝統的な空間にプラスして宇宙・サイバー・電磁波の領域を加えた6つの領域(ドメイン)を相互に横断して任務を達成する、「領域横断作戦」が採用されたことも特筆すべきです。

「30大綱」に規定された自衛隊の宇宙に係る役割は次の通りです。

①日本の安全保障に重要な情報収集

②通信、測位航法等に利用されている衛星が妨害を受けないように、宇宙空間の常時継続的な監視を行うこと

③妨害を受けた場合には、どのような被害であるのかという事象の特定、被害の局限、被害復旧を迅速に行うこと

これらの任務が「宇宙作戦隊」の任務に直結します。

我が国は「30大綱」でやっと宇宙戦を遂行するスタート地点に到達したのです。

日本の宇宙戦の課題

2015年、私は米国のシンクタンク・戦略予算評価センター(CSBA)を訪問し、エア・シー・バトル(ASB)について議論しました。

彼らは、中国やロシアの攻撃による米国の衛星インフラの被害を非常に憂慮していました。

CSBAの対策案は、衛星インフラの強靭化(通信妨害やレーザー攻撃などに耐えられるものにすること)、攻撃された衛星を代替するための小型衛星を打ち上げること、無人航空システム(UAS)で衛星を代替すること、報復手段の保持による抑止などを挙げていました。

相手の攻撃にいかに対処するかは日本にとっても喫緊の課題なのです。

世界中で報道されている内容を分析すると、宇宙戦は、戦時だけではなく平時においても実施されていると認識すべきです。

日本の衛星も平素から通信妨害やレーザーによる妨害などを受けていても不思議ではありません。

したがって、各省庁がバラバラに宇宙開発を担当する体制から、平時から宇宙戦に対処する国家ぐるみの体制を整備すべきです。

例えば、SSA体制を完成するためには内閣府・防衛省・国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)が協力しなければいけません。

我が国と米国との連携・協力のためには内閣府・防衛省・外務省・JAXAが協力しなければいけません。

宇宙予算の確保は内閣府が担当しますが、将来的には宇宙開発全体を担当する「宇宙庁」の新編が議論される可能性もあります。

「航空宇宙自衛隊」構想

防衛省は、国家安全保障戦略、防衛計画の大綱、中期防衛力整備計画(中期防)、宇宙基本計画・工程表を根拠にしながら宇宙に係ってきました。

そして、防衛省にとってもう一つの重要な柱である「日米の宇宙分野での協力」は、「日米防衛協力のための指針(ガイドライン)」を根拠にしながら、米国との協議や対話を行ってきました。

防衛省・自衛隊は、いよいよ「宇宙作戦隊」を編成し、将来的には「航空宇宙自衛隊」構想が報道されるようになりました。

ただ気になることがあります。

まず、日本の宇宙分野を統括するのは内閣府の宇宙開発戦略推進事務局ですが、その他の機関としてJAXA、内閣衛星情報センター、三菱重工業などの民間企業などがあります。

それらの機関の宇宙領域の任務などの関係がどうなるのかが問われます。

次いで、「航空宇宙自衛隊」は、宇宙を担当して何をするのかが問われます。

SSAだけでは中国やロシアの宇宙戦に対抗できません。SSAの次にくる重要な任務は「宇宙交通管理(STM: Space Traffic Management)」です。

この「宇宙交通管理」をどの組織が担当するのか、その担当組織と「航空宇宙自衛隊」との関係をどうするかなど、明確にしておかねばならないことが山積しています。

さらに、「航空宇宙自衛隊」は日本の衛星の防護にも関与するのか、さらに対象国の衛星の破壊や機能麻痺を引き起こす対宇宙(攻撃的な宇宙戦)にまで踏み込むのかなどが問われます。

筆者は、中国人民解放軍の宇宙を担当する戦略支援部隊の能力を勘案すると、対宇宙の能力を抑止力として保有すべきだと思います。

また、自衛隊のミサイルなどの長射程化が予想されますが、攻撃目標の絞り込み(ターゲティング)などに宇宙をベースとしたC4ISR(指揮、統制、通信、コンピューター、情報、監視、偵察)能力は不可欠です。

この機能も「航空宇宙自衛隊」が担当するのかなど、検討すべき事項は多いと思います。

さらに、宇宙戦と密接な関係にある情報戦、サイバー戦、電子戦を担当する日本の各組織との関係をいかに律するかも課題です。

その意味で、人民解放軍の「空天網一体化(空・宇宙・サイバー電磁波領域の一体化)」という4領域を融合する考え方は参考になります。

いずれにしろ、日本が宇宙戦において普通の国になるために克服すべき課題は多く、着実にその課題を克服していくべきです。

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『共通の敵は中国、米国と台湾が組む本気のタッグ 蔡英文総統2期目就任式に米国務長官が異例の祝賀メッセージ』(5/21JBプレス 福島香織)について

5/22WHよりのメール「

 

