『コロナ禍の今こそチャンスといきり立つ人民解放軍 エスカレートする中国の軍事挑発、台湾侵攻も具体的に検討?』(4/24JBプレス 福島香織)について

4/26WHよりのメール

FIVE STORIES PRESIDENT TRUMP DOESN’T WANT YOU TO MISS

Trump Signs Coronavirus Bill Reviving Fund for Small-Business Loans

-New York Post

“President Trump on Friday signed a nearly half-trillion-dollar coronavirus relief bill that replenishes money for small-business loans to prevent layoffs,” Steven Nelson and Ebony Bowden report. “The small-business program forgives loans if businesses with up to 500 employees, and in some cases more, don’t lay off workers.”

https://twitter.com/i/status/1252662640792539140

Rep. Andy Barr: Coronavirus — Congress, Make China Answer for Pandemic

-Fox News

“As we continue to ‘flatten the curve’ and gradually begin to re-open the economy, the American people deserve answers about how this contagion started, how it spread and how we can prevent something like this from ever happening again,” Rep. Andy Barr (R-KY) writes. “The communists in Beijing put us all at risk.”

How the Media Completely Blew the Trump Ventilator Story

-National Review

“After nearly four years of unrelieved Trump hysteria in the media, it’s hard to rank the worst journalistic outrages,” Rich Lowry writes. But how the press misreported the story of America’s ventilator stockpile “belongs high on the list.” Last year, America produced 30,000 ventilators. This year, it will be about 200,000—and they’re already coming in.

MORE: California Governor says “Promise Made, Promise Kept” by President Trump on testing swabs

Trump Suspension of Immigration Over Coronavirus Will Protect Our Health, Jobs and Wages

-Fox News

“President Trump is acting properly and justifiably to temporarily suspend immigration to the U.S. for at least 60 days in the face of the coronavirus pandemic,” former Acting Director of Immigration and Customs Enforcement Thomas Homan writes. “The left cannot continue to demand social distancing and delaying the return to work for some, while at the same time supporting more people coming to the U.S. now.”

First Lady Sends Gifts to Hospitals Dealing with Coronavirus

-The Associated Press

“Melania Trump is sending blankets, caps and other gifts to hospitals in 10 states, including some hit hardest by the new coronavirus outbreak, for use by medical staff and children who are patients,” Darlene Superville reports. “Mrs. Trump met doctors and nurses at some of the hospitals during past visits to promote her youth program.”     」

4/26阿波羅新聞網<班农:武汉P4实验室专家外逃 或公开爆料=バノン:武漢P4研究所の専門家が逃げ出す 公開暴露するかも>元WH首席戦略官のスティーブ・バノンは、4/24自分の番組である《戦争状況室》で、「武漢ウイルス研究所(P4研究室)について内情を知っている重要な証人がいて、ここ数日のうちに彼の知っていることを開示する可能性がある」ことを明らかにした。

バノンは次のように述べた。「武漢の実験室からウイルスが漏洩したというずっと前からの主張があることを我々は知っている。人々の間でこの見解を持っている人は少なくはない。今、研究所の内部に精通した者が姿を現わせば、多くの人の関心を呼ぶ。今は待って、関係する研究者がいつ出て来て公開するのか見てみよう」と。

中共ウイルスの猛威は世界各国に巨大な損失を負わせたが、中共がその処置を隠蔽・引延したため、大規模な集団発生をもたらしたと非難した。 4/22、米国務長官のマイクポンペオも記者会見で責任追及の問題について言及した。これには、中共が疫病の初期に武漢ウイルスが「ヒトヒト」感染する事実を隠し、武漢ウイルスのサンプルを破壊したという事実も含まれていた。

各国が中共ウイルスの起源を調査しており、多くの専門家はウイルスが人工的に合成されたものとの疑いを持ち、「武漢ウイルス研究所」から出たものであると考えている。中国側は何度も「ウイルスは外部から齎された」と反論しているが、英国内閣府ブリーフィングルーム(COBRA)のある情報筋は最近、「英国大臣は安全保障局から機密報告を受け、中共ウイルスが持つ“人畜共通の疫病”の性質は、武漢にP4研究所があることと偶然でない可能性があり、その可能性を過小評価してはならない」と指摘した。

それでは、武漢P4研究所はウイルスを漏洩したか?オーストラリアでも疑っている。

オーストラリアの「デイリーテレグラフ」編集者マーロウは「ウイルスが誤って武漢研究所から流出した可能性があるという証拠がますます増えている。外交電文は、米国国務省は武漢研究所が手順や厳格な基準を遵守しないので、何かが遺漏する可能性があることを非常に心配していたことを示している」と述べた。

