『習近平の大失点、COP26欠席でリーダーシップが米国の手に?不穏な国内「引きこもり」を続ける習近平』(11/4JBプレス 福島香織)について

11/4The Gateway Pundit<STUNNING! On Anniversary of 2020 Election 56% of Voters Now Believe There Was Cheating – UP from April – Including 47% of Black Voters>

それはそうでしょう。自分はこんな無能な大統領を選んだのかと民主党支持者は思うはず。

https://www.thegatewaypundit.com/2021/11/stunning-anniversary-2020-election-56-voters-now-believe-cheating-april-including-47-black-voters/

11/4The Gateway Pundit<More Fraud in New Jersey’s Election Uncovered – Voting Machines Would Not Allow Citizens to Vote for Republican Governor Candidate>

不正選挙は放置してはいけない。共和党は戦わないと。

https://twitter.com/i/status/1456148998457229319

https://www.thegatewaypundit.com/2021/11/fraud-new-jerseys-election-uncovered-voting-machines-not-allow-citizens-vote-republican-governor-candidate/

11/4The Gateway Pundit<Sen. Rand Paul Calls on Dr. Fauci to Resign: “What You’ve Done Is Change the Definition on Your Website to Try and Cover Your Ass” (VIDEO)>

本当に悪辣なファウチは辞めるべき。500万人も殺した責任を負え!

https://twitter.com/i/status/1456278994958028804

https://www.thegatewaypundit.com/2021/11/sen-rand-paul-calls-dr-fauci-resign-done-change-definition-website-try-cover-ass-video/

11/5阿波羅新聞網<拜登的噩梦 麦卡锡:明年选举 众院至少60席翻盘=バイデンの悪夢 マッカーシー:来年の選挙で、下院の少なくとも60議席が戻ってくる>バージニア州の州都は陥落し、ニュージャージー州知事の選挙は苦い勝利を収めた。バイデン大統領は3日、民主党の政治的悪夢に直面し、トランプ前大統領の支持者を非難するため国に戻った。選挙結果は警鐘を鳴らしたが、民主党は「未来をより良く構築する」ことを熱望し、党内闘争は続いている。下院の少数党指導者ケビン・マッカーシーは、有権者が誤断しなければ、来年の中間選挙で下院の少なくとも60議席が覆されるだろうと予測した。

これは当然。60議席でも少ないくらい。

https://www.aboluowang.com/2021/1105/1668010.html

11/4阿波羅新聞網<纽约长岛刮起红色浪潮 共和党人赢下主要选战=ニューヨーク州ロングアイランドの赤い波、共和党が本選挙に勝利>火曜日にニューヨーク州ロングアイランドで行われた3つの主な選挙では、共和党が勝利に近づいていた。

ナッソー郡長選挙で、共和党候補のブルース・ブレイクマンは水曜日に、現在の郡長である民主党のローラ・カランを破ったと発表した。

「我々の課題は非常に人気があり、資金も豊富な現職者に挑戦している。そして今、我々は有利な立場にある」とブラックマンは語った。

火曜日の夜遅くの声明で、カレンは選挙に負けることを認めず、まだ数える票がたくさんあると言った。

左がブルース・ブレイクマン、右がローラ・カラン。

https://www.aboluowang.com/2021/1104/1667874.html

11/5阿波羅新聞網<病毒溯源:武汉到底发生了什么?谁在掩盖真相?=ウイルス起源の追跡:武漢で何が起こったのか?誰が真実を隠しているのか?>これまで、新型コロナ(中共ウイルス)のパンデミックにより、世界中で2億4000万人以上の感染が発生し、500万人が死亡したが、ウイルスの起源は依然として混乱している。 WHOは調査を再開するための新しいチームの設立を発表した。中共は今のところ調査に協力することに同意していない。武漢にはどんな秘密が隠されているのか?このトレーサビリティを成功させる秘訣は何か?