How The Obama Administration Weaponized Surveillance Laws To Target Trump
“The drip-drip-drip of newly declassified documents related to the Trump-Russia investigation, together with recent reports that a classified leak against former National Security Advisor Michael Flynn might not have come from an unmasking request, leaves little doubt that the Obama administration weaponized federal surveillance laws to target Trump associates and undermine the incoming administration,” John Daniel Davidson writes in The Federalist.
“The story thus far is complex, but it reveals a disturbing abuse of power by the Obama administration that suggests congressional reform of federal surveillance laws is needed to ensure this never happens again.”
https://thefederalist.com/2020/05/21/how-the-obama-administration-weaponized-surveillance-laws-to-target-trump/
“Susan Rice’s memo about a high-level Jan. 5, 2017, meeting plainly aimed to protect the then-national security adviser’s boss, President Barack Obama—but it’s backfiring spectacularly. Rice sent the Jan. 20, 12:15 p.m., note (recently declassified) to herself at literally the last minute: President Trump was sworn in at noon that day; her administration was headed out the door,” the New York Post editorial board writes.
Oh, and Rice’s lawyer says she drafted it “upon the advice of the White House Counsel’s Office,” Fox News reports.
https://nypost.com/2020/05/20/susan-rices-now-infamous-memo-was-blatant-bid-to-cover-obamas-butt/
5/21阿波羅新聞網<劲爆!川普解密了就职当天赖斯的密信…舆论一片哗然=強い衝撃!トランプは、自分が就任した日のライスの秘密のメールを解禁した・・・世論は騒然>疫病騒ぎは一段落し、(少なくとも民主党員はもはやそれを党間論争の焦点とは見なさなくなった)、トランプのWHは「仕事の焦点」をロシアゲート/弾劾事件を開始した者への反撃と追跡に移した:トランプは今日、元国家安全保障補佐官のライスを狙ったメールを公開した。
スーザンライス
彼女は、自分宛に電子メールを送り、本来出すべきでない多くのものを記録した。これは大きな欠陥となっていることは明らかで、今は共和党員の武器になっている。
現在メールの全文が解禁され、主要なメディアがそれをめぐって争っている。このメールの中に、FBI 長官のジェームス・コミーが、オバマと安全保障補佐官のライスに「トランプチームと機密情報を共有することを心配している。聞くところによれば、トランプが着任すればすぐに新国家安全保障補佐官としてマイケルフリンを任命すると。フリンはロシア大使と“ささやく”かもしれないと感じている。しかし実際にフリンがロシア人と何を語ったかは分からない」と言った。
トランプがツイッターで書いたように、共和党員はこの文書を、離任する大統領がFBIに新しいWHの主を監視するように命じたことを証明する、反駁できない証拠として押収した。彼らはまた、ライスが自分自身宛に書いた電子メールでの会話の「異常性」に疑問を呈し、オバマ前大統領がコミー長官に“規則に従うように”指示する過程で、公然とほのめかした上級法執行官のやり方は、心胆を寒からしむる。同時に、ライスの広報官は、「これはオバマ政権がフリン事件を適切に処理したことを示しているにすぎない」と述べた。
オバマの法律顧問が何故ライスに、自分宛てのメールを打たせたのか良く分かりません。もし、陰謀が発覚しても、オバマは“法に則って処理”と言った証拠として使うつもりであったのかも。でも法的に逃れられたとして、政治的には民主党は共和党大統領を監視させたことになり、良識ある米国人は民主党に投票しなくなるのでは。ロシアゲートも弾劾もデイープステイトと民主党が書いた茶番劇だったのがハッキリしてきました。オバマは心底腹黒い奴です。ヒラリーは金に汚い奴ですが。

https://www.aboluowang.com/2020/0521/1454195.html
5/21阿波羅新聞網<佩洛西称川普病态肥胖症患者 是赤裸裸的歧视行为 这是对所有胖子的侮辱…=ペロシはトランプを肥満症患者と言う 露骨な差別行為である これはすべての太った人達への侮辱である・・・>民主党大ボスで下院議長のペロシはまたくだらないことを書き込んだ。彼女はトランプ大統領を病的なデブと罵った!以前彼女が大統領の演説原稿を公に引き裂いたよりも今回の方がさらに強力である。
今日、何百万人もの米国の太った人達が、ペロシのトランプや太った人に対してのひどい憎悪のスピーチを聞いた。我々の中で、あまりにも多くの人が肥満の人に対し憎しみを表現し、沈黙させ、太った存在を罰するためにこれらの言葉を使いたいと思っている。この衝動は常に我々の文化の中にあり、あなた方は“それは間違っている”とあえて言わないようである。それでは、それが我々にどのように影響するかを確認するために、自分の気持ちを伸びやかにしてみて。容易に共感を得るであろう。この共感は彼我の関係をより美しくすることができる。
さらに、ドナルド・トランプを侮辱する見事な方式はたくさんあるが、ペロシは体型に極端な攻撃を行うという最も愚かな方法を選んだ。これは明らかに大国の議長がすべきことではない。
左翼人士の自己中、差別意識が露骨に出ただけ。言ってはならないことを言うのは耄碌した証拠では。特に今年は大統領選があるというのに。

https://www.aboluowang.com/2020/0521/1454247.html
5/22阿波羅新聞網<美疫情党派之分明显 民主党地区死亡率是共和党地区三倍=米国の疫病流行は党派で明らかに分かれる 民主党の地区の死亡率は共和党の地区よりも3倍ある>
ロイターによると、「米国2大政党の中共ウイルス(武漢肺炎)パンデミックへの対応は党派により対立し、出てきた結果も非常に異なっていた」と報道した:民主党(青い地区)の死亡率は共和党(赤い地区)の3倍である。
人口と公衆衛生のデータの分析によると、5/20(水)の時点で、2016年の大統領選挙で民主党のヒラリークリントンを支持した各州では10万人中、39人が中共ウイルスで死亡した。
共和党のドナルド・トランプに投票した州では、10万人中、13人がウイルスで死亡した。
この不均衡な疫病流行地図は、NYなどの民主党主導の人口密集都市に反映されている。NYは、米国で最も大きな被害地域となっている。通常共和党を支持する農村地区や遠隔地の郊外は、疫病流行の影響を直接受けているとは考えられていない。
疫病発生の中心であるNY以外では、このモデルは米国全土にまだ当てはまる。米国50州のうち、36の「民主党州」は一般に「共和党州」よりも死亡率が高い。
メリーランド州では、感染で2000人以上が死亡した。ワシントンDC近郊の「民主党」の地区の死亡率はアパラチア地帯の保守郡の4倍である。
カンザス州はこれまでに152人の死者を報告しており、クリントンを支持した2つの郡の死亡率は州の他の地域よりも7倍高くなっている。
ただし、例外がある。デラウェア州、ネブラスカ州、サウスダコタ州の共和党の州では、死亡率が高いと報告されており、発生は主に食肉包装工場を通じて広がっていた。モンタナ州、ニューハンプシャー州、ニューメキシコ州、ノースダコタ州、テキサス州では、共和党の郡がより深刻な打撃を被ったが、その比率は全国平均をはるかに下回っている。
中共との付き合いの高い州が重症になりやすい?中国人と濃密接触したからor都会の方が外国とのビジネスをする機会が多いから?