最近、フランスの主流メディアは、フランスと中共が武漢にP4研究所を建設するために協力したが、その後フランスは協力関係から徐々に撤退することを余儀なくされたと報じた。

フランスの「ルフィガロ」は、中共がウイルスの起源、規模、データを隠蔽し、中共は「グレーゾーン」が多すぎ、昨年12月に武漢にウイルスが出現した後、北京は真実を語っていないと非難した調査報道をした。

この報道によると、「今年の2月初旬に、中共の生化学兵器防衛専門家である陳薇少将が武漢P4ウイルス研究所を引き継いだ。 2/14、中共書記長の習近平は、党中央の全面深化改革委員会の会議を主宰し、バイオセキュリティを国家安全保障システムに含めるべきであり、バイオセキュリティ法はできるだけ早く推進されるべきであると提案した。これにより、外部は中共ウイルスが武漢研究所から漏洩したとの憶測がさらに増えている。

ドンドン中共の悪と嘘を暴いて行ってほしい。中共は“死不認錯誤”するでしょうが。世界が中国をのけ者にするでしょう。金正恩の死亡の可能性もあり、トランプとプーチンが第二次大戦のエルベ河提携記念共同声明を出したのも北朝鮮と中共からみ?

https://www.aboluowang.com/2020/0426/1442193.html

4/25阿波羅新聞網<北京位列全国最危!答案来了 沈阳突爆疫情 3千人确定检测 广州排查”异常” 曝”大场面” —深圳下周复课师生大面积感染 发布疫情需批准 中共机密曝光 党只删贴!中国人被困钱尽粮绝 澳媒登病毒国徽怒呛中共战狼=北京は国内で最も危険なランク! 答えが出た 瀋陽は3,000人の確定症例を突破 広州での検査結果数は「異常」、操業再開の場面を晒す -深圳は来週授業再開 教師と生徒の感染爆発を恐れる 疫病情況の公表は中共の批准が必要 中共の秘密を暴露 党は投稿を削除するだけ!ドバイで中国人はお金も食べ物もなく閉じ込められて困っている オーストリアのメディアは中国国章をウイルス風に変え、中共の戦狼を怒らせる>

遼寧省瀋陽の疫病はテストで3,000人を確認し、病院全体は麻痺

広州での検査結果数は「異常」、操業再開の場面を晒す

#中共ウイルス広州   広東省広州市天河区棠下下大片北路3号(匯源公寓斜対面)このような場面はやはり同胞を目覚めさせることはできない? 仕事に戻って死ぬことを拒否することはやはりできない? ある人が言うには、武漢肺炎の死亡率は4%、仕事も収入もない死亡率は100%と。#武漢肺炎で亡くなった人の数は19万人を超え、270万人以上が確定症例となった

https://twitter.com/i/status/1253680463207526400

深圳は来週授業再開 教師と生徒への感染爆発を恐れる

北京朝陽区で3000人が隔離 重点防疫は4タイプ

大使館は投稿を削除するだけ!お金は尽き、食べ物もない ドバイの中国人の状況は心配である

エミレーツ航空は飛行停止し、中国からのウイルス伝播を防止するために、ほとんどの国際便も停止したため、多くの中国のビザ保有者はドバイに取り残された。

これらの中国人は、ドバイに長期間住むつもりではなかったが、今は物価高の砂漠の都市に閉じ込められ、いつ帰れるかはわからない。宿泊や食事などの毎日の費用を支払う必要がある。お金はどんどん少なくなっている。ある人は既に銭・糧食が尽き、通りをさまよい始めた。彼らのほとんどは助けを求めて中国領事館に電話したが、中国領事館の答えは曖昧であり、多くの滞在者の窮状に対する支援策は実施されていない。

3/30、ソーシャルメディアのWeiboが投稿した「ドバイにいる255名の中国人旅客が自費でチャーター機を飛ばす請願」が出され、数万人のネチズンの注目を集めたが、15時間後にこのWeiboは削除された。ブログ主の張娜によると、地元の商工会議所と大使館から削除リクエストがあり、ドバイに留まっていて助けが必要で、問題を起こしたくなかったため、自発的に削除した。