11/4、オーストラリアの調査記者Sharri Marksonが、ワシントンのシンクタンクであるハドソン研究所が開催したシンポジウムで、Covidの起源の調査を担当した米国国務省の元主任調査員であるデビッド・アッシャー(David Asher)が、新型ロナウイルスが研究所から漏れる可能性を含め、彼女の新刊「武漢で一体何が起きたのか」(What Really Happened In Wuhan)のハイライトについて話した。中国政府の疫病初動時の疑問点、および調査プロセスにおける米国諜報機関と世界保健機関の役割と負うべき責任について。

「我々は自然起源の理論を証明する決定的な証拠を見ていないが、新型コロナウイルスが武漢ウイルス研究所から誤って漏らされたことを示す多くの証拠を見てきた。私の調査は科学に基づいている。武漢ウイルス研究所が行っていることと、新型コロナウイルスに関連してどのような科学的研究が行われているのか」とMarksonは述べた。

武漢コロナが自然由来と言うのであれば、その証拠を上げて証明すべき。

https://www.aboluowang.com/2021/1105/1668122.html

11/5阿波羅新聞網<吹哨人:辉瑞疫苗在美试验中严重违规 伪造数据=内部告発者:ファイザーワクチンが米国の試験中に重大な違反、データの改ざん>同誌は次のように書いた。「ジャクソンはブリティッシュメディカルジャーナルに、Ventavia社がデータを改ざんし、試験参加者に本物のワクチンまたはプラセボを投与し、訓練が不十分なワクチン接種者を使い、ファイザーの第3フェイズ中に、主な研究期間中に報告された副作用のフォローアップは遅いということを事前に通知した。」

金に転んだ科学者がいたと言うこと。

https://www.aboluowang.com/2021/1105/1668157.html

11/4希望之声<日本秋季叙勋 王金平获最高等级「旭日大绶章」=日本の秋季叙勲 王金平が最高位の「旭日大綬章」を受賞>11/3、日本政府は2021年秋の外国人褒賞者リストを発表した。台湾では3人の受賞者がいて、元立法院長の王金平、国家政策顧問の何美玥、台中宝覚禅寺主任の林善超である。日台交流協会は、日台関係の発展に無私無欲に取り組んで戴いた3人に感謝した。

その中で、王金平は、日本と台湾の友好関係を促進したことで、日本政府から最高位の「旭日大绶章」を授与した。日本側は王金平に「多大な貢献」を感謝した。

日本政府は、日本兵として働いた台湾人にも光を当ててほしい。

https://www.soundofhope.org/post/562290

何清漣さんがリツイート

nicoll highway  @ HighwayNicoll 19時間

返信先:@HeQinglianさん

彼を気にかけて!バージニア州が赤い州(共和党)に変わったのは、今日の素晴らしいニュースである。何先生のツイートに感謝し、皆の熱い議論を貼っておく。ツイ友が言った:注意してください!彼らが不正行為をしなかったわけではない/彼らは依然として私たちの注視の下であからさまに不正行為をした・・・。今回は我々の数が多すぎて、彼らの不正システムが追い付かなかったため勝っただけ。

何清漣 @ HeQinglian 11時間

米国民主党はバージニア州知事選挙で敗北し、ニュージャージー州でわずかに勝利した。

https://reuters.com/article/us-virginia-new-jersey-votedemocrates-11-idCNKBS2HP09J

ニュージャージー州の民主党は、能力があれば我々に郵便投票を強制しない。不正がなければ、週末のある日に直接投票し、両党と無党派の人の監督の下で開票する。

大量の郵送投票を廃止しなければ、公正な選挙と思うことはできない。

正常な人であれば民主党の特権を好むとは信じられない。

reuters.com

米国民主党はバージニア州知事選挙で敗北し、ニュージャージー州でわずかに勝利した。

米国共和党は水曜日にバージニア州知事の地位を民主党から奪い、民主党員が多いニュージャージー州では共和党がもうちょいで勝利する所であった。これは、バイデン大統領の民主党は明年の議会選挙に進んだ時に、トラブルになることを示している。

何清漣さんがリツイート

陶瑞 TaoRay  @ realTaoRay  11月3日

ラスムッセンの最新の世論調査:

有権者の56%は、2020年の選挙で不正行為が行われたと考えている。これは4月よりも5ポイント多くなっている。黒人有権者の47%がそう思っている。

昨年の選挙の監査に53%が賛成し、黒人有権者の53%を含んでいる。

60%は、投票時にIDを見せることに反対するのは、不正行為への道を開いていると考えている。これには、黒人有権者の63%が含まれる。

61%は、スウィングステートでは投票制度を改革する必要があると考えている。

66%は、大量郵便投票は不正行為につながると考えている。

74%がID持参での投票に賛成である。

何清漣さんがリツイート

TimedNews.com  @ TimednewsC  11月4日

[ニューヨーク州ロングアイランドで赤色ブーム 共和党がメインの郡での選挙に完全勝利]

もし、これらの2つの選挙で共和党の勝利が確認されれば、党として過去20年間でナッソー郡の主導権を完全に手にしたのはこれが初めてである。

サフォーク郡では、現在の地方検事で民主党のティム・シーニが敗選を認め、共和党の挑戦者である元連邦検察官のレイ・ティアニーに敗れた。

https://timednews.com/article/2021/11/03/11122.html

何清漣さんがリツイート

李江琳 @ JianglinLi 5時間

《鉄の鳥が空を翔け抜ける》チベット語、英語、中国語版。歴史家として、歴史を灰にしないことを誓い、これを使って、中共による草原や深山で虐殺されたチベットの農民、牧夫、僧侶、民族のエリートを供養した。

何清漣さんがリツイート

北米保守派評論 @ NAConservative9 5時間

「予備的差止命令の申し立てを支持するテレサ・ロング博士の宣誓証言」

http://nacr.info/WordPress/index.php/2021/11/04/affidavit-of-ltc-theresa-long-md-in-support-of-a-motion-for-a-preliminary-injunction-注文/

ロング博士は、テキサス州のフォートフッド陸軍基地にいる4,000人の陸軍飛行旅団の将校と兵士の健康と飛行の安全を担当する医師である。これはすべての資料が最も詳細で説得力のある科学的証拠であり、宣誓証言方式の文献である。ワクチン接種は、健康な若者には危険をもたらすと指摘した。

何清漣 @ HeQinglian 7時間

比較鑑定:

北京の独立派の14人は、身の安全を脅かされ、全国人民代表大会の基層選挙から撤退した。

https://voachinese.com/a/beijing-activists-call-off-election-campaigns-amid-threat-20211103/6298094.html

共和党全国大会の閉会後、ポール上院議員は過激な暴徒に包囲された。

https://m.soundofhope.org/post/416128

暴徒が共和党のバスを攻撃するビデオhttps://twitter.com/ElizLanders/status/1299171190968389635

引用ツイート

Isabel冠宝石 WW  @ Isabel_3299 9時間

彼らは、民主党の一時蜂起の英雄であるマンチンの家を破壊し始めた。彼は、カバールがAOCと狂った女性に委託した3.5兆の売国法案を阻止したからである。 twitter.com/hungerstr1ke/s・・・

何清漣 @ HeQinglian 4時間

私がこの一団をリストする理由は、民主主義の名の下に、すべてを行うことが可能であると信じている華人左派と民主党ファンが常にいるからである。

ここでは「名前」を論ぜず、「事実」についてのみ語る。事実を出せば、違う意見の人の身の安全を脅かす。一つは、国家暴力団の形で現れ、もう1つは政治的勢力によって養われたマフィアの形で現れる。

ある人はそれに「民主の汚物」のにおいを嗅ぎだし、彼らはピュー調査にある半数以上の精神障害者に属している。

何清漣 @ HeQinglian 4時間

現時点では、米国の常識人は目覚める必要がある:投票箱に注意を払い、大量郵便投票を防ぐのが最善で、ザッカーバーグなどの富裕者が貧しい有権者の買収に投資するのを防ぎ、選挙の真実を達成するために、公平性と開放性こそが米国を取り戻すことができる。