https://www.aboluowang.com/2020/0522/1454334.html
5/22希望之声<成了中共喉舌 奥巴马时驻中国大使频上中共党媒骂川普=中共の喉と舌になる オバマ時代の中国大使は、中共メディアに頻繁に出てトランプを批判>中共が疫病の真相を隠蔽したため、中共ウイルス(武漢肺炎)は世界中で猛威を振るっていて、米国を含む多くの国から責任追及され罪に問われている。しかしオバマ政権時のボーカス(マックスボーカス)中国大使は今や中共の喉と舌の報道官となり果て、頻繁に共産党の公式メデイアで、大声で赤い中共をたたえ、トランプ大統領を批判している。
ニュースウェブサイト “ワシントンフリービーコン”が5/21(木)に報道したものによると、過去2週間で、ボーカスは中共の喉と舌メディアから少なくとも4回インタビューを受けており、マッカーシズムやナチスドイツと繰り返し比較してトランプ政権の反中共政策に反対した。
ボーカスは 5/12、中共の喉と舌のグローバルテレビネットワーク(CGTN)とのインタビューで、「.マッカーシーやヒットラーは人々に団結を呼びかけ、人々に真実ではないことを信じさせた。WHと議会の一部は、中国(中共)に対する発言を誇張やケチ付けしすぎで、事実に基づくものではなく、或いは事実に基づくものであっても、純粋な扇動である。これは、マッカーシーが1950年代にやったことである」と。
ボーカスの引退後、中共と彼は海外投資の急成長について口裏を合わせて公に宣伝した。米国商工会議所の伝記によると、2017年に米国と中国の企業にコンサルティングサービスを提供する会社であるボーカスグループを設立した。また、中国の国有企業グループであるイングラムマイクロの取締役会のメンバーであり、中国最大のテクノロジー企業の1つであるアリババグループの諮問委員会のメンバーでもある。
ヘリテージ財団のアジア研究センター主任のウォルターローマンは、元大使が外国の宣伝機関に出て、自国政府に対する悪意のある発言をするのは「不適切」であると述べた。
ボーカスは完全に金で中共に取り込まれているのでは。CGTNの出演料はいくら?中国企業の役員の金も相当でしょう。こういうのはデイープステイトの一員では。自分の利益のために、人権弾圧している中共を、マッカーシーを引き合いに出して、中共と戦っているトランプを批判するなぞ、左翼の典型。自己中心な人物です。日本の元大使の丹羽や宮本は中国から金を貰わなくても、中共の走狗になるから安上がりです。CGTVの映像を中国国内でも報道するのでしょうけど、米国は自由に政権トップを批判できることに気づく中国国民は少ないのでしょうか?

オバマ政権時の駐中国大使マックスボーカスとその妻のメロディーヘインズは、5/16中共の喉と舌になる海外メデイアのCGTNに出演し、トランプ大統領の反中共政策を批判して、依然として中共の喉と舌になっている。(CGTNスクリーンショット)
https://www.soundofhope.org/post/381442
福島氏の記事で、台湾擁護が5G戦争に繋がっているのを知りました。日本のITは台湾と比べて遙かに遅れている気がしますので、日米台で5G戦争を勝ち抜くよう、企業連合を考えればよいのに。経産省がアカに汚染されているのかな?
WHOを自由主義国全員で脱退して、新組織を作るようにし、香港の特殊地位剥奪と、在米中共資産の没収をしてやればよいのに。
記事