中共の隠蔽は疫病感染爆発を齎し、世界的な大衆の怒りを引き起こした。デンマークのメディアが中共ウイルスを使用して中共国旗を変えた後、オーストラリアメディアは最近、中共の「国章」にウイルスのマークを加えた。

中国はまだまだ感染が収まっていません。非常に危険です。

https://www.aboluowang.com/2020/0425/1442144.html

4/26希望之声<牡丹江医院发生大规模感染 各地派医疗队支援(视频)=牡丹江病院で大規模な感染が発生 各地の医療チームが支援(ビデオ)>最近、黒竜江省の牡丹江市にある2つの病院でクラスター感染が発生した。2人の医療スタッフを含む14人が確定診断され、多数の接触者を調査して隔離する必要がある。 牡丹江は大規模な疫病発生に対処することができず、各地から医療チームが支援のために派遣された。

その内、医療崩壊するのでは。

https://twitter.com/i/status/1254086014852755459

https://www.soundofhope.org/post/371353

4/26阿波羅新聞網<王健林消失了100天 从首富到负债4000亿=王建林は100日間姿を消した トップの金持ちから借金4,000億元までに>「清華大や北京大卒であれ、勇気があるものに敵わない」「私が稼いだ金は自分が使いたいように使う!」。かつて中国で最も富のあった人物で、万達グループの会長である王建林は、AMCシアターの家賃を支払うことができなかった。 王建林が100日間姿を消し、最も裕福な男性から「負債を持った」男性に変化し、4千億元の債務があることが明らかになった。

中国経済崩壊の始まりの象徴でしょう。

https://www.aboluowang.com/2020/0426/1442476.html

福島氏の記事を読んで、左翼は論理のすり替えがうまいと再度認識できました。南シナ海を侵略している中共に文句を言うのがヘイトと言うのでは。「コロナが悪いのであって、中国は悪くない」と言う言い方も責任を負わない態度です。やはり左翼リベラルは人間の品性を卑しくします。

記事

山東省青島市の軍港で行われた中国海軍の新型駆逐艦「南昌」の就役式典(資料写真、2020年1月12日、写真:新華社/アフロ)

(福島 香織:ジャーナリスト)

インド太平洋地域の安全保障の要である米海軍の4空母に新型コロナ感染が広がり、東アジア地域における米海軍のプレゼンスの空白が広がったことで、中国人民解放軍の挑発がエスカレートしている。単なる国内の不満を外部に向けるためのパフォーマンスとは思えない激しさであり、注視しておく必要がありそうだ。

「幻想を捨て、戦闘を準備せよ」

ぎょっとさせられたのは、解放軍東部戦区陸軍のSNS・微信における公式アカウント「人民前線」が4月15日の国家安全教育日に発信した「幻想を捨て、戦闘を準備せよ」のメッセージだ。印象的なので一部翻訳して紹介する。

「『幻想を捨て、戦争を準備せよ!』 この文章は、毛沢東が新中国建国前夜に発表した一篇の文章のタイトルだ。毛主席はかつてこう言った。『我々は平和を愛する。だが闘争もって平和を求めることは平和的に生き残ることであり、妥協を通じて平和を求めることは平和的に死ぬことである』。

・・・我々は1840年のアヘン戦争以来、列強によって迫害を受け、土地を割譲され、不平等条約によって数百もの理不尽な要求をのまされたことを忘れることはできないのである。

近年、一部学者は中日甲午戦争(日清戦争)で国運が逆転したことについて、清朝末期の軍隊が惨敗した教訓を検討し反省し、当時の官僚、軍事が戦争に直面しても危機意識が欠如していたことが重要な要因だとしている。

・・・『我々は長きにわたって重要な政治、外交、安全、軍事のリスクに直面している。・・・軍事手段を終始奥の手として維持しておくことを決して忘れてはならない』と習主席は民族復興の偉業を実現するという高みに立って、この伝統的で重厚で戦の栄光に輝く人民軍隊に絶えず警告を発してきた。

平和に栄える世は軍人にとって最高の褒賞であるが、太平の世に呆けてしまうことは軍隊の最大の敵である。戦争に従うべき規律はあるが、いつ起きるかはいかなる方法をもって対応しても、往々にして非常に不確実なものだ。“秒殺”の時代の現代戦争においては、時間上、空間上、躊躇している暇はますますなくなっており、準備不足が先手攻撃の機会を失って、甚だしきはやられてしまうこともある。十分に戦争前の準備をすることこそ、戦争の主導権を握るカギなのだ。