相手方は何年もの間準備をしてきたので、戦術的に激しい戦いなしでは、米国奪還はただ絵空事である。

引用ツイート

アポロ唯一公式Twitterアカウント @ aboluowang 6時間

バイデンの悪夢 マッカーシー:来年の選挙で下院の少なくとも60議席は覆される(図):バージニア州の州都は陥落し、ニュージャージー州知事の選挙は苦い勝利を収めた。バイデン大統領は3日、民主党の政治的悪夢に直面し、トランプ前大統領の支持者を非難するために国に戻った。選挙結果は警鐘を鳴らしたが、民主党は「未来をより良く構築する」ことを熱望している(Build Back Better… http:// dlvr .it / SBvXtp#拜登#校园#衆議院

何清漣さんがリツイート

李江琳 @ JianglinLi 4時間

返信先:@ xhdj111さん、@ HeQinglianさん

注意深く耳を傾け、注意深く味わってください。誰もこの本に賛助する余裕はない。この本を書くために、私は仕事を辞め、約15年間の給料に加えて、給付金と年金、100万米ドル以上を費やしたが、数百人の5毛党では生涯かけても稼ぐことはできない。

何清漣さんがリツイート

李江琳 @ JianglinLi 3時間

返信先:@ teembordenさん、@ HeQinglianさん、@ xhdj111さん

さらに、この事件は中共の歴史における血の債務、チベットの歴史における大惨事、仏教の歴史における法難であり、この歴史を研究し記録することの意義は個人の支出をはるかに超えている。

何清漣さんがリツイート

萧生客 SSK @ SSK20241回

「司法は、昨年の後半から米国の至る処での打ち壊し、略奪、放火に法執行せず、大統領選挙で不正行為をしたのに何もしなかった。今やこの小さな命を守るための法案は干戈を交え、これは、司法がもはや法律を以て弱者保護しないように見え、正義を維持するのが使命と責任なのに」。《テキサス州の堕胎禁止法は阻止され、最高裁判所は命を無視する! 》 http://mp.weixin.qq.com/s/cW_X8rQYJZ3WbU50Ni5d2Q

何清漣さんがリツイート

秦鵬 @ shijianxingzou 48分ト

この《鉄の鳥が空を翔け抜ける》の読み方:

1.台湾でのオンライン購入:https://books.com.tw/products/0010781953

誠品書店https://eslite.com/product/1001110712663157

2.米国とカナダでのオンライン購入:Kindleで購読

https://amazon.com/2020%E5%8F%B0%E7%81%A3%E7%9A%84%E5%8D%B1%E6%A9 %9F%E8%88%87%E6%8C%91%E6%88%B0-繁体字中国語-%E5%BD%AD%E6%98%8E%E8%BC%9D-ebook / dp / B07JHKP68G / ref = nodl_

3.PDF版の場合、リンクは貼れない。

引用ツイート

李江琳 @ JianglinLi 5時間

《鉄の鳥が空を翔け抜ける》チベット語、英語、中国語版。歴史家として、彼は歴史を灰にしないことを誓い、これを使って、中共による草原や深山で虐殺されたチベットの農民、牧夫、僧侶、民族のエリートを供養した。

https://twitter.com/i/status/1456410682753093632

何清漣 @ HeQinglian 58分

これら32カ国の主体はEU加盟国である。ヨーロッパの現在の炭素排出量取引量は数百億ユーロ(世界の総取引量の90%)であり、これは新たな経済成長のポイントになっている。

現在、グリーンエネルギー–排出削減割当制度を実施する場合、中国、ロシア、インドなど上位4排出国が円卓会議に参加し、排出削減割当の購入に資金を投入する必要がある。石炭生産国であるオーストラリアも話を聞かないと。