2期目の就任式で演説をする台湾の蔡英文総統(2020年5月20日、提供:Taiwan Presidential Office/AP/アフロ)
(福島 香織:ジャーナリスト)
台湾総統に再選した蔡英文の就任式が5月20日に行われ、正式に2期目政権がスタートした。
就任演説はインターネットでもライブで配信された。注目の中国との関係については「和平、対等、民主、対話」の8文字を改めて強調し、「北京当局が一国二制度によって台湾を矮小化し、台湾海峡の現状を破壊することは受け入れらない。これは我々が断固として変わらずに堅持する原則である」と、中国の一部になることを完全に拒否。憲法改正や国名変更という、中国が台湾武力統一に動くとされる「最後の一線」はさすがに超えなかったが、かなり強気の内容だ。
中華民国憲法については引き続き順守し、「両岸人民関係条例をもって両岸事務(中台関係)を処理する」として、中台関係の現状維持を望む姿勢を示した。経済については、米、日、欧州との貿易、投資保障協定を努力目標に挙げ、中国依存脱却の方向性を打ち出した。
ポンぺオ国務長官が異例の祝賀メッセージ
今回の蔡英文政権2期目就任式で、最大の注目点は米国のポンペオ国務長官が祝辞を送ったことだろう。5月19日、米国在台湾協会(AIT)を通じて発表され、ほぼ同時にポンペオ長官自身のツイッターの公式アカウントでも発表された。
米政府高官が台湾総統の就任式に公式のメッセージを送ったのは初めて。しかもその内容が興味深い。メッセージを訳してみよう。
「蔡英文博士が2期目の台湾総統任期を開始するにあたりお祝い申し上げます。彼女の大差をつけての再選は、彼女が台湾人民の尊重と敬服と信任を得ていることを示しています。台湾の活気ある民主主義を導く彼女の勇気とビジョンは、地域と世界にとっての励みです。
米国は長きにわたって台湾を、世界の幸福のための力であり頼りになるパートナーだと認めてきました。米国が台湾を支持することは両党の一致するところであり、最近“台北法”が可決されたことでも、この一点が証明されました。この法案は我々全体の関係を強化し、同時にさらに緊密な経済パートナーシップの建設を支えることでしょう。私たちは、法の支配、透明性、繁栄、すべての人のための安全保障を含む地域のためのビジョンを共有しています。最近の新型コロナウイルスの感染爆発は、台湾の感染への対応モデルが模範に値するものだということを国際社会に知らしめる良い機会を提供しました」
「舵をとるプレジデント蔡とともに、台湾とのパートナーシップは繁栄し続けていくだろう」という一文もあり、呼びかけの敬称こそDr.(博士)ではあるが、蔡英文をプレジデント扱いし、はっきりと台湾を米国の頼りになるパートナーと言及した。米国の台湾に対する関係の踏み込み方は、星島日報など香港メディアも「尋常ではない」と報じている。
だが、決して意外なことではない。なぜなら、米国と中国の対立が先鋭化する中、台湾を米国のパートナーとしてしっかりつかんでおくことが、この先、大統領選を目前とした米国の内政にとっても、世界の5G覇権競争の雌雄を決するという意味でも、鍵となるからだ。
台湾をWHOから弾き出した中国
トランプ大統領が秋の大統領選挙で苦戦を強いられる要因となるのは、新型コロナウイルスへの対応に対する世論の判断だ。新型コロナウイルスはベトナム戦争を超える死者を出し、リーマンショックをはるかに超える大不況をもたらすとの予測が流れている。その責任をトランプ政権が負うのか、それとも「ウイルス発生源」であり、初期に重大な隠蔽をした中国、その中国のいいなりになって隠蔽に加担したWHOに負わせることができるのかが、1つのポイントになる。
トランプとしては、中国政府の隠蔽とWHOの機能不全がパンデミックの最大の責任を負うことになるという国際世論を形成したい。だからこそ、WHOから弾き出されながらも、その政治的リーダーシップで感染を最短最低限の流行で抑え込んだ台湾蔡英文政権を強く支持する意味がある、というわけだ。
台湾はたとえ国家として国際機関に承認されていなくとも、人道的な観点からはWHOへの参加は当然認められてしかるべき話だ。実際、2016年までは認められてきた。今、中国がかたくなに台湾のオブザーバー参加に反対しているのは、蔡英文政権だからだ。だが、蔡英文政権は公平公正な民主選挙で選ばれた政権である。それを理由に拒否するとしたら、WHOは政治的理由で2300万人の健康と安全を見捨てる、ということである。
5月18日に開幕した世界保健機関(WHO)の最高議決機構(WHA)の年次総会(オンライン会議)で、米保険福祉省長官のアザールは2分の持ち時間の意見表明のなかで25秒を使って、こうしたWHOの台湾排除の問題点を訴えた。
結果的には総会で、台湾のオブザーバー参加への審議は中国の強い意向によって延期された。同時に、総会の開幕式のとき、習近平がオンラインで短い演説を行い「今後2年にわたり、WHOを通じて世界の貿易努力をサポートするために20億ドルを支援する」と表明したことはあまりにあからさまだった。結局、WHOはチャイナマネーに手懐けられ中国の宣伝機関に成り下がっているということが露呈した。
ちなみにこの夜、トランプがテドロス事務局長に送った書簡の中身をぶちまけていた。「もし、WHOが30日以内に実質的に改善できないのであれば、米国はWHOに対する拠出金を恒久的に停止、米国もWHO脱退も考えている」。
台湾は2019年12月末の段階で、中国でSARSのように人-人感染を伴う感染症が起きている可能性について警告の書簡をWHOに送っていた。だが、WHOはこれをまともに受け取らず、中国の報告を鵜呑みにして1月19日まで人-人感染の証拠はないという立場を維持していた。このことが、その後のパンデミックにつながったのではないか、という疑いは各国の専門家たちも持っている。
中国の政治的立場を忖度するあまりに台湾を排除し続け、結果的に世界中の人々の健康と生命を危険にさらしたとしたら、WHO自身がWHO憲章を裏切ったことになり、その存在意義はなくなってしまう。そしてWHOと関係ない台湾が、世界に先駆けて感染を鎮静化させたのだったら、台湾の予見と判断はWHOより正しかったのだ。台湾の知見が共有できる新しい保健衛生機関があれば、そちらの方が世界に貢献できそうだ。
半導体が左右する5G覇権競争の行方
台湾が米国にとって鍵となるもう1つのテーマは、5G覇権競争だ。
中国はポストコロナの経済復興シナリオの中心に、通称「新基建」と呼ぶデジタルインフラ建設投資を中心に置いている。すでに本コラム(「『新基建』政策でコロナ後の世界を牛耳る中国の野望」)で説明したが、5G基地局建設を中心にした壮大な産業構造変化を見込んだシナリオだ。だが、このシナリオを遂行する最大の難関は半導体の国産化だ。中国の半導体国産化は2018年半ばで15%程度、目標値としては今年中に自給率40%達成、2025年までに70%を達成するとしている。だが、中国の国産チップメーカーで一番期待されている長江ストレージ(YMTC)が執念を燃やすも、目標到達はかなり困難な道のりだ。
その間、ファーウェイはじめ5G基地局建設を支える中国IT企業の生命線は、世界最大の半導体ファウンドリ、TSMC(台湾積体電路製造有限公司)に握られることになる。だが米国は5月15日、米国製の製造装置や技術を使って海外で生産・開発された半導体製品を、ファーウェイに販売することを規制する決定を発表。昨年5月の規制では、米国部品の使用料が25%以下であれば、輸出できたが、それもできなくなった。TSMCもやむなくファーウェイからの新規受注を停止せざるを得なくなった。
その代わり、なのか、米政府の120億ドルの支援で、アリゾナへのTSMC工場誘致が発表されている。これは米政府のファーウェイ潰しとして、大きく報道されているが、同時に台湾経済の中国依存を米国依存に替えていこうという蔡英文政権の意向に沿ったものでもあるだろう。
台湾の企業も有権者も、米中新冷戦構造の中でどちらかを選ばねばならない時代の転換期にきているという意識をもっている。その問いかけで出した答えが、蔡英文の再選であり、TSMCの決断だということだ。
実際、TSMC関係者が、今回の米国での工場建設について、「米国で生産する場合人件費は割高で、コストも高くなるし市場競争力も落ちるだろうし、けっして良いビジネスではない」と台湾メディアにコメントしている。だが、いかなる企業も「政治的要素を考慮しない決策はありえない」という。
噂によると、TSMCの内部では、中国のサプライチェーンから脱却して米国に乗り換えるのは投資効率が悪いため抵抗があったが、蔡英文がTSMC幹部らと密会し頼み込んだことで最終的に決断した、という。もちろん蔡英文サイドはこの噂を完全否認している。だが、蔡英文とTSMCの創始者・張忠謀の仲がいいことは周知の事実であり、多くの人々がまんざらフェイクニュースでもないと見ている。
米国と台湾、本気のタッグで中国に対抗
蔡英文は就任演説で、経済戦略として六大核心戦略をあげ、その筆頭に「半導体と通信産業の優勢を利用して、世界サプライチェーンの核心的地位を築く」ことを掲げた。また「5Gと結びついた発展」と「国家安全、サイバーセキュリティ」を挙げ、「自らを守り、世界に信頼される、セキュリティシステムと産業チェーン」を発展させる、としている。
さらに「誰が依存から脱却できるか、誰が国家の製造発展のチャンスを先につかむか。すべての産業界の友人に安心してほしい。政府は産業を孤立させない。この先数年、私には戦略がある」と述べている。どんな戦略かは後々にわかるだろうが、全体のニュアンスとしては、半導体産業を最大の武器にして、「国家安全、セキュリティ」を重視したサプライチェーンの再構築を見越しているようでもある。わざわざ国家安全に言及しているということは、そのサプライチェーンの中心に中国はいない、と推察される。
5G覇権戦争の行方は正直まだ不明だ。個人的には米国サイドの勝利を祈っているが、中国も米国からの半導体部品供給が絶たれることは昨年から覚悟して、かなり半導体の在庫を積み上げているともいわれる。必要は発明の母ともいわれる通り、米国からの兵糧攻めで、むしろYMTCの半導体国産化スピードは加速している。
だがここで注目したいのは、米国と台湾が本気でタッグを組んで、中国に相対する姿勢をみせたということだろう。
米国はWHOからの離脱までほのめかせて台湾を擁護し、台湾を含めた新たな国際社会の枠組みを構想し始めているようだ。台湾も経済界を含めて中国依存からの脱却を選択し始めている。トランプが11月の大統領選に負ければ、台湾の未来も道連れになるやもしれない。それでも、台湾の有権者が選んだ政権は、米中が対立した場合、自由と民主を共通の価値観として持つ米国を選択するという意思表示を見せた。
習近平政権の恫喝に追い詰められた結果とはいえ、この台湾の潔さと勇気は、日本の政治家や財界人もちょっとよく見てほしい。