我々は新たな時代にすでに入っている。この“百年ぶりの未曾有の大変局”はまさに少しずつ時代を変質させているところなのだ。つまり我々がいまだ成し遂げていない民族の復興に近づいているのであり、いまだかつてない挑戦の圧力に直面している時代なのだ。国家がまさに強くなっていく重要な戦略的チャンスであり、国家安全の内側かと外側、時空領域、内外要素など深刻に変化しているところである。

新時代にはチャンスもあれば挑戦も脅威もある。我々は、人民民主専制の堅強な柱石として、国家安全環境の変動にぶれずに身を置き、安全領域を絶えず開拓する時代背景の中で、国家安全全体を見ながら軍事闘争準備工作の重要な指導を行い、内部に対しても外部に対しても、いつでもしっかりした認識を維持せねばならない。“戦で戦を止めることができる。戦争の準備があって戦争が避けられる。戦えなければやられるだけだ。”

今日は全民国家安全教育日。この特殊な日に、我々は重ねて言う。“幻想を捨て、戦闘の準備をせよ”のスローガンを。いかなる時も戦争を忘れてはならない。国の恥を忘れてはならない。いかなる時も安穏としてはならない。事前に準備することだ。

特に、軍隊として軍人として、危機意識、戦争意識を強化して練兵と戦争の準備を急ぎ、一旦有事になれば、積極的に出動し、あえてやって来る敵を消滅させること堅く決心するのだ」

まさしく、「軍靴の音」が聞こえてきそうなメッセージを解放軍が公式アカウントで発信したのだ。解放軍の「やるなら、今でしょ」という気持ちが前面にあふれている。

この戦闘準備号令のメッセージを発した解放軍東部戦区はかつての南京軍区を踏襲した軍隊で、台湾や日本の有事に備える戦区である。その東部戦区がそう遠くない未来に有事を想定して、毛沢東のスローガンを使って戦争準備を呼びかける。毛沢東の言う「幻想を捨て、戦闘を準備せよ」の幻想とは、米国に対する幻想だ。そして、いま解放軍が言うところの幻想も、米国に対する幻想のことを指しているのだろう。米国は圧倒的に中国より強大であるという幻想、中国と米国は戦略的パートナーとしてうまく付き合っていかねばならないという幻想、それらを否定し、戦う準備をせよ、ということだ。

台湾武力統一の開始時期を検討?

さら注意すべきは、解放軍がメッセージを発したのと同じ4月15日、国務院台湾事務弁公室が公式サイトで、「台湾武力統一はいつ開始すべきか? 解放軍専門家が読み解く」と題した論文を発表したことだ。

この論文には、元ミサイル部隊の退役軍人で戦略専門家の楊承軍の論文を引用する形で、台湾武力統一の諸条件や戦後処理などについての方針が書かれている。楊承軍は台湾の武力統一のきっかけとして、(1)台湾当局の独立宣言、(2)独立を問う公民投票の実施、(3)外国軍(米軍)の台湾配置、(4)台湾の核兵器開発再開、(5)台湾の大陸反攻、(6)台湾で大規模動乱が起きた時、といった6つの条件を挙げている。「これは、大陸が平和統一、一国二制度による大政府方針を放棄するという考えを代表するわけではない」との一文を付け加えてはいるものの、これまでになく具体的に台湾武力統一をとらえていることが伝わる。

解放軍が、政府の意向を無視して勇ましいことを吠えるのはままあるが、国務院台湾事務弁公室の公式サイトで掲載されているということは、中国政府としてこうした方針が打ち出されている、ということである。

もちろん、本当に台湾の武力統一をする気があるなら、こうした対外宣伝などせず、ひそかに準備を進め一気にやる方が成功率は高いわけなので、こうした中国の「戦争準備シグナル」は、見せかけであり、国内の新型コロナ肺炎による人民のストレスを発散させるための“外敵”作り、あるいはパンデミックのさなかで、米国や国際社会の反応を見るリトマス試験紙のようなものだという言い方はできる。だが、同時に、解放軍東部戦区の「幻想を捨て・・・」の中でも言及されているように、パンデミックで世界が混乱し、米軍の防衛機能が低下しているときこそ「いまだ成し遂げられていない民族復興のチャンス」であり、アヘン戦争の恨みを晴らす時だと考えていても、毛沢東チルドレンの習近平政権なら不思議ではない。