これらの国は参加せず、この「空気」取引は現在、内部でのみ実行している。

引用ツイート

VOA中国語ネット @ VOAChinese 1時間

世界気象機関の当局者は11/4、世界の二酸化炭素排出量は疫病流行前のレベルに戻ったと述べた。この機関は、2020年に、新型コロナの流行によって引き起こされた経済活動の停滞により、世界の二酸化炭素排出量が記録的な19億トンも削減されたと述べた。しかし、経済活動の回復に伴い、世界の排出量は今年約4.9%増加し、およそ2019年のレベルに戻ると予想されている。

https://bit.ly/3GO95pg

何清漣 @ HeQinglian 43分

1997年には世界100カ国以上が「京都議定書」に署名した。議定書の第17テーマでは、炭素排出量取引は取引可能な割当制度であると規定されている。割当量は、附属書Bに記載されている排出削減と排出制限の約束に基づいて計算される。

それ以降、炭素排出権は理論的には取引可能な商品になり、炭素排出権取引は炭素排出削減のための中心的な政策ツールの1つになった。

何清漣 @ HeQinglian 41分

計算の原則は「一人当たりでの公正」である。

世界が100単位あたりの炭素排出量であるとすると、国Aは15単位の指標を取得し、国Bは10単位の指標を取得し、他の国は残りの75単位の指標を取得する。国Aが10単位しか排出せず、国Bが12単位を排出する場合、国Bは国Aから2ユニットの炭素排出量を購入できる。

中国がよりグリーン化したヨーロッパと発展途上のアフリカからどのくらい購入しなければならないかを計算してみて。

福島氏の記事では、習近平が外国へ出なくなったのは①武漢コロナ感染への恐れ②国内クーデター勃発でしょう。特に国内クーデターが起きそうになれば、台湾攻撃もあるのかも。日本は深く研究し、どのような支援ができるか今のうちに米軍とすり合わせしておく必要があります。

記事

訪問先の英国・グラスゴーでの記者会見を終えた米バイデン大統領(2021年11月2日、写真:AP/アフロ)

(福島 香織:ジャーナリスト)

英国・グラスゴーで10月31日からCOP26(国連気候変動枠組条約第26回締約国会議)が開催されている(11月12日まで)。その席上で世界の気候変動問題のリーダーシップをとると昨年(2020年)まで息巻いていた中国の習近平国家主席の存在感が、急速にしぼんでいる。

米バイデン大統領はじめ、世界の首脳たちが一堂に会している一方で、習近平は依然として国内に引きこもっている。COP26へのオンライン参加を予定していたものの会議主催者側はオンライン参加を認めず、結局、11月1日に書面での挨拶と提言を受け付けてもらっただけだった。習近平は書面で提言を行ったが、事実上ほとんど無視された格好だ。

11月2日に北京で行われた外交部の定例会見の席で、習近平のビデオ参加がなぜできなかったのかという質問に対して、汪文斌報道官は「主催者側がビデオ方式での参加機会を提供しなかった」と不満をにじませて答えていた。

香港英字紙「サウスチャイナ・モーニング・ポスト」によれば、英国政府のスポークスマンは「英国は、実際に会議に参加してもらうことを望んでいる。だからオンラインでの参加を各国首脳には認めず、事前に録画した談話、あるいは書面の文書を受け付ける形にした」と会議運営の方針を説明していた。習近平は書面で「3つの提言」を行ったが、多極的共通認識の維持、実務行動の集中、エコ転換を加速させる、といった代わり映えのない内容で、COP26における存在感は実に薄かった。

国際舞台での巻き返しを図る米国

このCOP26で存在感を発揮したのはバイデン大統領だ。

バイデンは、米国とその他の高エネルギー消費の先進国に、気候変動の大きな責任があると認め、今後10年の間に地球温暖化を抑制するためにとる行動こそが後の世代の苦痛を防ぐものであり、決定的な意義がある、と訴えた。前大統領トランプのとったパリ協定脱退の決断および、米国その他の富裕国家が気候変動問題にネガティブな影響を与えたことについて事実上の謝罪をした。

また「地球はすでに目に見えて危機に直面している。・・・洪水、天気の不安定化、干ばつと森林火災、これらはグローバル経済を新たに立て直すための機会と見るべきだ」と訴え、「私たちは、森林破壊などこれまでのすべての問題に責任があり、貧困国家よりも圧倒的に重い義務を負っている。こうした貧困国家の温暖化ガスの排出量は非常に少ないが、地球温暖化はますます進んでおり、貧困国家の方が重い代償を支払わされている」と述べて途上国を擁護した。途上国が圧倒的多数の参加国である国連機関において米国の存在感を再び高めようという発言だろう。バイデンは、毎年30億ドルを貧困国家と地域の気候変動によってもたらされた自然破壊への対応に投じる計画も発表した。