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『ついに「断交」まで口にしたトランプの怒りの本気度 対中政策の強硬化は必至、中国政府はどう受け止めたのか?』(5/20JBプレス 古森義久)について

5/21WHよりのメール

President Trump works across party lines to reopen America

Americans have done an incredible job listening to local health authorities, heeding social distancing guidelines, and helping to slow the spread of COVID-19. Our citizens stepped up and made incredible sacrifices. Now, it’s time to get them safely back to work.
“We’re going to safely reopen our country and our economy, and it’s happening very rapidly,” President Trump said at yesterday’s Cabinet meeting.

https://twitter.com/WhiteHouse/status/1262895880199385090

A safe, strong reopening requires close partnership between federal and state leaders. That work continued today, as President Trump hosted Arkansas Gov. Asa Hutchinson (R) and Kansas Gov. Laura Kelly (D) at the White House. Vice President Mike Pence, meanwhile, traveled to Florida to meet with Gov. Ron DeSantis (R).
FEMA and others are helping ensure each state is stocked up with critical resources. “In our drive to crush the virus, the U.S. has completed nearly 12 million tests,” President Trump said yesterday. “What has been done with testing, what’s been done with ventilators, what’s been done with the distribution of product has been incredible.”
Arkansas, Kansas, and Florida are no exceptions—each state has received the full support of President Trump’s Administration. In terms of testing and masks, for example:

  • Arkansas is receiving over $78 million in testing assistance funding, along with more than 660,000 N95 masks.
  • Kansas is receiving over $80 million in testing funds, along with 860,000 N-95 masks.
  • Florida—one of our most populated states—is receiving over $420 million in testing funds, along with over 5 million masks N95 masks delivered.

The President and First Lady honor acts of heroism

During this pandemic, Americans from all walks of life have risen to the occasion to lift up their communities. A few days ago, President Trump and First Lady Melania Trump recognized some of these heroes in a ceremony at the White House. 
 