米海軍の原子力空母セオドア・ルーズベルト号など現役空母4艦隊で乗員に新型コロナの集団感染が発生し、対応をめぐって艦長および艦長代行が続けて解任された。その騒動を含めて、米海軍内部の混乱、軍事作戦能力の低下は世界中が知るところとなった。

解放軍にしてみれば、今こそ台湾武力統一の好機、と言いたいところだが、米軍が本当に弱り切っているのかどうかは外からは判断できない。ならば、それを確かめねばならない、というわけで、こういう派手な“宣伝”をやっている、という風にもとれる。

発言だけなら「宣伝」と切り捨てられるのだが、解放軍は具体的な行動も起こしている。4月10日にはH-6爆撃機、空挺早期警戒管制機JK-500、J-10戦闘機を含む解放軍空軍機集団が台湾西南方面海域からバシー海峡を通って西太平洋に入った。解放軍空軍の爆撃機などが台湾近海に入ってくるのは今年に入って6度目だ。台湾空軍機がスクランブル発進して、解放軍機集団は同じルートで戻った。

この後、米海軍イージス艦・バリーがこうした解放軍の威嚇をけん制するために台湾近海に入ってきたが、解放軍はミサイルフリゲート艦・南通を派遣してこれを追尾。4月11日には、空母遼寧が沖縄本島から宮古島間を通り、西太平洋に出てからバシー海峡を通って南シナ海に向かう示威行動を展開した。遼寧が宮古島のそばをすり抜けていくのは2019年から数えて4度目だ。

米国側は同じタイミングで、“準空母”とされるアメリカ級強襲揚陸艦と日本の護衛艦・あけぼの合同演習ビデオを、この遼寧の動きをけん制するために公開した。強襲揚陸艦を出すということは、島嶼奪還作戦を想定した訓練ということだ。

一方、中国政府はその1週間後の4月18日に海南省三沙市に新たに西沙区、南沙区を設立すると発表し、ベトナムなどと領有権を争う南シナ海のパラセル諸島と、ベトナム、フィリピン、台湾などと領有権を争うスプラトリー諸島を自国領土領海として管轄することを宣言。永興島(ウッディー島)と永暑島(ファイアリークロス島)にそれぞれの区人民政府を置くとした。ウッディー島もファイアリークロス島も、中国が武力と人海戦術で実行支配し、軍事要塞化している人工島だ。

またこの海域の25の島礁、暗礁など、および55の海底に中国語の呼称を制定。海底の地形にまで中国固有の名前を付け、領有を主張するつもりなのだ。中国地名委員会は1983年4月から南シナ海諸島の一部の島に標準地名を制定してきており、国際社会でその呼び名を広めることで無人の島や海底の実効支配化を進めている。

ハーグの常設仲裁裁判所の「南シナ海判決」(2016年7月12日)を無視して、ウッディー島やファイアリークロス島その他の島の軍事要塞化を進めていることは明らかな国際法違反であり、世界の顰蹙を買っているが、肝心の提訴したフィリピンのドゥテルテ大統領が中国の言いなりになってしまっている。

今の中国は「準軍事国家」

こういう動きを前述の「幻想を捨て」発言と合わせると、解放軍の挑発はパフォーマンス以上の現実味をもってくるだろう。

本気であろうが、パフォーマンスであろうが、100年ぶりの大パンデミックになろうかという世界共通の公衆衛生大災害の機に乗じて、外国の領土にちょっかいを出してくる中国共産党専制国家、今の習近平政権の卑怯さというものには、本当にイラっとさせられる。しかも、「習近平が孫子に例えられる戦略家である」との大キャンペーンが中国国内で展開されているのを見ると開いた口が塞がらない。毛沢東は希代の戦略家であったと知られるが、それ以上の孫子に自分を例えるとは、さすがに恥ずかしい。

だが、本当に腹立たしいのは、この期に及んで、「敵はウイルスであり、中国ではない」という中国の大対外宣伝の文言をそのまま繰り返して、私を含めてこうした危機感を訴える声に対して、「中国ヘイトの発言」としかとらえてくれない人が日本にも海外にも多すぎるということだ。

中国の今の体制は銃口から生まれた政権による「準軍事国家」であり、特に習近平政権は、毛沢東のやり方に心酔する毛沢東チルドレンだ。多少なりとも国際社会と歩調を合わせようとした鄧小平チルドレンの政権とは同じ国であっても大きく違うと考えるべきだ。パンダとシルクロードと三国志のふるさとであり、魅力的な大経済市場を抱えた友好の国だという幻想を捨てなければならないのは、私たちの方かもしれない。

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