今回の国連気候変動サミットは、2015年の「パリ協定」達成に向けた具体策を議論する重要な機会とされている。バイデンが大統領になった後、米国は再度この協定に加盟。バイデンとしては、先週のローマでのG20に続きこのCOP26で、トランプ時代のアメリカファースト主義から軌道修正して、世界のリーダーとしての米国の存在感を強くアピールする狙いがあったようだ。

本来、このCOP26でバイデンは習近平と会談するつもりであったらしい。

だが習近平はグラスゴーに来なかった。バイデンとの対面対決をあえて避けたというふうにも受け取られている。武漢でコロナ感染がアウトブレイクして以来、習近平は実に21カ月もの間、中国国内から一歩も出ていない。コロナ以前、習近平は年間平均14カ国に訪問し、その訪問ペースは米国大統領をしのぐ勢いだった。あれほど外遊していた習近平がなぜここまで「引きこもり」に徹しているのか。

COP26を欠席した大国の国家首脳は、中国の習近平国家主席、ロシアのプーチン大統領、トルコのエルドアン大統領らである。エルドアンは国内の安全問題を理由に出席する予定をキャンセルしたが、習近平とプーチンの欠席理由は明確には説明されていない。

バイデンは習近平の欠席について「中国にとっても、はっきり言って大きな過ちだ」「(中国やロシアは)気候変動の会議においてグローバルな影響力を失った」と述べた。

「一帯一路」に対抗する動きも

実際、習近平が欠席したことで、一種の欠席裁判風に中国批判が起きていた。

例えば中国は2030年のカーボンピークアウト、2060年のカーボンニュートラルの実現の方針を繰り返し宣言しているが、「温暖化ガス削減努力についての新たな提言が何もない」という辛らつな指摘があった。

また11月2日にCOP26の席上で、バイデンと欧州委員会委員長のウルズラ・フォン・デア・ライエンが、途上国向けのインフラ支援構想「B3W」(Build Back Better World)の促進活動を行った。これは、中国の「一帯一路」戦略に対するネガティブキャンペーンにもなっていた。

EU委員長のウルズラ・フォン・デア・ライエン氏(資料写真、2021年6月22日、写真:AP/アフロ)

B3Wは、中国が一帯一路を通じて中華秩序圏を作ろうとする戦略に対抗するものとして6月のG7サミットで打ち出された。2035年までに、途上国に協力して40兆ドル相当のインフラ建設工事を進める、という。

中国の一帯一路は、「債務の罠」という形で途上国を支配する中国式植民地主義ではないかという批判を受けている。その上、実のところ途上国の化石燃料発電所建設プロジェクトの支援に集中しており、中国が掲げる温暖化ガス削減目標とは裏腹に、途上国の温暖化ガス増につながるものではないかという疑いもかけられていた。

これを受けて、中国では10月に青島で開催された一帯一路エネルギー相会議でエコエネルギー・一帯一路政策を再度打ち出して、化石燃料発電所ではなく風力や太陽光発電基地、原子力発電所を重視する計画への練り直しを進めるとしている。だが、習近平はCOP26を欠席しているのだから、十分に周知する機会を自ら放棄したといえる。

COP26の席上では、バイデンが「我々は(一帯一路の)債務の罠や腐敗に変わるポジティブな代替案を提供したい。・・・透明性が極めて重要だ。我々は、途上国の要請に応える協力を通じて、遠くから号令を発するのではなく、最も必要とされている人に最大の影響力を与えることができる」「各国が切迫して求めているインフラ建設を、シャベルが土に入った瞬間から気候変動問題を考慮して進め、エコ経済成長を始動させる」「世界の人々の生活を改変するために団結し、同時に表明したい。今も民主主義が最も良い成果を得る方式である、と」などと語り、中国の一帯一路戦略への疑念をさらに深め、一帯一路を通じた中国の「特色ある社会主義」的価値観の浸透を防ぐことの意義を唱えていた。