“The First Lady and I are thrilled to welcome you this afternoon for our second event recognizing extraordinary Americans who have responded to the invisible enemy,” the President said. He praised their “exceptional bravery and commitment and love.”
Each of these Americans has an incredible, inspiring story to share. For example:

 

 “It is outrageous to expect taxpayers to continue supporting an international body which acts as a lapdog for Beijing. If the WHO wants to change course and return to its original remit of serious global health protection, it can do so. If not, as Trump indicated in his letter to the body, the WHO should lose all U.S. funding,” the Washington Examiner editorial board writes.

https://www.washingtonexaminer.com/opinion/editorials/trump-is-right-to-hold-who-accountable       」

5/20希望之声<美前司法部代部长出书揭司法部高层涉颠覆川普=米国元司法長官代理は司法省の上級幹部がトランプ政権転覆を謀っていたことを暴露する本を出版した>先日、米国国家情報総監代理は、トランプの初代国家安全保障補佐官であるマイケルフリンの嘘に関する事件についての何百ページもの文書を解禁し、米国政界に衝撃を与えた。ほぼ同時に、元司法長官代理のマシュー・ウィテカーは、「司法省の上級幹部はトランプ政権転覆に関与した疑いがあり、かつワシントンの反トランプの政治家の我儘と傲慢さを明らかにする」本を出版した。

著書の《法を超えて:司法省がどのようにトランプ政権を転覆しようとしたのかの内幕》では、ウィテカーは3か月以上司法長官代理の職にあり司法省の上級幹部を良く理解した。FBIのジェームズコミー長官やアンディ・マッケイブ副長官などが、「デイープステイト」と協力して「ロシアゲート」調査をどのように推進したのかも。

「何人かの人々、特に連邦捜査局(FBI)の上級幹部が法規を歪曲し、さらには法律に違反している可能性があると自分は思う。(連邦検察官の)ジョンダーラムによる調査で、最終的に分かるだろう」とウィテカーは政治論壇ウェブサイト《タウンホール》で語った。

ウィテカーは、司法長官ジェフセッションの首席補佐官を務めた。セッションが去った後、トランプは司法長官代理に任命した。彼の本の中で、ウィテカーは信仰に忠実な中西部米国人として、最低限の公平性と尊敬に対する彼の認識がワシントンの官僚機構にどのように破壊され、司法省の有毒な文化をどのように経験したかを紹介し、トランプを攻撃して法の支配を無視しようとする人達の目に釘を打った。

ウィテカーは、フリン将軍の事件は明白な例であると述べた。 「ウィリアム・バー司法長官は、(フリンの調査)は先ず予測するのは適当でないし、基本的にフリンを目標にして調査を開始すべきでなかったと述べた。基本的にフリンと面接すべきではない。規定によれば、WHに入る人に対し人を送って(フリンと面接する)ようなことをするのを含んでおり、やるべきではない」 「フリン将軍に対して彼らがしたことは恥辱を与えたことになる」とウィテカーは言った。

ワシントンの文化もある。

「あなたは誰?どこから来たのか?どうやって司法省の長になったのか?私がこれらのことを理解するのを手伝ってくれることを願っている」。ニューヨーク連邦下院議員ハキーム・ジェフリーズは、2019年連邦下院司法委員会で特別検察官ロバート・ミューラーが率いる「ロシアゲート」の公聴会でウィテカーに語った。ウィテカーが答えるのを待たず、ジェフリーは「私の言っているのは質問ではなく陳述である。あなたは違いを知っていると思う」と即座に言った。

彼の任命の正当性に疑問を投げかける質問に直面することに加えて、ウィテカーはまた、左派メディアに対処し、様々な調査に対応しなければならなかった。 《タウンホール》はウィテカーがそれ等をそつなくこなしたと言った。

《タウンホール》は、ジェフ・セッションズ元司法長官、ウィテカー、そして現在のバー司法長官の努力により、司法省は今や「オバマ時代の法を凌駕し、メディアに自由に情報を漏らし、政治的浸透をして何でもできる状況」から変わったと述べている。

ウィテカーは、米国人は「2年以上の悪夢と数百万ドルのコスト」を経験し、(ロシアゲート調査)全体自体が憲法を危険にさらしているので、関連する法規を改正すべきであると述べた。米国人がトランプ大統領とフリン将軍の経験をもはや経験する必要がないようにするために。

「(だから)我々はどんな背景があっても、公僕として活動し、原因を正確にとらえ、正しいやり方で物事を行う善良な人々を必要としている。私は市民に仕えるという概念を強く支持している。人がワシントンDCに来たら、どんな程度でも国に尽くし、それから帰る」とウィテカーは言った。

やはり、ヤンキーでない人間の方が、理非曲直を分かっています。分かっていないのはユダヤ人と左翼だけか?

https://www.soundofhope.org/post/381049

5/21希望之声<白宫副国安顾问博明中文贺中华民国台湾总统蔡英文就职=WH国家安全保障アジア上級部長のマシュー・ポッテインガーは中国語で蔡英文中華民国台湾総統の就任を祝福>WH国家安全保障アジア上級部長であるマシュー・ポッティンガーは、5/20中国語で蔡英文第15代総統、頼清徳副総統の就任宣誓を祝福した。このビデオでは、米国大統領のいるWHを背景にしてポッティンガーが祝辞を中国語で発表し、米国の高官が中華民国台湾総統の就任式で祝うのは初めてである。ポッティンガーの中国語メッセージの全文は次のとおりである。

「今日、私は蔡英文総統の選挙での歴史的な勝利を祝福する機会を得てとても幸せです。台湾の歴史の中で、彼女は他のどの候補者よりも多くの票を獲得しました。そして私は台湾の人々が民主主義の維持に懸命に戦ったことを称賛したいと思います。指導者は十分な注意を払って職務を遂行する責任があり、あなた方は台湾の言論の自由、法の支配、自由で公正な選挙に依って立っています。米国も同じメカニズムに依って立っています。台湾は、自由民主主義の精神が米国や西洋人だけのものでなく、普遍的なものであることを世界に示しています。」

「中国の天体物理学者方励之が1980年代後半に言ったように、自分の研究は東洋の物理学でなく西洋の物理学でもないと。それは物理学です。民主主義は物理学と同じです。東西で違いはありません。」

「台湾がコロナウイルスの流行に対する優れた対応をしたことを、強調する価値があります。2003年にSARSの流行から重要な教訓を学び、中国当局がメディアをコントロールし、“武漢肺炎”の大爆発前に台湾は以前の蓄積された経験を適用しました。結果は言うまでもなく、台湾の学校は2週間しか閉鎖されておらず、2,300万人の人口の中で、たった500症例だけで、そのほとんどが外国から来たものです。 」

「台湾には世界中から学ぶ価値のある多くの側面があります。米国は引き続き台湾とコミュニケーションをとり、他の国や組織に世界保健機関加入を働きかけていきます。世界保健機関は人命を救うことを政治的配慮よりも優先させ、国民に自由や政府の圧政から逃れることを選択させないと。」

「私たちは台湾と緊密に協力することを楽しみにしており、経済、文化、教育、安全保障の幅広い協力を発展させます。協力を通じて、私たちは共通の利益と価値観を反映させます。蔡大統領に改めておめでとうと述べさせて戴きます。今後4年間、台湾の人々を導くために、より多くの成功を祈っています。幸運をお祈りします。ありがとう」

中華民国台湾と言うのは気に入りませんが、現時点ではしようがないのでしょう。でもフリン将軍に連なるポッテインガーがWHにいることは世界にとってハッピイなこと。日本は中共の顔色を伺うのは止めにしたら。

https://www.soundofhope.org/post/381004

5/21阿波羅新聞網<川普再度发文骂中共无能害数十万人命丧疫情=トランプは再度、中共が数十万もの命を奪った疫病に無能であったことを批判してツイートした>2019年中共のウイルス性疾患(COVID-19)の蔓延は、少なくとも32万人の命を奪った世界的な大疫病である。 トランプ米大統領は本日、中共を攻撃する記事を再度発表し、北京当局が「世界的な大虐殺」を引き起こした無能さを非難した。

今朝のツイッターのこの投稿は、WHの主による最新の激しい発言であり、トランプは、11月の米国大統領選挙での再選の核心として、北京当局の批判を利用している。

トランプのツイートは次のように述べている。「中国の狂った人物(趙立堅のこと)は声明を出した。ウイルスは東から来たのか西から来たのか分からないので中共自身のせいではないと。今、疫病は何十万人もの命を奪っている。世界的な大虐殺を引き起こしたこの馬鹿について説明してほしい。 それは“中共の無能”であり、他に理由はない。」

当然疫病のことも大統領選に利用するでしょうが、マスメデイアで報道するのはFoxかWSJくらいしかありません。SNSを使って広めるしかない。選挙活動が疫病のためできないので。この展開も中共は考えていた?でもバイデンが有利になったとは思えませんが。

https://www.aboluowang.com/2020/0521/1453824.html

5/21阿波羅新聞網<俄罗斯思考疫情后地缘政治格局 对华关系是否生变引关注=ロシアは疫病発生後の地政学的位置について考える 中国との関係に変化が起きているかどうか注目>疫病の世界的な発生がモスクワと北京の関係にどのように影響するかが、ロシアで議論を呼んでいる。 両国が近づくと考える人もいる。 また、ロシアと中国の関係のピークは過ぎ、ロシアは米中対立から利益を得ようとするだろうというコメントもある。 同時に、ロシアの疫病流行状況は改善の兆しを見せている。

疫病発生のお陰と、フリン事件の起訴取り下げで、トランプは対ロ外交の自由度を得ました。少なくとも中共封じ込めで中立の態度をロシアが取れるようになれば良いでしょう。

https://www.aboluowang.com/2020/0521/1453815.html

古森氏の記事では、金灿荣教授が米中を世界で最重要な二国間関係と言うのであれば、国際法をキチンと守ってから言ってくれと言いたい。東シナ海や南シナ海での拡張主義は言うに及ばず、今回はウイルスを使って非対称戦争=超限戦を仕掛けてきたとしか思えません。無辜の命を奪ったのです。原爆を落とした米国に言う資格はなくとも、落とされた日本人は無差別攻撃にもっと文句を言わなければ。黒川氏の問題等でメデイアは国民の目を逸らしている気がします。

記事

ホワイトハウスで新型コロナウイルスへの対応について外食産業の幹部との会合を終えたドナルド・トランプ大統領(2020年5月18日、写真:AP/アフロ)

(古森 義久:産経新聞ワシントン駐在客員特派員、麗澤大学特別教授)

 米国のトランプ大統領が、新型コロナウイルス拡散に関する中国の責任を厳しく追及している。中国への批判は日増しにエスカレートし、ついに中国との関係の全面断絶をしてもよい、とまで発言した。

 中国側はこの発言に対して「トランプ大統領は正気を失った」と激しい反発をみせながら、懸念もちらつかせる。さて、このトランプ発言をどう読めばよいのか。米中関係はどうなるのか。

「断交」という言葉をはっきり口に

 トランプ大統領が中国との断交という言葉をはっきりと口にしたのは、5月14日、FOXビジネスネットワークのテレビインタビューにおいてだった。トランプ大統領は中国の武漢で発生した新型コロナウイルスの感染が米国に大被害をもたらしたことへの対応について問われて、次のように答えた。

「ウイルス問題での中国への対応にはいろいろな道があるが、対中関係をすべて断交することもできる」

 この発言は、米国が受けた新型コロナ感染被害は中国政府の隠蔽工作などに責任があるという前提に立った対中抗議だった。トランプ大統領は中国政府への非難として賠償金の請求や経済交流の縮小など様々な応策を論じてきたが、断交はそのなかの究極の手段ということになるだろう。あくまでも多様な手段のなかでの究極の可能性として提起したわけだが、それでも「すべての関係のcut off(断絶)」という言葉を明確に使った意味は重い。