中国の一帯一路の弊害に関しては米ウィリアム・アンド・メアリー大学のエイドデータ研究所が、今年9月29日に出したリポートで次のように指摘している。「中国が毎年850億ドルを海外の途上国開発に投じているのに対し、米国の対外開発支援投資は370億ドルにとどまっている。・・・中国は165カ国の1万3427のプロジェクト(8430億ドル相当)に参与しており、うち42カ国の対中債務がGDPの10%を超える」

こうした過剰債務に加えて、チャイナマネーに毒された途上国政府の腐敗への懸念、さらに新型コロナ感染拡大などの影響、さらには中国国内経済の悪化の影響などによって、一帯一路関連の一部プロジェクトが棚上げになったり取り消されたりしている。さらに最近、中国人労務者の人権問題や、環境破壊を懸念する地元住民の抵抗運動の問題などが指摘され、一帯一路のイメージは地に落ちている。

このタイミングで米国らG7先進国がB3Wを提言し、さらに環境保護基準や投融資ルールの透明性、国際規則などの条件を設けて、一帯一路にとって代わろうとしているわけだ。

習近平の「ひきこもり」は危険な兆候?

本当ならば習近平がG20、そしてCOP26に自ら乗り込んで、こうした米国の動きと直接対決し、どちらが世界のリーダーの資格があるか、参加国に問うこともできただろう。ではなぜ、習近平はローマにもグラスゴーにも赴かなかったのか。

一般的に言われているのは、中国では新型コロナ予防の観点から外国からの帰国者に対し厳しい隔離措置を実施しており、たとえ習近平とてそれを免れ得ず、11月8日から始まる中央委員会総会(六中全会)の出席に差しさわりがある、という理由だ。

習近平が本当に権力を掌握できているなら、そのぐらい特例措置という形でどうにでもなりそうなものだが、本当にコロナ隔離問題が理由ならば、習近平の権力集中は意外に順調ではない、ということなのかもしれない。

もう一つ考えられる理由は、実は習近平は外国首脳との対面外交に自信がない、というもの。これまでの戦狼外交により、中国はこうした国際舞台で西側国家から集中砲火を浴びるくらい嫌われている。習近平には、そうした攻撃を受け止めて反撃するだけの外交交渉能力がないのではないか、ということだ。

あるいは、過去に習近平を支えてきた外交ブレーンたち、たとえば経済外交ならば劉鶴、対米外交なら楊潔篪らとの信頼関係があまりうまくいっていない、という見方もある。習近平が、こういう厳しい場面で、安心して振付を任せられる外交専門家がいない可能性も考えられる。

実際のところ、今の習近平に国際問題や国際関係に心を砕く余裕はないかもしれない。自らの政策がもたらした結果とはいえ、不動産バブル崩壊によって金融危機が発生する恐れが常にある。GDP成長率は失速し、石炭不足による電力供給不足や異様な野菜・食品物価高騰、新型コロナ感染の再発を抑え込むために断続的に行われる小規模なロックダウンに対する庶民の不満も高まっている。こうした国内問題をうまくコントロールできないと、来年秋の党大会でさらに長期独裁体制を確立しようという習近平の野望も頓挫しかねない。

習近平のCOP26の欠席は、気候変動問題でのリーダーシップを取ろうという中国の野心、一帯一路を通じた中国秩序圏の拡大という野望を阻むという意味では、米国など西側社会にとっては一見よかったかもしれない。だが、習近平の本心をうかがい、各国との緊張関係の緩和や妥協点を探る機会が失われたともいえる。

習近平が来年秋に長期独裁体制を確立するために、国内問題、とくに人民の不安や不満をコントロールしようとすれば、結局、敵を外の世界に作り、国内のナショナリズムを刺激するのが手っ取り早いからだ。むしろ、習近平の「引きこもり」は中国がより危険な底知れぬ国になってきたように思えて不気味である。

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