もはや貿易交渉よりもウイルス問題が重要

 この発言の根底にあるのは、新型コロナウイルス感染拡大に関する中国への激しい怒りだった。同大統領はその怒りをすでに公の場で何度も表明してきた。5月6日の次の発言がその代表例である。

「コロナウイルス感染は米国内で決して起きるべきではなかった。発生源である中国の内部で阻止できたはずなのだ。だが、阻止されなかった。そのことに私は強い怒りを覚える」

 FOXインタビューのなかでも、コロナウイルス感染に関しての中国への怒りや失望を、次のように熱をこめて語っていた。

「この感染症の拡大の責任は中国政府にある。感染拡大をコントロールすべきであり、実際にできたのに、しなかった。中国政府がウイルスの抑制をしないという決定を実際にしたのかどうかはわからないが、現実には抑制はされなかったのだ。この点について米国は大量の情報を持っている。ウイルスが中国の研究所から出てきたのか、それともコウモリからの発生なのか、まだ確定はできないが中国で発生したことは間違いない。中国はそれを防ぐべきだった」

「私は中国に深く失望している。中国と貿易交渉を続けてきて、この1月にはやっと第一段階の合意を成立させたところだった。だがその直後にこのパンデミックが中国から米国を襲った。私は中国に対して、これまでのような気持ちは抱けない。習近平主席とは良好な関係を保ってきたつもりだが、今はもう彼と話す気はしない」

 周知のようにトランプ大統領は就任以来、中国への強固な政策をとり続けてきた。まず経済面で中国の「不公正な貿易慣行」を是正することを最大目標に掲げ、同時に歴代政権の中国への「関与政策」を捨てて、中国の軍事膨張や経済攻勢、人権抑圧などを抑止する政策を強化してきた。その結果、米中関係は対立の方向へ大きく傾いていたが、貿易問題ではやっと第一段階の合意がまとまり、1月15日にその合意の調印をしたところだった。

だが皮肉なことに、その翌日の1月16日に米国で初の新型コロナウイルス感染者が確認された。武漢から戻った中国系の米国在住男性だった。そして米国でのコロナウイルス大感染が始まったのだ。

 トランプ大統領の新型コロナに関する対中攻撃の言葉は、当初は抑制的だった。それは対中貿易交渉への配慮があったからだと推測される。だがトランプ大統領にとって、中国との間ではもはや貿易交渉よりもウイルス問題の対処がずっと重要になったという。これはアメリカの対中政策の歴史的な変化といってもよいだろう。

 FOXインタビューのなかでトランプ大統領は、新型コロナウイルスの拡散を防げなかった中国への懲罰的な措置として、中国人学生の米国の大学への留学の規制、中国企業が米国株式市場に上場する際の会計監督基準の強化、中国からのサプライチェーンの離脱、といった多様な手段について語っていた。そしてその究極の手段として挙げられたのが「中国とのすべての関係の断絶」だった。だから、断交という言葉だけを取り上げて、単なる放言とみなすことはできないのである。

中国政府はどう受けとめたのか

 このトランプ大統領の「対中断交発言」への中国側の反応も興味深かった。中国政府の公式の反応は、少なくとも当初は驚くほど抑制されていた。外務省報道官は5月15日の記者会見で次のように述べた。

「安定した中米二国間関係は中国と米国の両方の国民の利益に寄与しており、米国はその安定した関係の保持のために中国と協力を続けていく必要がある」

 非常に模範的な穏健な声明だった。米国大統領の過激きわまる発言に対して中国政府は公式には、まあまあ、そう興奮せずに、とたしなめるような抑制された対応をみせたのである。

しかし推測を働かせれば、米中断交というような衝撃的な事態はとにかく避けなければならないという懸念、さらには現在の時点で米国との間で本格的な衝突は引き起こしたくないという配慮があったとも考えられる。いまの米中両国間の対立や衝突ではまだ中国側が弱い立場にあり、全面的な激突は避けたい、という計算はこれまでの中国政府の態度に散見されてきた。

 しかし、官営メディアの反応はまったく異なっていた。中国政府の意向を紹介する新聞「環球時報」は5月15日の長文の記事で今回のトランプ発言を報じ、中国側の専門家たちの意見を載せていた。そのなかで、上海の復旦大学米国研究センターの信強教授は次のように論評した。「トランプはまたもナンセンスを語った。正気を失っているようだ。中国との関係の断絶など、米国の政治家や実業家、そして国民が許すはずがない。トランプがもし正気だとすれば、こんな発言は単なるはったりであり、中国側を脅して、対米政策面での譲歩や軟化を勝ち取ろうと意図しているのかもしれない」。まるでトランプ大統領の精神状態に疑問を呈するような過激な反撃である。

 また、北京の人民大学国際関係学部の金灿荣教授は同記事のなかで次のように語った。「トランプ大統領は非常に無責任で感情的な発言をした。そもそも中米関係は世界で最重要な二国間関係であり、両国の基本的な利益だけでなく全世界の利害関係に関わっている。万が一、米国が一方的に対中関係を断絶するようなことがあれば、中国よりも米国の国民がずっと大きな犠牲や代償を支払うことになる。中国の市場は巨大であり、生産拠点としても最大であり、その喪失は米国にこそ測り知れない損害を与えるからだ」

 こうした中国側の硬軟両方の反応は、今回のトランプ発言を中国政府が真剣に受け止めた結果だともいえそうだ。同時に、トランプ大統領が中国への敵意をますます強めたという現実は、今後の米国の対中政策がますます強硬化、厳格化していくことの予兆といってよいだろう。

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